JPH0830769A - 投影画像回転表示方法および投影画像回転表示装置および医用画像診断装置 - Google Patents
投影画像回転表示方法および投影画像回転表示装置および医用画像診断装置Info
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- JPH0830769A JPH0830769A JP6167579A JP16757994A JPH0830769A JP H0830769 A JPH0830769 A JP H0830769A JP 6167579 A JP6167579 A JP 6167579A JP 16757994 A JP16757994 A JP 16757994A JP H0830769 A JPH0830769 A JP H0830769A
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- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 9
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- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 13
- 238000002591 computed tomography Methods 0.000 description 3
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- Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ３次元表示に比べて遠近感が得にくい投影イ
メージでも、遠近感が得られるようにし、３次元ボリュ
ームの立体的把握を容易にする。 【構成】 撮像装置で得た被検体のスキャンデータを取
り込んで２次元データ列または３次元データを生成する
（ステップＶ１）。２次元データ列または３次元データ
が規定する３次元ボリュームのセンターより手前または
奥に回転中心を設定する（ステップＶ２）。その回転中
心の回りに投影方向を回転させ、その回転範囲に複数の
投影方向を生成する（ステップＶ４）。各投影方向に沿
ってＭＩＰ処理を行い、投影イメージをそれぞれ作成す
る（ステップＶ５，Ｖ６）。それら投影イメージを回転
順に連続して表示する。 【効果】 投影イメージの回転表示のとき、投影方向の
奥の３次元ボリューム部分と手前の３次元ボリューム部
分とが投影イメージ上で異なる距離を移動するため、投
影イメージでも遠近感が得られるようになり、被検体の
立体的把握が容易になる。従って、診断を好適に行うこ
とが出来る。
メージでも、遠近感が得られるようにし、３次元ボリュ
ームの立体的把握を容易にする。 【構成】 撮像装置で得た被検体のスキャンデータを取
り込んで２次元データ列または３次元データを生成する
（ステップＶ１）。２次元データ列または３次元データ
が規定する３次元ボリュームのセンターより手前または
奥に回転中心を設定する（ステップＶ２）。その回転中
心の回りに投影方向を回転させ、その回転範囲に複数の
投影方向を生成する（ステップＶ４）。各投影方向に沿
ってＭＩＰ処理を行い、投影イメージをそれぞれ作成す
る（ステップＶ５，Ｖ６）。それら投影イメージを回転
順に連続して表示する。 【効果】 投影イメージの回転表示のとき、投影方向の
奥の３次元ボリューム部分と手前の３次元ボリューム部
分とが投影イメージ上で異なる距離を移動するため、投
影イメージでも遠近感が得られるようになり、被検体の
立体的把握が容易になる。従って、診断を好適に行うこ
とが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、投影画像回転表示方
法および投影画像回転表示装置および医用画像診断装置
に関する。さらに詳しくは、投影方向の回転順に複数の
投影画像を連続して表示する投影画像回転表示方法およ
び投影画像回転表示装置および医用画像診断装置に関す
る。
法および投影画像回転表示装置および医用画像診断装置
に関する。さらに詳しくは、投影方向の回転順に複数の
投影画像を連続して表示する投影画像回転表示方法およ
び投影画像回転表示装置および医用画像診断装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図８は、従来の医用画像診断装置の一例
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【０００３】この医用画像診断装置５００は、Ｘ線ＣＴ
