JPH08299682A - 洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検知方法 - Google Patents

洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検知方法

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JPH08299682A
JPH08299682A JP7111992A JP11199295A JPH08299682A JP H08299682 A JPH08299682 A JP H08299682A JP 7111992 A JP7111992 A JP 7111992A JP 11199295 A JP11199295 A JP 11199295A JP H08299682 A JPH08299682 A JP H08299682A
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Masayuki Tokuchi
政幸 渡久地
Kazuhiko Yamagami
和彦 山上
Tatsuo Inada
達夫 稲田
Toshihiro Asai
敏弘 浅井
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクチュエータが正しく動作し、脱水運転開
始時にレバーが正規の位置に達しているかを確実に検知
し、正しい状態で脱水運転を開始でき、また、アクチュ
エータの故障も検知できる。 【構成】 洗い工程、すすぎ工程、脱水工程が自動的に
進行する全自動洗濯機の排水弁駆動ユニットで、該排水
弁駆動ユニットを構成するアクチュエータの回転位置に
より、アクチュエータに連結したレバーにより洗濯兼脱
水槽のブレーキ解除、排水弁開、洗いと脱水のクラッチ
切り換えを行うものにおいて、ブレーキ解除位置でオフ
する第1のスイッチと、排水弁開、洗いと脱水のクラッ
チ切り換え位置でオフする第2のスイッチを設けるとと
もに、前記第1と第2のスイッチに接続するアクチュエ
ータの電流検出回路を設け、該電流検出回路からの出力
によりアクチュエータが最終位置まで回転したことを検
知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全自動洗濯機の、排水
弁駆動ユニットガ正常に動作しているかを検知する排水
弁駆動ユニットの動作検知方法に関する。
【0002】
【従来の技術】全自動洗濯機の運転工程は、周知のよう
に洗い工程、すすぎ工程(例えば2回)、脱水工程が自
動的に進行するものであり、これを図5について説明す
ると、洗い工程は、給水、攪拌による洗いで構成され、
すすぎ工程は、第1回目、第2回目ともに、排水、排水
後の水切りのための一時待機、低速脱水、高速脱水、自
然停止、給水、攪拌によるすすぎで構成され、また、最
終の脱水工程は、排水、排水後の水切りのための一時待
機、低速脱水、高速脱水、自然停止で構成され、最後に
終了のアラームが鳴る。
【0003】ところで、洗濯兼脱水槽の下方に、ブレー
キ機構、クラッチ切換え、排水弁開閉機構を兼ねるクラ
ッチ切換装置を設け、該クラッチ切換装置により、洗い
やすすぎ工程では洗濯兼脱水槽の回転軸を、回転翼の回
転軸と切り離して回転翼のみを回転し、洗濯兼脱水槽を
停止している。また、洗いやすすぎ工程の開始時には洗
濯兼脱水槽はブレーキがかかって固定されているが、開
始後、ブレーキを解除して槽フリーの状態とする。
【0004】そして、脱水工程では排水弁を引き上げて
排水口を開放すると同時に、クラッチ切換装置によって
脱水用のクラッチをつないで回転翼の回転軸の回転を洗
濯兼脱水槽の回転軸に伝達し、回転翼と同時に洗濯兼脱
水槽を回転させる。
【0005】このようなクラッチ切換えやブレーキの解
除、排水弁の引き上げは、クラッチ切換装置に設けたレ
バーをアクチュエータの回動で移動することにより、一
連の動作で行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】例えば、アクチュエー
タを構成するトルクモータのトルクが不足するなどの原
因で、脱水工程開始時までにアクチュエータが正規の位
置まで引けていないにもかかわらず、脱水工程が開始す
ることがある。この場合は、排水弁も引かれておらず閉
じたままの状態であり、クラッチも脱水用につながって
いないので、回転翼のみが回転する状態で脱水運転が開
始してしまい、正しい運転が行われない。
【0007】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、アクチュエータが正しく動作し、脱水運転開始時に
レバーが正規の位置に達しているかを確実に検知し、正
しい状態で脱水運転を開始でき、また、アクチュエータ
の故障も検知できる洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作
検知方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、第1に、洗い工程、すすぎ工程、脱水工程
