JPH08305234A - クリーニングブレード - Google Patents
クリーニングブレードInfo
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- JPH08305234A JPH08305234A JP10961795A JP10961795A JPH08305234A JP H08305234 A JPH08305234 A JP H08305234A JP 10961795 A JP10961795 A JP 10961795A JP 10961795 A JP10961795 A JP 10961795A JP H08305234 A JPH08305234 A JP H08305234A
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- blade
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Abstract
(57)【要約】
【目的】全体の小形化を実現でき、かつ、感光ドラムに
対するブレード部材の押付力を適度に保つことのできる
クリーニングブレードを提供する。 【構成】板状ホルダー12の長手方向に沿う一側縁にそ
の縁部に沿ってブレード部材5が取着されたクリーニン
グブレード11であって、上記板状ホルダー12の長手
方向側の両端側に、それぞれ、このクリーニングブレー
ド11を取り付けるための取付穴6が穿設され、この板
状ホルダー12の上記両取付穴6よりも内側寄りの位置
に、その一側縁から他側縁に向かって延びる一対の切込
溝13が形成され、これら両切込溝13に挟まれる一側
縁の部分に、ブレード部材5が固着されるようにしてい
る。
対するブレード部材の押付力を適度に保つことのできる
クリーニングブレードを提供する。 【構成】板状ホルダー12の長手方向に沿う一側縁にそ
の縁部に沿ってブレード部材5が取着されたクリーニン
グブレード11であって、上記板状ホルダー12の長手
方向側の両端側に、それぞれ、このクリーニングブレー
ド11を取り付けるための取付穴6が穿設され、この板
状ホルダー12の上記両取付穴6よりも内側寄りの位置
に、その一側縁から他側縁に向かって延びる一対の切込
溝13が形成され、これら両切込溝13に挟まれる一側
縁の部分に、ブレード部材5が固着されるようにしてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真複写機等の
感光ドラムの外周面に残留するトナーを除去するクリー
ニングブレードに関するものである。
感光ドラムの外周面に残留するトナーを除去するクリー
ニングブレードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機は、光導電体表面層付の
感光ドラムを備え、この感光ドラムの外周面を一様に帯
電させ、ついで被複写体の被複写像を介してその外周面
を露光することにより上記外周面上に静電潜像を形成
し、この静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成
し、これを複写紙等に転写することにより複写を行うも
のである。そして、上記複写後には、図5に示すよう
に、感光ドラム1の外周面上にトナー2が残留するた
め、この残留帯電トナー2の除去の必要が生じ、この除
去をクリーニングブレード3によって行っている。この
クリーニングブレード3は、樹脂ケース8にビス7によ
って取り付けられ、ブレード部材5の弾性を利用してそ
の先端を感光ドラム1の外周面に均一に摺接させてトナ
ー2を除去するようになっている。このクリーニングブ
レード3aとしては、一般に、図6に示すような断面略
L字状の金属製の板状ホルダー4aの一側端に厚肉板状
の軟質ウレタン樹脂製ブレード部材5が固着形成された
クリーニングブレード3aが用いられる。また、図7に
示すように、板状ホルダー4bの一側縁の両端部を切欠
き、切欠き残部4cの一側縁部にブレード部材5を固着
形成したクリーニングブレード3bも用いられている。
これら両クリーニングブレード3a,3bの板状ホルダ
ー4a,4bには、それぞれ、その両端部に、ビス7が
