JPH08300851A - 書籍のページ押え具 - Google Patents
書籍のページ押え具Info
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- JPH08300851A JPH08300851A JP33246595A JP33246595A JPH08300851A JP H08300851 A JPH08300851 A JP H08300851A JP 33246595 A JP33246595 A JP 33246595A JP 33246595 A JP33246595 A JP 33246595A JP H08300851 A JPH08300851 A JP H08300851A
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- Japan
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- support
- page
- book
- mouth
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 読書時に、書籍のページのはねかえりを防止
でき、セットが簡単容易で、見開きが広く、ページめく
り及び差し込みが容易、しかも携帯に便利な書籍のペー
ジ押え具を提供する。 【構成】 板状の弾性体を折り曲げて形成したばね1の
両端部を圧接して口部2とし、両口部2の両側に、内端
縁中央部に山形の突出部3を持った支持筒4を設けると
ともに、棒状の弾性体を中央部で折り曲げかつ両端部を
外方向に折り曲げて支持片5を設けた取手6を形成し、
支持片5を支持筒4に内側からさしはめた挟み具7にお
いて、一方の口部2に、口部2の末端から書籍を支持す
るための支持体8の先端までの長さが、書籍の横幅に背
幅を加えた長さよりも長い長さの支持体8を設ける。
でき、セットが簡単容易で、見開きが広く、ページめく
り及び差し込みが容易、しかも携帯に便利な書籍のペー
ジ押え具を提供する。 【構成】 板状の弾性体を折り曲げて形成したばね1の
両端部を圧接して口部2とし、両口部2の両側に、内端
縁中央部に山形の突出部3を持った支持筒4を設けると
ともに、棒状の弾性体を中央部で折り曲げかつ両端部を
外方向に折り曲げて支持片5を設けた取手6を形成し、
支持片5を支持筒4に内側からさしはめた挟み具7にお
いて、一方の口部2に、口部2の末端から書籍を支持す
るための支持体8の先端までの長さが、書籍の横幅に背
幅を加えた長さよりも長い長さの支持体8を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、読書時に、書籍のペー
ジのはねかえりを防止することができるようにした書籍
のページ押え具に関するものである。
ジのはねかえりを防止することができるようにした書籍
のページ押え具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまでは、たとえば図6、図7に示す
ようなものが知られていた。すなわち、図6のものは、
書籍の大きさにより中央で長さが調節できるようにした
伸縮自在の薄金属板製の支持体8の両端部を、薄いもの
厚いものでも挟むことができるようにした板ばね式のペ
ージ挟み13に形成したものである。図7のものは、伸
縮自在にさしはめ連結した金属棒の支持体8の両端部を
U字形に折り曲げ、先端に滑り止め14を設けてページ
挟み13を形成したものである。図6及び図7のもの
は、いずれも開いた書籍の両方のページを挟んで使用す
る思想のものである。すなわち、図6のものは、横断面
形状で直角三角形状の板ばね式のページ挟み13で、図
7のものは、先端に滑り止め14を設けたU字形のペー
ジ挟み13で、それぞれ開いた書籍の両方のページを挟
んで使用する。
ようなものが知られていた。すなわち、図6のものは、
書籍の大きさにより中央で長さが調節できるようにした
伸縮自在の薄金属板製の支持体8の両端部を、薄いもの
厚いものでも挟むことができるようにした板ばね式のペ
ージ挟み13に形成したものである。図7のものは、伸
縮自在にさしはめ連結した金属棒の支持体8の両端部を
U字形に折り曲げ、先端に滑り止め14を設けてページ
挟み13を形成したものである。図6及び図7のもの
は、いずれも開いた書籍の両方のページを挟んで使用す
る思想のものである。すなわち、図6のものは、横断面
形状で直角三角形状の板ばね式のページ挟み13で、図
7のものは、先端に滑り止め14を設けたU字形のペー
ジ挟み13で、それぞれ開いた書籍の両方のページを挟
んで使用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図6及び図7に示した
従来のものには、次のような欠点があった。図6のもの
は、まず、開いた書籍の両方のページをページ挟み13
で挟んでセットする。この操作は、書籍を左右上下に移
動したり、支持体8の長さを調節したりしなければなら
ないので、面倒であった。つぎに、読み始めのときは、
未読了のページは充分な厚みがあるので、ページ挟み1
3によってしっかりと挟まれている。反面、厚みのある
表紙はページ挟み13によって何とか挟まれているが、
見返しの遊び以下のページははねかえりが強いので、あ
ともどりしページの湾曲度を強くして挟まれる。したが
って、ページがめくりにくく、見開きが狭かった。さら
に、ページ挟み13は折り畳みができないので、携帯に
不便であった。図7のものは、まず、図6のものと同様
に、書籍にセットするのが面倒であった。つぎに、ペー
ジが滑り止め14に引っ掛かって、ページがめくりにく
くかつページ挟み13に差し込みにくかった。さらに、
読了のページがページ挟み13に沿って大きく湾曲して
見開きを狭くした。本発明が解決しようとする課題は、
読書時に、書籍のページのはねかえりを防止でき、セッ
トが簡単容易で、見開きが広く、ページめくり及び差し
込みが容易、しかも携帯に便利な書籍のページ押え具を
提供する点にある。