が自動的に進行する全自動洗濯機の排水弁駆動ユニット
で、該排水弁駆動ユニットを構成するアクチュエータの
回転位置により、アクチュエータに連結したレバーによ
り洗濯兼脱水槽のブレーキ解除、排水弁開、洗いと脱水
のクラッチ切り換えを行うものにおいて、ブレーキ解除
位置でオフする第1のスイッチと、排水弁開、洗いと脱
水のクラッチ切り換え位置でオフする第2のスイッチを
設けるとともに、前記第1と第2のスイッチに接続する
アクチュエータの電流検出回路を設け、該電流検出回路
からの出力によりアクチュエータが最終位置まで回転し
たことを検知することを要旨とするものである。
【0009】第2に、アクチュエータの電流検出回路に
は第1と第2のスイッチにそれぞれ接続する第1と第2
のトライアックが接続され、該電流検出回路からの検出
電流は、トライアックに出力するゲート信号をゼロクロ
スに同期させ、このゲート信号の出力がなくなってから
検出することを要旨とするものである。
【0010】第3に、第1と第2のトライアックは、こ
れに通電される電流の方向でオンさせるトライアックを
切り換えることを要旨とするものである。
【0011】第4に、ブレーキ解除位置でオフする第1
のスイッチ位置までと、排水弁開、洗いと脱水のクラッ
チ切り換え位置でオフする第2のスイッチ位置までと
で、必要とするアクチュエータの電流検出時間を異なら
せることを要旨とするものである。
【0012】第5に、アクチュエータが正常に回転して
いないことが検知されたときは、アクチュエータへの通
電を一旦停止し、その後、再度通電することを要旨とす
るものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の本発明によれば、アクチュエー
タが動作して第1のスイッチがオフし、さらにアクチュ
エータが動作して第2のスイッチがオフすることによ
る、アクチュエータの電流検出回路の出力の変化を検出
してアクチュエータが正しく作動しているかが判断され
る。
【0014】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、第1と第2のスイッチにそれぞれ接続する第
1と第2のトライアックにはゲート信号が流れるが、こ
のゲート信号がなくなってから、電流検出回路から出力
される電流を検出するから、電流検出回路からの検出電
流がゲート信号と混同されることはない。
【0015】請求項3記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、アクチュエータ側からトライアックに流れる
電流は、2つのトライアックのオン状態を維持するには
不十分であることから、第1のスイッチがオフし、第2
のスイッチのみがオンのときは、アクチュエータ側から
の電流でトライアックをオンし、第1と第2のスイッチ
の両方がオンのときは、アクチュエータとは反対側から
の電流でアクチュエータをオンする。
【0016】請求項4記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、ブレーキ解除位置でオフする第1のスイッチ
位置までと、排水弁開、洗いと脱水のクラッチ切り換え
位置でオフする第2のスイッチ位置までとで、必要とす
るアクチュエータの電流検出時間を異ならせることで、
アクチュエータが正常に回転していない場合に、どの位
置まで回転したのかが判明する。
【0017】請求項5記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、アクチュエータが正常に回転していないこと
が検知されたときは、アクチュエータへの通電を一旦停
止し、その後、再度通電することで、一時的なトルク不
足でアクチュエータの回転が停止した場合などは、その
まま再度の通電で回転が開始することもあり、洗濯運転
に支障をきたさない。
【0018】
【実施例】以下、図面について本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の洗濯機の排水弁駆動ユニット
の動作検知方法の動作を示すフローチャートで、図6に
ついて洗濯機の概略から説明すると、水受け槽1の内部
に、底部に回転翼2を設けた洗濯兼脱水槽3を配設し、
水受け槽1と洗濯兼脱水槽3との間の隙間4にエアトラ
ップ5を連通し、該エアトラップ5の上端に水位センサ
6を設けた。
【0019】水受け槽1の下方にモータ7を配設し、該
モータ7にその回転数検出器8としてパルスジェネレー
タを取り付け、回転翼2と洗濯兼脱水槽3のそれぞれの
洗濯軸と脱水軸とをクラッチ機構を介して、Vベルト、
プーリでモータ7に連結する。
【0020】また、水受け槽1の底部に形成した排水口
に排水弁9を設け、該排水弁9と前記クラッチ機構とに
それぞれ排水弁9、クラッチ機構を駆動制御するトルク
モータによるアクチュエータ10,11を設ける。
【0021】そして、水位センサ6、モータ7、回転数
検出器8、アクチュエータ10,11、電源スイッチ1
2、フタ・アンバランススイッチ13、給水弁14、仕
