JPH08304787A - プラズマ表示装置のバリアリブの修復方法およびバリアリブ形成方法 - Google Patents

プラズマ表示装置のバリアリブの修復方法およびバリアリブ形成方法

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JPH08304787A
JPH08304787A JP10767095A JP10767095A JPH08304787A JP H08304787 A JPH08304787 A JP H08304787A JP 10767095 A JP10767095 A JP 10767095A JP 10767095 A JP10767095 A JP 10767095A JP H08304787 A JPH08304787 A JP H08304787A
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barrier rib
paste
screen
repairing
forming
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Atsushi Seki
敦司 関
Kazuhiko Yoshida
和彦 吉田
Saori Kawase
さおり 川瀬
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラズマ表示装置の製造過程において、バリ
アリブに生じた欠損を修復するこができるバリアリブの
修復方法を提供する。 【構成】 スクリーン40は、メッシュ25と画線部4
4を規定する乳剤部43とで構成され、乳剤部43の高
さHは30〜100μmと比較的高くなっている。スク
リーン印刷において、印刷面と反対側からペースト26
がメッシュ25の開口部を介して印刷面側に押し出さ
れ、バリアリブ10bを構成する前回印刷された層の表
面に積層される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ表示装置を製
造する際にバリアリブに生じた欠損を修復するバリアリ
ブの修復方法およびバリアリブ形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電気光学セルとして液晶セルを用
いたマトリクスタイプの電気光学装置、例えば液晶表示
装置を高解像度化、高コントラスト化するための手段と
しては、各画素毎に薄膜トランジスタなどのスイッチン
グ素子を設け、これを線順次で駆動するアクティブマト
リクスアドレス方式が一般に知られている。
【0003】しかしながら、この場合、薄膜トランジス
タの様な半導体素子を基板上に多数設ける必要があり、
特に大面積化した時に製造歩留りが悪くなるという短所
がある。このため、最近、薄膜トランジスタなどがから
なるスイッチング素子に代えてプラズマ放電に基づくス
イッチを利用して電気光学セルを駆動するプラズマスイ
ッチを利用する方式が提唱されている。
【0004】このプラズマアドレス表示装置は、ガラス
基板の上に複数のストライプ状のバリアリブが例えば4
00μm程度の間隔で相互に平行なパターンで形成して
あり、バリアリブ相互間に設けられたプラズマ室内に放
電を発生させて誘電体シートを略アノード電位とし、誘
電体シートとデータ電極との間の電位差によって液晶層
を駆動する。
【0005】このようなプラズマアドレス表示装置のバ
リアリブは、例えば、スクリーン印刷を複数回行って複
数の層を積層してガラス基板に形成される。図5は、ス
クリーン印刷によってガラス基板にバリアリブを形成す
る工程を説明するための側面図である。図5に示すよう
に、スクリーン20は、光硬化性の材料を用いた乳材部
23が形成してある非画線部と、前記非画線部によって
規定され、印刷面側にメッシュ25が露出している画線
部24とからなる。乳剤部3は、厚みhが10〜20μ
mであり、画線部24の幅wは60〜200μmであ
る。メッシュ25としては、目の粗さが例えば#25
0、#325あるいは#400程度のステンレス製のも
のを用いている。ここで、#は、メッシュを構成する線
状部材に沿った方向の長さ1インチ当たりの開口数を示
す。
【0006】スクリーン印刷においては、印刷面と反対
側に塗布されたペースト26が当該反対側から印刷面側
に向かって押圧され、メッシュ25の開口部を介して、
ペースト26が印刷面側に押し出される。当該押し出さ
れたペーストは、前回印刷された層の表面に積層(印
刷)する。そして、スクリーン印刷を複数回行うことに
よって、画線部24に応じたストライプ状のパターン
で、バリアリブ10bが形成される。尚、一回のスクリ
ーン印刷によって形成されるペースト26の層厚は、例
えば、10〜20μm程度であり、バリアリブ10bの
