JPH08306558A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents
内燃機関用点火装置Info
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- JPH08306558A JPH08306558A JP7109712A JP10971295A JPH08306558A JP H08306558 A JPH08306558 A JP H08306558A JP 7109712 A JP7109712 A JP 7109712A JP 10971295 A JP10971295 A JP 10971295A JP H08306558 A JPH08306558 A JP H08306558A
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- coil
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- H01F38/12—Ignition, e.g. for IC engines
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 装置の大きさを大きくすることなく、絶縁樹
脂層の絶縁破壊の発生を防ぐ内燃機関用点火装置を得る
ことを目的とする。 【構成】 イグニッションコイル１００の一次コイル２
が巻回された第１の鉄芯部１ｂと、一次コイルの外側に
巻線が巻回された二次コイル３と、第１の鉄芯部と共に
閉磁路を形成し、かつ二次コイルの外側に位置した第２
の鉄芯部１ｃと、一次コイルおよび二次コイルを収納し
た収納ケース４と、収納ケースおよび二次コイルとの間
に配置された絶縁樹脂層７ａとを備え、絶縁樹脂層のう
ち、第２の鉄芯部および二次コイルの間の第１の樹脂部
７ａ1は、その他の絶縁樹脂層である第２の樹脂部７ａ2
よりも肉厚である。
脂層の絶縁破壊の発生を防ぐ内燃機関用点火装置を得る
ことを目的とする。 【構成】 イグニッションコイル１００の一次コイル２
が巻回された第１の鉄芯部１ｂと、一次コイルの外側に
巻線が巻回された二次コイル３と、第１の鉄芯部と共に
閉磁路を形成し、かつ二次コイルの外側に位置した第２
の鉄芯部１ｃと、一次コイルおよび二次コイルを収納し
た収納ケース４と、収納ケースおよび二次コイルとの間
に配置された絶縁樹脂層７ａとを備え、絶縁樹脂層のう
ち、第２の鉄芯部および二次コイルの間の第１の樹脂部
７ａ1は、その他の絶縁樹脂層である第２の樹脂部７ａ2
よりも肉厚である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、イグニッションコイ
ルの一次コイルに流れる一次電流に応じ、二次コイルに
高電圧を発生し、高電圧を外部の点火プラグに送る内燃
機関用点火装置に関するものである。
ルの一次コイルに流れる一次電流に応じ、二次コイルに
高電圧を発生し、高電圧を外部の点火プラグに送る内燃
機関用点火装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の内燃機関用点火装置の一例
を示す側断面図である。図５は図４のV-V線に沿う矢視
断面図である。また図６は図４のVI-VI線に沿う矢視断
面図である。イグニッションコイル１００の有底四角筒
状の収納ケース４の底には四角い底穴４ａがあいてい
る。四角筒形の一次ボビン２ａに巻線が巻回されてなる
一次コイル２が形成されている。収納ケース４内では、
一次ボビン２ａの中心軸線と収納ケース４の底穴４ａの
