JPH08304502A - 未半田防止装置 - Google Patents

未半田防止装置

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JPH08304502A
JPH08304502A JP7106376A JP10637695A JPH08304502A JP H08304502 A JPH08304502 A JP H08304502A JP 7106376 A JP7106376 A JP 7106376A JP 10637695 A JP10637695 A JP 10637695A JP H08304502 A JPH08304502 A JP H08304502A
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JP
Japan
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soldering
phase
work
holding device
load resistance
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JP7106376A
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Inventor
Hideaki Morita
秀昭 森田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半田付け作業における未半田を確実に防止する
未半田防止装置を提供する。 【構成】半田付けする部品2を半田付け完了まで固定す
る固定機構3と、固定機構3の解除動作を規制する固定
保持装置4と、半田付け箇所と半田ゴテ9のコテ先とが
接触した状態で両端に電圧を発生する負荷抵抗回路と、
負荷抵抗回路の発生電圧値と予め設定した基準電圧値と
を比較し、その比較結果に対応して半田付け中であるか
否かを判定して表示手段7に表示せしめ、且つ半田付け
中の状態を予め設定した時間維持した後に半田付け終了
を表示手段8に表示せしめ、その後固定保持装置4によ
る固定機構3の規制を解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半田ゴテで半田付け作
業を行う場合の未半田個所の見逃しを確実に防止するこ
とができる未半田防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、例
えばモータ捲線とリード線とを半田付けする工程では、
リード線を固定治具で固定した後、作業者の手で半田ゴ
テを用いて半田付け作業を行い、作業の完了を目視で確
認している。しかしながら、目視検査では、半田付け作
業が未完了(未半田)であるにもかかわらず完了してい
ると見誤ったり、あるいは半田付けを行ったと思い込む
などの人為的ミスが発生する可能性がある。ことに、半
田付け個所が多いと未半田個所を見逃し易いという問題
点がある。
【0003】そこで、本発明は、このような従来の半田
付け作業の問題点に着目してなされたもので、半田付け
作業における未半田を確実に防止する未半田防止装置を
提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の未半田防止装置
は、半田付けする部品を半田付け完了まで固定する固定
機構と、該固定機構の解除動作を規制する固定保持装置
と、半田付け箇所と半田ゴテのコテ先とが接触した状態
で両端に電圧を発生する負荷抵抗回路と、該負荷抵抗回
路の発生電圧値と予め設定した基準電圧値とを比較し、
その比較結果に基づいて半田付け状態を判断すると共に
その状態を表示し、全ての箇所の半田付け完了時に前記
固定保持装置による前記固定機構の規制を解除する制御
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】半田付け作業においては、半田付けする部品が
半田付け完了まで確実に固定されていることと、半田ゴ
テのコテ先が一定時間半田付け個所に確実に接触してい
ることが肝要である。本発明の未半田防止装置にあって
は、固定機構により半田付けする部品を確実に固定し、
固定保持装置によりその固定機構の解除動作を規制して
その固定状態を半田付け完了まで維持する。
【0006】そして、半田ゴテのコテ先を半田付けする
部品の半田付け点に接触させると負荷抵抗回路に電圧が
