JPH08304276A - フレーム式原子吸光光度計の試料導入方法 - Google Patents
フレーム式原子吸光光度計の試料導入方法Info
- Publication number
- JPH08304276A JPH08304276A JP8673696A JP8673696A JPH08304276A JP H08304276 A JPH08304276 A JP H08304276A JP 8673696 A JP8673696 A JP 8673696A JP 8673696 A JP8673696 A JP 8673696A JP H08304276 A JPH08304276 A JP H08304276A
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- JP
- Japan
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- sample
- nozzle
- container
- solution
- mixing container
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- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレーム式原子吸光光度計の試料導入方法に
おいて、前処理工程を簡単な構成で自動化できるように
する。 【解決手段】 漏斗状の試料注入ポート20の底部が霧
化器16につながっている。サンプラアーム30のノズ
ル32がターンテーブル22から未知試料、標準試料、
試薬及びブランク液等を分取して混合容器28へ注入
し、この混合容器28内の試料溶液をノズル32による
吸引・吐出の繰り返しによって混合する。この後、混合
された試料溶液を試料注入ポート20へ注入し、霧化器
16により霧化させてバーナ14で原子化し、分析す
る。
おいて、前処理工程を簡単な構成で自動化できるように
する。 【解決手段】 漏斗状の試料注入ポート20の底部が霧
化器16につながっている。サンプラアーム30のノズ
ル32がターンテーブル22から未知試料、標準試料、
試薬及びブランク液等を分取して混合容器28へ注入
し、この混合容器28内の試料溶液をノズル32による
吸引・吐出の繰り返しによって混合する。この後、混合
された試料溶液を試料注入ポート20へ注入し、霧化器
16により霧化させてバーナ14で原子化し、分析す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレーム式原子吸光
光度計の試料導入方法に関するものである。
光度計の試料導入方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フレーム式原子吸光分析において、共存
物の干渉がある場合、しばしばマトリックスモディフィ
ケーションや標準添加法を適用することによって測定誤
差を低減することができる。その際、未知試料に試薬又
は標準試料を加えたり、ときには未知試料にブランク液
を加えて希釈したりするという前処理工程が必要であ
る。また、検量線法を行なう場合においても標準試料を
段階的に、一般的には整数倍、に希釈した一連の測定系
列溶液を調整する前処理工程が必要である。
物の干渉がある場合、しばしばマトリックスモディフィ
ケーションや標準添加法を適用することによって測定誤
差を低減することができる。その際、未知試料に試薬又
は標準試料を加えたり、ときには未知試料にブランク液
を加えて希釈したりするという前処理工程が必要であ
る。また、検量線法を行なう場合においても標準試料を
段階的に、一般的には整数倍、に希釈した一連の測定系
列溶液を調整する前処理工程が必要である。
【0003】フレーム式原子吸光分析法ではこれらの前
処理工程は作業者が手動で行なっている。
処理工程は作業者が手動で行なっている。
【0004】一方、フレームレス式原子吸光光度計にお
いては同様の前処理工程を前処理装置を用いて自動的に
行なうものがある。フレームレス式の場合は各溶液を順
次連続的に吸引した後、それらの溶液を一度にグラファ
イト炉に注入し、原子化させて分析を行なう。
いては同様の前処理工程を前処理装置を用いて自動的に
行なうものがある。フレームレス式の場合は各溶液を順
次連続的に吸引した後、それらの溶液を一度にグラファ
