JPH08305323A - 液晶表示装置の駆動回路 - Google Patents

液晶表示装置の駆動回路

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JPH08305323A
JPH08305323A JP11281195A JP11281195A JPH08305323A JP H08305323 A JPH08305323 A JP H08305323A JP 11281195 A JP11281195 A JP 11281195A JP 11281195 A JP11281195 A JP 11281195A JP H08305323 A JPH08305323 A JP H08305323A
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JP
Japan
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liquid crystal
voltage
data
data driver
crystal panel
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JP11281195A
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English (en)
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Makiko Ikeda
牧子 池田
Tsutomu Furuhashi
勉 古橋
Isao Takita
功 滝田
Yasuo Ikegami
泰生 池上
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2310/00Command of the display device
    • G09G2310/02Addressing, scanning or driving the display screen or processing steps related thereto
    • G09G2310/0264Details of driving circuits
    • G09G2310/0297Special arrangements with multiplexing or demultiplexing of display data in the drivers for data electrodes, in a pre-processing circuitry delivering display data to said drivers or in the matrix panel, e.g. multiplexing plural data signals to one D/A converter or demultiplexing the D/A converter output to multiple columns
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
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    • G09G3/3611Control of matrices with row and column drivers
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  • Liquid Crystal (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】上側、下側データドライバ111、115に上
側、下側スイッチ制御信号108、109により、上
側、下側スイッチ群113、117で選択されているド
レイン線114に対応する表示データを取り込んで、対
応する階調電圧に変換し、各々共通対向電極電圧Vco
mに対し正、負極性の液晶駆動電圧として出力し、スイ
ッチ群113、117で上側、下側データドライバ11
1、115から出力する液晶駆動電圧を出力するドレイ
ン線を切り換えて交流駆動を行う。 【効果】液晶パネルの対向電極に印加する電圧に対して
正極性、負極性の液晶駆動電圧を同時に駆動できる低耐
圧データドライバでも、交流駆動を行え、液晶パネル
に、共通対向電極電圧に対し、常に正極性と負極性の液
晶駆動電圧を印加できて低価格化、高画質化を図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶表示装置の駆動回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置の構成及び駆動方法
に関して、フラットパネルディスプレイ1991、「T
FTカラー液晶ディスプレイの多色化技術、4096色
から26万色へ」(1990年11月26日、日経PB
社出版、P173からP180記載)の高耐圧データド
ライバを用いた方式や、特開昭57−49995号公報
「液晶駆動回路」(セイコーエプソン社)記載の低耐圧
データドライバを用い、共通対向電極電圧を交流化する
方式が公知な技術として知られている。
【0003】始めに、高耐圧データドライバを用いた方
式について図10から図13を用いて説明する。
【0004】図10は、高耐圧データドライバを用い
た、従来の液晶表示装置の構成図である。
【0005】図10で、1001はパーソナルコンピュ
ータ(以下、PCと略す)等から表示データを転送する
データバスであり、1002は表示制御信号であるドッ
トクロック、水平同期信号、垂直同期信号を転送する信
号バスである。1003は液晶コントローラであり、1
004は、液晶コントローラ1003でデータドライバ
のインターフェイスに対応するよう変換された、液晶表
示データを転送するデータバスである。1005、10
06は各々上側ラッチクロック、下側ラッチクロックで
あり、1007は水平周期毎に有効となるシフトクロッ
クである。1008は液晶コントローラ1003で生成
した走査ドライバ制御信号であるFLMクロック及び走
査クロックを転送する信号バスである。1009は液晶
コントローラ1003で生成した交流化信号である。1
010は高耐圧の上側データドライバであり、液晶表示
データを液晶駆動電圧に変換する。1011は偶数番目
のドレイン線d2N(N=0〜(m−2)/2)であり、
上側データドライバ1010に接続している。1012
は高耐圧の下側データドライバであり、1013は奇数
番目のドレイン線d(2N+1)(N=0〜(m−2)/2)
であり、下側データドライバ1012に接続している。
1014は走査ドライバであり、1015は走査線であ
り、走査ドライバ1014によって選択され、有効にな
った走査線(以下、ラインと呼ぶ)に表示が行われる。
1016は電源回路であり、1017は一定電圧である
共通対向電極電圧Vcomである。1018は、上側デ
ータドライバ1010に、一定電圧であるハイレベル電
源電圧Vdd及びロウレベル電源電圧Vssと、交流化
信号1009に従った交流電圧である階調電圧V0(u)
からVn(u)(n=1、2、…)を転送する電圧線であ
る。本従来例では、階調数を(n+1)とする。101
9は、下側データドライバ1012に、ハイレベル電源
電圧Vdd及びロウレベル電源電圧Vssと、交流化信
号1009に従った交流電圧である階調電圧V0(d)か
らVn(d)を転送する電圧線である。階調電圧Vu(0)
及びVd(0)は、最大輝度(白)の表示を行う電圧であ
り、Vu(n)及びVd(n)は、最小輝度(黒)の表示を
行う電圧であり、この間の階調電圧Vu(1)及びVd
(1)からVu(n−1)及びVd(n−1)は、白と黒の間
の階調を表示する。1020は液晶パネルであり、解像
