JPH08307525A - Isdn交換機及び回線の試験システム及び試験方法 - Google Patents

Isdn交換機及び回線の試験システム及び試験方法

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JPH08307525A
JPH08307525A JP12896895A JP12896895A JPH08307525A JP H08307525 A JPH08307525 A JP H08307525A JP 12896895 A JP12896895 A JP 12896895A JP 12896895 A JP12896895 A JP 12896895A JP H08307525 A JPH08307525 A JP H08307525A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加入者回線の数や基本インタフェース又は1
次群速度インタフェースの種類に関係なく、簡単な構成
で効率的なISDN交換機及び回線の保守試験を行うこ
とができるISDN試験システムを提供する。 【構成】 試験モード時に、時分割スイッチ10をパス
制御することによりライン終端装置12とIインタフェ
ース用信号装置13との間にISDN試験装置11を介
在させ、交換機及び回線の保守試験を実行する。ISD
N試験装置11は、試験要求された加入者ラインのDチ
ャネルと空きBチャネルとを引き込み、その加入者ライ
ンとIインタフェース用信号装置13との間のDチャネ
ルレイヤ3情報をトランペアレントに伝送することで、
使用中のBチャネルのサービスを中止することなく、指
定されたBチャネルの試験を実行できる。また、試験モ
ードにおいてはISDN試験装置11が当該加入者ライ
ンの呼制御を受け持つために、交換機側の呼処理プロセ
ッサ14の負担が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ISDN(サービス総
合デジタル網)における交換システムの保守試験に係
り、特にサービスを中断することなく加入者回線及び交
換機の保守を効率的に実行できるISDN交換機試験シ
ステム及び試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】交換機は障害が発生してもサービスを継
続する必要があるために、高い信頼性が要求される。こ
のために、故障時の予備装置切り換えや網サービスの正
常性の確認、あるいは加入者回線の異常検出や正常性確
認等の予防保全は必要不可欠である。
【0003】特開平2−52554号公報にISDN交
換システムの試験方式の一例が開示されている。図4
は、その概略的構成図である。被試験ISDN端末10
1は網側終端装置(NT)及び加入者線を通してISD
N交換機に接続される。ここではISDN交換機のライ
ン終端装置(LT)102がレイヤ1用プロトコル処理
を含み、被試験用のB1チャネル、B2チャネル及びD
チャネルがそれぞれB1チャネル選択回路103、B2
チャネル選択回路104及びフレーム多重分離回路10
5と接続されている。同様に、ISDN試験装置106
はレイヤ1用プロトコル処理を含むライン終端装置(L
T)107に接続され、試験用のB1チャネル、B2チ
ャネル及びDチャネルがそれぞれB1チャネル選択回路
103、B2チャネル選択回路104及びフレーム多重
分離回路105と接続されている。
【0004】Bチャネル選択回路103及び104によ
ってそれぞれ選択された被試験用又は試験用のBチャネ
ルは時分割スイッチ(TDNW)108に接続され、フ
レーム多重分離回路105によって多重分離された被試
験用又は試験用のDチャネルはレイヤ2用プロトコル処
理部109に接続されている。また、Bチャネル選択回
路103及び104の選択動作は、選択回路110から
の制御信号に従って行われる。時分割スイッチ108、
レイヤ2用プロトコル処理部109及び選択回路110
は、バスラインを介して呼処理その他の制御を行うプロ
セッサ(CPU)111に接続されている。
【0005】このような構成において、ISDN試験装
置106は、例えばライン終端装置102のB1チャネ
ルの試験要求を示すDチャネルメッセージを送出する。
この試験要求メッセージを受け取ると、プロセッサ11
1は、その加入者線の指定されたB1チャネルが使用中
か否かをチェックし、使用されていない場合に、B1チ
ャネル選択回路103をISDN試験装置106側への
切り換え、ISDN試験装置106により疑似発信・疑
似着信試験が実施される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ISDN交換システムの試験方式では、Bチャネル選択