（Ｃomputed Tomography）装置やＭＲＩ（Ｍagnetic Ｒ
esonance Imaging）装置や超音波診断装置などであり、
撮像装置１と、処理装置５２と，記憶装置３と，表示モ
ニタ４と，入力装置５とを具備して構成されている。前
記撮像装置１は、患者Ｋを複数の異なる位置あるいは異
なる時間でスキャンして得た各スライス（板状の撮像断
面領域）のスキャンデータを処理装置５２に渡す。前記
処理装置５２は、データ処理部２ａと、パラメータ設定
部２ｃと，投影方向生成部２ｄと、投影画像作成部２ｅ
と、投影画像表示部２ｆとを具備して構成されている。
（Ｃomputed Tomography）装置やＭＲＩ（Ｍagnetic Ｒ
esonance Imaging）装置や超音波診断装置などであり、
撮像装置１と、処理装置５２と，記憶装置３と，表示モ
ニタ４と，入力装置５とを具備して構成されている。前
記撮像装置１は、患者Ｋを複数の異なる位置あるいは異
なる時間でスキャンして得た各スライス（板状の撮像断
面領域）のスキャンデータを処理装置５２に渡す。前記
処理装置５２は、データ処理部２ａと、パラメータ設定
部２ｃと，投影方向生成部２ｄと、投影画像作成部２ｅ
と、投影画像表示部２ｆとを具備して構成されている。
【０００４】前記データ処理部２ａは、前記撮像装置１
から渡されたスキャンデータから各スライスの２次元画
像を作成する。そして、それら２次元画像を２次元デー
タ列として記憶装置３に格納する。あるいは、それらの
２次元画像から３次元データを作成して、記憶装置３に
格納する。図９に示すように、前記２次元データ列また
は３次元データから３次元ボリュームＶが規定される。
なお、ＡおよびＢは、撮像された臓器である。また、Ｃ
ｖは、３次元ボリュームＶのセンターである。前記臓器
Ａは前記センターＣｖより投影方向の奥にあり、前記臓
器Ｂは前記センターＣｖより投影方向の手前にあるもの
とする。
から渡されたスキャンデータから各スライスの２次元画
像を作成する。そして、それら２次元画像を２次元デー
タ列として記憶装置３に格納する。あるいは、それらの
２次元画像から３次元データを作成して、記憶装置３に
格納する。図９に示すように、前記２次元データ列また
は３次元データから３次元ボリュームＶが規定される。
なお、ＡおよびＢは、撮像された臓器である。また、Ｃ
ｖは、３次元ボリュームＶのセンターである。前記臓器
Ａは前記センターＣｖより投影方向の奥にあり、前記臓
器Ｂは前記センターＣｖより投影方向の手前にあるもの
とする。
【０００５】前記パラメータ設定部２ｃは、前記３次元
ボリュームＶに対する開始投影方向θｓおよび終了投影
方向θｅを、入力装置５を介し、操作者から受け取る。
前記投影方向生成部２ｄは、図１０に示すように、前記
３次元ボリュームＶのセンターＣｖを回転中心として、
開始投影方向θｓから終了投影方向θｅまで投影方向を
回転させた場合の回転範囲中に、複数の投影方向を生成
する。前記投影画像作成部２ｅは、図１１に示すよう
に、各投影方向に沿ってＭＩＰ処理（Ｍaximum Intensi
ty Ｐrojection処理の略称であるが、この発明において
は最大値の投影画像だけでなく、最小値，平均値，差分
値などの投影画像を作成する処理も含む）を行い、複数
の投影画像Ｇ(θｓ)〜Ｇ(θｅ)をそれぞれ作成する。
ボリュームＶに対する開始投影方向θｓおよび終了投影
方向θｅを、入力装置５を介し、操作者から受け取る。
前記投影方向生成部２ｄは、図１０に示すように、前記
３次元ボリュームＶのセンターＣｖを回転中心として、
開始投影方向θｓから終了投影方向θｅまで投影方向を
回転させた場合の回転範囲中に、複数の投影方向を生成
する。前記投影画像作成部２ｅは、図１１に示すよう
に、各投影方向に沿ってＭＩＰ処理（Ｍaximum Intensi
ty Ｐrojection処理の略称であるが、この発明において
は最大値の投影画像だけでなく、最小値，平均値，差分
値などの投影画像を作成する処理も含む）を行い、複数
の投影画像Ｇ(θｓ)〜Ｇ(θｅ)をそれぞれ作成する。
【０００６】前記投影画像表示部２ｆは、前記複数の投
影画像Ｇ(θｓ)〜Ｇ(θｅ)を回転順に連続して表示モニ
タ４に表示する。そこで、図１２に示すように、表示モ
ニタ４上では、投影方向の回転につれて、臓器Ａ，Ｂが
移動して見えることとなる。
影画像Ｇ(θｓ)〜Ｇ(θｅ)を回転順に連続して表示モニ
タ４に表示する。そこで、図１２に示すように、表示モ
ニタ４上では、投影方向の回転につれて、臓器Ａ，Ｂが
