JPH08302303A - 再剥離性掲示用シート - Google Patents

再剥離性掲示用シート

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JPH08302303A
JPH08302303A JP7105310A JP10531095A JPH08302303A JP H08302303 A JPH08302303 A JP H08302303A JP 7105310 A JP7105310 A JP 7105310A JP 10531095 A JP10531095 A JP 10531095A JP H08302303 A JPH08302303 A JP H08302303A
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JP
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sheet
sensitive adhesive
pressure
layer
releasable
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JP7105310A
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English (en)
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Takashi Sugibuchi
隆司 杉渕
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Publication date
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    • C09J7/20Adhesives in the form of films or foils characterised by their carriers
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 表面および裏面を有する基材シート101と、
その裏面の端部に帯状に設けられた再剥離性粘着剤層10
2とを有する再剥離性掲示用シートにおいて、該基材シ
ート101が、(a)表面の該再剥離性粘着剤層の位置に対応
する端部に帯状に設けられた剥離剤層103、および(b)裏
面の上記端部以外の部分に設けられたインク遮断剤層10
4、を有する再剥離性掲示用シート。 【効果】 良好な筆記性、剥離性及び外観を兼ね備えた
再剥離性掲示用シートが提供された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は再剥離性掲示用シートに
関する。
【0002】
【従来の技術】図3に示すような、表面および裏面を有
する基材シート301と、その裏面の端部に設けられた再
剥離性粘着剤層302とを有する再剥離性掲示用シートは
公知である。このようなシートは、図4に示すように、
通常数十枚を積み重ねたパッドとして提供される。
【0003】使用に際しては、通常、最上の基材シート
401の表面に情報が記入され、その後この基材シートが
剥離されて掲示に供される。
【0004】情報の記入には、使用者の嗜好により種々
の筆記用具が用いられる。例えば、油性ペンのように浸
透性の強いものが用いられる場合があれば、鉛筆のよう
に着色性に乏しいものが用いられる場合もある。したが
って、基材シートには、インクのいわゆる裏写りを防止
し、紙基材と同様に水性インキや鉛筆等にも馴染むとい
う良好な筆記性が要求される。
【0005】他方、掲示は、基材シートの裏面に設けら
れた再剥離性粘着剤層が物品の表面に接着し、基材シー
トをこの被着面に保持することにより行われる。したが
って、再剥離性粘着剤層は、パッドから剥離した後も、
基材シートを被着面に保持し続けるのに十分な粘着力を
有している必要がある。その一方、あまり強力な粘着剤
層はパッドからの基材シートの剥離を困難とするので好
ましくない。
【0006】良好な筆記性及び良好な剥離性を有する再
剥離性掲示用シートを得るために、通常、基材シートに
は種々の処理が施される。最も一般的には、図3に示す
ように、基材シートの表面全体に樹脂層303を設ける処
理が行われる。
【0007】特開平6-100846号公報は、基材シートの表
面が剥離性を改良するために処理されており、基材シー
トの裏面が防浸処理されている再剥離性掲示用シートを
