JP2001276066A - 三次元画像処理装置 - Google Patents

三次元画像処理装置

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JP2001276066A
JP2001276066A JP2000091015A JP2000091015A JP2001276066A JP 2001276066 A JP2001276066 A JP 2001276066A JP 2000091015 A JP2000091015 A JP 2000091015A JP 2000091015 A JP2000091015 A JP 2000091015A JP 2001276066 A JP2001276066 A JP 2001276066A
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JP2000091015A
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Toshiya Waku
敏哉 和久
Keisuke Hashimoto
敬介 橋本
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波診断装置の特徴を生かした三次元画像
処理を行う三次元画像処理装置を提供する。 【解決手段】 ボリュームデータに切断面を設定するこ
とで、複数の分割データを生成する。分割データ毎に独
立した光源を設け、独立したボクセル追跡処理を行う。
得られた各投影画像を合成することで、各切断面が見開
きとなる合成画像を生成し、リアルタイム表示する三次
元画像表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波診断装置等
と組み合わせて使用可能な三次元画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】医療用画像機器は、被検体についての多
くの情報を画像により提供するものであり、疾病の診
断、治療や手術計画等を初めとする多くの医療行為にお
いて重要な役割を果たしている。現在では、主な医療用
画像機器として、超音波診断装置、X線CT装置、磁気
共鳴イメージング(MRI)装置、核医学診断装置等が
ある。その中でも超音波診断装置は、画像化の対象とな
る物理量が超音波であるという特性から、他の医療用診
断機器にはない種々の特徴を有している。この超音波診
断装置について、特に大きな特徴について述べると、以
下のようである。
【0003】超音波診断装置は、通常、複数の撮影モー
ドを有しており、撮影対象に応じたモード選択が可能で
ある。例えば、Bモードと称される撮影方式は、被検体
内部の超音波の伝達速度の違いを輝度の変化として画像
化するものであり、組織そのものを表示する場合に適し
ている。また、ドップラモードと称される撮影方式は、
血管内を流れる赤血球により散乱された反射波の変化を
画像化するものであり、血流情報を表示する場合に適し
ている。
【0004】さらに、超音波診断装置は、上述の表示形
態による断層画像を重ねて経時的に表示する、又は複数
枚を経時的に並べて同時に表示する等のリアルタイム表
示が可能である。このリアルタイム表示によれば、臓器
等の現実動作を疑似画像として見ることが可能であり、
医療分野におけるその有効性は多大なものである。
【0005】一方、医療分野における三次元画像処理技
術は、著しい発展を遂げている。特に三次元画像を利用
した診断等は、内臓等の構造を非侵襲的に、そして立体
的に把握できる診断法として、大きな割合を占めるもの
となっている。診断等に利用される三次元画像処理装置
は、通常、上述した超音波診断装置に代表される医療用
撮影機器と組み合わせて使用される。すなわち、三次元
画像処理装置は、それぞれの医療用撮影機器の撮影方式
による断層画像を収集してボリュームデータを生成し、
所定の処理を施して三次元画像を表示する装置として利
用されている。この断層画像から生成されたボリューム
データを立体的に表示する方法については、種々の方法
が開発されている。例えば、所定の撮影方式によるボリ
ュームデータから閾値処理を行って表面を抽出し、当該
表面を三次元的に表示するサーフェスレンダリング、ボ
リュームデータを構成する個々の画素値に不透明度や色
を割り当て、データそのものを三次元的に表示するボリ
ュームレンダリング、また、特願平10−275354
号に開示されている、MPR画像とサーフェスレンダリ
ング画像若しくはボリュームレンダリング画像とを合成
して表示するフュージョンレンダリング等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た三次元画像処理は、被写体から測定する物理量は装置
によって異なるにも関わらず、装置断層画像を撮影した
装置によってその画像処理を区別することなく、一律的
な技術を適用していることが多い。超音波診断装置にお
ける三次元画像処理について考察すると、それぞれ目的
とする対象が異なる複数の撮影モードが存在するにも関
らず、X線CT装置やMRIと同様な画像処理が行われてお
り、その特性が十分考慮されたものではなかった。従っ
て、例えば、超音波により心臓や腹部臓器等を撮影し従
来の画像処理を施した画像は、一般にコントラストが低
いものとなり、その輪郭等がはっきりしないことが多
い。
【0007】また、複数の撮影モードを有することやリ
アルタイム表示が可能であること等により、他の医療用
画像機器にはない独自の表示技術が考えられる余地があ
る。
【0008】更に、上記複数のイメージング装置によっ
て得られるボリュームデータを複合して見たいという要
望もあり、表示方法の確立が急がれる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、超音波診断装置の特性を考慮し、