移動して見えることとなる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の医用画像診
断装置５００では、３次元ボリュームＶのセンターＣｖ
を回転中心として投影方向を回転している。これは、観
察方向から３次元ボリュームＶを見た表面画像を表示す
る３次元表示における観察方向の回転と合わせているた
めである。一般に行なわれる３次元表示は、それぞれの
観察方向の画像が各点の輝度などにより、各々奥行き方
向の情報を持っているために、観察方向の３６０゜回転
を行うことができ、よって３次元ボリュームＶのセンタ
ーＣｖを回転中心としている。しかし、投影画像Ｇそれ
ぞれには奥行き方向の情報がないため、３次元ボリュー
ムＶのセンターＣｖを回転中心としたときに投影方向を
１８０゜反転して得られる２枚の投影画像Ｇ（θ），Ｇ
（θ＋１８０゜）は同一となり、よって、通常１８０゜
を越える投影方向の回転は意味がない。また、回転表示
を行なった場合、投影画像Ｇ上での対象物の動く範囲
は、投影方向の回転中心からの距離に対応するが、３次
元ボリュームＶのセンターＣｖを投影方向の回転中心と
して連続表示させるとき、センターＣｖを挟んで手前と
奥にある臓器Ａ，Ｂは、図１２に示すように、投影画像
Ｇ上で反対の方向に動くため、臓器Ａ，Ｂの奥行き配置
（センターＣｖとの関係）の把握が困難になる問題点が
ある。そこで、この発明の目的は、３次元表示に比べて
奥行き配置の把握が得にくい投影画像でも遠近感を得ら
れるようにし、３次元ボリュームの立体的把握を容易に
した医用画像診断装置における投影画像回転表示方法お
よび医用画像診断装置を提供することにある。
断装置５００では、３次元ボリュームＶのセンターＣｖ
を回転中心として投影方向を回転している。これは、観
察方向から３次元ボリュームＶを見た表面画像を表示す
る３次元表示における観察方向の回転と合わせているた
めである。一般に行なわれる３次元表示は、それぞれの
観察方向の画像が各点の輝度などにより、各々奥行き方
向の情報を持っているために、観察方向の３６０゜回転
を行うことができ、よって３次元ボリュームＶのセンタ
ーＣｖを回転中心としている。しかし、投影画像Ｇそれ
ぞれには奥行き方向の情報がないため、３次元ボリュー
ムＶのセンターＣｖを回転中心としたときに投影方向を
１８０゜反転して得られる２枚の投影画像Ｇ（θ），Ｇ
（θ＋１８０゜）は同一となり、よって、通常１８０゜
を越える投影方向の回転は意味がない。また、回転表示
を行なった場合、投影画像Ｇ上での対象物の動く範囲
は、投影方向の回転中心からの距離に対応するが、３次
元ボリュームＶのセンターＣｖを投影方向の回転中心と
して連続表示させるとき、センターＣｖを挟んで手前と
奥にある臓器Ａ，Ｂは、図１２に示すように、投影画像
Ｇ上で反対の方向に動くため、臓器Ａ，Ｂの奥行き配置
（センターＣｖとの関係）の把握が困難になる問題点が
ある。そこで、この発明の目的は、３次元表示に比べて
奥行き配置の把握が得にくい投影画像でも遠近感を得ら
れるようにし、３次元ボリュームの立体的把握を容易に
した医用画像診断装置における投影画像回転表示方法お
よび医用画像診断装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】第１の観点では、この発
明は、２次元データ列または３次元データを基にして、
開始投影方向から終了投影方向までの回転範囲の複数の
投影方向に沿っての投影画像をそれぞれ作成し、それら
投影画像を回転順に連続して表示する投影画像回転表示
方法において、前記２次元データ列または３次元データ
が規定する３次元ボリュームのセンターより奥または手
前に回転中心を置いて前記投影方向を回転させることを
特徴とする投影画像回転表示方法を提供する。
明は、２次元データ列または３次元データを基にして、
開始投影方向から終了投影方向までの回転範囲の複数の
投影方向に沿っての投影画像をそれぞれ作成し、それら
投影画像を回転順に連続して表示する投影画像回転表示
方法において、前記２次元データ列または３次元データ
が規定する３次元ボリュームのセンターより奥または手
前に回転中心を置いて前記投影方向を回転させることを
特徴とする投影画像回転表示方法を提供する。
【０００９】第２の観点では、この発明は、２次元デー
タ列または３次元データを基にして、開始投影方向から
終了投影方向までの回転範囲の複数の投影方向に沿って
の投影画像をそれぞれ作成し、それら投影画像を回転順
に連続して表示する投影画像回転表示装置において、前
記２次元データ列または３次元データが規定する３次元
ボリュームのセンターより奥または手前に回転中心を設
