JPH08305370A - 消音装置および騒音反射面部材 - Google Patents

消音装置および騒音反射面部材

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JPH08305370A
JPH08305370A JP7109588A JP10958895A JPH08305370A JP H08305370 A JPH08305370 A JP H08305370A JP 7109588 A JP7109588 A JP 7109588A JP 10958895 A JP10958895 A JP 10958895A JP H08305370 A JPH08305370 A JP H08305370A
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Osamu Takehira
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Abstract

(57)【要約】 【目的】専用の干渉用音波発生源を必要とせず、構成が
簡単で消音効果の高い新規な消音装置を実現する。 【構成】長軸を回転軸とする所定形状の回転楕円面部分
を内面形状とする騒音反射面部材10と、単一の騒音入
力口30Aから騒音を入力され、入力した騒音の伝播を
2つに分離し、分離した騒音を互いに離れた2つの騒音
出力口30B1,30B2から別個に出力する騒音分離
部材30とを有し、騒音分離部材30の2つの騒音出力
口30B1,30B2が、騒音反射面部材10における
回転楕円面の2つの焦点位置10B1,10B2を占め
るように、騒音分離部材30と騒音反射面部材10の位
置関係が定められ、騒音入力口30Aとは別個に、外部
に開放した開口部10A1を1以上有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は消音装置および消音反
射面部材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、機械的な可動部を含む機械装置
では、可動部の駆動音が不可避的に発生して騒音の原因
となる。例えば、光プリンター等では光走査用の光束を
偏向させる回転多面鏡の回転による風切り音が騒音とな
るし、電子複写装置では感光体や光学系の動作に伴い騒
音が発生する。洗濯機等の家庭電化製品に於いてもモー
ター等の駆動音が騒音となる。
【0003】このような騒音の遮断には、騒音発生源を
遮音材で密閉することが有効であるが、実際には「装置
内部の温度上昇を避ける」ためや「空調機や掃除機など
では装置内部から空気を外部に強制的に排出する」た
め、装置内部を外部に対して開放する通気口が設けられ
るのが普通で、この通気口から騒音が漏れる。
【0004】さらに、通気を効率良く行うために通気用
のファンが設けられることも多く、このファンがさらな
る騒音の発生源となる。
【0005】騒音源を密閉すること無く消音を行う方法
として「干渉を利用した方法」が提案されている。例え
ば、特開平5−158486号公報には「騒音を検出
し、この騒音に対して逆位相となる干渉用音波を制御音
源から発生させ、干渉用音波と騒音との干渉により消音
を行う」方法が提案されている。
【0006】この方法は消音原理として優れているが、
干渉用音波発生用の専用の制御音源を必要とするため装
置が複雑・高価になり易い。
【0007】また特開昭60−16280号公報には、
事務機器における騒音を消音する技術として「用紙出入
口に、複数の屈曲路からなる干渉型防音装置の入り口を
開口させ、各屈折通路の出口部からもれる騒音を互いに
事務機器外部の自由空間で干渉させて消音を行う」方法
が提案されている。
【0008】この方法では、干渉が事務機器外部の自由
空間で行われるため、消音の効果のある場所と効果の低
い場所とが生じてしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述した事
情に鑑みてなされたものであって、干渉用音波発生用の
専用の制御音源を必要とせず、構成が簡単で消音効果の
高い新規な消音装置の提供を目的とする(請求項1〜1
0)。
【0010】この発明の別の目的は、ダクトのような騒
音伝播物に直接取り付けて消音を行うことの可能な騒音
反射面部材の提供を目的とする(請求項11)。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の消音装置
は、騒音反射面部材と、騒音分離部材とを有する。
【0012】「騒音反射面部材」は、長軸を回転軸とす
る所定形状の「回転楕円面部分」を内面形状とする部材
である。
