JPH08307556A - ファクシミリ通信装置 - Google Patents

ファクシミリ通信装置

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JPH08307556A
JPH08307556A JP7137404A JP13740495A JPH08307556A JP H08307556 A JPH08307556 A JP H08307556A JP 7137404 A JP7137404 A JP 7137404A JP 13740495 A JP13740495 A JP 13740495A JP H08307556 A JPH08307556 A JP H08307556A
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telephone
capacitor
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facsimile communication
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Hiromichi Uno
博通 宇野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際の電話機や電話機用専用擬似負荷を用い
ることなく、電話機相当の負荷を形成することが可能な
ファクシミリ通信装置を提供することを目的とする。 【構成】 ファクシミリ通信装置に設けられた呼び出し
信号検出回路21で、仕向地に対応するための2種類以
上の直流阻止用コンデンサ6、16と、このコンデンサ
6、16を切り換えるリレー5、10、13、15を用
いて、抵抗負荷4と抵抗負荷(コンデンサ6)を接続す
る機能を設けることにより、呼び出し信号検出回路21
の中に電話機相当の負荷を形成しながら、本来の呼び出
し信号の検出も確実に行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話機相当の負荷を形
成することが可能なファクシミリ通信装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ通信装置において、
仕向地の規格(特にヨーロッパ地域ではPTT規格で規
定されている)により、電話機相当の負荷が必要な場合
には、実際の電話機を回線に並列に接続させるか、また
は装置内に抵抗とコンデンサからなる電話機用専用擬似
負荷を接続させる構成で対応していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のファクシミリ通信装置において、実際の電話機を接
続する場合には、電話機を置くスペースの確保が必要と
なり、また電話機による呼び出し信号受信時の呼び出し
音量の問題が生じるという問題がある。
【0004】また、装置内に抵抗とコンデンサからなる
電話機用専用擬似負荷を接続する場合には、擬似負荷用
接続手段と抵抗とコンデンサが必要となり、内部回路の
スペースが大きくなるという問題がある。
【0005】本発明は、実際の電話機や電話機用専用擬
似負荷を用いることなく、電話機相当の負荷を形成する
ことが可能なファクシミリ通信装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファクシミリ
通信装置本体に設けられている呼び出し信号検出回路に
おいて、回線2次側からの制御により、呼び出し信号の
検出感度を切り換える検出感度を切り換え手段と、回線
2次側からの制御により、回線の直流電流阻止用コンデ
ンサを切り換えるコンデンサ切り換え手段と、回線2次
側からの制御により、電話機の抵抗負荷を接続する負荷
接続手段と、上記直流電流阻止用コンデンサを電話機相
当コンデンサに共用する手段とを有し、電話機のコンデ
ンサの負荷相当を形成することで、電話機相当の負荷成
分を形成するものである。
【0007】
【作用】本発明では、ファクシミリ通信装置に設けられ
た呼び出し信号検出部で、仕向地に対応するための2種
類以上の直流阻止用コンデンサと、このコンデンサを切
り換える切り換え手段を用いて、抵抗負荷と抵抗負荷を
接続する手段を設けることにより、呼び出し信号検出部
の中に電話機相当の負荷を形成しながら本来の呼び出し
信号の検出も確実に行うようにしたものである。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の一実施例におけるファクシ