定する回転中心設定手段を具備したことを特徴とする投
影画像回転表示装置を提供する。
タ列または３次元データを基にして、開始投影方向から
終了投影方向までの回転範囲の複数の投影方向に沿って
の投影画像をそれぞれ作成し、それら投影画像を回転順
に連続して表示する投影画像回転表示装置において、前
記２次元データ列または３次元データが規定する３次元
ボリュームのセンターより奥または手前に回転中心を設
定する回転中心設定手段を具備したことを特徴とする投
影画像回転表示装置を提供する。
【００１０】第３の観点では、この発明は、被検体を撮
像して得られた２次元データ列または３次元データを基
にして、開始投影方向から終了投影方向までの回転範囲
の複数の投影方向に沿っての投影画像をそれぞれ作成
し、それら投影画像を回転順に連続して表示する医用画
像診断装置において、前記２次元データ列または３次元
データが規定する３次元ボリュームのセンターより奥ま
たは手前に回転中心を設定する回転中心設定手段を具備
したことを特徴とする医用画像診断装置を提供する。
像して得られた２次元データ列または３次元データを基
にして、開始投影方向から終了投影方向までの回転範囲
の複数の投影方向に沿っての投影画像をそれぞれ作成
し、それら投影画像を回転順に連続して表示する医用画
像診断装置において、前記２次元データ列または３次元
データが規定する３次元ボリュームのセンターより奥ま
たは手前に回転中心を設定する回転中心設定手段を具備
したことを特徴とする医用画像診断装置を提供する。
【００１１】
【作用】この発明の医用画像診断装置における投影画像
回転表示方法よび医用画像診断装置では、２次元データ
列または３次元データが規定する３次元ボリュームのセ
ンターより奥または手前に回転中心を置いて投影方向を
回転させ、その回転範囲の複数の投影方向に沿っての投
影画像をそれぞれ作成し、それら投影画像を回転順に連
続して表示する。そこで、２次元データ列または３次元
データが規定する３次元ボリュームのセンターにかかわ
らず、投影方向の回転中心から見て奥のみ又は手前のみ
に着目している部分が配置されるように投影方向の回転
中心を設定すれば、投影方向を回転させたとき、着目し
ている部分が投影画像上で同一方向に動くことになり、
遠近感が得られ、３次元ボリュームの立体的把握が容易
になる。
回転表示方法よび医用画像診断装置では、２次元データ
列または３次元データが規定する３次元ボリュームのセ
ンターより奥または手前に回転中心を置いて投影方向を
回転させ、その回転範囲の複数の投影方向に沿っての投
影画像をそれぞれ作成し、それら投影画像を回転順に連
続して表示する。そこで、２次元データ列または３次元
データが規定する３次元ボリュームのセンターにかかわ
らず、投影方向の回転中心から見て奥のみ又は手前のみ
に着目している部分が配置されるように投影方向の回転
中心を設定すれば、投影方向を回転させたとき、着目し
ている部分が投影画像上で同一方向に動くことになり、
遠近感が得られ、３次元ボリュームの立体的把握が容易
になる。
【００１２】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの発明をさら
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。図１は、この発明の医用画像診断装
置の一実施例の構成図である。この医用画像診断装置１
００は、Ｘ線ＣＴ装置やＭＲＩ装置や超音波診断装置な
どであり、撮像装置１と、処理装置２と，記憶装置３
と，表示モニタ４と，入力装置５とを具備して構成され
ている。前記撮像装置１は、患者Ｋを複数の異なる位置
であるいは異なる時間にスキャンして得た各スライスの
スキャンデータを処理装置２に渡す。前記処理装置２
は、データ処理部２ａと、回転中心設定部２ｂと、パラ
メータ設定部２ｃと，投影方向生成部２ｄと、投影画像
作成部２ｅと、投影画像表示部２ｆとを具備して構成さ
れている。
に詳しく説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。図１は、この発明の医用画像診断装
置の一実施例の構成図である。この医用画像診断装置１
００は、Ｘ線ＣＴ装置やＭＲＩ装置や超音波診断装置な
どであり、撮像装置１と、処理装置２と，記憶装置３
と，表示モニタ４と，入力装置５とを具備して構成され
ている。前記撮像装置１は、患者Ｋを複数の異なる位置
であるいは異なる時間にスキャンして得た各スライスの
スキャンデータを処理装置２に渡す。前記処理装置２
は、データ処理部２ａと、回転中心設定部２ｂと、パラ
