JPH08301448A - 育苗箱積重ね装置 - Google Patents

育苗箱積重ね装置

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Publication number
JPH08301448A
JPH08301448A JP11076195A JP11076195A JPH08301448A JP H08301448 A JPH08301448 A JP H08301448A JP 11076195 A JP11076195 A JP 11076195A JP 11076195 A JP11076195 A JP 11076195A JP H08301448 A JPH08301448 A JP H08301448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sideward
arm
protrusion
raising seedling
lift cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP11076195A
Other languages
English (en)
Inventor
Mizuki Tanaka
瑞樹 田中
Retsu Fujioka
烈 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP11076195A priority Critical patent/JPH08301448A/ja
Publication of JPH08301448A publication Critical patent/JPH08301448A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 育苗箱1の張出部1aに下から係合可能な側
方突起11が下端に形成されたアーム9の一対を、各側
方突起11,11が向き合う状態で対向配置するととも
に、各側方突起11,11夫々の対向がわ側面11a
を、下拡がり状に傾斜したテーパ面とし、両アーム9,
9の夫々を水平方向軸心P回りに所定範囲で揺動可能に
枠体6に支承する。アーム9,9を閉じ付勢する巻バネ
12を備え、枠体6を、育苗箱1を搬送及び停止させる
コンベヤ2の上方に配備するとともに、枠体6を所定上
下範囲において駆動昇降可能に構成してある 【効果】 テーパ面による楔作用を利用することによ
り、単一の駆動機構のみの動作によって連続しての積重
ねが行えて、複数の駆動機構の相互制御が不要で構造を
簡素化でき、かつ、確実な作動が行われる積重ね装置を
提供できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、播種後や洗浄後の育苗
箱を自動的に所定段数積重ねる装置の改良技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の育苗箱積重ね装置としては、例
えば、特開平5‐294452号公報で示されたものが
知られており、育苗箱を持ち上げるリフト機構(符号1
0)と、持ち上げられた育苗箱を載置支持する支持機構
(符号11)とによって播種後の育苗箱を多段に積重ね
るように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、作
動不良や機構類の損傷なく円滑で良好に積重ね作動でき
る利点を備えているものであるが、電動モータ利用のリ
フト機構と、電動シリンダ利用の支持機構が一対必要で
あり、要は、箱を下から積み上げるだけにしては、構造
及びコスト面では比較的複雑かつ高価であって、改善の
余地があるように思える。本発明の目的は、構造が簡素
化され、かつ、コスト的にも有利となる育苗箱積重ね装
置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のために本
発明は、育苗箱上部の側方張出部を載せ付けての係合可
能な側方突起が下端部に形成されたアームの一対を、各
側方突起が向き合う状態で対向配置するとともに、各側
方突起夫々の対向がわ側面を、上に行くに連れて相手側
アームに寄るように傾斜したテーパ面に形成し、両アー
ムの夫々を水平方向軸心回りに所定範囲で揺動可能に枠
体に支承し、かつ、アームの夫々を、互いに向き合う方
向に復帰付勢する復元機構を備え、枠体を、育苗箱を載
置可能な受台の上方に配備するとともに、該枠体を所定
上下範囲において駆動昇降可能に構成してあることを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】請求項1の構成によると、詳細は実施例で説明
するが、図2に示すように、先ず、積重ね装置Aに例え
ば10段の育苗箱1が積重ねられている状態において、
