JPH0830704A - 資金繰処理装置 - Google Patents

資金繰処理装置

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JPH0830704A
JPH0830704A JP16723394A JP16723394A JPH0830704A JP H0830704 A JPH0830704 A JP H0830704A JP 16723394 A JP16723394 A JP 16723394A JP 16723394 A JP16723394 A JP 16723394A JP H0830704 A JPH0830704 A JP H0830704A
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省三 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 会計上の専門的知識を持たない者でも入出金
データの入力及び仕訳伝票を自動発行することができる
資金繰処理装置を提供する。 【構成】 キーボード1、ディスプレイ2、入出金デー
タ格納装置3、入出金データ処理装置4、ファームバン
キングデータ送受装置5、帳票発行装置6とから資金繰
処理装置を構成する。入出金データ格納装置3から取り
出した入出金データAを予定入出金データと実入出金デ
ータとに振分け、予定入出金データから資金繰りデータ
及び仮仕訳伝票データを作成する。実入出金データをフ
ァームバンキングデータ送受装置5から受け取ったファ
ームバンキングデータ及び上記資金繰りデータと突合せ
た後、自動割付データを作成する。次いで、自動割付デ
ータと仮仕訳伝票データとを突合せて実仕訳伝票データ
を作成し、帳票発行装置6により実仕訳入出金伝票2
5、26を発行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、会計上の専門的知識を
持たない者でも、取引情報を入力するだけで財務会計用
の仕訳伝票を発行することができる資金繰処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】資金調達及び資金運用を合理的かつ計画
的に行うこと、すなわち、資金繰りは、資金不足の回避
や効率的な資金運用を目的とする点で、企業の経営上必
要不可欠な業務である。この資金調達は、債権や現金の
回収或いは増資等によって行うものであり、このように
して集めた資金を商品仕入れや設備投資等に使うことに
よって資金運用が行われる。こうした資金繰りは、従来
では将来の入金予定と出金予定を、単に予定日毎に集計
し日々の資金残高を表示するのみであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
資金繰りは、入出金データを財務会計処理へ橋渡しする
ことが全く考慮されていなかった。そのため、従来の資
金繰りは、上記従来の資金繰用入出金データと、財務会
計処理用のデータとが本来同一事象によって発生するデ
ータであるにも関わらず、入出金データから資金繰用に
一端仕訳伝票を起票し、それから再度入力して財務会計
用に起票しと、二度の手間を掛けなければ入出金データ
を処理できないといった問題点があった。しかも、日々
発生する入出金を借方或いは貸方に仕訳を行うのは会計
上の専門的知識を必要とするため、仕訳伝票の起票は誰
にでも簡単にできるものではないという問題点もあっ
た。
【0004】そこで、本発明は上記の問題点に着眼して
なしたものであり、その目的とする所は、単に入出金予
定額や資金残高を一覧表示するだけでなく、資金繰りが
持つ特性、すなわち、入金取引と出金取引という単純な
分類概念を会計上の借方・貸方という仕訳概念に対応さ
せることにより、会計上の専門的知識を持たない者で
も、日々発生する取引明細のみの入力を行うことによっ
て一括した資金繰処理が行われ、同時に実取引として確
定した仕訳伝票を自動発行することができる資金繰処理
装置を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の資金繰処理装置は、入出金データ、各種コ
マンド等を入力するキーボードと、システムメニュー、