【0013】「騒音分離部材」は、単一の騒音入力口か
ら騒音を入力され、入力した騒音の伝播を2つに分離
し、分離した騒音を互いに離れた2つの騒音出力口から
別個に出力する部材である。
【0014】これら騒音反射面部材と騒音分離部材と
は、「騒音分離部材の2つの騒音出力口が、騒音反射面
部材における回転楕円面の2つの焦点位置を占める」よ
うに相互の位置関係が定められる。
【0015】請求項1記載の消音装置はまた、騒音入力
口とは別個に「外部に開放した開口部」を1以上有す
る。
【0016】請求項2記載の消音装置は、騒音反射面部
材と、騒音分離部材とを有する。
【0017】「騒音反射面部材」は、所定形状の「楕円
柱面部分」を内面形状とする部材である。
【0018】「騒音分離部材」は、単一の騒音入力口か
ら騒音を入力され、入力した騒音の伝播を2つに分離
し、分離した騒音を互いに離れた2つの騒音出力口から
別個に出力する部材である。
【0019】これら騒音反射面部材と騒音分離部材と
は、「騒音分離部材の2つの騒音出力口が、騒音反射面
部材における楕円柱面部分の2つの焦点線位置を占め
る」ように相互の位置関係が定められる。
【0020】請求項2記載の消音装置はまた、騒音入力
口とは別個に「外部に開放した開口部」を1以上有す
る。
【0021】「楕円柱」は、柱の長手方向に直交する面
による断面形状が「一定の楕円形状(楕円形状が長手方
向に渡って一定である)」であるような立体形状であ
り、その周面形状が「楕円柱面」である。このような楕
円柱において、その断面形状である楕円の2つの焦点
は、これを柱の長手方向へ連ねれば互いに平行な2直線
になる。このような2直線のそれぞれを「焦点線」と称
するのである。
【0022】上記請求項1または2記載の消音装置にお
ける「騒音入力口とは別個の、外部に開放した開口部」
の形成位置は、騒音反射面部材における「回転楕円面部
分もしくは楕円柱面部分」でもよいし(請求項3)、逆
に「回転楕円面部分以外の部分」もしくは「楕円柱面部
分以外の部分」でも良い(請求項4)。
【0023】上記請求項1または2または3または4記
載の消音装置において、消音すべき騒音が「ファンによ
る騒音」である場合、ファンの羽数をn、回転数をm、
音速をv、騒音分離部材における、騒音入力口から2つ
の騒音出力口に到る「伝播距離」をそれぞれP1,P2
騒音反射面部材における楕円形状(回転楕円面部分にあ
っては回転される楕円形状、楕円柱面部分にあっては楕
円柱の断面形状である楕円形状)の「長軸長さ」を2a
とするとき、これらはM,Nを自然数として、関係;P
2−P1+2a={(2N−1)/2}・{v/(nm
M)}を満足する(請求項5)。
【0024】上記請求項1または2または3または4ま
たは5記載の消音装置においては、騒音分離部材におけ
る騒音入力口から騒音出力口に到る騒音伝搬路に「吸音
材」を挿入することができる(請求項6)。
【0025】上記請求項1ないし6の任意の1つの請求
項に記載の消音装置は、騒音分離部材における騒音入力
口から2つの騒音出力口に到る伝播距離:P1,P2を変
化させる「伝播距離可変機構」を有することができる
(請求項7)。
【0026】この請求項7記載の消音装置においては、
騒音測定用の「センサー」と、伝播距離可変機構を駆動
する「駆動機構」と、上記センサーの出力に応じて上記
駆動機構の制御を行う「制御手段」とを有することがで
きる(請求項8)。
【0027】上記請求項1〜8記載の消音装置はこれら
を複数個「多段」に用いることができる。即ち、上記の
如き消音装置を複数用い、1つの消音装置の「騒音入力
口とは別個の外部に開放した開口部」に、別の消音装置
の騒音分離手段の騒音入力口を連結するようにして複数
の消音装置を連結した構成とすることができる(請求項
9)。
【0028】請求項10記載の消音装置は、騒音伝播部
材と、騒音反射面部材とを有する。
【0029】「騒音伝播部材」は、一方が騒音入力口で
他方が外部に開放した開口であり、騒音が伝播する筒状
あるいは管状の部材である。この騒音伝播部材は、分岐
していてもよい。
【0030】「騒音反射面部材」は、長軸を回転軸とす
る回転楕円面部分もしくは楕円柱面部分を、騒音伝播部
材における騒音の伝播速度に応じた内面形状として有
し、騒音伝播部材の側壁部に設けられる部材である。
【0031】騒音伝播部材と騒音反射面部材との隔壁部
には「騒音反射面部材における内面形状の焦点位置もし
くは焦点線位置」を占めるように、2つの開口が「騒音
伝播部材における騒音伝播方向に前後し」て形成され
る。上記「隔壁部」は、騒音伝播部材の側壁部であって
もよいし、騒音反射面部材の一部であっても良い。
【0032】請求項11記載の「騒音反射面部材」は、
上記請求項10記載の発明における騒音反射面部材であ