従来のものには、次のような欠点があった。図6のもの
は、まず、開いた書籍の両方のページをページ挟み13
で挟んでセットする。この操作は、書籍を左右上下に移
動したり、支持体8の長さを調節したりしなければなら
ないので、面倒であった。つぎに、読み始めのときは、
未読了のページは充分な厚みがあるので、ページ挟み1
3によってしっかりと挟まれている。反面、厚みのある
表紙はページ挟み13によって何とか挟まれているが、
見返しの遊び以下のページははねかえりが強いので、あ
ともどりしページの湾曲度を強くして挟まれる。したが
って、ページがめくりにくく、見開きが狭かった。さら
に、ページ挟み13は折り畳みができないので、携帯に
不便であった。図7のものは、まず、図6のものと同様
に、書籍にセットするのが面倒であった。つぎに、ペー
ジが滑り止め14に引っ掛かって、ページがめくりにく
くかつページ挟み13に差し込みにくかった。さらに、
読了のページがページ挟み13に沿って大きく湾曲して
見開きを狭くした。本発明が解決しようとする課題は、
読書時に、書籍のページのはねかえりを防止でき、セッ
トが簡単容易で、見開きが広く、ページめくり及び差し
込みが容易、しかも携帯に便利な書籍のページ押え具を
提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】発明者は、前記の課題を
解決するにはどのようにすればよいかとあれこれ思索し
実験も重ねた結果、ようやく本発明を完成させることが
できた。本発明に係る書籍のページ押え具は、その課題
を解決したものであって、次のようなものである。本発
明に係る書籍のページ押え具は、板状の弾性体を、折り
曲げて形成したばね1の両端部を圧接して口部2とし、
両口部2の両側に、内端縁中央部に山形の突出部3を持
った支持筒4を設けるとともに、棒状の弾性体を中央部
で折り曲げかつ両端部を外方向に折り曲げて支持片5を
設けた取手6を形成し、支持片5を支持筒4に内側から
さしはめた挟み具7において、一方の口部2に、口部2
の末端から書籍を支持するための支持体8の先端部まで
の長さが、書籍の横幅に背幅を加えた長さよりも長い長
さの支持体8を設けたものである。
解決するにはどのようにすればよいかとあれこれ思索し
実験も重ねた結果、ようやく本発明を完成させることが
できた。本発明に係る書籍のページ押え具は、その課題
を解決したものであって、次のようなものである。本発
明に係る書籍のページ押え具は、板状の弾性体を、折り
曲げて形成したばね1の両端部を圧接して口部2とし、
両口部2の両側に、内端縁中央部に山形の突出部3を持
った支持筒4を設けるとともに、棒状の弾性体を中央部
で折り曲げかつ両端部を外方向に折り曲げて支持片5を
設けた取手6を形成し、支持片5を支持筒4に内側から
さしはめた挟み具7において、一方の口部2に、口部2
の末端から書籍を支持するための支持体8の先端部まで
の長さが、書籍の横幅に背幅を加えた長さよりも長い長
さの支持体8を設けたものである。
【0005】ばね1の力で両取手6の先端部を圧接して
口部2とした挟み具7において、一方の口部2にページ
押え9を、他方の口部2に、口部2の末端から書籍を支
持するための支持体8の先端までの長さが、書籍の横幅
に背幅を加えた長さよりも長い長さの支持体8をそれぞ
れ設けたものである。
口部2とした挟み具7において、一方の口部2にページ
押え9を、他方の口部2に、口部2の末端から書籍を支
持するための支持体8の先端までの長さが、書籍の横幅
に背幅を加えた長さよりも長い長さの支持体8をそれぞ
れ設けたものである。
【0006】支持体8は、複数の支持部分体10で伸縮
自在にさしはめ連結して構成したものであってもよい。
ばね1の材料としては鋼、燐青銅、ニッケル合金等の板
状又は棒状の金属を使用するのが普通であるが、合成樹
脂、ゴム等を使用してもよい。書籍の横幅は、日本標準
規格仕上がり寸法(JIS P 0138)、書籍・印
刷物などのサイズ一覧表によれば、最矩はA4判(74
×105)ポケット辞書用であるが、本発明の対象の書
籍の横幅としては、新書判(103×172)新書本用
を採用し、支持体8の長さの最短限としては、横幅10
3mmに背幅αを加えた約120mmから挟み具7の奥
行約20mmを差引いた100mm位が妥当と考えられ
る。四六判(127×188)一般書籍用127mmに
背幅αを加えた約155mmから挟み具7の口部2の奥
行約20mmを差し引いた135mm位を支持体8の長
さとして、四六判以下用としてもよい。また、菊判(1
52×218)一般書籍用152mmに背幅αを加えた
約180mmから挟み具7の口部2の奥行約20mmを
差引いた160mm位を支持体8の長さとして、フリー
サイズ用とすることもできる。
自在にさしはめ連結して構成したものであってもよい。
ばね1の材料としては鋼、燐青銅、ニッケル合金等の板
状又は棒状の金属を使用するのが普通であるが、合成樹
脂、ゴム等を使用してもよい。書籍の横幅は、日本標準
規格仕上がり寸法(JIS P 0138)、書籍・印
刷物などのサイズ一覧表によれば、最矩はA4判(74
×105)ポケット辞書用であるが、本発明の対象の書
籍の横幅としては、新書判(103×172)新書本用
を採用し、支持体8の長さの最短限としては、横幅10
3mmに背幅αを加えた約120mmから挟み具7の奥
行約20mmを差引いた100mm位が妥当と考えられ
る。四六判(127×188)一般書籍用127mmに
背幅αを加えた約155mmから挟み具7の口部2の奥
行約20mmを差し引いた135mm位を支持体8の長
さとして、四六判以下用としてもよい。また、菊判(1
52×218)一般書籍用152mmに背幅αを加えた
約180mmから挟み具7の口部2の奥行約20mmを
差引いた160mm位を支持体8の長さとして、フリー
サイズ用とすることもできる。
【0007】ばね1の両端部を口部2とした挟み具7及
び両取手6の先端部を口部2とした挟み具7において、
棒状の弾性体の一端部を折り曲げてページ押え9を形成
し、支持体8の先端に出入自在にさしはめ連結して構成
