JPH083076B2 - エマルジョンタイプ艶出し剤 - Google Patents
エマルジョンタイプ艶出し剤Info
- Publication number
- JPH083076B2 JPH083076B2 JP23761387A JP23761387A JPH083076B2 JP H083076 B2 JPH083076 B2 JP H083076B2 JP 23761387 A JP23761387 A JP 23761387A JP 23761387 A JP23761387 A JP 23761387A JP H083076 B2 JPH083076 B2 JP H083076B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicone oil
- oil
- emulsion
- viscosity
- amino
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ゴムやプラスチックなどの表面に光沢を与
える艶出し剤、特に自動車タイヤ等のゴムの艶出し剤と
して好適なものに関する。
える艶出し剤、特に自動車タイヤ等のゴムの艶出し剤と
して好適なものに関する。
（従来の技術と問題点） ゴムやプラスチックなどの表面に塗布し、その表面に
光沢を付与する艶出し剤としては、従来、シリコーンオ
イルを主成分とした溶剤タイプのものが大部分であった
が、オゾンクラック（亀裂）が発生し易いため、最近で
は油滴を水中に分散させたエマルジョンタイプの艶出し
剤が普及している。
光沢を付与する艶出し剤としては、従来、シリコーンオ
イルを主成分とした溶剤タイプのものが大部分であった
が、オゾンクラック（亀裂）が発生し易いため、最近で
は油滴を水中に分散させたエマルジョンタイプの艶出し
剤が普及している。
しかしながら、エマルジョンタイプのものは、耐亀裂
性が溶剤タイプのものに比べて優れているものの未だ充
分でない面があり、また光沢の持続性および保存経日安
定性にやや劣る欠点があった。
性が溶剤タイプのものに比べて優れているものの未だ充
分でない面があり、また光沢の持続性および保存経日安
定性にやや劣る欠点があった。
本発明はかかる問題点に鑑みなされたもので、耐亀裂
性のみならず、光沢持続性、保存経日安定性に優れたエ
マルジョンタイプ艶出し剤を提供することを目的とす
る。
性のみならず、光沢持続性、保存経日安定性に優れたエ
マルジョンタイプ艶出し剤を提供することを目的とす
る。
（問題点を達成するための手段） 上記目的を達成するためになされた本発明の艶出し剤
は、25℃における粘度が1000cs以上のアミノ変性シリコ
ーンオイルと同粘度が100〜1000csのジメチルシリコー
ンオイルからなる混合オイルを水中に分散させたエマル
ジョンであって、混合オイルの配合が重量％でアミノ変
性シリコーンオイル10〜30％、残部ジメチルシリコーン
オイルからなり、油滴の平均粒径が2.5μｍ以下である
ことを発明の構成とするものである。
は、25℃における粘度が1000cs以上のアミノ変性シリコ
ーンオイルと同粘度が100〜1000csのジメチルシリコー
ンオイルからなる混合オイルを水中に分散させたエマル
ジョンであって、混合オイルの配合が重量％でアミノ変
性シリコーンオイル10〜30％、残部ジメチルシリコーン
オイルからなり、油滴の平均粒径が2.5μｍ以下である
ことを発明の構成とするものである。
（作用） アミノ変性シリコーンオイルは、ジメチルシリコーン
オイルだけでは問題のある耐亀裂性の向上に寄与し、ま
た光沢の持続性を向上させることができる。アミノ変性
シリコーンオイルとジメチルシリコーンオイルとの混合
オイルにおいて、前者のオイルが10重量％未満ではこの
ような効果はほとんど生じず、また30重量％を越えると
赤茶色の変色が見られるため好ましくない。
オイルだけでは問題のある耐亀裂性の向上に寄与し、ま
た光沢の持続性を向上させることができる。アミノ変性
シリコーンオイルとジメチルシリコーンオイルとの混合
オイルにおいて、前者のオイルが10重量％未満ではこの
ような効果はほとんど生じず、また30重量％を越えると
赤茶色の変色が見られるため好ましくない。
アミノ変性シリコーンオイルの粘度（25℃における粘
度。以下同様）を1000cs以上にするのは、高粘度すなわ
ち高分子量のオイルを使用することにより光沢持続性を
向上させるためである。尚、望ましくは、1000〜3000cs
のものがよい。
度。以下同様）を1000cs以上にするのは、高粘度すなわ
ち高分子量のオイルを使用することにより光沢持続性を
向上させるためである。尚、望ましくは、1000〜3000cs
のものがよい。
一方、ジメチルシリコーンオイルの粘度を100〜1000c
sとするのは、100cs未満では光沢持続性が欠如し、一方
1000csを越えると、ゴム，プラスチック表面に艶出し剤
を塗布後、スポンジや布等を用いてこれを伸ばして拭き
取る際にシリコーンオイル被膜の膜厚が不均一となり易
く光沢むらが生じ易いからである。尚、前記アミノ変性
シリコーンオイルについて高粘度のものを使用しても問
題が生じないのは、同オイルは使用量が30重量％以下と
少ないからである。
sとするのは、100cs未満では光沢持続性が欠如し、一方
1000csを越えると、ゴム，プラスチック表面に艶出し剤
を塗布後、スポンジや布等を用いてこれを伸ばして拭き
取る際にシリコーンオイル被膜の膜厚が不均一となり易
く光沢むらが生じ易いからである。尚、前記アミノ変性
シリコーンオイルについて高粘度のものを使用しても問
題が生じないのは、同オイルは使用量が30重量％以下と
少ないからである。
因みに、第１表は、ジメチルシリコーンオイルのみと
水とのエマルジョン（同オイル含有量:20重量％、油滴
平均粒径:1μｍ）を調製し、これを用いて塗布性および
光沢持続性を調べた結果であり、100〜1000csで良好な
結果が得られることが知られる。
水とのエマルジョン（同オイル含有量:20重量％、油滴
平均粒径:1μｍ）を調製し、これを用いて塗布性および
光沢持続性を調べた結果であり、100〜1000csで良好な
結果が得られることが知られる。
エマルジョンにおける油滴粒径は、平均粒径で2.5μ
ｍ以下とする。2.5μｍを越えると保存経日安定性が劣