ミリ通信装置の呼び出し信号検出回路を中心に示すブロ
ック図である。
【0009】なお、ここで、モデム18より後段に接続
されるプリンタ部やスキャナ部、それに付随するRO
M、RAM、不揮発性RAM等は、従来のファクシミリ
通信装置と同様な動作を行うので、図示および説明は省
略する。
【0010】図1において、端子1a(L1)、1b
(L2)は、電話回線に接続される端子である。切り換
えリレー2は、回線をモデム18側と電話機負荷側に切
り換えるものである。分離トランス3は、回線1次側と
回線2次側とを分離するものである。2線4線変換回路
17は、分離トランス3の回線2次側に接続され、2線
(回線側)と4線(モデム側)の変換を行う回路であ
る。
【0011】抵抗負荷4は、電話機負荷用の抵抗負荷で
あり、フォトモスリレー(登録商標)5は、抵抗負荷4
を接続するリレーである。コンデンサ6は、直流電流阻
止用でありながら、電話機負荷用として共用されるコン
デンサである。また、コンデンサ16は、直流阻止用コ
ンデンサである。
【0012】フォトカプラ7は、呼び出し信号を回線2
次側に伝送するものであり、ダイオード8は、逆耐用ダ
イオードである。また、抵抗9、12、14は、呼び出
し信号の検出感度を設定するための抵抗である。フォト
モスリレー10、13は、感度設定用抵抗9、12、1
4の切り換えを行うためのリレーである。
【0013】バリスタ11は、呼び出し信号の検出電圧
を設定するためのバリスタであり、フォトモスリレー1
5は、直流阻止コンデンサ6、16の合成を行うリレー
である。
【0014】モデム18は、ファクシミリの送受信信号
を変復調するものであり、CPU19は、本装置の全体
の制御を行うものである。リレー駆動回路20は、上記
リレー5、10、13、15を駆動するものであり、C
I検出回路21は、回線2次側で呼び出し信号を検出し
て判別する回路である。
【0015】また、抵抗22、23、25、27、29
は、本体電源32からの電流を制限するためのものであ
り、トランジスタ24、26、28、30は、フォトモ
スリレー5、10、13、15のフォトダイオードを駆
動するものである。
【0016】操作部31は、ファクシミリ通信装置の各
種キー入力や表示出力を行うものであり、本体電源32
は、AC100Vの商用電源に接続され、ファクシミリ
通信装置の駆動電源を生成するものである。
【0017】次に、以上のような構成における本実施例
の動作について、順を追って説明する。
【0018】まず、フォトモスリレー5、10、13、
15がOFFの設定である場合について説明する。
【0019】呼び出し信号が回線より伝搬して、端子1
aから入力すると、リレー2を通ってフォトカプラ7に
入力される。ここで、バリスタ11の動作電圧より低い
入力信号の場合には、バリスタ11がOFF状態なので
信号は流れない。よって、フォトカプラ7はONしない
ので、CI検出回路21に信号は出力されない。
【0020】また、呼び出し信号がバリスタ11の動作
電圧より大きい場合では、信号は抵抗14、直流阻止コ
ンデンサ16を通り、端子1bから回線に出ていく。
【0021】この時、フォトカプラ7は、呼び出し信号
の正の半周期時間ONする。また、負の半周期時間は、
ダイオード8がONしている。
【0022】CI検出回路21では、このON周期を測
定し、その周期を基にして、CPU19が呼び出し信号
か否かを判別する。
【0023】そして、呼び出し信号であると判断した場
合は、リレー駆動回路20がCPU19から指令を受け
て動作し、リレー2を分離トランス3側に切り換える。
【0024】その後、2線4線変換回路17を通すこと
で送信信号、受信信号に分離して、モデム18を用いて
ファクシミリ通信を行うものである。
【0025】次に、電話機相当の負荷が必要な場合につ
いて説明する。
【0026】まず、フォトモスリレー5をONさせるこ
とで、電話機用抵抗負荷4とコンデンサ6が回線に接続
される。ここでフォトモスリレー5をONさせるか否か
は、操作部31を操作することでCPU19に制御信号
が出力され、CPU19が駆動用トランジスタ30をO
Nさせることで設定することができる。
【0027】そして、呼び出し信号が来た場合には、端
子1aから入力された信号は、電話機相当負荷の抵抗
4、コンデンサ6を通って端子1bに流れる経路と、フ
ォトカプラ7、バリスタ11、抵抗14、コンデンサ1
6を通って端子1bに流れる経路が存在する。
【0028】そして、CI検出回路21でON周期を測