したものである。また、複数の支持部分体10で伸縮自
在にさしはめ連結して構成した、支持体8の先端部表面
に、内端縁中央部に山形の突出部3を持った支持筒を設
け、棒状の弾性体を中央部で折り曲げかつ両端部を外方
向に折り曲げて支持片5を設けたページ押え9を形成
し、支持片5を支持筒4に内側からさしはめたものであ
ってもよい。
び両取手6の先端部を口部2とした挟み具7において、
棒状の弾性体の一端部を折り曲げてページ押え9を形成
し、支持体8の先端に出入自在にさしはめ連結して構成
したものである。また、複数の支持部分体10で伸縮自
在にさしはめ連結して構成した、支持体8の先端部表面
に、内端縁中央部に山形の突出部3を持った支持筒を設
け、棒状の弾性体を中央部で折り曲げかつ両端部を外方
向に折り曲げて支持片5を設けたページ押え9を形成
し、支持片5を支持筒4に内側からさしはめたものであ
ってもよい。
【0008】ばね1の両端部を口部2とした挟み具7に
おいて、支持体8を設けた口部2の支持筒4の突出部3
に代えて、取手6の基部がはまる凹部11を設けたもの
であってもよい。また、支持体8が伸縮自在の構成で、
先端部表面にページ押え9が設けられている場合には、
ページ押え具の裏面に、折り畳み自在の脚12又は書籍
支持台を設けてもよい。
おいて、支持体8を設けた口部2の支持筒4の突出部3
に代えて、取手6の基部がはまる凹部11を設けたもの
であってもよい。また、支持体8が伸縮自在の構成で、
先端部表面にページ押え9が設けられている場合には、
ページ押え具の裏面に、折り畳み自在の脚12又は書籍
支持台を設けてもよい。
【0009】
【作用】本発明に係る書籍のページ押え具は、次のよう
に使用する。すなわち、まず、少なくとも書籍のはねか
えりの最も強い表紙15・見返しの遊び16又はとびら
17の小口中央部の端部を、挟み具7で挟む。そのと
き、書籍は、表紙15、背18と裏表紙19との境目及
び裏表紙19を支持体8に当接させて、見開きを充分に
広くして支持体8に自動的に固定する。なお、挟み具7
で挟むページが多いほど上記作用は有効に働くので、読
了のページがある場合には、挟み具7で容易に挾めるだ
け読了のページも一緒に挟んでセットする。つぎに、表
側の取手6を倒すと、取手6は山形の突出部3によって
下方向への弾力を与えられ、挟み具7で挟んだ部分の小
口中央部の端部を押圧して、見返しの遊び16又はとび
ら17の裏面に密着する。なお、この弾力は、山形の突
出部3の傾斜角度と取手6の基部の開き角度で調整する
ことができる。山形の突出部3の傾斜角度を大きくすれ
ば弾力は強く、小さくすれば弱くなる。また、取手6の
基部の開き角度を大きくすれば弾力は強く、小さくすれ
ば弱くなる。ここで、読了のページを取手6の下に差し
込む。取手6には適度な押圧力があるので、差し込まれ
た読了のページを、さきに挟み具7によって挟まれた見
返しの遊び16又はとびら17の裏面に密着して押圧さ
せるので、見開きを狭くすることはない。そして、読了
のページを次次に取手6の下に差し込んでいくのである
が、この際、ページめくりは、未読了のページにはなん
らの圧力も障害もないので、スムーズにできる。以上の
作用は、書籍を机上に置いて読書する場合も、手に持っ
て読書する場合も同様である。ただし、手に持って読書
する場合には、支持体8を指又は手のひらに当接させる
必要がある。読み進んで、未読了のページがはねあがる
ようになったとき、同じ構成の他のものの支持体8を裏
表紙19の下に差し込み、取手6を未読了のページの小
口に立て掛けて、未読了のページのはねあがりを防止す
る。このとき、未読了のページは、その小口に取手6が
立て掛けられているだけである。取手6の押圧は横方向
に強く下方向には弱い。したがって、ページめくりには
ほとんど支障はない。言うまでもなく、手に持って読書
する場合には、なんらの手段も必要とせず読了できる。
に使用する。すなわち、まず、少なくとも書籍のはねか
えりの最も強い表紙15・見返しの遊び16又はとびら
17の小口中央部の端部を、挟み具7で挟む。そのと
き、書籍は、表紙15、背18と裏表紙19との境目及
び裏表紙19を支持体8に当接させて、見開きを充分に
広くして支持体8に自動的に固定する。なお、挟み具7
で挟むページが多いほど上記作用は有効に働くので、読
了のページがある場合には、挟み具7で容易に挾めるだ
け読了のページも一緒に挟んでセットする。つぎに、表
側の取手6を倒すと、取手6は山形の突出部3によって
下方向への弾力を与えられ、挟み具7で挟んだ部分の小
口中央部の端部を押圧して、見返しの遊び16又はとび
ら17の裏面に密着する。なお、この弾力は、山形の突
出部3の傾斜角度と取手6の基部の開き角度で調整する
ことができる。山形の突出部3の傾斜角度を大きくすれ
ば弾力は強く、小さくすれば弱くなる。また、取手6の
基部の開き角度を大きくすれば弾力は強く、小さくすれ
ば弱くなる。ここで、読了のページを取手6の下に差し
込む。取手6には適度な押圧力があるので、差し込まれ
た読了のページを、さきに挟み具7によって挟まれた見
返しの遊び16又はとびら17の裏面に密着して押圧さ
せるので、見開きを狭くすることはない。そして、読了
のページを次次に取手6の下に差し込んでいくのである
が、この際、ページめくりは、未読了のページにはなん
らの圧力も障害もないので、スムーズにできる。以上の
作用は、書籍を机上に置いて読書する場合も、手に持っ
て読書する場合も同様である。ただし、手に持って読書
する場合には、支持体8を指又は手のひらに当接させる
必要がある。読み進んで、未読了のページがはねあがる
ようになったとき、同じ構成の他のものの支持体8を裏
表紙19の下に差し込み、取手6を未読了のページの小
口に立て掛けて、未読了のページのはねあがりを防止す
る。このとき、未読了のページは、その小口に取手6が
立て掛けられているだけである。取手6の押圧は横方向
に強く下方向には弱い。したがって、ページめくりには
ほとんど支障はない。言うまでもなく、手に持って読書