挿通される一対の取付穴6が穿設されている。
感光ドラムを備え、この感光ドラムの外周面を一様に帯
電させ、ついで被複写体の被複写像を介してその外周面
を露光することにより上記外周面上に静電潜像を形成
し、この静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成
し、これを複写紙等に転写することにより複写を行うも
のである。そして、上記複写後には、図5に示すよう
に、感光ドラム1の外周面上にトナー2が残留するた
め、この残留帯電トナー2の除去の必要が生じ、この除
去をクリーニングブレード3によって行っている。この
クリーニングブレード3は、樹脂ケース8にビス7によ
って取り付けられ、ブレード部材5の弾性を利用してそ
の先端を感光ドラム1の外周面に均一に摺接させてトナ
ー2を除去するようになっている。このクリーニングブ
レード3aとしては、一般に、図6に示すような断面略
L字状の金属製の板状ホルダー4aの一側端に厚肉板状
の軟質ウレタン樹脂製ブレード部材5が固着形成された
クリーニングブレード3aが用いられる。また、図7に
示すように、板状ホルダー4bの一側縁の両端部を切欠
き、切欠き残部4cの一側縁部にブレード部材5を固着
形成したクリーニングブレード3bも用いられている。
これら両クリーニングブレード3a,3bの板状ホルダ
ー4a,4bには、それぞれ、その両端部に、ビス7が
挿通される一対の取付穴6が穿設されている。
【0003】上記クリーニングブレード3aは、例え
ば、つぎのようにして製造される。すなわち、まず、図
8に示すように、上型8aと下型8bとに分かれ、型の
中央部にブレード形成用の成形空間7が形成されるとと
もに、この成形空間7の両側部分にそれぞれ板状ホルダ
ー4aが挟持される隙間9が形成された成形型8を準備
する。ついで、2枚の板状ホルダー4aを、その一側端
を下型8bのブレード形成用の成形空間7の内部に相対
峙させた状態で突出させて上記隙間9に位置決めし、上
型8aで下型8bを型締めする。つぎに、この型締めし
た成形型8の成形空間7内にウレタン樹脂製の成形部材
を注入し硬化させたのち脱型することにより、図9に示
すように、上記2枚の板状ホルダー4aが幅広ブレード
部材10によって一体化した成形品を得る。そののち、
図10に示すように、幅広ブレード部材10の長手方向
の両端部に生じたゴムバリ等15を板状ホルダー4aの
両端縁に沿って切断除去する。ついで、上記幅広ブレー
ド部材10を図9の鎖線の個所で切断して2個に分離
し、2個のクリーニングブレード3aをつくることが行
われる。
ば、つぎのようにして製造される。すなわち、まず、図
8に示すように、上型8aと下型8bとに分かれ、型の
中央部にブレード形成用の成形空間7が形成されるとと
もに、この成形空間7の両側部分にそれぞれ板状ホルダ
ー4aが挟持される隙間9が形成された成形型8を準備
する。ついで、2枚の板状ホルダー4aを、その一側端
を下型8bのブレード形成用の成形空間7の内部に相対
峙させた状態で突出させて上記隙間9に位置決めし、上
型8aで下型8bを型締めする。つぎに、この型締めし
た成形型8の成形空間7内にウレタン樹脂製の成形部材
を注入し硬化させたのち脱型することにより、図9に示
すように、上記2枚の板状ホルダー4aが幅広ブレード
部材10によって一体化した成形品を得る。そののち、
図10に示すように、幅広ブレード部材10の長手方向
の両端部に生じたゴムバリ等15を板状ホルダー4aの
両端縁に沿って切断除去する。ついで、上記幅広ブレー
ド部材10を図9の鎖線の個所で切断して2個に分離
し、2個のクリーニングブレード3aをつくることが行
われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近では、材料費の節
減による製造コストの低減や、複写機等の装置自体の小
形化に対する要求が高まっていることから、クリーニン
グブレードのサイズの小形化が強く要望されている。と
ころが、図6および図7において、上記クリーニングブ
レード3a,3bでは、板状ホルダー4a,4bの取付
穴6が、ブレード部材5と板状ホルダー4a,4bとの
