JPH08303044A - 木造家屋用耐震カプセル - Google Patents

木造家屋用耐震カプセル

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Publication number
JPH08303044A
JPH08303044A JP10495695A JP10495695A JPH08303044A JP H08303044 A JPH08303044 A JP H08303044A JP 10495695 A JP10495695 A JP 10495695A JP 10495695 A JP10495695 A JP 10495695A JP H08303044 A JPH08303044 A JP H08303044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
room
wooden house
capsule
aseismatic
house
Prior art date
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Pending
Application number
JP10495695A
Other languages
English (en)
Inventor
Chishiro Takemiya
千城 武宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP10495695A priority Critical patent/JPH08303044A/ja
Publication of JPH08303044A publication Critical patent/JPH08303044A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】木造家屋における耐震性を向上させるために用
いられる木造家屋用耐震カプセルを提供する。 【構成】垂直材11と横臥材12と斜材13とが立方体
状に骨組みされた耐震性の構造物1からなり、部屋2の
出入口26を確保しつつ部屋2の内寸に合わせて組立て
て、木造家屋の各部屋2単位毎に内蔵させる。 【効果】木造家屋の各部屋単位毎に、各部屋の内寸に合
わせて本発明耐震カプセルを組み立てて内蔵させること
により、2階部分や瓦屋根部分等の地震荷重が本発明耐
震カプセルにより支えられ、従って各部屋毎の耐震性が
向上すると共に家屋全体の倒壊や損壊が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐震性を向上させるた
めに木造家屋に用いられる木造家屋用耐震カプセルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、木造家屋は柱や梁等の木造軸組部
材の端部を蟻形、鎌形等の継手形状に加工し、それらを
接合して組み立てていく軸組工法により建設されるのが
一般的であり、また屋根部分としては、通常、葺き土の
上に粘土瓦が覆設されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く一般の木造
住宅は、木材を使用し、また荷重を継手の軸部分で支
え、且つ重い屋根部分を有していることから、経日的に
木材の腐敗や白蟻等による老朽化等により木材の強度が
低下すると、特に直下型地震の際の縦揺れ等に対する耐
震性も極端に低下し、例えば阪神大震災に見られる如
く、強い縦揺れが起こると、2階建木造家屋等は、2階
部分及び重い瓦屋根部分の荷重を支えきれず、1階部分
が押しつぶされて損壊する等の例が沢山あったことは周
知のことである。
【0004】そこで本発明は上記の如き問題を解決し、
木造家屋における耐震性を向上させるために用いられる
木造家屋用耐震カプセルを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る木造家屋用耐震カプセルは、垂直材と横臥材
と斜材とが立方体状に骨組みされた耐震性の構造物から
なり、部屋の出入口を確保しつつ部屋の内寸に合わせて
組立てられ、木造家屋の各部屋単位毎に内蔵されること
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】この発明によれば、木造家屋の各部屋単位毎
に、各部屋の内寸に合わせて本発明耐震カプセルを組み
立てて内蔵させることにより、2階部分や瓦屋根部分等
の地震荷重が本発明耐震カプセルにより支えられ、従っ
て各部屋毎の耐震性が向上すると共に家屋全体の倒壊や
損壊が防止される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照
し、具体的に説明する。
【0008】まず図1は本発明木造家屋用耐震カプセル
の一実施例を示す斜視図であって、図1において、本発
明木造家屋用耐震カプセルは、垂直材11と横臥材12
と斜材13とが立方体状に骨組みされた耐震性の構造物
1からなるものであり、具体的には鉄骨等からなる垂直
材11と横臥材12とが端部をボルト等により結合され
て組立自在な立方体が形成され、該立方体の相対向する
角部間は、斜材13としてのブレースが結合されてブレ
ース構造となされ、前記角部間を引張する三次元構造に
することにより耐震性を確保した構造物1となされてい
る。なお垂直材11、横臥材12、斜材13の本数は特
に限定されるものではなく、構造物1の大きさにより必
要な耐震性を勘案して適宜決定すればよい。
【0009】さらに前記立方体の構造物1は、内蔵され