する場合には、なんらの手段も必要とせず読了できる。
【0010】複数の支持部分体10で伸縮自在にさしは
め連結して構成した支持体8の先端部にページ押え9を
設けたものとした場合は、読了のページを取手6の下に
差し込んで読み進み、未読了のページがはねあがるよう
になったとき、支持体8を伸長するとともに、ページ押
え9を未読了のページの小口に立て掛けて、その押圧で
ページのはねあがるのを防止する。なお、読み進むにし
たがい、書籍と支持体8との当接する面又は線は、表紙
15、背18及び裏表紙19、次に表紙15、背18と
表紙15との境目及び裏表紙19に逐次移行する。ペー
ジ押え9を、支持体8の先端に出入自在にさしはめ連結
して構成したものの場合も、上記と同じ作用をする。
め連結して構成した支持体8の先端部にページ押え9を
設けたものとした場合は、読了のページを取手6の下に
差し込んで読み進み、未読了のページがはねあがるよう
になったとき、支持体8を伸長するとともに、ページ押
え9を未読了のページの小口に立て掛けて、その押圧で
ページのはねあがるのを防止する。なお、読み進むにし
たがい、書籍と支持体8との当接する面又は線は、表紙
15、背18及び裏表紙19、次に表紙15、背18と
表紙15との境目及び裏表紙19に逐次移行する。ペー
ジ押え9を、支持体8の先端に出入自在にさしはめ連結
して構成したものの場合も、上記と同じ作用をする。
【0011】支持体8を設けた口部2の支持筒4の突出
部3に代えて、取手6の基部がはまる凹部11を設けた
ものの場合は、凹部11に取手6の基部をはめることに
より、セットした書籍を多少傾斜させることができる。
さらに、支持体8の先端部表面にページ押え9を設けた
ものにおいて、支持体8の裏面に折り畳み自在の脚12
又は書籍支持台を設けた場合は、書見台の作用をする。
部3に代えて、取手6の基部がはまる凹部11を設けた
ものの場合は、凹部11に取手6の基部をはめることに
より、セットした書籍を多少傾斜させることができる。
さらに、支持体8の先端部表面にページ押え9を設けた
ものにおいて、支持体8の裏面に折り畳み自在の脚12
又は書籍支持台を設けた場合は、書見台の作用をする。
【0012】
【実施例】実施例1 本発明の実施例1を、図1に基づいて説明する。図1A
及び図1Bは、それぞれ実施例1の構造を示す平面図及
び側面図、図1Cは実施例1の作用を示す正面図であ
る。実施例1の書籍のページ押え具は、薄金属板を横断
面形状をほぼ二等辺三角形状に折り曲げて形成したばね
1の両端部を圧接して口部2としている。両口部2の両
側に内端縁中央部に山形の突出部3を持った支持筒4を
設けている。金属線を中央部で扇形状に折り曲げかつ両
端部を外方向に折り曲げて支持片5を設けた取手6を形
成し、取手6の支持片5をばね1の支持筒4に内側から
さしはめて挟み具7を構成している。一方の口部2に口
部2の末端から支持体8の先端までの長さが、書籍の横
幅に背幅を加えた長さよりも長い長さ、すなわち、四六
判以下用として135mmの長さの支持体8を設けてい
る。ばね1の形状は、横断面形状で三角形状又はその類
似形状のものとするのが普通であるが、その他の多角形
状、台形状、円形状、楕円形状、ハート形状、それらの
類似形状等にしてもよい。取手6は、ばね1の材質、形
状等により、棒状又は板状の金属・合成樹脂等を使用す
る。また、取手6の上端部の形状は、挟み具7を開口さ
すための取手としてかつ書籍のページ押えとして都合の
よい形状であれば多角形状、円形状、楕円形状、半円形
状、それらの類似形状などであってもよい。この実施例
では、支持体8は、別体のものを挟み具7の内面に接着
しているが、口部2の一端を延長して一体形成すること
もできる。また、支持体8は、複数の支持部分体10で
伸縮自在にさしはめ連結して構成することもできる。な
お、専用のページ押え9を、口部2の一端中央部を延長
して一体形成することもできる。図1C中、20はブッ
ク・ジャケット、21はページをそれぞれ示す。
及び図1Bは、それぞれ実施例1の構造を示す平面図及
び側面図、図1Cは実施例1の作用を示す正面図であ
る。実施例1の書籍のページ押え具は、薄金属板を横断
面形状をほぼ二等辺三角形状に折り曲げて形成したばね
1の両端部を圧接して口部2としている。両口部2の両
側に内端縁中央部に山形の突出部3を持った支持筒4を
設けている。金属線を中央部で扇形状に折り曲げかつ両
端部を外方向に折り曲げて支持片5を設けた取手6を形
成し、取手6の支持片5をばね1の支持筒4に内側から
さしはめて挟み具7を構成している。一方の口部2に口
部2の末端から支持体8の先端までの長さが、書籍の横
幅に背幅を加えた長さよりも長い長さ、すなわち、四六
判以下用として135mmの長さの支持体8を設けてい
る。ばね1の形状は、横断面形状で三角形状又はその類
似形状のものとするのが普通であるが、その他の多角形
状、台形状、円形状、楕円形状、ハート形状、それらの
類似形状等にしてもよい。取手6は、ばね1の材質、形
状等により、棒状又は板状の金属・合成樹脂等を使用す
る。また、取手6の上端部の形状は、挟み具7を開口さ
すための取手としてかつ書籍のページ押えとして都合の
よい形状であれば多角形状、円形状、楕円形状、半円形
状、それらの類似形状などであってもよい。この実施例
では、支持体8は、別体のものを挟み具7の内面に接着
しているが、口部2の一端を延長して一体形成すること
もできる。また、支持体8は、複数の支持部分体10で
伸縮自在にさしはめ連結して構成することもできる。な
お、専用のページ押え9を、口部2の一端中央部を延長
して一体形成することもできる。図1C中、20はブッ
ク・ジャケット、21はページをそれぞれ示す。
【0013】実施例1の書籍のページ押え具は、次のよ
うに使用する。まず、少なくとも書籍のはねかえりの最
も強い表紙15・見返しの遊び16又はとびら17の小
口中央部の端部を、挟み具7で挟む。そのとき、書籍
は、表紙15、背18と裏表紙19との境目及び裏表紙
19を支持体8に当接させて、見開きを充分に広くして
支持体8に自動的に固定する。なお、挟み具7で挟むペ
