JP3291429B2 - 遠隔加入者線多重装置 - Google Patents
遠隔加入者線多重装置Info
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Description
を有する遠隔加入者線多重装置に関し,特に加入者線試
験を実施する場合に,交換機やオペレーションシステム
における試験手順や設備を簡単化する試験制御機能を実
現する装置技術に関するものである。
多様化するアクセス系に適した経済的な試験方式とし
て,例えば公知文献であるNTT技術ジャーナル 1995.
12,PP28,40 に記載されているような新しい試験方式
(以下,インチャネル試験方式という)が考案されてい
る。
図である。図中,1は遠隔加入者線多重装置,2は加入
者回路(LC),4は試験器,18は加入者端末,19
は加入者線,21は振り分け装置,22は交換機,23
はISDN網,24は試験端末を表す。
入者線多重装置1に搭載される試験器4へ,被試験加入
者の電話番号を用いてISDN網23を経由してアクセ
スし,試験器4と試験端末24とを主情報信号(以下,
Bchと表す)で直結して通信することによって,試験器
4と試験端末24との間で試験項目指示と結果の返送を
実現することを可能とし,また,振り分け装置21を介
した複数交換機22,22,…からの試験アクセスを可
能とすることにより,光アクセス系に対する試験系のオ
ペレーションシステムの一層の経済化,シンプル化を図
ることを意図したものである。
て,遠隔加入者線多重装置1の具体的実現手段,即ち,
試験器4,多重・分離部に必要な試験競合制御機能およ
び試験器起動結果の返送機能の実現手段,複数加入者回
路で加入者回路制御信号(以下,SDと表す)/加入者
回路状態信号(以下,SCNと表す)が異なる場合の実
現手段,試験器のリソースビジーによる試験実行不可と
試験器の故障等による試験実行不可の切り分け手段等の
具体的な検討はなされていなかった。
ネル試験方式を実現する上では,従来未検討の遠隔加入
者線多重装置の構成上の種々の課題を解決する必要があ
る。
D/SCN)中に,試験制御情報(以下,TST−SD
と表す)/試験状態情報(以下,TST−SCNと表
す)を定義する必要があり,また,TST−SD中に試
験器4を起動/復旧させるための試験起動情報と,被試
験加入者回路の種別(アナログ/ISDN等)を試験器
に通知する加入者回路種別通知情報を定義する必要があ
る。
の加入者回路制御信号(SD)の他に定義する必要があ
るが,加入者回路を制御する加入者回路制御信号/状態
信号(SD/SCN)の情報の意味付けおよび信号フォ
ーマットは,被試験加入者回路種別およびその収容交換
機ごとに異なる。そのため,加入者回路種別ごとに未使
用情報等へ試験起動情報を定義すると,試験器は加入者
回路種別に応じた試験起動を検出し,SCNを生成する
必要がある。これは,試験器側でSDフォーマットから
加入者回路種別を自律で識別すること,あるいは全加入
者の加入者回路種別データベースの搭載が必要となり,
ハードウェア量およびコスト面で不利である。
制御ができ,試験器の制御信号監視部や状態信号生成部
のハードウェア量を削減するために,TST−SD/T
ST−SCNの定義に工夫が必要となる。
験トラヒック条件から決定される。そのため,複数交換
機(交換機A,B)から同一遠隔加入者線多重装置に測
定部の数を越える試験アクセスがあった場合には試験起
動不可能となるが,このとき,オペレーションシステム
や交換機でリソース管理および試験競合制御を行うと試
験手順が複雑化する。そこで,オペレーションシステム
や交換機における試験手順を簡略化するためには,試験
器のリソース管理および試験競合制御機能を遠隔加入者
線多重装置側で実現し,媒体測定部の数を越える試験ア
クセスに対して,保守者に試験中であることを通知する
機能が必要となる。
験起動結果が通知されず無応答となると,保守者は伝送
路障害等により無応答となる場合と区別ができない。従
って,試験器故障等の場合にも,遠隔加入者線多重装置
から試験器故障を保守者に通知する何らかの機能が必要
となる。
接通信を行うため,試験中に試験器の故障や試験器パッ
