JPH08303360A - 密閉形スクロール圧縮機 - Google Patents

密閉形スクロール圧縮機

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JPH08303360A
JPH08303360A JP16419996A JP16419996A JPH08303360A JP H08303360 A JPH08303360 A JP H08303360A JP 16419996 A JP16419996 A JP 16419996A JP 16419996 A JP16419996 A JP 16419996A JP H08303360 A JPH08303360 A JP H08303360A
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Toshiaki Yoshii
利彰 吉井
Junji Hatano
順二 畑野
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】吐出弁の取付け及びシート面等の加工が容易に
行え、かつ、吐出弁の着座時の騒音も低減できるように
する。 【解決手段】固定スクロール6と可動スクロール7とを
内装する密閉ケーシング1内で、固定スクロール6の背
面側に区画部材3を固定する。この区画部材3により、
低圧ガスが導入される低圧室11と、固定スクロール6
の吐出口61が吐出弁32を介して連通される吐出チャ
ンバー4とを区画形成する。吐出口61は、該吐出口6
1における圧力が所定圧力以上となったときに吐出弁3
2を介して吐出チャンバー4と連通する。区画部材3
に、固定スクロール6の吐出口61と気密状に連通して
吐出チャンバー4に開口する連通路31bを設ける。連
通路31bの吐出チャンバー4への開口部31aに吐出
弁32を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定スクロールと
可動スクロールとを内装する密閉ケーシング内に、低圧
ガスが導入される低圧室と、前記固定スクロールの吐出
口が吐出弁を介して連通される吐出チャンバーとが区画
形成され、前記吐出口が、該吐出口における圧力が所定
の圧力以上となったときに吐出弁を介して吐出チャンバ
ーと連通される密閉形スクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種スクロール形流体機械は、
特開平1−240787号公報に示されている。このも
のは、図2に示すように、密閉ケーシングA内に、固定
スクロールDと、該固定スクロールDに対向する可動ス
クロールGとを内装しており、前記固定スクロールDの
鏡板Eを、例えば、焼ばめ等によりケーシングAに圧入
し、可動スクロールGを架構Hに支持している。
【0003】そして、前記固定スクロールDの鏡板Eを
ケーシングAへ圧入固定することにより、ケーシングA
内における前記鏡板Eの上方に吐出チャンバーFを、下
方に低圧室Jを形成し、前記吐出チャンバーFに外部吐
出口B及び固定スクロールDの中央部に設けた吐出口K
を開口させている。
【0004】さらに、固定スクロールDの鏡板E背面に
は、前記吐出チャンバーF内の吐出流体が吐出口Kへ逆
流するのを防止するために、前記吐出口Kを開閉する吐
出弁Cを取付けており、前記吐出口Kにおける圧力が所
定の圧力以上となったときに前記吐出弁Cを介して吐出
口Kが吐出チャンバーFと連通するようにしている。
【0005】また、前記架構Hの下部にはモータIを設
け、該モータIの駆動による前記可動スクロールGの固
定スクロールDに対する公転駆動により、両スクロール
D,G間に前記低圧室Jから吸入した冷媒ガスを圧縮
し、圧縮した冷媒ガスを前記固定スクロールDの吐出孔
Kから前記吐出チャンバーFに吐出し、前記外部吐出口
Bを介して吐出管Lに吐出するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の密閉
形スクロール圧縮機では、吐出弁Cを固定スクロールD
の鏡板Eに直接取付けるようにしており、この固定スク
ロールDは、加工に時間を要し、かつ、形状が複雑であ
るため、さらに、前記吐出弁Cを取付けるためのねじ穴
加工や、シート面の形成等の加工作業を行う場合、加工
が困難となって、圧縮機の製作速度が全体的に遅くなる
不具合があった。
【0007】さらに、通常、吐出弁Cのシール面は、着
座による摩耗を防止するために硬度が高く、耐摩耗性に
すぐれた材料が要求されるが、固定スクロールDの様な
大きくて、加工時間の長い部材にこの様な材料を用いる
と材料費が高くなり、加工性についても硬質部材に渦巻
体等を形成しなければならなくなるので、刃具寿命も短
くなる等の不具合があった。
【0008】また、吐出弁Cが開放されて吐出口Kから
高圧ガスが吐出された後に、吐出弁Cで吐出口Kを閉鎖