中心軸線とが一致し、一次ボビン２ａの一端のフランジ
部２ｃが収納ケース４の底面と当接して一次コイル２が
配置されている。一次コイル２の周囲には一定の距離を
保って、二次ボビン３ａに巻線が巻回されて形成された
二次コイル３が配置されている。収納ケース４の図４で
下方の側壁には側壁穴４ｂがあいている。側壁の外側に
は円筒形の高圧タワー６ａが側壁穴４ｂから垂直に延
び、収納ケース４と一体に形成されている。二次コイル
３の高圧発生端３ｂに接続された高圧端子６は円筒形の
高圧タワー６ａ内まで延びている。収納ケース４内の上
記一次コイル２、二次コイル３等の各部品は、収納ケー
ス４内に配置された後、各部品間に注入硬化された樹脂
７で固定されている。収納ケース４の開口側の一側壁に
は外部接続用のターミナル５が設けられている。ターミ
ナル５には一次コイル２と電気的に接続された低圧端子
５が設けられている。
を示す側断面図である。図５は図４のV-V線に沿う矢視
断面図である。また図６は図４のVI-VI線に沿う矢視断
面図である。イグニッションコイル１００の有底四角筒
状の収納ケース４の底には四角い底穴４ａがあいてい
る。四角筒形の一次ボビン２ａに巻線が巻回されてなる
一次コイル２が形成されている。収納ケース４内では、
一次ボビン２ａの中心軸線と収納ケース４の底穴４ａの
中心軸線とが一致し、一次ボビン２ａの一端のフランジ
部２ｃが収納ケース４の底面と当接して一次コイル２が
配置されている。一次コイル２の周囲には一定の距離を
保って、二次ボビン３ａに巻線が巻回されて形成された
二次コイル３が配置されている。収納ケース４の図４で
下方の側壁には側壁穴４ｂがあいている。側壁の外側に
は円筒形の高圧タワー６ａが側壁穴４ｂから垂直に延
び、収納ケース４と一体に形成されている。二次コイル
３の高圧発生端３ｂに接続された高圧端子６は円筒形の
高圧タワー６ａ内まで延びている。収納ケース４内の上
記一次コイル２、二次コイル３等の各部品は、収納ケー
ス４内に配置された後、各部品間に注入硬化された樹脂
７で固定されている。収納ケース４の開口側の一側壁に
は外部接続用のターミナル５が設けられている。ターミ
ナル５には一次コイル２と電気的に接続された低圧端子
５が設けられている。
【０００３】一次ボビン２ａには、断面四角形状の第１
の鉄芯部１ｂが貫通している。また収納ケース４の外側
壁には四角管状の鉄芯保持部４ｃが一次ボビン２ａと平
行に設けられている。鉄芯保持部４ｃには四角棒状の第
２の鉄芯部１ｃが貫通している。第１の鉄芯部１ｂと第
２の鉄芯部１ｃとは両端部で連結されて閉磁路をなす鉄
芯１を形成している。絶縁樹脂７は各部品間の隙間に充
填され、特に二次コイル３と収納ケース４との間には第
１の絶縁樹脂層７ａ、一次コイル２と二次コイル３との
間には第２の絶縁樹脂層７ｂが形成されている。
の鉄芯部１ｂが貫通している。また収納ケース４の外側
壁には四角管状の鉄芯保持部４ｃが一次ボビン２ａと平
行に設けられている。鉄芯保持部４ｃには四角棒状の第
２の鉄芯部１ｃが貫通している。第１の鉄芯部１ｂと第
２の鉄芯部１ｃとは両端部で連結されて閉磁路をなす鉄
芯１を形成している。絶縁樹脂７は各部品間の隙間に充
填され、特に二次コイル３と収納ケース４との間には第
１の絶縁樹脂層７ａ、一次コイル２と二次コイル３との
間には第２の絶縁樹脂層７ｂが形成されている。
【０００４】このように構成された内燃機関用点火装置
では、外部の図示しないパワートランジスタユニット等
により断続される一次電流が低圧端子５を介して一次コ
イル２に流れ、一次電流の遮断時に二次コイル３に高電