る。
【0033】
【作用】良く知られたように、楕円は「互いに離れた2
点(2つの焦点)からの距離の和が一定である点の軌
跡」として定義され、上記「距離の和」は、楕円に於け
る「長軸長さ」に等しい。
【0034】楕円における一方の焦点を通る直線を、楕
円上の任意の点で「反射(上記任意の点における楕円の
接線に直交する直線に対象に折り返す)」させると、反
射された直線は他方の焦点を通ることも良く知られてい
る。
【0035】従って、例えば楕円形の部屋で、楕円の一
方の焦点からでた音は他方の焦点に集まることになる。
【0036】請求項1記載の発明の場合のように、騒音
反射面部材が内面形状として「長軸を回転軸とする回転
楕円面部分」を有する場合、回転楕円面の2つの焦点の
うち一方からでた音は、内面により反射され、他方の焦
点に集められる。このとき、一方の焦点から出て内面に
より反射され、他方の焦点に到るまでに音が伝播する距
離は回転楕円面における長軸の長さ:2aに等しい。
【0037】例えば、消音したい装置における通気口
を、騒音分離部材の騒音入力口に接続すると、上記通気
口からの騒音は騒音入力口から騒音分離部材に入り、そ
の伝搬が2つに分離する。
【0038】分離した2つの騒音は、それぞれ別個の騒
音出力口に向かって伝播する。このときの2つの伝播距
離を、それぞれP1,P2とし、仮にP1<P2とすると、
伝播距離:P1を伝播し、騒音出力口(騒音反射面部材
の上記焦点の一方に位置している)からでた騒音は、騒
音反射面部材の内面により反射され、他方の焦点位置に
集められる。
【0039】一方、伝播距離:P2を伝播した騒音は他
方の騒音出力口に到達するが、この他方の騒音出力口は
騒音反射面部材の内面形状における他方の焦点位置に位
置している。
【0040】そこで「他方の騒音出力口」における、上
記伝播経路の異なる騒音のそれぞれの伝播距離は、上記
一方の騒音出力口を出て他方の騒音出力口に到る騒音に
就いて伝播距離:P1+2a、騒音入力口から他方の騒
音出力口に到達する騒音に就き伝播距離:P2である。
【0041】従って2つの伝播経路には経路差:P1
2a−P2が存在することになる。音の波長をλとする
と、この経路差が半波長:λ/2の奇数倍であるとき、
即ちNを自然数として関係; P1+2a−P2=(2N−1)λ/2 が満足されるとき、上記他方の騒音出力口において、波
長:λの音は互いに打ち消しあうように干渉する。
【0042】一般の騒音は種々の波長の音の重ねあわせ
であるが、機械装置からもれる騒音は一般に、モーター
の回転数等により定まる「ある特定の波長の騒音成分」
が大きいので、この特定の波長の騒音成分に就き上記関
係を満足させれば、極めて良好な消音効果を得ることが
可能になる。
【0043】請求項2記載の消音装置の場合も「消音の
原理」は同じである。
【0044】ファンによる騒音は、ファンの羽数:n、
回転数:mに対し、自然数をMとして、n・m・Mで与
えられる周波数(=v/λ;v=音速)に対してピーク
を持つことが知られている。
【0045】従って、このような場合には、関係; P1+2a−P2={(2N−1)/2}・{v/(nm
M)} を満足させる(請求項5)ことによりファンからの騒音
を有効に消音することが可能になる。
【0046】消音すべき騒音の主たる波長(主たる騒音
成分の波長)が知られている場合には、このような騒音
成分を消音するように消音装置を設計できる。
【0047】請求項7記載の発明のように「騒音分離部
材における騒音入力口から2つの騒音出力口に到る伝播
距離:P1,P2を変化させる伝播距離可変機構」を有す
るようにすると、これら伝播距離:P1,P2を調整する
ことで「消音できる波長」を変化させることができる。
【0048】この場合、センサーにより騒音を測定し、
その結果に応じて伝播距離可変機構を駆動し、センサー
の出力が小さくなるように伝播距離可変機構を駆動制御
すれば、自動的に適切な消音効果を実現することが可能
になる(請求項8)。
【0049】良く知られたように、ダクトのような通気
管は騒音の伝播媒体であり、騒音の発生源でもある。
【0050】このような場合、ダクト等の騒音伝播部材
の側壁部に「長軸を回転軸とする回転楕円面部分もしく
は楕円柱面部分を有する騒音反射面部材」を取付け、騒
音反射面部材における内面形状の焦点位置もしくは焦点
線位置を占めるように、2つの開口を「騒音伝播部材と
騒音反射面部材の隔壁部」に、騒音伝播部材における騒
音伝播方向に前後して形成する。
【0051】このとき、騒音の伝播速度:v、上記2つ
の開口の「騒音伝播方向の距離」を2cとし、上記騒音
反射面部材における長軸長さを2aとすれば、騒音反射
面部材の内面で反射された波長:λの騒音と、騒音伝播
