JPH08302742A - 建設機械用キャブヘッドガ−ド - Google Patents
建設機械用キャブヘッドガ−ドInfo
- Publication number
- JPH08302742A JPH08302742A JP7108376A JP10837695A JPH08302742A JP H08302742 A JPH08302742 A JP H08302742A JP 7108376 A JP7108376 A JP 7108376A JP 10837695 A JP10837695 A JP 10837695A JP H08302742 A JPH08302742 A JP H08302742A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cab
- head guard
- holding piece
- bracket
- guard
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ISO3499の要件を満足し、しかもキャ
ブの天井に取り付けた時、キャブにかゝる負担を減らす
ため、従来の鋼板に代るより軽量でしかも強度のある材
料のものにすることを目的とする。 【構成】 建設機械用キャブヘッドガ−ドにポリカ−ボ
ネ−ト等のエンジニヤリング・プラスチック板を使用し
た。そしてキャブヘッドに固着した取付ブラケットに取
付けた挟持板にゴム板を介し、エンジニアリング・プラ
スチックを取付けた。
ブの天井に取り付けた時、キャブにかゝる負担を減らす
ため、従来の鋼板に代るより軽量でしかも強度のある材
料のものにすることを目的とする。 【構成】 建設機械用キャブヘッドガ−ドにポリカ−ボ
ネ−ト等のエンジニヤリング・プラスチック板を使用し
た。そしてキャブヘッドに固着した取付ブラケットに取
付けた挟持板にゴム板を介し、エンジニアリング・プラ
スチックを取付けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建設機械のキャブヘッド
ガ−ドに関するものである。
ガ−ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械用キャブにはヘッドガ−ドを取
り付け、落下物からキャブを保護している。このヘッド
ガ−ドは、ISO3449に定められた性能要求事項を
満たさなければならない。従来、ヘッドガ−ドには板厚
8mm程度の鋼板を使用している。しかし鋼板は重量が8
0kg以上となり、キャブの天井の上面に取り付けた際、
振動でキャブに亀裂が生じる恐れがある。
り付け、落下物からキャブを保護している。このヘッド
ガ−ドは、ISO3449に定められた性能要求事項を
満たさなければならない。従来、ヘッドガ−ドには板厚
8mm程度の鋼板を使用している。しかし鋼板は重量が8
0kg以上となり、キャブの天井の上面に取り付けた際、
振動でキャブに亀裂が生じる恐れがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ISO3499の要件
を満足し、しかもキャブに取り付けた時、キャブにかゝ
る負担を減らすため、従来の鋼板に代え、より軽量でし
かも強度のある材料でヘッドガ−ドを構成することを目
的とする。
を満足し、しかもキャブに取り付けた時、キャブにかゝ
る負担を減らすため、従来の鋼板に代え、より軽量でし
かも強度のある材料でヘッドガ−ドを構成することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】キャブ天井の上面に固着
したブラケット5を介し、弧状に成形したエンジニアリ
ング・プラスチック板を隔設した。又キャブの天井の上
に固着したブラケット5に挟持片6を取付け、この挟持
片にゴム板4を介しエンジニアリング・プラスチック板
の端縁部を取付けた。
したブラケット5を介し、弧状に成形したエンジニアリ
ング・プラスチック板を隔設した。又キャブの天井の上
に固着したブラケット5に挟持片6を取付け、この挟持
片にゴム板4を介しエンジニアリング・プラスチック板
の端縁部を取付けた。
【0005】
【作用】キャブヘッド上に弧状に成形したエンジニヤリ
ング・プラスチック板を一定間隔をあけて取り付けたの
で、重量が軽く、しかもISO規格に十分に合格する強
度をもったキャブヘッドを提供できる。又端縁をゴム板
を介して取付けることにより振動を吸収することができ
る。
ング・プラスチック板を一定間隔をあけて取り付けたの
で、重量が軽く、しかもISO規格に十分に合格する強
度をもったキャブヘッドを提供できる。又端縁をゴム板
を介して取付けることにより振動を吸収することができ
る。
【0006】
【実施例】図1と図2を参照して説明する。図1で1は
キャブ本体である。キャブ本体1のキャブヘッド2はキ
ャブヘッドガ−ド3で覆われている。このキャブヘッド
ガ−ド3は前に述べたように、鋼板製であったが、本発
明ではこれをポリカ−ボネ−ト板等のエンジニヤリング
・プラスチック製としてより軽量化している。キャブヘ
ッドガ−ド3にたとえばポリカ−ボネ−ト板を用いるこ
とにより、重量は従来の鋼板の90kgから30kg程度と
約1/3に軽減させることができる。キャブヘッドガ−
ド3の形状は上に向って凸の弧状に成形してより強度を
高めている(図1)。5はキャブヘッド2上に固着した
取付ブラケットで、この取付ブラケット5にはさらに断
面U字状の挟持片6が固着されている。ポリカ−ボネ−
ト板はその端縁が挟持片6に挿入されて取付けられてい
る。4はポリカ−ボネ−ト板と挟持片6との間に装着し
たゴム板である。
キャブ本体である。キャブ本体1のキャブヘッド2はキ
ャブヘッドガ−ド3で覆われている。このキャブヘッド
ガ−ド3は前に述べたように、鋼板製であったが、本発
明ではこれをポリカ−ボネ−ト板等のエンジニヤリング
・プラスチック製としてより軽量化している。キャブヘ
ッドガ−ド3にたとえばポリカ−ボネ−ト板を用いるこ
とにより、重量は従来の鋼板の90kgから30kg程度と
約1/3に軽減させることができる。キャブヘッドガ−
ド3の形状は上に向って凸の弧状に成形してより強度を
高めている(図1)。5はキャブヘッド2上に固着した
取付ブラケットで、この取付ブラケット5にはさらに断
面U字状の挟持片6が固着されている。ポリカ−ボネ−
ト板はその端縁が挟持片6に挿入されて取付けられてい
る。4はポリカ−ボネ−ト板と挟持片6との間に装着し
