JPH08303971A - 携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイプおよびその製造方法 - Google Patents

携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイプおよびその製造方法

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JPH08303971A
JPH08303971A JP7129085A JP12908595A JPH08303971A JP H08303971 A JPH08303971 A JP H08303971A JP 7129085 A JP7129085 A JP 7129085A JP 12908595 A JP12908595 A JP 12908595A JP H08303971 A JPH08303971 A JP H08303971A
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personal computer
container
pipe
heat
flat
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JP7129085A
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Yuji Saito
祐士 斎藤
Mikiyuki Ono
幹幸 小野
Masataka Mochizuki
正孝 望月
Koichi Masuko
耕一 益子
Hitoshi Hasegawa
仁 長谷川
Shinji Sugano
新二 菅野
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却能力に優れる携帯型パソコン冷却用の偏
平ヒートパイプを提供する。 【構成】 携帯型パソコン24の内部での発熱箇所26
と放熱箇所25との間にそれぞれ熱授受可能に配設され
る断面偏平状の携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイ
プ20において、偏平状密閉金属管からなるコンテナ2
1の内部に、その長手方向に沿って多数本の大径の線条
体65が互いに密着した状態で配設されている。その大
径の線条体65とコンテナ21の内壁面との間に、互い
に密着させた多数本の極細線からなるウィック材28が
その長手方向に沿って充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、潜熱として熱輸送す
るヒートパイプに関し、特に携帯型のパソコンに備えら
れた演算処理装置を冷却する偏平状のヒートパイプに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】昨今、ノートブックタイプやサブノート
ブックタイプのいわゆる携帯型パソコンの普及が著し
い。この種のパソコンでは、携帯性を主要目的としてい
るから、小形化および軽量化が強く望まれており、した
がって当然、パソコンの内部空間において冷却装置が占
有するスペースも極めて限定されている。また一方で、
多機能化や処理速度の向上に伴って演算処理装置の出力
増大が年々進められている。そこで従来では、熱輸送能
力に優れるヒートパイプが冷却装置として着目されてお
り、そのなかでも特に演算処理装置との接触性や省スペ
ース性等の条件を満たすものとして、コンテナを平板状
に偏平させた偏平ヒートパイプが広く採用されている。
【0003】以下、従来の携帯型パソコンの冷却装置の
一例を図6に示す。図6の(A)において、パソコン本
体1はプラスチックパネルあるいは金属パネル等によっ
て形成された比較的厚みの薄い矩形容器からなり、JI
S(日本工業規格)でのいわゆるA4サイズ程度の大き
さを成している。パソコン本体1の上面には、キーボー
ド部2およびディスプレイ部3が備えられており、これ
らはパソコン本体1に対して各々ヒンジによって回動可
能に取り付けられている。すなわち、キーボード部2お
よびディスプレイ部3は、パソコン本体1側から上方に
起き上がり、またその状態からパソコン本体1側に倒れ
るように構成されている。また、キーボード部2および
ディスプレイ部3の内部には、それぞれほぼ同等のサイ
ズのアルミ薄板4が電磁波の遮蔽板として取り付けられ
ている。