回路103及び104によってISDN試験装置106
と加入者線のライン終端装置102とを切替選択してい
るために、交換機が収容する加入者線の数だけBチャネ
ル選択回路103及び104を装備する必要がある。特
に、一次群インタフェースの場合には、1加入者線当た
り24個(B1〜B24)の選択回路が必要となり、交
換機の構成を著しく複雑化していた。
【0007】また、呼処理制御を行うプロセッサ111
によって保守試験が実行されるために、プロセッサ11
1は、試験中のBチャネルに対して発信あるいは着信が
あったか否かをチェックする処理、発信あるいは着信が
生起した場合の試験中止処理、呼毎に試験中か否かをチ
ェックする処理、及び試験が終了したか否かのチェック
処理を常時実行する必要があり、プロセッサ111に大
きな負担がかかるという問題点もあった。
【0008】本発明の目的は、加入者回線の数やIイン
タフェース(基本インタフェース及び/又は1次群速度
インタフェース)の種類に関係なく、簡単な構成でIS
DN交換機及び回線の保守試験を行うことができるIS
DN試験システムを提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、ISDN交換機の呼
処理プロセッサに負担をかけることなく交換機及び回線
の保守試験を行うことができるISDN試験システム及
び試験方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によるISDN保
守試験システムは、任意のパスを設定可能なスイッチ回
路網と、スイッチ回路網に接続された加入者ライン終端
手段及びIインタフェース用信号処理手段と、スイッチ
回路網に接続されISDN交換機及び回線の保守試験を
実行する試験手段と、からなり、ISDN交換機の運用
モード時には、加入者ライン終端手段とIインタフェー
ス用信号処理手段との間に運用パスを設定し、試験手段
から試験要求があれば、その試験要求に従って加入者ラ
イン終端手段と試験手段との間の第1パスと、試験手段
とIインタフェース用信号処理手段との間の第2パス
と、を設定するようにスイッチ回路網を制御する。
【0011】また、本発明によるISDN保守試験方法
は、ISDN交換機の試験モード時に、試験要求された
加入者ラインで使用されていない空きBチャネルを検索
し、加入者ラインの空きBチャネルとDチャネルとを保
守試験装置に割り当てるようにスイッチ回路網のパス設
定を実行する。
【0012】保守試験装置は、Iインタフェース用信号
処理装置と対向してIインタフェース用信号処理装置と
交換機の呼処理ソフトウエアとを試験する仮想端末手段
と、被試験加入者ラインと対向して加入者端末、網側終
端装置、ライン終端装置及び加入者ラインを試験する仮
想網手段とを備える。これにより加入者線側と網側のそ
れぞれの発信及び着信機能を独立して試験することがで
きる。
【0013】また、保守試験装置は、加入者ラインとI
インタフェース用信号処理装置との間のDチャネル情報
をトランペアレントに伝送することが望ましい。より詳
しくは、対加入者インタフェースと対網インタフェース
との間のDチャネルをレイヤ2まで終端し、被試験加入
者端末とIインタフェース用信号処理装置との間のDチ
ャネルレイヤ3情報をバイパスする。
【0014】更に、保守試験装置は、試験モードにおい
て当該加入者ラインの全てのチャネルの呼制御を行うこ
とが望ましい。例えば、試験モードにおいて、試験中の
Bチャネルに対して加入者から発呼があった場合には、
そのBチャネルの試験を中止し、加入者からの発呼に応
じてそのBチャネルの設定を行う。
【0015】
【作用】試験モード時に、スイッチ回路網をパス制御す
ることによって、スイッチ回路網に接続されたライン終
端装置とIインタフェース用信号処理装置との間に試験
装置を介在させ、交換機及び回線の保守試験を実行す
る。試験装置は、試験要求された加入者ラインのDチャ
ネルと空きBチャネルとを引き込み、その加入者ライン
とIインタフェース用信号処理装置との間のDチャネル
レイヤ3情報をトランペアレントに伝送することで、使
用中のBチャネルのサービスを中止することなく、指定
されたBチャネルの試験を実行できる。また、試験モー
ドにおいては試験装置が当該加入者ラインの呼制御を受
け持つために、交換機側の呼処理プロセッサの負担が軽
減される。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明によるISDN交換機試験
システムの一実施例を示すブロック図である。ISDN
交換機は、時分割スイッチ10、ISDN試験装置1
1、複数のライン終端装置(LT)12、Iインタフェ