ケージの抜去等の異常が起こった場合,試験端末〜試験
器間の通信ルートが設定したままとなると,被試験加入
者が通話,発着信不可能となることが考えられる。従っ
て,試験器等の異常時は被試験加入者の解放を最優先と
し,通話および発着信を保証する機能が必要となる。
線試験を実施する場合において試験手順や設備を簡単化
する試験制御機能を実現する遠隔加入者線多重装置を提
供し,また,試験中に異常が発生した場合でも被試験加
入者の通話および発着信の保証を可能とすることを目的
とする。
課題を解決するため,以下のような構成をとる。TST
−SDにおいて,通常の加入者回路を制御するSDでは
なく試験制御であることを識別させる試験識別情報,試
験器を起動/復旧させるための試験起動情報,被試験加
入者の種別を試験器に通知する加入者回路種別識別情報
を,試験器が複数加入者回路種別を意識せず検出可能な
よう共通に定義する。これにより,加入者回路種別によ
らず統一的な制御を実現する。
次の手段を備える。 交換機からの伝送路の信号を加入者回路ごとに主情
報信号(Bch),加入者回路制御信号(SD)/加入者
回路状態信号(SCN)に多重・分離するマルチプレク
サ/デマルチプレクサ(MUX/DMUX) 試験器へ全加入者のSDを伝達する全加入者SDド
ロッパ 試験器からのSCNを加入者回路からの信号と乗せ
替えるセレクタ(SCN−SEL) 試験器へ被試験加入者のBchを伝達する被試験加入
者Bchドロッパ 試験器からのBchを加入者回路からの信号と乗せ替
えるセレクタ(Bch−SEL)また,試験器は,次の手
段を備える。
からの全加入者分のSDを常時監視し,被試験加入者の
試験起動/復旧情報の検出と被試験加入者回路種別の識
別を行う制御信号監視部 試験要求に対し試験リソースを管理する試験競合制
御部 被試験加入者のSCN,Bchを試験器に引き込む多
重・分離部のSCN−SEL,Bch−SELと被試験加
入者Bchドロッパを制御する加入者選択信号生成部 試験起動結果を被試験加入者回路種別に応じたSC
Nとして生成し交換機へ通知する状態信号生成部 試験起動後,試験器〜試験端末間でBchを用いて通
信を行う通信制御部 加入者線の媒体試験を行う媒体測定部 上記の各装置を制御する制御部 以上により,遠隔加入者線多重装置内で試験器のリソー
ス管理および試験競合制御機能を実現することにより,
オペレーションシステムや交換機での試験手順を簡略化
している。
器の試験器引込完了をTST−SCNで返送する。試験
中に別の試験アクセスがあった場合には,試験器の故障
等により試験不可能な場合と区別するため試験リソース
ビジーを試験器からTST−SCNで返送する。試験器
の故障等の場合には,多重・分離部のBch−SELおよ
びSCN−SELが制御不能となるため,加入者回路か
らのSCNがそのまま交換機へ伝送される。そこで,加
入者回路は,TST−SDを受信すると試験器引込不可
をTST−SCNとして固定的に返送することとし,こ
れにより交換機は試験器故障等を検出する。
被試験加入者を解放し,通話および発着信の保証を最優
先とする必要がある。そのため,TST−SDは,試験
中は交換機から送出され続けるレベル制御とし,TST
−SDに対するTST−SCNも試験器あるいは加入者
回路からレベル的に送出されるようにする。また,被試
験加入者を試験器に引き込んでいる多重・分離部のセレ
クタを制御する加入者選択信号もレベル制御とする。
るいは試験器故障,試験器パッケージ抜去等により加入
者選択信号が途絶えた場合には,Bch,SCNを解放
し,被試験加入者の解放を最優先とし,通話,発着信を
保証する。
すものである。図中,1は遠隔加入者線多重装置,2は
加入者回路,3は多重・分離部,4は試験器,5はマル
チプレクサ/デマルチプレクサ(MUX/DMUX),
6は全加入者SDドロッパ,7はセレクタ(SCN−S
EL),8は被試験加入者Bchドロッパ,9はセレクタ
(Bch−SEL),10は制御信号監視部,11は試験
競合制御部,12は加入者選択信号生成部,13は状態
信号生成部,14は通信制御部,15は媒体測定部,1
6は制御部,17は試験線,18は加入者端末,19は