【0004】前記パソコン本体1の内部の二分割された
空間のうち前方側(図6の(A)においてキーボード部
2側)には、着脱式のハードディスクドライブ5やフロ
ッピーディスクドライブ、バッテリー、増設メモリ等
(それぞれ図示せず)が設置されている。他方の空間内
の底部には、ヒートパイプ6が設置されており、またそ
の上方には、熱伝達を促進するコンパウンドを介して中
央演算処理装置(以下、CPU)7が取り付けられてい
る。さらに、そのCPU7の上方には複数枚のプリント
基板8が設けられている。
【0005】前記ヒートパイプ6は、偏平ヒートパイプ
であって、コンテナの一部分には放熱面積を確保するた
めの矩形のフィン9が複数枚装着されている。ここで、
この種の携帯型パソコンでは、パソコン本体1を水平に
対して±5度程度に傾斜させて使用することがあるか
ら、ウィックとしての溝(図示せず)がヒートパイプ6
のコンテナの内壁面に、長手方向に亘って複数条設けら
れている。
【0006】したがって、上記の冷却装置では、パソコ
ンの使用に伴ってCPU7から発生する熱により、ヒー
トパイプ6内部の作動流体が蒸発し、その蒸気はコンテ
ナのうち温度の低いフィン9側の部分に流動する。その
作動流体蒸気は、フィン9を介して外気に熱を奪われて
凝縮する。すなわちCPU7の熱がヒートパイプ6の作
動流体によって輸送され、フィン9から放出される。し
たがって、CPU7の温度が許容範囲内に抑えられる。
なお、凝縮して液相に戻った作動流体は、ウィックの毛
細管圧力によって蒸発部側のコンテナ内壁面に汲み上げ
られ、そこで再度蒸発する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したようにパソコ
ンの内部でヒートパイプのために使用できる空間は極め
て限られているから、使用可能なヒートパイプは、開口
断面の小さいものとならざるを得ない。また一方、発熱
箇所と放熱箇所とはある程度離隔しており、したがっ
て、ヒートパイプは開口断面積(流路断面積)に対して
長さの長いものとなる。
【0008】これに対し、従来では、蒸気流路を確保し
つつ所用の毛細管圧力(ポンプ作用)得るべく、溝ウィ
ック(グルーブウィック)を形成しているが、溝ウィッ
クで得られる毛細管圧力は低いうえに、パソコン冷却用
ヒートパイプに使用される作動流体の還流距離は比較的
長くなるから、上記従来のヒートパイプ6では必要充分
な冷却能力を得られないおそれがあった。より具体的に
は、CPU7の高出力化によって熱流束が増大した場合
には、液相作動流体に対するポンプ作用が不十分になっ
て蒸発部で作動流体が不足するドライアウトが生じるお
それが多分にある。
【0009】また、前述のように開口断面積が小さいた
めに、作動流体蒸気の流速が高速化するに伴って還流途
中の作動液が飛散してしまい、この点でも蒸発部に対す
る作動液の還流量が不足し、結局は熱輸送特性が低下し
て、CPU7を充分に冷却できないおそれがあった。
【0010】また、上述した偏平なヒートパイプ6を製
造するにあたっては、安価にかつ高速多量生産すること
が望まれることは勿論、所定の開口断面形状(蒸気流路
形状)を確保することが必要であるが、従来ではこのよ
うな要請を満たす製法が確立されていなかった。
【0011】この発明は上記の事情に鑑みてなされたも
ので、冷却能力に優れる携帯型パソコン冷却用の偏平ヒ
ートパイプおよびその製造方法を提供することを目的と
するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、携帯型パソコンの内部での発熱箇所と
放熱箇所との間にそれぞれ熱授受可能に配設される断面
偏平状の携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイプにお
いて、偏平状密閉金属管からなるコンテナの内部に、そ
の長手方向に沿って多数本の大径の線条体が互いに密着
した状態で配設されるとともに、その大径の線条体と前
記コンテナの内壁面との間に、互いに密着させた多数本
の極細線からなるウィック材がその長手方向に沿って充
填されていることを特徴とするものである。
【0013】また請求項2の発明は、携帯型パソコンの
内部での発熱箇所と放熱箇所との間にそれぞれ熱授受可
能に配設される断面偏平状の携帯型パソコン冷却用の偏
平ヒートパイプにおいて、偏平状密閉金属管からなるコ
ンテナの内部に、その長手方向に沿って多数本の極細線
を束ねた複数の結束体が、互いに離隔して挿入され、ま