被検体について適切な画像化を行うことで、医療におけ
る診断能の向上を実現する三次元画像装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】(1)本発明は、一以上のボリュームデー
タを記憶する記憶手段と、前記ボリュームデータのそれ
ぞれに対し切断面を設定することで、当該各ボリューム
データから複数の分割ボリュームデータを生成する生成
手段と、前記各分割ボリュームデータに対して、任意の
方向からの投影画像を生成する画像生成手段と、前記各
投影画像を合成した合成画像を生成する合成画像生成手
段と、前記合成画像を表示する表示手段と、を具備する
ことを特徴とする三次元画像処理装置である。
【0011】(2)本発明は、(1)の装置において、
前記画像生成手段は、前記ボリュームデータのそれぞれ
に対して複数の切断面を設定し、各ボリュームデータか
ら3以上の分割ボリュームデータを生成する機能を有す
ることを特徴としている。
【0012】(3)本発明は、(1)の装置において、
前記画像生成手段は、前記ボリュームデータ毎に独立な
切断面を設定することで、各ボリュームデータから分割
ボリュームデータを生成する機能を有することを特徴と
している。
【0013】(4)本発明は、一以上のボリュームデー
タを記憶する手段と、上記ボリュームデータのそれぞれ
に対し切断面を設定することで、当該各ボリュームデー
タから複数の分割ボリュームデータを生成する生成手段
と、前記分割ボリュームデータのそれぞれに対して相似
変換を行い、複数の変換ボリュームデータを生成する変
換手段と、前記各変換ボリュームデータに対して、任意
の方向からの投影画像を生成する画像生成手段と、前記
各投影画像を表示する表示手段と、を具備することを特
徴とする三次元画像処理装置である。
【0014】(5)本発明は、(4)の装置において、
前記画像生成手段は、前記ボリュームデータのそれぞれ
に対して複数の切断面を設定し、各ボリュームデータか
ら3以上の分割ボリュームデータを生成する機能を有す
ることを特徴としている。
【0015】(6)本発明は、(4)の装置において、
前記画像生成手段は、前記ボリュームデータ毎に独立な
切断面を設定することで、各ボリュームデータから分割
ボリュームデータを生成する機能を有することを特徴と
している。
【0016】(7)本発明は、一以上のボリュームデー
タを記憶する記憶手段と、前記ボリュームデータのそれ
ぞれに対し切断面を設定することで、当該各ボリューム
データから複数の分割ボリュームデータを生成する生成
手段と、前記各分割ボリュームデータに対して、任意の
方向からの投影画像を生成する画像生成手段と、前記各
投影画像を表示する表示手段と、を具備することを特徴
とする三次元画像処理装置である。
【0017】(8)本発明は、(7)の装置において、
前記画像生成手段は、前記ボリュームデータのそれぞれ
に対して複数の切断面を設定し、各ボリュームデータか
ら3以上の分割ボリュームデータを生成する機能を有す
ることを特徴としている。
【0018】(9)本発明は、(1)の装置において、
前記生成手段は、前記ボリュームデータ毎に独立な切断
面を設定することで、各ボリュームデータから分割ボリ
ュームデータを生成する機能を有することを特徴として
いる。
【0019】(10)本発明は、(1)、(4)(7)
のうちいずれか一つの装置において、前記画像生成手段
は、一つのボリューム或いは分割ボリュームに対して、
複数の異なる投影法によって投影画像を生成することを
特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態〜第
4実施形態を図面に従って説明する。
【0021】(第1の実施形態)第1の実施形態におい
ては、一のボリュームデータを所定の切断面で分割し、
当該面に関して見開き状態の三次元画像としてリアルタ
イム表示する三次元画像処理装置について説明する。な
お、当該一のボリュームデータについては、撮影形態を
問わない。すなわち、Bモード、カラードプラモードの
いずれの撮影形態によって得られたボリュームデータで
あってもかまわない。
【0022】図1は、各実施形態に係る三次元画像処理
装置2を有する超音波診断装置1の概略構成を示してい
る。
【0023】図1において、超音波診断装置1は患者1
0の被写体12をイメージングする医療用画像機器であ
る。
【0024】同図において、イメージング用超音波プロ
ーブ20は、患者10内の被写体12を含む生体内領域
14に監視用超音波を照射するための接触子であり、圧
電素子で形成されている。
【0025】送受信回路22は、組織そのものを表示す
る場合に適したBモード、血流情報を表示する場合に適
したドップラモード等、所定の撮影モードによる電気信
号を音波として生体内領域14へ照射し、また、生体内
領域14からの反射音波を受波する回路である。そし
て、受波した音波の電気信号は次段のBモード処理部2
4とCFM(カラーフローマッピング)処理部26に伝送
される。
【0026】Bモード処理部24は、送受信回路22よ
り受信した電気信号からBモード信号生成処理を行い、
検出信号を画像処理部25とDSC29に送り出す。
【0027】CFM処理部26は、送受信回路22より受
信した信号の速度・分散情報を基にカラーコーディング
を実行し、その結果を画像処理部25とDSC29に送り
出す。
【0028】画像処理部25は、受信したBモード検出
信号或いはカラードプラ信号に基づいて、ボクセルデー
タから成るボリュームデータを作成する。このボリュー
ムデータは、以下の手順によって作成することができ
る。すなわち、例えばBモード検出信号に基づく場合、
Bモードによる被写体についての断面画像データ及び位
置情報データを、三次元メモリ空間上に配置する。そし
て、断層画像データのスライスごとに被写体の領域を抽
出し、このスライスを線形補間等により断層画像データ
