JPH08300229A - カッタ−刃の製造法 - Google Patents

カッタ−刃の製造法

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Publication number
JPH08300229A
JPH08300229A JP12953795A JP12953795A JPH08300229A JP H08300229 A JPH08300229 A JP H08300229A JP 12953795 A JP12953795 A JP 12953795A JP 12953795 A JP12953795 A JP 12953795A JP H08300229 A JPH08300229 A JP H08300229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
cutting edge
resist
cutter
place
Prior art date
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Pending
Application number
JP12953795A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Nouzumi
厚生 能隅
Katsuichiro Kobayashi
勝一郎 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui High Tec Inc
Original Assignee
Mitsui High Tec Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui High Tec Inc filed Critical Mitsui High Tec Inc
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状の刃物素材から突起し、使用による摩耗
が殆どなく切れ味が長期にわたって優れる刃物を、高度
な熟練を必ずしも要さず生産性よく製作する。 【構成】 刃物素材の表面にレジストを刃先予定箇所の
両側を小間隔だけ空けて設け、該レジストを設けてない
小間隔部を1次エッチングして凹ませ、その後、前記刃
先予定箇所以外に設けられたレジストを除いて2次エッ
チングして刃物素材を減厚し、刃先予定箇所を突起させ
刃先とするカッタ−刃の製造法である。他の要旨は、前
記1次エッチングの後、刃先予定箇所をさらにレジスト
で覆うとともに刃先予定箇所以外に設けられたレジスト
を除き、2次エッチングを行いカッタ−刃を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカッタ−刃の製造法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】シ−ト例えば紙コップ用の薄紙シ−トは
所定幅に切断される。その切断装置として、直線状の刃
物と押えロ−ルからなるカッタ−が用いられる。該カッ
タ−では直線状の刃物を設けた金物上に被切断シ−トを
通板させ、押えロ−ルで押えながら切断する。これら薄
物シ−トの切断では、反り、湾曲、ダレ等の形状不良が
なく、且つ、切断面の性状よくカットすることが重要で
ある。
【0003】さらに切断装置としては、丸刃を設けた一
対の回転刃で切断するものもあるが、薄紙シ−トあるい
は薄フィルム等の薄物シ−トを連続的に切断する際は、
クリアランスの調整が難しかったり、刃先の若干の摩耗
でも切断形状が不良となり易いので、前記直線状の刃物
と押えロ−ルによる装置が採用される傾向にある。
【0004】直線状の刃物は刃先が尖り薄厚みで、刃先
高さが所定長さにわたって均一、且つ、刃傾斜面は平滑
であることが、薄物シ−トを連続的に形状よく切断する
のに必要である。
【0005】直線状の刃物は、例えば工具鋼、ばね鋼等
の所望鋼を素材として研削、熱処理、鍛造、研磨などを
施して製作されている。この従来の製造法では、高度の
熟練を要し、その製作に長時間かかっている。
【0006】
【この発明が解決しようとする課題】薄物シ−トを切断
する前記直線状の刃物は、例えばナイフや包丁等のよう
に刃先と峰が必ずしも一体的に構成されている必要はな
く、地鉄部から刃先が突起していればよい。かかる刃物
を研削や鍛造など行う従来の製造法では、製作が難し
く、前述のような問題があり、加えてコスト高となって
いる。
【0007】本発明は、板状の刃物素材から突起し薄物
シ−トを形状よく切断でき、また使用による切れ味劣化
が殆どない直線状の刃物を、高度な熟練を必ずしも要さ
ず、生産性よく製作することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、刃物素
材の表面にレジストを刃先予定箇所の両側を小間隔だけ
空けて設け、該刃先予定箇所の両側のレジストが設けて
ない小間隔部を1次エッチングにより減厚し、その後、
前記刃先予定箇所以外に設けられた前記レジストを除い
て2次エッチングして刃物素材を減厚し、前記刃先予定
箇所を他より突起させ刃先とするカッタ−刃の製造法に
ある。また他の要旨は、前記1次エッチングの後、刃先
予定箇所をさらにレジストで覆うとともに、刃先予定箇
