JPH08302514A - 芯地接着プレス装置 - Google Patents

芯地接着プレス装置

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JPH08302514A
JPH08302514A JP11331895A JP11331895A JPH08302514A JP H08302514 A JPH08302514 A JP H08302514A JP 11331895 A JP11331895 A JP 11331895A JP 11331895 A JP11331895 A JP 11331895A JP H08302514 A JPH08302514 A JP H08302514A
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interlining
belt
pair
belts
heater
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Yoshiyuki Kobayashi
良幸 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 仕上り製品の巻き込みを防止することがで
き、また、作業の自動化を図ることのできる芯地接着プ
レス装置を提供する。 【構成】 同期して連続的に循環駆動する一対の第1、
第2のベルト11,12により被処理品を挟み込んで移
送し、それらベルトの重合部を回転ドラム10に巻回し
て被処理品を反転させる。被処理品を加熱して接着材を
溶融せしめるヒータ15と、その後段に配置されて被処
理品をプレスする一対のプレスローラ13a,14aを
具備する。少なくとも芯地に接する側のベルト12とし
て帯状体12aとネット体12bからなる二重ベルトを
採用し、ネット体をプレスローラの後段側において剥離
ローラ14eに独立に巻回させて帯状体から強制的に剥
離させる。間欠的に駆動されることにより被処理品を間
欠的に送り出して前記一対のベルトに受け渡すためのセ
ットコンベア16を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、芯地を生地に対して接
着プレスするための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、この種の装置としては、
熱溶融性の接着材を予め芯地に塗布しておき、その芯地
を生地に重ね合わせて加熱プレスすることにより、接着
材を溶融せしめて接着する形式のものが主流であり、た
とえば図5や図6に示すような接着プレス装置が広く採
用されている。
【0003】図5に示すものは、ローラ1にベルト2を
巻回してなる一対のベルトコンベア3,3を上下に対向
配置するとともに、各ベルトコンベア3にヒータ4を組
み込んだ構成のもので、生地aと芯地bとを重ね合わせ
て双方のベルト2,2の間に挟み込んだ状態で移送しつ
つ、ヒータ4,4により加熱して接着材を溶融させ、か
つ上下のローラ1,1間でプレスして接着するようにし
たものである。また、図6に示すものは、ヒータを内蔵
したドラム5の表面に、ローラ6によって循環駆動され
るベルト7をドラム5表面に押圧した状態で巻回した構
成のもので、重ね合わせた生地aと芯地bとをドラム5
とベルト7の間に挟み込んで移送する間に、ドラム5に
よって加熱しつつベルト7によってドラム5表面に押圧
してプレスするようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
接着プレス装置にあっては、芯地bが薄いような場合に
は溶融した接着材の一部が芯地bから溶け出してベルト
2やドラム5に付着してしまうことがあり、したがって
仕上り製品がベルト2やドラム4に対して接着されてし
まってそのまま巻き込まれてしまうことがあった。
【0005】また、上記従来の接着プレス装置では、生
地aと芯地bとを重ね合わせて加熱プレス装置に送り込
む作業は手作業により行わざるを得ず、面倒であった。
このため、そのような作業を自動化して作業能率を向上
させることができ、ひいては作業の全自動化を図ること
のできる有効な方策が望まれていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、仕上り製品の巻き込みを防止することができ、ま