た前記コンテナの内面のうち少なくとも長手方向での両
端部の内面に前記結束体と交差する方向に沿って複数条
の溝が形成されていることを特徴とするものである。
【0014】さらに請求項3の製造方法は、塑性変形可
能な円形断面のパイプ材の内部に、その軸線方向に沿っ
て多数本の線条体を互いに密着して挿入し、しかる後、
前記パイプ材を半径方向に圧潰して中空偏平形状に形成
し、さらにその偏平状に圧潰された前記金属パイプ材の
内部に凝縮性の流体を作動流体として封入するととも
に、密閉してヒートパイプ化することを特徴とするもの
である。
【0015】また請求項4の製造方法は、塑性変形可能
な円形断面のパイプ材の内部に、その軸線方向に沿って
多数本の大径の線条体を互いに密着して挿入するととも
に、これらの大径の線条体を挟んだ両側に多数本の極細
線からなるウィック材を軸線方向に沿って挿入し、しか
る後、前記金属パイプ材を前記大径の線条体を挟んだ両
側の極細線からなるウィック材を結ぶ方向に対して直交
する方向に圧潰して中空偏平形状に形成し、さらにその
偏平状に圧潰された前記金属パイプ材の内部に凝縮性の
流体を作動流体として封入するとともに、密閉してヒー
トパイプ化することを特徴とするものである。
【0016】
【作用】この発明のヒートパイプにおいて、携帯型パソ
コンの発熱箇所からコンテナの一端部に熱が伝えられる
と、コンテナの内壁面やウィック材に付着した作動流体
が加熱されて蒸発する。ウィック材同士の間の実効毛細
管半径に対して大径の線条体同士の間の実効毛細管半径
が大きいため、その作動流体蒸気は、大径の線条体同士
の隙間に流入し、コンテナのうち内部圧力の低い他端部
すなわち放熱箇所側に配設された端部に向けて流動す
る。したがって、一群の大径の線条体が蒸気流路とな
る。そして、コンテナの端部側に流動したその作動流体
蒸気は、コンテナの内壁面側で熱を奪われて凝縮する。
【0017】再度液相になった作動流体は、ウィック材
の毛細管圧力によってコンテナの蒸発部側に運ばれる。
その場合、液流路となるウィック材がコンテナの長手方
向に亘って配設されており、またウィック自体を構成し
ている極細線同士の間の実効毛細管半径が極めて小さく
そのポンプ作用が大きいので、たとえトップヒートモー
ドであっても作動流体が蒸発部側に確実に還流する。ま
た、蒸気流と液流とが互いに干渉しないので、飛散現象
が生じることがなく、そのため熱輸送が効率が向上す
る。
【0018】また請求項2の偏平ヒートパイプでは、携
帯型パソコンの発熱箇所からコンテナの一端部に熱が伝
えられると、コンテナの内壁面や結束体に付着した作動
流体が加熱されて蒸発する。その作動流体蒸気は、結束
体と結束体との間の中空部分を通って、コンテナのうち
内部圧力の低い他端部すなわち放熱箇所側に配設された
端部に向けて流動する。したがって、結束体同士の間が
蒸気流路となる。そして、コンテナの端部側に流動した
その作動流体蒸気は、コンテナの内壁面で熱を奪われて
凝縮する。
【0019】再度液相になった作動流体は、複数条の溝
にそれぞれ作用する毛細管圧力によってコンテナの周方
向に分散されて結束体に接触し、その毛細管圧力によっ
てコンテナの蒸発部側に運ばれる。その場合、液流路と
なる各結束体がコンテナの長手方向に亘って配設されて
おり、しかもそれ自体を構成する極細線同士の間の実効
毛細管半径が極めて小さくそのポンプ作用が大きいの
で、たとえトップヒートモードであっても作動流体が蒸
発部側に確実に還流する。また、蒸気流と液流とが互い
に干渉しないので、飛散現象が生じることがなく、その
ため熱輸送が効率が向上する。また、還流してコンテナ
の壁面や各結束体に付着している作動流体は、複数の溝
に沿ってコンテナの内周方向に送られる。
【0020】さらに請求項3の製造方法は、まず、多数
本の線条体を互いに密着した状態で塑性変形可能な円形
断面のパイプ材の内部に、その軸線方向に沿って挿入す
る。つぎに、パイプ材を半径方向に圧潰して中空偏平形
状に形成する。その際に、パイプ材が多数本の線条体に
よって内側からサポートされるから、特にパイプ材の上
面と下面における幅方向での中央部が長さ方向に亘って
陥没することが防止される。さらに偏平状に圧潰された
金属パイプ材の内部に凝縮性の流体を作動流体として封
入するとともに、密閉してヒートパイプ化する。
【0021】また請求項4の製造方法は、まず、塑性変
形可能な円形断面のパイプ材の内部に、その軸線方向に
沿って多数本の大径の線条体を互いに密着して挿入し、