イト炉に注入し、原子化させて分析を行なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フレームレス方式の場
合は前処理工程といっても各溶液を十分に混合しなくて
もグラファイト炉内で各溶液がある程度拡散により混合
されて正しく分析される場合もある。しかし、フレーム
方式では、もしフレームレス方式の前処理装置を用いて
順次連続的に吸引した溶液をそのまま霧化器に供給した
とすれば、試料は供給された順序で原子化されていくの
で前処理を施したことにはならない。
合は前処理工程といっても各溶液を十分に混合しなくて
もグラファイト炉内で各溶液がある程度拡散により混合
されて正しく分析される場合もある。しかし、フレーム
方式では、もしフレームレス方式の前処理装置を用いて
順次連続的に吸引した溶液をそのまま霧化器に供給した
とすれば、試料は供給された順序で原子化されていくの
で前処理を施したことにはならない。
【0006】本発明はフレーム式原子吸光光度計の試料
導入方法において簡単な方法で前処理工程を自動化でき
るようにすることを目的とするものである。
導入方法において簡単な方法で前処理工程を自動化でき
るようにすることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、霧化器により
霧化された試料をバーナで燃焼させて原子吸光を測定す
るフレーム式原子吸光光度計の試料導入方法において、
未知試料、標準試料、試薬及びブランク液等をノズルの
吸引・吐出により混合容器に分取し、次に、この混合容
器内の試料溶液の上記ノズルによる吸引・吐出を繰り返
すことにより試料溶液を攪拌・混合し、さらに、攪拌・
混合された試料溶液を上記ノズルにより吸引して試料注
入ポートに吐出し、試料注入ポートに接続された霧化器
により混合された試料溶液を霧化することを特徴とす
る。
霧化された試料をバーナで燃焼させて原子吸光を測定す
るフレーム式原子吸光光度計の試料導入方法において、
未知試料、標準試料、試薬及びブランク液等をノズルの
吸引・吐出により混合容器に分取し、次に、この混合容
器内の試料溶液の上記ノズルによる吸引・吐出を繰り返
すことにより試料溶液を攪拌・混合し、さらに、攪拌・
混合された試料溶液を上記ノズルにより吸引して試料注
入ポートに吐出し、試料注入ポートに接続された霧化器
により混合された試料溶液を霧化することを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明の試料導入方法を実
施する装置を示す。
施する装置を示す。
【0009】12はフレーム式原子吸光光度計本体であ
り、そのバーナ14の霧化器16と試料注入容器である
漏斗状の試料注入ポート20の底部がポリ四フッ化エチ
レン製のチューブでつながっている。バーナ14がフレ
ーム燃焼中であれば試料注入ポート20に供給された試
料溶液は負圧によって霧化器16に吸引されて霧化さ
れ、バーナ14に導入される。
り、そのバーナ14の霧化器16と試料注入容器である
漏斗状の試料注入ポート20の底部がポリ四フッ化エチ
レン製のチューブでつながっている。バーナ14がフレ
ーム燃焼中であれば試料注入ポート20に供給された試
料溶液は負圧によって霧化器16に吸引されて霧化さ
れ、バーナ14に導入される。
【0010】原子吸光光度計本体12の近傍には試料供
給部のターンテーブル22が配置されており、ターンテ
ーブル22上には未知試料の入った容器、標準試料の入
った容器、試薬の入った容器、ブランク液の入った容器
などが配置されている。原子吸光光度計本体12とター
ンテーブル22の近傍にはさらにノズル洗浄容器26
と、混合容器28が配置されている。ターンテーブル2
2に配置された未知試料などの試料溶液を分取して混合
容器28へ搬送して注入したり、混合後の試料溶液を試
料注入ポート20へ注入したりするために、ターンテー
ブル22上の試料分取位置とノズル洗浄容器26の位
置、混合容器28の位置、及び試料注入ポート20の位
置にノズルを移動させるために、先端にノズルが設けら
れたサンプラアーム30が配置されている。
給部のターンテーブル22が配置されており、ターンテ
ーブル22上には未知試料の入った容器、標準試料の入
った容器、試薬の入った容器、ブランク液の入った容器
などが配置されている。原子吸光光度計本体12とター
ンテーブル22の近傍にはさらにノズル洗浄容器26