ース用信号装置13、及び呼処理その他制御を行うプロ
セッサ14からなる。時分割スイッチ10、ISDN試
験装置11、及びIインタフェース用信号装置13は、
バスを介してプロセッサ14に接続されている。
【0018】時分割スイッチ10には、試験用ハイウエ
イを通してISDN試験装置11が接続されている。時
分割スイッチ10は、プロセッサ14のパス制御によ
り、ISDN試験装置11と任意の加入者線のライン終
端装置LTとを任意のBチャネル及びDチャネルで接続
することができる。同様に、時分割スイッチ10の設定
パスを通して、ISDN試験装置11はBチャネル及び
DチャネルをIインタフェース用信号装置13に接続さ
せることができる。
【0019】Iインタフェース用信号装置13はレイヤ
1及びレイヤ2のプロトコル処理部であり、プロセッサ
14により時分割スイッチ10に設定されたパスを通し
て、ライン終端装置LT又はISDN試験装置11のい
ずれかに接続される。より詳しくは、Iインタフェース
用信号装置13は、運用モードではライン終端装置LT
に接続され、試験モードではISDN試験装置11に接
続される。従って、試験モードでは、ライン終端装置L
TとIインタフェース用信号装置13との間にISDN
試験装置11が介在する構成となる。
【0020】プロセッサ14は、呼処理制御の他に、試
験モード時に加入者線の空きBチャネルを検索し、Dチ
ャネルと共にISDN試験装置11へのスイッチパスの
引き込み又は引き込み解除を行う。
【0021】交換機のライン終端装置12は加入者線を
通して網終端装置(NT)15に接続され、網終端装置
15には加入者のISDN端末16が接続されている。
なお、図面では基本インタフェースの場合が示されてい
るが、勿論本発明はこれに限定されるものではなく、1
次群速度インタフェースを含めたIインタフェースでの
適用が可能である。
【0022】ISDN試験装置11は、仮想網回路20
1、仮想端末回路202、及び制御部203からなる。
仮想網回路201は加入者線インタフェースのBチャネ
ル及びDチャネルを引き込んでレイヤ2まで終端するこ
とができ、仮想網回路201を用いてISDN加入者端
末16、網終端装置15、加入者線、及びライン終端装
置12の正常性試験が行われる。仮想端末回路202は
網インタフェースのBチャネル及びDチャネルを引き込
んでレイヤ2まで終端することができ、制御部203の
制御に従って試験用の疑似呼Dチャネル情報を送出し、
これによってIインタフェース用信号装置13及びプロ
セッサ14の呼処理ソフトウエアの正常性試験が行われ
る。従って、仮想網回路201及び仮想端末回路202
を独立に制御することで、対加入者インタフェース及び
対網インタフェースの保守試験を同時に実行することが
できる。
【0023】制御部203は仮想網回路201と仮想端
末回路202との間に接続され、後述するように試験用
の複数の疑似呼Dチャネル情報と加入者ラインの呼制御
Dチャネル情報とをレイヤ3で多重化して仮想端末回路
202から送出することができる。これによって、IS
DN試験装置11は、被試験ISDN端末16とIイン
タフェース用信号装置13との間のDチャネルレイヤ3
情報に関してはトランスペアレントになり、ISDN試
験装置11を介して加入者端末16からの呼設定、呼解
放等の呼制御を運用時と同様に行うことができる。
【0024】更に、制御部203は、仮想網回路201
を通して試験中の加入者発呼状態を常に監視し、試験中
のBチャネルに加入者から発呼があれば、その時点で試
験を中止して加入者からの呼設定を実行する。また、試
験中にBチャネルの呼解放要求があれば、そのBチャネ
ルの解放を行う。
【0025】動作 本実施例において実行される試験には、ユーザサービス
を中止しない状態(インサービス状態)で行われるイン
サービス試験と中止して行われるアウトサービス試験と
がある。インサービス試験としては、網サービスの正常
性確認試験、ユーザサービスを中止した場合に影響が大
きい一次群加入者インタフェースの試験、あるいは特定
交換サービスのみの試験などがあり、アウトサービス試
験としては、故障発生時の予備装置切り換え試験やIS
DN回線の開通試験等がある。インサービス試験モード
及びアウトサービス試験モードにおける本実施例の動作
例を具体的に説明する。
【0026】(インサービス試験モード)図2は、本実
施例におけるインサービス試験モードでの動作例を示す
シーケンス図である。ISDN試験装置11がプロセッ
サ14に対してある加入者線の試験要求を行うと、先ず
プロセッサ14はその加入者線インタフェースの空きB
チャネルを探し出す。ここでは、B0チャネルが使用中
で、B1チャネルが空きチャネルであるものとする。