ージが多いほど上記作用は有効に働くので、読了のペー
ジがある場合には、挟み具7で容易に挟めるだけ読了の
ページも一緒に挟んでセットする。つぎに、表側の取手
6を倒すと、取手6は山形の突出部3によって下方向へ
の弾力を与えられ、挟み具7で挟んだ部分の小口中央部
の端部を押圧して、見返しの遊び16又はとびら17の
裏面に密着する。なお、この弾力は、山形の突出部3の
傾斜角度と取手6の基部の開き角度で調整することがで
きる。したがって、この取手6はページ押えの役目もす
る。ここで、読了のページを取手6の下に差し込む。取
手6には適度な押圧力があるので、差し込まれた読了の
ページは、さきに挟み具7によって挟まれた見返しの遊
び16又はとびら17の裏面に密着して押圧されるの
で、挟みずれがなく、したがって、見開きを狭くするこ
とはない。そして、読了のページを次次に取手6の下に
差し込んでいくのであるが、この際、ページめくりは、
未読了のページにはなんらの圧力も障害もないので、ス
ムーズにできる。以上の作用は、書籍を机上に置いて読
書する場合も、手に持って読書する場合も同様である。
ただし、手に持って読書する場合には、支持体8を指又
は手のひらに当接する必要がある。さらに、読み進ん
で、未読了のページがはねあがるようになったとき、同
じ構成の他のものの支持体8を裏表紙19の下に差し込
み、取手6を未読了のページの小口に立て掛けて、未読
了のページのはねあがりを防止する。このとき、未読了
のページは、その小口に取手6が立て掛けられているだ
けであるから取手6の押圧は、横方向に強く下方向に弱
い。したがって、ページめくりにはほとんど支障はな
い。言うまでもなく、手に持って読書する場合には、な
んらの手段も必要とせず読了できる。取手6は、折り畳
むことができかつページを挟むことができるので、携帯
に便利な上、前後のページ又はいずれか一方のページを
挟んで、脱落のおそれのないしおりとして使用すること
ができる。
うに使用する。まず、少なくとも書籍のはねかえりの最
も強い表紙15・見返しの遊び16又はとびら17の小
口中央部の端部を、挟み具7で挟む。そのとき、書籍
は、表紙15、背18と裏表紙19との境目及び裏表紙
19を支持体8に当接させて、見開きを充分に広くして
支持体8に自動的に固定する。なお、挟み具7で挟むペ
ージが多いほど上記作用は有効に働くので、読了のペー
ジがある場合には、挟み具7で容易に挟めるだけ読了の
ページも一緒に挟んでセットする。つぎに、表側の取手
6を倒すと、取手6は山形の突出部3によって下方向へ
の弾力を与えられ、挟み具7で挟んだ部分の小口中央部
の端部を押圧して、見返しの遊び16又はとびら17の
裏面に密着する。なお、この弾力は、山形の突出部3の
傾斜角度と取手6の基部の開き角度で調整することがで
きる。したがって、この取手6はページ押えの役目もす
る。ここで、読了のページを取手6の下に差し込む。取
手6には適度な押圧力があるので、差し込まれた読了の
ページは、さきに挟み具7によって挟まれた見返しの遊
び16又はとびら17の裏面に密着して押圧されるの
で、挟みずれがなく、したがって、見開きを狭くするこ
とはない。そして、読了のページを次次に取手6の下に
差し込んでいくのであるが、この際、ページめくりは、
未読了のページにはなんらの圧力も障害もないので、ス
ムーズにできる。以上の作用は、書籍を机上に置いて読
書する場合も、手に持って読書する場合も同様である。
ただし、手に持って読書する場合には、支持体8を指又
は手のひらに当接する必要がある。さらに、読み進ん
で、未読了のページがはねあがるようになったとき、同
じ構成の他のものの支持体8を裏表紙19の下に差し込
み、取手6を未読了のページの小口に立て掛けて、未読
了のページのはねあがりを防止する。このとき、未読了
のページは、その小口に取手6が立て掛けられているだ
けであるから取手6の押圧は、横方向に強く下方向に弱
い。したがって、ページめくりにはほとんど支障はな
い。言うまでもなく、手に持って読書する場合には、な
んらの手段も必要とせず読了できる。取手6は、折り畳
むことができかつページを挟むことができるので、携帯
に便利な上、前後のページ又はいずれか一方のページを
挟んで、脱落のおそれのないしおりとして使用すること
ができる。
【0014】実施例2 実施例2を図2基づいて説明する。図2は実施例2を示
す斜視図である。実施例2のものにおいては、挟み具7
は、ばね1の力で両取手6の先端部を圧接して口部2と
したものとしている。一方の口部2にはピアノ線を折り
曲げて形成したページ押え9を設けている。他方の口部
2には、三体の支持部分体10を伸縮自在にさしはめ連
結して構成した伸長160mmの支持体8を設けてい
る。実施例2のものは、実施例1の取手6と兼用のペー
ジ押え9に代えて、専用のページ押え9を設けたもの
で、作用及び使用法は同じである。挟み具7及び支持体
8の形状、構造及び材質は任意のものでよい。ページ押
え9は、板状又は棒状の金属・合成樹脂等を適宜に使用
する。伸縮、屈折、回転,取外し自在に形成してもよ
い。基部に滑り止めを設けてもよい。また、ばね1又は
取手6と一体に形成してもよい。長さは、対象の書籍の
規格及びページ押え9の形状や材質により60mmから
30mm位の長さに適宜に設ける。なお、基部の支持部
分体10を、取手6と一体に形成することもできる。ば
ね1の両端部を口部2とした挟み具7に、別体のページ
押え9を設けてもよい。
す斜視図である。実施例2のものにおいては、挟み具7
は、ばね1の力で両取手6の先端部を圧接して口部2と
したものとしている。一方の口部2にはピアノ線を折り
曲げて形成したページ押え9を設けている。他方の口部
2には、三体の支持部分体10を伸縮自在にさしはめ連
結して構成した伸長160mmの支持体8を設けてい
る。実施例2のものは、実施例1の取手6と兼用のペー
ジ押え9に代えて、専用のページ押え9を設けたもの
で、作用及び使用法は同じである。挟み具7及び支持体
8の形状、構造及び材質は任意のものでよい。ページ押