加入者線,20は伝送路(情報ハイウェイ)を表す。
能を持ち,交換機からのTST−SDにより試験起動
し,起動後は試験器〜試験端末間でBchを用いて直接通
信し,試験項目指示,各試験項目別結果の送受信を行
う。このため,遠隔加入者線多重装置1は,加入者線を
終端する加入者回路2,加入者回路2で終端した信号を
伝送路20に多重分離する多重・分離部3,加入者線1
9の媒体試験を行う試験器4から構成される。
0の信号を加入者回路2ごとにBch,SD/SCNに多
重・分離するMUX/DMUX5と,試験器4へ全加入
者のSDを伝達する全加入者SDドロッパ6と,試験器
4からのSCNを加入者回路2からの信号と乗せ替える
SCN−SEL7と,試験器4へ被試験加入者のBchを
試験器4へ伝達する被試験加入者Bchドロッパ8と,試
験器4からのBchを加入者回路2からの信号と乗せ替え
るBch−SEL9とから構成される。
Dドロッパ6からの全加入者分のSDを常時監視し,被
試験加入者の試験起動/復旧情報の検出と被試験加入者
回路種別の識別を行う制御信号監視部10と,試験要求
に対し試験リソースを管理する試験競合制御部11と,
被試験加入者のSCN,Bchを試験器4に引き込む多重
・分離部3のSCN−SEL7,Bch−SEL9と被試
験加入者Bchドロッパ8とを制御する加入者選択信号生
成部12と,試験起動結果を被試験加入者回路種別に応
じたSCNとして生成し,交換機へ通知する状態信号生
成部13と,試験起動後,試験器4〜試験端末間でBch
を用いて通信を行う通信制御部14と,加入者線19の
媒体試験を行う媒体測定部15と,上記の各装置を制御
する制御部16とから構成される。
図1のように専用ハードウェアを用いた構成,あるいは
制御部16のソフトウェアによる方法,制御信号監視部
10と一体化したハードウェアによる構成等のいずれの
構成でも実現可能である。
状態信号(SD/SCN)に試験制御情報/試験状態情
報(TST−SD/TST−SCN)を定義する例を示
している。図3において,加入者回路種別(A)のSD
/SCNは共に1フレーム構成,加入者回路種別(B)
はそれぞれ2フレーム構成と仮定する。
(A),(B)のSDに対し,図3(イ)に示すような
試験起動情報31,加入者回路種別通知情報32,試験
識別情報33からなるTST−SD30を定義する。ま
た,各加入者回路種別(A),(B)のSCNに対し,
図3(イ)に示すような試験起動結果35のTST−S
CN34を定義する。そして,TST−SD/TST−
SCNを含むSD/SCNは,図3(ウ)に示すような
フォーマットとする。
のものを定める。 各加入者回路種別(A),(B)に共通な情報位置
に試験起動情報31を定義する。
通な情報位置に加入者回路種別通知情報32を定義す
る。 各加入者回路種別(A),(B)の加入者回路で識
別可能な共通の識別情報を定義するため,それぞれの未
使用情報を包含するように試験識別情報33を定義す
る。
換機からレベル的に送出され続け,試験中に試験線17
を制御する場合にも「(TST−SD)+試験線制御情
報」として送出する。
検出すると,固定情報の状態信号を送出する。上記のT
ST−SD30に対し,TST−SCN34の試験起動
結果35を,図3(イ)のように定義する。試験起動結
果35は,例えば試験器引込完了が“11”,試験リソ
ースビジーが“10”,試験器引込不可が“01”とい
うようにそれぞれ別情報で定義される。
リソースビジーは,試験器4から返送される。試験器引
込不可は加入者回路2から返送された固定情報の状態信
号であり,これを交換機が検出した場合,試験制御シー
ケンスから試験器故障等と判断する。
時におけるSD/SCNの情報ルートの例を示すもので
ある。図4において,試験器4がTST−SDを検出
し,試験競合制御の結果が試験正常/試験リソースビジ
ーの場合,試験器4はSCNを引き込み,試験器4から
TST−SCNを交換機に返送する。交換機は,これに
より試験器起動完了/試験中を検出する。このとき,被
試験加入者の加入者回路2からのBch,TST−SCN
は交換機へ通知されない。
CNの情報ルートの例を示すものである。図5におい
て,試験器故障等により試験器4がTST−SDを検出