圧が発生し、高圧端子６を介して外部の点火プラグへ出
力される。
では、外部の図示しないパワートランジスタユニット等
により断続される一次電流が低圧端子５を介して一次コ
イル２に流れ、一次電流の遮断時に二次コイル３に高電
圧が発生し、高圧端子６を介して外部の点火プラグへ出
力される。
【０００５】鉄芯１は閉磁路を形成し、磁路のいずれか
の部位に間隙を有すればよい。図６にては１例として第
１の鉄芯部１ｂの中央に間隙１ａを有する場合を示して
いる。間隙１ａの存在は、二次コイル３が発生する出力
電圧の大きさを左右する。近年、間隙１ａに磁石を配置
する技術がある。間隙１ａに磁石を配置すると磁石の有
する磁界の効果により二次コイル３がさらに大きな出力
電圧を発生する。したがって、同じ断面積の鉄芯１でも
より大きな出力電圧を得られ、装置のコンパクト化が図
れる。
の部位に間隙を有すればよい。図６にては１例として第
１の鉄芯部１ｂの中央に間隙１ａを有する場合を示して
いる。間隙１ａの存在は、二次コイル３が発生する出力
電圧の大きさを左右する。近年、間隙１ａに磁石を配置
する技術がある。間隙１ａに磁石を配置すると磁石の有
する磁界の効果により二次コイル３がさらに大きな出力
電圧を発生する。したがって、同じ断面積の鉄芯１でも
より大きな出力電圧を得られ、装置のコンパクト化が図
れる。
【０００６】ある瞬間で考えると、鉄芯１は装置か固定
されているエンジンブロック等と同一のアース電位にな
ることがあり、また一次コイル２は数百ボルトの低電
圧、二次コイルは数十キロボルトの高電圧となることが
ある。一方第１の絶縁樹脂層７ａは二次コイル３と第２
の鉄芯部１ｃとの間の絶縁をしており、また第２の絶縁
樹脂層７ｂは二次コイル３と、一次コイル２および第１
の鉄芯部１ｂとの間の絶縁をしている。
されているエンジンブロック等と同一のアース電位にな
ることがあり、また一次コイル２は数百ボルトの低電
圧、二次コイルは数十キロボルトの高電圧となることが
ある。一方第１の絶縁樹脂層７ａは二次コイル３と第２
の鉄芯部１ｃとの間の絶縁をしており、また第２の絶縁
樹脂層７ｂは二次コイル３と、一次コイル２および第１
の鉄芯部１ｂとの間の絶縁をしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】鉄芯１、一次コイル２
および二次コイル３の各部品の間で、最大電位差は二次
コイル３と第２の鉄芯部１ｃとの間で生じる。最大電位
差が発生したとき、場合によっては両者の間に配置され
た第１の絶縁樹脂層７ａが絶縁破壊を起こすことがあ
る。
および二次コイル３の各部品の間で、最大電位差は二次
コイル３と第２の鉄芯部１ｃとの間で生じる。最大電位
差が発生したとき、場合によっては両者の間に配置され
た第１の絶縁樹脂層７ａが絶縁破壊を起こすことがあ
る。
【０００８】間隙１ａに磁石を組み込むことにより、二
次コイル３の発生する出力電圧はさらに高いものとな
り、そのような場合に第１の絶縁樹脂層７ａの絶縁破壊
はさらに発生しやすくなる。
次コイル３の発生する出力電圧はさらに高いものとな
り、そのような場合に第１の絶縁樹脂層７ａの絶縁破壊
はさらに発生しやすくなる。
【０００９】絶縁破壊が発生すると点火装置の寿命の低
下や信頼性の低下を引き起こす。一方絶縁破壊を防ぐに
は、十分な厚さの絶縁樹脂層を備えれば良いが、そのよ
うな絶縁樹脂層を備えると樹脂量が増え、装置の重量が
増したりまたコストアップの原因となる。また近年、特
に要求されるコンパクト化に逆行するものになってしま
うといった課題があった。
下や信頼性の低下を引き起こす。一方絶縁破壊を防ぐに