各種処理データ等を表示するディスプレイと、随時発生
する入出金データを格納する随時発生データ格納部と、
定期的に発生する入出金データを格納する定期発生デー
タ格納部と、自動的に発生する入出金データを格納する
自動発生データ格納部とを有する入出金データ格納装置
と、ファームバンキングを利用して銀行との間でデータ
を送信又は受信するファームバンキングデータ送受装置
と、
【0006】上記入出金データ格納装置から取り出した
入出金データをフォーマット変換、編集、演算処理等
し、上記ファームバンキングデータ送受装置から受け取
ったファームバンキングデータと併せて自動割付し、実
仕訳伝票データ等を作成する入出金データ処理装置と、
上記入出金データ処理装置から帳票発行用データを受け
取って実仕訳伝票等の各種帳票を発行する帳票発行装置
とから構成したものである。
【0007】ここで、前記随時発生データ格納部は、単
一種類の取引形態の入出金データを格納する単一種別入
出金部と、複数種類の取引形態の入金データを格納する
複数種別入金部と、複数種類の取引形態の出金データを
格納する複数種別出金部とから構成されるのが好まし
い。
【0008】又、前記定期発生データ格納部は、定期的
に発生する入金データを格納する入金部と、定期的に発
生する出金データを格納する出金部とから構成されるの
が好ましい。
【0009】一方、前記入出金データ処理装置は、資金
繰演算処理部と、マスター記憶部と、自動割付演算処理
部と、検索処理部と、資金繰データ記憶部と、仕訳デー
タ記憶部と、仕訳データ処理部とから構成され、
【0010】前記入出金データ格納装置から取り出した
入出金データを資金繰演算処理部により予定データと実
際データとに振分け、予定データをフォーマット変換し
て資金繰データとして資金繰データ記憶部に記憶し、こ
の資金繰データを用いて、マスター記憶部に記憶された
マスターファイルを参照し、資金繰用に発生させた仮仕
訳伝票データを作成して資金繰データ記憶部に記憶し、
【0011】実際データについて、上記ファームバンキ
ングデータ送受装置から受け取ったファームバンキング
データの中に、該当するデータが有るか否かの判断を行
い、有ったものについては検索処理部で読込んで上記資
金繰データの検索を行い、この検索結果により上記自動
割付演算処理部でこの実際データに対してランク付けを
行い、自動割付データとして上記資金繰データ記憶部に
記憶し、
【0012】仕訳データ処理部により仮仕訳伝票データ
と自動割付データとを突合せて実仕訳伝票データを作成
し、この実仕訳伝票データを仕訳データ記憶部に記憶す
るものとする。
【0013】
【作用】入出金データは、キーボードから入力され、随
時、定期、自動という発生形態により随時発生データ格
納部、定期発生データ格納部、自動発生データ格納部に
分別されて格納される。これらの入出金データは、入出
金データ処理装置において、予定データと実際データと
に振り分けられ、予定データは資金繰データにフォーマ
ット変換されて記憶され、この資金繰データから仮仕訳
伝票データが作成される。
【0014】一方、実際データについては、ファームバ
ンキングデータ送受装置から受け取ったデータ中に該当
するデータが有るか否かの判断が行われ、有ったものに
ついては上記資金繰データとの突合せによる自動割付が
行われ、自動割付デ−タが作成される。また、上記仮仕
訳伝票データと自動割付デ−タとの突合せが行われて実
仕訳伝票データが作成され、この実仕訳伝票データを元
に帳票発行装置から実仕訳伝票が発行される。
【0015】
【実施例】以下、本発明の資金繰処理装置の一実施例を
図面を用いて詳細に説明する。本発明の資金繰処理装置
は、図1に示したように、入出金データ、各種コマンド
等を入力するキーボード1と、システムメニュー、各種
処理データを表示するディスプレイ2と、入出金データ
を格納する入出金データ格納装置3と、入出金データ格
納装置3から取り出した入出金データについて後述のデ
ータ処理を行う入出金データ処理装置4と、銀行との間
でデータの受渡しを行うファームバンキングデータ送受
装置5と、仕訳伝票等各種帳票を発行する帳票発行装置
6とから構成したものである。
【0016】ディスプレイ2上には、資金繰処理装置の
立上げと同時に、図2に示すシステムメニューが表示さ
