JPH08300957A - エンジンルームの断熱遮音構造 - Google Patents
エンジンルームの断熱遮音構造Info
- Publication number
- JPH08300957A JPH08300957A JP13283795A JP13283795A JPH08300957A JP H08300957 A JPH08300957 A JP H08300957A JP 13283795 A JP13283795 A JP 13283795A JP 13283795 A JP13283795 A JP 13283795A JP H08300957 A JPH08300957 A JP H08300957A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine room
- heat insulating
- reinforcing plate
- insulating material
- heat
- Prior art date
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明はエンジンルーム内の換気を全体的に円
滑に行ない、かつエンジンルームの断熱性能を向上させ
ることを目的とする。 【構成】エンジンルーム１０の前部補強板６と該前部補
強板６の内側に張設される前部断熱遮音板２１との間に
間隙を設け、該間隙を空気流通路１８とし、更に該前部
断熱遮音材２１の下縁部を車体の前部床３よりも下方に
延長しかつ前方へ弯曲して空気ガイド部２１Ｇとする。
滑に行ない、かつエンジンルームの断熱性能を向上させ
ることを目的とする。 【構成】エンジンルーム１０の前部補強板６と該前部補
強板６の内側に張設される前部断熱遮音板２１との間に
間隙を設け、該間隙を空気流通路１８とし、更に該前部
断熱遮音材２１の下縁部を車体の前部床３よりも下方に
延長しかつ前方へ弯曲して空気ガイド部２１Ｇとする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワンボックスタイプの
自動車等の車両のエンジンルームの断熱遮音構造に関す
るものである。
自動車等の車両のエンジンルームの断熱遮音構造に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】図５に示すようにワンボックスタイプの
自動車にあっては車体(1) のダッシュロア(2) に続く前
部床(3) と後部床(4) との間にエンジンルーム開口部
(5) が設けられ、該エンジンルーム開口部(5) の前縁か
らは前部補強板(6) が立上り、後縁からはバルクヘッド
(7) が立上り、両側面は車体パネル(8) で被覆し、該前
部補強板(6) と該バルクヘッド(7) との間にはエンジン
カバー(9) を差渡してエンジンルーム(10)の上部を画定
している。従来は図６に示すように該前部補強板(6) 、
エンジンカバー(9) 、およびバルクヘッド(7) の内側に
断熱遮音材(11,12,13)を張設してエンジンルーム(10)上
部の断熱遮音を図っている。そして該エンジンルーム(1
0)内にはエンジン(14)が設置され、該エンジンルーム(1
0)のアンダーカバー(15)に送風ファン(16)を取付け、矢
印イに示すように自動車の走行風と必要に応じて送風フ
ァン(16)から取入れた空気とが該エンジンルーム(10)内
に送通されエンジンルーム(10)内が換気される。なお(1
7)はラジエーターファンである。
自動車にあっては車体(1) のダッシュロア(2) に続く前
部床(3) と後部床(4) との間にエンジンルーム開口部
(5) が設けられ、該エンジンルーム開口部(5) の前縁か
らは前部補強板(6) が立上り、後縁からはバルクヘッド
(7) が立上り、両側面は車体パネル(8) で被覆し、該前
部補強板(6) と該バルクヘッド(7) との間にはエンジン
カバー(9) を差渡してエンジンルーム(10)の上部を画定
している。従来は図６に示すように該前部補強板(6) 、
エンジンカバー(9) 、およびバルクヘッド(7) の内側に
断熱遮音材(11,12,13)を張設してエンジンルーム(10)上
部の断熱遮音を図っている。そして該エンジンルーム(1
0)内にはエンジン(14)が設置され、該エンジンルーム(1
0)のアンダーカバー(15)に送風ファン(16)を取付け、矢
印イに示すように自動車の走行風と必要に応じて送風フ
ァン(16)から取入れた空気とが該エンジンルーム(10)内
に送通されエンジンルーム(10)内が換気される。なお(1
7)はラジエーターファンである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成ではエン
ジンルーム(10)の上部（破線で囲った部分）の換気が不
良でこの部分に熱気が蓄積するから、断熱遮音材(11,1
2,13)の断熱性能を向上させかつエンジンルーム(10)内
に配置される補機類も耐熱性能を高くしたものを使用す
る必要があった。
ジンルーム(10)の上部（破線で囲った部分）の換気が不
良でこの部分に熱気が蓄積するから、断熱遮音材(11,1
2,13)の断熱性能を向上させかつエンジンルーム(10)内
に配置される補機類も耐熱性能を高くしたものを使用す
る必要があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、車両前部床(3) と後部床
(4) との間に設けられるエンジンルーム開口部(5) の前