【0027】プロセッサ14は時分割スイッチ10のパ
ス制御を行って、空きのB1チャネルとDチャネルとを
ISDN試験装置11に引き込む。より詳しくは、図1
に示すように、当該加入者線のライン終端装置12が時
分割スイッチ10の試験用パスP1を通してISDN試
験装置11の仮想網回路201に接続され、更にISD
N試験装置11の仮想端末回路202が時分割スイッチ
10の試験用パスP2を通してIインタフェース用信号
装置13に接続される。この時、ISDN試験装置11
は、上述したように、Dチャネルレイヤ3情報に関して
はトランスペアレントであるために、使用中のB0チャ
ネルのDチャネル情報はそのままIインタフェース用信
号装置13へ転送され、B0チャネルのサービスが中止
されることはない。
【0028】続いて、プロセッサ14がISDN試験装
置11に対してインサービス回線交換試験指示を送出す
ると、ISDN試験装置11は対網インタフェース(I
インタフェース用信号装置13)との間で、空きB1チ
ャネル(B1ch−T:Tは試験を意味する)の試験用
呼設定を行うためのSETUP、CALL PROC、
ALERTメッセージを周知のようにやり取りする。こ
の呼設定試験中に、他の呼制御メッセージの発生も、B
1チャネルに対する発呼もなければ、そのままB1チャ
ネルの疑似呼設定が完了してB1チャネルの導通試験を
開始することができる。
【0029】他方、ISDN試験装置11がIインタフ
ェース用信号装置13からALERTメッセージを受信
した直後に、加入者が使用していたB0チャネル(B0
ch−U:Uは加入者を意味する。)の切断要求(DI
SC)が発生した場合には、図2に示すように、B1チ
ャネルの疑似呼設定を中断し、対加入者線インタフェー
ス(被試験ISDN端末16)と対網インタフェース
(Iインタフェース用信号装置13)との間でISDN
試験装置11を介してB0チャネルのDISC、RE
L、REL COMの各メッセージがやり取りされ、B
0チャネルが解放される。
【0030】B0チャネルの解放が完了すると、中断し
ていたB1チャネルの疑似呼設定を続行し、Iインタフ
ェース用信号装置13はISDN試験装置11に対して
B1チャネルのCONNメッセージを送信して、ISD
N試験装置11とIインタフェース用信号装置13との
間で導通試験を開始する。
【0031】B1チャネルによる導通試験中に、加入者
から試験中のB1チャネルを指定した発呼を検出する
と、ISDN試験装置11はプロセッサ14に対して試
験結果と中止報告を送信する。これによってプロセッサ
14はB1チャネルの引込みを解除し、ISDN試験装
置11はIインタフェース用信号装置13との間の導通
試験を中止し、B1チャネルに関するDISC、RE
L、REL COMの各メッセージをやり取りしてB1
チャネルを解放する。
【0032】B1チャネルが解放されると、ISDN試
験装置11は呼設定メッセージ(B1ch−U)をIイ
ンタフェース用信号装置13へ送出し、図2に示すよう
に周知の手順でISDN試験装置11を介してB1チャ
ネルの呼設定を行う。B1チャネルの呼設定が完了する
と、ISDN試験装置11はプロセッサ14へ試験終了
の報告を行い、プロセッサ14はDチャネルの引き込み
を解除する。
【0033】(アウトサービス試験モード)図3は、本
実施例におけるアウトサービス試験モードの動作例を示
すシーケンス図である。先ず、ISDN試験装置11か
らある加入者端末の試験要求があると、プロセッサ14
は被試験加入者線のサービスを中止し、その加入者線イ
ンタフェースのDチャネル及びBチャネルを時分割スイ
ッチ10のパス制御によってISDN試験装置11へ引
き込む。これによって対加入者線インタフェース(被試
験ISDN端末16)は仮想網回路201によって終端
され、対網インタフェース(Iインタフェース用信号装
置13)は仮想端末回路202によって終端される(疑
似端末モード)。
【0034】疑似網モードにおいて、被試験ISDN端
末16の諸機能を確認する加入者線側の回線交換試験が
行われる。先ず、対加入者線インタフェース(被試験I
SDN端末16)から発呼してSETUP、CALL
PROC、ALERT、CONNの各メッセージが所定
の手順でやり取りされ、呼設定されたBチャネルを通し
て導通試験が行われる。そして、Bチャネルの導通試験
が完了すると、ISDN試験装置11は被試験ISDN
端末16との間でDISC、REL、RELCOMの各
メッセージを所定の手順でやり取りしてBチャネルを解
放する。そして、ISDN試験装置11は、プロセッサ
14に対して発信試験、着信試験、切断試験、及びBチ
ャネルの導通試験の結果を報告し試験を終了する。