た、作業の自動化を図ることのできる有効な芯地接着プ
レス装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
予め熱溶融性の接着材が塗布された芯地を生地に重ね合
わせて加熱プレスすることにより、それら芯地と生地と
を接着する装置であって、循環経路の一部を重合させて
同期して連続的に循環駆動されることにより、それらの
重合部によって接着すべき被処理品を挟み込んで移送す
る一対のベルトと、前記一対のベルトの重合部が巻回さ
れることにより被処理品を反転させるための回転ドラム
と、前記一対のベルトにより移送されて回転ドラムより
送出された被処理品を加熱して接着材を溶融せしめるヒ
ータと、前記ヒータの後段に配置されて被処理品をプレ
スすることにより芯地と生地とを接着せしめる一対のプ
レスローラを具備し、前記一対のベルトのうち少なくと
も芯地に接する側のベルトを、帯状体と該帯状体の表面
に重ね合わされたネット体からなる二重ベルトにより構
成して、芯地がネット体を介して間接的に帯状体に接す
るものとし、かつ、該ネット体を前記プレスローラの後
段側において帯状体から剥離させるための剥離ローラに
対して帯状体とは独立に巻回してなることを特徴とする
ものである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、予め熱溶融
性の接着材が塗布された芯地を生地に重ね合わせて加熱
プレスすることにより、それら芯地と生地とを接着する
装置であって、循環経路の一部を重合させて同期して連
続的に循環駆動されることにより、それらの重合部によ
って接着すべき被処理品を挟み込んで移送する一対のベ
ルトと、前記一対のベルトの重合部が巻回されることに
より被処理品を反転させるための回転ドラムと、前記一
対のベルトにより移送されて回転ドラムより送出された
被処理品を加熱して接着材を溶融せしめるヒータと、前
記ヒータの後段に配置されて被処理品をプレスすること
により芯地と生地とを接着せしめる一対のプレスローラ
と、前記一対のベルトの前段に設けられ、間欠的に駆動
されることにより被処理品を間欠的に送り出して前記一
対のベルトの重合部に対して受け渡すセットコンベアと
を具備してなることを特徴とするものである。この場合
において、請求項3記載の発明は前記一対のベルトのう
ち少なくとも芯地に接する側のベルトを、帯状体と該帯
状体の表面に重ね合わされたネット体からなる二重ベル
トにより構成して、芯地がネット体を介して間接的に帯
状体に接するものとし、かつ、該ネット体を前記プレス
ローラの後段側において帯状体から剥離させるための剥
離ローラに対して帯状体とは独立に巻回するように構成
したものであり、請求項4記載の発明はセットコンベア
と前記一対のベルトの重合部の間に、それらの間の隙間
を塞いで被処理品を支持する受け渡しプレートを設けた
ものである。
【0009】さらに、請求項5記載の発明は上記各発明
の装置において、前記ヒータを前記芯地に接する側のベ
ルトが押し当てられつつ転動するローラヒータにより構
成するとともに、該ローラヒータを前記ベルトに対して
離接する方向に移動可能に設けたものであり、請求項6
記載の発明は送出される製品を積み重ねた状態で受け取
るためのスタッカを具備したものである。
【0010】
【作用】本発明の装置は、芯地と生地とを重ね合わせた
被処理品を一対のベルトにより挟み込んで移送し、回転
ドラムによって反転させた後、ヒータにより加熱して接
着材を溶融させ、一対のプレスローラによりプレスして
接着する。芯地が接する側のベルトとして採用した二重
ベルトは通常の帯状体の表面に網目の粗いネット体が重
ねられた形態のものであり、芯地から接着材が溶け出し
た際には製品がネット体の網目を通して帯状体に接着さ
れてしまうことはあってもネット体に対しては接着され
ることがない。したがって、プレスローラの後段で剥離
ローラによりネット体を帯状体から強制的に剥離させれ
ば、製品が帯状体に接着されていたとしてもネット体と
ともに自ずと引き剥がされ、巻き込まれてしまうことが
ない。
【0011】また、前記一対のベルトの前段にセットコ
ンベアを設けて、そのセットコンベアを一定時間間隔で
間欠駆動することにより、被処理品をセットコンベア上
にセットするのみで適正なタイミングで回転ドラム側へ
自動的に順次送り出されていき、したがって作業の自動