と、混合容器28が配置されている。ターンテーブル2
2に配置された未知試料などの試料溶液を分取して混合
容器28へ搬送して注入したり、混合後の試料溶液を試
料注入ポート20へ注入したりするために、ターンテー
ブル22上の試料分取位置とノズル洗浄容器26の位
置、混合容器28の位置、及び試料注入ポート20の位
置にノズルを移動させるために、先端にノズルが設けら
れたサンプラアーム30が配置されている。
【0011】図2にターンテーブル22とノズル32を
備えた吸引・吐出機構を示す。ノズル32はサンプラア
ーム30の先端に設けられ、サンプラアーム30は回転
と上下方向の移動をする。ノズル32には容量の小さい
小シリンジ34が接続され、三方バルブ36を介して容
量の大きい大シリンジ38と洗浄液(又はブランク液)
40の容器が接続されている。小シリンジ34はターン
テーブル22に配置された未知試料その他の試料溶液を
分取したり、混合容器28で混合された溶液を分取した
りするのに用いられ、大シリンジ38は混合容器28で
複数の試料溶液を攪拌して混合したり、ノズル32や混
合容器28の洗浄やブランク液の供給などに用いられ
る。
備えた吸引・吐出機構を示す。ノズル32はサンプラア
ーム30の先端に設けられ、サンプラアーム30は回転
と上下方向の移動をする。ノズル32には容量の小さい
小シリンジ34が接続され、三方バルブ36を介して容
量の大きい大シリンジ38と洗浄液(又はブランク液)
40の容器が接続されている。小シリンジ34はターン
テーブル22に配置された未知試料その他の試料溶液を
分取したり、混合容器28で混合された溶液を分取した
りするのに用いられ、大シリンジ38は混合容器28で
複数の試料溶液を攪拌して混合したり、ノズル32や混
合容器28の洗浄やブランク液の供給などに用いられ
る。
【0012】図3にノズル洗浄容器26の一例を示す。
ノズル洗浄容器26は二重の円筒容器になっており、内
側の容器がノズルを洗浄する容器であり、外側の容器は
オーバフローした洗浄液を排出するためのものであり、
底部に孔が開けられている。図4に混合容器28の一例
を示す。混合容器28も二重の円筒容器になっており、
内側の容器は漏斗状をなし、底部の孔がバルブ42を経
てアスピレータ44に接続され、アスピレータ44には
バルブ46を経て圧縮空気が供給されることにより、混
合容器28の残液をアスピレータ44の負圧によって吸
引して除去できるようになっている。混合容器28の外
側の容器はオーバフローした試料溶液を排出するための
ものであり、底部に孔が開けられている。
ノズル洗浄容器26は二重の円筒容器になっており、内
側の容器がノズルを洗浄する容器であり、外側の容器は
オーバフローした洗浄液を排出するためのものであり、
底部に孔が開けられている。図4に混合容器28の一例
を示す。混合容器28も二重の円筒容器になっており、
内側の容器は漏斗状をなし、底部の孔がバルブ42を経
てアスピレータ44に接続され、アスピレータ44には
バルブ46を経て圧縮空気が供給されることにより、混
合容器28の残液をアスピレータ44の負圧によって吸
引して除去できるようになっている。混合容器28の外
側の容器はオーバフローした試料溶液を排出するための
ものであり、底部に孔が開けられている。
【0013】図5に試料注入ポート20の一例を示す。
試料注入ポート20は漏斗状の容器であり、その底部は
ポリ四フッ化エチレン製のチューブ18によりバーナの
霧化器16に接続されている。霧化器16はノズル機構
になっており、試料注入ポート20内の試料溶液を負圧
により吸引して霧化する。
試料注入ポート20は漏斗状の容器であり、その底部は
ポリ四フッ化エチレン製のチューブ18によりバーナの
霧化器16に接続されている。霧化器16はノズル機構
になっており、試料注入ポート20内の試料溶液を負圧
により吸引して霧化する。
【0014】次に、本発明の試料導入方法の動作につい
て図7のフローチャート図を参照して説明する。サンプ
ラアーム30によってノズル32がターンテーブル22
に移動し、ターンテーブル22に配置されたブランク
液、試薬、標準試料及び未知試料をこの順に吸引する。
その後、サンプラアーム30がノズル32を混合容器2
8に移動させ、吸引した試料溶液が小シリンジ34によ
って混合容器28に吐出される。分取量と小シリンジ3
4の容量との兼ね合いで、この動作を複数回に分けて行
なわせてもよい。例えば、最初にブランク液のみを混合
