JPH08303101A - 戸 車 - Google Patents

戸 車

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Publication number
JPH08303101A
JPH08303101A JP7106499A JP10649995A JPH08303101A JP H08303101 A JPH08303101 A JP H08303101A JP 7106499 A JP7106499 A JP 7106499A JP 10649995 A JP10649995 A JP 10649995A JP H08303101 A JPH08303101 A JP H08303101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
rail
rollers
door
arcuate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7106499A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kasai
賢治 葛西
保晴 ▲高▼島
Yasuharu Takashima
Tamotsu Matsuda
保 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP7106499A priority Critical patent/JPH08303101A/ja
Publication of JPH08303101A publication Critical patent/JPH08303101A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円弧に沿って移動する引き戸の動きをスムー
ズにし、摩耗量を減少可能にする戸車を提供する。 【構成】 円弧状に敷設された案内路6,13に沿って
転動する戸車であって、支軸3に独自に回動自在な2個
のコロ1,2を設け、一方のコロが前記円弧状案内路
6,13の円弧内周側に接し、他方のコロが前記円弧状
案内路6,13の円弧外周側に接する構造にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は引き戸などに設ける戸車
に関し、さらに詳しくは円弧状に敷設されたレール等の
案内路に沿って円滑に転動可能にした戸車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、引き戸の戸車は、レールの形状に
合わせた溝を有する1個のコロがレールの周面と接しな
がら回転する構造となっていた。この構造の戸車を有す
る引き戸は、レールが直線の場合、即ち引き戸が直線的
に移動される場合には問題ないが、レールが円弧状に敷
設されている場合には引き戸の動きが悪く、また戸車の
コロの摩耗が激しくなり、時には破損するといった問題
があった。
【0003】図3は従来の戸車のコロが円弧状に敷設さ
れたレールの上に乗った状態を示す概念図であり、断面
逆U字状のレール6の上に、このレール6の形状に相当
するU字溝9を形成したコロ5が乗っている。ところ
が、このレール6は平面視した場合、円弧状に敷設され
ており、レール6の円弧内側半径R2 と円弧外側半径R
1 とでは長さが異なる。このため、引き戸を動かすと戸
車のコロのU字溝9のレール内周側に沿う部分では遅
く、レール外周側に沿う部分では速く回転しようとする
現象が生じる。しかし従来の戸車は1個のコロ5が回転
する構造、即ち円弧状のレールの内周側に接して回転す
る面と同レールの外周側に接して回転する面の両方を有
する構造であるから、コロ5はレール6の内周側および
外周側に沿う部分とも同一の速度でしか回転することが
できず、U字溝9の円弧内周面8あるいは同外周面7と
レール6との間に滑りが生じ、摩擦抵抗が増大する。こ
れが引き戸の動きが悪く、コロの摩耗が激しいといった
現象の原因となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、円弧
状に敷設されたレールのような案内路に沿って移動する
引き戸の動きをスムーズにし、戸車のコロの摩耗量を減
少する構造を有する戸車を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、平面視円弧状に敷設された案内路に沿って転動す
る戸車であって、支軸に対し独立に回動自在な2個のコ
ロを設け、一方のコロを前記円弧状案内路の円弧内周側
に当接し、他方のコロが前記円弧状案内路の円弧外周側
に当接するように構成したことを特徴とするものであ
る。
【0006】本発明における案内路は、その形態は特に
限定さるものではなく、凸状のレール、凹状の溝のいず
れであってもよく、またその断面形状もU字形、V字
形、角形などいずれであってもよい。中でも断面U字型
の凸状レールまたは凹状溝が好ましい。案内路は平面視
円弧状に敷設されるが、その湾曲半径は限定されない。
また、引き戸がドア状に片持ちの場合は正確に円弧を描
くが、引き戸の支軸も若干動いたり、また、引き戸の固
定を解除して引き戸を格納所へ移動させるような場合に
は必ずしも円弧である必要はない。
【0007】したがって、本発明における円弧とは、円
弧の組合せ、つまり曲線をも含むものである。コロの数
は最低2個は必要であり、3個以上であってもかまわな
い。コロの形状はその外周面が案内路の周面の半分、ま
たは一部に相当し、回動可能なものであれば特に限定さ
れない。
【0008】戸車の構造はコロが2個以上になるだけ
で、従来公知のものに準じて作ることができ、コロ及び
コロの軸、軸受、引き戸への取付け機能を有する枠等か
ら構成され、必要に応じて2個のコロの間へスペーサー
を挿入してもよいし、その他ストッパー等を取付けても
よい。コロの素材としては金属、合成樹脂、セラミック
スなど特に限定されないが、金属としてはアルミニウ
ム、鋼、ステンレス鋼、銅等が挙げられ、合成樹脂とし
てはポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミド等
のエンジニアリングプラスチック等が挙げられる。
【0009】中でも、強度、摺動性、騒音防止の面から
ポリアミドイミド樹脂が好ましい。以下、図面を参照し
て本発明を具体的に説明する。図1は本発明の第1の例
である戸車の断面図であり、コロ1,2は支軸3によっ
て軸支され、コロ1およびコロ2は互いの動きに干渉す
ることを防止するためのスペーサー4を介して隣接する
ように設置され、かつ独立に支軸3の周りに回動自在に
なっている。また、コロ1および2は外周面が半U字型
に欠けた半溝部を形成しており、コロ1および2を隣接
設置したとき、2個の半溝部によってU字型溝9を形成
している。
【0010】このようなコロを有する戸車をつけた引き
戸を図3で示したような円弧状のレールに乗せた場合、
コロ1の半溝部周面10はレールの円弧外周面にのみ接
し、コロ2の半溝部周面11はレールの円弧内周面にの
み接することになる。そして、引き戸を円弧状のレール
に沿って移動させるとコロ1はレールの外側に接してい
るから、レールの内側に接しているコロ2より速く回転
し、きしむことなく、スムーズに移動可能となる。
【0011】図2は本発明の第2の例の戸車の断面図で
あり、コロ1,2は支軸3によって軸支され、スペーサ
ー4を介して隣接するように設置されている。この実施
例では、コロ1,2の周面の切欠き形状が図1の実施例
とは異なっており、2個のコロが隣接設置されることに
よりU字型突起12が形成される。このようなコロは案
内路としてレールではなくU字型溝案内路13が使用さ
れる。
【0012】
【作用】本発明の戸車は独立に回動可能で、かつレール
の片面にのみ接するコロを2個以上備えているので、レ
ールが円弧となっていても外側のコロは内側のコロよ
り、速く回転し、自動車のカーブの時の内外輪速度差を
つけるような効果を得ることができる。
【0013】
【実施例】コロの部分をポリアミドイミド樹脂で加工し
た図1の形状の戸車を製作した。この戸車を回転半径2
mの円弧状のレールに沿って移動する引き戸に取り付
け、約100万回の開閉を行った後の状態は、引き戸の
移動は引き続きスムーズであり、コロの摩耗量が非常に
微少であるため、戸車を新たに交換する必要はなかっ
た。
【0014】一方、比較のため、コロの部分をポリアミ
ドイミド樹脂で加工して図3の形状の戸車を製作した。
この戸車を上記と同じ引き戸に取り付けて約100万回
の開閉を行なった後の状態は、引き戸の動きが悪く、コ
ロのレールと接触する溝部分の摩耗が激しいため戸車の
交換が必要であった。
【0015】
【発明の効果】上述したように、本発明の戸車によれ
ば、円弧状の案内路であっても、2個のコロが異なった
速さで回転するため引き戸の移動をスムーズにすること
ができ、コロの摩耗量を減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の戸車の1例を示す要部の断面図であ
る。
【図2】本発明の戸車の他の例を示す要部断面図であ
る。
【図3】従来の戸車が引き戸のレールにのった状態の模
式図である。
【符号の説明】
1,2 コロ 3 支軸 4 スペーサー 6 レール(案内路) 10,11 半溝部周面 12 U字型突起 13 U字型溝案内路 R1 レール外周半径 R2 レール内周半径