を補いながら積み上げて三次元画像の画素値(ボクセ
ル)を生成することで得られる。各ボリュームデータ
は、画像処理部25が有する磁気ディスク等の記憶部に
記憶される。
【0029】画像処理処理部25は、生成されたボリュ
ームデータに対して、レンダリング処理を実行すること
で、投影画像を作り出す。すなわち、投影画像は、三次
元空間に視点と観察方向を設定し、この観察方向に垂直
な二次元画像上の各ピクセルと視点とを結ぶレイを仮定
し、当該レイに沿ったボクセル値に基いて不透明度と色
を割り当てたピクセル値へのマッピング(レンダリング
処理)を行うことで生成される。本発明に係る三次元画
像処理装置が実行するレンダリング処理には、種々の形
態が存在する。その内容については、後で詳しく説明す
る。
【0030】DSC29は、Bモード処理部24、CFM処理
部26からの信号を書き込み、TVスキャン変換して表示
部35に送り出す。
【0031】DSC29は、入力した超音波スキャンのラ
スタ信号列を、ビデオフォーマットのラスタ信号列に変
換する。また、DSC29は、ドプラ法を用いて血流速度
をカラー表示する。
【0032】画像合成部31は、画像処理部25におけ
るレンダリング処理によって得られた各投影画像を合成
し、表示部33に送り出す。この合成画像は、表示部3
3によって表示される。
【0033】スキャンコントローラ34は、撮影モード
に応じたスキャンのタイミングや走査段数を制御する制
御部である。
【0034】入力装置35は、キーボードやマウス等か
らなり、オペレータが三次元画像処理装置1等の各種入
力指示を行うインタフェースである。
【0035】次に、上記構成を有する三次元画像処理装
置2において、一のボリュームデータに対し一切断面を
設定することで二つの分割データを生成し、各分割デー
タに対する各投影画像を同時にリアルタイム表示する場
合について、設定切断面の種類に分類して説明する。各
投影画像は、それぞれに固有の視点を設けたレンダリン
グ処理によって得られる。
【0036】これらの画像処理は、治療における手術前
のシミュレーション等に利用されるものである。
【0037】まず、切断面が一平面である場合について
説明する。
【0038】図2は、三次元ボクセル空間に配置され
た、複数のボクセルから成る被写体12のボリュームデ
ータ37を示している。
【0039】表示部33には、当該ボリュームデータを
初期設定に基づいてレンダリング処理して得られた、被
写体12の三次元画像(投影画像)が表示されている
(このときの光源を例えばV0とする)。オペレータ
は、表示部33に表示された三次元画像に対し、マウス
等の対話機器からなる入力装置35によって、所望する
位置に切断面の設定を行う。画像処理部25は、この切
断面の設定入力を受けて、被写体12のボリュームデー
タ37に切断面の設定を行う。この設定は、投影画像に
設定された切断面の各画素と、三次元ボクセル空間にお
けるボクセルとの対応に基づいて行われる。
【0040】今の場合、切断面を一平面としている。従
って、切断面の設定は、表示部33に表示された三次元
画像に対して三点を指定することで当該三点を通る平面
が設定される、或は、所定の操作により表示部33に表
示された三次元画像に切断面が表示され、マウス等によ
り対話的に当該切断面を任意の位置にずらして設定する
等の構成が考えられる。
【0041】図3は、切断面Aが設定された被写体12
のボリュームデータ37を示した図である。説明の簡単
のため、切断面Aは、z−x平面に平行な平面としてい
るが、以下の説明は一般性を失わない。当該切断面Aに
よって、被写体12のボリュームデータ37から新たな
分割データ38と分割データ39とが生成される。
【0042】次に、分割データ38と分割データ39と
に対して実行するレンダリング処理について説明する。
このレンダリング処理では、分割データ38、分割デー
タのそれぞれに対して、独立した視点からのボクセル追
跡処理(レイキャスティング)が実行される。
【0043】以下、第1の実施形態では、設定された各
切断面によって見開き状態として表示する場合を例とし
て説明を行う。
【0044】図4は、各分割データに対して施されるボ
クセル追跡処理を説明するための図であり、図3に示し
た被写体12のボリュームデータ37を上方から見た図
である。
【0045】分割データ38に対しては、レイと切断面
Aとのなす角がθ1で特徴付けられる第1の光源(視
点)V1を想定したボクセル追跡処理が実行される。
(レイの方向は視線方向、光源は視点と呼ばれることも
ある。)すなわち、二次元画像40上の一ピクセルと光
源とを結ぶ一本のレイを仮定し、当該レイに沿った分割
データ38のボクセル値に基いて不透明度と色を割り当
てたピクセル値へのマッピングを行い、第1の投影画像
を生成する。このとき、分割データ39の全てのボクセ
ルには、不透明度0が割り当てられる。
【0046】次いで、分割データ39に対するボクセル
追跡処理も同様に実行され(光源を、レイと切断面Aと
のなす角がθ2で特徴付けられる第2の光源V2として
いる。)、第2の投影画像が生成される。
【0047】各投影画像は、DSC29においてビデオ
フォーマットのラスタ信号列に変換され、画像合成部3
1において一フレーム画像として合成される。そして、
表示部33に合成画像として表示される。
【0048】図5は、表示部33に表示される、第1の
投影画像と第2の投影画像とによる合成画像を模式的に
示している。
【0049】同図における合成画像は、各パラメータθ
1、θ2を適当に選ぶことで、(切断面Aを境界とし
た)左右の見開き像となっている。これは、図2で設定
した切断面Aが、三次元ボクセル空間のz−x平面と略
平行な平面であったことに対応している。当然ではある
が、例えば切断面Aをx−y平面と略平行に設置した場
合には、上下の見開き像として合成され表示される。