受台2に育苗箱1が移送されてくると、昇降機構5によ
って枠体6が駆動下降され、図4(イ)に示すようにア
ーム下端の各テーパ面11aが育苗箱1の側方張出部1
aの上外側の角に接当し、その分力によって各アーム9
が復元機構12による復帰付勢力に抗して強制的に外側
に向けて押し広げられる。
【0006】引続き昇降機構5によって下げられる枠体
6が下限まで下降した時点では、側方突起11が側方張
出部1aよりも少し下がった位置となり、図4(ロ)に
示すように、復元機構12の作用によって各アーム9が
内方に復帰揺動し、側方突起11が側方張出部1aに係
合する。それから、昇降機構5によって枠体6を駆動上
昇させることにより、図4(ハ)に示すように新たに1
段の育苗箱1が下方から加算され、11段の育苗箱1が
積重ねられるのである。すなわち、昇降機構5の昇降作
動みのによって上記した一連の動作が行われ、育苗箱1
を所定段数に積重ねることができるのである。
【0007】この作動においては、受台2に載置された
固定状態の育苗箱1に、それ迄に積重ねられた育苗箱群
を一旦載せ替え、それから、最下端の育苗箱1にアーム
9を係合させて持ち上げるものである。故に、昇降機構
5の駆動速度を適宜に設定することによって、ショック
の少ない状態での積重ねが行え、土寄りが生じ難い等、
播種状態を乱すことなく作動させることができる。又、
昇降機構5単独の駆動で済むものであるから、例えば前
述した公報のもののように、2種の機構の作動タイミン
グを合わせることが不要であり、迅速な作動が行えると
ともに良好な作動が期待できるものである。
【0008】
【発明の効果】従って、テーパ面による楔作用を利用す
ることにより、単一の駆動機構のみの動作によって連続
しての積重ねが行えて、複数の駆動機構の相互制御が不
要で構造を簡素化でき、かつ、確実な作動が行われる積
重ね装置を提供できた。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に育苗箱積重ね装置、及びその工程前後の
設備関係の平面図が示され、2は育苗箱1の搬送コンベ
ヤ、Aは育苗箱1を押し上げて下方から順次積上げる積
重ね装置、4は積重ねられた育苗箱群3を載せて発芽室
等の後工程に運搬するための台車である。積重ね装置A
は、育苗プラント等で播種処理された後の育苗箱1を所
定段数(30段)積層するものである。
【0010】次に、積重ね装置Aについて説明する。先
に、育苗箱1の搬送方向を前後方向と定義しておく。図
2、図3に示すように、積重ね装置Aは搬送コンベヤ
(受台の一例)2の上方位置に配置されている。すなわ
ち、コンベヤフレームFに油圧又は電動による昇降シリ
ンダ(昇降機構の一例)5が下向きに固定され、そのピ
ストンロッド5aに枠体6を枢支連結する。枠体6は、
板材の組合せ溶着等によって形成され、前後において左
右上下に配置した計8個のローラ7を支承するととも
に、これらローラ7をコンベヤフレームFに形成された
レール部8に嵌め入れてあり、昇降シリンダ5の伸縮に
よって枠体6を所定範囲で駆動昇降自在に構成してあ
る。
【0011】枠体6には、その左右において前後方向の
揺動支点P回りで揺動可能な4個のアーム9をその上端
部において支承してあり、かつ、左右においては前後の
アーム9,9どうしを連結部材10によって連結一体化
してある。各アーム9の下端には、育苗箱1上部の側方
張出部1aを載せ付けての係合可能な側方突起11が形
成されており、左右の側方突起11,11が向き合う状
態で対向配置されている。
【0012】各側方突起11夫々の対向がわ側面を、上
に行くに連れて左右方向で相手側アーム9に寄るように
傾斜したテーパ面11aに形成し、かつ、アーム9の夫
々を、互いに向き合う方向に復帰付勢するダンパ付きの
圧縮型巻バネ(復元機構の一例)12を計4個備えてあ
る。巻バネ12は、アーム9における揺動支点Pよりも
上側の上端部と枠体6の前後側面部に亘って架設されて
おり、この巻バネ12の伸縮限界によってアーム9の揺
動域が所定範囲のものに定められている。尚、図3では
巻バネ12を省略してある。
【0013】又、巻バネ12の付勢力に抗して側方突起
11が開く方向に各アーム9を強制揺動可能なエアシリ
ンダ(又はソレノイド)13を枠体6に取付けてある。
このエアシリンダ13は、両端ロッド構造であり、全長
が伸縮するよう、各ピストンロッド13a,13aは互
いに反対方向に移動するように構成されている。ピスト
ンロッド13aの先端には、前後2箇所のアーム9,9
の上端に形成された長孔9aに挿入されるピン部材14
が連結されており、図2に示すように、アーム9の閉じ
状態では、ピン部材14は長孔9aの最も内側に寄った
状態になっている。そして、長孔(正確には、支点Pを
中心とする円弧長孔)9aは、アーム9下端の側方突起