層厚は例えば100〜300μm程度である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スクリーン
印刷によってガラス基板にバリアリブ10bを積層印刷
する過程において、スクリーン20の画線部24に露出
したメッシュ25の開口部にゴミなどが詰まる目詰まり
が生じ、ペースト26が前回印刷された層の表面に向か
って押し出されないことがある。スクリーン印刷におい
て、このような目詰まりが生じると、目詰まりが生じた
開口部の位置に対応するバリアリブ10bの箇所にペー
スト26が積層されず、図5,図6に示すようにバリア
リブ10bに欠損部11が生じることがある。
【0008】このようにバリアリブ10bに欠損部11
が生じると、欠損部11を介してバリアリブ10bの両
側に位置するプラズマ室8b,8c相互間が連結される
ことから、例えば、プラズマ室8b,8cのうち一方に
おいて生じた放電状態が他方に伝達される放電漏れが生
じ、当該他方のプラズマ室に対応する液晶層に書き込ま
れていた正常なデータが書き換えられてしまうことがあ
る。
【0009】上述した問題と同様な問題は、マトリクス
状のプラズマ室を規定するバリアリブを有するプラズマ
ディスプレイ(PDP)においても生じている。
【0010】本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑
みてなされ、プラズマ表示装置の製造過程において、バ
リアリブに生じた欠損を修復することができるバリアリ
ブの修復方法およびバリアリブ形成方法を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
バリアリブの修復方法は、マスク用部材の厚みが30〜
100μmのスクリーンを用いて修正用のペーストを欠
損部を有するバリアリブの表面に印刷する。
【0012】また、本発明のバリアリブの修復方法は、
マスク用部材の画線部に露出したメッシュの目の粗さが
#80〜200のスクリーンを用いて修正用のペースト
を欠損部を有するバリアリブの表面に印刷する。
【0013】また、本発明のバリアリブの修復方法は、
好ましくは、前記修正用のペーストは、前記バリアリブ
を形成する際に用いるペーストの粘度に比べて低い粘度
を有する。
【0014】また、本発明のバリアリブ形成方法は、マ
スク用部材の厚みが10〜20μmのバリアリブ形成用
スクリーンによるスクリーン印刷を行ってバリアリブを
形成し、マスク用部材の厚みが30〜100μmの修正
用スクリーンを用いて修正用のペーストを前記バリアリ
ブの表面に印刷する。
【0015】また、本発明のバリアリブ形成方法は、マ
スク用部材の画線部に露出したメッシュの目の粗さが#
250以上のバリアリブ形成用スクリーンによるスクリ
ーン印刷を行ってバリアリブを形成し、マスク用部材の
画線部に露出したメッシュの目の粗さが#80〜200
の修正用スクリーンを用いて修正用のペーストを前記バ
リアリブの表面に印刷する。
【0016】さらに、本発明のバリアリブ形成方法は、
好ましくは、前記修正用のペーストは、前記バリアリブ
を形成する際に用いるペーストの粘度に比べて低い粘度
を有する。
【0017】
【作用】本発明の第1の観点のバリアリブの修復方法お
よびバリアリブ形成方法では、例えば、マスク用部材の
厚みが10〜20μmのバリアリブ形成用スクリーンに
よるスクリーン印刷を行ってバリアリブを形成した後、
マスク用部材の厚みが30〜100μmのスクリーンを
用いて修正用のペーストを欠損部を有するバリアリブの
表面に印刷する。このとき、マスク用部材の厚みが30
〜100μmと厚く、マスク用部材と欠損部の底部との
距離は、マスク用部材の厚みが10〜20μmのバリア
リブ形成用のスクリーンに比べて短くなる。その結果、
マスク用部材を透過した修正用のペーストは欠損部の底
部にまで流れ込み、欠損部が埋められる。
【0018】また、本発明の第2の観点のバリアリブの
修復方法およびバリアリブ形成方法では、マスク用部材
の画線部に露出したメッシュの目の粗さが#250以上
のバリアリブ形成用スクリーンによるスクリーン印刷を
行ってバリアリブを形成した後、マスク用部材の画線部
に露出したメッシュの目の粗さが#80〜200のスク
リーンを用いて修正用のペーストを欠損部を有するバリ
アリブの表面に印刷する。このとき、マスク用部材の目
の粗さが#80〜200と粗いことから、マスク用部材
の目を介して比較的多くのペーストが印刷面側に押し出
され、欠損部の底部にまでペーストが流れ込み、欠損部
が埋められる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例に係わるバリアリブの
修復方法およびバリアリブ形成方法について説明する。第1実施例 先ず、製造過程において、本実施例に係わるバリアリブ