度はKライン×Mドットである。したがって、ドレイン
線1011、1013は合わせてM本であり、走査線1
015はK本である。
【0006】本従来例では、液晶パネル1020の上下
に上側及び下側データドライバ1010、1012を配
置する構成になっている。また、液晶パネル1020に
は、一方のガラス基盤上にパネル全体で共通である共通
対向電極が形成され、対向するもう一方のガラス基盤上
の、ドレイン線1011、1013と、走査線1015
との交点に画素電極が形成されている(図示せず)。画
素電極にはドレイン線1011、1013から液晶駆動
電圧が印加され、共通対向電極に印加される共通対向電
極電圧との差電圧が電極間の液晶に印加され、表示が行
われる。尚、本従来例で用いる高耐圧データドライバ
は、共通対向電極電圧に対して、画素電極に印加する電
圧として、正極性と負極性の最大輝度(白表示)と最小
輝度(黒表示)を得る液晶駆動電圧が生成できる耐圧を
有するデータドライバである。
【0007】図11は、本従来例の液晶表示装置の動作
タイミングチャートである。D0からD(m−1)は、
1ライン分のM個の表示データである。
【0008】図12は、データドライバ1010、10
12に供給する電源電圧及び階調電圧のタイミングチャ
ートである。図中Vgはグランドレベルの電位である。
【0009】図13は、全面黒表示(階調電圧Vn
(u)及びVn(d))を行った場合に、偶数ドレイン
線d2Nと奇数ドレイン線d(2N+1)(N=0〜(m−
1))に供給される液晶駆動電圧のタイミングチャート
である。
【0010】始めに、図10を用いて本従来例の液晶表
示装置の動作を説明する。
【0011】PC等からデータバス1001を介して転
送される表示データは、液晶コントローラ1003で、
データドライバ1010、1012のインターフェイス
に対応した液晶表示データに変換され、データバス10
04に出力される。液晶コントローラ1003では、信
号バス1002を介して転送される、表示データに対応
したドットクロック及び水平同期信号から、データドラ
イバ1010、1012にデータを取り込む上側及び下
側ラッチクロック1005、1006と、1水平周期毎
に有効になるシフトクロック1007を生成する。変換
された液晶表示データは、上側及び下側ラッチクロック
1005、1006に従って、上側データドライバ10
10、下側データドライバ1012に取り込まれる。1
ライン分に表示データが取り込まれ、シフトクロック1
007が有効になると、1ライン分の表示データは同時
に対応した階調電圧に変換され、液晶駆動電圧として、
各々データ線1011、1013へ出力される。液晶駆
動電圧は、走査ドライバ1014によって選択され、有
効になっているラインに接続する画素に印加され、1ラ
イン分の表示が行われる。走査ドライバ1014では、
液晶コントローラ1003で生成された1フレーム周期
のFLMクロックが有効になると、先頭のラインを選択
し、以降は走査クロックに従って、順次第Kラインまで
選択し、1画面分の表示を行う。1画面分の表示が終了
すると、再びFLMクロックが有効となり、次のフレー
ムの表示を行う。
【0012】次に、図11を用いてデータドライバ10
10、1012の動作を詳細に説明する。
【0013】上側データドライバ1010には、偶数番
目のドレイン線d2Nが接続されている。したがって、上
側ラッチクロック1005は、図11に示すように、ド
レイン線d2Nに対応する偶数番目の偶数表示データD2N
(N=0〜(m−2)/2)を上側データドライバ10
10に取り込むよう生成される。上側データドライバ1
010に、1ライン分の偶数表示データD2Nが取り込ま
れると、シフトクロック1007が有効になり、取り込
まれた表示データは、1ライン分同時に液晶駆動電圧に
変換され、第kラインデータ(k=1〜K)として出力
される。これに対し、下側データドライバ1012に
は、奇数番目のドレイン線d(2N+1)(N=0〜(m−
2)/2)が接続されている。したがって、下側ラッチ
クロック1006は、ドレイン線d(2N+1)に対応する奇
数番目の奇数表示データD(2N+1)を下側データドライバ
1012に取り込むように生成される。下側データドラ
イバ1012に1ライン分の奇数表示データD(2N+1)が
取り込まれると、シフトクロック1007が有効にな
り、上側データドライバ1010と同様に、取り込まれ
た表示データは、1ライン分同時に液晶駆動電圧に変換
され、第kラインデータ(k=1〜K)として出力され
る。このように、上側データドライバ1010からは、
常に偶数番目のドレイン線d2Nに、偶数表示データD2N
に対応する液晶駆動電圧が出力され、下側データドライ
バ1012からは、常に奇数番目のドレイン線d(2N+1)
に、奇数表示データD(2N+1)に対応する液晶駆動電圧が
出力れることになる。
【0014】次に、液晶パネル1020に全面黒表示を
行う場合、データドライバ1010、1012の出力す
る液晶駆動電圧について、図12及び図13を用いて説
明する。
【0015】液晶パネルには、液晶駆動電圧として、対
向電極電圧Vcomに対して一定極性である直流電圧を
印加すると、液晶が劣化する問題があるので、Vcom
に対して正極性、負極性の液晶駆動電圧を一定周期で切
り換えて印加する、交流駆動を行う必要がある。本従来
例では、高耐圧データドライバを用いているため、デー
タドライバの耐圧の範囲内(電源電圧VddVss間の
電位)で、Vcomに対して正極製、負極性に交流化し
た階調電圧を供給することができる。したがって、図1
2に示すように、例えば、1フレーム周期である交流化
信号1009に従って階調電圧を交流化し、データドラ
イバ1010、1012には、階調電圧の極性が逆極性
になるよう供給する。
【0016】この場合に全面黒表示を行うと、図13に
示すように、偶数番目のドレイン線d2Nには、始めのフ
レームで、液晶駆動電圧としてVcomに対し正極性で
ある階調電圧Vn(u)が印加されると、次のフレームで
は、負極性の階調電圧Vn(u)が印加される。これに対
し、奇数番目のドレイン線d(2N+1)には、液晶駆動電圧
として、始めのフレームではVcomに対し負極性であ
る階調電圧Vn(d)が印加され、次のフレームでは正極
性の階調電圧Vn(d)が印加される。このように、ドレ
イン線1011、1013には、1フレーム毎に、正極
性と負極性の液晶駆動電圧が交互に印加されることにな
る。
【0017】このように、高耐圧データドライバを用い
た方式では、共通対向電極電圧に対して、正極性、負極
性に交流化した階調電圧を供給することで、交流駆動を
行っている。また、上側データドライバ1010と下側
データドライバ1012から、互いに逆極性になるよう
液晶駆動電圧を出力するため、隣合うドレイン線毎に逆
極性の電圧が印加されるので、液晶パネル1020に1
ライン分の全画素には、正極性と負極性の液晶駆動電圧
が同等に印加されている。
【0018】次に、低耐圧データドライバを用い、共通
対向電極電圧を交流化する方式について、図10、図1
1及び、図14、図15を用いて説明する。
【0019】本方式では、図10に記載する構成図のう
ち、以下の構成のみが異なっており、その他の構成は同
様である。
【0020】1010、1011は各々液晶パネル10
20の上下に設置した低耐圧の上側及び下側データドラ
イバであり、1016は電源回路であり、低耐圧データ
ドライバのハイレベル電源電圧Vdd、ロウレベル電源
電圧Vss及び、交流電圧である共通対向電極電圧Vc
om、階調電圧V0からVn(n=1、2、…)を生成
する。本従来例では、階調数は(n+1)であり、階調
電圧V0は最大輝度(白)を表示する電圧であり、Vn
は最小輝度(黒)を表示する電圧である。1017は交
流電圧であるVcomを転送する電圧線であり、101