発生し、制御手段でその電圧の測定値を予め設定された
基準値と比較することによりコテ先の接触状態の良否を
判定し、良好のとき半田付け中であることを表示させ
る。同時に、制御手段は半田付け中の状態が予め設定し
た時間維持されたか否かを判定し、所定時間維持されれ
ば半田付け完了と判断して半田付け終了を表示手段に表
示せしめる。複数の半田付け個所に対して同様の操作を
繰り返し行い、全ての個所の半田付けが終了した後、前
記固定保持装置による前記固定機構の規制を解除する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1ないし図4は、本発明の一実施例を示すもの
で、図1は装置外観斜視図、図2はその配線の一部を例
示する展開接続図、図3は制御装置の一例を示すブロッ
ク図、図4は未半田か否かの判定基準を説明する図、図
5は制御装置の処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。
【0008】この実施例の未半田防止装置は、例えばV
R型のステップモータのステータのアマチュアコイルと
これに接続するリード線とを半田付けする場合、及び同
モータのロータ回転位置検出装置であるレゾルバのロー
タのアマチュアコイルとこれに接続するリード線とを半
田付けする場合に適用する例である。図1において、1
R は基台T上に載置した一方のワークWR (ステップモ
ータ用のレゾルバのロータ)に近接して配した固定機構
であり、レゾルバのアマチュアコイルの捲線端部に半田
付けするリード線2を固定すると共に制御系との中継ボ
ックスとして機能する4個のロック機構付き差込み端子
R と、このロック機構付き差込み端子3R の固定解除
動作を規制する固定保持装置4R を備えている。固定保
持装置4R は、差込み端子3R の上を覆ってロック機構
の操作を不可能にする保持片4a及びこれを進退させる
エアシリンダ4bにより構成されている。PB1はその
エアシリンダ4bの操作釦である。
【0009】1M は基台T上に載置した他方のワークW
R (ステップモータのステータ)に近接して配した固定
機構で、モータステータのアマチュアコイルの捲線端部
に半田付けするリード線2を固定すると共に制御系との
中継ボックスとして機能する6個のロック機構付き差込
み端子3M と、このロック機構付き差込み端子3M の固
定解除動作を規制する前記同様の固定保持装置4M を備
えている。PB2はそのエアシリンダ4bの操作釦であ
る。
【0010】6R はワークWR の半田付け作業の作業過
程を表示する机上表示盤であり、表示手段としてレゾル
バ巻線のA,B,C各相及びコモンに対応させた4個の
半田付け作業中表示ランプ7R と4個の半田付け作業完
了表示ランプ8R とを備えている。6M はワークWM
半田付け作業の作業過程を表示する机上表示盤であり、
表示手段としてモータ巻線のA,B,C各相の正負に対
応させた6個の半田付け作業中表示ランプ7M と4個の
半田付け作業完了表示ランプ8M とを備えている。
【0011】この場合、レゾルバ結線の半田付けは半田
ゴテ9R により、また、モータ結線用の半田付けは半田
ゴテ9M によりそれぞれ別に行われ、各作業毎に表示手
段の作動と固定保持装置4のエアシリンダ4bの操作エ
ア回路の切り換え用電磁弁の駆動とが制御装置10によ
り制御される。制御装置10には、AC100Vの電源
に接続された電源表示灯11,接地付きコンセントプラ
グ12,半田付け制御手段としてのレゾルバ結線系の制
御用シーケンサ13及びモータ結線系の制御用シーケン
サ14等が設置されている。
【0012】制御装置10にはまた、図2に示すよう
に、負荷抵抗R1 〜R4 を並列に配したレゾルバ結線系
統の負荷抵抗回路16と負荷抵抗R5 〜R7 を並列に配
したモータ結線系統の負荷抵抗回路17とが設けられて
おり、負荷抵抗R1 〜R4 の各一端側は、レゾルバ捲線
18のA相,B相,C相,コモンの各端末に半田付けさ
れるリード線2の差し込み端子3R に、それぞれに接続
されている。また、負荷抵抗R5 〜R7 の各一端側は、
モータ捲線19のA相,B相,C相の正負の各端末に半
田付けされるリード線2の差し込み端子3M に、それぞ
れに接続されている。一方、負荷抵抗R1 〜R4 及び負
荷抵抗R5 〜R7 の他端側は共に、直流5Vの定電圧を
得るスイッチングレギュレータ20の負極側に接続され
ている。このスイッチングレギュレータ20の正極側は