れる。システムメニューは、画面上を三分割してなる大
中小3つのサブメニューから構成されており、このう
ち、大メニュー7には、図2に示すように、本発明に係
る入出金データの処理を行うための資金繰システムの
他、前準備処理、会計システム及びデータバックアップ
の4項目が表示される。
【0017】ここで、上記大メニュー7のうち、実行し
ようとする項目の番号、例えば、「2.資金繰システ
ム」の番号「2」をオペレータがキーボード1から入力
すると、図3に示すように、「2.資金繰システム」に
属する中メニュー8の内容が12項目表示される。さら
に、これら中メニュー8のうち、実行しようとするメニ
ューの番号、例えば、「1.資金繰入力処理」の番号
「1」をキーボードから入力すると、図4に示すよう
に、「1.資金繰入力処理」に属する小メニュー9の内
容が10項目表示される。
【0018】この小メニュー9に表示される各項目は、
実行される処理の名称を表示したものであり、各項目に
対応する番号を入力し、各処理を個別に実行できる。な
お、表1及び表2には、本発明の資金繰処理装置によっ
て実行される処理の名称を大中小の各メニューごとに表
示してあるが、各項目が表示される順番は、表1及び表
2に表示したものに限られず任意に設定できるようにし
てある。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】一方、本発明に係る資金繰処理装置におけ
る入出金データAは、上記の入出金データ格納装置3に
格納されるものであるが、この入出金データ格納装置3
は、図1に示すように、随時発生データ格納部10、定
期発生データ格納部11及び自動発生データ格納部12
を具備するものである。
【0022】随時発生データ格納部10は、入金或いは
出金が現金、小切手、振込等、単一種類の資金で行われ
る日常の取引きで随時発生する入出金データAを、取引
ごとに格納する装置であり、単一種別入出金部13、複
数種別入金部14、複数種別出金部15から構成してあ
る。
【0023】単一種別入出金部13は、小メニュー9の
項目の番号のうち、「1」を入力した場合に起動をかけ
ることができ、起動がかかると図5に示した画面を表示
する。この画面からは取引先、入出金日付、入出金種
別、金額等を、実取引に使用された伝票を見るだけで入
力でき、しかも、科目コード等の入力が不要なため、会
計上の専門的知識を持たない者でも、入出金データを入
力することができる。なお、この入出金データは入力後
に上記単一種別入出金部13に一端記憶される。
【0024】複数種別入金部14と複数種別出金部15
とは、小メニュー9の項目番号の内、それぞれ「2」、
「3」を入力した場合に起動がかかり、図5に示した画
面と略同様の別画面を表示する。なお、表示される画面
は入金と出金とで別々でもよいが、共通でも良い。この
画面からは、取引ごとに取引先、入出金日付、入出金種
別、金額等を入力できるが、これら複数種別入金部14
と複数種別出金部15からは、予め現金、振込、手形等
の種別が分かっており、かつ取引形態が複数種別に跨が
った場合に、入出金データAの入力を行うものである。
【0025】定期発生データ格納部11は、請求書を発
行して後日入金される取引や、請求書を受領して一定期
間後に支払う取引等、日常の定期的な取引で発生する入
出金データAの取引ごとの入力を行う装置であり、入金
部16と、出金部17とから構成してある。
【0026】入金部16と、出金部17とは、小メニュ
ー9の項目番号の内、それぞれ「4」、「5」を入力し
た場合に起動がかかるようにしてある。なお、図6に示
したのは、出金部17の起動をかけた場合に表示される
画面であり、この画面からは取引ごとに、取引先、入出
金日付、入出金種別、金額等を入力することができる。
また、入金部16の起動をかけた場合にも図6に示した
のと略同様の別画面が表示されるが、入金と出金とを区
別せずに共通画面としても良い。
【0027】自動発生データ格納部12は、毎月定期的
に入金される家賃収入や貸付金の返済、また、定期的に
出金される定期積立やリース料等、自動的に発生する入
出金データAの取引単位を格納する装置であり、上記の
小メニュー9の、「6から10まで」のいずれかの番号