11が育苗箱1を上下にやり過ごせるに十分なアーム9
の揺動角が現出される程度の長さに設定されている。
【0014】次に、この積重ね装置Aによる積重ね作用
について説明する。先ず、図2に示すように、昇降シリ
ンダ5が短縮状態にあって、各アーム9が閉じ揺動して
下端の側方突起11が最下端の側方張出部1aに係合し
ており、例えば10段に積重ねられた育苗箱1が支持さ
れている。次に、育苗箱1が搬送されて丁度積重ね装置
Aの直下位置に来ると、昇降シリンダ5が伸長駆動さ
れ、図4(イ)に示すように、側方突起11のテーパ面
11aが側方張出部1aの上外側の角に接当して、その
分力によってアーム9が巻バネ12の付勢力に抗して押
し広げられるとともに、尚も昇降シリンダ5によってア
ーム9は下がり続ける。
【0015】そして、側方突起11が側方張出部1aを
やり過ごした時点で昇降シリンダ5が停止し、そのとき
には図4(ロ)に示すように、巻バネ12の復帰付勢力
によってアーム9が閉じ揺動し、新しく搬送されてきた
育苗箱1の側方張出部1aに側方突起11が下方から自
動的に係合した状態となる。それから、伸長状態にある
昇降シリンダ5が短縮動して枠体6を上昇させることに
より、図4(ハ)に示すように育苗箱1が11段に積重
ねれるのであり、この一連の動作を30回繰り返し行う
ことで30段の育苗箱群3を作成できる。
【0016】〔別実施例〕受台2は、非駆動型のローラ
コンベヤ、或いは単なる固定台でも良く、要するに積重
ね装置Aの作用範囲における直下位置で育苗箱を受止め
るものであれば良い。昇降機構13をモータと回転カム
とでクランク運動する構造のもので構成するとか、復元
機構12をガスシリンダや引っ張り型バネ(この場合は
アームの作用点が本実施例のものとは異なる)で構成す
るものでも良い。又、本実施例では4個のアームを用い
ているが、前後幅の広いアーム9の一対(計2個)や6
箇所のアーム9によって育苗箱1を積重ねるものでも良
い。
【0017】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】積重ね装置部分の平面図
【図2】積重ね装置の構造を示す側面図
【図3】積重ね装置上部の構造を示す平面図
【図4】育苗箱の一連の積重ね動作を示す作用図
【符号の説明】
1 育苗箱 1a 側方張出部 2 受台 6 枠体 9 アーム 11 側方突起 11a 側面 12 復元機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 育苗箱(1)上部の側方張出部(1a)
    を載せ付けての係合可能な側方突起(11)が下端部に
    形成されたアーム(9)の一対を、各側方突起(1
    1),(11)が向き合う状態で対向配置するととも
    に、各側方突起(11),(11)夫々の対向がわ側面
    (11a)を、上に行くに連れて相手側アームに寄るよ
    うに傾斜したテーパ面に形成し、前記両アーム(9),
    (9)の夫々を水平方向軸心回りに所定範囲で揺動可能
    に枠体(6)に支承し、かつ、前記アーム(9),
    (9)の夫々を、互いに向き合う方向に復帰付勢する復
    元機構(12)を備え、 前記枠体(6)を、育苗箱(1)を載置可能な受台
    (2)の上方に配備するとともに、該枠体(6)を所定
    上下範囲において駆動昇降可能に構成してある育苗箱積
    重ね装置。
JP11076195A 1995-05-09 1995-05-09 育苗箱積重ね装置 Pending JPH08301448A (ja)

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JP11076195A JPH08301448A (ja) 1995-05-09 1995-05-09 育苗箱積重ね装置

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JPH08301448A true JPH08301448A (ja) 1996-11-19

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JP (1) JPH08301448A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000092993A (ja) * 1998-09-21 2000-04-04 Kubota Corp 積み重ね苗箱分離装置
JP2013208073A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Suzutec Co Ltd 育苗容器重ね方法および育苗容器重ね装置

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