の修復方法等が用いられるプラズマアドレス表示装置に
ついて説明する。図2は、本実施例に係わるプラズマア
ドレス表示装置21の部分断面構成図である。図2に示
すように、プラズマアドレス表示装置21は、液晶セル
1と、プラズマセル2と、それらの間に介在する誘電体
シート3とを積層したフラットパネル構造をしている。
液晶セル1は、図2中紙面垂直方向に所定の間隔で設け
られ左右方向に延びた複数のデータ電極(行電極)5
と、誘電体シート3とデータ電極5との間に介在し、液
晶が充填された液晶層6とを有する。液晶層6は、例え
ば捩じれネマティック(TN:Twisted Nematic )配列
セルを用いて構成されている。
【0020】プラズマセル2は、ガラス基板7、プラズ
マ室8a〜8c、カソード電極9Ka、アノード電極9
Aa,9Abおよびバリアリブ10a,10bを有す
る。ガラス基板7の図2中上には、紙面垂直方向に延び
たストライプ状のパターンでカソード電極9Kおよびア
ノード電極9Aが形成してある。アノード電極9K,9
A上には、ストライプ状のパターンで、誘電体シート3
の下面に達するバリアリブ10a,10bが形成してあ
る。バリアリブ10a,10bは絶縁体を用いて形成し
てある。カソード電極9Kおよびアノード電極9Aは、
プラズマ室8a〜8c内に露出している。
【0021】誘電体シート3、ガラス基板7、カソード
電極9K、アノード電極9Aおよびバリアリブ10a,
10bによって個々に密閉されたプラズマ室8bには、
イオン化可能なガスが封入してある。このガスとして
は、例えばヘリウム、ネオン、アルゴンあるいはこれら
の混合ガスなどが使用される。
【0022】以上の構成において、例えば、図2に示す
プラズマ室8bに対応するカソード電極9Kおよびアノ
ード電極9Aに所定の電圧が印加されると、カソード電
極9Kおよびアノード電極9Aがそれぞれカソードおよ
びアノードとして作用し、プラズマ室8bの部分のガス
が選択的にイオン化されてプラズマ直流(DC)放電が
発生し、その内部は略アノード電位に維持される。この
状態で、データ電極5にデータ電圧が印加されると、プ
ラズマ室8bに対応する画素の液晶層6に誘電体シート
3を介してデータ電圧が書き込まれる。プラズマ放電が
終了すると、プラズマ室8bは浮遊電位となり、対応す
る画素の液晶層6に書き込まれた電圧は、次の書き込み
期間(例えば1フレーム後)まで保持される。このと
き、プラズマ室8bはサンプリングスイッチとして機能
し、各画素の液晶層6はサンプリングキャパシタとして
機能している。
【0023】各画素の液晶層6に対してデータ電極5か
ら書き込まれたデータ電圧によって液晶が動作すること
から画素単位で表示が行われる。従って、プラズマ放電
を発生させて列方向に並ぶ複数の画素の液晶層6にデー
タ電圧を書き込む一対のプラズマ室を行方向に順次走査
していくことで、二次元画像の表示を行うことができ
る。
【0024】次に、本実施例に係わるバリアリブの修復
方法およびバリアリブ形成方法について説明する。図1
(A)は、スクリーン20およびガラス基板7に形成さ
れたバリアリブ10bの欠損部11が生じた部分付近の
断面図である。図1(B)は、図1(A)に示す断面線
A−Aにおける部分断面図である。本実施例では、図5
に示すように、ガラス基板7の上に、スクリーン20の
画線部24に露出したメッシュ25の開口部を介して、
バリアリブ形成用のペースト26を複数回積層すること
で、複数のバリアリブ10a,10b等を相互に平行に
なるようにストライプ状に形成する。このようにバリア
リブを形成したときに、前述したように、図6に示すよ
うな欠損部11がバリアリブに生じることがある。メッ
シュ25は、例えば略正方形の開口部を形成するよう
に、直径約20〜30μmの線状部材を格子状に配設し
て構成している。ペースト26としては、鉛ガラス粉末
をセルロース系樹脂を有機溶剤に分散したものなどを用
いている。
【0025】本実施例のバリアリブの修復方法等では、
バリアリブ10a等を形成した後に、バリアリブ10a
等を形成したときに用いたスクリーン20を用いてスク
リーン印刷を行って欠損部11を修復する。尚、本実施
例において、スクリーン20の画線部24の幅wは、バ
リアリブ10bの幅Wより50μm以上広いことが望ま
しい。これは、スクリーン20の製造上の精度が約±2
5μmであることから、乳剤部23とバリアリブ10b
とが接触することを回避するためである。また、スクリ
ーン20の製造過程で焼き付けおよび現像を行ってスト
ライプ状のパターンを形成する際の精度上の理由から画
線部24の幅wは厚みhより大きいことが望ましい。
【0026】このとき、修復用のペースト36として、
バリアリブ10a,10bを形成する際に用いられる図