は、十分な厚さの絶縁樹脂層を備えれば良いが、そのよ
うな絶縁樹脂層を備えると樹脂量が増え、装置の重量が
増したりまたコストアップの原因となる。また近年、特
に要求されるコンパクト化に逆行するものになってしま
うといった課題があった。
【００１０】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、装置の大きさを大きくすること
なく、絶縁樹脂層の絶縁破壊の発生を防ぐ内燃機関用点
火装置を得ることを目的とする。
ためになされたもので、装置の大きさを大きくすること
なく、絶縁樹脂層の絶縁破壊の発生を防ぐ内燃機関用点
火装置を得ることを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】請求項１の内燃機関用点
火装置においては、イグニッションコイルの一次コイル
が巻回された第１の鉄芯部と、一次コイルの外側に巻回
された二次コイルと、第１の鉄芯部と共に閉磁路を形成
し、かつ二次コイルの外側に位置した第２の鉄芯部と、
一次コイルおよび二次コイルを収納した収納ケースと、
収納ケースおよび二次コイルとの間に配置された第１の
樹脂部と第２の樹脂部とからなる絶縁樹脂層とを備え、
第２の鉄芯部および二次コイルの間の第１の樹脂部は、
第２の樹脂部よりも肉厚である。
火装置においては、イグニッションコイルの一次コイル
が巻回された第１の鉄芯部と、一次コイルの外側に巻回
された二次コイルと、第１の鉄芯部と共に閉磁路を形成
し、かつ二次コイルの外側に位置した第２の鉄芯部と、
一次コイルおよび二次コイルを収納した収納ケースと、
収納ケースおよび二次コイルとの間に配置された第１の
樹脂部と第２の樹脂部とからなる絶縁樹脂層とを備え、
第２の鉄芯部および二次コイルの間の第１の樹脂部は、
第２の樹脂部よりも肉厚である。
【００１２】請求項２の内燃機関用点火装置において
は、第２の鉄芯部は、収納ケースの壁面に密着してい
る。
は、第２の鉄芯部は、収納ケースの壁面に密着してい
る。
【００１３】請求項３の内燃機関用点火装置において
は、収納ケースには第１の樹脂部の外側において第２の
鉄芯部を保持する鉄芯保持部を付設したものである。
は、収納ケースには第１の樹脂部の外側において第２の
鉄芯部を保持する鉄芯保持部を付設したものである。
【００１４】請求項４の内燃機関用点火装置において
は、閉磁路鉄芯は間隙を有し、間隙には磁石が配置され
ている。
は、閉磁路鉄芯は間隙を有し、間隙には磁石が配置され
ている。
【００１５】
【作用】請求項１の内燃機関用点火装置においては、第
２の鉄芯部と二次コイルとは両者の間に位置した絶縁樹
脂層の絶縁破壊が起こらない程の十分な距離を保つこと
ができ、且つ装置全体の大きさは従来と略々同じであ
る。
２の鉄芯部と二次コイルとは両者の間に位置した絶縁樹
脂層の絶縁破壊が起こらない程の十分な距離を保つこと
ができ、且つ装置全体の大きさは従来と略々同じであ
る。
【００１６】請求項２の内燃機関用点火装置において
は、第２の鉄芯部は、収納ケースの壁面に密着している
ので、第２の鉄芯部と収納ケースとの間には隙間がな
い。
は、第２の鉄芯部は、収納ケースの壁面に密着している
ので、第２の鉄芯部と収納ケースとの間には隙間がな
い。
【００１７】請求項３の内燃機関用点火装置において
は、収納ケースには第１の樹脂部の外側において第２の
鉄芯部を保持する鉄芯保持部を付設したので、第２の鉄
芯部は第１の樹脂部の外側に確実に保持される。
は、収納ケースには第１の樹脂部の外側において第２の
鉄芯部を保持する鉄芯保持部を付設したので、第２の鉄