上げ剤専用の給水弁15をマイクロコンピュータなどを
利用する制御装置16に接続する。
【0022】図3は制御装置16の制御ブロック図、図
4は制御回路図で、制御装置16は、制御部17に接続
する操作スイッチ18、表示器19、発振回路20、リ
セット回路21、ゼロクロス検出回路22、データ記憶
回路23、ブザー24、DCレベル25を備えるもの
で、制御部17の入力端子側にコネクタ26を介して回
転数検出器8、フタ・アンバランススイッチ13、アク
チュエータ10,11の位置を検出するアクチュエータ
位置検出器であるアクチュエータの電流検出器27、電
源スイッチ12、水位センサ6が接続され、出力端子側
にコネクタ26を介してアクチュエータ10,11、給
水弁14、仕上げ剤専用の給水弁15、モータ7が接続
される。なお、アクチュエータ10,11とで排水弁駆
動ユニット28を構成する。
【0023】排水弁駆動ユニット28は、図4の制御回
路図に示すように、並列接続されるソレノイド29とモ
ータ30に、それぞれ第1のスイッチ31と第2のスイ
ッチ32が直列接続され、第1のスイッチ31に第1の
トライアック33が、第2のスイッチ32に第2のトラ
イアック34がそれぞれ直列接続され、そして、この第
1と第2のトライアック33,34にアクチュエータの
電流検出器27が直列接続される。
【0024】次に動作を説明する。本発明における運転
方法も基本動作は図4について既に説明したように洗い
工程、第1回目のすすぎ工程、第2回目のすすぎ工程、
脱水工程で構成され、前記のようにすすぎ工程における
脱水運転や最終の脱水工程の開始時には、排水弁9が引
き上げられて開き、脱水用にクラッチが切り換えられて
いなければならない。
【0025】かかる運転方法において、本発明は、すす
ぎ工程における脱水運転や最終の脱水工程の開始時に排
水弁駆動ユニットのアクチュエータが正しい位置にある
かを検出するもので、洗い工程やすすぎ工程の開始時
は、第1のスイッチ31、第2のスイッチ32ともにオ
ンし、洗濯兼脱水槽3はブレーキがかかって固定され、
排水弁9も閉じている。
【0026】洗いやすすぎ運転が開始すると、アクチュ
エータのモータ30が回ってソレノイド29の働きで、
まず、第1のスイッチ31がオフし、洗濯兼脱水槽3の
ブレーキが解除されて槽フリーの状態となり、さらに運
転が進行しモータ30が回って、脱水開始時には、第2
のスイッチ32もオフし、排水弁9が開くとともに、ク
ラッチが脱水側に切り換えられる。
【0027】本発明は、すすぎ工程における脱水運転や
最終の脱水工程の開始時に排水弁駆動ユニットのスイッ
チ31,32がオフしているかをアクチュエータの電流
検出器27のモータ30からの電流出力により判断す
る。この場合、アクチュエータの電流検出器27にはソ
レノイド29からの電流も流れるが、ソレノイド29か
らの電流はこれにダイオードが接続されているため、一
方向のものとなっているので、両方向に流れるモータ3
0の電流と区別する。
【0028】また、アクチュエータの電流検出器27に
は、モータ30からの電流とトライアック33,34へ
のゲート信号の両方が流れ、電流検出器27で検知され
る電流が、どちら側からのものか判別できない。
【0029】さらに、トライアック33,34は一般に
ゲート電流がなくなっても主電流は流れ続けるが、この
主電流が小さすぎると、流れなくなり、本発明において
も、第1のスイッチ31がオフし、第2のスイッチ32
のみがオンしている状態であれば、モータ30側からの
電流が全てトライアック34に流れるので、トライアッ
ク34はオン状態を維持できる。
【0030】しかし、第1のスイッチ31がオンしてし
まうと、モータ30側からの電流が両方のトライアック
33,34に流れることになり、電流が小さくなって、
オフするおそれがある。
【0031】そこで、トライアック33,34への通電
制御を行う。これを図1のフローチャートについて説明
すると、まず、トライアック33,34のゲート信号を
ゼロクロスに同期させ〔ステップ(イ)〕、前回のゲー
ト信号が出力されてから6.5msec後のゼロクロス
出力がHighであれば〔ステップ(ロ)〕(図2参
照)、ソレノイド29側のトライアック33とモータ3
0側のトライアック34をオンし、ゲート信号を送る
〔ステップ(ハ)(ニ)〕。
【0032】また、ゼロクロス出力がHighでなけれ
ば、すなわちLowであれば〔ステップ(ロ)〕(図2
参照)、モータ30側のトライアック34のみをオン
し、ゲート信号を送る〔ステップ(ニ)〕。
【0033】そして、ソレノイド29側のトライアック
33とモータ30側のトライアック34の両方をオンす
るときは、モータ30とは反対側から電流を送り、モー
タ30側のトライアック34のみをオンするときはモー
タ30側から電流を送る。このように、トライアック3
3、34に流す電流の方向によってオンさせるトライア
ック33,34を決定し、トライアック33,34に流
す主電流の量を確保する。
【0034】次にゲート信号とモータ30からの電流を
区別する方法を説明する。以上のようにしてトライアッ
ク33,34に通電された後、4msecタイマを作動