また、多数本の極細線からなるウィック材をパイプ材の
大径の線条体を挟んだ両側に軸線方向に沿って挿入す
る。そして、金属パイプ材を挟んだ両側の極細線からな
るウィック材を結ぶ方向に対して直交する方向に圧潰し
て中空偏平形状に形成する。
【0022】その際に、パイプ材の上面と下面における
幅方向での中央部が大径の線条体によって内側から支持
されるから、その部分が長さ方向に亘って陥没せず、ま
た圧潰方向が上記の通りであるから、大径の線条体同士
の間にウィック材が噛み込まれることがなく、両者が確
実に区分される。さらに、偏平状に圧潰された金属パイ
プ材の内部に凝縮性の流体を作動流体として封入すると
ともに、密閉してヒートパイプ化する。
【0023】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1ないし図5
を参照して説明する。図1は偏平ヒートパイプ20の外
観を示す斜視図であり、この偏平ヒートパイプ20は、
一例として厚さが0.4〜0.5mm程度の銅パイプを
素材とし、幅が3〜30mm程度で高さが2〜4mm程
度の中空偏平状のコンテナ21の内部に、純水を作動流
体(図示せず)として封入したものである。
【0024】この偏平ヒートパイプ20は、ノートブッ
ク型のパソコン本体24の内部に布設されており、その
凝縮部23側の端部は、パソコン本体24の内底部に既
設された金属製のシャーシ25の上面部に熱伝達可能に
配設されている。また、コンテナ21の他端部側の上面
部には、発熱箇所としての超小型演算処理装置(MP
U)26が熱授受可能に取り付けられている。そして、
このMPU26は前記シャーシ25に対してパソコン本
体24の内部での高い位置に設置されている。
【0025】なお、放熱箇所の他の例としては、金属製
の各種コネクタパーツやEMI(電磁シールド板)、バ
ッテリ、パソコン本体24のマグネシウム製ケース等の
ノートブック型あるいはサブノートブック型パソコンに
標準装備される部材とすることができる。
【0026】図2に示すように、コンテナ21の内部の
幅方向でのほぼ中央位置には、大径の線条体としての多
数本のワイヤ65が、コンテナ内壁面のうち上面部の下
面部とにそれぞれ接触した状態で、その長手方向に沿っ
て配設されている。このワイヤ65は、一例として銅か
らなり、直径が0.3〜1.0mmである。また、コン
テナ21の内部でのワイヤ65の両脇のスペースには、
多数本のウィック28がその長手方向に沿って充填され
ている。このウィック28としては、例えば直径が0.
05〜0.2mm程度の極細の銅製ワイヤが採用されて
いる。なお、このウィック28および大径の線条体とし
てのワイヤ65は共に、銅製のワイヤに替えて単一構造
の銅線や銅メッキしたカーボン繊維等を用いることもで
きる。
【0027】つぎに、上記のように構成されたこの発明
の作用について説明する。まず、パソコン本体24の使
用に伴ってMPU26に生じた熱が、偏平ヒートパイプ
20のコンテナ21のうち上面部に伝達される。コンテ
ナ21の内壁面やウィック28およびワイヤ65は、既
に作動流体により濡らされた状態となっているため、M
PU26を熱源としたヒートパイプ動作が速やかに開始
される。
【0028】すなわち、偏平ヒートパイプ20のMPU
26側の端部内で生じた蒸気は、ウィック28同士の間
に対して実効毛細管半径の大きいワイヤ65同士の間の
隙間に流入し、内部圧力の低いシャーシ25に配設され
た端部に向けて流動する。したがって、一群のワイヤ6
5の内側が蒸気流路となる。その作動流体蒸気は、さら
にワイヤ65の他端側の隙間29から抜け出してコンテ
ナ21の壁面において熱を奪われて凝縮する。つまり、
MPU26で生じた熱がこの端部からシャーシ25に伝
達される。
【0029】したがって、偏平ヒートパイプ20のうち
シャーシ25に配設された端部が凝縮部23となり、一
方のMPU26側に配設された端部が蒸発部31となる
が、この場合、凝縮部23に対して蒸発部31が高い位
置となっているから、ヒートパイプの動作態様としては
トップヒートモードになっている。他方、再度液相にな
ってコンテナ21の壁面や一群のワイヤ65に付着する
作動流体は、ウィック28に吸い上げられて蒸発部31
側に運ばれる。
【0030】このように、ウィック28が液流路として
作用するが、上記の通り、ウィック28が多数本の極細
線からなり、いわゆるポンプ力が大きいことと、コンテ
ナ21の長手方向に亘って配設されていることにより、