化を図り得る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図3を参
照して説明する。図1は本実施例の装置の全体概略構成
を示すもので、図中符号10は回転ドラム、11,12
は対をなす第1、第2のベルトである。第1のベルト1
1は上記回転ドラム10およびローラ13a,13bに
巻回されて循環駆動されるものであり、第2のベルト1
2も上記回転ドラム10およびローラ14a,14b,
14c,14dに巻回されて循環駆動されるものであ
る。すなわち、上記第1、第2のベルト11,12はそ
れらの循環経路の一部が互いに重合しているとともに、
その重合部が上記回転ドラム10に巻回されたものとな
っている。そして、第1、第2のベルト11,12は生
地aと芯地bとを重ね合わせた被処理品をそれらの重合
部に挟み込んで移送することにより、その被処理品を上
記回転ドラム10の上部側から送り込み、反転させて回
転ドラム10の下部側から送り出すようにされている。
【0013】上記第1のベルト11としては従来一般に
採用されている通常の帯状体が採用されているが、上記
第2のベルト12としては通常の帯状体12aの表面に
網目の粗いネット体12bを重ね合わせた二重ベルトが
採用されている。そして、それら帯状体12aとネット
体12bはローラ14b,14c,14dおよび回転ド
ラム10に対しては重ね合わされた状態で一体に巻回さ
れているが、図3に示すように上記ローラ14aに対し
ては帯状体12aのみが巻回され、ネット体12bはそ
の前方に設けられている剥離ローラ14eに対して独立
に巻回されている。したがって、帯状体12aはローラ
14aを回って循環するが、ネット体12bはローラ1
4aの位置で帯状体12aから強制的に引き剥がされて
剥離ローラ14eまで達し、その剥離ローラ14eを回
って循環し、ローラ14aの位置で再び帯状体12aに
重なることになる。
【0014】また、上記ローラ14aの手前側には、第
2のベルト12に接して転動し得るローラヒータ15が
2段にわたって配置され、それらのローラヒータ15に
より第2のベルト12を介して芯地bが加熱されてそこ
に予め塗布されている接着材が溶融するようになってい
る。このローラヒータ15は第2のベルト12に対する
押圧力を調節するべく上下方向に移動可能とされてい
る。なお、第2のベルト12の耐熱性が充分である場合
にはローラヒータ15を第2のベルト12に対して常時
接触させておいても良いが、第2のベルト12を熱的に
保護することを目的として常時はローラヒータ15を降
下させて第2のベルト12から退避させておき、被処理
品がローラヒータ15の位置を通過するタイミングに合
わせてローラヒータ15を上昇させてそのときのみ第2
のベルト12に接するようにすることも考えられる。
【0015】さらに、第2のベルト12が巻回されてい
る上記ローラ14aと、その直上に位置して第1のベル
ト11が巻回されている上記ローラ13aとは一対のプ
レスローラを構成しており、それらにより被処理品がプ
レスされることによって、上記ローラヒータ15により
溶融した接着材により生地aと芯地bとが接着されるよ
うになっている。
【0016】また、本装置においては、回転ドラム10
の上部に対して被処理品を送り込むためのセットコンベ
ア16が設けられている。このセットコンベア16はロ
ーラ17a,17bに巻回したベルト18を循環駆動す
るものであるが、所望の時間間隔で間欠的に駆動される
ものとされ、ベルト18上に置かれた被処理品を適正な
タイミングで回転ドラム10側に移送するものである。
セットコンベア16におけるローラ17aは図2に示す
ように上記ローラ13bよりやや高い位置にあるととも
に、それらローラ17a,13b間には受け渡しプレー
ト19が設けられ、セットコンベア16により移送され
た被処理品はその受け渡しプレート19を介して落下す
ることなく第1、第2のベルト11,12間に挟み込ま
れて回転ドラム10側へさらに移送されるようになって
いる。
【0017】なお、図1における符号20は製品の送出
速度と同期して前後方向に往復移動することによって製
品を重ねた状態で受け取るためのスタッカ、21は装置
全体を収納しているケーシングである。
【0018】上記構成の装置では、回転ドラム10を連
続的に回転させるとともにそれに同期させて第1、第2
のベルト11,12を連続的に循環駆動させる。また、