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視円弧状に敷設された案内路に沿っ
    て転動する戸車であって、支軸に対し独立に回動自在な
    2個のコロを設け、一方のコロを前記円弧状案内路の円
    弧内周側に当接し、他方のコロが前記円弧状案内路の円
    弧外周側に当接するように構成した戸車。
  2. 【請求項2】 前記案内路が断面逆U字状の凸型レール
    である請求項1に記載の戸車。
  3. 【請求項3】 案内路が断面U字状の凹型溝である請求
    項1に記載の戸車。
  4. 【請求項4】 前記コロが合成樹脂で構成されている請
    求項1〜3のいずれか1項に記載の戸車。
  5. 【請求項5】 前記合成樹脂がポリアミドイミド樹脂で
    ある請求項4に記載の戸車。
JP7106499A 1995-04-28 1995-04-28 戸 車 Pending JPH08303101A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7106499A JPH08303101A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 戸 車

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JP7106499A JPH08303101A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 戸 車

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JPH08303101A true JPH08303101A (ja) 1996-11-19

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ID=14435137

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JP7106499A Pending JPH08303101A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 戸 車

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JP (1) JPH08303101A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003269035A (ja) * 2002-03-15 2003-09-25 Asahi Kasei Corp ポリアセタール樹脂戸車
JP2008297716A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Jtekt Corp ガイドローラ

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