上方の蒸発部31に作動流体が確実に還流する。そし
て、還流した作動流体はコンテナ21の内底部や一群の
ウィック28の内部で蒸発して一群のワイヤ65側に流
入し、上記と同様のサイクルを継続する。その結果、M
PU26が効率よく冷却される。
【0031】このように、上記の偏平ヒートパイプ20
では、蒸気流路と液流路が分離されているばかりか、ウ
ィック28による作動流体の還流能力にも優れているの
で、寸法などの携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイ
プに要求される種々の要件を満たすとともに、トップヒ
ートモードや傾斜された状態での動作時においても優れ
た熱輸送能力を得ることができ、ひいては従来一般の偏
平ヒートパイプと比べてMPU26の冷却能力を大幅に
向上させることができる。また、コンテナ21およびそ
の内部に挿入された部材が共に適度に可撓性を有してい
るから、発熱箇所と放熱箇所とのレイアウトに合わせて
変形させることもできる。
【0032】ここで、上記構成の偏平ヒートパイプの製
造手順について説明する。なお、上記した部材には同じ
符号を付し、その詳細な説明を省略する。まずコンテナ
21の材料として円形断面のパイプ30を用意する。こ
のパイプ30は肉厚が0.4〜0.5mm程度の銅管で
ある。つぎに、多数本のワイヤ65をパイプ30の内部
に軸線方向に沿って挿入する。また、そのワイヤ65
は、図3の(A)に示すように、パイプ30の上面部と
下面部にそれぞれ接した状態でパイプ30の幅方向での
中央部に配設される。
【0033】さらに、このワイヤ65とパイプ30の内
壁部との間のスペースにウィック28を充填する。その
際に、パイプ30が偏平形状でなく円形であるから、挿
入部の間口が比較的大きく採られ、したがって、直径
0.05〜0.2mm程度の極細なウィック28であっ
ても多数本を支障なく挿入できる。なお、ウィック28
とワイヤ65との挿入手順を逆に行ってもよく、また上
記各部材は予め脱脂洗浄されている。
【0034】つぎに、ウィック28などが挿入されたパ
イプ30が圧潰工程に送られる(図3の(B)参照)。
なお、この工程では従来知られている方法・工程を採用
することができるが、ここでは下側を固定した状態にパ
イプ30を布設し、その上面部側を長手方向に沿って均
一に、一群のワイヤ65およびウィック28ごと押し潰
す。すなわち、ウィック28同士を結ぶ方向に対して直
交する方向に圧潰する。すると、各ウィック28と各ワ
イヤ65とがそれぞそれコンテナ21の幅方向に徐々に
押し広げられる。その際に、ワイヤ65によってパイプ
30がその内側からサポートされているから、特に図3
の(C)におけるパイプ30の上面と下面(平面部分)
の幅方向での中央が長さ方向に亘って陥没せず、中空偏
平形状のコンテナ21が確実に作成される。しかも、圧
潰する方向が上記の通りであり、換言すれば、ワイヤ6
5とウィック28とを積層させた状態で圧潰しないの
で、ワイヤ65同士の隙間にウィック28が噛み込まれ
て両者が混ざり合うことが防止される。これによって、
蒸気流路と液流路とが確実に形成される。
【0035】さらに図示しないが、偏平状に圧潰された
パイプ30の両開口端を溶接等の手段によって密閉する
とともに、真空脱気した状態で作動流体として所定量の
純水を封入して全工程が完了する。なお、このヒートパ
イプ化のための工程では、従来知られている方法・工程
を採用することができる。上記の通り各部材の材料とし
て銅系の金属が用いられているから、容易に成形し得る
利点もある。
【0036】このように、上記の製造方法によれば、熱
輸送能力に優れる携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパ
イプを効率よく作成することができる。
【0037】つぎに、請求項2に係る偏平ヒートパイプ
の一実施例を説明する。なお、上記実施例と共通の部材
には同じ符号を付し、またその詳細な説明を省略する。
特に図示しないが、ここに示す偏平ヒートパイプ20
は、上記第一実施例の偏平ヒートパイと同様に、一例と
して厚さが0.4〜0.5mm程度の銅パイプを素材と
し、幅が3〜30mm程度で高さが2〜4mm程度の中
空偏平状のコンテナ21の内部に、純水を封入したもの
である。また、そのコンテナ21の凝縮部23側の端部
は、パソコン本体24に設けられたシャーシ25の上面
部に熱伝達可能に配設され、他端部側にはMPU26が
熱授受可能に取り付けられている。