接合部5aよりも下側に位置決めされており、板状ホル
ダー4a,4bの幅寸法(図示のA)が大きくなってい
る。この状態で、クリーニングブレードの小形化を図る
ためには、ブレード部材5の幅寸法を小さくすることが
考えられるが、感光ドラムに対する押付力が強くなりす
ぎるという問題がある。そこで、図11に示すように、
板状ホルダー12の一側縁の取付穴6の形成されていな
い部分に、幅寸法(図示のC)の小さいブレード部材5
を設けたクリーニングブレードが提案された。このクリ
ーニングブレードは、図示のように、板状ホルダー12
の幅寸法(図示のB)を小さく設定できるとともに、ブ
レード部材5の幅寸法(図示のC)が確保でき、感光ド
ラムに対する適度な押付力が得られ、それによって全体
の小形化を達成できる。しかしながら、このクリーニン
グブレード3cは、図11の矢印のように、切刃(図示
せず)により、ブレード部材5の両端のバリを除去する
際に、切刃の刃先が板状ホルダー12の一側縁に当接す
るため、作業性が悪いという問題がある。
減による製造コストの低減や、複写機等の装置自体の小
形化に対する要求が高まっていることから、クリーニン
グブレードのサイズの小形化が強く要望されている。と
ころが、図6および図7において、上記クリーニングブ
レード3a,3bでは、板状ホルダー4a,4bの取付
穴6が、ブレード部材5と板状ホルダー4a,4bとの
接合部5aよりも下側に位置決めされており、板状ホル
ダー4a,4bの幅寸法(図示のA)が大きくなってい
る。この状態で、クリーニングブレードの小形化を図る
ためには、ブレード部材5の幅寸法を小さくすることが
考えられるが、感光ドラムに対する押付力が強くなりす
ぎるという問題がある。そこで、図11に示すように、
板状ホルダー12の一側縁の取付穴6の形成されていな
い部分に、幅寸法(図示のC)の小さいブレード部材5
を設けたクリーニングブレードが提案された。このクリ
ーニングブレードは、図示のように、板状ホルダー12
の幅寸法(図示のB)を小さく設定できるとともに、ブ
レード部材5の幅寸法(図示のC)が確保でき、感光ド
ラムに対する適度な押付力が得られ、それによって全体
の小形化を達成できる。しかしながら、このクリーニン
グブレード3cは、図11の矢印のように、切刃(図示
せず)により、ブレード部材5の両端のバリを除去する
際に、切刃の刃先が板状ホルダー12の一側縁に当接す
るため、作業性が悪いという問題がある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、全体の小形化を実現でき、かつ、感光ドラム
に対するブレード部材の押付力を適度に保つことのでき
るクリーニングブレードの提供をその目的とする。
たもので、全体の小形化を実現でき、かつ、感光ドラム
に対するブレード部材の押付力を適度に保つことのでき
るクリーニングブレードの提供をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明のクリーニングブレードは、板状ホルダー
の長手方向に沿う一側縁にその縁部に沿ってブレード部
材が取着されたクリーニングブレードであって、上記板
状ホルダーの長手方向側の両端側に、それぞれ、このク
リーニングブレードを取り付けるための取付穴が穿設さ
れ、この板状ホルダーの上記両取付穴よりも内側寄りの
位置に、その一側縁から他側縁に向かって延びる一対の
切込溝が形成され、これら両切込溝に挟まれる一側縁の
部分に、ブレード部材が固着されているという構成をと
る。
め、この発明のクリーニングブレードは、板状ホルダー
の長手方向に沿う一側縁にその縁部に沿ってブレード部
材が取着されたクリーニングブレードであって、上記板
状ホルダーの長手方向側の両端側に、それぞれ、このク
リーニングブレードを取り付けるための取付穴が穿設さ
れ、この板状ホルダーの上記両取付穴よりも内側寄りの
位置に、その一側縁から他側縁に向かって延びる一対の
切込溝が形成され、これら両切込溝に挟まれる一側縁の
部分に、ブレード部材が固着されているという構成をと
る。
【0007】
【作用】すなわち、この発明のクリーニングブレード
は、板状ホルダーの長手方向側の両端部にこのクリーニ
ングブレードを取り付けるための取付穴を穿設し、この