【0035】疑似端末モードにおいては、対網側の回線
交換試験が行われる。先ず、ISDN試験装置11の疑
似端末回路201とIインタフェース用信号装置13と
の間でSETUP、CALL PROC、ALERT、
CONNの各メッセージが所定の手順でやり取りされ、
Bチャネルの導通試験を行割れる。Bチャネル導通試験
が完了すると、DISC、REL、REL COMの各
メッセーが所定手順でをやり取されてBチャネルが解放
され、ISDN試験装置11はプロセッサ14に対して
発信試験、着信試験、切断試験、及びBチャネルの導通
試験の結果と試験終了を通知する。ISDN試験装置1
1からの試験結果及び試験終了を受け取ると、プロセッ
サ14は被試験加入者サービスの中止を解除し、時分割
スイッチ10のパスを制御してDチャネル及びBチャネ
ルの引き込みを解除する。
【0036】なお、ISDN試験装置11の仮想網回路
201と仮想端末回路202とは、それぞれ独立して動
作することができるために、加入者線インタフェース試
験と網インタフェース試験とを同時に実行することも可
能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるIS
DN試験システムは、試験モード時に、スイッチ回路網
をパス制御することによってライン終端装置とIインタ
フェース用信号処理装置との間に試験装置を介在させ、
交換機及び回線の保守試験を実行する。従って、従来の
ように加入者ライン毎に選択回路を設けて試験装置と加
入者ラインとを切り換える必要が無く、システムの構成
が大幅に簡略化される。
【0038】また、試験装置は、試験要求された加入者
ラインのDチャネルと空きBチャネルとを引き込み、そ
の加入者ラインとIインタフェース用信号処理装置との
間のDチャネルレイヤ3情報をトランペアレントに伝送
することで、使用中のBチャネルのサービスを中止する
ことなく、指定されたBチャネルの試験を実行する。更
に、試験モードにおいては、試験装置が当該加入者ライ
ンの呼制御を受け持ち、試験中のBチャネルに発呼があ
った場合には試験を中止してそのBチャネルを解放し、
その発呼に対してBチャネルを設定するという制御を行
うために、交換機側の呼処理プロセッサの負担が軽減さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるISDN交換機試験システムの一
実施例を示すブロック図である。
【図2】本実施例におけるインサービス試験モードの動
作例を示すシーケンス図である。
【図3】本実施例におけるアウトサービス試験モードの
動作例を示すシーケンス図である。
【図4】従来のISDN交換システムの試験方式を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
11 ISDN試験装置 10 時分割スイッチ(TDNW) 14 プロセッサ 13 Iインタフェース用信号装置 16 被試験ISDN端末 15 網側終端装置(NT) 12 ライン終端装置(LT) 203 制御部 202 仮想端末回路 201 仮想網回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN(サービス総合デジタル網)交
    換機及び回線の保守試験システムにおいて、 任意のパスを設定可能なスイッチ回路網と、 前記スイッチ回路網に接続された加入者ライン終端手段
    と、 前記スイッチ回路網に接続されたIインタフェース用信
    号処理手段と、 前記スイッチ回路網に接続され、前記ISDN交換機及
    び回線の保守試験を実行する試験手段と、 前記ISDN交換機の運用モード時には前記加入者ライ
    ン終端手段と前記Iインタフェース用信号処理手段との
    間に運用パスを設定し、前記試験手段から受信した試験
    要求に従って前記加入者ライン終端手段と前記試験手段
    との間の第1パスと前記試験手段と前記Iインタフェー
    ス用信号処理手段との間の第2パスとを設定するよう
    に、前記スイッチ回路網を制御するスイッチ制御手段
    と、 からなることを特徴とする保守試験システム。
  2. 【請求項2】 前記試験手段は、仮想網を提供する第1
    手段と仮想端末を提供する第2手段とからなり、前記第
    1パスによって前記加入者ライン終端手段と前記第1手
    段とを接続し、前記第2パスによって前記第2手段と前
    記Iインタフェース用信号処理手段とを接続する、こと
    を特徴とする請求項1記載の保守試験システム。
  3. 【請求項3】 前記試験手段は、前記加入者ライン終端
    手段とIインタフェース用信号処理手段との間のDチャ
    ネル情報をレイヤ2まで終端し、Dチャネルレイヤ3情