接地されていると共に半田ゴテ9R,9M 用の各コンセ
ントプラグ12のアース線も接続されている。半田ゴテ
R,9M の先端は各コンセントプラグ12のアース端
子と接続している。そして、半田ゴテ9R ,9M の先端
が半田付け箇所(レゾルバ捲線18及びモータ捲線19
の各端末とリード線2との結線箇所)に接触するとその
接触箇所が接地電位になり、該当する負荷抵抗R1 〜R
4 及び負荷抵抗R5 〜R7 の両端に電圧が生じる。な
お、スイッチングレギュレータ20は100Vの入力電
源とは絶縁され、過負荷保護装置が設けられている。
【0013】前記各負荷抵抗R1 〜R4 の両端の端子電
圧VRA〜VRDは、図3に示すように、それぞれレゾルバ
結線系の制御用シーケンサ13の入力部のA/D変換器
22 R でディジタル信号に変換されてマイクロコンピュ
ータ23R に入力され、負荷抵抗R5 〜R7 の両端の端
子電圧VMA〜VMC,VMA’〜VMC’はそれぞれモータ結
線系の制御用シーケンサ14の入力部のA/D変換器2
M でディジタル信号に変換されてマイクロコンピュー
タ23M に入力される。
【0014】前記レゾルバ結線系のマイクロコンピュー
タ23R の出力側には、机上表示盤6R の半田付け作業
中表示ランプ7R 及び半田付け作業完了表示ランプ8R
の駆動回路AR,R ,CR ,DR が、レゾルバ捲線のA
相,B相,C相,D相に対応させて接続されている。ま
た、差込み端子3R 用の固定保持装置4R のエアシリン
ダ4bの駆動回路ER が接続されている。
【0015】前記モータ結線系のマイクロコンピュータ
23M の出力側には、机上表示盤6 M の半田付け作業中
表示ランプ7M 及び半田付け作業完了表示ランプ8M
駆動回路AM , M ’,BM ,BM ’,CM ,CM
が、モータ捲線のA+相,A−相,B+相,B−相,C
+相,C−相にそれぞれ対応させて接続されている。ま
た、差込み端子3M 用の固定保持装置4M のエアシリン
ダ4bの駆動回路EM が接続されている。
【0016】レゾルバ結線系のマイクロコンピュータ2
R は、A/D変換器22R から入力される負荷抵抗R
1 〜R4 の発生電圧測定値としての端子電圧VRA〜VRD
と予め設定された基準電圧値Mとを各負荷抵抗毎に比較
して半田付け状態をレゾルバの各結線別に判定する。比
較の結果、例えば負荷抵抗R1 の発生電圧測定値VRA
図4(a)に示すように基準電圧値M以上であればレゾ
ルバ巻線のA相の半田付け箇所に半田ゴテが接触したと
判定して、図示しない出力部から該当する表示手段制御
回路AR に出力して、半田付け作業中表示ランプ7R
うちの該当のものを点灯させる。その場合、半田ゴテが
接触していないその他の負荷抵抗R2 ,R3 ,R4 にも
電圧が生じるが、設定値M未満であるから接触したとは
判定しない。
【0017】マイクロコンピュータ23R は、更に、前
記負荷抵抗(R1 )の発生電圧測定値VRAが予め設定し
た半田付け所要時間(例えば1秒間)維持されたか否か
を判定する。そして、設定時間が経過したとき半田付け
が完了したと判断して該当する表示手段制御回路AR
出力し、半田付け作業完了表示ランプ8R のうちの該当
のものを連続点灯即ち点灯させそれを保持させる。
【0018】上記の半田付判定処理をマイクロコンピュ
ータ23R は各レゾルバ捲線18のA相,B相,C相,
コモンの各端末に対する半田付作業毎に繰り返し、負荷
抵抗R1 〜R4 の発生電圧測定値VRA,VRB,VRC,V
RDの全てにわたって半田付け作業が完了したか否かを判
定し、全作業完了後にエアシリンダ4bの駆動回路E R
に対して固定保持装置4R のロック解除を指令する。
【0019】マイクロコンピュータ23R には、固定保
持装置4R のエアシリンダ4bの操作釦PB1の作動信
号も入力され、その入力に応じてマイクロコンピュータ
23 R からエアシリンダ4bの駆動回路ER に固定保持
装置4R のロック指令を出力するが、この指令は、作業
者が操作釦PB1を手で操作した時になされるものであ
り、作業者は、差込み端子3R の全てにリード線2を固
定した後に、必ず操作釦PB1を押さなければならな
い。固定保持装置4R のロック解除後に操作釦PB1を
再度押すことにより、マイクロコンピュータ23R から
エアシリンダ駆動回路ER にエアシリンダ4bの後退作
動指令を出力する。
【0020】モータ結線系のマイクロコンピュータ23
M は、A/D変換器22M から入力される負荷抵抗R5
〜R7 の発生電圧測定値としての端子電圧VMA
MA’,V MB,VMB’,VMC,VMC’のそれぞれについ
て基準電圧値Mと比較し、半田付け状態をモータの各結
線毎に判定して表示するという上記マイクロコンピュー
タ23R に準じた機能を有しており、詳細説明は省略す
る。
【0021】次に、上記の実施例の動作を制御装置10
のマイクロコンピュータ23R の処理手順を示す図5を
参照しつつ説明する。ここで、レゾルバWR の各捲線に
それぞれ結線した4本のリード線2の端末は、既に固定
機構1R 上の4個の差込み端子3R にそれぞれ差し込ま
れて接続されているものとする。
【0022】作業者が操作釦PB1を押して未半田防止
指令を制御装置10に入力することにより、マイクロコ
ンピュータ23R で図5の処理が実行される。すなわ
ち、ステップS1で、エアシリンダ駆動回路ER に対し
て固定保持指令を出力し、固定保持装置4R のエアシリ
ンダ4bの図示しないエア経路の切換え電磁弁をシリン
ダ前進側に作動させる。これにより、固定保持装置4R
の保持片4aが前進限まで前進して差込み端子3R の上
を覆い、ロック機構の操作を不可能にする。
【0023】次いでステップS2に移行して、レゾルバ
捲線のA相用のフラグレジスタに設定された制御フラグ
RAが“0”(初期状態)にリセットされているか否か
を判定する。これはレゾルバ捲線のA相の端末とリード
線2との結線箇所の半田付けが完了しているか否かを判
断するものであり、フラグFRAが“1”にセットされて
いるときには半田付けは完了していると判断してステッ
プS9に移る。“0”にリセットされているときには半
田付けの必要ありと判断してステップS3に移行する。
【0024】ステップS3では、負荷抵抗R1 の発生電
圧測定値VRAが予め設定した基準電圧値M以上か否かを
判定する。この判定は、半田ゴテ9R の先端がレゾルバ
捲線のA相の端末とリード線2との結線の半田付け箇所
に完全に接触して半田付け可能な状態になっているか否
かを判断するものである。すなわち、コンセントプラグ
12のアース線を介して接地されている半田ゴテ9R
端が半田付け箇所に完全に接触した場合には、その接触
箇所が接地電位になり、直流5Vの定電圧を供給するス
イッチングレギュレータ20に接続する負荷抵抗R1
両端には電圧V RAが生じる。そこでこの発生電圧をA/
D変換した値が一定値以上であるか否かで半田ゴテ先端
の接触の良否が判定できる。発生電圧測定値VRAが基準
電圧値M以上であれば半田ゴテ先端の接触が良好で半田
付けが開始されたと判断して次の半田付判定処理のフロ
ーに移行する。
【0025】この半田付判定処理は、先ず、ステップS
4でカウンタを1だけインクリメントしてステップS5
に移行する。そしてステップS5で、カウンタのタイム
ベースパルスのカウント数が、そのカウント数とタイム
ベース時間との積で表される半田付け所要時間(例えば
1秒間)に相当するカウント数CS に達したか否かを判
定する。この判定は上記発生電圧測定値VRAが基準電圧
値M以上である状態を所定時間持続することにより半田
付けが完了したか否かを判断するものであり、カウント
数が所定数未満であれば半田付け作業続行中と判断して
次のステップS6に移行する。
【0026】ステップS6では、レゾルバ捲線のA相用
の表示ランプの制御回路AR に点灯指令を出力して、机
上表示盤6R の4個の半田付け作業中表示ランプ7R
うちのA相表示用を点灯させて、半田付け作業中である
ことを作業者に表示するとともにステップS2にリター
ンする。これを繰り返してやがてカウンタのカウント数
が設定数CS に達したとき、半田付けが完了したと判断
して次のステップ7に移行する。
【0027】このステップS7では、レゾルバ捲線のA
相用の表示ランプの制御回路AR に連続点灯指令を出力
して机上表示盤6R の4個の半田付け完了表示ランプ8
R のうちのA相表示用を点灯させて、半田付け作業完了
を作業者に表示する。同時に、ブザー等により半田付け
作業完了を告知するようにしても良い。次いで、ステッ
プS8に移行する。
【0028】ステップS8で、レゾルバ捲線のA相用の
フラグレジスタの制御フラグFRAを“1”に設定してか
らステップS2に復帰する。一方、ステップS9〜ステ
ップS11では、レゾルバ捲線のB相の半田付けについ
て、前記ステップS2〜ステップS8と同様の判断と処
理とが行われる。すなわち、ステップS9でフラグレジ
スタの制御フラグFRBが“0”(初期状態)か否かを判