【0050】さらに、各レンダリング処理における光源
の位置は、それぞれθ1、θ2の各パラメータで特徴付
けられていた。各パラメータはもちろん独立に変更可能
である。従って、例えば、θ1=30°、θ2=90°
した場合には、第1の投影画像は切断面を30°傾けて
観察した三次元画像を、第2の投影画像は、切断面の三
次元画像そのものを表示することになる。また、θ1=
θ2=30°とすれば、図5に示すような見開き像によ
る表示形態となる。
【0051】この様な構成によれば、任意の切断面で分
割した被写体12の三次元画像を表示することが可能で
ある。従って、臓器の内部情報等を容易に取得すること
ができる。その結果。手術のシミュレーション、立案、
評価等を容易に実行することができ、治療に役立てるこ
とができる。
【0052】以上は、それぞれの分割データに対して独
立な光源を設定し、独立なレンダリング処理を実行する
ことで、切断面により分割された臓器の三次元画像を得
た。しかし、同一の結果を得るためのレンダリング処理
法は唯一ではない。例えば、ボクセル空間において一般
的に成り立つ数学的処方を施すレンダリング処理によっ
ても、同様に平面で分割された被写体像を得ることも可
能である。すなわち、被写体12の各分割データ38,
39に相似変換(平行移動、回転、拡大を施す一次変
換)を施すことで、相対的に上述の方法と同一の環境を
作り出し、新たな光源を設けることなくレンダリング処
理を実行することで、同一の結果を得ることができる
(以下、この方法を相似変換法と称する)。以下、この
相似変換法について説明する。
【0053】オペレータによって、図2に示す切断面A
が設定されたとする。このとき、相似変換法によれば、
分割データ38に対して−θ1回転する一次変換が施さ
れる(この回転は、z軸方向を進行方向とした右ねじの
回転方向を正としている)。同様に、分割データ39に
対して、z軸回りにθ2回転する一次変換を施す。
【0054】図6は、上記相似変換後の各分割データ3
8,39を示した図であり、相似変換法におけるボクセ
ル追跡処理を説明するための図である。光源V0は、例
えば分割前のボリュームデータ37(図1参照)ついて
施されたレンダリング処理において、初期設定とした光
源である。
【0055】分割データ38、分割データ39に対し
て、光源V0からのレイによってボクセル追跡処理を行
い、二次元画像40にマッピングすることで、図5に示
した左右見開きの投影画像を生成する。
【0056】投影画像は、DSC29においてビデオフ
ォーマットのラスタ信号列に変換され、表示部33に三
次元画像として表示される。
【0057】なお、当該相似変換法において、切断面A
の位置及び回転パラメータθ1、θ2はそれぞれ任意に
設定可能であることは、言うまでもない。また、光源V
0とは異なる新たな光源を設定することも可能である。
【0058】なお、以下引き続き説明される各実施態様
については、相似変換法によっても全く同様の結果を得
ることができる。
【0059】切断面は曲面とすることも可能である。す
なわち、表示部33に表示された三次元画像に対して設
定された曲面の画素とボクセルデータとの対応を取るこ
とによって、三次元ボクセル空間における切断面を設定
することができる。そして、平面の場合と同様の処理を
施すことで、曲面によって分割された被写体の三次元画
像を得ることが可能である。
【0060】曲面の設定方法としては、以下に述べる方
法が考えられる。
【0061】(1)設定した平面の一点をマウスでつま
み(例えば、一点にカーソルを合わせてドラッグ操作
等)、この点と平面とを滑らかに接続する楕円体面、球
面、放物曲面等を設定する。この他に、スプライン曲線
を用いてもよい。
【0062】(2)小さな三角形に平面を分割し、頂点
をマウス等によって移動させることで曲面を設定する。
【0063】(3)複数の平面を設定し、これらの平面
に接するような放物曲面等を設定する。
【0064】(4)ユーザが指定した複数の点を通過す
る放物曲線等を設定する。
【0065】(5)予め準備された曲率の異なる数種類
の球面に対し、マウス等により位置の移動、曲率の変更
を行うことで曲面等の設定を行う。曲面だけでなく、異
なるパラメータを用いた楕円体面や放物曲面を用いるこ
とも考えられる。
【0066】次に、一のボリュームデータに対し独立な
二つの切断面を設定して分割し、各節断面に関する見開
き像として表示する例について説明する。
【0067】まず、二つの切断面によって生成された3
つの分割データに関するレンダリング処理を説明する。
【0068】図7は、図2に示した一のボリュームデー
タ37に対して、独立した二つの切断面B、Cを設定す
ることで、3つの分割データ41、42、43を生成し
た図を示している。同図では、簡単のため、二つの切断
面をともにz−x平面に平行な平面としている。
【0069】各切断面の設定操作は、既に述べたとおり
である。3つの分割データ41、42、43より、次に
示すような複数パターンの見開き像を得ることができ
る。
【0070】例えば、分割データ41と分割データ43
とに対して(すなわち、分割データ42の削除した残り
の二つの分割データに対して)、それぞれ独立した視点
を設けてボクセル追跡処理行い、図5と類似した見開き
像を得ることができる。この様にして得られる三次元画
像の利点は、興味のない部分を削除して、必要な部分に
関する見開き像等を取得できることである。
【0071】また、分割データが3つ存在することよ
り、例えば図8(a)、(b)に示すように、分割デー
タ41+分割データ42(以下、分割データ44と称す
る)と、分割データ43+分割データ42(以下、分割
データ45と称する)とに対して、それぞれ独立した視
点を設けたレンダリング処理を実行してもよい。
【0072】その他の組み合わせを対象としたレンダリ
ング処理によっても、別の投影画像を得ることができ
る。いずれを選択するかは、診断する者の興味による。
