JP2013163388A - 現像ブレード用金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャビティの端部エッジを成形する部分の側面を入れ子で形成するようにしても、当該端部エッジにバリが発生することを防止することができる現像ブレード用金型を提供することである。
【解決手段】端部エッジ6,7を備えたブレード本体3が支持プレート2上に固定されてなる現像ブレード1の製造に用いられる現像ブレード用金型20であって、弾性材料が注入され、該弾性材料によりブレード本体3を成形するキャビティ22と、組み付け孔26に組み付けられ、キャビティ22の端部エッジを成形する部分の側面を構成する入れ子25と、組み付け孔26に隣接するピン用孔28に挿入され、入れ子25をキャビティ22の側に向けて押すピン部材27と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、OA機器等に用いられる現像装置の現像ブレードを製造する現像ブレード用金型に関する。
レーザープリンタやコピー機等のOA機器に用いられる現像装置としては、現像ローラの外周面に担持されたトナー(現像剤)を帯電させて感光ドラムの表面に転写させる方式のものが知られている。この方式の現像装置では、回転する現像ローラの外周面に現像ブレードを当接させ、この現像ブレードにより現像ローラの外周面に担持されるトナーの量を調整するとともに当該トナーを摩擦帯電させるようにしている。そして、このような現像ブレードとしては、弾性材料により形成されたブレード本体を支持プレート上に固定したものが用いられている。
従来、このような現像ブレードは、金型内に支持プレートをインサートした状態で、トランスファー成形法や射出成形法を用いてシリコーンゴム等の弾性材料を金型のキャビティ内に注入して製造されている(例えば特許文献1参照)。
一方、ブレード本体に、現像ローラの印刷領域外の部分からトナーを剥ぎ取るための端部エッジや、ブレード本体の両端部にシール部材に接する端部エッジを設けるようにした現像ブレードがある。この場合、端部エッジを精度良く直角に成形するために、金型に設けた組み付け孔に入れ子を圧入し、この入れ子によりキャビティの当該端部エッジを成形する部分の側面を形成することが行われている。
特開2004−163615号公報
しかしながら、金型に設けた組み付け孔に入れ子を圧入する構成では、キャビティを形成する入れ子の内面と金型の組み付け孔の内面との隙間を十分に狭めることができず、成形時に当該隙間に材料が入り込んで成形後のブレード本体の端部エッジにバリが発生するおそれがあった。端部エッジにバリが発生すると、感光ドラムの印字領域外にトナーが付着したりトナー漏れを生じる等の不具合が生じることになる。
本発明は、従来技術が抱えるこのような問題を解決することを課題とするものであり、その目的とするところは、キャビティの端部エッジを成形する部分の側面を入れ子で形成するようにしても、当該端部エッジにバリが発生することを防止することができる現像ブレード用金型を提供することにある。
本発明の現像ブレード用金型は、端部エッジを備えたブレード本体が支持プレート上に固定されてなる現像ブレードの製造に用いられる現像ブレード用金型であって、弾性材料が注入され、該弾性材料により前記ブレード本体を成形するキャビティと、組み付け孔に組み付けられ、前記キャビティの前記端部エッジを成形する部分の側面を構成する入れ子と、前記組み付け孔に隣接するピン用孔に挿入され、前記入れ子を前記キャビティの側に向けて押すピン部材と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、キャビティを形成する入れ子をピン部材によってキャビティの側に向けて押すようにしたので、入れ子の内面と金型の組み付け孔の内面との隙間を狭めて成形時に当該隙間に材料が入り込むのを防止して、成形後のブレード本体の端部エッジにバリが発生することを防止することができる。
本発明の現像ブレード用金型では、前記ピン部材と前記入れ子とが、少なくとも何れか一方が弾性変形した状態で互いに接するのが好ましい。
この構成によれば、ピン部材または入れ子の少なくとも何れか一方の弾性力により、入れ子がキャビティに向けて強く押されるので、入れ子の内面と金型の組み付け孔の内面との隙間をより確実に狭めることができる。