開示する。
【0008】この表面処理は、基材シートの表面全体に
水溶性高分子からなる層を設けることにより行われてい
る。それゆえ、ここに開示の再剥離性掲示用シートは、
鉛筆のような水溶性インクを使用しない筆記具を用いる
場合の筆記性に劣り、剥離性にも劣る。
【0009】特開平4-348176号公報は、基材シートの表
面が、筆記性及び剥離性をともに改良するために処理さ
れている再剥離性掲示用シートを開示する。
【0010】この表面処理は、基材シートの表面全体
に、シリカのような充填剤を含有する塩化ビニル-酢酸
ビニル共重合樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂等
からなる層を設けることにより行われている。シリカの
ような充填剤は分散性に劣り、沈降及び凝集し易い。そ
れゆえ、ここに開示の再剥離性掲示用シートは、表面平
滑性や透明性に欠け、製造困難である。また、剥離性及
び筆記性も不十分である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題を解決するものであり、その目的とするところは、良
好な筆記性、剥離性及び外観を兼ね備えた再剥離性掲示
用シートを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面および裏
面を有する基材シートと、その裏面の端部に帯状に設け
られた再剥離性粘着剤層とを有する再剥離性掲示用シー
トにおいて、該基材シートが、(a)表面の該再剥離性粘
着剤層の位置に対応する端部に設けられた剥離剤層、お
よび(b)裏面の上記端部以外の部分に設けられたインク
遮断剤層、を有する再剥離性掲示用シート。を提供する
ものであり、そのことにより上記目的が達成される。
【0013】本発明で用いる基材シートは、従来から再
剥離性掲示用シートに用いられているいずれかの基材で
ある。これは、筆記体及び印刷体として情報識別及び装
飾のような機能を有するものであれば、特に限定されな
い。
【0014】例えば、上質紙、中質紙、ザラ紙、コート
紙のようなような紙材料及びプラスチック材料、これら
に金属薄を蒸着積層した材料、及び数種のこれらの材料
を積層したもの等が挙げられる。
【0015】基材シートの坪量は50〜200g/m2が好適で
ある。坪量が50g/m2未満では機械的強度に乏しくなる。
200g/m2を超えると重くなりすぎて、掲示における粘着
剤への負荷が大きくなり、被着面からはがれ易くなる。
【0016】基材シートの厚さは10〜100μmが好適であ
る。厚さが10μm未満では機械的強度に乏しくなり、印
刷、筆記の際に裏写りが生じ易くなる。100μmを超える
と、取扱いが不便となり、掲示における粘着剤への負荷
が大きくなり、被着面からはがれ易くなる。
【0017】基材シートの大きさは10x10cm以上の大型
が好適である。粘着剤の塗布積層等や表面印刷等も容易
となるためである。例えば、実公平6-500008号公報に記
載されているような、縦20〜30cm×横20〜30cmのイーゼ
ルパッドと呼ばれる大面積の基材シートも好適である。
【0018】基材シートの形状は特に限定されない。例
えば、正方形、長方形、円形、楕円形、菱形、その他動
植物や乗り物、建築物等を形とったものが好適に用いら
れる。また、使用性向上のため、基材シートの上部に取
っ手として、穴空けしたようなものも用いうる。
【0019】本発明で用いる再剥離性粘着剤は、従来か
ら再剥離性掲示用シートに用いられている再剥離性を有
する粘着材である。再剥離性粘着剤を基材シートの裏面
に設けることにより再剥離性粘着剤層が形成される。層
形成は、ホットメルト塗布及び溶液塗布のような当業者
に周知のいずれかの方法で行いうる。
【0020】再剥離性粘着剤層を設ける位置は特に限定
されない。例えば、シートの裏面全体に設けることがで
きる。大面積のシートも、確実に粘着保持することが可
能となるためである。例えば、図1に示すように、基材
シート101の裏面の端部に帯状に再剥離性粘着剤層102を
設け、残りの領域には粘着剤層を設けないことが好まし
い。パッド及び被着体等からシートを剥離し易くなり、
製造コストも低くなるからである。
【0021】但し、大面積の基材シートを用いる場合
は、基材シートを被着面に確実に保持するため、基材シ
ートの対向する2辺、3辺又は周囲端部に沿って帯状に
再剥離性粘着剤層を設けても良い。
【0022】再剥離性粘着剤層を基材シートに設ける
際、再剥離性粘着剤の量は、1〜100g/m2、特に10〜30g