セットコンベア16を所定時間間隔で自動的に間欠的に
作動するように調整しておく。そして、セットコンベア
16が停止している状態のときにそのベルト18上に生
地aと芯地bとを重ねてセットする。この際、生地aが
下側(ベルト18側)となり芯地bが上側となるように
する。セットコンベア16が作動すると被処理品は移送
されて受け渡しプレート19を介して第1、第2のベル
ト11,12の重合部に挟み込まれる。これにより、生
地aは第1のベルト11に、芯地bは第2のベルト12
に接することになるが、第2のベルト12は帯状体12
aの表面にネット体12bを重ねた二重ベルト構造であ
るので、芯地bはネット体12bの網目を通して帯状体
12aに対して接することになる。
【0019】そして、被処理品は第1、第2のベルト1
1,12に挟み込まれた状態で移送されて回転ドラム1
0により反転させられ、ローラヒータ15の位置を通過
する際にそのローラヒータ15により第2のベルト12
を介して芯地bが加熱され、これにより芯地bに予め塗
布されていた接着材が溶融する。引続いて、被処理品は
一対のプレスローラを構成しているローラ13a,14
aによりプレスされ、これにより生地aと芯地bとが接
着され、スタッカ20上に送り出されて受け取られる。
【0020】上記の装置によれば、間欠駆動されるセッ
トコンベア16を備えているので、そのセットコンベア
16が停止しているときに被処理品をセットするのみで
適正なタイミングで自動的に送り出されていき、したが
って従来のように被処理品を手作業により送り出す手間
を省略でき、その結果、作業の全自動化を図ることも可
能となる。
【0021】また、上記の装置によれば、第2のベルト
12として帯状体12aとネット体12bからなる二重
ベルトを採用し、ネット体12bを剥離ローラ14eよ
って帯状体12aから強制的に剥離させるようにしてい
るから、芯地bが第2のベルト12に対して接着されて
しまって巻き込まれてしまうことを確実に防止すること
ができるものである。すなわち、本装置においても芯地
bが薄いような場合には溶融した接着材が漏れ出して第
2のベルト12に付着してしまう余地はあり、その場合
は仕上り製品が第2のベルト12に接着されてしまうこ
とも懸念されるが、仮に製品が第2のベルト12に接着
されるとしても、網目の粗いネット体12bと製品との
接触面積はきわめて小さいので製品はネット体12に対
して接着されることはなく、製品はネット体12の網目
を通して帯状体12aに対して接着されることになる。
しかし、ネット体12bはプレスローラ13a,14a
の後段において帯状体12aから強制的に剥離されるか
ら、ネット体12bが剥離されることにより自ずと製品
は帯状体12aから引き剥がされてしまい、そのまま巻
き込まれてしまうことが未然に防止されるのである。な
お、上記の見地からはネット体12bの網目の寸法はで
きるだけ大きい方が好ましいが、ネット体12bに要求
される強度等も考慮すると網目の寸法はたとえば10m
mピッチ程度とすることが良い。
【0022】なお、上記実施例では被処理品を挟み込む
第1、第2のベルト11,12のうち、芯地bが直接的
に接することから製品が接着され易い第2のベルト12
のみを帯状体12aとネット体12bからなる二重ベル
トとしたが、それに加えて第1のベルト11としても同
様の二重ベルト構造を採用しても勿論良い。また、芯地
bを加熱するためのヒータは上記実施例のようなローラ
ヒータ15に限定されるものではなく、芯地bを有効に
加熱し得て接着材を溶融させることができればヒータの
形態は任意である。さらに、上記実施例では第1、第2
のベルト11,12を巻回するローラ13a,14aが
一対のプレスローラを兼用するように構成したが、プレ
ス専用のローラを備えても勿論良い。その他、種々の設
計的な変更を適宜行い得ることは言うまでもない。
【0023】図4は上記実施例の装置を基本としてさら
に種々の機能を付加した他の実施例の装置を示すもので
ある。まず、図4に示す装置にはローラ14aと対をな
すクリーナローラ30が設けられている。クリーナロー
ラ30はその表面に剛毛が植設されていて、ローラ14
aに巻回されている帯状帯12aの表面に接しつつ回転
することで帯状帯12aの表面に付着した接着材を剥離
除去するものである。また、本装置におけるセットコン
ベア16には、ベルト18を下面側から支持する鉄板等