を入力した場合に起動がかかり、図7の如き画面が表示
される。なお、図示していないが、6から10までの番
号ごとに画面が変わり、データの種類に応じた入力を行
えるようにしてある。
【0028】このように、入出金データAの入力は、随
時、定期、自動の各発生形態ごとに設けられた各画面か
ら行われ、しかも、実取引に使用された伝票を見るだけ
で行うことができるので、会計上の専門的知識を持たな
い者でも、簡単かつ迅速に行うことができる。また、入
出金データAは、入力後各格納部に記憶されるようにな
っている。
【0029】こうして入出金データAの入力完了後、オ
ペレータが、大メニュー7上の資金繰処理の番号「2」
を選択し、引き続き、上記表1の中メニュー8上の番号
「4」を選択し、さらに、小メニュー9上の番号「3」
を選択すると、下記の資金繰処理を実行することができ
る。
【0030】この資金繰処理は、図1に示した入出金デ
ータ処理装置4、ファームバンキングデータ送受装置
5、帳票発行装置6によって行われる。そこで、先ず、
各装置の構成を説明する。
【0031】入出金データ処理装置4は、図1に示すよ
うに、資金繰演算処理部18、マスター記憶部19、自
動割付演算処理部20、検索処理部21、資金繰データ
記憶部22、仕訳データ記憶部23及び仕訳処理部24
から構成される。なお、各部の作用については、後述の
資金繰処理の中で説明する。
【0032】ファームバンキングデータ送受装置5は、
銀行口座の口座入金データD及び口座出金データEの受
渡しを、ファームバンキングを利用して行うための装置
であり、口座入金データDの記憶を行う入力部5aと、
口座出金データEの記憶を行う入力部5bとを具備した
ものである。
【0033】また、帳票発行装置6は、上記入出金デー
タ処理装置4から資金繰データ記憶部22或いは仕訳デ
ータ記憶部23に記憶されている各種データを受け取
り、所定のフォーマットに編集した上で後述の実仕訳入
出金伝票25、26の他、各種帳票を発行する装置であ
る。また、この帳票発行装置6には、仕様設定部6aが
設けられており、帳票レイアウトの設定及び変更を各種
帳票毎に行うことができる。
【0034】一方、上記各装置によって行われる資金繰
処理は、大きくは入金データ処理と出金データ処理とに
分かれており、各々の処理に先立って上記入出金データ
Aを入金データBと出金データCに振り分ける処理が行
われる。
【0035】先ず、入金データ処理について説明する。
入金データ処理は、図8に示す流れに従って行われるも
のであり、以下順を追って説明する。なお、図に示した
1〜11の各符号は、下記の各処理ステップに対応して
おり、以下の説明もこの1〜11の各符号ごとに行う。
【0036】ステップ1.上記のようにして入力された
入金データBの振分けを行う。この振分け処理は、入出
金データ処理装置4の資金繰演算処理部18によって入
金データBを1件ずつ読み取って行われ、入金データB
を入金予定データaと、実入金データbとに振分けるも
のである。また、振分けられた入金予定データaは、後
述のステップ2によって処理され、実入金データbはス
テップ4によって処理される。
【0037】ステップ2.上記入金予定データaをフォ
ーマット変換して資金繰データcとし、資金繰データ記
憶部22に記憶する。この処理も、資金繰演算処理部1
8によって行われる。
【0038】ステップ3.上記資金繰データcを順次、
資金繰データ記憶部22から資金繰演算処理部18に読
出して仮仕訳伝票データdを作成し、再度資金繰データ
記憶部22に記憶する。この仮仕訳伝票データdは、マ
スター記憶部19に記憶された科目マスター等の各種マ
スターファイルを参照し、科目コード、科目名称、取引
先名称、消費税区分等の必要項目を獲得して資金繰用に
発生させたデータであり、後述の自動割付データeと突
合せて後述の実仕訳伝票データfの作成及び実仕訳入金
伝票25を発行するためのデータである。ここで、予め
仮仕訳伝票データdを作成しておくことにより、後述の
実仕訳伝票発行処理の負担を軽減することができる。
【0039】ステップ4.銀行口座に実際の入金があっ
たか否かの判断を実入金データbに対して行う。この判
断は、資金繰演算処理部18で後述のファームバンキン
グデータ送受装置5に記憶された口座入金データDの中