/m2とすることが好ましい。1g/m2未満では、粘着力に
乏しくなる。100g/m2を超えると、再剥離性が低下した
り、設ける操作が困難となる。
【0023】再剥離性粘着剤は、基材シートを被着面に
保持可能な粘着力を有するものであれば、特に限定され
ない。大面積の基材シートを垂直の被着面に掲示するの
に十分な粘着力を有するものが好ましい。具体的には、
JIS-Z-0237に準拠した粘着力で、100g/2.54cm以上500g/
2.54cm以下を有する再剥離性粘着剤が特に好ましい。
【0024】例えば、特開平4-306281号公報に記載の再
剥離性粘着剤を好適に用いうる。この再剥離性粘着剤
は、粘着性を有する微粒子と粘着性バインダーとの混合
物である。この型の粘着剤では、一般に、微粒子は再剥
離性に寄与し、粘着性バインダーは、粘着力に寄与する
とされる。
【0025】微粒子は、微小な球状であれば、それ自身
粘着性でも非粘着性でも良い。微粒子が粘着性を有して
いる場合には、粘着剤全体としての粘着性が向上する。
微粒子が非粘着性の場合には、再剥離性粘着剤層の凝集
力が高くなり、弾性力が長期間保持されるためである。
【0026】粘着性を有する微粒子は、例えば米国特許
第3691140号に記載のアクリル系モノマーを水系又は有
機溶剤系の懸濁重合することにより製造できる。また、
非粘着性の微粒子としては、ポリスチレンのようなポリ
マー粒子、及びガラス粒子及び酸化チタンのような無機
粒子が使用できる。
【0027】微粒子の平均粒径は10〜300μm、特に30〜
100μmとすることが好ましい。10μm未満では再剥離性
に乏しくなり、300μmを超えると粘着力が低下するため
である。
【0028】上記特開平4-306281号公報では再剥離性粘
着剤層の粘着性バインダーとしてラテックス粘着剤が開
示されているが、溶剤タイプの粘着剤等も粘着性バイン
ダーとして使用可能である。これらバインダーの材料と
しては通常接着テープ等に使用されているものが使用可
能であり、具体的にアクリル系、ウレタン系、SBR系、
ポリエステル系及びゴム系樹脂が挙げられる。特に好ま
しい粘着性バインダーの材料は、微粒子と配合が容易で
粘着力が高く安価なアクリル系樹脂である。
【0029】なお、粘着性バインダーを重合、塗布する
際に用いる溶媒としては水系又は有機溶剤系のいずれで
も良く、例えば、水、エタノール、トルエン、メチルエ
チルケトン及び酢酸エチル等が挙げられる。
【0030】本発明で用いる剥離剤は、粘着剤の剥離性
を増大させるために従来から再剥離性 シートに用いら
れているいずれかの樹脂材料である。剥離剤を基材シー
トの表面に設けることにより剥離剤層が形成される。
【0031】剥離剤層を設ける位置は、再剥離性掲示用
シートをパッドとした場合に再剥離性粘着剤が接する部
分が覆われていれば特に限定されない。例えば、表面全
体に設けてもよく、周囲端部に沿って帯状に設けてもよ
い。しかしながら、剥離剤層を設ける位置は、再剥離性
掲示用シートをパッドとした場合に再剥離性粘着剤が接
する部分に限定することが好ましい。基材シートの表面
の筆記性に影響を及ぼす領域を最小限にするためであ
る。例えば、図1に示すように、基材シート101の表
面の再剥離性粘着剤層の位置に対応する端部に帯状に剥
離剤層103を設けうる。
【0032】剥離剤層を基材シートに設ける際、剥離剤
の量は0.01〜1.0g/m2、特に0.03〜0.6g/m2が好適であ
る。剥離剤の量が0.01g/m2未満では剥離性に乏しくな
り、1.0g/m2を超えると剥離剤層が基材シートから剥離
するおそれが生じるためである。
【0033】剥離剤は、剥離剤層として基材シートの表
面上に設けられ、その上に再剥離性接着剤層を積層した
場合に、この再剥離性接着剤層が再剥離性を保ったまま
滑らかに剥離することを可能とするものであれば特に限
定されない。この剥離剤は、基材シートの表面に筆記を
する場合に、紙基材と同様に水性インキや鉛筆等にも馴
染むものであることが好ましい。また、透明性、相溶性
に優れ、基材シートに良好な外観を付与するものである
ことがさらに好ましい。
【0034】例えば、シリコーン樹脂とビニル樹脂との
共重合体が好適に用いうる。ビニル樹脂としては、(メ
タ)アクリレート、酢酸ビニル、塩化ビニル-酢酸ビニル
及びビニルアルコール等が使用可能であるが、特に(メ
タ)アクリレートが好ましい。鉛筆で容易に筆記可能と
なるからである。また、シリコーン樹脂はシロキサン結
合を有する樹脂と定義されるが、特にジメチルシロキサ