5に示すペースト26に比べて低粘度のペーストを用い
る。ここで、バリアリブ10a,10bを形成用のペー
スト26の粘度は、ブロックフィールド粘度計を用いて
10rpmで測定した場合に、100〜400Pa・s
である。また、修復用のペースト36の粘度は30〜1
00Pa・sである。
【0027】本実施例のバリアリブの修復方法等におい
て、印刷面とは反対側に塗布されたペースト36が当該
反対側から印刷面側に向かって押圧され、メッシュ25
を介して、ペースト36が印刷面側に押し出される。当
該押し出されたペースト36は、乳剤部23の壁面に沿
って画線部24に応じたストライプ状のパターンで、バ
リアリブ10a,10b等の表面に積層される。このと
き、修正用のペーストとして低粘度のペースト36を用
いたことで、図1(A),(B)に示すように、印刷面
側に押し出されたペースト36は、バリアリブ10bの
欠損部11の底部に到達し、欠損部11がペースト36
によって埋められる。
【0028】第2実施例 図3は、スクリーン40およびガラス基板7に形成され
たバリアリブ10bの欠損部11が生じた部分付近の断
面図である。本実施例のバリアリブの修復方法およびバ
リアリブ形成方法では、第1実施例における場合と同様
に、スクリーン印刷を行って形成された図3,図6に示
すバリアリブ10bに生じた深さ約30〜50μm程度
の欠損部11を修復する。
【0029】本実施例のバリアリブの修復方法等におい
て用いられるスクリーン40の乳剤部43は、図1に示
すスクリーン20と比べて、画線部44の幅wは同じで
あるが、乳剤部43の高さ(厚み)Hが大きい。乳剤部
43の高さHは、30〜100μmである。また、メッ
シュとしては、前述した図1に示す第1実施例のバリア
リブの修復方法等と同じメッシュ25を用いている。ま
た、修復用のペーストとしては、前述した図5に示す従
来のバリアリブの修復方法等において用いられるペース
ト26を用いている。本実施例に係わるスクリーン印刷
において、印刷面とは反対側に塗布されたペースト26
が当該反対側から印刷面側に向かって押圧され、メッシ
ュ25を介して、ペースト36が印刷面側に押し出され
る。このとき、乳剤部43の高さHが大きなことから、
乳剤部43の壁面の下部と欠損部11の底部とが近接し
ており、当該押し出されたペースト26は、乳剤部40
の壁面に沿って画線部44に応じたパターンでバリアリ
ブ10bの欠損部11の底部まで到達し、欠損部11が
ペースト26によって埋められる。
【0030】第3実施例 図4(A)は、スクリーン50およびガラス基板7に形
成されたバリアリブ10bの欠損部11が生じた部分付
近の断面図である。図4(B)は、図4(A)に示す断
面線B−Bにおける部分断面図である。本実施例のバリ
アリブの修復方法およびバリアリブ形成方法では、第1
実施例における場合と同様に、スクリーン印刷を行って
形成された図3,図6に示すバリアリブ10bに生じた
深さ約30〜50μm程度の欠損部11を修復する。
【0031】本実施例のバリアリブの修復方法等におい
て用いられるスクリーン50の乳剤部として前述した図
5に示すスクリーン20の乳剤部23を用いる。すなわ
ち、乳剤部23は高さhが10〜20μmであり、画線
部24の幅wが60〜200μmである。また、スクリ
ーン50のメッシュとしては、前述した図1,図5に示
すスクリーン20のメッシュ25に比べて、目の粗いメ
ッシュ35を用いている。メッシュ35の目の粗さは、
例えば#80〜#200である。また、修復用のペース
トとしては、前述した図5に示す従来のバリアリブの修
復方法等において用いられるペースト26を用いてい
る。
【0032】本実施例に係わるスクリーン印刷におい
て、印刷面とは反対側に塗布されたペースト26が当該
反対側から印刷面側に向かって押圧され、メッシュ35
を介して、ペースト36が印刷面側に押し出される。こ
のとき、メッシュ35の目が粗いことから、メッシュ3
5の吐出量が多くなる。そのため、比較的多くの量のペ
ースト26がメッシュ35を介して印刷面側に押し出さ
れ、ペースト26がバリアリブ10bの欠損部11の底
部まで到達し、欠損部11がペースト26によって埋め
られる。尚、本実施例において、スクリーン50は、必
ずしもバリアリブと一致するストライプ状のパターンで
ある必要はなく、画線部24が、バリアリブの存在する
ストライプ状の領域を含む幅の広い領域のパターンのを
有していたり、あるいは全面に対してベタの印刷を行う
パターンを有していてもよい。
【0033】上述したように、本実施例に係わるバリア
リブの修復方法およびバリアリブ形成方法によれば、プ
ラズマ表示装置のバリアリブに生じた欠損部を修復する
ことができる。そのため、本実施例のバリアリブの修復