【0073】なお、光源の変更することで被写体に関す
る任意の方向からの画像が得られること、相似変換法に
よっても同様の結果が得られることは、既に述べた通り
である。
【0074】次に、二つの異なる切断面A、Dによって
生成された4つの分割データに関するレンダリング処理
を説明する。
【0075】図9は、図1に示した一のボリュームデー
タに対して、独立した二つの平面を設定することで、4
つの分割データを生成した図を示している。同図では、
簡単のためx−y平面と垂直な二つの切断面を例として
いるが、以下の説明は一般性を失わない。
【0076】各切断面の設定操作は、既に述べたとおり
である。二つの切断面D、Eによって、図1に示した一
のボリュームデータから4つの分割データ44、45、
46、47が生成される。この4つの分割データより、
例えば次に示すような複数パターンの見開き像を得るこ
とができる。
【0077】図10は、分割データ44と分割データ4
8とに対して、それぞれ独立した視点を設けて実行され
るボクセル追跡処理を施すことで得られた見開き像を示
している(ただし、分割データ48=分割データ45+
分割データ46+分割データ47)。この分割データ4
8と分割データ44とをレンダリング処理の対象として
取り出すためには、各切断面を境界とした2値論理演算
を実行する。この演算を以下に述べる。
【0078】すなわち、分割データ44を取り出すため
には、切断面Dを境界として手前側を「1」奥側を
「0」とし、一方、切断面Aを境界として向かって左側
を「1」右側を「0」とし、論理積をとればよい。ま
た、分割データ48に関しては、その否定をとればよ
い。
【0079】また、分割データが4つ存在することから
上記論理演算を組み合わせて、図11に示すように、例
えば分割データ48と、分割データ49(ただし、分割
データ49=分割データ44+分割データ46+分割デ
ータ47)とに対して、それぞれ独立した視点を設けた
レンダリング処理を実行してもよい。さらに、図11に
示す投影画像以外に、その他適切な論理演算をとること
で、種々の組み合わせの分割データからなる投影画像を
得ることができる。
【0080】また、図9に示した4つの分割データに対
して、次に述べる他のレンダリング処理を実行すること
で、図12に示す投影画像を得ることも可能である。
【0081】すなわち、適切な4つの光源を新たに設定
し、各分割データ44、45、46、47に対して独立
なレンダリング処理を実行する。そして、各分割データ
の投影画像を合成部31において合成することにより、
図12に示した投影画像を生成することが可能である。
【0082】なお、既に述べたように、相似変換法によ
っても同様の結果が得られる。また、切断面は平面に限
定されないことは既に述べたとおりである。従って、曲
面の切断面及び平面の切断面を組み合わせることによっ
て、任意形状に切断した被写体の投影画像を得ることも
可能である。ボリュームとしては、Bモードとカラード
プラ、Bモードと他モダリティ(例えば、X線CT装置
等)の組み合わせ等がある。
【0083】上述の一実施形態によって表現された技術
的思想の本質は、適切な光源設定、論理演算を利用した
レンダリング処理を実行する事で、任意の切断面によっ
て切断された任意の形状を有する被写体の投影画像を得
ることができることにある。
【0084】従って、さらに多くの切断面を設定し、所
定の論理演算を取ることで、任意形状に切断れた被写体
に関する投影画像を得ることも可能である。図13にそ
の一例を示した。
【0085】以上述べた構成によれば、任意の形状に分
割された被写体の三次元画像をリアルタイムで観察する
ことができる。その結果、複雑な血管走行、臓器の構造
や位置関係を容易に観察することが可能となり、医療に
おける診断能を向上させることができる。
【0086】(第2実施形態)第1実施形態では、切断
の対象とするボリュームデータが一つの場合について説
明を行った。
【0087】これに対し、第2の実施形態において説明
するレンダリング処理では、ボリュームデータが複数存
在する。ボリュームデータが複数となった場合、さらに
臨床的に有効な三次元画像を提供することが可能とな
る。以下の説明では、簡単のためにボリュームデータを
二つ(Bモードによって得られた第1ボリュームデー
タ、カラードップラによって得られた第2ボリュームデ
ータの二つ)とするが、後で述べるように、さらに複数
のボリュームデータとする場合についても、容易に拡張
することができる。
【0088】まず、切断面が一平面である場合について
説明する。
【0089】既に述べた手法に従い、オペレータは、表
示部33に表示された被写体12の三次元画像(投影画
像)に対し、マウス等の対話機器からなる入力装置35
によって、所望する位置に切断面の設定を行う。画像処
理部25は、この切断面の設定入力を受けて、被写体1
2の第1ボリュームデータ及び第2ボリュームデータの
対応する位置に切断面の設定を行う。この設定は、第1
の実施形態と同様に、投影画像に設定された切断面の各
画素と、三次元ボクセル空間におけるボクセルとの対応
に基づいて行われる。
【0090】図14は、三次元ボクセル空間に配置され
た、複数のボクセルの集合から成る被写体12の第1ボ
リュームデータ50と第2ボリュームデータ51を示し
ている。設定された切断面Aによって、第1ボリューム
データ50から新たな分割データ501と分割データ5
02とが生成される。そして、分割データ501と分割
データ502とのそれぞれに対して、上述したレンダリ
ング処理が実行される。
【0091】また、第2ボリュームデータ51からも切
断面Aによって分割データ511と分割データ512と
が生成され、それぞれに対してレンダリング処理がなさ
れる。
【0092】各分割データに対するレンダリング処理に
よって生成された三次元画像を、画像合成部31によっ