【0038】図4に示すように、コンテナ21の内部に
は、結束体としてのウィック60が長手方向に沿って配
設されている。また、このウィック60は、ここでは3
本設けられており、そのうち1本はコンテナ21の幅方
向でのほぼ中央部に配設され、他の2本は両側面に押し
つけられた状態に配設されている。そして、各ウィック
60は、コンテナ21の内壁の上面部と下面部とに挟ま
れることによって固定されている。
【0039】このウィック60としては、例えば直径が
0.02〜0.2mm程度の多数本の極細銅線の外周部
を、同じ極細銅線によって長さ方向での所定間隔で結束
したものである。また、銅線に替えて銅メッキしたカー
ボン繊維を用いれば、軽量化を図ることができる。
【0040】前記コンテナ21の内壁面には、その長手
方向に亘って延びるスパイラル状(螺旋状)のグルーブ
70が形成されている。なお、グルーブ70は根底21
の両端部のみの形成されていてもよい。いずれにせよ、
グルーブ70は各ウィック60と交差している。
【0041】つぎに、上記のように構成されたこの発明
の作用について説明する。まず、パソコン本体24の使
用に伴ってMPU26に熱が生じると、その熱は偏平ヒ
ートパイプ20のコンテナ21のうち上面部に伝達さ
れ、ヒートパイプ動作が開始される。すなわち、偏平ヒ
ートパイプ20のMPU26側の端部内で生じた蒸気
が、各ウィック60同士の間の空間に流入し、内部圧力
の低いシャーシ25に配設された端部に向けて流動す
る。このように、コンテナ21内のウィック60とウィ
ック60との間が蒸気流路となる。その作動流体蒸気
は、コンテナ21の壁面において熱を奪われて凝縮す
る。
【0042】したがって、偏平ヒートパイプ20のうち
シャーシ25に配設された端部が凝縮部23となり、こ
れに対して高い位置のMPU26側の端部が蒸発部31
となるから、ヒートパイプの動作態様としてはトップヒ
ートモードになる。
【0043】他方、再度液相になった作動流体は、グル
ーブ70に沿ってコンテナ21の内周方向に分散され、
その際にいずれかのウィック60に接するとともに、吸
い上げられて蒸発部31側に運ばれる。このように、各
ウィック60が液流路として作用するが、上記の通り、
ウィック60が多数本の極細銅線からなり、いわゆるポ
ンプ力が大きいことと、コンテナ21の長手方向に亘っ
て配設されていることにより、上方の蒸発部31に作動
流体が確実に還流する。
【0044】そして、その分の作動流体は、グルーブ7
0に作用する毛細管圧力によって、各ウィック60側か
らコンテナ21の内周方向に送られる。すなわち、還流
した液相作動流体が各ウィック60やコンテナ21の局
部に滞留せず、蒸発部31の広範囲にスムースに供給さ
れる。したがって、作動流体による熱輸送サイクルが活
発に行われ、その結果、MPU26が効率よく冷却され
る。
【0045】このように、上記の偏平ヒートパイプ20
では、蒸気流路と液流路が分離されているばかりか、ウ
ィック28による作動流体の還流能力にも優れているの
で、寸法などの携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイ
プに要求される種々の要件を満たすとともに、トップヒ
ートモードや傾斜された状態での動作時においても優れ
た熱輸送能力を得ることができ、ひいては従来一般の偏
平ヒートパイプと比べてMPU26の冷却能力を大幅に
向上させることができる。また、コンテナ21およびそ
の内部に挿入された部材が共に適度に可撓性を有してい
るから、発熱箇所と放熱箇所とのレイアウトに合わせて
変形させることもできる。
【0046】ここで、上記構成の偏平ヒートパイプの製
造手順について説明する。なお、上記した部材には同じ
符号を付し、その詳細な説明を省略する。まず、長手方
向に亘って延びる螺旋状のグルーブ70が内壁面に形成
された円形断面のパイプ30をコンテナ21の材料とし
て用意する。または、両端部側のみにグルーブ70が形
成されたパイプ30でもよい。なお、このグルーブ70
の形成方法としては、外周部に複数の突条を備えたマン
ドレルを用いた引き抜き加工などの従来知られた手段を
採用することができる。
【0047】つぎに、パイプ30の内部に予め均等の太
さに束ねられた3本のウィック60スパイラル部材27
をその軸線方向に沿って挿入する。その際に、例えば図
5の(A)に示すように、ウィック60のうち1本をパ
イプ30の底部に布設し、その両脇に残りの2本のウィ