するときの着座音が大きく、騒音の問題もあった。
【0009】本発明は以上の問題を解決するために発明
したもので、その目的は、吐出弁の取付け及びシート面
等の加工が容易に行え、かつ、吐出弁の着座時の騒音も
低減できる密閉形スクロール圧縮機を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、固定スクロー
ル6と可動スクロール7とを内装する密閉ケーシング1
内に、低圧ガスが導入される低圧室11と、前記固定ス
クロール6の吐出口61が吐出弁32を介して連通され
る吐出チャンバー4とが区画形成され、前記吐出口61
が、該吐出口61における圧力が所定圧力以上となった
ときに吐出弁32を介して吐出チャンバー4と連通され
る密閉形スクロール圧縮機において、前記吐出チャンバ
ー4が、前記固定スクロール6の背面側において前記密
閉ケーシング1に固定される区画部材3で区画形成さ
れ、該区画部材3に、前記固定スクロール6の吐出口6
1と気密状に連通して前記吐出チャンバー4に開口する
連通路31bを設けて、該連通路31bの吐出チャンバ
ー4への開口部31aに前記吐出弁32を取付けている
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明では、固定スクロール6とは別個に密閉
ケーシング1内に固定され、吐出チャンバー4を形成す
るために用いられる区画部材3に吐出弁32を取付けて
いるので、つまり、固定スクロールのように大きな部材
ではなく、簡単な構成で製作も容易に行える前記区画部
材3に吐出弁32を取付けるためのねじ加工やシール面
の形成加工等の加工を行うので、固定スクロール6のよ
うな大きな部材で、加工に時間を要し、かつ、形状が複
雑な部材に、さらに吐出弁32を取付けるためのねじ加
工等の加工作業をする必要がなくなることから、吐出弁
32の取付けるための加工作業及び取付け作業を容易に
行え、それだけ圧縮機全体の製作速度を向上させられ
る。
【0012】さらに、区画部材3は、固定スクロール6
のような大きな部材よりも小さくできるので、シール面
を形成するために硬質の部材を用いても、固定スクロー
ル6を硬質部材で形成して、固定スクロール6にシール
面を形成する場合に比べて材料費を低減できるし、固定
スクロールの渦巻体の形成等、切削加工による刃具の寿
命も長くできる。
【0013】また、区画部材3に、前記固定スクロール
6の吐出口61と気密状に連通して前記吐出チャンバー
4に開口する連通路31bを設け、この連通路31bの
吐出チャンバー4への開口部31aに前記吐出弁32を
取付けるようにしているので、前記連通路31bによ
り、前記吐出口61と吐出弁32との間に、吐出流体の
多大な逆流が生じない程度の空間を容易に形成でき、こ
の結果、スクロール内で圧縮された流体の前記吐出口6
1からの吐出終了により吐出口61内の圧力が低下して
も、連通路31b内は吐出流体が流れているので、開口
部32aから吐出される吐出流体が抵抗となって、吐出
弁32の着座速度が低下させられ、着座による騒音を低
減できる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1に示した密閉形スクロール圧
縮機は、密閉ケーシング1の内方上部位置に、固定スク
ロール6と可動スクロール7を上下対向状に架構8を介
して設けており、さらに、前記固定スクロール6の背面
側にボス部31をもった仕切板から成る区画部材3を焼
ばめ等により圧入固定している。
【0015】そして、区画部材3の上方に、外部吐出口
5が開口する吐出チャンバー4を、下方に吸入管13を
介して低圧ガスが導入される低圧室11を区画形成して
いる。
【0016】さらに、前記架構8の下方位置に、前記可
動スクロール7に連動連結した駆動軸91をもったモー
タ9を配置し、このモータ9の駆動により前記可動スク
ロール7を固定スクロール6に対して公転駆動させる。
【0017】また、前記固定スクロール6の中央部に
は、両スクロール6、7間に形成される圧縮室に連通し
(図示せず)、かつ、筒状軸部を備える吐出口61を形
成している。
【0018】前記区画部材3に形成するボス部31は、
固定スクロール6の吐出口61を有する軸部に密嵌させ
るのであって、該ボス部31によって、前記固定スクロ
ール6の吐出口61と気密状に連通し、かつ、前記吐出
チャンバー4に開口する連通路31bを形成している。
【0019】そして、連通路31bの吐出チャンバー4
への開口部31aに、該開口部31aを開閉する前記吐
出弁32を取付けている。
【0020】この吐出弁32は、前記吐出口61におけ
る圧力が所定圧力以上となったときに開いて、吐出口6
1を吐出チャンバー4に連通させるようにしている。
【0021】つまり、前記両スクロール6、7間に前記
低圧室11から吸入し、この吸入された冷媒ガスを圧縮
して、圧縮した冷媒ガスを前記固定スクロール6の中央
部に形成した前記吐出口61から前記ボス部31の連通
路31bに吐出し、該連通路31b内の圧力が所定圧力
以上となったとき、この連通路31b内のガスが前記吐
出弁32を介して前記吐出チャンバー4に吐出され、前
記外部吐出口5を介して外部吐出管12に吐出される。
【0022】また、30は、前記区画部材3に設けた油
戻し管であって、区画部材3の上面に溜る油をボトム側
に返油するようにしている。
【0023】尚、前記駆動軸91の内部には給油通路9
2を設けて、該給油通路92を介して前記ケーシング1
のボトム側に設ける油溜り(図示しない)から油を前記
両スクロール6、7の摺接箇所や前記架構8に設けた軸
受メタル41などに給油するようにしている。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、固定スクロール6とは
別個に密閉ケーシング1内に固定され、吐出チャンバー
4を形成するために用いられる区画部材3に吐出弁32
を取付けているので、つまり、固定スクロールのように
大きな部材ではなく、簡単な構成で製作も容易に行える
前記区画部材3に、吐出弁32を取付けるためのねじ加
工、シート面の形成等の加工を行うので、固定スクロー
ル6のような大きな部材で、加工に時間を要し、かつ、
形状が複雑な部品に、さらに吐出弁32を取付けるため
のねじ加工等の加工作業をする必要がなくなることか
ら、吐出弁32の取付けるための加工作業及び取付け作
業を容易に行え、それだけ圧縮機全体の製作速度を向上
できる。
【0025】さらに、区画部材3は、固定スクロール6
のような大きな部材よりも小さくできるので、シール面
を形成するために硬質の部材を用いても、固定スクロー
ル6を硬質部材で形成して、固定スクロール6にシール
面を形成する場合に比べて材料費を低減できるし、固定
スクロールの渦巻体の形成等、切削加工による刃具の寿
命も長くできる。
【0026】また、区画部材3に、前記固定スクロール
6の吐出口61と気密状に連通して前記吐出チャンバー
4に開口する連通路31bを設け、この連通路31bの
吐出チャンバー4への開口部31aに前記吐出弁32を
取付けるようにしているので、前記連通路31bによ
り、前記吐出口61と吐出弁32との間に、吐出流体の
多大な逆流が生じない程度の空間を容易に形成でき、こ
の結果、スクロール内で圧縮された流体の前記吐出口6
1からの吐出終了により吐出口61内の圧力が低下して
も、連通路31b内は吐出流体が流れているので、開口
部32aから吐出される吐出流体が抵抗となって、吐出
弁32の着座速度が低下させられ、着座による騒音を低
減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の密閉形スクロール圧縮機の一部省略
断面図である。
【図2】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 密閉ケーシング 3 区画部材 4 吐出チャンバー 5 外部吐出口 6 固定スクロール 7 可動スクロール 11 低圧室 31a開口部 31b連通路 32 吐出弁 61 吐出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定スクロール(6)と可動スクロール
    (7)とを内装する密閉ケーシング(1)内に、低圧ガ
    スが導入される低圧室(11)と、前記固定スクロール
    (6)の吐出口(61)が吐出弁(32)を介して連通
    される吐出チャンバー(4)とが区画形成され、前記吐
    出口(61)が、該吐出口(61)における圧力が所定
    圧力以上となったときに吐出弁(32)を介して吐出チ
    ャンバー(4)と連通される密閉形スクロール圧縮機で
    あって、前記吐出チャンバー(4)は、前記固定スクロ
    ール(6)の背面側において前記密閉ケーシング(1)
    に固定される区画部材(3)で区画形成され、該区画部
    材(3)に、前記固定スクロール(6)の吐出口(6
    1)と気密状に連通して前記吐出チャンバー(4)に開
    口する連通路(31b)を設けて、該連通路(31b)
    の吐出チャンバー(4)への開口部(31a)に前記吐
    出弁(32)を取付けていることを特徴する密閉形スク
    ロール圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6494688B1 (en) * 1999-07-15 2002-12-17 Scroll Technologies Force-fit scroll compressor components
CN109915364A (zh) * 2019-03-13 2019-06-21 庆安集团有限公司 一种齿传动涡旋压缩机

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