縁から前部補強板(6)を立上らせ、後縁からバルクヘッ
ド(7) を立上らせ、両側面を車体パネル(8) で被覆し、
該前部補強板(6) と該バルクヘッド(7) の間にはエンジ
ンカバー(9) を被覆してエンジンルーム(10)上部を画定
し、該前部補強板(6) 、該エンジンカバー(9) および該
バルクヘッ(7) の内側には断熱遮音材(12,13) を張設
し、該前部補強板(6) の内側においては該前部断熱遮音
材(21)を若干の間隙を設けて張設してその間に空気流通
路(18)を設け、かつ該前部断熱遮音材(21)の下縁部は該
前部床(3) よりも下方に延長されかつ前方へ弯曲されて
空気ガイド部(21G) とされているエンジンルーム(10)の
断熱遮音構造を提供するものである。
を解決するための手段として、車両前部床(3) と後部床
(4) との間に設けられるエンジンルーム開口部(5) の前
縁から前部補強板(6)を立上らせ、後縁からバルクヘッ
ド(7) を立上らせ、両側面を車体パネル(8) で被覆し、
該前部補強板(6) と該バルクヘッド(7) の間にはエンジ
ンカバー(9) を被覆してエンジンルーム(10)上部を画定
し、該前部補強板(6) 、該エンジンカバー(9) および該
バルクヘッ(7) の内側には断熱遮音材(12,13) を張設
し、該前部補強板(6) の内側においては該前部断熱遮音
材(21)を若干の間隙を設けて張設してその間に空気流通
路(18)を設け、かつ該前部断熱遮音材(21)の下縁部は該
前部床(3) よりも下方に延長されかつ前方へ弯曲されて
空気ガイド部(21G) とされているエンジンルーム(10)の
断熱遮音構造を提供するものである。
【０００５】
【作用】車両走行時、走行風は前部補強板(6) の前部断
熱遮音材(21)の空気ガイド部(21G) から該前部補強板
(6) と前部断熱遮音材(21)との間に設けられている空気
流通路(18)からエンジンルーム(10)の上部に達し、この
部分の換気が行なわれ、またエンジンルーム(10)の前方
は該前部断熱遮音材(21)と該空気流通路(18)内を流れる
空気によって二重に断熱される。
熱遮音材(21)の空気ガイド部(21G) から該前部補強板
(6) と前部断熱遮音材(21)との間に設けられている空気
流通路(18)からエンジンルーム(10)の上部に達し、この
部分の換気が行なわれ、またエンジンルーム(10)の前方
は該前部断熱遮音材(21)と該空気流通路(18)内を流れる
空気によって二重に断熱される。
【０００６】
【実施例】本発明を図１〜図５に示す一実施例によって
説明すれば、図５に示すワンボックスタイプの自動車に
あっては車体(1) のダッシュロア(2) に続く前部床(3)
と後部床(4) との間にエンジンルーム開口部(5) が設け
られ、該エンジンルーム開口部(5) の前縁からは前部補
強板(6) が立上り、後縁からはバルクヘッド(7) が立上
り、両側面は車体パネル(8) で被覆し、該前部補強板
(6) と該バルクヘッド(7) との間にはエンジンカバー
(9) を差渡してエンジンルーム(10)の上部を画定してい
る。
説明すれば、図５に示すワンボックスタイプの自動車に
あっては車体(1) のダッシュロア(2) に続く前部床(3)
と後部床(4) との間にエンジンルーム開口部(5) が設け
られ、該エンジンルーム開口部(5) の前縁からは前部補
強板(6) が立上り、後縁からはバルクヘッド(7) が立上
り、両側面は車体パネル(8) で被覆し、該前部補強板
(6) と該バルクヘッド(7) との間にはエンジンカバー
(9) を差渡してエンジンルーム(10)の上部を画定してい
る。
【０００７】上記エンジンルーム(10)において、エンジ
ンカバー(9) 、およびバルクヘッド(7) の内側には断熱
遮音材(12,13) が張設され、該前部補強板(6) の内側に
おいては前部断熱遮音材(21)が図２〜図４に示すように
所定個所(21A,21B,21C,21D,21E,21F) のみが凹陥して前
部補強板(6) に密着してフック(22)によって止着され、
その他は該前部補強板(6) とは若干の間隙を介してお
り、該間隙は空気流通路(18)とされている。そして該前
部断熱遮音材(21)の下縁部は該前部床(3) よりも下方に
延長されかつ前方へ弯曲されて空気ガイド部(21G) とさ
れている。
ンカバー(9) 、およびバルクヘッド(7) の内側には断熱
遮音材(12,13) が張設され、該前部補強板(6) の内側に
おいては前部断熱遮音材(21)が図２〜図４に示すように
所定個所(21A,21B,21C,21D,21E,21F) のみが凹陥して前
部補強板(6) に密着してフック(22)によって止着され、
その他は該前部補強板(6) とは若干の間隙を介してお
り、該間隙は空気流通路(18)とされている。そして該前
部断熱遮音材(21)の下縁部は該前部床(3) よりも下方に
延長されかつ前方へ弯曲されて空気ガイド部(21G) とさ
れている。
【０００８】上記エンジンルーム(10)には自動車走行中
図１矢印イに示すように走行風が取入れられ、またエン
ジンルーム(10)のアンダーカバー(15)の送風ファン(16)
からも必要に応じて空気が取入れられ、該走行風の一部
は図１矢印ロに示すように前部補強板(6) の前部断熱遮
音材(21)の空気ガイド部(21G) によって該前部補強板
(6) と該前部断熱遮音材(21)との間の空気流通路(18)内
に導入され、エンジンルーム(10)上部に達し、これによ