え9は、板状又は棒状の金属・合成樹脂等を適宜に使用
する。伸縮、屈折、回転,取外し自在に形成してもよ
い。基部に滑り止めを設けてもよい。また、ばね1又は
取手6と一体に形成してもよい。長さは、対象の書籍の
規格及びページ押え9の形状や材質により60mmから
30mm位の長さに適宜に設ける。なお、基部の支持部
分体10を、取手6と一体に形成することもできる。ば
ね1の両端部を口部2とした挟み具7に、別体のページ
押え9を設けてもよい。
【0015】実施例3 実施例3を図3に基づいて説明する。図3は実施例3を
一部切欠いて示す斜視図である。実施例3のものにおい
ては、ばね1の力で両取手6の先端部を圧接して口部2
とした挟み具7において、一方の口部2には、ページ押
え9を取手6と一体に形成している。他方の口部2に
は、裏面両側縁にU字形の溝22を設けた135mmの
長さの支持体8を、取手6と一体に形成している。そし
て、ピアノ線の一端部を折り曲げてページ押え9を形成
し、他端部を溝22にさしはめ連結して、ページ押え9
を支持体8の先端に出入自在に装置して構成したもので
ある。支持体8は偏平筒状であってもよい。挟み具7
で、書籍の表紙15、見返しの遊び16、とびら17、
読了のページ等を挟んで、実施例3のものを書籍にセッ
トする。読了のページをページ押え9に差し込んで読み
進み、未読了のページがはねあがるようになったとき、
ページ押え9を伸長するとともに、未読了のページを挟
んで、ページのはねあがるのを防止する。必要な時だ
け、もう一方のページ押え9を、書籍に固定された支持
体8から引き出しセットするものであるから、合理的
で、簡便にセットすることができる。コンパクトな構成
であるから、携帯に便利な上、前又は後のページを挟ん
で説落のおそれのないしおりとして使用することができ
る。なお、支持体8及びページ押え9を、それぞれ取手
6と別体に形成してもよい。ページ押え9をばね1と一
体に形成してもよい。また、挟み具7は、ばね1の両端
部を口部2としたものであってもよい。挟み具7の口部
2の先端部に、一体又は別体の滑り止めを設けると、一
層挟み効果のあるものとすることができる。支持体8の
構造及び形状は任意である。
一部切欠いて示す斜視図である。実施例3のものにおい
ては、ばね1の力で両取手6の先端部を圧接して口部2
とした挟み具7において、一方の口部2には、ページ押
え9を取手6と一体に形成している。他方の口部2に
は、裏面両側縁にU字形の溝22を設けた135mmの
長さの支持体8を、取手6と一体に形成している。そし
て、ピアノ線の一端部を折り曲げてページ押え9を形成
し、他端部を溝22にさしはめ連結して、ページ押え9
を支持体8の先端に出入自在に装置して構成したもので
ある。支持体8は偏平筒状であってもよい。挟み具7
で、書籍の表紙15、見返しの遊び16、とびら17、
読了のページ等を挟んで、実施例3のものを書籍にセッ
トする。読了のページをページ押え9に差し込んで読み
進み、未読了のページがはねあがるようになったとき、
ページ押え9を伸長するとともに、未読了のページを挟
んで、ページのはねあがるのを防止する。必要な時だ
け、もう一方のページ押え9を、書籍に固定された支持
体8から引き出しセットするものであるから、合理的
で、簡便にセットすることができる。コンパクトな構成
であるから、携帯に便利な上、前又は後のページを挟ん
で説落のおそれのないしおりとして使用することができ
る。なお、支持体8及びページ押え9を、それぞれ取手
6と別体に形成してもよい。ページ押え9をばね1と一
体に形成してもよい。また、挟み具7は、ばね1の両端
部を口部2としたものであってもよい。挟み具7の口部
2の先端部に、一体又は別体の滑り止めを設けると、一
層挟み効果のあるものとすることができる。支持体8の
構造及び形状は任意である。
【0016】実施例4 実施例4を図4に基づいて説明する。図4は実施例4を
示す斜視図である。実施例4のものにおいては、支持体
8は二体の支持部分体10を伸縮自在にさしはめ連結し
て構成している。長さは伸長320mmとしている。支
持体8の基部に、ばね1の両端部を口部2とした挟み具
7を接着し、先端部表面に、別体形成の内端縁中央部に
山形の突出部3を持った支持筒4を接着するとともに、
ピアノ線を中央部で折り曲げかつ両端部を外方向に折り
曲げて支持片5を設けたページ押え9を、支持筒4の内
側から支持片5を介してさしはめたものである。挟み具
7及びページ押え9の支持筒4を、それぞれの支持部分
体10と一体に形成してもよい。ページ押え9の代り
に、ばね1の両端部を口部2とした挟み具7を設けても
よい。また挟み具7は、両取手6の先端部を口部2とし
たものでもよい。なお、支持体8が複数の支持部分体1
0で構成されたものの場合、支持体8の先端部表面に、
板状又は棒状の弾性体で形成されたページ押え9を回転
自在に装置することもできる。支持体8の基部に設ける
挟み具7は、ばね1の両端部を口部2としたものであっ
ても、両取手6の先端部を口部2としたものであっても
よい。実施例3のものと同様に使用する。特に、ページ
押え9の操作が簡便である。
示す斜視図である。実施例4のものにおいては、支持体
8は二体の支持部分体10を伸縮自在にさしはめ連結し
て構成している。長さは伸長320mmとしている。支
持体8の基部に、ばね1の両端部を口部2とした挟み具
7を接着し、先端部表面に、別体形成の内端縁中央部に
山形の突出部3を持った支持筒4を接着するとともに、
ピアノ線を中央部で折り曲げかつ両端部を外方向に折り
曲げて支持片5を設けたページ押え9を、支持筒4の内
側から支持片5を介してさしはめたものである。挟み具
7及びページ押え9の支持筒4を、それぞれの支持部分
体10と一体に形成してもよい。ページ押え9の代り
に、ばね1の両端部を口部2とした挟み具7を設けても
よい。また挟み具7は、両取手6の先端部を口部2とし
たものでもよい。なお、支持体8が複数の支持部分体1
0で構成されたものの場合、支持体8の先端部表面に、
板状又は棒状の弾性体で形成されたページ押え9を回転