ック60を沿わせるように挿入する。なお、ウィック6
0の本数はここでは3本としたが、これに限定されな
い。
【0048】さらに、ウィック60を挿入したパイプ3
0が圧潰工程に送られる(図5の(B)参照)。なお、
この工程では従来知られている方法・工程を採用するこ
とができる。ここでは、パイプ30を布設するととも
に、その下面側を固定した状態で、上面部側から各ウィ
ック60が僅かに変形する程度まで長手方向に沿って均
一にパイプ30が押し潰される。すると、ウィック60
のうち1本がコンテナの幅方向でのほぼ中央に、また他
の2本がコンテナ21の両側壁に接した状態で固定され
る。また、この圧潰工程では、スパイラル部材27によ
ってパイプ30の幅方向での中央部がその内側からサポ
ートされているから、特に図5の(C)におけるパイプ
30の上面と下面の幅方向での中央が長さ方向に亘って
陥没しない。したがって、偏平中空形状のコンテナが効
率よくかつ確実に作られる。
【0049】そして図示しないが、偏平状に圧潰された
パイプ30の両開口端を溶接等の手段によって密閉する
とともに、真空脱気した状態で作動流体として所定量の
純水を封入して全工程が完了する。なお、このヒートパ
イプ化のための工程では、従来知られている方法・工程
を採用することができる。また、上記の通り各部材の材
料として銅系の金属が用いられているから、容易に成形
し得る利点もある。
【0050】このように、上記の製造方法によれば、熱
輸送能力に優れる携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパ
イプを効率よく作成することができる。
【0051】なお、上記第一実施例に示した偏平ヒート
パイプ20では、ワイヤ65の両脇にウィック28を配
置したが、この発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、要はウィック28はバラけていない状態でコンテ
ナ21その長手方向に沿って配設されていればよく、し
たがって、例えばワイヤ65をコンテナ21の片側に寄
せて配設し、それとコンテナ21との間のスペースにウ
ィック28を充填することとしてもよい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、偏平状密閉金属管からなるコンテナの内部
に、その長手方向に沿って多数本の大径の線条体を互い
に密着した状態で配設し、また、それらの線条体とコン
テナの内壁面との間に互いに密着させた多数本の極細線
からなるウィック材を長手方向に沿って充填したので、
携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイプに要求される
種々の要件を満たしたうえで、トップヒートモードや傾
斜状態における動作時でも優れた熱輸送能力を得ること
ができ、これにより、発熱箇所に対する冷却能力を向上
させることができる。
【0053】また請求項2の発明は、偏平状密閉金属管
からなるコンテナの内部に、その長手方向に沿って多数
本の極細線を束ねた複数の結束体を、互いに離隔して挿
入し、また、コンテナの内面のうち少なくとも長手方向
での両端部の内面に結束体と交差する方向に沿って複数
条の溝を形成したので、トップヒートモードや傾斜状態
における動作時でも優れた熱輸送能力を得ることがで
き、これにより、携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパ
イプの発熱箇所に対する冷却能力を向上させることがで
きる。
【0054】さらに請求項3の製造方法によれば、円形
パイプを圧潰して偏平コンテナとすることができ、しか
もその場合、多数本の線条体が軸方向での中央部を内側
から支持するので、作動液の還流能力に優れた携帯型パ
ソコン冷却用の偏平ヒートパイプを効率よく製造するこ
とができる。
【0055】また請求項4の製造方法によれば、円形パ
イプを圧潰して偏平コンテナとすることができ、しかも
その場合、大径の線条体が軸方向での中央部を内側から
支持するので、蒸気流路を充分確保し、また作動液の還
流能力に優れた携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイ
プを効率よく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パソコン本体の内部における偏平ヒートパイプ
の配設状態を概略的に示す斜視図である。