メータ設定部２ｃと，投影方向生成部２ｄと、投影画像
作成部２ｅと、投影画像表示部２ｆとを具備して構成さ
れている。
【００１３】図２は、上記処理装置２における投影画像
回転表示処理のフローチャートである。ステップＶ１で
は、データ処理部２ａは、撮像装置１からスキャンデー
タを取り込み、各スライスの２次元画像を作成する。そ
して、それら２次元画像を２次元データ列として記憶装
置３に格納する。あるいは、それらの２次元画像から３
次元データを作成して、記憶装置３に格納する。図３に
示すように、前記２次元データ列または３次元データか
ら３次元ボリュームＶが規定される。ＡおよびＢは、撮
像された臓器である。Ｃｖは、３次元ボリュームＶのセ
ンターである。前記臓器Ａは前記センターＣｖより投影
方向の奥にあり、前記臓器Ｂは前記センターＣｖより投
影方向の手前にあるとする。
回転表示処理のフローチャートである。ステップＶ１で
は、データ処理部２ａは、撮像装置１からスキャンデー
タを取り込み、各スライスの２次元画像を作成する。そ
して、それら２次元画像を２次元データ列として記憶装
置３に格納する。あるいは、それらの２次元画像から３
次元データを作成して、記憶装置３に格納する。図３に
示すように、前記２次元データ列または３次元データか
ら３次元ボリュームＶが規定される。ＡおよびＢは、撮
像された臓器である。Ｃｖは、３次元ボリュームＶのセ
ンターである。前記臓器Ａは前記センターＣｖより投影
方向の奥にあり、前記臓器Ｂは前記センターＣｖより投
影方向の手前にあるとする。
【００１４】図２に戻り、ステップＶ２では、回転中心
設定部２ｂは、投影方向の回転中心ＲＣを、入力装置５
を介して、操作者から受け取る。この場合、図４の
（ａ）に示すように、設定する全ての投影方向に対し
て、投影方向と直交し回転中心ＲＣを通る面と着目して
いる部分Ｑとが交差しないように回転中心ＲＣを決める
のが好ましい。あるいは、どのような場合でも正しく遠
近感が得られるように、回転中心ＲＣを３次元ボリュー
ムＶの外に固定してもよい。このときは、図４の（ｂ）
に示すように、設定する全ての投影方向に対して、投影
方向と直交し回転中心ＲＣを通る面と３次元ボリューム
Ｖとが交差しないように回転中心ＲＣを決めるのが好ま
しい。
設定部２ｂは、投影方向の回転中心ＲＣを、入力装置５
を介して、操作者から受け取る。この場合、図４の
（ａ）に示すように、設定する全ての投影方向に対し
て、投影方向と直交し回転中心ＲＣを通る面と着目して
いる部分Ｑとが交差しないように回転中心ＲＣを決める
のが好ましい。あるいは、どのような場合でも正しく遠
近感が得られるように、回転中心ＲＣを３次元ボリュー
ムＶの外に固定してもよい。このときは、図４の（ｂ）
に示すように、設定する全ての投影方向に対して、投影
方向と直交し回転中心ＲＣを通る面と３次元ボリューム
Ｖとが交差しないように回転中心ＲＣを決めるのが好ま
しい。
【００１５】図２に戻り、ステップＶ３では、パラメー
タ設定部２ｃは、前記３次元ボリュームＶの回転中心Ｒ
Ｃに対する開始投影方向θｓおよび終了投影方向θｅ
を、入力装置５を介し、操作者から受け取る。なお、開
始投影方向θｓおよび終了投影方向θｅの代りに、開始
投影方向θｓおよび回転範囲Δθを操作者から受け取っ
てもよい。さらに、パラメータ設定部２ｃは、投影方向
を回転させた場合の全投影方向数Ｎあるいは投影方向間
の角度差Δφを、入力装置５を介し、操作者から受け取
る。なお、これらのパラメータは固定値として与えても
よい。
タ設定部２ｃは、前記３次元ボリュームＶの回転中心Ｒ
Ｃに対する開始投影方向θｓおよび終了投影方向θｅ
を、入力装置５を介し、操作者から受け取る。なお、開
始投影方向θｓおよび終了投影方向θｅの代りに、開始
投影方向θｓおよび回転範囲Δθを操作者から受け取っ
てもよい。さらに、パラメータ設定部２ｃは、投影方向
を回転させた場合の全投影方向数Ｎあるいは投影方向間
の角度差Δφを、入力装置５を介し、操作者から受け取
る。なお、これらのパラメータは固定値として与えても
よい。
【００１６】ステップＶ４では、投影方向生成部２ｄ
は、図５に示すように、前記回転中心ＲＣの回りに、開
始投影方向θｓから終了投影方向θｅまで投影方向をＮ
方向分あるいはΔφずつ回転させた場合の複数の投影方
向を生成する。
は、図５に示すように、前記回転中心ＲＣの回りに、開
始投影方向θｓから終了投影方向θｅまで投影方向をＮ
方向分あるいはΔφずつ回転させた場合の複数の投影方
向を生成する。
【００１７】図２に戻り、ステップＶ５，Ｖ６では、投
影画像作成部２ｅは、図６に示すように、各投影方向に
沿ってＭＩＰ処理を行い、複数の投影画像Ｇ（θｓ）〜
Ｇ（θｅ）をそれぞれ作成する。
影画像作成部２ｅは、図６に示すように、各投影方向に
沿ってＭＩＰ処理を行い、複数の投影画像Ｇ（θｓ）〜
Ｇ（θｅ）をそれぞれ作成する。
【００１８】図２に戻り、ステップＶ７では、投影画像
表示部２ｆは、前記複数の投影画像Ｇ(θｓ)〜Ｇ(θｅ)
を回転順に連続して表示モニタ４に表示する。そこで、
図７に示すように、表示モニタ４上では、投影方向の回
転につれて、臓器Ａ，Ｂが移動して見えることとなる。
このとき、投影方向の奥の３次元ボリューム部分と手前
の３次元ボリューム部分とが投影画像Ｇ上で異なる距離
を移動する。回転中心ＲＣが奥にあるため、移動距離の
大きな部分は比較的手前にあり、移動距離の小さな部分
は比較的奥にあることになる。このため、遠近感が得ら
れて、３次元ボリュームＶの立体的把握が容易になる。
表示部２ｆは、前記複数の投影画像Ｇ(θｓ)〜Ｇ(θｅ)
を回転順に連続して表示モニタ４に表示する。そこで、
図７に示すように、表示モニタ４上では、投影方向の回
転につれて、臓器Ａ，Ｂが移動して見えることとなる。
このとき、投影方向の奥の３次元ボリューム部分と手前
の３次元ボリューム部分とが投影画像Ｇ上で異なる距離
を移動する。回転中心ＲＣが奥にあるため、移動距離の
大きな部分は比較的手前にあり、移動距離の小さな部分
は比較的奥にあることになる。このため、遠近感が得ら
れて、３次元ボリュームＶの立体的把握が容易になる。
【００１９】
【発明の効果】この発明の投影画像回転表示方法および
投影画像回転表示方法および医用画像診断装置によれ
ば、投影画像の回転表示のとき、投影方向の奥の３次元
ボリューム部分と手前の３次元ボリューム部分とが投影
画像上で異なる距離を移動する。もし、回転中心が奥に
あるなら、移動距離の大きな部分はより手前にあり、移
動距離の小さな部分はより奥にある。このため、３次元
表示に比べて遠近感が得にくい投影画像でも遠近感が得
られるようになり、被検体の立体的把握が容易になる。
従って、診断を好適に行うことが出来る。
投影画像回転表示方法および医用画像診断装置によれ
ば、投影画像の回転表示のとき、投影方向の奥の３次元
ボリューム部分と手前の３次元ボリューム部分とが投影
画像上で異なる距離を移動する。もし、回転中心が奥に
あるなら、移動距離の大きな部分はより手前にあり、移
動距離の小さな部分はより奥にある。このため、３次元
表示に比べて遠近感が得にくい投影画像でも遠近感が得
られるようになり、被検体の立体的把握が容易になる。
従って、診断を好適に行うことが出来る。
【図１】この発明の医用画像診断装置の一実施例の構成
図である。
図である。
【図２】図１の医用画像診断装置の動作を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図３】３次元ボリュームと投影方向の説明図である。
【図４】回転中心の設定の説明図である。
【図５】複数の投影方向の生成の説明図である。
【図６】複数の投影画像の説明図である。
【図７】投影画像上での臓器の移動の説明図である。
【図８】従来の医用画像診断装置の一例を示す構成図で
ある。
ある。
【図９】３次元ボリュームと投影方向の説明図である。
【図１０】複数の投影方向の生成の説明図である。
【図１１】複数の投影画像の説明図である。
【図１２】投影画像上での臓器の移動の説明図である。
１００ 医用画像診断装置 １ 撮像装置 ２ 処理装置 ２ａ データ処理部 ２ｂ 回転中心設定部 ２ｃ パラメータ設定部 ２ｄ 投影方向生成部 ２ｅ 投影画像作成部 ２ｆ 投影画像表示部 θｓ 開始投影方向 θｅ 終了投影方向 Ａ，Ｂ 臓器 Ｖ ３次元ボリューム Ｃｖ ３次元ボリュームのセンター ＲＣ 回転中心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｂ 6/03 ３６０ Ｎ 7517−2Ｊ 8/00 7517−2Ｊ (72)発明者 沈 雲 東京都日野市旭が丘４丁目７番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内
Claims (3)
- 【請求項１】 ２次元データ列または３次元データを基
にして、開始投影方向から終了投影方向までの回転範囲
の複数の投影方向に沿っての投影画像をそれぞれ作成
し、それら投影画像を回転順に連続して表示する投影画
像回転表示方法において、 前記２次元データ列または３次元データが規定する３次
元ボリュームのセンターより奥または手前に回転中心を
置いて前記投影方向を回転させることを特徴とする投影