所以外に設けられたレジストを除き、2次エッチングす
るところにある。
【0009】
【作用】本発明は刃物素材の表面に、刃先予定箇所の両
側を小間隔だけ空けてレジストを設け、当該レジストを
設けてない刃先予定箇所両側の幅狭部を1次エッチング
して凹みをつくり、その後、刃先予定箇所以外に設けら
れたレジストを除き、2次エッチングするので、刃先予
定箇所だけは他より突起した刃先が形成され、その刃先
頂部は鋭角に尖らず極狭例えば0.02〜0.05mm
の厚みの尖端となり、使用時の摩耗が殆どなく切れ味が
長期にわたり優れる。さらに刃先高さは地鉄面を受け継
ぎ同じ高さで、刃傾斜面は刃先の両側が正対称形で、こ
の点からも切れ味がすぐれる。
【0010】
【実施例】次に本発明について1実施例に基づき図面を
参照して説明する。図1はこの実施例により製作したカ
ッタ−刃を示す。図2はカッタ−刃の製作過程で刃先予
定箇所の両側を除きレジストを貼着した図を示し、図3
は刃先予定箇所の両側を1次エッチングした状況を示
し、図4は刃先頂部箇所以外を2次エッチングしたカッ
タ−刃の断面を示す。図面において、1は刃物素材で、
例えば板状の工具鋼、みがき鋼、高速度鋼など任意の材
料が使用される。該刃物素材1の表面に、図2のように
レジスト2が刃先予定箇所3の両側を狭幅だけ空けて設
けられる。刃先予定箇所3の上面は刃先頂部となるの
で、当該箇所のレジスト2は幅狭く貼着している。
【0011】刃物素材1へのレジスト2の貼着は前記に
限らず、例えば刃物素材1の表面に全面的に貼着し、刃
先予定箇所3の両側を狭幅にて切欠きしてもよい。
【0012】レジスト2を刃物素材1に設けた後、1次
エッチングして図3に示すように前記刃先予定箇所3の
両側の地鉄露出部を食刻し凹ませる。該凹み4から刃先
予定箇所3に続く側は刃先頂部5からのシャ−プな傾斜
面となる。また該傾斜面は刃先頂部5に対して対称に形
成される。なお、刃先頂部5の厚みは極めて薄いのであ
るが、図3及び図4では説明の便宜上、厚みを拡大して
示している。
【0013】その後、刃先予定箇所3以外に設けられて
いるレジスト2を取り除き、刃物素材1を2次エッチン
グして板厚を減じ、刃先予定箇所3を他より突起させ刃
先とする。該刃先頂部5は貼着レジスト2の細幅に準じ
たサイズ、例えば0.02〜0.05mmの厚みを有し
て、鋭角に尖らず使用時の摩耗が殆どない刃先形状とな
る。
【0014】前記2次エッチングで、先に1次エッチン
グにて形成した刃先予定箇所3の頂部近傍の形状を食刻
せず、その形状を一層確実に保護するには、図4のよう
に刃先予定箇所3をさらにレジスト材6で覆ってから、
2次エッチングしてカッタ−刃7を形成する。なお、カ
ッタ−刃7の形成後にレジスト材6は取り除かれる。
【0015】前記のように1次エッチングで形成した刃
先頂部5を、さらにレジスト材6で保護し、2次エッチ
ングを行い刃先頂部5以外の刃物素材1地鉄を減厚し、
刃先をより突起させる。これにより刃先頂部の前記形状
が一層安定化し、切れ味がすぐれ、且つ切れ味劣化のな
い刃物が得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明では、板状の刃物素材から刃先が
突起した刃物をエッチングにより製作でき、従来のよう
な高度な熟練や長時間を要しない。また本発明による刃
先は前述のように鋭角に尖ってなく極めて小さな厚さの
先端となっているので、使用における刃先摩耗の発生が
殆どなく長期にわたって切れ味がすぐれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例における刃物を示す図。
【図2】本発明の1実施例における刃物製造過程でレジ
スト貼着を示す図。
【図3】本発明の1実施例における刃物製造過程の1次
エッチングを示す図。
【図4】本発明の1実施例において2次エッチングした
カッタ−刃先の断面を示す図。
【符号の説明】
1 刃物素材 2 レジスト 3 刃先予定箇所 4 凹み 5 刃先頂部 6 レジスト材 7 カッタ−刃

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃物素材の表面にレジストを刃先予定箇
    所の両側を小間隔あけて設け、該刃先予定箇所の両側の
    レジストを設けてない小間隔部を1次エッチングして凹
    ませ、その後、前記刃先予定箇所以外に設けられた前記
    レジストを除いて2次エッチングして刃物素材を減厚
    し、前記刃先予定箇所を突起させ刃先とすることを特徴
    とするカッタ−刃の製造法。
  2. 【請求項2】 刃物素材の表面にレジストを刃先予定箇
    所の両側を小間隔あけて設け、該刃先予定箇所の両側の
    レジストを設けてない小間隔部を1次エッチングして凹
    ませ、その後、前記刃先予定箇所をさらにレジスト材で
    覆うとともに、刃先予定箇所以外に設けられた前記レジ
    ストを除いて2次エッチングして刃物素材を減厚し、刃
    先予定箇所を突起させ刃先とすることを特徴とするカッ
    タ−刃の製造法。
JP12953795A 1995-04-28 1995-04-28 カッタ−刃の製造法 Pending JPH08300229A (ja)

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