【図2】第一実施例に係る偏平ヒートパイプの内部構造
を示す断面図である。
【図3】第一実施例に係る偏平ヒートパイプの製造手順
を示す断面概略図である。
【図4】第二実施例に係る偏平ヒートパイプの内部構造
を示す断面図である。
【図5】第二実施例に係る偏平ヒートパイプの製造手順
を示す断面概略図である。
【図6】従来の技術の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
20…偏平ヒートパイプ、 21…コンテナ、 24…
パソコン本体、 25…シャーシ、 26…MPU、
28…ウィック、 30…パイプ、 60…ウィック、
65…ワイヤ、 70…グルーブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益子 耕一 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 長谷川 仁 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内 (72)発明者 菅野 新二 東京都江東区木場一丁目5番1号 株式会 社フジクラ内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯型パソコンの内部での発熱箇所と放
    熱箇所との間にそれぞれ熱授受可能に配設される断面偏
    平状の携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイプにおい
    て、 偏平状密閉金属管からなるコンテナの内部に、その長手
    方向に沿って多数本の大径の線条体が互いに密着した状
    態で配設されるとともに、その大径の線条体と前記コン
    テナの内壁面との間に、互いに密着させた多数本の極細
    線からなるウィック材がその長手方向に沿って充填され
    ていることを特徴とする携帯型パソコン冷却用の偏平ヒ
    ートパイプ。
  2. 【請求項2】 携帯型パソコンの内部での発熱箇所と放
    熱箇所との間にそれぞれ熱授受可能に配設される断面偏
    平状の携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイプにおい
    て、 偏平状密閉金属管からなるコンテナの内部に、その長手
    方向に沿って多数本の極細線を束ねた複数の結束体が、
    互いに離隔して挿入され、また前記コンテナの内面のう
    ち少なくとも長手方向での両端部の内面に前記結束体と
    交差する方向に沿って複数条の溝が形成されていること
    を特徴とする携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイ
    プ。
  3. 【請求項3】 塑性変形可能な円形断面のパイプ材の内
    部に、その軸線方向に沿って多数本の線条体を互いに密
    着して挿入し、しかる後、前記パイプ材を半径方向に圧
    潰して中空偏平形状に形成し、さらにその偏平状に圧潰
    された前記金属パイプ材の内部に凝縮性の流体を作動流
    体として封入するとともに、密閉してヒートパイプ化す
    ることを特徴とする携帯型パソコン冷却用の偏平ヒート
    パイプの製造方法。
  4. 【請求項4】 塑性変形可能な円形断面のパイプ材の内
    部に、その軸線方向に沿って多数本の大径の線条体を互
    いに密着して挿入するとともに、これらの大径の線条体
    を挟んだ両側に多数本の極細線からなるウィック材を軸
    線方向に沿って挿入し、しかる後、前記金属パイプ材を
    前記大径の線条体を挟んだ両側の極細線からなるウィッ
    ク材を結ぶ方向に対して直交する方向に圧潰して中空偏
    平形状に形成し、さらにその偏平状に圧潰された前記金
    属パイプ材の内部に凝縮性の流体を作動流体として封入
    するとともに、密閉してヒートパイプ化することを特徴
    とする携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイプの製造
    方法。
JP7129085A 1994-09-16 1995-04-28 携帯型パソコン冷却用の偏平ヒートパイプおよびその製造方法 Pending JPH08303971A (ja)

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