部材を伝播する騒音が干渉して消音しあう条件は、Nを
自然数として、関係; 2a−2c=(2N−1)λ/2 が満たされることである。
【0052】
【実施例】図1は、請求項1記載の発明の1実施例を説
明するための図である。図1(a−1)は騒音反射面部
材10の平面図、(a−2)は(a−1)の右側面図を
示している。図1(a−2)に示すように、騒音反射面
部材10は曲面部10Aと底面部10Bとにより内部に
閉じた空間を形成している。
【0053】曲面部10Aは「長軸を回転軸とする所定
形状の回転楕円面部分」を内面形状としている。この回
転楕円面形状に対する2つの焦点に合致した位置におい
て、底面部10Bに2つの開口10B1,10B2が穿
設され、曲面部10Aには、外部に開放した開口部10
A1が形成されている。
【0054】図1(b)は「騒音分離部材」を説明する
ための図である。騒音分離部材30は、全体としてU字
形状を有し、断面形状は矩形状であり、U字型の底部に
当たる部分には、矩形形状の単一の騒音入力口30Aが
形成されており、U字型の各端部は矩形状の騒音出力口
30B1,30B2として開口している。
【0055】消音されるべき騒音は、騒音分離部材30
の騒音入力口30Aから入力し、U字形状の各端部に向
かって伝播が分離される。そして一方は、伝播距離:P
1を伝播して騒音出力口30B1に到り、他方は伝播距
離:P2を伝播して騒音出力口30B2に到る。
【0056】騒音分離部材30は、図1(c)に示すよ
うに、2つの騒音出力口30B1,30B2が、騒音反
射面部材10における回転楕円面の2つの焦点位置を占
める開口10B1,10B2と連結されて騒音反射面部
材10と一体化されている。このようにして消音装置2
0が構成される。
【0057】例えば図1(d)に示すように、側壁部に
通気口100Aを有するような装置100に対し、図1
(e)に示すように、通気口100Aと騒音入力口30
Aが連結するようにして消音装置20を取り付けること
により通気口100Aから漏れる騒音を有効に消音でき
る。
【0058】即ち、騒音入力口30Aから入力した騒音
は、騒音分離部材30内で伝播が2つに分離され、それ
ぞれ伝播距離:P1,P2を伝播して、騒音反射面部材3
0の2つの開口部に到達する。騒音反射面部材30の回
転楕円面形状は長軸長さ:2aを有し、楕円面形状およ
び伝播距離:P1,P2は騒音のうちの「消音したい騒音
成分」の波長:λに対し、N,Mを自然数として、関
係; P1+2a−P2=(2N−1)λ/2 が満足されるように設計されている。従って、消音装置
20により上記波長λを持つ騒音成分が干渉により有効
に消音される。
【0059】また、装置100の内部は、騒音分離部材
30と騒音反射面部材10を介して「外部に開放」した
開口部10A1により外部と通気するので、通気が阻害
される虞れは無い。
【0060】図2は、請求項2記載の発明の1実施例を
説明するための図である。図2(a−1)は騒音反射面
部材40の平面図、(a−2)は(a−1)の右側面図
を示している。図2(a−2)に示すように、騒音反射
面部材40は曲面部40Aと底面部40Bとにより内部
に閉じた空間を形成している。
【0061】曲面部40Aは「所定形状の楕円柱面部
分」を内面形状としている。この楕円柱面に対する2つ
の「焦点線」に合致した位置において、底面部40Bに
2つの開口40B1,40B2がそれぞれスリット状に
穿設され、曲面部40Aには、外部に開放した開口部1
0A1が図示の如くスリット状に形成されている。
【0062】図1(b−1),(b−2)は「騒音分離
部材」を説明するための図である。騒音分離部材60は
(b−1)に側面図として示すように、全体としてU字
型の断面形状を有し、U字型の底部に当たる部分には、
平面図である(b−2)に示すように「スリット形状」
の単一の騒音入力口60Aが形成されており、U字型の
各端部には騒音出力口60B1,60B2がスリット状
に開口している。
【0063】消音されるべき騒音は、騒音分離部材60
の騒音入力口60Aから入力し、U字形状の各端部に向
かって伝播が分離される。そして一方は、伝播距離:P
3を伝播して騒音出力口60B1に到り、他方は伝播距
離:P4を伝播して騒音出力口60B2に到る。
【0064】騒音分離部材60は、図2(c)に示すよ
うに、2つの騒音出力口60B1,60B2が、騒音反
射面部材40における楕円柱面の2つの焦点線位置を占
める開口40B1,40B2と連結されて騒音反射面部
材40と一体化されている。このようにして消音装置5
0が構成される。
【0065】例えば図2(d)に示すように、側壁部に
スリット状の通気口200Aを有するような装置200
に対し、通気口200Aと騒音入力口60Aが連結する
ようにして消音装置50を取り付けることにより通気口
200Aから漏れる騒音を有効に消音できる。
【0066】即ち、騒音入力口60Aから入力した騒音
は、騒音分離部材60内で伝播が2つに分離され、それ
ぞれ伝播距離:P3,P4を伝播して、騒音反射面部材4
0の2つの開口部に到達する。騒音反射面部材40の楕
円柱面形状は長軸長さ:2bを有し、楕円面形状および
伝播距離:P3,P4は騒音のうちの「消音したい騒音成
分」の波長:λに対し、N,Mを自然数として、関係; P3+2a−P4=(2N−1)λ/2 が満足されるように設計されている。従って、消音装置
50により上記波長λを持つ騒音成分が干渉により有効
に消音される。
【0067】また、装置200の内部は、騒音分離部材
60と騒音反射面部材40を介して「外部に開放」した
開口部40A1により外部と通気するので、通気が阻害
される虞れは無い。
【0068】消音装置を装備されるべき装置が図3に示
す装置300のように通気口300Aにファン300B
を有し、このファン300Bにより発生する騒音を消音
したい場合には、通気口300Aの形状が矩形形状であ
るかスリット状であるか応じて、前記図1の消音装置2
0または図2の消音装置50を装備する。
【0069】個の場合消音したい騒音成分は、ファン3
00Bの羽数:n、回転数:mに対し、自然数をMとし
て、n・m・Mで与えられる周波数(=v/λ;v=音
速)に対してピークを持つので、前記P1,P2,P3
4が、関係; P1+2a−P2={(2N−1)/2}・{v/(nm
M)} を満足するか(図1の実施例の場合)、関係; P3+2a−P4={(2N−1)/2}・{v/(nm
M)} を満足する(図2の実施例の場合)ように、騒音分離部
材および騒音反射面部材の形状を設定すれば良い。
【0070】図4は請求項4記載の発明の1実施例を示
している。繁雑を避けるため、混同の虞れが無いと想わ
れるものに就いては図1に於けると同一の符号を付し
た。図4に符号30で示す騒音分離部材は、図1に即し
て説明した実施例のものと同じである。
【0071】符号10’で示す「騒音反射面部材」は、
曲面部10A’と底面部10B’とにより内部に閉じた
空間を形成している。曲面部10A’は「長軸を回転軸
とする所定形状の回転楕円面部分」を内面形状としてい
る。
【0072】この回転楕円面形状に対する2つの焦点に
合致した位置において、底面部10B’に2つの開口1
0B1’,10B2’が穿設され、底面部10B’の長
手方向両端部には、外部に開放した開口部10C1,1
0C2が形成されている。
【0073】騒音分離部材30は、図4(b)に示すよ
うに、2つの騒音出力口30B1,30B2が、騒音反
射面部材10’における回転楕円面の2つの焦点位置を
占める開口10B1’,10B2’と連結されて騒音反
射面部材10’と一体化されている。このようにして消
音装置20’が構成される。
【0074】図1の実施例と図4の実施例とを比較する
と、図4の実施例では、騒音分離部材30の騒音出力口
から出力する騒音が全て、曲面部10A’の内面で反射
されるので、干渉による消音の効率が一段と高い。
【0075】勿論、請求項4記載の発明は、図2の実施
例の変形例として実施することもできることは言うまで
もない。
【0076】図5は、請求項6記載の発明の1実施例
を、図4の実施例の変形例として実施した例を示してい
る。従って、図4におけると同一のものは図4における
と同一の符号を付する。
【0077】この実施例で、騒音分離部材30’は、図
1,図4における実施例における騒音分離部材30と同
様の構成であるが、騒音入力口30Aから騒音出力口3
0B1,30B2に到る「騒音伝搬路」に「発砲剤やグ
ラスウール等」の一般的な吸音材30Cを挿入されてい
る。
【0078】挿入の形態は「通気を妨げない限り任意」
であるが、この実施例では、騒音分離部材30’の内壁
に「貼着」している。このように吸音材を騒音分離部材
に挿入することにより、1Hz近傍以上の高周波数の騒
音が有効に吸収低減されるので、広い周波数帯域で消音
効果を高めることができる。
【0079】請求項6記載の発明は、図4の実施例のみ
ならず、図1,図2の各実施例に対しても適用できるこ
とは言うまでもない。
【0080】図6は、請求項7記載の発明を、図4の実
施例の変形例として実施した実施例を説明するための図
である。従って、図4におけると同一の機材に就いて
は、図4におけると同一の符号を用いる。
【0081】騒音反射面部材10’は図4の実施例にお
けると同様のものであり、曲面部10A’と底面部10
B’とよりなり、底面部10B’には曲面部10A’の
2つの焦点位置に合致した開口10B1’,10B2’
が穿設され、さらに外部へ開放した開口部10C1,1
0C2が形成されている。
【0082】騒音分離部材300は、全体としてU字型
に形成され底部に広い開口部300Aを有する伝播部3
10と、騒音入力口300aを有し、上記開口部300
Aを塞ぎ、伝搬部310に対してスライド可能なスライ
ド部320とから構成されている。
【0083】スライド部320を、図6においてスライ
ド部320を左右方向へずらすことにより、騒音入力口
300aの位置がずれるため、分離した騒音の「騒音入
力口300aから2つの騒音出力口300B1,300
B2に到」る伝播距離:P1,P2(図6(a))を
1’,P2’(図6(b))のように変化させることが
できる。スライド部320は「伝播距離可変機構」を構
成する。
【0084】このように、伝搬距離:P1,P2を変化さ
せると、関係; P1+2a−P2=(2N−1)λ/2 に従って、波長:λが変化するので、消音すべき騒音成
分の波長に応じて適切な消音を行うことが個能であり、
種々の騒音源に対する消音装置として汎用性を高めるこ
とができる。
【0085】この請求項6記載の発明も、図4の実施例
のみならず、図1,図2の各実施例に対しても適用でき
ることは言うまでもない。
【0086】図7は、請求項8記載の発明の1実施例を
示す。繁雑を避けるため、混同の虞れが無いと想われる
ものに就いては図6におけると同一の符号を用いた。
【0087】騒音反射面部材10’における、外部に開
放した開口部10C2の部分に騒音測定用のセンサー7
0が配備され、その出力を「制御手段」たる制御部90
に送るようになっている。制御部90はコンピュータ等
である。
【0088】一方、伝搬部310は、スライド部320
に対して、駆動機構80(例えば、螺子棒とステップモ
ータ等で構成される)によりスライド方向(図の左右方
向)に駆動されるようになっている。
【0089】センサー70により騒音を測定し、測定さ
れた騒音が最小となるように、制御部90により駆動機
構80をサーボ制御し、スライド部320に対して伝播
部310と騒音反射面部材10’とを一体に変位させて
騒音の伝播距離を制御することにより、騒音を常に最小
に消音でき、騒音発生源における騒音周波数の変化に確
実に対処することができる。
【0090】この請求項6記載の発明も、図1,図2の
各実施例に対して適用できることは言うまでもない。
【0091】図8は請求項9記載の発明の1実施例を要
部のみ略示している。符号1000,2000,300
0は、図4で説明したのと同様の消音装置を示してい
る。消音装置1000の、騒音入力口とは別個の外部に
開放した開口部10C1,10C2に、管状の伝播部材
1001,1002を介して、別の消音装置2000,
3000の騒音分離手段の騒音入力口2000A,30
00Aを連結するようにして複数の消音装置1000,
2000,3000を連結した。
【0092】このように、複数の消音装置を「多段」に
用いることにより、消音効果を有効に高め得ることは明
らかである。また、各消音装置1000,2000,3
000において、消音すべき騒音の周波数を相互に変え
ることができ、周波数の異なる騒音成分を有効に消音す
ることも可能である。
【0093】この例では、各消音装置の連結に、伝播部
材1001,1002を用いているが、「騒音入力口と
は別個の外部に開放した開口部」が例えば、図1の開口
部10A1や、図2の開口部40A1のような場合に
は、伝播部材を用いずに2以上の消音装置を開口部に直
接連結することも可能である。
【0094】図9は、請求項10記載の発明の1実施例
を説明するための図である。
【0095】図9(a−1),(a−2)にそれぞれ平
面図および右側面図として示す騒音反射面部材70は、
図9(a−2)に示すように、曲面部70Aと底面部7
0Bとにより閉じた空間を形成している。
【0096】曲面部70Aは、この例において楕円柱面
部分をなすが、「回転楕円面部分」とすることも可能で
ある。底面部70Bは曲面部70Aの楕円柱面部分の2
つの焦点線に合わせて、2つの開口70B1,70B2
を形成されている。
【0097】図9(b)において符号90は「騒音伝播
部材」を示している。騒音伝播部材90の一方(図の上
方の側)は騒音入力口に繋がり、他方(図の下側)は外
部に開放した開口となっており、騒音は騒音伝播部材9
0の内部を図の上側から下方へ向かって伝播する。
【0098】騒音反射面部材70の底面部70Bに形成
された開口70B1,70B2の間の距離を図の如く2
cとし、楕円柱面を形成する楕円形状の長軸長さを2a
とする。騒音伝播部材90の側面には、騒音の伝播方向
へ2cより若干長い開口90Aが形成され、この開口9
0Aは、騒音反射面部材70の底面部70Bにより塞が
れている。
【0099】これにより底面部70Bは、騒音伝播部材
90と騒音反射面部材70との「隔壁部」になり、開口
70B1,70B2は、騒音伝播部材90における騒音
伝播方向に前後して開口することになる。
【0100】騒音伝播部材90内を、図9(b)の上側
から下方へ向かって騒音が伝搬すると、騒音の一部は開
口70B1から騒音反射面部材70内に入り、曲面部7
0Aの楕円柱面で反射され、開口70B2に集められ
る。
【0101】この反射による伝播距離は2aであり、開
口70B1,70B2は騒音の伝播方向に距離2cを隔
しているから、2a,2cが、Nを自然数として、関
係; 2a−2c=(2N−1)λ/2 を満足するように、騒音反射面部材70の形状を設定す
れば、騒音伝播部材90を直接伝播する騒音成分と、騒
音反射面部材70により反射された騒音成分が有効に干
渉して、波長:λの騒音成分が有効に消音される。
【0102】この実施例においては、騒音反射面部材7
0は、曲面部70Aと底面部70Bとを有し、開口70
B1,70B2は底面部70Bに穿設されている。即
ち、底面部70Bが「騒音伝播部材と騒音反射面部材と
の隔壁」となっている。
【0103】逆に、騒音反射面部材が曲面部70Aのみ
を有するようにし、騒音伝播部材90の側壁部を上記隔
壁部とし、この側壁部に2つの開口を穿設し、この開口
に合わせ「曲面部のみを持つ騒音反射面部材」で上記開
口の形成されている騒音伝播部材90の側壁部を塞ぐよ
うにしてもよい。
【0104】請求項10記載の発明においては、消音装
置は騒音伝播部材と騒音反射面部材とにより構成され、
騒音伝播部材が消音装置の構成要素である。しかし実際
上は既存のダクト等が騒音伝播部材としての機能を持つ
場合が多く、このような場合には、上述した実施例の騒
音反射面部材70や上記「曲面部のみを持つ騒音反射面
部材」を、ダクト等に組み就けることによりダクト等に
おける騒音を有効に消音することができる(請求項1
1)。
【0105】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば新規な消音装置(請求項1〜10)および騒音反射面
部材(請求項11)を提供できる。
【0106】この発明の消音装置は上記の如き構成とな
っているから、騒音のうちで「消音したい波長をもった
騒音成分」を「干渉」を利用して効率的に消音でき、構
成が簡素で、干渉用音波発生用の専用の「制御音源」を
必要としない(請求項1〜10)。
【0107】請求項4記載の発明では、騒音反射面部材
の、騒音入力口とは別個の外部に開放した開口部が、回
転楕円面部分以外の部分もしくは楕円柱面部分以外の部
分に形成されており、騒音反射面部材における騒音反射
の効率が良いので、消音効率が高い。
【0108】請求項5記載の発明ではファンの騒音を有
効に消音できる。
【0109】請求項6記載の発明では、吸音材を騒音分
離部材に挿入することにより高周波数の騒音が有効に吸
収低減され、広い周波数帯域で消音効果を高めることが
できる。
【0110】請求項7記載の発明は、消音したい騒音成
分の周波数変化に確実に対処でき汎用性が高い。また請
求項8記載の発明では、騒音を自動的に常に最小に消音
することが可能である。
【0111】請求項9記載の発明では、複数の消音装置
を「多段」に用いることにより消音効果を有効に高める
ことができ、各消音装置において、消音すべき騒音の周
波数を相互に変えることができ、周波数の異なる騒音成
分を有効に消音することが可能である。
【0112】請求項11記載の騒音反射面部材は、ダク
ト等の既存の騒音伝播路に取り付けるのみで騒音伝播路
の騒音を有効に消音できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の1実施例を説明するため
能図である。
【図2】請求項2記載の発明の1実施例を説明するため
の図である。
【図3】騒音源としてファンを有する装置を示す図であ
る。
【図4】請求項4記載の発明の1実施例を説明するため
の図である。
【図5】請求項6記載の発明の1実施例を説明するため
の図である。
【図6】請求項7記載の発明の1実施例を説明するため
の図である。
【図7】請求項8記載の発明の1実施例を説明するため
の図である。
【図8】請求項9記載の発明の1実施例を説明するため
の図である。
【図9】請求項10記載の発明の1実施例を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 騒音反射面部材 10A1 開口部 10B1,10B2 開口 30 騒音分離部材 30A 騒音入力口 30B1,30B2 騒音出力口 20 消音装置

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長軸を回転軸とする所定形状の回転楕円面
    部分を内面形状とする騒音反射面部材と、 単一の騒音入力口から騒音を入力され、入力した騒音の
    伝播を2つに分離し、分離した騒音を互いに離れた2つ
    の騒音出力口から別個に出力する騒音分離部材とを有
    し、 上記騒音分離部材の2つの騒音出力口が、上記騒音反射
    面部材における回転楕円面の2つの焦点位置を占めるよ
    うに、騒音分離部材と騒音反射面部材の位置関係が定め
    られ、 上記騒音入力口とは別個に、外部に開放した開口部を1
    以上有することを特徴とする消音装置。
  2. 【請求項2】所定形状の楕円柱面部分を内面形状とする
    騒音反射面部材と、 単一の騒音入力口から騒音を入力され、入力した騒音の
    伝播を2つに分離し、分離した騒音を互いに離れた2つ
    の騒音出力口から別個に出力する騒音分離部材とを有
    し、 上記騒音分離部材の2つの騒音出力口が、上記騒音反射
    面部材における楕円柱面部分の2つの焦点線位置を占め
    るように、騒音分離部材と騒音反射面部材の位置関係が
    定められ、 上記騒音入力口とは別個に、外部に開放した開口部を1
    以上有することを特徴とする消音装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の消音装置におい
    て、 騒音入力口とは別個の外部に開放した開口部が、回転楕
    円面部分もしくは楕円柱面部分に形成されていることを
    特徴とする消音装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2記載の消音装置におい
    て、 騒音入力口とは別個の外部に開放した開口部が、回転楕
    円面部分以外の部分もしくは楕円柱面部分以外の部分に
    形成されていることを特徴とする消音装置。
  5. 【請求項5】請求項1または2または3または4記載の
    消音装置において、 消音すべき騒音がファンによる騒音であり、上記ファン
    の羽数をn、回転数をm、音速をv、騒音分離部材にお
    ける騒音入力口から2つの騒音出力口に到る伝播距離を
    それぞれP1,P2、騒音反射面部材における楕円形状の
    長軸長さを2aとするとき、これらが、M,Nを自然数
    として関係; P2−P1+2a={(2N−1)/2}・{v/(nm
    M)} を満足することを特徴とする消音装置。
  6. 【請求項6】請求項1または2または3または4または
    5記載の消音装置において、 騒音分離部材における騒音入力口から騒音出力口に到る
    騒音伝搬路に吸音材を挿入したことを特徴とする消音装
    置。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6の任意の1つの請求項に
    記載の消音装置において、 騒音分離部材における騒音入力口から2つの騒音出力口
    に到る伝播距離:P1,P2を変化させる伝播距離可変機
    構を有することを特徴とする消音装置。
  8. 【請求項8】請求項7記載の消音装置において、 騒音測定用のセンサーと、伝播距離可変機構を駆動する
    駆動機構と、上記センサーの出力に応じて上記駆動機構
    の制御を行う制御手段とを有することを特徴とする消音
    装置。
  9. 【請求項9】請求項1〜8記載の消音装置を複数用い、
    1つの消音装置の騒音入力口とは別個の外部に開放した
    開口部に、別の消音装置の騒音分離手段の騒音入力口を
    連結するようにして、上記複数の消音装置を連結した構
    成としたことを特徴とする消音装置。
  10. 【請求項10】一方が騒音入力口で他方が外部に開放し
    た開口であり、騒音が伝播する騒音伝播部材と、 長軸を回転軸とする回転楕円面部分もしくは楕円柱面部
    分を、上記騒音伝播部材における騒音の伝播速度に応じ
    た内面形状として有し、上記騒音伝播部材の側壁部に設
    けられる騒音反射面部材とを有し、 上記騒音伝播部材と騒音反射面部材の隔壁部に、上記騒
    音反射面部材における内面形状の焦点位置もしくは焦点
    線位置を占めるように、2つの開口が、上記騒音伝播部
    材における騒音伝播方向に前後して形成されていること
    を特徴とする消音装置。
  11. 【請求項11】請求項10記載の消音装置に用いられる
    騒音反射面部材。
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