させ、4msec経過後にトライアックへのゲート電流
の通電をオフする〔ステップ(ホ)(ヘ)(ト)〕。そ
の後、さらに2,5msecタイマを作動させ、2.5
msec経過後に〔ステップ(チ)(リ)〕、電流検出
器27で検知されるアクチュエータモータ電流がLow
で〔ステップ(ル)〕、前回の出力がHighであれば
〔ステップ(ヲ)〕、onカウンターをプラス1する
〔ステップ(ワ)〕。
【0035】ここで、電流検出器27で検出するモータ
電流の検出のタイミングを、トライアックへのゲート電
流の4msecの通電の終了後、さらに2.5msec
後とすることで、ゲート電流からモータ電流を区別して
検出することが可能となる。
【0036】以上のようにして電流検出器27で検出さ
れるモータ電流がHighとLowを交互に繰り返し、
90回カウントされたならば〔ステップ(カ)〕、電流
が正常に流れ、モータ30が正しく回転してアクチュエ
ータが正しく動作しているものと判断し、電流正常フラ
グ1をたてる〔ステップ(ヨ)〕。
【0037】モータ30が回転し、回転終了位置で脱水
運転が開始するが、次に終了位置まで正しく回転したか
を検知する方法を説明する。モータ30が正常に回転
し、電流正常フラグ1がたった後〔ステップ(ヌ)〕、
図3に示すようにモータ30の回転が停止していれば、
トライアックへの通電後、6.5msec経過後の電流
検知器27からの出力はHighのみとなる。
【0038】そこで、このHigh出力のみをカウント
し、OFFカウンターが100に達すれば〔ステップ
(レ)(ソ)(ツ)(ネ)〕、モータ30が正しい位置
で停止したものと判断して、ポジション正常フラグ1を
たてる〔ステップ(ナ)〕。
【0039】これにより、アクチュエータの動作は正常
に終了したものとして、すなわち、排水弁9が開き、ク
ラッチが脱水側に切り換えられたものとして、脱水運転
を開始する。
【0040】また、ブレーキ解除位置でオフする第1の
スイッチ31位置までと、排水弁9開、洗いと脱水のク
ラッチ切り換え位置でオフする第2のスイッチ32位置
までとで、必要とするアクチュエータの電流検出時間を
変えることで、アクチュエータが正常に回転していない
場合に、どの位置まで回転したのかを判断する。
【0041】さらに、アクチュエータが正常に回転して
いないことが検知されたときは、アクチュエータへの通
電を一旦停止し、その後、再度通電することで、一時的
なトルク不足でアクチュエータの回転が停止した場合な
どは、そのまま再度の通電で回転が開始することもあ
り、洗濯運転に支障をきたさない。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明の洗濯機の排水
弁駆動ユニットの動作検知方法は、第1に、アクチュエ
ータが動作して第1のスイッチがオフし、さらにアクチ
ュエータが動作して第2のスイッチがオフすることによ
る、アクチュエータの電流検出回路の出力の変化を検出
してアクチュエータが正しく作動しているかが判断され
るから、検知のために別途格別に結線する必要がなく、
簡単な構造で、故障のおそれもなく、確実に検知でき
る。
【0043】第2に、電流検出回路から出力する電流で
アクチュエータの動作を検知する場合に、第1と第2の
スイッチにそれぞれ接続する第1と第2のトライアック
にはゲート信号が流れるが、このゲート信号がなくなっ
てから、電流検出回路から出力される電流を検出するか
ら、電流検出回路からの検出電流がゲート信号と混同さ
れることはない。
【0044】第3に、アクチュエータ側からトライアッ
クに流れる電流は、2つのトライアックのオン状態を維
持するには不十分であることから、第1のスイッチがオ
フし、第2のスイッチのみがオンのときは、アクチュエ
ータ側からの電流でトライアックをオンし、第1と第2
のスイッチの両方がオンのときは、アクチュエータとは
反対側からの電流でアクチュエータをオンすることで、
電流検出回路での検出に支障を来すことを防止できる。
【0045】第4に、ブレーキ解除位置でオフする第1
のスイッチ位置までと、排水弁開、洗いと脱水のクラッ
チ切り換え位置でオフする第2のスイッチ位置までと
で、必要とするアクチュエータの電流検出時間を異なら
せることで、アクチュエータが正常に回転していない場
合に、どの位置まで回転したのかが判明する。
【0046】第5に、アクチュエータが正常に回転して
いないことが検知されたときは、アクチュエータへの通
電を一旦停止し、その後、再度通電することで、一時的
なトルク不足でアクチュエータの回転が停止した場合な
どは、そのまま再度の通電で回転が開始することもあ
り、洗濯運転に支障をきたさない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検
知方法の動作を示すフローチャートである。
【図2】本発明の洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検
知方法が実施される洗濯機のアクチュエータ回転中の波
形図である。