8、1019は各々上側データドライバ1010、下側
データドライバ1012に電源電圧Vdd、Vss及
び、交流電圧である階調電圧V0からVn(n=1、
2、…)を転送する電圧線である。
【0021】本方式で用いる低耐圧データドライバは、
画素電極に供給する電圧として、共通対向電極電圧に対
して正極性および負極性の最大輝度(白)と最小輝度
(黒)を得る液晶駆動電圧を生成できる耐圧を持たない
が、どちらか一方の極性の最大輝度(白)と最小輝度
(黒)を得る液晶駆動電圧が生成できる耐圧を持つドラ
イバである。
【0022】図14はデータドライバ1010、101
2に供給する電源電圧及び階調電圧のタイミングチャー
トである。図中Vgはグランドレベルの電位である。
【0023】図15は、全面黒表示(階調電圧Vn)を
行った場合に、ドレイン線1011、1013に供給さ
れる液晶駆動電圧のタイミングチャートである。
【0024】本従来例の液晶表示装置の動作は、高耐圧
データドライバを用いた方式データドライバ1010及
び1012の動作、電源回路の構成及び動作のみが異な
っており、その他の動作は第1の従来例と同様である。
そこで、図11、図14、図15を用いて低耐圧のデー
タドライバ1010、1012及び電源回路1016の
動作を説明する。
【0025】データドライバ1010、1012の動作
のうち、表示データの取り込み動作及び、液晶駆動電圧
の出力タイミングは、図11に示すように、第1の従来
例と同様である。
【0026】データドライバ1010、1012には、
データドライバの耐圧内で階調電圧を供給する必要があ
り、また、データドライバ1010、1012は交流駆
動を行うために、共通対向電極電圧Vcomに対し、正
極性、負極性に交流化した液晶駆動電圧を生成する必要
がある。そこで、図14に示すように、電源回路101
6は、共通対向電極に、交流化信号1009により交流
化したVcomを供給する。データドライバ1010、
1012に供給する階調電圧は、Vcomがハイレベル
の場合は、負極性、ロウレベルの場合は、正極性になる
ように交流する。このように、Vcom、階調電圧を交
流化することで、データドライバの耐圧の範囲内(ハイ
レベル電源電圧Vddとロウレベル電源電圧Vssの間
の電位)で、Vcomに対して正極性及び負極性の、最
大輝度(白)、最小輝度(黒)を得られる階調電圧V0
からNnをデータドライバ1010、1012に供給す
ることができる。
【0027】ここで、交流周期を1フレーム周期とし、
液晶パネル1020に全面黒表示を行った場合につい
て、図15を用いて説明する。
【0028】上側データドライバ1010、下側データ
ドライバ1012には、図14に示すように、1フレー
ム毎にVcomに対して交流化した階調電圧が与えられ
ている。したがって、ドレイン線1011、1013に
は、始めのフレームで、データドライバ1010、10
12から、Vcomに対し正極性の階調電圧Vnが、液
晶駆動電圧として出力されると、次のフレームでは、負
極性の階調電圧Vnが、液晶駆動電圧として出力される
ことになる。このように、1フレーム毎に、上側、下側
ドライバから供給される液晶駆動電圧の極性が切り替わ
るので、交流駆動が行われていることになる。
【0029】このように、低耐圧データドライバを用い
る本方式では、共通対向電極電圧を交流化することで、
データドライバの耐圧内で、共通対向電極電圧に対して
正極性及び負極性の階調電圧供給でき、1フレーム毎に
出力する液晶駆動電圧の極性が切り換えることができる
ので、交流駆動を行うことができる。
【0030】また、本方式では、高耐圧データドライバ
を用いる方式と異なり、上側、下側データドライバ10
10、1012からは同極性の液晶駆動電圧が出力され
るので、ドレイン線に印加される電圧は、液晶パネル1
020全体で常に同極性になっている。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】高耐圧データドライバ
では、駆動電圧が高いため、使用するLSIのプロセス
は、高耐圧プロセスとなる。高耐圧プロセスでは、LS
Iを構成する素子の最小寸法が、低耐圧プロセスの最小
寸法に対して3倍から5倍となっている。出力電圧を除
く機能、特性が同一である回路を各プロセスで構成した
場合、高耐圧プロセスで構成した回路面積は、低耐圧プ
ロセスで構成した回路面積の約2乗倍となる。LSIの
価格はチップサイズに比例することから、高耐圧プロセ
スで構成するデータドライバの価格は、低耐圧プロセス
を使用した場合に比べて高価格になる。したがって、高
耐圧データドライバを使用する従来の方式では、データ
ドライバが高価格であり、液晶駆動装置の低価格化が図
れないといった課題がある。
【0032】また、液晶パネルには、パネル全体で、正
極性と負極性の液晶駆動電圧を同等に印加しないと、表
示する図形の上下左右の表示輝度が変化する画質劣化が
生じる。低耐圧データドライバを用い、共通対向電極電
圧を交流化する方式では、液晶パネルの上側、下側デー
タドライバからは、常に正極性又は負極性のどちらか一
方の液晶駆動電圧が出力されているため、液晶パネル全
体に、常に同極性の液晶駆動電圧のみが印加されること
になる。したがって、液晶パネルに印加される液晶駆動
電圧の極性が偏るため、前述した画質劣化が生じる課題
がある。
【0033】本発明の目的は、低価格な低耐圧データド
ライバを用い、共通対向電極電圧を交流化することなく
液晶パネルを交流駆動し、かつ、画質劣化を防ぐため、
液晶パネル全体に、正極性と負極性の液晶駆動電圧を同
等に印加できる液晶表示装置の駆動方法を提供すること
にある。
【0034】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、本発明は液晶パネルはマトリックス状に構成し
た複数の画素部で構成し、画素部はスイッチ素子と画素
電極とで構成し、液晶パネルの画素電極の形成されてい
ない一方のガラス基盤上には、全画素で共通である共通
対向電極を構成し、電極間に挟持される液晶は、共通対
向電極に印加する電圧と、画素電極に印加する電圧の差
である印加電圧値により光の透過量を制御して表示輝度
を制御する構成とし、各画素電極に印加する電圧を転送
するドレイン線は、液晶パネルの上下に引き出す。低耐
圧データドライバは、液晶パネルの上下に設置し、表示
データを対応した階調電圧に変換し、液晶駆動電圧とし
て出力端子に出力する。上側データドライバには、液晶
パネルの共通対向電極電圧に対し、正極性で、一定電圧
であるデータドライバの電源電圧及び階調電圧を電源回
路から供給し、下側データドライバには、液晶パネルの
共通対向電極電圧に対し、負極性で、一定電圧であるデ
ータドライバの電源電圧及び階調電圧を電源回路から供
給する。上側、下側データドライバの出力端子は、上下
のデータドライバと液晶パネルの間に構成された上側、
下側スイッチ群を構成する各J個のスイッチに、各々1
本又は複数本毎に接続され、液晶パネルのドレイン線
は、液晶パネルの上下で、上側、下側スイッチ群を構成
する各スイッチに、接続されているデータドライバの出
力端子の2倍の本数毎に接続されている。上側、下側ス
イッチ群は、一定周期でスイッチ群に接続されているド
レイン線の右半分、左半分を交互に選択し、液晶駆動電
圧を選択したドレイン線に出力するように構成する。
【0035】また、上側データドライバ、下側データド
ライバには、上側スイッチ群と下側スイッチ群が各々選
択しているドレイン線に対応した表示データが取り込ま
れるように構成する。
【0036】
【作用】本発明は、低耐圧データドライバが、液晶パネ
ルの共通対向電極に印加する共通対向電極電圧に対し
て、正極性、負極性の液晶駆動電圧を同時に駆動できる
耐圧がなくても、液晶パネルの上側と下側に設置したデ
ータドライバに、共通対向電極電圧に対し、各々常に正
極性、負極性の一定電圧である電源電圧と階調電圧を供
給し、上側及び下側データドライバと液晶パネルの間に
構成したスイッチ群で、上側データドライバから出力さ
れた液晶駆動電圧と、下側データドライバから出力され
た液晶駆動電圧を出力するドレイン線を、一定周期で切
り換えることで、液晶パネルを交流駆動することが可能
となる。更に、上側及び下側データドライバからは、常
に逆極性の液晶駆動電圧が出力されており、隣合うドレ
イン線毎、又は複数本のドレイン線毎に逆極性の液晶駆
動電圧が印加されるので、表示画質が劣化せず、良好な
表示を得ることができる。
【0037】
【実施例】本発明の実施例について、図1から図4を用
いて説明する。
【0038】図1は、本発明の液晶表示装置のブロック
図である。
【0039】図1において、101はPC等から表示デ
ータを転送するデータバスであり、102は表示制御信
号の、ドットクロック、水平同期信号、垂直同期信号を
転送する信号バスであり、103は液晶コントローラで
ある。104はデータバスであり、液晶コントローラ1
03で表示データから変換された、液晶表示データを転
送する。105、106は、各々液晶コントローラ10
3で生成された上側ラッチクロック、下側ラッチクロッ
クであり、107は、液晶コントローラ103で生成さ
れたシフトクロックであり、1水平周期毎に有効とな
る。108、109は、各々液晶コントローラ103で
生成された上側スイッチ制御信号、下側スイッチ制御信
号であり、一定周期で’H’レベルと’L’レベルが切
り換えられる。110は信号バスであり、液晶コントロ
ーラ103で生成された、1フレーム毎に有効になるF
LMクロックと、シフトクロック107に同期した信号
である走査クロックを転送する。111は液晶パネルの
上側に設置されている上側データドライバであり、取り
込んだ液晶表示データを対応する階調電圧に変換し、液
晶駆動電圧として出力する。112は上側データドライ
バ111の出力端子であり、113はJ個のスイッチS
u(0)からSu(J−1)で構成する上側スイッチ群
であり、出力端子112は各スイッチSu(0)からS
u(J−1)に接続される。114はd0からd(m-1)
までのM本のドレイン線であり、ドレイン線d0、d1
は液晶パネルの上側でスイッチSu(0)に接続してい
る。同様にして、d2、d3からd(m-2)、d(m-1)の全て
のドレイン線は、各々スイッチSu(1)からSu(J
−1)に接続している。このことから、必要なスイッチ
数Jは、M/2個となる。115は下側データドライバ
であり、取り込んだ液晶表示データを対応する階調電圧
に変換し、液晶駆動電圧として出力する。116は下側
データドライバ115の出力端子であり、117はJ個
のスイッチSd(0)からSd(J−1)で構成する下
側スイッチ群であり、出力端子115は各スイッチSd
(0)からSd(J−1)に接続される。ドレイン線1
14は、上側スイッチ群113と同様に液晶パネルの下
側で下側スイッチ群117に接続している。118は走
査ドライバであり、119は走査線(以下、ラインと呼
ぶ)であり、走査ドライバ118は走査線119を順次
選択し、表示を行うラインを有効にする。120は電源
回路であり、121は共通対向電極電圧Vcomを転送
する電圧線である。122は電源回路120から供給さ
れる上側データドライバ111のハイレベル電源電圧V
dd(u)、ロウレベル電源電圧Vss(u)、階調電圧V0
(u)からVn(u)を転送する電圧線である。123は電
源回路120から供給される下側データドライバ115
のハイレベル電源電圧Vdd(d)、ロウレベル電源電圧V
ss(d)、階調電圧V0(d)からVn(d)を転送する電圧
線である。本実施例では、階調数は(n+1)であり、
データドライバ111、115からV0(u)、V0(d)
が出力されている場合は最大輝度(白)、Vn(u)、V
n(d)が出力されている場合は最小輝度(黒)を表示す
る。124は液晶パネルであり、解像度は(Kライン×
Mドット)である。液晶パネル124は、一方のガラス
基盤上に、データ線114と走査線119の交点に画素
電極が構成されており(図示せず)、他方のガラス基盤
上に形成された、全画素で共通である共通対向電極に印
加されるVcomと、画素電極に印加される液晶駆動電
圧との差電圧が画素間の液晶に印加され、表示が行われ
る。尚、本実施例では、液晶パネル124の上下に、上
側データドライバ111、下側データドライバ115を
設置する構成とする。
【0040】図2は本実施例の液晶表示装置の動作タイ
ミングチャートである。D0からD(m−1)は、各々
ドレイン線d0からd(m-1)に対応するM個の表示データ
である。また、図中(A)は、上側スイッチ制御信号1
08が’H’レベル、下側スイッチ信号109が’L’
レベルの場合、(B)は上側スイッチ制御信号108
が’L’レベル、下側スイッチ制御信号109が’H’
レベルの場合のタイミングチャートである。
【0041】図3は、電源回路120からデータドライ
バ111、116に供給される電源電圧及び階調電圧の
電位図である。図中Vgは、グランドレベルの電位であ
る。
【0042】図4は、液晶パネル124に全面黒表示を
行った場合に、偶数番目のドレイン線d2N(d0、d
2、…d(m-2))と奇数番目のドレイン線d(2N+1)(d
1、d3、…d(m-1))に転送される液晶駆動電圧のタイ
ミングチャートである。
【0043】始めに、図1を用いて本実施例の液晶表示
装置の動作を説明する。
【0044】データバス101を介して液晶コントロー
ラ103に転送された表示データは、データドライバ1
11、115のインターフェイスに対応した液晶表示デ
ータに変換されて、データバス104に出力される。同
時に、液晶コントローラ103では、信号橋102を介
して転送される、表示データに同期したドットクロッ
ク、1水平周期である水平同期信号、1フレーム周期で
ある垂直同期信号から、上側データドライバ111、下
側データドライバ115に液晶表示データを取り込む上
側ラッチクロック105、下側ラッチクロック106及
び、1水平周期毎に有効となるシフトクロック、107
上側及び下側スイッチ制御信号108及び109を生成
する。スイッチ制御信号108及び109は、’H’レ
ベルと’L’レベルが互いに逆相である信号であり、’
H’レベルの場合、液晶パネル124の偶数ドレイン線
d2Nを選択し、’L’レベルの場合、液晶パネル124
の奇数ドレイン線d2N+1を選択する。
【0045】データバス104を介して上側データドラ
イバ111に転送された液晶表示データは、上側ラッチ
クロック105に従って取り込まれ、1ライン分の表示
データが取り込まれ、シフトクロック107が有効にな
ると、表示データに対応した階調電圧に変換されて、液
晶駆動電圧として、出力端子112へ出力される。同様
に、下側データドライバ115には、下側ラッチロック
106に従って表示データが取り込まれ、液晶駆動電圧
に変換されて出力端子116に出力される。上側及び下
側データドライバ111、115から出力された液晶表
示電圧は、各々上側スイッチ群113及び下側スイッチ
群117の選択するドレイン線114に出力される。
【0046】出力された液晶駆動電圧は、走査ドライバ
118により選択され、有効になっているラインに接続
する画素に印加され、表示が行われる。走査ドライバ1
18は、信号線106を介して転送されるFLMクロッ
クが有効になると、液晶パネル124の先頭ライン(第
1ライン)を選択し、シフトクロック107に同期した
走査クロックに従って、順次第Kラインまで選択し、1
画面分の表示を行う。第Kラインまで選択されると、再
びFLMクロックが有効になり、次のフレームの表示が
同様に行われる。
【0047】ここで、液晶コントローラ103及びデー
タドライバ111、116の動作を、図2から図4を用
いて詳細に説明する。尚、本実施例では、スイッチ制御
信号108、109の切り換え周期を1フレーム周期と
する。
【0048】図2に示すように、スイッチ制御信号10
8、109は、1フレーム毎に’H’レベルと’L’レ
ベルが、互いに反対のレベルになるように切り替わる信
号である。図2(A)に示すように、上側スイッチ制御
信号108が’H’レベルの場合、上側スイッチ群11
3の各スイッチSu(0)からSu(J−1)は、偶数
ドレイン線d2Nを選択している。したがって、上側ラッ
チクロック105は、上側データドライバ111に、偶
数ドレイン線d2Nに対応する偶数データD0、D2、…
Dm−2を取り込むように生成される。この時、下側ス
イッチ制御信号109は’L’レベルになっているの
で、下側スイッチ群117の各スイッチSd(0)から
Sd(J−1)は奇数ドレイン線d2N+1を選択してい
る。したがって、下側ラッチクロック106は、下側デ
ータドライバ115に、奇数ドレイン線d2N+1に対応す
る奇数データD1、D3、…D(m−1)を取り込むよ
うに生成される。上側データドライバ111に、1ライ
ン分の偶数データD0、D2、…D(m−2)が取り込
まれると、シフトクロック107が有効となり、1ライ
ン分の表示データが同時に対応する階調電圧に変換さ
れ、液晶駆動電圧(第1から第Kライン出力)として出
力され、スイッチ群113の選択している偶数ドレイン
線d2Nに供給される。同様にして、下側データドライバ
115に取り込まれた1ライン分の奇数データD1、D
3、…D(m−1)は対応する階調電圧に変換され、液
晶駆動電圧(第1から第Kライン出力)として出力さ
れ、スイッチ群117の選択している奇数ドレイン線d
(2N+1)に供給される。
【0049】次のフレームでは、図2(B)に示すよう
に、上側スイッチ制御信号108は’L’レベル、下側
スイッチ制御信号109は’H’レベルとなる。この場
合は、上側スイッチ群113の各スイッチSu(0)か
らSu(J−1)は、奇数ドレイン線d(2N+1)を選択し
ているので、上側ラッチクロック105は、上側データ
ドライバ111に、奇数ドレイン線d(2N+1)に対応する
奇数データD1、D3、…D(m−1)を取り込むよう
に生成される。この場合、シフトクロック107に従っ
て、1ライン分の奇数データに対応する液晶駆動電圧が
出力され、スイッチ群113の選択している奇数ドレイ
ン線d(2N+1)の供給される。同様にして、下側ラッチク
ロック106は、下側データドライバ115に、偶数ド
レイン線d2Nに対応する偶数データD0、D2、…D
(m−2)を取り込むように生成され、1ライン分の偶
数データに対応する液晶駆動が出力され、スイッチ群1
17の選択している偶数ドレイン線d2Nに供給される。
【0050】ここで、上側データドライバ111には、
図3に示すように、共通対向電極電圧Vcomに対し、
常に正極性の一定電圧であるハイレベル電源電圧Vdd
(u)、ロウレベル電源電圧Vss(u)、階調電圧V0(u)
からVn(u)が供給されている。したがって、上側デー
タドライバ111からは、Vcomに対し、常に正極性
の液晶駆動電圧が出力される。これに対し、下側データ
ドライバ115には、Vcomに対し、常に負極性の一
定電圧であるハイレベル電源電圧Vdd(d)、ロウレベル
電源電圧Vss(d)、階調電圧V0(d)からVn(d)が供
給されている。したがって、下側データドライバ115
からは、Vcomに対し、常に負極性の液晶駆動電圧が
出力される。
【0051】次に、例えば液晶パネル124に、選択さ
れる階調電圧がVn(u)及びVn(d)である全面黒表示
を行った場合に、ドレイン線114に出力される液晶駆
動電圧について図4を用いて説明する。
【0052】上側スイッチ群114は、上側スイッチ制
御信号108が’H’レベルの場合は、偶数ドレイン線
d2Nを選択している。したがって、図4に示すように、
偶数ドレイン線d2Nに出力される液晶駆動電圧は、Vc
omに対して正極性であるVn(u)となる。このとき、
下側スイッチ制御信号109は’L’レベルなので、下
側スイッチ群117は奇数ドレイン線d(2N+1)を選択し
ている。したがって、奇数ドレイン線d(2N+1)に出力さ
れる液晶駆動電圧は、Vcomに対して負極性であるV
n(d)となる。次のフレームでは、上側スイッチ制御信
号108が’L’レベルになるので、上側スイッチ群1
14は、奇数ドレイン線d(2N+1)を選択する。したがっ
て、奇数ドレイン線d(2N+1)に出力される液晶駆動電圧
は、Vcomに対して正極性であるVn(u)となる。さ
らに、下側スイッチ制御信号109は’H’レベルとな
るので、下側スイッチ群117は、偶数ドレイン線d2N
を選択する。したがって、偶数ドレイン線d2Nには、V
comに対して負極性であるVn(d)が出力される。こ
のように、ドレイン線114には、1フレーム毎に、V
comに対し正極性、負極性の電圧が交互に印加され、
また、隣合うドレイン線には、逆極性の液晶駆動電圧が
印加されることになる。
【0053】このように、データドライバの電源電圧、
階調電圧として、常に一定電圧を供給する場合でも、上
側ドライバ111と下側ドライバ116に、共通対向電
極電圧Vcomに対し、逆極性の階調電圧を供給し、デ
ータドライバ111、115と液晶パネル124の間に
設けたスイッチ群113及び117で出力するドレイン
線114を切り換えることで、交流駆動を行うことがで
きる。
【0054】また、隣合うドレイン線には、逆極性の液
晶駆動電圧が印加されるため、液晶パネル124には、
正極性と負極性の液晶駆動電圧が同等に印加されるの
で、画質劣化のない、良好な表示を行うことができる。
【0055】また、上側データドライバ111に、Vc
omに対して負極性、下側データドライバ116に正極
性の電源電圧、階調電圧を供給してもよい。
【0056】また、スイッチ群113、117は、液晶
パネル124の製造時に、パネル上に同時に形成するこ
とができる。更に、データドライバ111、115に内
蔵し、1チップとすることもできる。
【0057】また、本実施例では、階調電圧を、電源回
路120から供給しているが、データドライバ111、
115内で生成してもよい。
【0058】ここで、切り換えタイミングを1水平周期
とした場合である第2の実施例について、図1、図3及
び図5、図6を用いて説明する。
【0059】図5は、スイッチ制御信号切り換えタイミ
ングを1水平周期とした場合の第2の実施例の液晶表示
装置の動作タイミングチャートである。
【0060】図5で、(A)は、上側スイッチ制御信号
108が’H’レベル、下側スイッチ制御信号109
が’L’レベルの場合のタイミングチャートである。ま
た、(B)は、上側スイッチ制御信号108が’L’レ
ベル、下側スイッチ制御信号109が’H’レベルの場
合のタイミングチャートである。
【0061】図6は、液晶パネル124に全面黒表示を
行った場合に、偶数番目のドレイン線d2N(d0、d
2、…d(m-2))と、奇数番目のドレイン線d(2N+1)(d
1、d3、…d(m-1))に転送される液晶駆動電圧のタイ
ミングチャートである。
【0062】本実施例では、図1に示すように、液晶表
示装置の構成は、第1の実施例と同様である。更に、図
5に示すように、データドライバ111、115への表
示デー取り込み動作は、第1の実施例と同様であるの
で、図5を用いて液晶駆動電圧出力動作について説明す
る。
【0063】図5(A)に示すように、上側スイッチ制
御信号108が’H’レベルである水平周期(以下、ラ
イン周期と呼ぶ)では、上側ドライバ111には、1ラ
イン分の偶数データD2Nが取り込まれ、シフトクロック
107が有効になると、1ライン分同時に階調電圧に変
換され、液晶駆動電圧として出力される。この時、下側
スイッチ制御信号109は’L’レベルなので、下側ド
ライバ115には、1ライン分の奇数データD(2N+1)が
取り込まれ、シフトクロック107が有効になると、1
ライン分同時に階調電圧に変換され、液晶駆動電圧とし
て出力される。
【0064】次のライン周期では、図5(B)に示すよ
うに、上側スイッチ制御信号108が’L’レベルとな
るので、上側ドライバ111には、1ライン分の奇数デ
ータD(2N+1)が取り込まれ、シフトクロック107が有
効になると、1ライン分同時に階調電圧に変換され、液
晶駆動電圧として出力される。この時、下側スイッチ制
御信号109は’H’レベルなので、下側ドライバ11
5には、1ライン分の偶数データD2Nが取り込まれ、シ
フトクロック107が有効になると、1ライン分同時に
階調電圧に変換され、液晶駆動電圧として出力される。
【0065】ここで、液晶パネル124に全面黒表示を
行った場合について、図3、図6を用いて説明する。
【0066】図3に示すように、データドライバ11
1、115に供給される電源電圧、階調電圧は、第1の
実施例と同様である。
【0067】したがって、始めのライン周期では、図6
に示すように、上側スイッチ制御信号108が’H’レ
ベルなので、偶数ドレイン線d2Nに出力される液晶駆動
電圧は、Vcomに対して正極性であるVn(u)とな
る。このとき、下側スイッチ制御信号109は’L’レ
ベルなので、奇数ドレイン線d2N+1には、Vcomに対
して負極性であるVn(d)が、液晶駆動電圧として出力
される。次のライン周期では、上側スイッチ制御信号1
08が’L’レベルになるので、奇数ドレイン線d(2N+
1)には、Vcomに対して正極性であるVn(u)が、液
晶駆動電圧として出力される。さらに、下側スイッチ制
御信号109は’H’レベルとなるので、偶数ドレイン
線d2Nには、Vcomに対して負極性であるVn(d)が
液晶駆動電圧として出力される。このように、ドレイン
線114には、1ライン毎に、Vcomに対し正極性、
負極性の電圧が交互に印加され、また、第1の実施例と
同様に、隣合うドレイン線には、逆極性の液晶駆動電圧
が印加されることになる。
【0068】このように、スイッチ制御信号108、1
09の周期を変えた場合でも、第1の実施例と同様に交
流駆動を行うことができ、液晶パネル全体に正極性と負
極性の液晶駆動電圧を等分に印加することができる。
【0069】尚、スイッチ制御信号108、109の切
り換えタイミングは、第1、第2の実施例以外の周期で
も、同様にして液晶表示装置を駆動できる。
【0070】次に、スイッチ群の構成を変えた本発明の
第3の実施例について、図3及び図7から図9を用いて
説明する。
【0071】図7は、本発明の第3の実施例の液晶表示
装置の構成図である。
【0072】図7において、701は液晶コントローラ
であり、702は液晶表示データを転送するデータバス
である。703、704は、各々液晶コントローラ70
1で生成された上側ラッチクロック、下側ラッチクロッ
クであり、705は1水平周期毎に有効になるシフトク
ロックである。706、707は、各々上側スイッチ制
御信号、下側スイッチ制御信号であり、一定周期で’
H’レベルと’L’レベルが切り換えられる。708は
上側データドライバであり、取り込んだ液晶表示データ
を対応する階調電圧に変換し、液晶駆動電圧として出力
する。709は上側データドライバ708の出力端子で
あり、710はJ個のスイッチSu(0)からSu(J
−1)で構成する上側スイッチ群であり、出力端子70
9は、p本毎に、各スイッチSu(0)からSu(J−
1)に接続される。711はd0からd(m-1)までのM
本のドレイン線であり、2p本のドレイン線d0、d
1、…d(2p-1)は液晶パネルの上側でスイッチSu
(0)に接続している。同様にして、d2p、d(2p+
1)、…d(4p-1)から、d(m-2p-2)、d(m-2p-1)、…d(m
-1)までの全てのドレイン線は、各々2p本毎にスイッ
チSu(1)からSu(J−1)に接続している。この
ことから、必要なスイッチ数Jは、M/2p個となる。
712は下側データドライバであり、取り込んだ液晶表
示データを対応する階調電圧に変換し、液晶駆動電圧と
して出力する。713は下側データドライバ712の出
力端子であり、714はJ個のスイッチSd(0)から
Sd(J−1)で構成する下側スイッチ群であり、出力
端子713は、p本毎に各スイッチSd(0)からSd
(J−1)に接続される。ドレイン線711は、上側ス
イッチ群711と同様に液晶パネルの下側で、2p本毎
に下側スイッチ群714を構成する各スイッチSd
(0)からSd(J−1)に接続している。712は液
晶パネルであり、解像度はKライン×Mドットである。
その他の構成は、第1の実施例と同様である。
【0073】図8は、第3の実施例の液晶表示装置の動
作タイミングチャートである。
【0074】図8において、(A)は、上側スイッチ制
御信号706が’H’レベル、下側スイッチ制御信号7
07が’L’レベルの場合、(B)は、上側スイッチ制
御信号706が’L’レベル、下側スイッチ制御信号7
07が’H’レベルの場合のタイミングチャートであ
る。
【0075】図9は、第3の実施例において、液晶パネ
ル712に全面黒表示(階調電圧Vn(u)及びVn
(d))行った場合に、偶数スイッチSu(2N)及びSd
(2N)(N=0〜(J−2)/2)から出力される液晶
駆動電圧と、奇数スイッチSu(2N+1)及びSd(2
N+1)(N=0〜(J−2)/2)から出力される液
晶駆動電圧のタイミングチャートである。本実施例で
は、階調数は(n+1)である。
【0076】始めに、図7を用いて、第3の実施例の液
晶表示装置の動作について説明する。尚、本実施例で
は、p=3とし、スイッチ制御信号706、707の切
り換えタイミングを、第1の実施例と同様に、1フレー
ム周期とする。
【0077】液晶コントローラ701は、データバス1
01を介して転送される表示データを、データドライバ
708、712のインターフェイスに対応した液晶表示
データに変換し、データバス702に出力する。同時
に、液晶コントローラ701では、信号バス102を介
して転送される各表示制御信号から、上側データドライ
バ708、下側データドライバ712に液晶表示データ
を取り込む上側ラッチクロック703、下側ラッチクロ
ック704及び、1水平周期毎に有効になるシフトクロ
ック705及び、上側、下側スイッチ制御信号706、
707を生成する。スイッチ制御信号706及び707
は、一定周期で’H’レベルと’L’レベルが互いに逆
相になるように切り換えられる信号であり、’H’レベ
ルの場合、スイッチ群113、117を構成する各スイ
ッチの右半分に接続されているドレイン線d6N、d(6N+
1)、d(6N+2)(N=0〜(m−6)/6)を選択し、’
L’レベルの場合、各スイッチの左半分に接続されてい
るドレイン線d(6N+3)、d(6N+4)、d(6N+5)(N=0〜
(m−6)/6)を選択する。
【0078】データバス702を介して上側データドラ
イバ708に転送された液晶表示データは、上側ラッチ
クロック703に従って取り込まれ、1ライン分の表示
データが取り込まれると、シフトクロック705が有効
になり、表示データに対応した階調電圧に変換されて、
液晶駆動電圧として出力端子709へ出力される。同様
に、下側データドライバ712には、下側ラッチロック
704に従って表示データが取り込まれ、表示データに
対応した階調電圧に変換されて、液晶駆動電圧として出
力端子713に出力される。出力された液晶表示データ
は、上側スイッチ群710及び下側スイッチ群714の
選択するドレイン線に出力される。
【0079】ここで、液晶コントローラ701及びデー
タドライバ708、712の動作を、図3及び図8、図
9を用いて詳細に説明する。
【0080】図8に示すように、スイッチ制御信号70
6、707は、1フレーム毎に’H’レベルと’L’レ
ベルが、互いに反対のレベルになるように切り替わる信
号である。
【0081】図8(A)に示すように、上側スイッチ制
御信号706が’H’レベルの場合、上側スイッチ群1
13の各スイッチSu(0)からSu(J−1)は、右
半分に接続されているドレイン線d6N、d(6N+)1、d(6
N+2)(d0、d1、d2、及びd6、d7、d8、…、
及びd(m-6)、d(m-5)、d(m-4))を選択している。し
たがって、上側ラッチクロック703は、上側データド
ライバ708に、ドレイン線d6N、d(6N+1)、d(6N+2)
に対応する表示データD6N、D(6N+1)、D(6N+2)(N=
0〜(m−6)/6)を取り込むように生成される。こ
の時、下側スイッチ制御信号707は’L’レベルにな
っているので、下側スイッチ群714の各スイッチSd
(0)からSd(J−1)はドレイン線d(6N+3)、d(6
N+4)、d(6N+5)(d3、d4、d5、及びd9、d1
0、d11、…、及びd(m-3)、d(m-2)、d(m-1))を
選択している。したがって、下側ラッチクロック704
は、下側データドライバ712に、ドレイン線d(6N+
3)、d(6N+4)、d(6N+5)に対応する表示データD(6N+
3)、D(6N+4)、D(6N+5)(N=0〜(m−6)/6)を
取り込むように生成される。
【0082】上側データドライバ708では、1ライン
分の表示データを取り込むと、シフトクロック705が
有効になり、1ライン分の表示データを、1ライン分同
時に対応する階調電圧に変換し、液晶駆動電圧(第1か
ら第Kライン出力)として出力し、スイッチ群710の
選択しているドレイン線d6N、d(6N+1)、d(6N+2)に供
給する。同様にして、下側データドライバ712では、
取り込んだ1ライン分の表示データに対応する階調電圧
に変換し、液晶駆動電圧(第1から第Kライン出力)と
して出力し、スイッチ群714の選択しているドレイン
線d(6N+3)、d(6N+4)、d(6N+5)に供給する。
【0083】次のフレームでは、図8(B)に示すよう
に、上側スイッチ制御信号706は’L’レベル、下側
スイッチ制御信号707は’H’レベルとなる。この場
合は、上側スイッチ群710の各スイッチSu(0)か
らSu(J−1)は、ドレイン線d(6N+3)、d(6N+4)、
d(6N+5)を選択しているので、上側ラッチクロック70
3は、上側データドライバ708に、選択しているドレ
イン線に対応する表示データD(6N+3)、D(6N+4)、D(6
N+5)を取り込むように生成される。そして、シフトクロ
ック705に従って、取り込んだ1ライン分の表示デー
タに対応する液晶駆動電圧出力され、スイッチ群710
の選択しているドレイン線に供給される。同様にして、
下側ラッチクロック704は、下側データドライバ71
2に、ドレイン線d6N、d(6N+1)、d(6N+2)に対応する
表示データD6N、D(6N+1)、D(6N+2)を取り込むように
生成され、取り込んだ1ライン分の表示データに対応す
る液晶駆動電圧が出力され、スイッチ群714の選択し
ているドレイン線に供給される。
【0084】ここで、図3に示すように、上側データド
ライバ708には、第1に実施例と同様に、共通対向電
極電圧Vcomに対し、常に正極性の一定電圧であるハ
イレベル電源電圧Vdd(u)、ロウレベル電源電圧Vss
(u)、階調電圧V0(u)からVn(u)が供給されてい
る。したがって、上側データドライバ708からは、V
comに対し、常に正極性の液晶駆動電圧が出力され
る。これに対し、下側データドライバ712には、Vc
omに対し、常に負極性の一定電圧であるハイレベル電
源電圧Vdd(d)、ロウレベル電源電圧Vss(d)、階調電
圧V0(d)からVn(d)が供給されている。したがっ
て、下側データドライバ712からは、Vcomに対
し、常に負極性の液晶駆動電圧が出力される。
【0085】次に、例えば液晶パネル715に、選択さ
れる階調電圧がVn(u)及びVn(d)である全面黒表示
を行った場合に、ドレイン線711に出力される液晶駆
動電圧について図9を用いて説明する。
【0086】上側スイッチ群710は、上側スイッチ制
御信号706が’H’レベルの場合は、ドレイン線d6
N、d(6N+1)、d(6N+2)を選択している。したがって、
図9に示すように、ドレイン線d6N、d(6N+1)、d(6N+
2)に出力される液晶駆動電圧は、Vcomに対して正極
性であるVn(u)となる。このとき、下側スイッチ制御
信号707は’L’レベルなので、下側スイッチ群71
4はドレイン線d(6N+3)、d(6N+4)、d(6N+5)を選択し
ている。したがって、ドレイン線d(6N+3)、d(6N+4)、
d(6N+5)に出力される液晶駆動電圧は、Vcomに対し
て負極性であるVn(d)となる。次のフレームでは、上
側スイッチ制御信号706が’L’レベルになるので、
上側スイッチ群710は、ドレイン線d(6N+3)、d(6N+
4)、d(6N+5)を選択する。したがって、ドレイン線d(6
N+3)、d(6N+4)、d(6N+5)に出力される液晶駆動電圧
は、Vcomに対して正極性であるVn(u)となる。さ
らに、下側スイッチ制御信号707は’H’レベルとな
るので、下側スイッチ群714は、ドレイン線d6N、d
(6N+1)、d(6N+2)を選択する。したがって、ドレイン線
d6N、d(6N+1)、d(6N+2)には、Vcomに対して負極
性であるVn(d)が出力される。このように、ドレイン
線114には、1フレーム毎に、Vcomに対して正極
性と負極性の液晶駆動電圧が供給され、また、p本(本
実施例ではp=3)毎に、上側及び下側データドライバ
708、712から逆極性の液晶駆動電圧が印加される
ことになる。
【0087】このように、複数のデータドライバ出力端
子を1セットとしてスイッチに接続する第3の実施例に
おいても、第1の実施例と同様に、データドライバの電
源電圧及び階調電圧として常に一定電圧を供給しても、
上側ドライバ708と下側ドライバ712に、共通対向
電極電圧Vcomに対し逆極性の階調電圧を供給し、ス
イッチ群710及び714で出力するドレイン線711
を複数本毎に切り換えることで、交流駆動を行うことが
できる。また、複数本のドレイン線毎に逆極性の液晶駆
動電圧が印加されるため、液晶パネル124には、正極
性と負極性の液晶駆動電圧が同等に印加されるので、画
質劣化のない、良好な表示を行える。
【0088】尚、本実施例ではスイッチ制御信号10
8、109の切り換えタイミングを1フレーム周期とし
たが、第1の実施例と同様に、1水平周期以上のどのよ
うな周期でも用いることができる。また、上側データド
ライバ708に、Vcomに対して負極性、下側データ
ドライバ712に正極性の電源電圧、階調電圧を供給し
てもよい。
【0089】更に、スイッチ群710、714は、液晶
パネル715の製造時に、パネル上に同時に構成するこ
とができる。また、データドライバ708、712に内
蔵し、1チップとすることもできる。
【0090】また、本実施例では、階調電圧を電源回路
120から供給しているが、データドライバ708、7
12内で生成してもよい。
【0091】
【発明の効果】本発明において、データドライバが、液
晶パネルの共通対向電極に印加される共通対向電極電圧
に対して、正極性、負極性の液晶駆動電圧を同時に生成
できる耐圧を持たない低耐圧データドライバであって
も、液晶パネルの上下に設置した上側、下側データドラ
イバに、共通対向電極電圧に対して各々正極性、負極性
の一定電圧である電源電圧、階調電圧を供給し、液晶パ
ネルと、上側、下側データドライバとの間に構成した、
上側、下側スイッチ群により、液晶駆動電圧を出力する
ドレイン線を一定周期で切り換えることで、液晶パネル
に正極性、負極性の液晶電圧を一定周期で交互に与える
ことができ、交流駆動が行え、液晶パネルの劣化を防ぐ
ことができる。更に、上側データドライバ、下側データ
ドライバからは、常に逆極性の液晶駆動電圧が出力され
ているため、液晶パネルには、正極性と負極性の液晶駆
動電圧が同等に印加されることになり、画質劣化のない
良好な表示が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の液晶表示装置のブロッ
ク図。
【図2】第1の実施例の液晶表示装置の動作のタイミン
グチャート。
【図3】図1に記載するデータドライバに供給する電源
電圧及び階調電圧の電圧説明図である。
【図4】図1に記載する液晶表示装置で、全面黒表示を
行った場合の液晶駆動電圧のタイミングチャート。
【図5】本発明の第2の実施例の液晶表示装置の動作タ
イミングチャート。
【図6】図5に記載する液晶表示装置で、全面黒表示を
行った場合の液晶駆動電圧のタイミングチャート。
【図7】本発明の第3の実施例の液晶表示装置のブロッ
ク図。
【図8】図7に記載する第3の実施例の液晶表示装置の
動作タイミングチャート。
【図9】図7に記載する液晶表示装置で、全面黒表示を
行った場合の液晶駆動電圧のタイミングチャート。
【図10】従来駆動方式を用いた液晶表示装置のブロッ
ク図。
【図11】図10に記載する液晶表示装置の動作タイミ
ングチャート。
【図12】高耐圧データドライバを用いた従来例で、図
10に記載するデータドライバに供給する電源電圧及び
階調電圧のタイミングチャート。
【図13】高耐圧データドライバを用いた従来例で、全
面黒表示を行った場合の液晶駆動電圧のタイミングチャ
ート。
【図14】共通対向電極電圧を交流化する従来例で、液
晶パネルに供給する共通対向電極電圧と、データドライ
バの電源電圧及び階調電圧のタイミングチャート。
【図15】共通対向電極電圧を交流化する従来例で、全
面黒表示を行った場合の液晶駆動電圧のタイミングチャ
ート。
【符号の説明】
101…データバス、 102…信号バス、 103…液晶コントローラ、 104…データバス、 105…上側ラッチクロック、 106…下側ラッチクロック、 107…シフトクロック、 108…上側スイッチ制御信号、 109…下側スイッチ制御信号、 110…信号バス、 111…上側データドライバ、 112…上側データドライバ出力端子、 113…上側スイッチ群、 114…ドレイン線、 115…下側データドライバ、 116…下側データドライバ出力端子、 117…下側スイッチ群、 118…走査ドライバ、 119…走査線、 120…電源回路、 121、121、123…電圧線、 124…液晶パネル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝田 功 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 池上 泰生 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリックス状に配列した画素部を有する
    液晶パネルと、上記液晶パネルに対応する表示データを
    順次取り込み、画素配列に対応し、表示データに対応し
    た電圧を生成する複数のデータドライバと、上記表示デ
    ータに対応した電圧を印加するK本の走査線を順次選択
    し、選択した走査線に対応した電圧を出力する走査回路
    とで構成する液晶表示装置において、上記液晶パネル
    は、一方の基盤上に、全画素で共通の共通対向電極が設
    けられ、他方の基盤上に、上記データドライバから出力
    される上記表示データに対応した電圧を印加するM本の
    電圧線と、上記走査線の交点に画素電極が設けられ、上
    記電圧線は、上記液晶パネルの上下から引き出され、上
    記データドライバは、上記液晶パネルの上下に設置し、
    上記液晶パネルと、上記データドライバとの間に、上記
    表示データに対応した電圧を印加する上記電圧線を選択
    する、データドライバの出力端子数に対応した個数のス
    イッチから成るスイッチを設けたことを特徴とする液晶
    表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記液晶パネルの上方
    に設けた上側データドライバは、上記共通対向電極に印
    加される共通対向電極電圧に対し、正極性のハイレベル
    基準電圧と、ロウレベル基準電圧と、階調数に従った階
    調電圧が供給され、上記上側データドライバと、液晶パ
    ネルの間に設けられた上側スイッチ群で選択する上記電
    圧線に対応した表示データを取り込んで、表示データに
    対応した、共通対向電極電圧に対し正極性の電圧を生成
    し、上記上側スイッチ群で選択する電圧線に出力し、上
    記液晶パネルの下方に設けた下側データドライバは、上
    記共通対向電極に印加される共通対向電極電圧に対し、
    負極性のハイレベル基準電圧と、ロウレベル基準電圧
    と、階調数に従った階調電圧が供給され、上記下側デー
    タドライバと、液晶パネルの間に設けられた下側スイッ
    チ群で選択する上記電圧線に対応した表示データを取り
    込んで、表示データに対応した、共通対向電極電圧に対
    し負極性の電圧を生成し、上記下側スイッチ群で選択す
    る電圧線に出力し、上記上側及び下側スイッチ群は、一
    定周期で選択する上記電圧線を交互に切り換えることで
    交流駆動を行う液晶表示装置の駆動回路。
  3. 【請求項3】請求項1において、上記表示データを、上
    記液晶パネルの画素配列に対応した表示データに変換
    し、上記上側及び下側スイッチ群を制御する制御信号
    と、上記上側及び下側データドライバの制御信号と、上
    記走査回路の制御信号を生成する回路を設けた液晶表示
    装置の駆動回路。
  4. 【請求項4】請求項1において、上記データドライバの
    出力端子数が上記電圧線の2p分の1(p=1〜M/
    4)であり、上記電圧線は、2p本毎に、上記上側及び
    下側スイッチ群を構成する各スイッチに接続し、上記上
    側スイッチ群を構成する各スイッチは、接続する上記2
    p本の電圧線のうち、始めのp本の電圧線を選択してい
    る場合は、上記下側スイッチ群は、残りのp本の電圧線
    を選択し、上記上側スイッチ群が接続する上記2p本の
    電圧線のうち、最後のp本の電圧線を選択している場合
    は、上記下側スイッチ群は、始めのp本の電圧線を選択
    する液晶表示装置の駆動回路。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4において、上記
    スイッチ群を、上記液晶パネルの製造時に、液晶パネル
    の基盤上に同時に生成する液晶表示装置の駆動回路。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3または4において、上記
    スイッチ群を、上記データドライバに内蔵し、1チップ
    とする液晶表示装置の駆動回路。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3または4において、上記
    データドライバは、供給される上記ハイレベル電源電圧
    及びロウレベル電源電圧から、階調数に従った階調電圧
    を生成する液晶表示装置の駆動回路。
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