に、上記の実入金データbに該当するものが存在するか
否かを判断するものであり、存在した場合は実入金デー
タbを検索処理部21に送り、存在しない場合は後述の
ステップ10,11を実行した後に検索処理部21に送
る。
【0040】ステップ5.実入金データbと資金繰デー
タcとの突合せを行う。この突合せは、上記実入金デー
タbを検索処理部21で読み込んで上記資金繰データc
を検索し、検索結果に応じて自動割付演算処理部20で
ランク付けを行うものである。このランク付けは、日
付、銀行口座、金額を検索キーとして検索を行い、完全
一致、入金日相違、金額相違等の検索結果に応じた各符
号を実入金データbに付与して自動割付データeとする
ものである。
【0041】ステップ6,7.上記の自動割付データe
の割付内容の確認及び訂正を行うための処理である。こ
の確認は、自動割付データeをディスプレイ2に画面表
示し、その内容をオペレータが確認するものである。ま
た、訂正が必要なデータに対して所定のファンクション
キーを入力し、そのデータについてのみステップ7の手
動割付処理、すなわち、オペレータによる割付内容の訂
正を行うことができる。
【0042】ステップ8.自動割付データeと仮仕訳伝
票データdとの突合せ及び実仕訳伝票データfの作成
と、帳票発行装置6による実仕訳入金伝票25の発行を
行う。この突合せは、仕訳処理部24で日付、金額、取
引先を突合キーとして行うものである。また、突合せの
結果、完全一致したものについてマスター記憶部19か
ら科目名称、取引先名称等の項目をセットし、貸借の揃
った実仕訳伝票データfを作成して仕訳データ記憶部2
3に格納する。さらに、この実仕訳伝票データfを、帳
票発行装置6に送信して図10に示した如き実仕訳入金
伝票25を発行する。
【0043】なお、この図10に示したものは、実仕訳
入金伝票25の一例であり、そのレイアウトは、帳票発
行装置6の仕様設定部6aに定義されている仕様を変更
することにより任意に変更することができる。
【0044】ステップ9.資金繰データcの内、上記実
仕訳入金伝票25の発行が行われたものに完了コードを
付与すると共にデータの削除を行う。これは、資金繰演
算処理部18が実仕訳伝票データfを受取って資金繰デ
ータcを検索し、見つかったものには完了コードを付与
する。その上で、オペレータが指示すると、完了コード
を付与した資金繰データcを資金繰データ記憶部22か
ら削除するものである。
【0045】ステップ10,11.実入金データbの
内、ステップ4による判断を行ったもの、すなわち、銀
行からの入金の無かったものが受取手形によるものか否
かをステップ10で判断し、受取手形によるものであれ
ば、後続のステップ11を実行して受取手形データを付
与し、そうでない場合は、上記のステップ5の処理に戻
す。なお、このステップ10と11とは、受取手形によ
る入金がない場合は不要であるため、省略したものとす
ることもできる。
【0046】次に、出金データ処理について説明する。
出金データ処理は、図9に示す流れに従って行われるも
のである。以下順を追って説明する。なお、図に示した
1〜20の各符号は、処理の各ステップを表しており、
以下の説明もこの1〜20の各符号ごとに行う。
【0047】ステップ1.上記のようにして入力された
出金データCの振分けを行う。この振分け処理は、入出
金データ処理装置4の資金繰演算処理部18によって出
金データCを1件ずつ読み取って行われ、出金データC
を出金予定データgと、実出金データhとに振分けるも
のである。また、振分けられた出金予定データgは、後
述のステップ2によって処理され、実出金データhはス
テップ7によって処理される。
【0048】ステップ2.上記出金予定データgをフォ
ーマット変換して資金繰データiとし、資金繰データ記
憶部22に記憶する。この処理も、資金繰演算処理部1
8によって行われる。 ステップ3.資金繰演算処理部18によって資金繰デー
タiの中に手形支払いのものがあるか否かについて判断
を行い、手形支払いのものは後続のステップ4を実行
し、そうでないものは、上記のステップ1へ戻す。
【0049】ステップ4.資金繰データiに手形データ
を付与して資金繰データjとする。 ステップ5.資金繰演算処理部18によって資金繰デー