って該エンジンルーム(10)上部は換気され、またエンジ
ンルーム(10)上に設置されているシート(19)に座る乗員
(20)の足元も該前部断熱遮音材(21)と該空気流通路(18)
内を流れる空気によって二重に断熱される。
図１矢印イに示すように走行風が取入れられ、またエン
ジンルーム(10)のアンダーカバー(15)の送風ファン(16)
からも必要に応じて空気が取入れられ、該走行風の一部
は図１矢印ロに示すように前部補強板(6) の前部断熱遮
音材(21)の空気ガイド部(21G) によって該前部補強板
(6) と該前部断熱遮音材(21)との間の空気流通路(18)内
に導入され、エンジンルーム(10)上部に達し、これによ
って該エンジンルーム(10)上部は換気され、またエンジ
ンルーム(10)上に設置されているシート(19)に座る乗員
(20)の足元も該前部断熱遮音材(21)と該空気流通路(18)
内を流れる空気によって二重に断熱される。
【０００９】
【発明の効果】したがって本発明においてはエンジンル
ーム内の換気が全体的に円滑に行なわれ、部分的に熱が
蓄積しないから、断熱遮音材の断熱性能を向上させる必
要はなく、またエンジンルーム内に配置される補機類も
耐熱性を向上させる必要はなく、特にエンジンルーム前
部は前部断熱遮音材と空気流通路とによる二重断熱によ
り、乗員の足元へのエンジンルームからの伝熱は確実に
遮断される。
ーム内の換気が全体的に円滑に行なわれ、部分的に熱が
蓄積しないから、断熱遮音材の断熱性能を向上させる必
要はなく、またエンジンルーム内に配置される補機類も
耐熱性を向上させる必要はなく、特にエンジンルーム前
部は前部断熱遮音材と空気流通路とによる二重断熱によ
り、乗員の足元へのエンジンルームからの伝熱は確実に
遮断される。
図１〜図５は本発明の一実施例を示すものである。
【図１】エンジンルーム断面図
【図２】前部断熱板の斜視図
【図３】前部断熱板の正面図
【図４】図１におけるＡ−Ａ断面図
【図５】自動車前部説明図
【図６】従来のエンジンルーム断面図
1 車体 2 ダッシュロア 3 前部床 4 後部床 5 エンジンルーム開口部 6 前部補強板 7 バルクヘッド 9 エンジンカバー 10 エンジンルーム 12,13 断熱遮音材 18 空気流通路 21 前部断熱遮音材 21G 空気ガイド部
Claims (1)
- 【請求項１】車両前部床と後部床との間に設けられるエ
ンジンルーム開口部の前縁から前部補強板を立上らせ、
後縁からバルクヘッドを立上らせ、両側面を車体パネル
で被覆し、該前部補強板と該バルクヘッドの間にはエン
ジンカバーを被覆してエンジンルーム上部を画定し、該
エンジンカバーおよび該バルクヘッドの内側には断熱遮
音材を張設し、該前部補強板の内側においては前部断熱
遮音材を若干の間隙を設けて張設してその間に空気流通
路を設け、かつ該前部断熱遮音材の下縁部は該前部床よ
りも下方に延長されかつ前方へ弯曲されて空気ガイド部
とされていることを特徴とするエンジンルームの断熱遮
音構造
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13283795A JPH08300957A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | エンジンルームの断熱遮音構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13283795A JPH08300957A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | エンジンルームの断熱遮音構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08300957A true JPH08300957A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=15090687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13283795A Withdrawn JPH08300957A (ja) | 1995-05-01 | 1995-05-01 | エンジンルームの断熱遮音構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08300957A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103182995A (zh) * | 2013-01-17 | 2013-07-03 | 上海萃智科技发展有限公司 | 一种客车发动机舱隔热结构 |
| JP2017030607A (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
-
1995
- 1995-05-01 JP JP13283795A patent/JPH08300957A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103182995A (zh) * | 2013-01-17 | 2013-07-03 | 上海萃智科技发展有限公司 | 一种客车发动机舱隔热结构 |
| JP2017030607A (ja) * | 2015-08-03 | 2017-02-09 | 株式会社クボタ | 作業車 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |