JPH0830326B2 - 振動ロ−ラ - Google Patents

振動ロ−ラ

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JPH0830326B2
JPH0830326B2 JP15177687A JP15177687A JPH0830326B2 JP H0830326 B2 JPH0830326 B2 JP H0830326B2 JP 15177687 A JP15177687 A JP 15177687A JP 15177687 A JP15177687 A JP 15177687A JP H0830326 B2 JPH0830326 B2 JP H0830326B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は路面等の締固め機械に使用される転動輪内部
に振動機構を持った振動ローラに係り、特に一つの転動
輪で水平振動と上下振動を切替え可能な振動ローラに関
する。
〔従来の技術〕 従来、締固め機械における振動ローラの振動機構とし
ては、転動輪の回転中心線にそって転動輪に設けた回転
軸に偏心質量を取付け、該回転軸を回転させることによ
り転動輪を該転動論の接地部に対して上下に振動させる
ものが良く知られている。しかしながら、その上下振動
を行う振動ローラの場合、地盤を通じて上下振動が伝翻
するので、限度を越える振動は振動規制法上好ましくな
い。特に住宅地や地盤振動を嫌う施設近傍における施工
では振動公害を発生する虞れがあって利用範囲が制限さ
れるという問題点もあった。
そこで、本願出願人は先に特公昭61−56724号公報に
おいて、転動輪に偏心質量の回転軸を、該回転軸の回転
中心線が転動輪の半径方向に平行な直線上に位置するよ
うに回転自在に設け、前記回転軸の軸心に対する偏心質
量の取付位置を転動輪の起振駆動軸方向に対して定めて
回転させることにより、前記転動輪の接地部をほぼ水平
面内で振動せしめて、振動公害を発生しない水平振動機
構を開示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来の上下振動型のローラは、例
えば下層路盤等の比較的深層部の締固め性能に優れてい
ることなどから、住宅地以外の振動公害が問題とならな
い道路等の施工においては広範囲な利用価値を有してい
る。従って、出来得るならば、一台の機械に上下振動と
水平振動との機能を持たせ、施工環境に応じて容易にこ
の切替えが可能な振動ローラが望ましい。
そこで本願出願人は特開昭61−257508号公報で、少な
くとも二つの転動輪を有する振動ローラにおいて、一方
の転動輪に略水平振動を起こさせる振動機構を取付け、
他方の転動輪に上下振動を起こさせる振動機構を取付
け、両振動を選択して使用することを特徴とする振動ロ
ーラを開示したが、両転動輪に別々の振動機構を設ける
ことは高価であると共に、両輪が鉄論でなく、例えば一
方がタイヤ輪などの締固め機械には適用できなかった。
本発明は上記要望に鑑みて創案されたもので一つの転
動輪内で水平振動機構から上下振動機構への切替えを可
能ならしめる振動ローラを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕
上記の目的を達成するため、本発明においては、転動
輪の側方のフレームに取着された支持体と、前記転動輪
の回転中心線を対称軸として略対象に配設された振動機
構を形成する一対の起振軸と、該起振軸を囲繞し前記回
転軸線上で回動可能に軸支された枠体と、該枠体及び前
記支持体の間にあり前記枠体を回動させる回転駆動機構
とから成ることを特徴とする振動ローラを構成した。
前記一対の振動軸は、互いに逆方向に回転するように
設けられるとともに、それぞれの起振軸の偏心質量位置
は、回転の一時点において、一方の起振軸の偏心質量の
重心位置が、当該一方の起振軸の軸心に対して、対向す
る他方の起振軸の方を向いた時に、他方の起振軸の偏心
質量の重心位置も、当該他方の起振軸の軸心に対して、
対向する一方の起心軸の方を向くような関係をもつと好
適である。
前記回転駆動機構は、一対の起振軸を、路面に対して
略垂直な位置関係から略水平な位置関係に至る範囲を回
動させるものである。
また、前記回転駆動機構は支持体に設けたシリンダで
あればよい。
上記構成を採用したことにより、回転駆動機構により
枠体を回動させることにより、水平振動機構から上下振
動機構への切替えが一つの転動輪内で可能となり、施工
環境の違いに対して一台で対応することができる。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の第1実施例の振動ローラの転動輪を
示す断面図、第2図は第1図の要部拡大断面図、第3図
は第1図のIII−III線断面説明図で偏心質量の付いた起
振軸の回動動作を示す、第4図は第1図のIV矢視説明
図、第5図はシリンダにより枠体を90度傾むけた状態の
第1図のIII−III線断面説明図で偏心質量を付いた起振
軸の回動動作を示すものである。
第1図乃至第3図において、振動ローラ体1の転動輪
2内には、中心に軸穴4,4が形成された内壁3,3が離間し
て設けられ、この双方の内壁3,3間に振動機構5が収装
されている。該振動機構5は、円筒形枠体6と、該枠体
6内に収装された同一質量の偏心質量7A,7Bと、該偏心
質量7A,7Bを回転駆動するギヤトレーン8および起振用
のモータ9と、前記円筒形枠体6を回動可能とする回転
駆動機構の一つであるシリンダ10とを主要部として構成
されている。上記円筒形枠体6の両側方には中空の軸部
6A,6Bが一体的に形成されていて、図中左方の軸部6Aは
皿状支持体11に軸受12を介して支持されると共に、該支
持体11は防振ゴム13,13を介してフレーム14に固定され
ている。
一方、転動輪2は、該転動輪2の各内壁3,3の軸穴4,4
が、前記枠体6の軸部6A,6Bに軸受15,15,15,15を介して
支承されていることから、内壁3に固定してなる駆動部
材16が駆動モータ17並びに図示しない減速機構により回
動させられることにより、前記枠体6の軸部6A,6Bを中
心として転動駆動されるように構成されている。18は駆
動モータ17の支持体であって、該支持体18は防振ゴム1
3,13を介してフレーム14に固定されている。
前記起振モータ9は枠体6に固定され、このモータ9
の回転軸並びにこの回転軸にカップリング19を介して連
結してなる駆動軸20は、枠体6の軸部6Aの軸心を挿通す
る態様により軸受21,21に支承されている。また、前記
偏心質量7A,7Bは、路面に対して垂直な位置関係にある
起振軸22A,22Bに夫々固定されて枠体6に一体的に形成
された内壁6C,6Dに軸受23,23,23,23を介して支承されて
いる。起振軸22A,22Bへの動力伝達は、前記ギヤトレー
ン8より行われる。即ち、駆動軸20に固定されたギヤ24
が回動すると、これと噛合している従動ギヤ25が回動し
て偏心質量7A側の起振軸22Aが回動し、この起振軸22Aに
固定された駆動ギヤ26によりギヤ27が回動して偏心質量
7B側の起振軸22Bが22Aと逆方向に回動するようになる。
偏心質量7A,7Bの相互関係は、第3図(a)及び第5図
(a)に示すように、一対の起振軸22A,22Bの回転の一
時点において、一方の起振軸22Aの偏心質量7Aの重心位
置が、当該一方の起振軸22Aの軸心に対して、対向する
他方の起振軸22Bの方を向いた時に、他方の起振軸22Bの
偏心質量7Bの重心位置も、当該他方の起振軸22Bの軸心
に対して、対向する一方の起振軸22Aの方を向くような
関係をもっている。また、一対の起振軸22A,22Bの相互
の位置関係は、例えば第3図(a)〜(d)に示す状態
では、路面に対して略垂直となっている。
そして、本発明の振動ローラ体1は第2図及び第4図
に示すように、前記皿状支持体11にシリンダ10を固着
し、該シリンダ10のピストンロッド10aを枠体6のフラ
ンジ6Eに取着し、前記シリンダ10のピストンロッド10a
の作動により90度範囲の回動を可能としている。90度の
回動をすると、第3図(a)〜(d)に示すように、一
対の起振軸22A,22Bは、路面に対して略水平な位置関係
に変化する。なお、28,29は枠体6の回動限度のための
ストッパである。
このように構成すると、シリンダ10のピストンロッド
10aを作動させる以前は、一対の起振軸22A,22Bは路面に
対して略垂直な位置関係にあり、第3図に示すように、
(b)状態で図中において偏心質量7A,7Bが共に左方に
向くので、転動輪2の接地部にP方向(左方向)に向く
振動力が働き、(d)状態で図中において偏心質量7A,7
Bが共に右方に向くので、転動輪2の接地部にQ方向
(右方向)に向く振動力が働く。(a)状態,(c)状
態では互いに偏心質量7A,7Bが下向きのとき上向き、上
向きのとき下向きとなるので遠心力は互いにキャンセル
される。従って、転動輪2の接地部は前後方向の水平振
動を行う。シリンダ10のピストンロッド10aを伸張させ9
0度枠体6を回動し一対の起振軸22A,22Bを路面に対して
水平な位置関係にすると、第5図に示すように、(b)
状態で図中において偏心質量7A,7Bが共に上方向を向く
ので、転動輪2の接地部にR方向(上方向)に向く振動
力が働き、(d)状態で図中において偏心質量7A,7Bが
共に下方向に向くので、転動輪2の接地部にS方向(下
方向)に向く振動力が働く。(a)状態,(c)状態で
は互いに偏心質量7A,7Bが右向きのとき左向き、左向き
のとき右向きとなるので遠心力は互いにキャンセルされ
る。従って、転動輪2の接地部は上下方向の上下振動を
行う。
なお、一対の起振軸22A,22Bは、路面に対して略垂直
な位置関係から略水平な位置関係に至る範囲における所
定の位置に回動させられるもので、これにより、転動輪
2の接地部には、上下方向及び水平方向の双方の振動を
併せ持つ斜め方向の振動を行わせることができる。
このように本発明はシリンダ10等の回転駆動機構の作
動により枠体6を回動させることによって、水平振動と
上下振動を切替えでき、操縦席等にスイッチ等を設けて
容易に操作することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることはなく、
発明の思想を逸脱しない範囲内において種々の改変並び
に実施態様をとりうることは勿論である。例えば、回転
駆動機構は歯車やチェーン及びカム等でもよく、操縦席
でのスイッチによる操作以外でも可能で、また駆動源は
空気圧,油圧,及び電気など種々のものが考えられる。
また、本実施例では起振用のモータから駆動軸への動力
の伝達をカップリング,ギヤトレーンにより行ったが、
ジョイント,チェーン,ベルト等の手段を用いてもよ
い。更に本実施例では起振モータを転動輪の回転軸線上
に設けたが、支持体上に設けてもよく、ベルトやチェー
ン等を介して駆動軸に伝動させればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の振動ローラによれば回
転駆動機構により枠体を回動させることにより一つの転
動輪内で水平振動機構から上下振動機構への切替えが可
能となり、施工環境の違いに対して一台でしかも簡単に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
実施例図の第1図は本発明の第1実施例の振動ローラの
転動輪を示す断面図、第2図は第1図の要部拡大断面
図、第3図は第1図のIII−III線断面説明図で偏心質量
の位置関係に180度の位相差のある場合の起振軸の回転
動作を示す、第4図は第1図のIV矢視説明図、第5図は
シリンダにより枠体を90度傾けた状態の第1図のIII−I
II線断面説明図で偏心質量の位置関係に180度の位相差
のある場合の起振軸の回動動作を示すものである。 1……振動ローラ体、2……転動輪 5……振動機構、6……円筒形枠体 7A,7B……偏心質量、8……ギヤトレーン 9……起振用モータ、10……シリンダ 14……フレーム、18……支持体 20……駆動軸 22A,22B……起振軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転動輪の側方のフレームに取着された支持
    体と、前記転動輪の回転中心線を対称軸として略対象に
    配設された振動機構を形成する一対の起振軸と、該起振
    軸を囲繞し前記回転軸線上で回動可能に軸支された枠体
    と、該枠体及び前記支持体の間にあり前記枠体を回動さ
    せる回転駆動機構とから成ることを特徴とする振動ロー
    ラ。
  2. 【請求項2】前記一対の振動軸は、互いに逆方向に回転
    するように設けられるとともに、それぞれの起振軸の偏
    心質量位置は、回転の一時点において、一方の起振軸の
    偏心質量の重心位置が、当該一方の起振軸の軸心に対し
    て、対向する他方の起振軸の方を向いた時に、他方の起
    振軸の偏心質量の重心位置も、当該他方の起振軸の軸心
    に対して、対向する一方の起心軸の方を向くような関係
    をもつ請求項(1)に記載の振動ローラ。
  3. 【請求項3】前記回転駆動機構は、一対の起振軸を、路
    面に対して略垂直な位置関係から略水平な位置関係に至
    る範囲を回動させる請求項(1)または請求項(2)に
    記載の振動ローラ。
  4. 【請求項4】前記回転駆動機構は、支持体に設けたシリ
    ンダである請求項(1)ないし請求項(3)のいずれか
    に記載の振動ローラ。
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