タjの中に受取手形の裏書きで支払うものがあるか否か
について判断を行い、裏書きで支払うものは後続のステ
ップ6を実行し、そうでないものはステップ1へ戻す。 ステップ6.資金繰データjに裏書きデータを付与して
資金繰データkとする。
【0050】ステップ7.銀行口座から実際の出金があ
ったか否かの判断を実出金データhに対して行う。この
判断は、資金繰演算処理部18でファームバンキングデ
ータ送受装置5に記憶された口座出金データEの中に、
上記の実出金データhに該当するものが存在するか否か
を判断するものであり、存在した場合はその分の実出金
データhを実出金データlとして検索処理部21に送
り、存在しない場合は、実出金データmとして後続のス
テップ8〜15を実行する。
【0051】ステップ8.実出金データmにつき、支払
データの作成を行うか否かの判断を資金繰演算処理部1
8で行う。この判断は、当該資金繰処理を行った日が支
払日以降であるか否かによって行い、条件に適合すれば
そのデータについてステップ9を実行し、しないものは
ステップ1へ戻す。 ステップ9.資金繰演算処理部18により、該当する支
払日に適合するデータについて支払データnを作成す
る。
【0052】ステップ10,11.資金繰演算処理部1
8により、支払データnにつき、ステップ10で取引先
に相殺があるか否かの判断を行い、相殺があるものにつ
いてステップ11で相殺処理を行う。この相殺処理は、
支払金額を越えない範囲で売掛金、未収入金、貸付金等
の金額の相殺を行うものである。
【0053】ステップ12,13,14.さらに資金繰
演算処理部18により支払方法の判断をステップ12で
行い、銀行振込の場合はステップ13で銀行振込データ
oを作成して資金繰データ記憶部22に記憶し、銀行振
込でない場合はステップ14でその他支払データpを作
成して資金繰データ記憶部22に記憶する。
【0054】ステップ15.上記銀行振込データoと支
払データpとから仮仕訳伝票データqを作成し、資金繰
データ記憶部22に記憶する。この仮仕訳伝票データq
は、マスター記憶部19に記憶された科目マスター等の
各種マスターファイルを参照して、科目コード、科目名
称、取引先名称、消費税区分等の必要項目を獲得し、資
金繰用に発生させたデータであり、後述の自動割付デー
タrと突合せて実仕訳出金伝票26を発行するためのデ
ータである。
【0055】ステップ16.実出金データlと資金繰デ
ータiとの突合せを行う。この突合せは、上記実出金デ
ータlを検索処理部21で読み込んで上記資金繰データ
iを検索し、検索結果に応じて自動仕訳演算処理部20
でランク付けを行うものである。このランク付けは、日
付、銀行口座、金額を検索キーとして検索を行い、完全
一致、出金日相違、金額相違等の検索結果に応じた各符
号を実出金データlに付与して自動割付データrとする
ものである。
【0056】ステップ17,18.上記の自動割付デー
タrの割付内容の確認及び訂正を行うための処理であ
る。この確認は、自動割付データrをディスプレイ2に
画面表示し、その内容をオペレータが確認するものであ
る。また、訂正が必要なデータに対して所定のファンク
ションキーを入力すると、そのデータについてのみステ
ップ18の手動割付処理、すなわち、オペレータによる
割付内容の訂正を行うことができる。
【0057】ステップ19.自動割付データrと仮仕訳
伝票データqとの突合せ及び実仕訳伝票データsの作成
と、帳票発行装置6による実仕訳出金伝票26の発行を
行う。この突合せは、仕訳処理部24で日付、金額、取
引先を突合キーとして行うものである。また、突合せの
結果、完全一致したものついてマスター記憶部19から
科目名称、取引先名称等をセットし、貸借の揃った実仕
訳伝票データsを作成して仕訳データ記憶部23に格納
する。さらに、この実仕訳伝票データsを、帳票発行装
置6に送信して図10に示した如き実仕訳伝票26を発
行する。
【0058】なお、この図10に示したものは、実仕訳
出金伝票26の一例であり、そのレイアウトは、帳票発
行装置6の仕様設定部6aに定義されている仕様を変更
することによって任意に変更することができる。
【0059】ステップ20.資金繰データiの内、上記
実仕訳出金伝票26の発行が行われたものに完了コード
を付与すると共に、そのデータの削除を行う。これは、
資金繰演算処理部18が実仕訳伝票データsを受取って
資金繰データiを検索し、見つかったものには完了コー
ドを付与し、その上で、オペレータの指示により、完了
コードを付与した資金繰データiを資金繰データ記憶部
22から削除するものである。
【0060】以上にようにして、入出金データの入力及
び実仕訳入出金伝票25、26が行われることによって
資金繰処理は終了し、ディスプレイ2のメニュー画面
は、図3に示した如き、中メニュー8が表示された状態
に戻る。ここで、さらに、表1及び表2に示した処理の
内、該当する処理を実行することにより、図11に示し
た如き確認用、管理用の各種帳票を発行することができ
る。
【0061】なお、図11に示したものは、「得意先別
残高一覧」の一例であり、この他にも、定期出金一覧、
資金繰一覧等を発行することができるが、それぞれのレ
イアウトは、帳票発行装置6の仕様設定部6aに定義さ
れている仕様を変更することによって任意に変更するこ
とができる。
【0062】こうした各種帳票は、上記資金繰データ記
憶部に記憶されている資金繰データc,或いは自動割付
データe等所定のデータを入力として、帳票発行装置6
の仕様設定部6aの記憶されている定義内容に従い、こ
れら入力データを編集してプリント出力したものであ
り、ディスプレイ2のメニュー画面からの指示に従って
出力することができるようになっている。したがって、
ディスプレイ2のメニュー項目の追加及び帳票発行装置
6の仕様設定部6aに仕様を追加することにより、表1
或いは表2に示した各種帳票の他にも、新たな帳票を発
行することができる。
【0063】
【発明の効果】本発明の資金繰処理装置によれば、入出
金データを随時、定期、自動等各発生形態に応じて入力
することができ、しかも、入力は実取引に使用された伝
票のみを見るだけで行うことができる。従って、会計上
の専門的知識を持たない者でも、簡単かつ迅速に入力す
ることができる。
【0064】また、入力された入出金データは、銀行か
らの実入出金データとの割付が当該装置により一括して
自動的に行われ、割付結果に応じた実仕訳伝票の発行も
自動的に行われる。そのため、入出金データを入力して
所定の処理を行うのみで実取引として確定した仕訳伝票
が自動発行される。さらに、上記入出金データに所定の
処理を加えたデータを元に、帳票発行装置に対するレイ
アウトの仕様を追加或いは変更することができるため、
確認用、管理用等任意の帳票を任意のレイアウトで発行
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の資金繰処理装置の全体構成図である。
【図2】ディスプレイに表示されるメニュー画面のう
ち、大メニューのみ表示したものの一例を示す図であ
る。
【図3】図2に中メニューを追加表示した画面の一例を
示す図である。
【図4】図3に小メニューを追加表示した画面の一例を
示す図である。
【図5】入出金データを入力する際に表示される画面の
一例を表す図である。
【図6】入出金データを入力する際に表示される画面の
他例を表す図である。
【図7】入出金データを入力する際に表示される画面の
さらに他例を表す図である。
【図8】資金繰処理装置によって行われる入金データ処
理のフローチャートである。
【図9】同じく、出金データ処理のフローチャートであ
る。
【図10】実入金伝票及び実出金伝票の一例を示す図で
ある。
【図11】帳票発行装置から発行される帳票の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 ディスプレイ 3 入出金データ格納装置 4 入出金データ処理装置 5 ファームバンキングデータ送受装置 6 帳票発行装置 10 随時発生データ格納部 11 定期発生データ格納部 12 自動発生データ格納部 18 資金繰演算処理部 20 自動割付演算処理部 21 検索処理部 22 資金繰データ記憶部 23 仕訳データ記憶部 24 仕訳処理部 A 入出金データ B 入金データ C 出金データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出金データ、各種コマンド等を入力す