できず,Bch,SCNを試験器4に引き込めない場合に
は,被試験加入者の加入者回路2からのBch,TST−
SCNがそのまま交換機へ返送される。交換機は,これ
により試験器故障等を検出する。
験制御シーケンスと,試験器4の動作を示すブロック構
成をそれぞれ図6,図7に示す。以下に説明する(1) 〜
(10)は,図6および図7に示す(1) 〜(10)に対応する。
交換機は,試験器4にTST−SDを送出する。 (2) 制御信号監視部10が,交換機から送出される全加
入者のSDを多重・分離部3の全加入者SDドロッパ6
を介して常時監視し,TST−SDを検出し,被試験加
入者の選定,被試験加入者の加入者回路種別の識別を行
う。
11が試験リソースの空き/試験中を判断する。 (4) 被試験加入者のSCN,Bchを試験器4と接続する
ため,加入者選択信号生成部12から多重・分離部3の
SCN−SEL7,Bch−SEL9,被試験加入者Bch
ドロッパ8を制御する。このとき,被試験加入者の加入
者回路2からのSCN,Bchは交換機側へ通知されな
い。
号生成部13から被試験加入者回路種別に応じたSCN
フォーマットで,多重・分離部3のSCN−SEL7を
介し交換機へ試験器引込完了を返送する。
試験線17と試験器4を接続するため加入者回路2へ試
験線引込オンを送出する。このとき,「(TST−S
D)+試験線制御情報」として送出する。
(試験器引込完了)を通知する。 (8) 試験端末は,試験器4と直接Bchで通信(試験項目
指示,各試験項目別結果の送受信)を行う。
指示により,交換機から加入者回路2へ試験線引込オフ
を送出し,試験線17と試験器4の接続を解放する。こ
のとき,「(TST−SD)+試験線制御情報」として
送出する。
験対象加入者回路2へ送出し,試験器4は,試験リソー
スを解放し,被試験加入者のSCN,Bchの接続を解放
する。
う。加入者線試験の実施例として,試験中(試験リソー
スビジー)時の試験制御シーケンスと,試験器4の動作
を示すブロック構成とを,それぞれ図8,図9に示す。
以下に説明する(1) 〜(7) は,図8および図9に示す
(1) 〜(7) に対応する。
交換機は,試験器4にTST−SDを送出する。 (2) 制御信号監視部10が,交換機から送出される全加
入者のSDを多重・分離部3の全加入者SDドロッパ6
を介して常時監視し,TST−SDを検出し,被試験加
入者の選定,被試験加入者回路種別の識別を行う。
11が試験リソースの空き/試験中を判断する。 (4) 被試験加入者のSCN,Bchを試験器4と接続する
ため,加入者選択信号生成部12から多重・分離部3の
SCN−SEL7,Bch−SEL9,被試験加入者Bch
ドロッパ8を制御する。このとき,被試験加入者の加入
者回路2からのSCN,Bchは交換機側へ通知されな
い。
3から被試験加入者回路種別に応じたSCNフォーマッ
トで,多重・分離部3のSCN−SEL7を介し交換機
へ試験リソースビジーを返送する。
後,試験復旧を試験器4,被試験対象加入者回路2へ送
出し,試験器4は,被試験加入者のSCN,Bchの接続
を解放する。
(試験リソースビジー)を通知し,試験端末は試験を終
了する。以上の動作により,試験中に別の試験アクセス
があった場合には,試験リソースビジーが試験端末に通
知され,試験器4の故障等による試験不可能と区別する
ことが可能となる。
(試験器引込不可)時の試験制御シーケンスと,試験器
4の動作を示すブロック構成とを,それぞれ図10,図
11に示す。以下に説明する(1) 〜(6) は,図10およ
び図11に示す(1) 〜(6) に対応する。
交換機は,試験器4にTST−SDを送出する。 (2) 試験器故障のため,試験器4は交換機から送出され
るTST−SDを検出できず,被試験加入者のSCN,
Bchは接続できない。
−SDを受信すると,固定情報のSCNを送出するた
め,この信号がそのまま交換機へ伝送される。 (4) 交換機はこの信号を検出し,試験制御シーケンスか
ら試験器引込不可と判断する。
験復旧を試験器4,被試験対象加入者回路2へ送出す
る。 (6) 交換機は,試験端末に試験起動結果(試験器引込不
可)を通知し,試験端末は試験を終了する。
験起動できない場合には,試験器引込不可が試験端末に
通知され,試験中に別の試験アクセスがあった場合によ
る試験不可能,あるいは伝送路異常等による無応答と区
別することが可能となる。
施例の説明図である。図12は,試験中に試験制御情報
が途絶えた場合,被試験加入者を解放し,通話,発着信
を保証することを説明するものである。
験器4は,TST−SD途絶を検出し,加入者回路選択
信号送出を停止する。これにより,試験器4へ引き込ん
でいたBch,SCNは解放され,被試験加入者の通話お
よび発着信は保証される。また,交換機へは加入者回路
2からのSCNが通知され,交換機は,これにより試験
器4が途中で復旧したことを検出し,試験制御シーケン
スを終了させる。
を説明する試験制御シーケンスと,試験器4の動作を示
すブロック構成を示すものである。以下に説明する(1)
〜(15)は,図13および図14に示す(1) 〜(15)に対応
する。なお,図14では(1)から(8) までの表記を省略
しているが,(1) 〜(8) は図7と同様である。
交換機は,試験器4にTST−SDを送出する。 (2) 制御信号監視部10が,交換機から送出される全加
入者のSDを,多重・分離部3の全加入者SDドロッパ
6を介して常時監視し,TST−SDを検出し,被試験
加入者の選定,被試験加入者の加入者回路種別の識別を
行う。
11が試験リソースの空き/試験中を判断する。 (4) 被試験加入者のSCN,Bchを試験器4と接続する
ため,加入者選択信号生成部12から多重・分離部3の
SCN−SEL7,Bch−SEL9,被試験加入者Bch
ドロッパ8を制御する。このとき,被試験加入者の加入
者回路2からのSCN,Bchは交換機側へ通知されな
い。
号生成部13から被試験加入者回路種別に応じたSCN
フォーマットで,多重・分離部3のSCN−SEL7を
介し交換機へ試験器引込完了を返送する。
試験線17と試験器4を接続するため,加入者回路2へ
試験線引込オンを送出する。このとき,「(TST−S
D)+試験線制御情報」として送出する。
(試験器引込完了)を通知する。 (8) 試験端末は,試験器4と直接Bchで通信(試験項目
指示,各試験項目別結果の送受信)を行う。
SDが途絶えたとする。 (10)制御信号監視部10がTST−SD途絶を検出す
る。 (11)加入者選択信号生成部12からの信号を停止し,S
CN−SEL7,Bch−SEL9を解放する。
により試験器復旧を検出する。 (13)交換機から加入者回路2へ試験線引込オフを送出
し,試験線17と試験器4の接続を解放する。
験対象加入者回路2へ送出し,試験器4は,試験リソー
スを解放する。 (15)交換機は,試験端末に異常終了(試験器復旧)を通
知し,試験端末は試験を終了する。
う。図15は,試験中に試験器故障,試験器パッケージ
抜去時等により加入者選択信号が途絶えた場合,被試験
加入者を解放し,通話,発着信を保証することを説明す
るものである。
試験器4へ引き込んでいたBch,SCNは解放され,被
試験加入者の通話および発着信は保証される。ここで,
交換機へは加入者回路2からのSCNが通知され,交換
機は,これにより試験器4が途中で復旧したことを検出
し,試験制御シーケンスを終了させる。
を説明する試験制御シーケンスと,試験器4の動作を示
すブロック構成を示すものである。以下に説明する(1)
〜(13)は,図16および図17に示す(1) 〜(13)に対応
する。なお,図17では(1)から(8) までの表記を省略
しているが,(1) 〜(8) は図7と同様である。
交換機は,試験器4にTST−SDを送出する。 (2) 制御信号監視部10が,交換機から送出される全加
入者のSDを,多重・分離部3の全加入者SDドロッパ
6を介して常時監視し,TST−SDを検出し,被試験
加入者の選定,被試験加入者の加入者回路種別の識別を
行う。
11が試験リソースの空き/試験中を判断する。 (4) 被試験加入者のSCN,Bchを試験器4と接続する
ため,加入者選択信号生成部12から多重・分離部3の
SCN−SEL7,Bch−SEL9,被試験加入者Bch
ドロッパ8を制御する。このとき,被試験加入者の加入
者回路2からのSCN,Bchは交換機側へ通知されな
い。
号生成部13から被試験加入者回路種別に応じたSCN
フォーマットで,多重・分離部3のSCN−SEL7を
介し交換機へ試験器引込完了を返送する。
試験線17と試験器4を接続するため加入者回路2へ試
験線引込オンを送出する。このとき,「(TST−S
D)+試験線制御情報」として送出する。
(試験器引込完了)を通知する。 (8) 試験端末は,試験器4と直接Bchで通信(試験項目
指示,各試験項目別結果の送受信)を行う。
ッケージ抜去等により,加入者選択信号生成部12から
の信号が停止し,SCN−SEL7,Bch−SEL9が
解放される。
により試験器復旧を検出する。 (11)交換機から加入者回路2へ試験線引込オフを送出
し,試験線17と試験器4の接続を解放する。
験対象加入者回路2へ送出し,試験器4は,試験リソー
スを解放する。 (13)交換機は,試験端末に異常終了(試験器復旧)を通
知し,試験端末は試験を終了する。
う。
試験エリアの制約を解放し,遠隔の複数試験端末からの
アクセスを可能とするインチャネル試験方式が実現可能
となる。
通に定義することにより,試験器の制御信号監視部のハ
ードウェア軽減が可能となる。遠隔加入者線多重装置側
で競合制御を実現することにより,オペレーションシス
テムや交換機での試験手順を簡単化できる。
アクセスに対し,試験リソースビジーを返送し,また試
験器故障時には加入者回路からの試験引込不可が通知さ
れる構成とすることにより,保守者にこれらを区別させ
ることができる。
御とすることにより,伝送路異常,試験器故障,試験器
パッケージ抜去時などは,試験器に引き込んでいた被試
験加入者のBch,SCNを解放し,通話,発着信を保証
することができる。
D/SCN)における試験制御情報/試験状態情報(T
ST−SD/TST−SCN)の定義例を示す図であ
る。
入者回路制御信号/状態信号のの情報ルートを説明する
図である。
状態信号の情報ルートを説明する図である。
御シーケンスを説明する図である。
の動作を示すブロック構成を説明する図である。
ジー時の試験制御シーケンスを説明する図である。
ジー時の試験器の動作を示すブロック構成を説明する図
である。
の試験制御シーケンスを説明する図である。
の試験器の動作を示すブロック構成を説明する図であ
る。
が途絶えた場合,被試験加入者を解放し,通話,発着信
を保証することを説明する図である。
が途絶えた場合の試験制御シーケンスを説明する図であ
る。
が途絶えた場合の試験器の動作を示すブロック構成を説
明する図である。
去時等によりTST−SDが途絶えた場合,被試験加入
者を解放し,通話,発着信を保証することを説明する図
である。
去時等によりTST−SDが途絶えた場合の試験制御シ
ーケンスを説明する図である。
去時等によりTST−SDが途絶えた場合の試験器の動
作を示すブロック構成を説明する図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 加入者回路制御信号(SD)上に加入者回路
種別によらずにレベル信号として定義された試験制御情
報(TST-SD)に従って試験を行う加入者線試験機能を有す
る遠隔加入者線多重装置であって, 加入者線を終端する加入者回路と, 前記加入者回路で終端した信号を伝送路に多重・分離す
る多重・分離部と, 加入者線の媒体試験を行う試験器とを備えて構成され, 前記多重・分離部は, 交換機からの伝送路の信号を前記加入者回路ごとに主情
報信号(Bch) ,加入者回路制御信号(SD)/加入者回路状
態信号(SCN) に多重・分離するマルチプレクサ/デマル
チプレクサと, 前記試験器へ全加入者の加入者回路制御信号(SD)を伝達
する全加入者SDドロッパと, 前記試験器からの加入者回路状態信号(SCN) を前記加入
者回路からの信号と乗せ替えるセレクタ(SCN-SEL) と, 前記試験器へ被試験加入者の主情報信号(Bch) を伝達す
る被試験加入者Bchドロッパと, 前記試験器からの主情報信号(Bch) を前記加入者回路か
らの信号と乗せ替えるセレクタ(Bch-SEL) とを備え, 前記試験器は, 前記多重・分離部の全加入者SDドロッパからの全加入
者分の加入者回路制御信号(SD)を常時監視し,被試験加