芯部は第１の樹脂部の外側に確実に保持される。
【００１８】請求項４の内燃機関用点火装置において
は、第１の鉄芯部は間隙を有し、間隙には磁石が配置さ
れているので、磁石の効果により鉄芯の断面積を小さく
しても同様の出力電圧が得られる。
は、第１の鉄芯部は間隙を有し、間隙には磁石が配置さ
れているので、磁石の効果により鉄芯の断面積を小さく
しても同様の出力電圧が得られる。
【００１９】
実施例１．図１は本発明の一実施例を示す内燃機関用点
火装置の要部断面図である。図２は図１のII-II線に沿
う矢視断面図である。図において図５乃至図６に示した
従来の内燃機関用点火装置と同一または相当部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。
火装置の要部断面図である。図２は図１のII-II線に沿
う矢視断面図である。図において図５乃至図６に示した
従来の内燃機関用点火装置と同一または相当部分には同
一符号を付し、その説明を省略する。
【００２０】収納ケース４および二次コイル３との間に
は絶縁樹脂層である第１の絶縁樹脂層７ａが配置されて
いる。収納ケース４の側壁であって、収納ケース４の外
側壁に設けられた四角管状の鉄芯保持部４ｃの底でもあ
る側壁４ｄは、収納ケース４の他の側壁に比べ外側に膨
らんでいる。そのため第１の絶縁樹脂層７ａのうち、第
２の鉄芯部１ｃと二次コイル３との間の第１の樹脂部７
ａ1は、その他の部分である第２の樹脂部７ａ2りも肉厚
に形成されている。
は絶縁樹脂層である第１の絶縁樹脂層７ａが配置されて
いる。収納ケース４の側壁であって、収納ケース４の外
側壁に設けられた四角管状の鉄芯保持部４ｃの底でもあ
る側壁４ｄは、収納ケース４の他の側壁に比べ外側に膨
らんでいる。そのため第１の絶縁樹脂層７ａのうち、第
２の鉄芯部１ｃと二次コイル３との間の第１の樹脂部７
ａ1は、その他の部分である第２の樹脂部７ａ2りも肉厚
に形成されている。
【００２１】このような構成の内燃機関用点火装置にお
いては、第１の絶縁樹脂層７ａの厚さを全体に亙って厚
くすることなく、絶縁破壊が発生し易い第２の鉄芯部１
ｃと二次コイル３との間に挟まれた第１の樹脂部７ａ1
のみの厚さを厚くした。そのため、第２の鉄芯部１ｃと
二次コイル３との間の距離は、第１の樹脂部７ａ1の絶
縁破壊が起こらない程の十分な距離にすることができる
とともに、装置の大きさは従来と略々同じで、大きくな
ることはない。また、装置の重量が増したり、コストア
ップの原因となることもない。
いては、第１の絶縁樹脂層７ａの厚さを全体に亙って厚
くすることなく、絶縁破壊が発生し易い第２の鉄芯部１
ｃと二次コイル３との間に挟まれた第１の樹脂部７ａ1
のみの厚さを厚くした。そのため、第２の鉄芯部１ｃと
二次コイル３との間の距離は、第１の樹脂部７ａ1の絶
縁破壊が起こらない程の十分な距離にすることができる
とともに、装置の大きさは従来と略々同じで、大きくな
ることはない。また、装置の重量が増したり、コストア
ップの原因となることもない。
【００２２】また、本実施例においては、第２の鉄芯部
１ｃは、収納ケース４と密着しているので、第２の鉄芯
部１ｃと収納ケース４との間には隙間がない。そのた
め、装置の図１における横方向の寸法を小さくすること
ができ、装置の大きさを小さくすることができる。
１ｃは、収納ケース４と密着しているので、第２の鉄芯
部１ｃと収納ケース４との間には隙間がない。そのた
め、装置の図１における横方向の寸法を小さくすること
ができ、装置の大きさを小さくすることができる。
【００２３】さらにまた本実施例においては、収納ケー