定することにより、レゾルバ捲線のB相の端末とリード
線2との結線箇所の半田付けが完了しているか否かを判
断し、完了している場合はステップS12に移る。未完
了であればステップS10に移行して、負荷抵抗R2
発生電圧測定値VRBが基準電圧値M以上か否かを判定
し、発生電圧測定値VRBが基準電圧値M以上であれば半
田付けが開始されたと判断してステップS11の半田付
判定処理のフローに移行する。このステップS11では
前記ステップS4〜ステップS8と同様のステップを経
てレゾルバ捲線のB相用の表示ランプの制御回路B R
点灯指令を出力して、机上表示盤6R の4個の半田付け
作業中表示ランプ7 R のうちのB相表示用を点灯させ
て、半田付け作業中であることを表示し、半田付けが完
了した時点でレゾルバ捲線のB相用の表示ランプの制御
回路BR に連続点灯指令を出力して机上表示盤6R の4
個の半田付け完了表示ランプ8R のうちのB相表示用を
点灯させて、半田付け作業完了を表示してからステップ
Sに復帰する。
【0029】以後、ステップS12〜ステップS14で
は、レゾルバ捲線のC相の半田付けについて上記同様の
処理と判断を行うことにより、机上表示盤6R の半田付
け作業中表示ランプ7R のうちのC相表示用を点灯させ
て半田付け作業中であることを表示し、また半田付けが
完了すればC相表示用の半田付け完了表示ランプ8R
点灯させて半田付け作業完了を表示する。
【0030】続くステップS15〜ステップS17で
は、レゾルバ捲線のコモン相の半田付けについて上記同
様の処理と判断を行うことにより、机上表示盤6R の半
田付け作業中表示ランプ7R のうちのコモン相表示用を
点灯させて半田付け作業中であることを表示し、また半
田付けが完了すればコモン相表示用の半田付け完了表示
ランプ8R を点灯させて半田付け作業完了を表示する。
【0031】その後、ステップS18に移行して、負荷
抵抗R1 〜R4 の発生電圧測定値V RA〜VRDの全てにつ
いて上記検査が完了しているか否かを判定する。すなわ
ちフラグレジスタの制御フラグFRA〜FRDが全て“1”
であるか否かを判定して“0”のフラグがあれば該当ス
テップに移行し、全て“1”の場合はレゾルバ捲線のA
相,B相,C相,コモンの各端末においてリード線2の
半田付けが完了したと判断してステップS19に移る。
【0032】このステップS19で、エアシリンダ駆動
回路ER に対して固定保持解除指令を出力して固定保持
装置4R の規制を解除する。固定保持装置4R の規制を
解除した状態で押釦PB1を押して、エアシリンダ4b
の図示しないエア経路の切換え電磁弁をシリンダ後退側
に作動させる。これにより、固定保持装置4R の保持片
4aが後進限まで後退し、差込み端子3R ロック機構の
操作が可能になる。
【0033】こうして、本実施例の未半田防止装置によ
れば半田付け作業における未半田が確実に防止される。
固定保持装置4R の保持片4aが後退したら、作業者は
ロック機構を手で操作して開放してから各差込み端子3
R よりリード線2の端末を引き抜き、ワークWR を次工
程に送ることができる。レゾルバWR についての以上の
フローは、モータWM についてもほぼ同様であり、詳細
な説明は省略する。モータWM の場合、半田ゴテ9M
モータ捲線のA,B,C各相のプラス極端末とリード線
2との結線箇所である半田付け点に接触させるときは、
各負荷抵抗R5 ,R6 ,R7 の各両端に発生した電圧V
MA,VMB,VMCをA/D変換して基準電圧値Mと比較
し、図4(b)に示すように基準電圧値M以上であれば
接触したと判定すればよい。これにたいして、半田ゴテ
Mをモータ捲線のA,B,C各相のマイナス極端末と
リード線2との結線箇所に接触させたときには、モータ
捲線抵抗RM が付加される関係から、各負荷抵抗R5
6 ,R7 の各両端に発生した電圧VMA’,VMB’,V
MC’のA/D変換値は図4(b)に示すように基準電圧
値M未満,基準電圧値L以上となり、プラス極端末の場
合とは区別して判定することができる。電圧VMA’,V
MB’,VMC’のA/D変換値が基準電圧値L未満のとき
は、モータ捲線のプラス極端末,マイナス極端末共に接
触していないと判定する。
【0034】なお、上記実施例においては、半田付け作
業中を半田付け作業中表示ランプ7 R の点灯で表示し、
半田付け作業完了を半田付け完了表示ランプ8R の連続
点灯で表示するようにしたものについて説明したが、こ