【図3】本発明の洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検
知方法が実施される洗濯機のアクチュエータの回転終了
時の波形図である。
【図4】本発明の洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検
知方法が実施される洗濯機の制御回路図である。
【図5】本発明の洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検
知方法が実施される洗濯機の運転工程を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の排水弁駆動ユニットの動作検知方法が
実施される洗濯機の説明図である。
【図7】本発明の排水弁駆動ユニットの動作検知方法が
実施される洗濯機の制御ブロック図である。
【符号の説明】
1…水受け槽 2…回転翼 3…洗濯兼脱水槽 4…隙間 5…エアトラップ 6…水位センサ 7…モータ 8…回転数検出器 9…排水弁 10…アクチュエータ 11…アクチュエータ 12…電源スイッチ 13…フタ・アンバランススイッチ 14…給水弁 15…仕上げ剤専用の給水弁 16…制御装置 17…制御部 18…操作スイッチ 19…表示器 20…発振回路 21…リセット回路 22…ゼロクロス検出回路 23…データ記憶回路 24…ブザー 25…DCレベル 26…コネクタ 27…アクチュエータの電流検出器 28…排水弁駆動ユニット 29…ソレノイド 30…モータ 31…第1のスイッチ 32…第2のスイッチ 33…第1のトライアック 34…第2のトライアック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲田 達夫 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内 (72)発明者 浅井 敏弘 千葉県船橋市山手1丁目1番1号 日本建 鐵株式会社船橋製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗い工程、すすぎ工程、脱水工程が自動
    的に進行する全自動洗濯機の排水弁駆動ユニットで、該
    排水弁駆動ユニットを構成するアクチュエータの回転位
    置により、アクチュエータに連結したレバーにより洗濯
    兼脱水槽のブレーキ解除、排水弁開、洗いと脱水のクラ
    ッチ切り換えを行うものにおいて、ブレーキ解除位置で
    オフする第1のスイッチと、排水弁開、洗いと脱水のク
    ラッチ切り換え位置でオフする第2のスイッチを設ける
    とともに、前記第1と第2のスイッチに接続するアクチ
    ュエータの電流検出回路を設け、該電流検出回路からの
    出力によりアクチュエータが最終位置まで回転したこと
    を検知する洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検知方
    法。
  2. 【請求項2】 アクチュエータの電流検出回路には第1
    と第2のスイッチにそれぞれ接続する第1と第2のトラ
    イアックが接続され、該電流検出回路からの検出電流
    は、トライアックに出力するゲート信号をゼロクロスに
    同期させ、このゲート信号の出力がなくなってから検出
    することを特徴とする請求項1記載の洗濯機の排水弁駆
    動ユニットの動作検知方法。
  3. 【請求項3】 第1と第2のトライアックは、これに通
    電される電流の方向でオンさせるトライアックを切り換
    えることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれ
    かに記載の洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検知方
    法。
  4. 【請求項4】 ブレーキ解除位置でオフする第1のスイ
    ッチ位置までと、排水弁開、洗いと脱水のクラッチ切り
    換え位置でオフする第2のスイッチ位置までとで、必要
    とするアクチュエータの電流検出時間を異ならせること
    を特徴とする請求項1記載の洗濯機の排水弁駆動ユニッ
    トの動作検知方法。
  5. 【請求項5】 アクチュエータが正常に回転していない
    ことが検知されたときは、アクチュエータへの通電を一
    旦停止し、その後、再度通電することを特徴とする請求
    項1記載の洗濯機の排水弁駆動ユニットの動作検知方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020006913A (ko) * 2000-07-14 2002-01-26 윤종용 세탁기의 배수 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20020006913A (ko) * 2000-07-14 2002-01-26 윤종용 세탁기의 배수 장치

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