容器28に分取させ、次に試薬、標準試料及び未知試料
をこの順に吸入させて混合容器28に分取するというよ
うな操作である。
て図7のフローチャート図を参照して説明する。サンプ
ラアーム30によってノズル32がターンテーブル22
に移動し、ターンテーブル22に配置されたブランク
液、試薬、標準試料及び未知試料をこの順に吸引する。
その後、サンプラアーム30がノズル32を混合容器2
8に移動させ、吸引した試料溶液が小シリンジ34によ
って混合容器28に吐出される。分取量と小シリンジ3
4の容量との兼ね合いで、この動作を複数回に分けて行
なわせてもよい。例えば、最初にブランク液のみを混合
容器28に分取させ、次に試薬、標準試料及び未知試料
をこの順に吸入させて混合容器28に分取するというよ
うな操作である。
【0015】次に、三方バルブ36がノズル32と大シ
リンジ38間で通じる方向に設定され、図6に示される
ように、混合容器28に注入された試料溶液が大シリン
ジ38によりノズル32へ吸入され、再び混合容器28
に吐出される操作が適当回数繰り返されて、試料溶液が
攪拌されて混合する。大シリンジ38が使用される理由
は、混合される試料溶液の総量が小シリンジ34の容量
を越えることがよくあるためであり、また吸入と吐出の
流速を大きくして攪拌効果を上げるためでもある。
リンジ38間で通じる方向に設定され、図6に示される
ように、混合容器28に注入された試料溶液が大シリン
ジ38によりノズル32へ吸入され、再び混合容器28
に吐出される操作が適当回数繰り返されて、試料溶液が
攪拌されて混合する。大シリンジ38が使用される理由
は、混合される試料溶液の総量が小シリンジ34の容量
を越えることがよくあるためであり、また吸入と吐出の
流速を大きくして攪拌効果を上げるためでもある。
【0016】次に、小シリンジ34により混合容器28
内の混合試料溶液の一部(通常10〜50マイクロリッ
トル程度)が吸入され、ノズル32が試料注入ポート2
0に移動して吐出される。試料注入ポート20に供給さ
れた試料溶液はフレーム燃焼中であれば霧化器16によ
って吸引されて霧化され、バーナ14に導入されて原子
化され、原子吸光が測定される。
内の混合試料溶液の一部(通常10〜50マイクロリッ
トル程度)が吸入され、ノズル32が試料注入ポート2
0に移動して吐出される。試料注入ポート20に供給さ
れた試料溶液はフレーム燃焼中であれば霧化器16によ
って吸引されて霧化され、バーナ14に導入されて原子
化され、原子吸光が測定される。
【0017】その後、ノズル32はノズル洗浄容器26
へ移動し、三方バルブ36が大シリンジ38と洗浄液4
0を結ぶ方向に切り換えられて大シリンジ38に洗浄液
40が吸入され、その後三方バルブ36が大シリンジ3
8とノズル32を結ぶ方向に切り換えられて大シリンジ
が押し込まれることによってノズル32内から洗浄液が
吐出され、ノズル32の内面と外面が洗浄される。洗浄
容器26でオーバフローした洗浄液は外部へ自然排出さ
れる。
へ移動し、三方バルブ36が大シリンジ38と洗浄液4
0を結ぶ方向に切り換えられて大シリンジ38に洗浄液
40が吸入され、その後三方バルブ36が大シリンジ3
8とノズル32を結ぶ方向に切り換えられて大シリンジ
が押し込まれることによってノズル32内から洗浄液が
吐出され、ノズル32の内面と外面が洗浄される。洗浄
容器26でオーバフローした洗浄液は外部へ自然排出さ
れる。
【0018】一方、混合容器28での混合試料溶液の残
液は、バルブ42が開けられてアスピレータ44に圧縮
空気が送られることにより、真空吸引されて外部へ強制
的に排出される。バルブ46は必要なときにのみ圧縮空
気を消費するためのものであり、バルブ42は試料溶液
を攪拌し混合するときに試料溶液が排出されないように
するためのものである。
液は、バルブ42が開けられてアスピレータ44に圧縮
空気が送られることにより、真空吸引されて外部へ強制
的に排出される。バルブ46は必要なときにのみ圧縮空
気を消費するためのものであり、バルブ42は試料溶液
を攪拌し混合するときに試料溶液が排出されないように
するためのものである。
【0019】その後、ノズル32は混合容器28へ移動
し、再び大シリンジ38による洗浄液40の吸入と吐出
によって洗浄液40が混合容器28に注入される。その
注入される洗浄液の量は混合容器28の容量よりも多い
方が好ましい。混合容器28からオーバフローした洗浄