ス４は第１の樹脂部７ａ1の外側において第２の鉄芯部
１ｃを保持する鉄芯保持部４ｃを備えているため、第２
の鉄芯部１ｃは第１の樹脂部７ａ1の外側に確実に保持
され他に移動することがない。その為第２の鉄芯部１ｃ
と二次コイル３とは確実に絶縁される。
ス４は第１の樹脂部７ａ1の外側において第２の鉄芯部
１ｃを保持する鉄芯保持部４ｃを備えているため、第２
の鉄芯部１ｃは第１の樹脂部７ａ1の外側に確実に保持
され他に移動することがない。その為第２の鉄芯部１ｃ
と二次コイル３とは確実に絶縁される。
【００２４】図３は第１の鉄芯部１ｂの間隙１ａに磁石
８が配置された例で、間隙１ａは鉄芯の閉磁路のどこに
あってもよい。間隙１ａに磁石８を配置すると磁石８の
有する磁界の効果により二次コイル３がさらに大きな出
力電圧を発生する。したがって、同じ断面積の鉄芯１で
もより大きな出力電圧を得られる。逆に磁石８の効果に
より鉄芯１の断面積を小さなものにしても同様の出力電
圧をえられ、装置の大きさをさらに小さくすることが可
能である。その場合は第２の鉄芯部１ｃの断面積も小さ
なものとなり、第２の鉄芯部１ｃと二次コイル３との間
に配置された第１の樹脂部７ａ1の幅も小さくなるの
で、使用する樹脂量がさらに少なくできる共に、さらに
コンパクト化が図れる。
８が配置された例で、間隙１ａは鉄芯の閉磁路のどこに
あってもよい。間隙１ａに磁石８を配置すると磁石８の
有する磁界の効果により二次コイル３がさらに大きな出
力電圧を発生する。したがって、同じ断面積の鉄芯１で
もより大きな出力電圧を得られる。逆に磁石８の効果に
より鉄芯１の断面積を小さなものにしても同様の出力電
圧をえられ、装置の大きさをさらに小さくすることが可
能である。その場合は第２の鉄芯部１ｃの断面積も小さ
なものとなり、第２の鉄芯部１ｃと二次コイル３との間
に配置された第１の樹脂部７ａ1の幅も小さくなるの
で、使用する樹脂量がさらに少なくできる共に、さらに
コンパクト化が図れる。
【００２５】
【発明の効果】請求項１の内燃機関用点火装置において
は、イグニッションコイルの一次コイルが巻回された第
１の鉄芯部と、一次コイルの外側に巻回された二次コイ
ルと、第１の鉄芯部と共に閉磁路を形成し、かつ二次コ
イルの外側に位置した第２の鉄芯部と、一次コイルおよ
び二次コイルを収納した収納ケースと、収納ケースおよ
び二次コイルとの間に配置された第１の樹脂部と第２の
樹脂部とからなる絶縁樹脂層とを備え、第２の鉄芯部お
よび二次コイルの間の第１の樹脂部は、他の絶縁樹脂層
である第２の樹脂部よりも肉厚であるので、第２の鉄芯
部と二次コイルとは両者の間に位置した絶縁樹脂層の絶
縁破壊が起こらない程の十分な距離を保つことができ、
且つ装置全体の大きさは従来と略々同じである。
は、イグニッションコイルの一次コイルが巻回された第
１の鉄芯部と、一次コイルの外側に巻回された二次コイ
ルと、第１の鉄芯部と共に閉磁路を形成し、かつ二次コ
イルの外側に位置した第２の鉄芯部と、一次コイルおよ
び二次コイルを収納した収納ケースと、収納ケースおよ
び二次コイルとの間に配置された第１の樹脂部と第２の
樹脂部とからなる絶縁樹脂層とを備え、第２の鉄芯部お
よび二次コイルの間の第１の樹脂部は、他の絶縁樹脂層
である第２の樹脂部よりも肉厚であるので、第２の鉄芯
部と二次コイルとは両者の間に位置した絶縁樹脂層の絶
縁破壊が起こらない程の十分な距離を保つことができ、
且つ装置全体の大きさは従来と略々同じである。
【００２６】請求項２の内燃機関用点火装置において
は、第２の鉄芯部は、収納ケースの壁面に密着してい