本発明の現像ブレード用金型では、前記入れ子が、それぞれ前記キャビティの側面を構成する第1内側面と該第1内側面に垂直な第2内側面とを有するL字形状に形成され、前記第1内側面と平行な第1外側面と前記第2内側面に平行な第2外側面とがそれぞれ前記ピン部材により押されるのが好ましい。
この構成によれば、複数の端部エッジを有するブレード本体を成形する場合でも、成形後のブレード本体の各端部エッジにバリが発生することを防止することができる。
本発明の現像ブレード用金型では、前記入れ子が、前記キャビティの側面を構成する第1内側面と該第1内側面と平行な第1外側面とを有する直方体形状の第1入れ子と、前記第1内側面に垂直に設けられ前記キャビティの側面を構成する第2内側面と該第2内側面と平行な第2外側面とを有する直方体形状の第2入れ子とを有するのが好ましい。
この構成によれば、複数の端部エッジを有するブレード本体を成形する場合でも、成形後のブレード本体の各端部エッジにバリが発生することを防止することができる。また、入れ子の形状を簡素化することができる。
本発明によれば、キャビティの端部エッジを成形する部分の側面を入れ子で形成するようにしても、当該端部エッジにバリが発生することを防止することができる現像ブレード用金型を提供することができる。
本発明の一実施の形態である現像ブレード用金型により製造された現像ブレードの斜視図である。 図1に示す現像ブレードを備えた現像装置の構造を示す模式図である。 本発明の一実施の形態である現像ブレード用金型の平面図である。 図3に示す現像ブレード用金型の分解斜視図である。 (a)、(b)はそれぞれ図3に示す現像ブレード用金型の変形例を示す平面図である。
以下に図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について例示説明する。
図1に示す現像ブレード1は、後述する本発明の一実施の形態である現像ブレード用金型により製造されるものであり、支持プレート2とブレード本体3とを備えている。
支持プレート2は例えばステンレス等の金属板により長尺矩形の板状に形成され、その一方の表面上にブレード本体3が固定されている。ブレード本体3は、例えばシリコーンゴム等の弾性材料により、支持プレート2の長手方向に沿って延びる直方体形状の基部4と断面四半円形状の湾曲部5とが一体となった形状に形成されている。
ブレード本体3の湾曲部5の長手方向両端部分は切り欠かれており、基部4の当該切り欠き部分における側面4aと上面4bとの境界のエッジ部分は、それぞれ剥ぎ取り用端部エッジ6となっている。また、基部4の長手方向の両端面4cと上面4bとの境界のエッジ部分は、それぞれシール用端部エッジ7となっている。このように、ブレード本体3は4つの端部エッジ6,7を備えている。
なお、ブレード本体3はシリコーンゴムに限らず、例えば、2液硬化性ポリウレタン、フッ素ゴム、クロロプレンゴムなどの熱硬化性樹脂や熱可塑性エラストマー等の他の弾性材料により形成することもできる。
この現像ブレード1は、例えば図2に示すような現像装置10に用いられる。この現像装置10は、レーザープリンタやコピー機等のOA機器11に設けられて、OA機器11の感光ドラム12の外周面に所定の厚みと幅でトナーTを付着させるものである。
この現像装置10は電動モータ等の図示しない駆動手段により回転駆動される現像ローラ13を有し、現像ローラ13の外周面には図示しないトナー供給ローラ等のトナー供給手段からトナーTが供給される。
現像ブレード1は支持プレート2に設けられた取付け孔2a(図1参照)を用いてOA機器11の筐体(不図示)等に固定される。ブレード本体3は、その長手方向が現像ローラ13の軸方向と平行となるように配置され、その湾曲部5の湾曲した表面および剥ぎ取り用端部エッジ6において現像ローラ13の外周面に当接している。ブレード本体3の現像ローラ13に当接する部分を、図1において二点鎖線で示す。湾曲部5は感光ドラム12の印字領域の幅に対応した幅に形成されており、現像ローラ13の外周面に付着したトナーTは湾曲部5により均一な薄層に形成されるとともに摩擦帯電される。一方、現像ローラ13の外周面の印字領域外側に付着したトナーTはブレード本体3の剥ぎ取り用端部エッジ6により当該外周面から剥ぎ取られる。これにより、感光ドラム12の印字範囲外へのトナーTの付着が防止される。
現像ローラ13の外周面は静電潜像が形成される感光ドラム12の外周面に接している。現像ローラ13の回転に伴って、現像ローラ13の外周面に形成された摩擦帯電した所定厚のトナーTが感光ドラム12の静電潜像上に転写されると、感光ドラム12の静電潜像が可視化され、この可視化された静電潜像が印刷用の紙14に定着される。