板状ホルダーの上記両取付穴よりも内側寄りの位置に、
その一側縁から他側縁に向かって延びる一対の切込溝を
形成し、これら両切込溝に挟まれる一側縁の部分にブレ
ード部材を固着している。すなわち、上記両取付穴を、
ブレード部材が固着されていない板状ホルダーの両端部
分に位置決めし、ブレード部材の取付けしろの影響を受
けないよう配慮しているため、その分だけ、板状ホルダ
ーの幅寸法を小さくすることができ、それによって、全
体の小形化を実現することができる。
は、板状ホルダーの長手方向側の両端部にこのクリーニ
ングブレードを取り付けるための取付穴を穿設し、この
板状ホルダーの上記両取付穴よりも内側寄りの位置に、
その一側縁から他側縁に向かって延びる一対の切込溝を
形成し、これら両切込溝に挟まれる一側縁の部分にブレ
ード部材を固着している。すなわち、上記両取付穴を、
ブレード部材が固着されていない板状ホルダーの両端部
分に位置決めし、ブレード部材の取付けしろの影響を受
けないよう配慮しているため、その分だけ、板状ホルダ
ーの幅寸法を小さくすることができ、それによって、全
体の小形化を実現することができる。
【0008】また、この発明のクリーニングブレードに
おいて、上記両切込溝に挟まれる一側縁の部分の全長に
わたってブレード部材を固着した場合には、板状ホルダ
ーにブレード部材を一体成形により固着したのち、板状
ホルダーの両端部に付着したゴムバリ等を切断除去する
際に、切断刃が、板状ホルダーの一側縁に当たらず切込
溝内に入るため、切断作業が容易になり、作業性がよ
い。また、切断刃の損傷も防止できる。
おいて、上記両切込溝に挟まれる一側縁の部分の全長に
わたってブレード部材を固着した場合には、板状ホルダ
ーにブレード部材を一体成形により固着したのち、板状
ホルダーの両端部に付着したゴムバリ等を切断除去する
際に、切断刃が、板状ホルダーの一側縁に当たらず切込
溝内に入るため、切断作業が容易になり、作業性がよ
い。また、切断刃の損傷も防止できる。
【0009】さらに、この発明のクリーニングブレード
において、上記両切込溝に弾性部材で形成されたトナー
漏れ防止用片を保持させた場合には、クリーニングブレ
ードによって感光ドラム表面から除去された帯電トナー
が上記両切込溝から洩れて、感光ドラム表面に再付着す
るのを防止することができるようになる。
において、上記両切込溝に弾性部材で形成されたトナー
漏れ防止用片を保持させた場合には、クリーニングブレ
ードによって感光ドラム表面から除去された帯電トナー
が上記両切込溝から洩れて、感光ドラム表面に再付着す
るのを防止することができるようになる。
【0010】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
しく説明する。
【0011】
【実施例】図1はこの発明のクリーニングブレードの一
実施例を示している。このクリーニングブレード11
は、基本的には図11に示すものと同様であり同じ部分
には同じ符号を付しているが、断面略L字状の金属製板
状ホルダー12には、その長手方向の両端部に穿設され
た両取付穴6よりも内側寄りの位置に、その一側縁から
他側縁に向かって延びる一対の切込溝13が形成されて
いる。この切込溝13は、板状ホルダー12の幅寸法が
10mm,長手寸法が250mmであるのに対し、その幅が
2mmに設定され、その一側縁からの距離が3mmに設定さ
れている。そして、これら両切込溝13に挟まれる一側
縁の部分5aに、その全長にわたってブレード部材5が
固着されて構成されている。また、上記両切込溝13に
は、上記ブレード部材5と一体的に形成されたトナー漏
れ防止片14が保持されている。
実施例を示している。このクリーニングブレード11
は、基本的には図11に示すものと同様であり同じ部分
には同じ符号を付しているが、断面略L字状の金属製板
状ホルダー12には、その長手方向の両端部に穿設され
た両取付穴6よりも内側寄りの位置に、その一側縁から
他側縁に向かって延びる一対の切込溝13が形成されて
いる。この切込溝13は、板状ホルダー12の幅寸法が
10mm,長手寸法が250mmであるのに対し、その幅が
2mmに設定され、その一側縁からの距離が3mmに設定さ