の支持板31が設けられ、被処理品をベルト18上にセ
ットする際にベルト18が撓んでしまうことが防止され
るようになっている。また、本装置には、セットコンベ
ア16の手前側にセットテーブル32が配置されてい
る。セットテーブル32は水平部32aと垂直部32b
を有する屈曲したもので、被処理品である生地aと芯地
bの前部側の部分のみを水平部32a上において重ね合
わせることにより、それら生地aと芯地bの他の部分は
垂直部32bに沿って垂れ下がって自ずと重なり合うよ
うになっている。したがって、そのようにしてセットテ
ーブル32において重ね合わせた被処理品の前部を、セ
ットコンベア16の作動に同期させて手動により送り出
すことでセットコンベア16上に容易にセットできるも
のとなっている。さらに、上記実施例の装置ではセット
コンベア16を所望の時間間隔で間欠的に駆動するよう
にしたが、セットコンベア16上に被処理品がセットさ
れたことを検出するためのセンサ33を設けておき、そ
のセンサ33により被処理品の存在を検知したらセット
コンベア16を駆動するように構成することもできる。
そのセンサ33としては被処理品からの反射光を検出す
ることでその有無を検知するような光センサを用いるこ
とが考えられる。
【0024】
【発明の効果】以上で説明したように、請求項1記載の
装置は、被処理品を挟み込む一対のベルトのうち少なく
とも芯地に接する側のベルトとして帯状体とネット体か
らなる二重ベルトを採用するとともに、ネット体を剥離
ローラによって帯状体から強制的に剥離させる構成とし
たことにより、芯地から漏れ出した接着材により製品が
ベルトに接着されてしまったとしても、ネット体ととも
に製品を帯状体から引き剥がすことによって製品の巻き
込みを確実に防止することができるという効果を奏す
る。
【0025】また、請求項2記載の装置は、間欠的に駆
動されるセットコンベアを備えているので、そのセット
コンベアが停止しているときに被処理品をセットするの
みで適正なタイミングで自動的に送り出すことができ、
したがって従来のように被処理品を手作業により送り出
す手間を省略できるという効果を奏し、その結果、作業
の全自動化を図ることが可能となる。
【0026】さらに、請求項3記載の装置は二重ベルト
とセットコンベアの双方を備えたので上記効果を共に奏
し得るものであり、請求項4記載の装置はセットコンベ
アと一対のベルトの間に受け渡しプレートを設けたので
被処理品を落下させることなく確実に受け渡すことがで
き、請求項5記載の装置は芯地を加熱するヒータとして
ローラヒータを採用したので、そのローラヒータが転動
しつつベルトを介して芯地を確実に加熱することができ
るとともに、ローラヒータをベルトに対して離接する方
向に移動可能としたのでベルトに対する押圧力の調整が
できるとともに、常時は退避させておくことによりベル
トを保護することも可能であり、請求項6記載の装置は
製品を積み重ねた状態で受け取るためのスタッカを備え
ているので省力化と作業の自動化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である芯地接着プレス装置の全
体概略構成を示す側面図である。
【図2】同装置の要部拡大図である。
【図3】同装置の要部拡大図である。
【図4】本発明の他の実施例である芯地接着プレス装置
の全体概略構成を示す側面図である。
【図5】従来のプレス装置の一例を示す図である。
【図6】従来のプレス装置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
a 生地 b 芯地 10 回転ドラム 11 第1のベルト 12 第2のベルト 13a,14a プレスロール 14e 剥離ローラ 15 ローラヒータ 16 セットコンベア 19 受け渡しプレート 20 スタッカ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め熱溶融性の接着材が塗布された芯地
    を生地に重ね合わせて加熱プレスすることにより、それ
    ら芯地と生地とを接着する装置であって、 循環経路の一部を重合させて同期して連続的に循環駆動
    されることにより、それらの重合部によって接着すべき
    被処理品を挟み込んで移送する一対のベルトと、 前記一対のベルトの重合部が巻回されることにより被処
    理品を反転させるための回転ドラムと、 前記一対のベルトにより移送されて回転ドラムより送出