る部屋の内寸に合わせた形状、すなわち内蔵される部屋
の天井面、壁面、床面に構造物のそれぞれの面がほぼ当
接される如き形状となされ、また内蔵される部屋の出入
口に対向する部分は、斜材13が除かれて出入口14が
確保され、構造物1の内部に出入り可能となされてい
る。
【0010】次に図2は、上記の如き本発明実施例が家
屋に内蔵されている状態を示し、家屋を一部切欠いた説
明図であって、柱21と梁22からなる軸組構造に天井
板23、壁24、床板25が取付けられて建設された通
常の木造家屋の一部屋2に、垂直材11と横臥材12と
斜材13とで骨組みされた耐震性の構造物1が内蔵さ
れ、該構造物1は、部屋2の出入口26に相対向する面
の斜材13が除かれて構造物1の内部への出入口14が
確保され、また部屋2の天井板23、壁24、床板25
にそれぞれの面がほぼ当接される立方体となされてい
る。なお構造物1は、部屋2の壁24や柱21等にボル
ト等で固定されているのが安定して好ましいが、固定さ
れていなくてもよい。また構造物1の内面は化粧を施さ
ずにそのままであってよいが、構造物1を構成する垂直
材11、横臥材12、斜材13が露出されて部屋2とし
ての美観に欠けるため、内面を壁面材、天井材、床面材
等で化粧するのが好ましい。
【0011】前記構造物1は、木造家屋が新築される際
に、各部屋2毎に内蔵されて木造家屋と共に建設されて
もよいし、既設の木造家屋の部屋2内で構造物1を組み
立てることにより、構造物1が内蔵されるようにしても
よい。すなわち既設の木造家屋の部屋2内に内蔵させる
場合は、予め内蔵させる部屋2の内寸に合わせた寸法の
垂直材11と横臥材12と斜材13をそれぞれ用意し、
部屋2の出入口26を確保しつつこれらを部屋2の内寸
に沿って組み立てることにより構造物1を内蔵させるこ
とができる。なお木造家屋が新築される際に構造物1を
内蔵させる場合は、構造物1を新築される部屋2の天井
板23、壁24、床板25内に埋設させるようにすれ
ば、部屋2の内空間が構造物1により狭くならない。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、木造家屋の各部屋単
位毎に、各部屋の内寸に合わせて本発明耐震カプセルを
組み立てて内蔵させることにより、2階部分や瓦屋根部
分等の地震荷重が本発明耐震カプセルにより支えられ、
従って各部屋毎の耐震性が向上すると共に家屋全体の倒
壊や損壊が防止される。また新築のみならず既設の木造
家屋にも内蔵させて耐震性を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の実施例が家屋に内蔵されている状態を示
し、家屋を一部切欠いた説明図である。
【符号の説明】
1 構造物 11 垂直材 12 横臥材 13 斜材 14 出入口 2 部屋 21 柱 22 梁 23 天井板 24 壁 25 床板 26 出入口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直材と横臥材と斜材とが立方体状に骨
    組みされた耐震性の構造物からなり、部屋の出入口を確
    保しつつ部屋の内寸に合わせて組立てられ、木造家屋の
    各部屋単位毎に内蔵される木造家屋用耐震カプセル
JP10495695A 1995-04-28 1995-04-28 木造家屋用耐震カプセル Pending JPH08303044A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10495695A JPH08303044A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 木造家屋用耐震カプセル

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JP10495695A JPH08303044A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 木造家屋用耐震カプセル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08303044A true JPH08303044A (ja) 1996-11-19

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ID=14394554

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10495695A Pending JPH08303044A (ja) 1995-04-28 1995-04-28 木造家屋用耐震カプセル

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JP (1) JPH08303044A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528071A (ja) * 2008-07-13 2011-11-10 モハマド アドナン ダドウシュ、イヤド 幾何学的構造システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011528071A (ja) * 2008-07-13 2011-11-10 モハマド アドナン ダドウシュ、イヤド 幾何学的構造システム

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