自在に装置することもできる。支持体8の基部に設ける
挟み具7は、ばね1の両端部を口部2としたものであっ
ても、両取手6の先端部を口部2としたものであっても
よい。実施例3のものと同様に使用する。特に、ページ
押え9の操作が簡便である。
【0017】実施例5 実施例5を図5に基づいて説明する。図5は実施例5を
示す斜視図である。実施例5のものは、実施例4のもの
において、支持体8側の挟み具7の支持筒4に設けた山
形の突出部3に代えて、取手6の基部がはまる凹部11
を設け、ページ押え9を設けた支持部分体10の裏面先
端部に別体形成の支持筒4を設けるとともに、金属線を
中央部で半円形状に折り曲げかつ両端部を外方向に折り
曲げて支持片5を設けた脚12を、支持片5を介して支
持筒4に内側からさしはめたものである。実施例5のも
のは、次のように使用する。まず、書籍の表紙15、見
返しの遊び16又はとびら17の小口中央部の端部を、
挟み具7で挟んで支持体8に書籍をセットする。つぎ
に、表側の取手6を倒すとともに、支持体8側の取手6
を凹部11にはめ、さらに、脚12を凹部11にはめ
る。そして、書籍を机上に置くと、書籍は、凹部11に
はまった取手6・脚12を両脚とした支持体8にささえ
られるとともに、裏表紙19の下端にささえられて傾斜
する。書籍のささえ部位は、読み進むにしたがい逐次背
18の下端、表紙15の下端へと移行する。なお、傾斜
角度は取手6と脚12の長さで調節できる。支持体8の
脚となる取手6及び脚12の湾曲部に滑り止めを設ける
と一層よい。軽便な書見台として使用できる。脚12を
さしはめる支持筒4を、支持部分体10と一体に形成し
てもよい。また、挟み具7を設けた支持部分体10の先
端部裏面に設けることもできる。挟み具7を、両取手6
の先端部を口部2としたものの場合には、挟み具7の裏
面、挟み具7と支持部分体10とにわたる裏面又は支持
部分体10の裏面に一方の脚12を、ページ押え9を設
けた支持部分体10の裏面又は挟み具7を設けた支持部
分体10の先端部裏面に他方の脚12を、それぞれ設け
て軽便書見台とすることもできる。挟み具7を設けた支
持部分体10の裏面に、一個の幅広い折り畳み自在の脚
12を設けてもよい。また、実施例3及び実施例4のも
のを、公知の書見台のページ押えの代りに背板に装置し
てもよい。さらに、公知の書見台の背板を支持体8とし
て、実施例3又は4のものを構成してもよい。
示す斜視図である。実施例5のものは、実施例4のもの
において、支持体8側の挟み具7の支持筒4に設けた山
形の突出部3に代えて、取手6の基部がはまる凹部11
を設け、ページ押え9を設けた支持部分体10の裏面先
端部に別体形成の支持筒4を設けるとともに、金属線を
中央部で半円形状に折り曲げかつ両端部を外方向に折り
曲げて支持片5を設けた脚12を、支持片5を介して支
持筒4に内側からさしはめたものである。実施例5のも
のは、次のように使用する。まず、書籍の表紙15、見
返しの遊び16又はとびら17の小口中央部の端部を、
挟み具7で挟んで支持体8に書籍をセットする。つぎ
に、表側の取手6を倒すとともに、支持体8側の取手6
を凹部11にはめ、さらに、脚12を凹部11にはめ
る。そして、書籍を机上に置くと、書籍は、凹部11に
はまった取手6・脚12を両脚とした支持体8にささえ
られるとともに、裏表紙19の下端にささえられて傾斜
する。書籍のささえ部位は、読み進むにしたがい逐次背
18の下端、表紙15の下端へと移行する。なお、傾斜
角度は取手6と脚12の長さで調節できる。支持体8の
脚となる取手6及び脚12の湾曲部に滑り止めを設ける
と一層よい。軽便な書見台として使用できる。脚12を
さしはめる支持筒4を、支持部分体10と一体に形成し
てもよい。また、挟み具7を設けた支持部分体10の先
端部裏面に設けることもできる。挟み具7を、両取手6
の先端部を口部2としたものの場合には、挟み具7の裏
面、挟み具7と支持部分体10とにわたる裏面又は支持
部分体10の裏面に一方の脚12を、ページ押え9を設
けた支持部分体10の裏面又は挟み具7を設けた支持部
分体10の先端部裏面に他方の脚12を、それぞれ設け
て軽便書見台とすることもできる。挟み具7を設けた支
持部分体10の裏面に、一個の幅広い折り畳み自在の脚
12を設けてもよい。また、実施例3及び実施例4のも
のを、公知の書見台のページ押えの代りに背板に装置し
てもよい。さらに、公知の書見台の背板を支持体8とし
て、実施例3又は4のものを構成してもよい。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る書籍のページ押え具を使用
するときは、少なくとも書籍のはねかえりの最も強い表
紙15・見返しの遊び16又はとびら17の小口中央部
の端部を、挟み具7で挟むので、書籍は、見開きを充分
に広くして支持体8に自動的に固定する。読了のページ
は、適度な弾性を持ったページ押え兼用の取手6又は専
用のページ押え9の下に、次次にスムーズかつ確実に差
し込むことができる。手に持って読書する場合には、こ
の状態でなんらの手段も必要とせず読了できる。また、
書籍を机上に置いて読書する場合には、未読了のページ
がはねあがるようになったとき、別個のページ押え兼用
の取手6又は同体に設けたページ押え9を未読了のペー
ジの小口に立て掛けるだけで、未読了のページのはねあ
がりを防止することができる。したがって、セットが簡
単容易で、見開きが広く、ページめくり及び差し込みが
容易、しかも携帯に便利である。ページ押え具の裏面
に、折り畳み自在の支持脚又は書籍支持台を設けると、
軽便な書見台として使用することができる。
するときは、少なくとも書籍のはねかえりの最も強い表
紙15・見返しの遊び16又はとびら17の小口中央部
の端部を、挟み具7で挟むので、書籍は、見開きを充分
に広くして支持体8に自動的に固定する。読了のページ
は、適度な弾性を持ったページ押え兼用の取手6又は専
用のページ押え9の下に、次次にスムーズかつ確実に差
し込むことができる。手に持って読書する場合には、こ
の状態でなんらの手段も必要とせず読了できる。また、