れている。そして、これら両切込溝13に挟まれる一側
縁の部分5aに、その全長にわたってブレード部材5が
固着されて構成されている。また、上記両切込溝13に
は、上記ブレード部材5と一体的に形成されたトナー漏
れ防止片14が保持されている。
【0012】上記クリーニングブレード11は、例え
ば、つぎのようにして製造することができる。まず、図
8および図9に示す従来例と同様に、成形型8内に2枚
の板状ホルダー12を、位置決めして型締めし、成形空
間7内にウレタン樹脂製の成形部材を注入し硬化させ
る。この注入の際には、上記両切込溝13は、成形空間
7と連通しており、上記両切込溝13内に成形空間7内
からウレタン樹脂製の成形部材が流入して硬化すること
により、トナー漏れ防止片14が形成される。ついで、
板状ホルダー12が固着されて成形空間7内に形成され
た幅広ブレード部材10を脱型したのち、図2に示すよ
うにブレード部材5の長手方向の両端部に生じたゴムバ
リ等15を切断刃(図示せず)で切断除去する。このと
き、上記板状ホルダー12の切込溝13の外側の壁面に
沿って切断されるため、上記切断刃が板状ホルダー12
に接触しなくなり、切断作業が容易になる。ついで、上
記幅広ブレード部材10を切断して2個に分離して、そ
れぞれクリーニングブレード11を得る(図3参照)。
このようにして得られたクリーニングブレード11は、
上記切込溝13内に、トナー漏れ防止片14が形成され
ているため、クリーニングブレードによって感光ドラム
表面から除去された帯電トナーが切込溝13から洩れる
という不具合を防止することができるようになる。な
お、図1において、B,Cは図11と同じである。
ば、つぎのようにして製造することができる。まず、図
8および図9に示す従来例と同様に、成形型8内に2枚
の板状ホルダー12を、位置決めして型締めし、成形空
間7内にウレタン樹脂製の成形部材を注入し硬化させ
る。この注入の際には、上記両切込溝13は、成形空間
7と連通しており、上記両切込溝13内に成形空間7内
からウレタン樹脂製の成形部材が流入して硬化すること
により、トナー漏れ防止片14が形成される。ついで、
板状ホルダー12が固着されて成形空間7内に形成され
た幅広ブレード部材10を脱型したのち、図2に示すよ
うにブレード部材5の長手方向の両端部に生じたゴムバ
リ等15を切断刃(図示せず)で切断除去する。このと
き、上記板状ホルダー12の切込溝13の外側の壁面に
沿って切断されるため、上記切断刃が板状ホルダー12
に接触しなくなり、切断作業が容易になる。ついで、上
記幅広ブレード部材10を切断して2個に分離して、そ
れぞれクリーニングブレード11を得る(図3参照)。
このようにして得られたクリーニングブレード11は、
上記切込溝13内に、トナー漏れ防止片14が形成され
ているため、クリーニングブレードによって感光ドラム
表面から除去された帯電トナーが切込溝13から洩れる
という不具合を防止することができるようになる。な
お、図1において、B,Cは図11と同じである。
【0013】なお、上記実施例において、切込溝13の
幅は2mmに設定したが、これに限定するものではなく、
0.5mm〜5mmの範囲内で適宜に設定することができ
る。この場合、0.5mm未満では、ブレード部材5の両
端面の切断の際に高い精度が要求されて作業能率が悪く
なり、5mmを超えると、板状ホルダー12の長手寸法が
大きくなり、小形化に不向きである。また、上記切込溝
13の一側縁からの距離は、3mmに設定したが、これに
限定するものではなく、1mm〜8mmの範囲内で適宜に設
定することができる。この場合、1mm未満では、ブレー
ド部材5の両端面の切断の際に高い精度が要求されて作
業能率が悪くなり、8mmを超えると、板状ホルダー12
の幅寸法が大きくなり、小形化に不向きである。
幅は2mmに設定したが、これに限定するものではなく、
0.5mm〜5mmの範囲内で適宜に設定することができ
る。この場合、0.5mm未満では、ブレード部材5の両
端面の切断の際に高い精度が要求されて作業能率が悪く
なり、5mmを超えると、板状ホルダー12の長手寸法が
大きくなり、小形化に不向きである。また、上記切込溝