たゴム板である。
【0007】さて、ISO規格3449によれば、標準
試験重錘(227kg)を、5.2mの高さから落下させた
際に生じるエネルギ−(11、600J)を、ヘッドガ−
ドが吸収し、重錘がキャブ内に侵入しない様になってい
る。いまポリカ−ボネ−ト板の板厚を12.7mmとし、
キャブ天井との間のクリアランスを140mm程度となる
様、ポリカ−ボネ−ト板に上に凸の弧状曲面(R)をつけ
る。この状態で11、600J相当の荷重がかかった場
合、ポリカ−ボネ−ト板に生じるたわみ量は137mm程
度であり、落下重錘はキャブにまで達しない。また、挟
持片6内に取り付けられているゴム板4により衝撃をあ
る程度吸収させることもできる。なおポリカ−ボネ−ト
板は他のエンジニアリング・プラスチック材を用いるこ
とが出来る。
試験重錘(227kg)を、5.2mの高さから落下させた
際に生じるエネルギ−(11、600J)を、ヘッドガ−
ドが吸収し、重錘がキャブ内に侵入しない様になってい
る。いまポリカ−ボネ−ト板の板厚を12.7mmとし、
キャブ天井との間のクリアランスを140mm程度となる
様、ポリカ−ボネ−ト板に上に凸の弧状曲面(R)をつけ
る。この状態で11、600J相当の荷重がかかった場
合、ポリカ−ボネ−ト板に生じるたわみ量は137mm程
度であり、落下重錘はキャブにまで達しない。また、挟
持片6内に取り付けられているゴム板4により衝撃をあ
る程度吸収させることもできる。なおポリカ−ボネ−ト
板は他のエンジニアリング・プラスチック材を用いるこ
とが出来る。
【0008】
【効果】キャブヘッド上にキャブ天井から一定の間隔を
あけてエンジニヤリングプラスチック板製のキャブヘッ
ドガ−ドを取付けたので、プラスチック板の取付部にそ
の重量で亀裂が生ずることなく、従来の鋼板と同等の強
度を持たせることが可能となった。したがって、キャブ
ヘッド上に上方から重量物が落下しても、その衝撃エネ
ルギ−を完全に吸収し、キャブを保護することができ
る。又取付ブラケット5に挟持片6を設け、これにゴム
板4を介しプラスチック板の端縁部を支持させたので、
これによりさらにショックを吸収することができる。
あけてエンジニヤリングプラスチック板製のキャブヘッ
ドガ−ドを取付けたので、プラスチック板の取付部にそ
の重量で亀裂が生ずることなく、従来の鋼板と同等の強
度を持たせることが可能となった。したがって、キャブ
ヘッド上に上方から重量物が落下しても、その衝撃エネ
ルギ−を完全に吸収し、キャブを保護することができ
る。又取付ブラケット5に挟持片6を設け、これにゴム
板4を介しプラスチック板の端縁部を支持させたので、
これによりさらにショックを吸収することができる。
【図1】本発明に関るキャブを示し、(a)は側面図、
(b)は図1の右側面図。
(b)は図1の右側面図。
【図2】図1のA部詳細図。
1 キャブ本体 2 キャブヘッド 3 キャブヘッドガ−ド 4 ゴム板 5 取付ブラケット 6 挟持片
Claims (2)
- 【請求項1】 キャブ天井の上面に固着したブラケット
(5)を介し、弧状に成形したエンジニアリング・プラス
チック板を隔設したことを特徴とする建設機械用キャブ
ヘッドガ−ド。 - 【請求項2】 ブラケット(5)に挟持片(6)を取付け、
該挟持片(6)にゴム板(4)を介しエンジニアリング・プ
ラスチック板の端縁部を取付けた請求項1の建設機械用
キャブヘッドガ−ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7108376A JPH08302742A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 建設機械用キャブヘッドガ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7108376A JPH08302742A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 建設機械用キャブヘッドガ−ド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08302742A true JPH08302742A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=14483207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7108376A Pending JPH08302742A (ja) | 1995-05-02 | 1995-05-02 | 建設機械用キャブヘッドガ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08302742A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2281952A1 (en) * | 2009-07-29 | 2011-02-09 | Kobelco Construction Machinery Co. Ltd. | Construction machine |
CN110001569A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-07-12 | 上海鹄鸫重工机械有限公司 | 一种卡车驾驶室的保护装置 |
-
1995
- 1995-05-02 JP JP7108376A patent/JPH08302742A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2281952A1 (en) * | 2009-07-29 | 2011-02-09 | Kobelco Construction Machinery Co. Ltd. | Construction machine |
US8287033B2 (en) | 2009-07-29 | 2012-10-16 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Construction machine |
CN110001569A (zh) * | 2019-03-18 | 2019-07-12 | 上海鹄鸫重工机械有限公司 | 一种卡车驾驶室的保护装置 |
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