書籍を机上に置いて読書する場合には、未読了のページ
がはねあがるようになったとき、別個のページ押え兼用
の取手6又は同体に設けたページ押え9を未読了のペー
ジの小口に立て掛けるだけで、未読了のページのはねあ
がりを防止することができる。したがって、セットが簡
単容易で、見開きが広く、ページめくり及び差し込みが
容易、しかも携帯に便利である。ページ押え具の裏面
に、折り畳み自在の支持脚又は書籍支持台を設けると、
軽便な書見台として使用することができる。
【図1】図1A及び図1Bは、それぞれ実施例1の構造
を示す平面図及び側面図である。図1Cは、実施例1の
作用を示す正面図である。
を示す平面図及び側面図である。図1Cは、実施例1の
作用を示す正面図である。
【図2】実施例2を示す斜視図である。
【図3】実施例3を一部切欠いて示す斜視図である。
【図4】実施例4を示す斜視図である。
【図5】実施例5を示す斜視図である。
【図6】従来例を示す斜視図である。
【図7】同じく従来例を示す正面図である。
1 ばね 2 口部 3 突出部 4 支持筒 5 支持片 6 取手 7 挟み具 8 支持体 9 ページ押え 10 支持部分体 11 凹部 12 脚 13 ページ挟み 14 滑り止め 15 表紙 16 見返しの遊び 17 とびら 18 背 19 裏表紙 20 ブック・ジャケット 21 ページ 22 溝
Claims (7)
- 【請求項1】 板状の弾性体を折り曲げて形成したばね
(1)の両端部を圧接して口部(2)とし、両口部
(2)の両側に、内端縁中央部に山形の突出部(3)を
持った支持筒(4)を設けるとともに、棒状の弾性体を
中央部で折り曲げかつ両端部を外方向に折り曲げて支持
片(5)を設けた取手(6)を形成し、支持片(5)を
支持筒(4)に内側からさしはめた挟み具(7)におい
て、一方の口部(2)に、口部(2)の末端から書籍を
支持するための支持体(8)の先端までの長さが、書籍
の横幅に背幅を加えた長さよりも長い長さの支持体
(8)を設けた書籍のページ押え具。 - 【請求項2】 ばね(1)の力で両取手(6)の先端部
を圧接して口部(2)とした挟み具(7)において、一
方の口部(2)にページ押え(9)を、他方の口部
(2)に、口部(2)の末端から書籍を支持するための
支持体(8)の先端までの長さが、書籍の横幅に背幅を
加えた長さよりも長い長さの支持体(8)をそれぞれ設
けた書籍のページ押え具。 - 【請求項3】 支持体(8)を複数の支持部分体(1
0)で伸縮自在にさしはめ連結して構成したものであ
る、請求項1又は請求項2に記載の書籍のページ押え
具。 - 【請求項4】 棒状の弾性体の一端部を折り曲げてペー
ジ押え(9)を形成し、支持体(8)の先端に出入自在
にさしはめ連結して構成したものである、請求項1、請
求項2又は請求項3に記載のページ押え具。 - 【請求項5】 支持体(8)の先端部表面に、内端縁中
央部に山形の突出部(3)を持った支持筒(4)を設
け、棒状の弾性体を中央部で折り曲げかつ両端部を外方
向に折り曲げて支持片(5)を設けたページ押え(9)
を形成し、支持片(5)を支持筒(4)に内側からさし
はめたものである、請求項3に記載の書籍のページ押え
具。 - 【請求項6】 支持体(8)を設けた口部(2)の支持
筒(4)の突出部(3)に代えて、取手(6)の基部が
はまる凹部(11)を設けたものである、請求項1、請
求項3又は請求項5に記載の書籍のページ押え具。 - 【請求項7】 ページ押え具の裏面に、折り畳み自在の
脚(12)又は書籍支持台を設けたものである、請求項
4又は請求項5に記載の書籍のページ押え具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33246595A JPH08300851A (ja) | 1995-03-06 | 1995-11-15 | 書籍のページ押え具 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-84441 | 1995-03-06 | ||
JP8444195 | 1995-03-06 | ||
JP33246595A JPH08300851A (ja) | 1995-03-06 | 1995-11-15 | 書籍のページ押え具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08300851A true JPH08300851A (ja) | 1996-11-19 |
Family
ID=26425489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33246595A Pending JPH08300851A (ja) | 1995-03-06 | 1995-11-15 | 書籍のページ押え具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08300851A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200454025Y1 (ko) * | 2008-08-27 | 2011-06-09 | 서동주 | 휴대용 독서대 |
JP2020189478A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 裕保 大岡 | 頁押え具 |
-
1995
- 1995-11-15 JP JP33246595A patent/JPH08300851A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200454025Y1 (ko) * | 2008-08-27 | 2011-06-09 | 서동주 | 휴대용 독서대 |
JP2020189478A (ja) * | 2019-05-23 | 2020-11-26 | 裕保 大岡 | 頁押え具 |
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