画像回転表示方法。 - 【請求項２】 ２次元データ列または３次元データを基
にして、開始投影方向から終了投影方向までの回転範囲
の複数の投影方向に沿っての投影画像をそれぞれ作成
し、それら投影画像を回転順に連続して表示する投影画
像回転表示装置において、 前記２次元データ列または３次元データが規定する３次
元ボリュームのセンターより奥または手前に回転中心を
設定する回転中心設定手段を具備したことを特徴とする
投影画像回転表示装置。 - 【請求項３】 被検体を撮像して得られた２次元データ
列または３次元データを基にして、開始投影方向から終
了投影方向までの回転範囲の複数の投影方向に沿っての
投影画像をそれぞれ作成し、それら投影画像を回転順に
連続して表示する医用画像診断装置において、 前記２次元データ列または３次元データが規定する３次
元ボリュームのセンターより奥または手前に回転中心を
設定する回転中心設定手段を具備したことを特徴とする
医用画像診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6167579A JPH0830769A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 投影画像回転表示方法および投影画像回転表示装置および医用画像診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6167579A JPH0830769A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 投影画像回転表示方法および投影画像回転表示装置および医用画像診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0830769A true JPH0830769A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15852371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6167579A Pending JPH0830769A (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 投影画像回転表示方法および投影画像回転表示装置および医用画像診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830769A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7697744B2 (en) | 2001-03-06 | 2010-04-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray diagnostic apparatus and image processor |
| US10636196B2 (en) | 2017-10-03 | 2020-04-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, method of controlling image processing apparatus and non-transitory computer-readable storage medium |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP6167579A patent/JPH0830769A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7697744B2 (en) | 2001-03-06 | 2010-04-13 | Kabushiki Kaisha Toshiba | X-ray diagnostic apparatus and image processor |
| US10636196B2 (en) | 2017-10-03 | 2020-04-28 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing apparatus, method of controlling image processing apparatus and non-transitory computer-readable storage medium |
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