なお、現像ブレード1のブレード本体3の長手方向の両側部には、それぞれシール部材(不図示)が配置され、これらのシール部材がブレード本体3のシール用端部エッジ7に当接することにより、トナーTの外部への漏れ出しが防止される構成である。
図3は本発明の一実施の形態である現像ブレード用金型の平面図であり、図4は図3に示す現像ブレード用金型の分解斜視図である。次に、図3、図4に基づいて、このような構成の現像ブレード1の製造に用いられる本発明の一実施の形態である現像ブレード用金型20の構成について説明する。この現像ブレード用金型20は下型と、この下型に組み合わされる図示しない上型とにより構成されるが、図3、図4においては現像ブレード用金型20の下型21のみを示す。
鋼材等により形成される下型21には、ブレード本体3に対応した形状のキャビティ22が設けられている。キャビティ22は下型21の上面21aに開口する凹形状に形成され、その底面22aにはキャビティ22の内部に液状シリコーンゴム等の弾性材料を注入するためのゲート23が設けられている。このゲート23はキャビティ22の底面22aに限らず、任意の位置に設けることができ、また、複数のゲート23を設けることもできる。また、下型21の上面21aには、インサート成形時に支持プレート2を位置決めするための位置決めピン24が設けられている。
この現像ブレード用金型20を用いて、支持プレート2を用いたインサート成形(トランスファー成形、射出成形)を行うことにより、現像ブレード1を製造することができる。現像ブレード1を製造する際には、下型21の上面21aに支持プレート2を配置して位置決めピン24で位置決めし、次いで、支持プレート2を挟み込むように下型21の上側に図示しない上型を組み合わせる。そして、下型21に設けたゲート23からキャビティ22の内部に液状シリコーンゴム等の弾性材料を注入する。これにより、支持プレート2上で、弾性材料がキャビティ22により所定形状のブレード本体3に成形されて、現像ブレード1が製造される。なお、ブレード本体3の成形に先立って支持プレート2の表面に接着剤(プライマ)等を塗布して成形後のブレード本体3を支持プレート2に強固に接着固定させるようにしてもよい。
本発明の現像ブレード用金型20では、ブレード本体3の剥ぎ取り用端部エッジ6とシール用端部エッジ7とを精度良く直角に形成するために、キャビティ22の当該エッジ6,7を成形する部分の側面を入れ子25で形成するようにしている。図示する場合では、キャビティ22の長手方向の両端部の側壁が、それぞれ入れ子25で形成される。なお、キャビティ22の長手方向の一方側と他方側に設けられる入れ子25は、互いに対称な形状に形成されるが、これらの基本的な構成は同一であるので、図4では一方の入れ子25のみを示す。
図4に示すように、入れ子25は鋼材等によりL字形状のブロックに形成されている。一方、下型21には、開口が入れ子25の形状に対応したL字形状とされた組み付け孔26が設けられている。入れ子25は、下型21の上面21aの側から組み付け孔26に圧入されて下型21に組み付けられる。このとき、入れ子25はキャビティ22の底面22aよりも深い位置まで挿入される。下型21に組み付けられた入れ子25のキャビティ22の側を向き且つキャビティ22の長手方向に平行な第1内側面25aと、キャビティ22の側を向き且つキャビティ22の長手方向に垂直な第2内側面25bとは、キャビティ22の内面の一部を構成する。そして、入れ子25の第1内側面25aとキャビティ22の底面22aとの境界部分はブレード本体3の剥ぎ取り用端部エッジ6を成形する部分となり、入れ子25の第2内側面25bとキャビティ22の底面22aとの境界部分はブレード本体3のシール用端部エッジ7を成形する部分となる。
なお、入れ子25は組み付け孔26に圧入される構成に限らず、第1内側面25aと第2内側面25bとが組み付け孔26の内面に当接するように組み付け孔26に組み付けられる構成であれば、組み付け孔26に緩く挿入される構成とすることもできる。