て合成することで、図15に示すような切断面Aによっ
て見開き状態となった合成画像を得ることができる。
【0093】次に、切断面Aの設定は第1ボリュームデ
ータのみとし、第2ボリュームデータについては切断面
を設定しないで(新たに独立した光源を設定し、ボクセ
ル追跡処理を行う)レンダリング処理を行う場合を考え
る。この場合には、第2ボリュームデータに基づく投影
画像は、分割されていない全体像を表示することにな
る。従って、図16に示すように、第2ボリュームデー
タに基づく被写体は、あたかも二つ存在するような投影
画像が表示される。
【0094】また、第1ボリュームデータ50と第2ボ
リュームデータ51のそれぞれに対して、第1の実施形
態で述べた各種レンダリング処理を実行し組み合わせる
ことで、種々の三次元画像を得ることが可能である。例
えば、第1ボリュームデータ50に対しては図17に示
した切断面Aを設定し、第2ボリュームデータ51に対
しては図 で示した様に独立した2平面B、Cによって
3つの分割データを生成し、第1の実施形態で述べたレ
ンダリング処理をすることで、図 に示す三次元画像を
得ることができる。従って、遠近感を失うことなく、臓
器の動きを観察しならがら内部構造や血流状態も観察す
ることができる。
【0095】当然ではあるが、第2の実施形態において
も、切断面を曲面とすることができる。
【0096】上述したように、第1ボリュームデータ5
0はBモード撮影によって得られたものであり、第2ボ
リュームデータ51は、ドプラモードによって得られた
ものである。従って、仮に被写体が心臓であれば、Bモ
ード(第1ボリュームデータ)による心壁像と、カラー
ドプラ(第2ボリュームデータ)による血流像とを合成
した画像とすることができる。
【0097】さらに多くのボリュームデータを合成する
場合に置いても、個々のボリュームデータについて第1
の実施形態で示した各種レンダリング処理を実行し、合
成することで、所望する三次元画像を得ることが可能で
ある。
【0098】従って、この様な構成によれば、複数のボ
リュームデータに基づいて、任意の形状に分割された被
写体の三次元画像をリアルタイムで観察することができ
る。この複数のボリュームデータによる三次元画像は、
より多くの臨床情報を含んでいると考えられる。従って
診断において、さらに多くの臨床情報を画像として判断
しやすい形で提供することができる。その結果、医療に
おける診断能を向上させることができる。
【0099】(第3実施形態)続いて述べる第3及び第
4の実施形態は、例えば第1及び第2の実施形態で述べ
たレンダリング処理において、ボクセルの濃度値をパラ
メータとして変化させ、種々の投影画像を取得する例で
ある。以下の説明では、特に心腹部臓器、特に肝臓の疾
患を診断する場合において適切な三次元画像を提供し得
る三次元画像処理装置について説明する。
【0100】一般に、超音波による画像は、他の医療用
診断機器と比較してコントラストが低く、通常のボリュ
ームレンダリングによる表示では、表示対象である胆
嚢、腫瘍、血管等がはっきり見えない場合がある。この
様なコントラストの低い画像を補う手段として、レンダ
リング処理において、レイ上のボクセル値の濃度値をパ
ラメータとして調節することで、投影像のコントラスト
を調節する方法が考えられる。ボクセル値の濃度値を最
大にする方法は、特に最大値投影法と呼ばれ、また、ボ
クセル値の濃度値を最小にする方法は、最小値投影法と
呼ばれる。
【0101】そこで、第3の実施形態では、第1の実施
形態において説明したレンダリング処理に、最大及び最
小投影法を適用する場合を考える。すなわち、一ボリュ
ームデータについて、最大値投影法により例えば組織像
を生成し、最小値投影法によって例えば血管、或いは体
腔域像を生成することができる例を説明する。
【0102】画像処理部25は、一のボリュームデータ
に対して、最大値投影法によるレンダリング処理を行
う。最大値投影法は、レイ上に存在する(レイが通過す
る)ボリュームデータのボクセル値の最大値を、投影像
のピクセル値とするレンダリング処理である。一般に、
エコー強度が大きいほど対応するボクセル値も大きくな
る。従って、エコー強度の高い組織や組織境界面を取り
出した投影画像を得ることができる。
【0103】なお、後述するように、血流の三次元画像
と合成して表示する場合には、当該レンダリング処理に
おいて割り当てる色を半透明とし、組織像から透けて血
流像が見えるように描出(透過的投影画像として描出)
することが好ましい。
【0104】また、画像処理部25は、一のボリューム
データを使用して、最小値投影法によるレンダリング処
理を行う。最小値投影法は、レイ上のボリュームデータ
のボクセル値の最小値を、投影像のピクセル値とするレ
ンダリング処理である。一般にエコー強度が小さいほど
対応するボクセル値は小さいので、最小値によるレンダ
リング処理を行えば、臓器内の血液等を取り出した画像
を得ることができる。この血液等による画像は、臓器内
の血管或いは体腔像と等価である(以下、血管・体腔像
と称する)。
【0105】DSC29は、画像処理部25から組織の投
影画像と血流の投影画像とを受け取り、ビデオフォーマ
ットのラスタ信号に変換する。
【0106】画像合成部31は、組織像と血流像の合成
画像を生成する。この合成画像は、組織像と血流像とを
並列に並べた合成画像であってもよいし、位置を対応さ
せて重ねあわせることで得られた合成画像であってもよ
い。
【0107】表示部33は、得られた合成画像、或いは
組織像や血管・体腔像を表示する。
【0108】なお、以上の様に得られた合成画像、或い
は組織像と血流像は、超音波診断装置による画像である
から、スキャンごとに上記処理を繰り返して表示するこ
と、或いは経時的に並べた複数画像を同時に表示するこ
とでリアルタイム表示が可能である。
【0109】このような構成によれば、最大値投影法に