入者の試験起動/復旧情報の検出と被試験加入者回路種
別の識別を行う制御信号監視部と, 試験要求に対し試験リソースを管理する試験競合制御部
と, 被試験加入者の加入者回路状態信号(SCN) ,主情報信号
(Bch) を前記試験器に引き込む前記多重・分離部のセレ
クタと被試験加入者Bchドロッパを制御する加入者選択
信号生成部と, 試験起動結果を被試験加入者回路種別に応じた加入者回
路状態信号(SCN) として生成し,交換機へ通知する状態
信号生成部と, 試験起動後,前記試験器と試験端末との間で主情報信号
(Bch) を用いて通信を行う通信制御部と, 加入者線の媒体試験を行う媒体測定部と, 前記の各装置を制御する制御部とを備え,前記 試験制御情報(TST-SD)は,通常の加入者回路制御で
はなく試験制御であることを示す試験識別情報と,試験
起動/復旧を制御する試験起動情報と,交換機から前記
試験器に被試験加入者回路種別を通知する加入者回路種
別通知情報とを含み, 試験制御情報(TST-SD)に対して返送される試験状態情報
(TST-SCN) は,試験器引込完了/試験リソースビジー/
試験器引込不可に関する情報を含んで定義され, 前記試験器は,試験制御情報(TST-SD)に対し試験状態情
報(TST-SCN) として試験器引込完了あるいは試験リソー
スビジーを返送し,前記加入者回路は,試験制御情報(T
ST-SD)に対して試験状態情報(TST-SCN) として試験器引
込不可信号を送出し続けるように構成された ことを特徴とする遠隔加入者線多重装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の遠隔加入者線多重装置に
おいて, 前記試験制御情報(TST-SD)および加入者選択信号はレベ
ル制御とし, 試験中に交換機からレベル的に送出されていた試験制御
情報(TST-SD)の途絶,または試験器故障,試験器パッケ
ージ抜去等によりレベル的に送出されていた加入者選択
信号が途絶えた場合には,被試験加入者を前記試験器へ
引き込んでいた前記多重・分離部のセレクタが被試験加
入者を解放して,前記加入者回路からの試験状態情報(T
ST-SCN) を選択するように構成された ことを特徴とする遠隔加入者線多重装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04852996A JP3291429B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 遠隔加入者線多重装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04852996A JP3291429B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 遠隔加入者線多重装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09247776A JPH09247776A (ja) | 1997-09-19 |
JP3291429B2 true JP3291429B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=12805897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04852996A Expired - Lifetime JP3291429B2 (ja) | 1996-03-06 | 1996-03-06 | 遠隔加入者線多重装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3291429B2 (ja) |
-
1996
- 1996-03-06 JP JP04852996A patent/JP3291429B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09247776A (ja) | 1997-09-19 |
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