一方、入れ子25を用いてキャビティ22を形成する構成では、入れ子25の各内面25a,25bと組み付け孔26の内面との間にキャビティ22の内部に連なる隙間が生じ、成形時にこの隙間に弾性材料が侵入して、剥ぎ取り用端部エッジ6およびシール用端部エッジ7にバリが生じるおそれがある。そこで、本発明では、下型21に複数のピン部材27を組み付け、これらのピン部材27により各入れ子25をキャビティ22の側に向けて押して当該隙間を無くすようにしている。本実施の形態では、L字形状のそれぞれの入れ子25を、一方のピン部材27によりキャビティ22の長手方向に垂直な方向に押すとともに、他方のピン部材27によりキャビティ22の長手方向に押すようにしている。
すなわち、1つ目のピン部材27は入れ子25の第1内側面25aに平行な第1外側面25cに当接して入れ子25をキャビティ22の側に押している。これにより、入れ子25の第1内側面25aを組み付け孔26の内面(キャビティ22の底面22aを構成する底壁の側面)に強く押し付けて、入れ子25の第1内側面25aと組み付け孔26の内面との間の隙間を無くしている。
2つ目のピン部材27は入れ子25の第2内側面25bに平行な第2外側面25dに当接して入れ子25をキャビティ22の側に押している。これにより、入れ子25の第2内側面25bを組み付け孔26の内面(キャビティ22の底面22aを構成する底壁の側面)に強く押し付けて、入れ子25の第2内側面25bと組み付け孔26の内面との間の隙間を無くしている。
これらのピン部材27は、組み付け孔26に隣接して下型21に設けられたピン用孔28に圧入されて下型21に組み付けられ、その状態で入れ子25の外面に当接している。このピン用孔28は下型21の上面21aに開口し、組み付け孔26と平行に延び、その内径はピン部材27の直径と略同一とされている。また、ピン用孔28の軸心から組み付け孔26までの最短距離はピン部材27の半径よりも若干小さくされており、ピン用孔28の一部は組み付け孔26に連なっている。
ピン部材27は長手方向に一様な直径を有し、組み付け孔26に入れ子25が組み付けられた状態でピン用孔28に圧入される。なお、ピン用孔28に圧入されたピン部材27の軸方向は、組み付け孔26に圧入された入れ子25の各内面25a,25bや各外面25c,25dと平行である。ピン用孔28の軸心から組み付け孔26までの最短距離がピン部材27の半径よりも若干小さくされているので、ピン用孔28に圧入されたピン部材27は、その外周面の一部が入れ子25とオーバーラップする配置となっている。
したがって、入れ子25の第1外側面25cに対応するピン部材27がピン用孔28に圧入されると、ピン部材27の外周面(側面)と入れ子25の第1外側面25cとが、これらの少なくとも何れか一方が弾性変形した状態となって互いに強く当接し、ピン部材27の外周面(側面)および/または入れ子25の第1外側面25cの弾性力が加えられて、入れ子25はピン部材27によってキャビティ22に向けて強く押されることになる。これにより、入れ子25がピン部材27によって組み付け孔26の内面に強く押し付けられ、入れ子25の第1内側面25aと組み付け孔26の内面との間の隙間が低減される。
同様に、入れ子25の第2外側面25dに対応するピン部材27がピン用孔28に圧入されると、ピン部材27の外周面(側面)と入れ子25の第2外側面25dとが、これらの少なくとも何れか一方が弾性変形した状態となって互いに強く当接し、ピン部材27の外周面(側面)および/または入れ子25の第2外側面25dの弾性力が加えられて、入れ子25はピン部材27によりキャビティ22に向けて強く押されることになる。これにより、入れ子25がピン部材27によって組み付け孔26の内面に強く押し付けられ、入れ子25の第2内側面25bと組み付け孔26の内面との間の隙間が低減される。
このように、ピン部材27により入れ子25をキャビティ22に向けて押す構成としたことにより、入れ子25の各内面25a,25bと組み付け孔26の内面との隙間を低減させて、成形時に当該隙間に材料が侵入することを防止し、剥ぎ取り用端部エッジ6やシール用端部エッジ7にバリが発生することを防止することができる。剥ぎ取り用端部エッジ6にバリが発生することを防止することで、現像ローラ13の外周面のトナーを剥ぎ取り用端部エッジ6により確実に剥ぎ取ることができる。また、シール用端部エッジ7にバリが発生することを防止することで、シール部材をブレード本体3のシール用端部エッジ7に精度良く当接させて、当該部位からのトナー漏れを確実に防止することができる。
なお、ピン部材27はピン用孔28に圧入される構成に限らず、ピン用孔28に挿入されて入れ子25をキャビティ22に向けて押すことができる構成であれば、ピン用孔28に緩く挿入される構成であってもよい。