よる投影画像、最小値投影法による投影画像、又は両者
の合成画像を得ることができる。その結果、生成された
三次元画像によって、臓器の構造と血管・体腔管の走行
とを同時に観察することができ、さらに、リアルタイム
表示によれば、心拍に同期した臓器、血管等の動き或い
は治療時の穿刺針の動きを観察することができる。
【0110】(第4の実施形態)一般に、治療装置の
差、或いは同一装置であってもデータ収集方法の差(例
えば、超音波診断装置では、Bモードとカラードプラと
の違い等)により、得られるデータの特性が異なる。更
に、同一収集方法であっても、撮影対象、例えば心臓と
肝臓では、同様にデータの特性が異なる。従って、それ
ぞれの撮影モード特性に適したレンダリング処理を行う
ことで、更なる診断能の向上につながる三次元画像の提
供が考えられる。
【0111】そこで、第4の実施形態では、第2の実施
形態において説明したレンダリング処理に、最大及び最
小投影法を適用する場合を考える。すなわち、Bモード
によるボリュームデータとドプラモードによるボリュー
ムデータの二つが存在する場合に適用する。そして、B
モードによるボリュームデータについては最大値投影法
によるレンダリング処理を行うことで、心壁像を生成す
る。また、ドップラモードによるボリュームデータにつ
いては、最小値投影法によるレンダリング処理を行うこ
とで、心臓内壁像を生成する。そして、前記心壁像と心
臓内壁像とを合成することで、より適切な三次元画像表
示を実現する三次元画像処理装置について説明する。
【0112】画像処理部25は、Bモードに関するボリ
ュームデータに対して、最大値投影法によるレンダリン
グ処理を行う。また、同時に最小値投影も行う。
【0113】なお、組織像と血流像とを合成して表示す
る場合には、当該レンダリング処理において割り当てる
色を半透明とし、組織像から透けて血流像が見えるよう
に描出(透過的投影画像として描出)することが好まし
い。
【0114】画像処理部25は、ドプラモードに関する
ボリュームデータを使用して、通常のボリュームレンダ
リングによるレンダリング処理を行う。
【0115】DSC29は、画像処理部25から組織の投
影画像と血流の投影画像とを受け取り、ビデオフォーマ
ットのラスタ信号に変換する。
【0116】画像合成部31は、組織像と血流像の合成
画像を生成する。この合成画像は、組織像と血流像とを
並列に並べた合成画像であってもよいし、位置を対応さ
せて重ねあわせることで得られた合成画像であってもよ
い。
【0117】表示部33は、得られた合成画像、或いは
組織像や血流像を表示する。
【0118】なお、以上の様に得られた合成画像、或い
は組織像と血流像は、第3の実施形態と同様にリアルタ
イム表示が可能である。
【0119】このような構成によれば、最大値投影法に
よる投影画像、最小値投影法による投影画像、又は両者
の合成画像を得ることができる。その結果、生成された
三次元画像によって、臓器の構造、血管走行、血流とい
う複数の情報を容易に観察することができ、さらに、リ
アルタイム表示によれば、臓器の運動や治療時の穿刺針
の動きを観察することができる。
【0120】以上、本発明を第1〜第3の実施形態に基
いて説明したが、上記実施形態に限定されるものではな
く、その要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
【0121】
【発明の効果】以上、本発明によれば、コントラストの
高い超音波診断装置による三次元画像を得ることがで
き、また、超音波診断装置の特性を十分生かした三次元
画像処理を行うことができる。その結果、医療における
診断能を向上させることができる。
【0122】を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、各実施例に係る三次元画像処理装置を
有する超音波診断装置の概略構成図である。
【図2】図2は、三次元ボクセル空間に配置された、複
数のボクセルから成るボリュームデータを示している。
【図3】図3は、切断面が設定されたボリュームデータ
を示した図である。
【図4】図4は、各分割データに対して施されるボクセ
ル追跡処理を説明するための図である。
【図5】図5は、一のボリュームデータから得られた、
第1の投影画像と第2の投影画像とによる合成画像を模
式的に示している。
【図6】図6は、相似変換後の各分割データを示した図
である。
【図7】図7は、一のボリュームデータ37に対して、
独立した二つの切断面を設定することで生成された3つ
の分割データを示している。
【図8】図8(a)、(b)は、各分割データに対して
実行する、それぞれ独立した視点によるレンダリング処
理を説明するための図である。
【図9】図9は、一のボリュームデータに対して、独立
した二つの平面を設定することで生成された4つの分割
データを示した図である。
【図10】図10は、各分割データに対して、それぞれ
独立した視点を設けて実行されるレンダリング処理を説
明するための図である。
【図11】図11は、本実施形態に係る三次元画像装置
によって得られる三次元画像の他の例を示している。
【図12】図12は、本実施形態に係る三次元画像装置
によって得られる三次元画像の他の例を示している。
【図13】図13は、本実施形態に係る三次元画像装置
によって得られる三次元画像の他の例を示している。
【図14】図14は、三次元ボクセル空間に配置され
た、複数の画素の集合から成る二つのボリュームデータ
を示している。
【図15】図15は、二つのボリュームデータから得ら
れた複数の投影画像を合成した合成画像を模式的に示し
ている。
【図16】図16は、二つのボリュームデータから得ら
れた複数の投影画像を合成した合成画像の他の例を模式
的に示している。
【図17】図17は、三次元ボクセル空間に配置され
た、複数の画素の集合から成る二つのボリュームデータ
を示している。
【図18】図18は、二つのボリュームデータから得ら