れに限られず、各相毎に一個の表示ランプとして半田付
け作業中は点滅して表示し、半田付け完了は同一ランプ
の連続点灯で表示するようにしても良い。
【0035】また、上記実施例では、共通の基台T上に
レゾルバ用の未半田防止装置とモータ用の未半田防止装
置とを併設したものについて説明したが、両者を独立し
て各々別装置にしてもよい。また、固定機構1R ,1M
及び固定保持装置4R ,4M の構造に関しても実施例の
ものに限定されるものではなく、発明の趣旨を損なわな
い範囲において他の構造のものとすることができる。
【0036】また、上記実施例はワークとしてVR型の
ステップモータを対象にしたが、必要に応じてその他種
々のワークに対する半田付け作業に適用できるものであ
ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
半田付けする部品を半田付け完了まで固定する固定機構
と、該固定機構の解除動作を規制する固定保持装置と、
半田付け箇所と半田ゴテのコテ先とが接触した状態で両
端に電圧を発生する負荷抵抗回路と、該負荷抵抗回路の
発生電圧値と予め設定した基準電圧値とを比較し、その
比較結果に基づいて半田付け状態を判断すると共にその
状態を表示し、全ての箇所の半田付け完了時に前記固定
保持装置による前記固定機構の規制を解除する制御手段
とを備えたものとしたため、作業者は、各半田付け箇所
毎に半田付け状態を確認しつつ作業することができ、且
つ全箇所の半田付けが完了しない限り途中で半田付けす
る部品を取り外すことは阻止される結果、人為的ミスに
よる未半田が完全に防止できて実用上極めて高い効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の未半田防止装置の一実施例の外形斜視
図である。
【図2】図1に示したものの配線の一部を例示する展開
接続図である。
【図3】図1に示したものの制御装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図4】制御装置における未半田か否かの判定基準を説
明する図である。
【図5】制御装置の処理手順の一例を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
R 固定機構(レゾルバ用) 1M 固定機構(モータ用) 4R 固定保持装置(レゾルバ用) 4M 固定保持装置(モータ用) 7R 表示手段(レゾルバ用) 7M 表示手段(モータ用) 8R 表示手段(レゾルバ用) 8M 表示手段(モータ用) 10 制御装置 13 制御手段(レゾルバ用) 14 制御手段(モータ用) 16 負荷抵抗回路(レゾルバ用) 17 負荷抵抗回路(モータ用)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半田付けする部品を半田付け完了まで固
    定する固定機構と、該固定機構の解除動作を規制する固
    定保持装置と、半田付け箇所と半田ゴテのコテ先とが接
    触した状態で両端に電圧を発生する負荷抵抗回路と、該
    負荷抵抗回路の発生電圧値と予め設定した基準電圧値と
    を比較し、その比較結果に基づいて半田付け状態を判断
    すると共にその状態を表示し、全ての箇所の半田付け完
    了時に前記固定保持装置による前記固定機構の規制を解
    除する制御手段とを備えたことを特徴とする未半田防止
    装置。
JP7106376A 1995-04-28 1995-04-28 未半田防止装置 Pending JPH08304502A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108032012A (zh) * 2017-12-14 2018-05-15 深圳市瑞凌实业股份有限公司 拉丝枪自动识别电路、识别方法及电焊机系统

Cited By (2)

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CN108032012A (zh) * 2017-12-14 2018-05-15 深圳市瑞凌实业股份有限公司 拉丝枪自动识别电路、识别方法及电焊机系统
CN108032012B (zh) * 2017-12-14 2024-04-23 深圳市瑞凌实业股份有限公司 拉丝枪自动识别电路、识别方法及电焊机系统

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