定し、CPU19が呼び出し信号と判断した場合は、上
述と同様に通信モードに入る。
【0029】次に、呼び出し信号検出感度設定と直流阻
止用コンデンサの容量を変える場合について説明する。
【0030】ヨーロッパ地域などでは、国によって呼び
出し信号の信号レベルが異なったり、直流阻止用コンデ
ンサの値が大きくなったりする。これは、各国のPTT
規格で規定されている。
【0031】そこで、フォトモスリレー10、13、1
5をONさせることで、呼び出し信号検出感度は最高に
なり、直流阻止用コンデンサの容量は最大になる。ま
た、フォトモスリレー5をONさせることで、電話機相
当負荷も形成される。
【0032】このフォトモスリレーの設定は、上述した
通り、操作部31を操作することで、CPU19から制
御信号がトランジスタ24、26、28、30に出力さ
れてONすることで行われる。
【0033】端子1aから呼び出し信号が入り、リレー
2を経由してフォトカプラ7に入力される。ここでフォ
トモスリレー10がONしているので、抵抗9がバリス
タ11に並列に接続される。この抵抗9により、バリス
タ電圧以下でも呼び出し信号は流れることができる。
【0034】また、フォトモスリレー13がONしてい
るので、抵抗12と抵抗14は並列に接続されて、抵抗
値としては抵抗14の値より小さくなる。
【0035】また、フォトモスリレー15がONしてい
るので、コンデンサ6とコンデンサ16は並列に接続さ
れる。この結果、容量は各コンデンサ6、16の和の値
となる。そして、この合成されたコンデンサを通って、
呼び出し信号は端子1bへ行く。
【0036】以上がCI検出回路21の状態であり、合
成インピーダンスは小さくなるので、呼び出し信号の検
出感度は最高となる。
【0037】また、フォトカプラ7の出力をCI検出回
路21で測定して、呼び出し信号であれば、CPU19
が判断したならば、ファクシミリ通信に移行する。
【0038】また、同時に端子1aからの呼び出し信号
は、電話機相当抵抗負荷4を通り電話機相当コンデンサ
でありながら直流阻止用コンデンサ6を通り、端子1b
へ行く。
【0039】なお、以上の実施例においては、フォトモ
スリレー5、10、13、15を用いて構成したが、そ
の代わりに、例えば極性一致ダイオードと高感度フォト
カプラを用いたり、メカニカルリレーを用いても同等の
効果が得られる。
【0040】また、電話機相当の負荷を接続させる操作
については、操作部31を操作することで行うと説明し
たが、これも操作部31にメモリを設けることで、仕向
地別に接続させるか否かを記憶させ、仕向地における設
定の操作で動作できるようにすることも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファクシミリ通信装置の呼び出し信号検出部の直流阻止
用コンデンサを電話機相当コンデンサと共用すること
で、スペース効率を上げることができ、また回線側から
見たインピーダンスの規格をも満たしながら、呼び出し
信号の検出を確実に行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a、1b…端子、 2…切り換えリレー、 3…分離トランス、 4…抵抗負荷、 5、10、13、15…フォトモスリレー、 6、16…コンデンサ、 7…フォトカプラ、 8…ダイオード、 9、12、14…抵抗、 11…バリスタ、 17…2線4線変換回路、 18…モデム、 19…CPU、 20…リレー駆動回路、 21…CI検出回路、 22、23、25、27、29…抵抗、 24、26、28、30…トランジスタ、 31…操作部、 32…本体電源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ通信装置本体に設けられて
    いる呼び出し信号検出回路において、回線2次側からの
    制御により、呼び出し信号の検出感度を切り換える検出
    感度を切り換え手段と、回線2次側からの制御により、
    回線の直流電流阻止用コンデンサを切り換えるコンデン
    サ切り換え手段と、回線2次側からの制御により、電話
    機の抵抗負荷を接続する負荷接続手段と、上記直流電流
    阻止用コンデンサを電話機相当コンデンサに共用する手
    段とを有し、電話機のコンデンサの負荷相当を形成する
    ことで、電話機相当の負荷成分を形成することを特徴と
    するファクシミリ通信装置。
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