液は外部へ自然排出される。そして、再びアスピレータ
44に圧縮空気が送られ、混合容器28内の洗浄液が吸
引されて外部へ強制排出される。混合容器28内の洗浄
液は真空吸引によって完全に排出されるので、混合容器
28を改めて乾燥させる必要もない。混合容器28に残
液が残らないので次の試料測定に影響を及ぼすキャリー
オーバも起こらない。
し、再び大シリンジ38による洗浄液40の吸入と吐出
によって洗浄液40が混合容器28に注入される。その
注入される洗浄液の量は混合容器28の容量よりも多い
方が好ましい。混合容器28からオーバフローした洗浄
液は外部へ自然排出される。そして、再びアスピレータ
44に圧縮空気が送られ、混合容器28内の洗浄液が吸
引されて外部へ強制排出される。混合容器28内の洗浄
液は真空吸引によって完全に排出されるので、混合容器
28を改めて乾燥させる必要もない。混合容器28に残
液が残らないので次の試料測定に影響を及ぼすキャリー
オーバも起こらない。
【0020】以上は、1つの未知試料の1回の測定の動
作を示したものである。同一試料を複数回繰り返して測
定するには上記と同じ試料前処理工程を繰り返せばよ
い。また、ことなる未知試料の測定を行なう場合には、
異なった標準試料、試薬、ブランク液を用いて試料前処
理工程を行なうように予めプログラムを施しておけばよ
い。
作を示したものである。同一試料を複数回繰り返して測
定するには上記と同じ試料前処理工程を繰り返せばよ
い。また、ことなる未知試料の測定を行なう場合には、
異なった標準試料、試薬、ブランク液を用いて試料前処
理工程を行なうように予めプログラムを施しておけばよ
い。
【0021】実施例ではノズル洗浄容器26と混合容器
28を別に設けているが、混合容器28で洗浄容器の機
能も兼ねさせるようにしてもよい。
28を別に設けているが、混合容器28で洗浄容器の機
能も兼ねさせるようにしてもよい。
【0022】また、図8に示されるように、混合容器2
8aと洗浄容器26aを並べて一体化してもよい。
8aと洗浄容器26aを並べて一体化してもよい。
【0023】混合容器28の残液を吸引して排出するた
めに実施例ではアスピレータを用いているが、アスピレ
ータに代えて真空ポンプを用いてもよい。
めに実施例ではアスピレータを用いているが、アスピレ
ータに代えて真空ポンプを用いてもよい。
【0024】本発明は特許請求の範囲の趣旨に沿って種
々に変形することができる。そのような変形も本発明の
技術的範囲内に属するものである。
々に変形することができる。そのような変形も本発明の
技術的範囲内に属するものである。
【0025】
【発明の効果】本発明のフレーム式原子吸光光度計の試
料導入方法では、未知試料その他の複数の試料溶液を1
つのノズルで混合容器へ分取し、攪拌して混合した後、
その混合試料溶液を試料注入ポートへ分注するようにし
たので、未知試料の希釈、標準試料の添加、マトリック
スモディフィケーション、標準試料の希釈系列の作成、
試料溶液の攪拌と混合、作成試料の霧化器への導入と測
定などを簡単な構成で容易に自動化することができる。
そのため、従来は人手により行なわれていた作業が自動
的になされ、効率の向上が図られるとともに、作業者の
個人差にもとづく誤差をなくすことができる。
料導入方法では、未知試料その他の複数の試料溶液を1
つのノズルで混合容器へ分取し、攪拌して混合した後、
その混合試料溶液を試料注入ポートへ分注するようにし
たので、未知試料の希釈、標準試料の添加、マトリック
スモディフィケーション、標準試料の希釈系列の作成、
試料溶液の攪拌と混合、作成試料の霧化器への導入と測
定などを簡単な構成で容易に自動化することができる。
そのため、従来は人手により行なわれていた作業が自動
的になされ、効率の向上が図られるとともに、作業者の
個人差にもとづく誤差をなくすことができる。
【図1】本発明の方法を実施する装置を示す概略平面図
である。
である。
【図2】ターンテーブルと吸引・吐出機構を示す概略断
面図である。
面図である。
【図3】ノズル洗浄容器を示す図であり、(A)は平面
図、(B)は垂直断面図である。
図、(B)は垂直断面図である。
【図4】混合容器を示す図であり、(A)は平面図、
(B)は垂直断面図をアスピレータとともに示したもの
である。
(B)は垂直断面図をアスピレータとともに示したもの
である。
【図5】試料注入容器と霧化器を示す垂直断面図であ
る。
る。