ンを骨格とするものが好適である。少量の存在で優れた
剥離性を示すためである。
【0035】また、ビニル樹脂とシリコーン樹脂の化学
結合方法としては、グラフト結合により、シリコーン樹
脂中にアクリル基を導入しても良く、またビニル基を有
するシリコーンモノマーと(メタ)アクリレートモノマー
とを共重合させても良い。
【0036】本発明で好適に用いうるシリコーン剥離剤
の具体例としては、信越化学社製のシリコーン剥離樹脂
「X-62-2135」、及び東亜合成化学(株)社製の「サイマック
US-270」等が挙げられる。
【0037】その他、筆記性と剥離性を兼ね備えたシリ
コーン系剥離剤として、特開昭57-207646に開示される
フェニル基を分子鎖中に有するジオルガノポリシロキサ
ン、及びジメチルシロキサン化合物及びセルロース誘導
体を含む剥離用シリコーン組成物が好適である。これら
は、基材シートに対する密着力が高いという利点も有す
る。また、特開昭61-55178号公報に開示されるような反
応性シリコーン官能基を有するアルキレンオキシド系重
合体も筆記性が特に良好な点で好適である。さらに、特
開平2-127430号公報に開示されるようなシリコーンポリ
イミドも、耐熱性に優れる等の点で好適である。
【0038】これらのシリコーン系剥離剤は、一般に、
基材シートへの密着力向上のため、白金、チタン酸エス
テル類、有機すず化合物、アミン系化合物のような触媒
を、シリコーン系剥離剤100重量部に対して0.1〜5重量
部添加し、脱水縮合による硬化反応をさせることにより
製造される。
【0039】本発明で用いるインク遮断剤は、非粘着性
フィルム形成性樹脂材料である。インク遮断剤を基材シ
ートの裏面に設けることによりインク遮断剤層が形成さ
れる。層形成は、溶液塗布のような当業者に周知のいず
れかの方法で行いうる。
【0040】インク遮断剤層を設ける位置は、基材シー
トの表面において筆記が行われる領域に対応する裏面の
領域がインク遮断層で覆われていれば特に限定されな
い。例えば、シートの裏面全体に設けることができる。
その場合、再剥離性粘着剤層はインク遮断層の上に設け
られる。好ましくは、図1に示すように、基材シート10
1の裏面の再剥離性粘着剤層102が設けられた領域以外の
領域にインク遮断層104が設けられる。シートの厚さを
薄くすることが可能となり、材料コストも少なくなるか
らである。
【0041】インク遮断層を基材シートに設ける際、イ
ンク遮断剤の量は、1〜100g/m2が好適である。インク
遮断剤の量は1g/m2未満ではインクの裏移りを防止効果
に劣る。100g/m2を超えるとシート全体として厚くなっ
たり、塗布が困難となる。
【0042】インク遮断剤は、インク遮断層として基材
シートの裏面に設けられた場合にインクが基材シートを
通過して裏移りするの防止するものであれば特に限定さ
れない。このインク遮断剤は、基材シートの表面に筆記
をする場合に迅速な乾燥を促し、確実な筆記、印刷等を
可能とするものであることがさらに好ましい。
【0043】例えば、水溶性インクを用いての筆記に特
に効果的なポリビニルアルコール、ポリビニルホルマー
ル、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸、セルロー
スのような親水性高分子、及び油溶性インクを用いての
筆記に特に効果的な長鎖アルキル基含有アクリル樹脂、
ウレタン樹脂、高密度ポリエチレン等が挙げられる。
【0045】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。尚、特に断
らない限り、「部」及び「%」は重量基準である。
【0046】実施例1 信越化学社製シリコーン樹脂「X-62-2135」100重量部及び
信越化学社製白金触媒「PS-3」4重量部を混合することに
より剥離剤を調製した。表面と裏面とを有する縦30cm、
横25cmの長方形の上質紙(坪量68g/m2)の表面に、乾燥後
の塗布量が1g/m2となるように、得られた剥離剤をバー
コーターを用いて上端から5cmの幅で塗布した。
【0047】基材シート裏面全体に、乾燥後の塗布量が
20g/m2となるように、インク遮断剤(クラレ社製のポリ
ビニルアルコール)をバーコーターを用いて塗布した。
【0048】酢酸エチル中イソオクチルアクリレート90
部とアクリル酸10部とを重合して得られるエマルジョン
(平均粒径50μm、固形分60%)70部、及びイソオクチル
アクリレート95部とアクリル酸5部とを、開始剤として
AIBN1%、溶媒として酢酸エチルを使用して、65℃、24