13の一側縁からの距離は、3mmに設定したが、これに
限定するものではなく、1mm〜8mmの範囲内で適宜に設
定することができる。この場合、1mm未満では、ブレー
ド部材5の両端面の切断の際に高い精度が要求されて作
業能率が悪くなり、8mmを超えると、板状ホルダー12
の幅寸法が大きくなり、小形化に不向きである。
【0014】図4はこの発明のクリーニングブレードの
他の実施例を示している。この実施例は、予め、板状ホ
ルダー12の両切込溝13内に、トナー漏れ防止用片と
してスポンジ片16を挿入し、この状態で、上記板状ホ
ルダー12を図8に示す成形型8内に位置決めして型締
めし、成形空間7内にウレタン樹脂製の成形部材を注入
硬化しクリーニングブレードを製造している。それ以外
の部分は図1に示すものと同様であり、同一部分には同
一符号を付している。
他の実施例を示している。この実施例は、予め、板状ホ
ルダー12の両切込溝13内に、トナー漏れ防止用片と
してスポンジ片16を挿入し、この状態で、上記板状ホ
ルダー12を図8に示す成形型8内に位置決めして型締
めし、成形空間7内にウレタン樹脂製の成形部材を注入
硬化しクリーニングブレードを製造している。それ以外
の部分は図1に示すものと同様であり、同一部分には同
一符号を付している。
【0015】この実施例では、上記実施例のように、ブ
レード部材5の両端部に生じたゴムバリ15等を切断除
去する際に、トナー漏れ防止片14を切り残す必要がな
い。
レード部材5の両端部に生じたゴムバリ15等を切断除
去する際に、トナー漏れ防止片14を切り残す必要がな
い。
【0016】なお、上記クリーニングブレードは、電子
写真複写機にだけ装着するものではなく、電子写真複写
機と同様の機構を有するレーザービームプリンター等に
も応用しうるものである。
写真複写機にだけ装着するものではなく、電子写真複写
機と同様の機構を有するレーザービームプリンター等に
も応用しうるものである。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明のクリーニング
ブレードは、両取付穴を、上記板状ホルダーのブレード
部材が固着されない両端側の部分に位置決めし、ブレー
ド部材の取付けしろを考慮しなくてもよいようにしてい
る。そのため、幅の小さい板状ホルダーを用いることが
でき、全体の小形化を実現することができる。また、こ
の発明のクリーニングブレードにおいて、上記両切込溝
に挟まれる一側縁の部分の全長にわたってブレード部材
を固着した場合には、板状ホルダーにブレード部材を一
体成形により固着したのち、板状ホルダーの両端部に付
着したゴムバリ等を切断刃で切断除去する際に、切断刃
が、板状ホルダーの一側縁に当たらず切込溝内に入るた
め、切断作業が容易になり、作業性がよい。また、切断
刃の損傷も防止できる。さらに、この発明のクリーニン
グブレードにおいて、上記両切込溝に弾性部材で形成さ
れたトナー漏れ防止用片を保持させた場合には、クリー
ニングブレードによって感光ドラム表面から除去された
帯電トナーが上記両切込溝から洩れて、感光ドラム表面
に再付着するのを防止することができるようになる。
ブレードは、両取付穴を、上記板状ホルダーのブレード
部材が固着されない両端側の部分に位置決めし、ブレー
ド部材の取付けしろを考慮しなくてもよいようにしてい
る。そのため、幅の小さい板状ホルダーを用いることが
でき、全体の小形化を実現することができる。また、こ
の発明のクリーニングブレードにおいて、上記両切込溝
に挟まれる一側縁の部分の全長にわたってブレード部材
を固着した場合には、板状ホルダーにブレード部材を一
体成形により固着したのち、板状ホルダーの両端部に付
着したゴムバリ等を切断刃で切断除去する際に、切断刃
が、板状ホルダーの一側縁に当たらず切込溝内に入るた
め、切断作業が容易になり、作業性がよい。また、切断
刃の損傷も防止できる。さらに、この発明のクリーニン
グブレードにおいて、上記両切込溝に弾性部材で形成さ
れたトナー漏れ防止用片を保持させた場合には、クリー
ニングブレードによって感光ドラム表面から除去された
帯電トナーが上記両切込溝から洩れて、感光ドラム表面
に再付着するのを防止することができるようになる。