【図6】混合容器における試料溶液の混合過程を示す図
である。
である。
【図7】本発明の方法の動作を示すフローチャート図で
ある。
ある。
【図8】ノズル洗浄容器と混合容器を一体化した例を示
す垂直断面図である。
す垂直断面図である。
12 フレーム式原子吸光光度計本体 14 バーナ 16 霧化器 20 試料注入ポート 22 ターンテーブル 24 容器 26 ノズル洗浄容器 28 混合容器 30 サンプラアーム 32 ノズル 34,38 シリンジ 44 アスピレータ
Claims (1)
- 【請求項1】 霧化器により霧化された試料をバーナで
燃焼させて原子吸光を測定するフレーム式原子吸光光度
計の試料導入方法において、未知試料、標準試料、試薬
及びブランク液等をノズルの吸引・吐出により混合容器
に分取し、次に、この混合容器内の試料溶液の上記ノズ
ルによる吸引・吐出を繰り返すことにより試料溶液を攪
拌・混合し、さらに、攪拌・混合された試料溶液を上記
ノズルにより吸引して試料注入ポートに吐出し、試料注
入ポートに接続された霧化器により混合された試料溶液
を霧化することを特徴とするフレーム式原子吸光光度計
の試料導入方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8673696A JPH08304276A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | フレーム式原子吸光光度計の試料導入方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8673696A JPH08304276A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | フレーム式原子吸光光度計の試料導入方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3093568A Division JP2894376B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | フレーム式原子吸光光度計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08304276A true JPH08304276A (ja) | 1996-11-22 |
Family
ID=13895113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8673696A Pending JPH08304276A (ja) | 1996-04-09 | 1996-04-09 | フレーム式原子吸光光度計の試料導入方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08304276A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5415514A (en) * | 1977-07-06 | 1979-02-05 | Shigeru Obiyama | Gas pump |
JPS54111885A (en) * | 1978-02-07 | 1979-09-01 | Bodenseewerk Perkin Elmer Co | Device for automatically supplying liquid sample from sample container to burner of flame atom light absorption spectrophotometer or flame photometer |
JPH02302646A (ja) * | 1989-05-17 | 1990-12-14 | Hitachi Ltd | 前処理機能付き原子吸光光度計 |
JPH0365654A (ja) * | 1989-08-02 | 1991-03-20 | Hitachi Ltd | 液体試料の分析装置および分析方法 |
-
1996
- 1996-04-09 JP JP8673696A patent/JPH08304276A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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