化し、また塗布時の均一性も損なわれるからである。
ｍ以下とする。2.5μｍを越えると保存経日安定性が劣
化し、また塗布時の均一性も損なわれるからである。
尚、エマルジョンにおけるオイル分の含有量は通常５
〜20重量％とされる。また、アミノ変性シリコーンオイ
ルとジメチルシリコーンオイルとは、両者の混合オイル
を水中に分散させてもよく、各々単独で分散させてもよ
い。
〜20重量％とされる。また、アミノ変性シリコーンオイ
ルとジメチルシリコーンオイルとは、両者の混合オイル
を水中に分散させてもよく、各々単独で分散させてもよ
い。
（実施例） 粒度350csのジメチルシリコーンオイルと粘度1200cs
のアミノ変性シリコーンオイルを第２表に示した割合
（重量％）で混合し、これを水中に分散させてNo.１〜
６のエマルジョンタイプ艶出し剤試料を調製した。エマ
ルジョン中の油濃度は15重量％、油滴平均粒経は１μｍ
とした。
のアミノ変性シリコーンオイルを第２表に示した割合
（重量％）で混合し、これを水中に分散させてNo.１〜
６のエマルジョンタイプ艶出し剤試料を調製した。エマ
ルジョン中の油濃度は15重量％、油滴平均粒経は１μｍ
とした。
この試料を加硫ゴムサンプルに塗布し、耐亀裂性、光
沢持続性、変色の有無を調べた。耐亀裂性はオゾン試験
器によって評価した。その結果を第２表に併せて示す。
沢持続性、変色の有無を調べた。耐亀裂性はオゾン試験
器によって評価した。その結果を第２表に併せて示す。
第２表より、本発明実施例に該当するNo.３〜５は、
耐亀裂性および光沢の持続性も良好であり、赤茶変色も
なく、良好な結果が得られた。
耐亀裂性および光沢の持続性も良好であり、赤茶変色も
なく、良好な結果が得られた。
次に、上記実施例と同様の粘度のアミノ変性シリコー
ンオイル20重量％、ジメチルシリコーンオイル80重量％
を用いて、No.７〜10の種々の油滴平均粒径のエマルジ
ョンタイプ艶出し剤試料を調製し、保存経日安定性を調
べた。その結果を第３表に示す。
ンオイル20重量％、ジメチルシリコーンオイル80重量％
を用いて、No.７〜10の種々の油滴平均粒径のエマルジ
ョンタイプ艶出し剤試料を調製し、保存経日安定性を調
べた。その結果を第３表に示す。
第３表より、本実施例に該当するNo.７〜９は、安定
性が良好なことが確かめられた。
性が良好なことが確かめられた。
（発明の効果） 以上説明した通り、本発明のエマルジョンタイプ艶出
し剤は、所定粘度のジメチルシリコーンオイルとアミノ
変性シリコーンオイルとを所要割合、所定油滴径のエマ
ルジョンとしたものであるから、艶出し効果や塗布性を
損なうことなく、耐亀裂性、光沢持続性、保存経日安定
性を大きく改善することができた。
し剤は、所定粘度のジメチルシリコーンオイルとアミノ
変性シリコーンオイルとを所要割合、所定油滴径のエマ
ルジョンとしたものであるから、艶出し効果や塗布性を
損なうことなく、耐亀裂性、光沢持続性、保存経日安定
性を大きく改善することができた。
Claims (1)
- 【請求項１】25℃における粘度が1000cs以上のアミノ変
性シリコーンオイルと同粘度が100〜1000csのジメチル
シリコーンオイルを水中に分散させたエマルジョンであ
って、オイルの配合が重量％でアミノ変性シリコーンオ
イル10〜30％、残部ジメチルシリコーンオイルからな
り、油滴の平均粒径が2.5μｍ以下であることを特徴と
するエマルジョンタイプ艶出し剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23761387A JPH083076B2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | エマルジョンタイプ艶出し剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23761387A JPH083076B2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | エマルジョンタイプ艶出し剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6475576A JPS6475576A (en) | 1989-03-22 |
| JPH083076B2 true JPH083076B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=17017910
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23761387A Expired - Lifetime JPH083076B2 (ja) | 1987-09-18 | 1987-09-18 | エマルジョンタイプ艶出し剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH083076B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0798920B2 (ja) * | 1991-10-02 | 1995-10-25 | 日華化学株式会社 | タイヤ用保護艶出し剤組成物 |
| JP4800496B2 (ja) * | 2001-02-21 | 2011-10-26 | 石原薬品株式会社 | 艶出し洗浄剤組成物 |
| JP3792225B2 (ja) * | 2003-11-25 | 2006-07-05 | 株式会社ソフト９９コーポレーション | タイヤの艶出し組成物 |
| JP5682095B2 (ja) | 2011-05-18 | 2015-03-11 | スリーボンドファインケミカル株式会社 | コーティング層及びコーティング層形成方法 |
-
1987
- 1987-09-18 JP JP23761387A patent/JPH083076B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6475576A (en) | 1989-03-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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