方法等を用いれば、製造されたプラズマ表示装置におい
て、プラズマ放電漏れが生じることを効果的に抑制でき
る。
【0034】本発明は上述した実施例には限定されな
い。例えば、上述した実施例では、ストライプ状のパタ
ーンのバリアリブを修復する場合について説明したが、
プラズマディスプレイ(PDP)におけるマトリクス状
のパターンのバリアリブを修復する場合についても同様
に適用できる。
【0035】また、第2実施例および第3実施例におけ
るバリアリブの修復方法等において、ペーストとして第
1実施例において説明した低粘度のペースト36を用い
てもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバリアリ
ブの修復方法およびバリアリブ形成方法によれば、プラ
ズマ表示装置のバリアリブに生じた欠損部を修復するこ
とができる。そのため、本発明のバリアリブの修復方法
およびバリアリブ形成方法を用いれば、製造されたプラ
ズマ表示装置において、プラズマ放電漏れが生じること
を効果的に抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わるスクリーンおよび
ガラス基板に形成されたバリアリブの欠損部が生じた部
分付近の断面図である。
【図2】第1実施例に係わるプラズマアドレス表示装置
の部分断面構成図である。
【図3】本発明の第2実施例に係わるスクリーンおよび
ガラス基板に形成されたバリアリブの欠損部が生じた部
分付近の断面図である。
【図4】本発明の第3実施例に係わるスクリーンおよび
ガラス基板に形成されたバリアリブの欠損部が生じた部
分付近の断面図である。
【図5】従来のスクリーンおよびガラス基板に形成され
たバリアリブの欠損部が生じた部分付近の断面図であ
る。
【図6】バリアリブに生じた欠損部を説明するための概
略斜視図である。
【符号の説明】
7… ガラス基板 8a,8b,8c… プラズマ室 10a,10b… バリアリブ 20… スクリーン 21… プラズマアドレス表示装置 23,43… 乳剤部 24… 画線部 25… メッシュ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマ表示装置を製造する際にバリアリ
    ブに生じた欠損部を修復するバリアリブの修復方法にお
    いて、 マスク用部材の厚みが30〜100μmのスクリーンを
    用いて修正用のペーストを前記欠損部を有するバリアリ
    ブの表面に印刷するバリアリブの修復方法。
  2. 【請求項2】プラズマ表示装置を製造する際にバリアリ
    ブに生じた欠損部を修復するバリアリブの修復方法にお
    いて、 マスク用部材の画線部に露出したメッシュの目の粗さが
    #80〜200のスクリーンを用いて修正用のペースト
    を前記欠損部を有するバリアリブの表面に印刷するバリ
    アリブの修復方法。
  3. 【請求項3】前記修正用のペーストは、前記バリアリブ
    を形成する際に用いるペーストの粘度に比べて低い粘度
    を有する請求項1または2に記載のバリアリブの修復方
    法。
  4. 【請求項4】プラズマ表示装置のバリアリブを形成する
    バリアリブ形成方法において、 マスク用部材の厚みが10〜20μmのバリアリブ形成
    用スクリーンによるスクリーン印刷を行ってバリアリブ
    を形成し、 マスク用部材の厚みが30〜100μmの修正用スクリ
    ーンを用いて修正用のペーストを前記バリアリブの表面
    に印刷するバリアリブ形成方法。
  5. 【請求項5】プラズマ表示装置のバリアリブを形成する
    バリアリブ形成方法において、 マスク用部材の画線部に露出したメッシュの目の粗さが
    #250以上のバリアリブ形成用スクリーンによるスク
    リーン印刷を行ってバリアリブを形成し、 マスク用部材の画線部に露出したメッシュの目の粗さが
    #80〜200の修正用スクリーンを用いて修正用のペ
    ーストを前記バリアリブの表面に印刷するバリアリブ形
    成方法。
  6. 【請求項6】前記修正用のペーストは、前記バリアリブ
    を形成する際に用いるペーストの粘度に比べて低い粘度
    を有する請求項4または5に記載のバリアリブ形成方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999021208A1 (fr) * 1997-10-16 1999-04-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Ecran plat a plasma, et production

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