れた複数の投影画像を合成した合成画像の他の例を模式
的に示している。
【符号の説明】
1…第1の実施形態に係る三次元画像処理装置 2…超音波診断装置 3…第3の実施形態に係る三次元画像処理装置 10…患者 12…被写体 14…生体内領域 20…イメージング用超音波プローブ 22…送受信回路 24…Bモード処理部 25…第1のボリュームデータ作成部 26…CFM処理部 29…DSC 31…画像合成部 33…表示部 34…スキャンコントローラ 35…入力装置 37…ボリュームデータ
フロントページの続き Fターム(参考) 4C301 EE20 JC13 KK02 KK03 KK17 KK19 KK21 5B057 AA07 BA05 CA01 CA13 CB01 CB13 CD03 CD05 CE08 CE16 CH12 DA16 5B080 AA15 AA16 BA03 EA01 FA02 FA08 FA15 GA26 5C076 AA12 AA21 AA24 BA03 BA04 BB42 CA02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一以上のボリュームデータを記憶する記
    憶手段と、 前記ボリュームデータのそれぞれに対し切断面を設定す
    ることで、当該各ボリュームデータから複数の分割ボリ
    ュームデータを生成する生成手段と、 前記各分割ボリュームデータに対して、任意の方向から
    の投影画像を生成する画像生成手段と、 前記各投影画像を合成した合成画像を生成する合成画像
    生成手段と、 前記合成画像を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする三次元画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像生成手段は、前記ボリュームデ
    ータのそれぞれに対して複数の切断面を設定し、各ボリ
    ュームデータから3以上の分割ボリュームデータを生成
    する機能を有することを特徴とする請求項1記載の三次
    元画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像生成手段は、前記ボリュームデ
    ータ毎に独立な切断面を設定することで、各ボリューム
    データから分割ボリュームデータを生成する機能を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の三次元画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 一以上のボリュームデータを記憶する手
    段と、 上記ボリュームデータのそれぞれに対し切断面を設定す
    ることで、当該各ボリュームデータから複数の分割ボリ
    ュームデータを生成する生成手段と、 前記分割ボリュームデータのそれぞれに対して相似変換
    を行い、複数の変換ボリュームデータを生成する変換手
    段と、 前記各変換ボリュームデータに対して、任意の方向から
    の投影画像を生成する画像生成手段と、 前記各投影画像を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする三次元画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像生成手段は、前記ボリュームデ
    ータのそれぞれに対して複数の切断面を設定し、各ボリ
    ュームデータから3以上の分割ボリュームデータを生成
    する機能を有することを特徴とする請求項4記載の三次
    元画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記画像生成手段は、前記ボリュームデ
    ータ毎に独立な切断面を設定することで、各ボリューム
    データから分割ボリュームデータを生成する機能を有す
    ることを特徴とする請求項4記載の三次元画像処理装
    置。
  7. 【請求項7】 一以上のボリュームデータを記憶する記
    憶手段と、 前記ボリュームデータのそれぞれに対し切断面を設定す
    ることで、当該各ボリュームデータから複数の分割ボリ
    ュームデータを生成する生成手段と、 前記各分割ボリュームデータに対して、任意の方向から
    の投影画像を生成する画像生成手段と、 前記各投影画像を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする三次元画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記画像生成手段は、前記ボリュームデ
    ータのそれぞれに対して複数の切断面を設定し、各ボリ
    ュームデータから3以上の分割ボリュームデータを生成
    する機能を有することを特徴とする請求項7記載の三次
    元画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記生成手段は、前記ボリュームデータ
    毎に独立な切断面を設定することで、各ボリュームデー
    タから分割ボリュームデータを生成する機能を有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の三次元画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記画像生成手段は、一つのボリュー
    ム或いは分割ボリュームに対して、複数の異なる投影法
    によって投影画像を生成することを特徴とする請求項
    1、4、7のうちいずれか一項記載の三次元画像処理装
    置。
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