    るキーボードと、 システムメニュー、各種処理データ等を表示するディス
    プレイと、 随時発生する入出金データを格納する随時発生データ格
    納部と、定期的に発生する入出金データを格納する定期
    発生データ格納部と、自動的に発生する入出金データを
    格納する自動発生データ格納部とを有する入出金データ
    格納装置と、 ファームバンキングを利用して銀行との間でデータを送
    信又は受信するファームバンキングデータ送受装置と、 上記入出金データ格納装置から取り出した入出金データ
    をフォーマット変換、編集、演算処理等し、上記ファー
    ムバンキングデータ送受装置から受け取ったファームバ
    ンキングデータと併せて自動割付し、実仕訳伝票データ
    等を作成する入出金データ処理装置と、 上記入出金データ処理装置から帳票発行用データを受け
    取って実仕訳伝票等の各種帳票を発行する帳票発行装置
    とからなる資金繰処理装置。
  2. 【請求項2】 前記随時発生データ格納部は、単一種類
    の取引形態の入出金データを格納する単一種別入出金部
    と、複数種類の取引形態の入金データを格納する複数種
    別入金部と、複数種類の取引形態の出金データを格納す
    る複数種別出金部とから構成されることを特徴とする請
    求項1記載の資金繰処理装置。
  3. 【請求項3】 前記定期発生データ格納部は、定期的に
    発生する入金データを格納する入金部と、定期的に発生
    する出金データを格納する出金部とから構成されること
    を特徴とする請求項1又は2記載の資金繰処理装置。
  4. 【請求項4】 前記入出金データ処理装置は、資金繰演
    算処理部と、マスター記憶部と、自動割付演算処理部
    と、検索処理部と、資金繰データ記憶部と、仕訳データ
    記憶部と、仕訳データ処理部とから構成され、前記入出
    金データ格納装置から取り出した入出金データを資金繰
    演算処理部により予定データと実際データとに振分け、
    予定データをフォーマット変換して資金繰データとして
    資金繰データ記憶部に記憶し、この資金繰データを用い
    て、マスター記憶部に記憶されたマスターファイルを参
    照し、資金繰用に発生させた仮仕訳伝票データを作成し
    て資金繰データ記憶部に記憶し、実際データについて、
    上記ファームバンキングデータ送受装置から受け取った
    ファームバンキングデータの中に、該当するデータが有
    るか否かの判断を行い、有ったものについては検索処理
    部で読込んで上記資金繰データの検索を行い、この検索
    結果により上記自動割付演算処理部でこの実際データに
    対してランク付けを行い、自動割付データとして上記資
    金繰データ記憶部に記憶し、仕訳データ処理部により仮
    仕訳伝票データと自動割付データとを突合せて実仕訳伝
    票データを作成し、この実仕訳伝票データを仕訳データ
    記憶部に記憶することを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の資金繰処理装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003044776A (ja) * 2001-07-27 2003-02-14 Daiwa Securities Smbc Co Ltd 銀行口座間の振替方法及びそのシステム並びにプログラム
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WO2004072880A1 (ja) * 2003-02-17 2004-08-26 Hida, Junko 仕訳データ作成装置
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JP2016031729A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 株式会社オービックビジネスコンサルタント 伝票処理装置、伝票処理方法、及びプログラム

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