    報を通過させることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の保守試験システム。
  4. 【請求項4】 任意のパスを設定可能なスイッチ回路網
    と、前記スイッチ回路網に接続された加入者ライン終端
    装置及びIインタフェース用信号処理装置と、保守試験
    装置と、からなるISDN交換機及び回線の保守試験方
    法において、 前記ISDN交換機の運用モード時には前記加入者ライ
    ン終端装置と前記Iインタフェース用信号処理装置との
    間に運用パスを設定し、 前記ISDN交換機の試験モード時には前記加入者ライ
    ン終端装置と前記Iインタフェース用信号処理装置との
    間に前記保守試験装置を割り込ませるように前記スイッ
    チ回路網のパス制御を実行する、 ことを特徴とする保守試験方法。
  5. 【請求項5】 前記保守試験装置は、仮想網を提供する
    第1手段と仮想端末を提供する第2手段とからなり、 前記試験モード時には、前記加入者ライン終端装置と前
    記第1手段との間でパス設定され、且つ前記第2手段と
    前記Iインタフェース用信号処理手段との間でパス設定
    される、 ことを特徴とする請求項4記載の保守試験方法。
  6. 【請求項6】 前記保守試験装置は、前記加入者ライン
    終端装置と前記Iインタフェース用信号処理装置との間
    のDチャネル情報をレイヤ2まで終端し、Dチャネルレ
    イヤ3情報を通過させる、ことを特徴とする請求項4又
    は請求項5に記載の保守試験方法。
  7. 【請求項7】 前記保守試験装置は、前記第1手段と前
    記加入者ライン終端装置の加入者端末との間で対加入者
    回線交換試験を実行し、前記第2手段と前記Iインタフ
    ェース用信号処理装置との間で対網回線交換試験を実行
    する、ことを特徴とする請求項5記載の保守試験方法。
  8. 【請求項8】 任意のパスを設定可能なスイッチ回路網
    と、前記スイッチ回路網に接続された加入者ライン終端
    装置及びIインタフェース用信号処理装置と、保守試験
    装置と、からなるISDN交換機及び回線の保守試験方
    法において、 前記ISDN交換機の運用モード時には前記加入者ライ
    ン終端装置と前記Iインタフェース用信号処理装置との
    間に運用パスを設定し、 前記ISDN交換機の試験モード時には、 試験要求された加入者ラインで使用されていない空きB
    チャネルを検索し、 前記加入者ラインの前記空きBチャネルとDチャネルと
    を前記保守試験装置に割り当てるように前記スイッチ回
    路網のパス設定を実行する、 ことを特徴とする保守試験方法。
  9. 【請求項9】 前記保守試験装置は、前記加入者ライン
    と対向して加入者端末、網側終端装置、前記加入者ライ
    ン終端装置及び加入者ラインを試験するための仮想網手
    段と、前記Iインタフェース用信号処理装置と対向して
    前記Iインタフェース用信号処理装置と前記交換機の呼
    処理ソフトウエアとを試験する仮想端末手段と、からな
    り、 前記試験モード時には、前記加入者ライン終端装置と前
    記仮想網手段との間でパス設定され、且つ前記仮想端末
    手段と前記Iインタフェース用信号処理手段との間でパ
    ス設定される、 ことを特徴とする請求項8記載の保守試験方法。
  10. 【請求項10】 前記保守試験装置は、前記加入者ライ
    ン終端装置と前記Iインタフェース用信号処理装置との
    間のDチャネル情報をレイヤ2まで終端し、Dチャネル
    レイヤ3情報を通過させる、ことを特徴とする請求項8
    又は請求項9に記載の保守試験方法。
  11. 【請求項11】 前記保守試験装置は、試験用疑似呼D
    チャネル情報と前記加入者ラインにおけるDチャネル情
    報とをレイヤ3多重化することを特徴とする請求項10
    記載の保守試験方法。
  12. 【請求項12】 前記保守試験装置は、前記試験モード
    において前記加入者ラインの全てのチャネルの呼制御を
    実行することを特徴とする請求項8ないし11のいずれ
    かに記載の保守試験方法。
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KR100333742B1 (ko) * 1999-09-20 2002-04-25 이계철 가입자망운용관리시스템에서의 시험명령 인터페이싱 방법
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