て、第２の鉄芯部と収納ケースとの間には隙間がないの
で、装置の大きさを小さくすることができる。
は、第２の鉄芯部は、収納ケースの壁面に密着してい
て、第２の鉄芯部と収納ケースとの間には隙間がないの
で、装置の大きさを小さくすることができる。
【００２７】請求項３の内燃機関用点火装置において
は、収納ケースには第１の樹脂部の外側において第２の
鉄芯部を保持する鉄芯保持部を付設したので、第２の鉄
芯部は第１の樹脂部の外側に確実に保持され、第２の鉄
芯部と二次コイルとの絶縁は確実になる。
は、収納ケースには第１の樹脂部の外側において第２の
鉄芯部を保持する鉄芯保持部を付設したので、第２の鉄
芯部は第１の樹脂部の外側に確実に保持され、第２の鉄
芯部と二次コイルとの絶縁は確実になる。
【００２８】請求項４の内燃機関用点火装置において
は、第１、第２の鉄芯部を含む閉磁路鉄芯は間隙を有
し、間隙には磁石が配置されているので、磁石の効果に
より鉄芯の断面積を小さくしても同様の出力電圧が得ら
れるので、装置の大きさをさらに小さくすることができ
る。
は、第１、第２の鉄芯部を含む閉磁路鉄芯は間隙を有
し、間隙には磁石が配置されているので、磁石の効果に
より鉄芯の断面積を小さくしても同様の出力電圧が得ら
れるので、装置の大きさをさらに小さくすることができ
る。
【図１】 本発明の一実施例を示す内燃機関用点火装置
の要部断面図である。
の要部断面図である。
【図２】 図１のII-II線に沿う矢視断面図である。
【図３】 第１の鉄芯部の間隙に磁石が配置された例で
ある。
ある。
【図４】 従来の内燃機関用点火装置の一例を示す側断
面図である。
面図である。
【図５】 図４のV-V線に沿う矢視断面図である。
【図６】 図４のVI-VI線に沿う矢視断面図である。
１ａ 間隙、１ｂ 第１の鉄芯部、１ｃ 第２の鉄芯
部、２ 一次コイル、３二次コイル、４ 収納ケース、
４ｃ 鉄芯保持部、７ 絶縁樹脂、７ａ 第１の絶縁樹
脂層、７ａ1 第１の樹脂部、７ａ2 第２の樹脂部、７
ｂ 第２の絶縁樹脂層、８ 磁石、１００ イグニッシ
ョンコイル。
部、２ 一次コイル、３二次コイル、４ 収納ケース、
４ｃ 鉄芯保持部、７ 絶縁樹脂、７ａ 第１の絶縁樹
脂層、７ａ1 第１の樹脂部、７ａ2 第２の樹脂部、７
ｂ 第２の絶縁樹脂層、８ 磁石、１００ イグニッシ
ョンコイル。
Claims (4)
- 【請求項１】 イグニッションコイルの一次コイルが巻
回された第１の鉄芯部と、 上記一次コイルの外側に巻回された二次コイルと、 上記第１の鉄芯部と共に閉磁路を形成し、かつ上記二次
コイルの外側に位置した第２の鉄芯部と、 上記一次コイルおよび上記二次コイルを収納した収納ケ
ースと、 上記収納ケースおよび上記二次コイルとの間に配置され
た第１の樹脂部と第２の樹脂部とからなる絶縁樹脂層と
を備えた内燃機関用点火装置において、 上記第２の鉄芯部および上記二次コイルの間の上記第１
の樹脂部は、上記第２の樹脂部よりも肉厚であることを
特徴とする内燃機関用点火装置。 - 【請求項２】 上記第２の鉄芯部は、上記収納ケースの
壁面に密着している請求項１に記載の内燃機関用点火装
置。 - 【請求項３】 上記収納ケースには上記第１の樹脂部の
外側において上記第２の鉄芯部を保持する鉄芯保持部を
付設した請求項１あるいは請求項２に記載の内燃機関用
点火装置。 - 【請求項４】 上記閉磁路を形成する鉄芯は間隙を有
し、上記間隙には磁石が配置されている請求項１乃至請
求項３のいずれかに記載の内燃機関用点火装置。
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