時間の条件で溶液重合して得た樹脂溶液(平均分子量約8
5万、固形分30%)30部を混合することにより再剥離性粘
着剤を得た。
【0049】基材シート裏面に、乾燥後の塗布量が10g/
m2となるように、得られた際剥離性粘着剤をバーコータ
ーを用いて上端から5cmの幅で塗布し、再剥離性掲示用
シートを得た。
【0050】同様の手順で20枚の再剥離性掲示用シート
を作成し、全てを積層することによりパッドを得た。以
下の操作により、得られたパッドの剥離性及び筆記性等
を評価した。結果を表1に示す。
【0051】剥離性試験 パッドの表面のシートの90°剥離力を測定した。測定条
件は、JIS-Z-0237に準拠した。
【0052】筆記性試験 市販の油性ペン(ペンテル社製「ペンテルペンN50」)、水
性ペン(コクヨ社製「キャンパスPM-30」)及び鉛筆でシー
ト表面に筆記し、以下の基準で評価した。 良好:インクのはじき無し 不良:インクのはじきあり、筆記不可能、文字の判断困
難、又は指でこすると字が消滅
【0053】裏写り試験 筆記性試験と同じ油性ペン及び水性ペンを用いて筆記し
たシートを裏側から観察し、以下の基準で評価した。 良好:インクのにじみなし 不良:インクのにじみあり、又は手で押さえるとインク
が手に写る
【0054】密着力試験 剥離剤の上から、指で50回こすり、剥離剤層がシート表
面から剥離するか否かを以下の基準で評価した。 良好:剥離剤の剥離なし、又はわずかに剥離 不良:剥離剤が顕著に剥離
【0055】剥離粘着力試験 再剥離性掲示用シートを紙及びポリエステルフィルムに
接着し、このシートの180°ピール力を測定した。測定
条件は、JIS-Z-0237に準拠した。
【0056】実施例2 剥離剤として東亜合成化学社製の「サイマックUS-270」を
用いること以外は実施例1と同様にして再剥離性掲示用
シートを調製し、評価した。結果を表1に示す。
【0057】比較例1 剥離剤としてダウ・コーニング社製の「SILOFF294」を用
い、インク遮断層を設けないこと以外は実施例1と同様
にして再剥離性掲示用シートを調製し、評価した。結果
を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】良好な筆記性、剥離性及び外観を兼ね備
えた再剥離性掲示用シートが提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の再剥離性掲示用シートの一実施態様
を示す横面図である。
【図2】 本発明の再剥離性掲示用シートのパッドの一
実施態様を示す横面図である。
【図3】 従来の再剥離性掲示用シートの一例を示す横
面図である。
【図4】 従来の再剥離性掲示用シートのパッドの一例
を示す横面図である。
【符号の説明】
101…基材シート、 102…再剥離性粘着剤層、 103…剥離剤層、 104…インク遮断剤層。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面および裏面を有する基材シート101
    と、その裏面の端部に帯状に設けられた再剥離性粘着剤
    層102とを有する再剥離性掲示用シートにおいて、 該基材シート101が、(a)表面の該再剥離性粘着剤層の位
    置に対応する端部に帯状に設けられた剥離剤層103、お
    よび(b)裏面の上記端部以外の部分に設けられたインク
    遮断剤層104、を有する再剥離性掲示用シート。
  2. 【請求項2】 前記再剥離性粘着剤が、微粒子と粘着性
    バインダーとの混合物であり、そしてJIS-Z-0237により
    測定される接着力100〜500g/2.54cmを有する請求項1記
    載の再剥離性掲示用シート。
  3. 【請求項3】 前記剥離剤層が、シリコーン樹脂を含む
    請求項1記載の再剥離性掲示用シート。
  4. 【請求項4】 前記剥離剤層が、シリコーン樹脂と(メ
    タ)アクリル樹脂との共重合体からなる請求項1記載の
    再剥離性掲示用シート。
  5. 【請求項5】 前記インク遮断剤層が、シリコーン樹
    脂、ウレタン樹脂、ポリビニルアルコール樹脂からなる
    群から選択される少なくとも1種の樹脂からなる請求項
    1記載の再剥離性掲示用シート。
JP7105310A 1995-04-28 1995-04-28 再剥離性掲示用シート Pending JPH08302303A (ja)

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