【図1】この発明のクリーニングブレードの一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】上記クリーニングブレードの製造状態を示す説
明図である。
明図である。
【図3】上記クリーニングブレードの製造状態を示す説
明図である。
明図である。
【図4】他の実施例の製造状態を示す説明図である。
【図5】クリーニングブレードの使用状態を示す説明図
である。
である。
【図6】従来例のクリーニングブレードを示す斜視図で
ある。
ある。
【図7】他の従来例のクリーニングブレードを示す斜視
図である。
図である。
【図8】従来例の製造状態を示す説明図である。
【図9】従来例の製造状態を示す説明図である。
【図10】従来例の製造状態を示す説明図である。
【図11】さらに他の従来例のクリーニングブレードを
示す斜視図である。
示す斜視図である。
5 ブレード部材 6 取付穴 11 クリーニングブレード 12 板状ホルダー 13 切込溝
Claims (4)
- 【請求項1】 板状ホルダーの長手方向に沿う一側縁に
その縁部に沿ってブレード部材が取着されたクリーニン
グブレードであって、上記板状ホルダーの長手方向側の
両端側に、それぞれ、このクリーニングブレードを取り
付けるための取付穴が穿設され、この板状ホルダーの上
記両取付穴よりも内側寄りの位置に、その一側縁から他
側縁に向かって延びる一対の切込溝が形成され、これら
両切込溝に挟まれる一側縁の部分に、ブレード部材が固
着されていることを特徴とするクリーニングブレード。 - 【請求項2】 型一体成形により製造されている請求項
1記載のクリーニングブレード。 - 【請求項3】 両切込溝に挟まれる一側縁の部分の全長
にわたってブレード部材が固着されている請求項1記載
のクリーニングブレード。 - 【請求項4】 両切込溝に、弾性部材で形成されたトナ
ー漏れ防止用片が保持されている請求項1記載のクリー
ニングブレード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10961795A JPH08305234A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | クリーニングブレード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10961795A JPH08305234A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | クリーニングブレード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08305234A true JPH08305234A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=14514841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10961795A Pending JPH08305234A (ja) | 1995-05-08 | 1995-05-08 | クリーニングブレード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08305234A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011197279A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニングブレードおよび画像形成装置 |
-
1995
- 1995-05-08 JP JP10961795A patent/JPH08305234A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011197279A (ja) * | 2010-03-18 | 2011-10-06 | Fuji Xerox Co Ltd | クリーニングブレードおよび画像形成装置 |
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