図5(a)、(b)はそれぞれ図3に示す現像ブレード用金型の変形例を示す平面図である。
図3に示す場合では、入れ子25をL字形状のブロックに形成しているのに対して、図5(a)に示す変形例のように、入れ子25を、第1内側面25aと第1外側面25cとを有する直方体形状の第1入れ子30と、第2内側面25bと第2外側面25dとを有する直方体形状の第2入れ子31とに分割した構成とし、これらの入れ子30,31を別々のピン部材27でキャビティ22に向けて押す構成とすることもできる。このような構成としても、ピン部材27により第1入れ子30を組み付け孔26の内面に強く押し付けて第1内側面25aと組み付け孔26の内面との間の隙間を低減するとともに、ピン部材27により第2入れ子31を組み付け孔26の内面に強く押し付けて第2内側面25bと組み付け孔26の内面との間の隙間を低減して、剥ぎ取り用端部エッジ6とシール用端部エッジ7とにバリが生じることを防止することができる。
また、入れ子25を第1入れ子30と第2入れ子31とに分割した場合には、図5(b)に示すように、第1入れ子30と第2入れ子31とを、これらの間に長手方向に隙間を有するように配置することもできる。これにより、ブレード本体3に剥ぎ取り用端部エッジ6とシール用端部エッジ7とを設けつつ、湾曲部5をその一部に窪み部を備えた形状に形成することができる。
なお、必要に応じて、下型21を第1入れ子30と第2入れ子31の何れか一方のみが設けられた構成とすることもできる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態においては、入れ子25の第1外側面25cと第2外側面25dとに、それぞれ1つのピン部材27を当接させるようにしているが、これに限らず、第1外側面25cまたは/および第2外側面25dに、複数のピン部材27を当接させる構成とすることもできる。
また、前記実施の形態においては、下型21にキャビティ22を設けた構成としているが、上型にキャビティ22を設けた構成とすることもできる。
さらに、前記実施の形態では、キャビティ22の長手方向の両端部を入れ子25で形成するようにしているが、これに限らず、キャビティ22の必要な部位を入れ子25で形成し、これをピン部材27で押す構成とすることもできる。
1:現像ブレード1 2:支持プレート 3:ブレード本体 6:剥ぎ取り用端部エッジ 7:シール用端部エッジ 20:現像ブレード用金型 22:キャビティ 25:入れ子 25a:第1内側面 25b:第2内側面 25c:第1外側面 25d:第2外側面 26:組み付け孔 27:ピン部材 28:ピン用孔 30:第1入れ子 31:第2入れ子

Claims (4)

  1. 端部エッジを備えたブレード本体が支持プレート上に固定されてなる現像ブレードの製造に用いられる現像ブレード用金型であって、
    弾性材料が注入され、該弾性材料により前記ブレード本体を成形するキャビティと、
    組み付け孔に組み付けられ、前記キャビティの前記端部エッジを成形する部分の側面を構成する入れ子と、
    前記組み付け孔に隣接するピン用孔に挿入され、前記入れ子を前記キャビティの側に向けて押すピン部材と、を有することを特徴とする現像ブレード用金型。
  2. 前記ピン部材と前記入れ子とが、少なくとも何れか一方が弾性変形した状態で互いに接する請求項1に記載の現像ブレード用金型。
  3. 前記入れ子が、それぞれ前記キャビティの側面を構成する第1内側面と該第1内側面に垂直な第2内側面とを有するL字形状に形成され、前記第1内側面と平行な第1外側面と前記第2内側面に平行な第2外側面とがそれぞれ前記ピン部材により押される請求項1または2に記載の現像ブレード用金型。
  4. 前記入れ子が、前記キャビティの側面を構成する第1内側面と該第1内側面と平行な第1外側面とを有する直方体形状の第1入れ子と、前記第1内側面に垂直に設けられ前記キャビティの側面を構成する第2内側面と該第2内側面と平行な第2外側面とを有する直方体形状の第2入れ子とを有する請求項1または2に記載の現像ブレード用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114454401A (zh) * 2021-06-18 2022-05-10 洛阳双瑞橡塑科技有限公司 一种复合刮板在线浇注成型模具及成型工艺

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