    された被処理品を加熱して接着材を溶融せしめるヒータ
    と、 前記ヒータの後段に配置されて被処理品をプレスするこ
    とにより芯地と生地とを接着せしめる一対のプレスロー
    ラを具備し、 前記一対のベルトのうち少なくとも芯地に接する側のベ
    ルトを、帯状体と該帯状体の表面に重ね合わされたネッ
    ト体からなる二重ベルトにより構成して、芯地がネット
    体を介して間接的に帯状体に接するものとし、かつ、該
    ネット体を前記プレスローラの後段側において帯状体か
    ら剥離させるための剥離ローラに対して帯状体とは独立
    に巻回してなることを特徴とする芯地接着プレス装置。
  2. 【請求項2】 予め熱溶融性の接着材が塗布された芯地
    を生地に重ね合わせて加熱プレスすることにより、それ
    ら芯地と生地とを接着する装置であって、 循環経路の一部を重合させて同期して連続的に循環駆動
    されることにより、それらの重合部によって接着すべき
    被処理品を挟み込んで移送する一対のベルトと、 前記一対のベルトの重合部が巻回されることにより被処
    理品を反転させるための回転ドラムと、 前記一対のベルトにより移送されて回転ドラムより送出
    された被処理品を加熱して接着材を溶融せしめるヒータ
    と、 前記ヒータの後段に配置されて被処理品をプレスするこ
    とにより芯地と生地とを接着せしめる一対のプレスロー
    ラと、 前記一対のベルトの前段に設けられ、間欠的に駆動され
    ることにより被処理品を間欠的に送り出して前記一対の
    ベルトの重合部に対して受け渡すセットコンベアとを具
    備してなることを特徴とする芯地接着プレス装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の芯地接着プレス装置であ
    って、 前記一対のベルトのうち少なくとも芯地に接する側のベ
    ルトを、帯状体と該帯状体の表面に重ね合わされたネッ
    ト体からなる二重ベルトにより構成して、芯地がネット
    体を介して間接的に帯状体に接するものとし、かつ、該
    ネット体を前記プレスローラの後段側において帯状体か
    ら剥離させるための剥離ローラに対して帯状体とは独立
    に巻回してなることを特徴とする芯地接着プレス装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3記載の芯地接着プレス
    装置であって、 前記セットコンベアと前記一対のベルトの重合部の間
    に、それらの間の隙間を塞いで被処理品を支持する受け
    渡しプレートを設けてなることを特徴とする芯地接着プ
    レス装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の芯地接
    着プレス装置であって、 前記ヒータを前記芯地に接する側のベルトが押し当てら
    れつつ転動するローラヒータにより構成するとともに、
    該ローラヒータを前記ベルトに対して離接する方向に移
    動可能に設けてなることを特徴とする芯地接着プレス装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の芯
    地接着プレス装置であって、送出される製品を積み重ね
    た状態で受け取るためのスタッカを具備してなることを
    特徴とする芯地接着プレス装置。
JP11331895A 1995-05-11 1995-05-11 芯地接着プレス装置 Withdrawn JPH08302514A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102213456B1 (ko) * 2020-07-17 2021-02-05 한제헌 심재가 내장된 의복용 밴드부재 연속 제작장치

Cited By (1)

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KR102213456B1 (ko) * 2020-07-17 2021-02-05 한제헌 심재가 내장된 의복용 밴드부재 연속 제작장치

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