JPH0829852A - 防水型レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

防水型レンズ付きフィルムユニット

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Publication number
JPH0829852A
JPH0829852A JP16538494A JP16538494A JPH0829852A JP H0829852 A JPH0829852 A JP H0829852A JP 16538494 A JP16538494 A JP 16538494A JP 16538494 A JP16538494 A JP 16538494A JP H0829852 A JPH0829852 A JP H0829852A
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JP
Japan
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film unit
lens
film
waterproof
exterior member
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Pending
Application number
JP16538494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kojiro Yoshida
康二郎 吉田
Kazuo Todo
和夫 藤堂
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Publication of JPH0829852A publication Critical patent/JPH0829852A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 日焼け用や日焼け止め用の乳液やオイルが防
水型レンズ付きフィルムユニットの外装部材に付着して
も、少なくとも光学的機能を有している部分は保護され
るようにする。 【構成】 透明な外装部材により水密状態に形成された
防水型レンズ付きフィルムユニットにおいて、外装部材
における少なくとも光学的機能を有する部分に、透明の
液状硬膜材を塗布するか、又は透明のシート状硬膜材を
貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、透明な外装部材によ
り密閉された防水型レンズ付きフィルムユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、海岸等で日焼け用や日焼け止め用
の乳液やオイルを使用している人が、防水型レンズ付き
フィルムユニットを用いる場合が増加している。この場
合、乳剤やオイルが付着した手で防水型レンズ付きフィ
ルムユニットに触れると、乳剤やオイルが防水型レンズ
付きフィルムユニットの外装部材に付着することにな
り、PS樹脂(ポリスチレン)により成形された外装部
材は、短時間の間に表面が白濁してしまう。外装部材は
透明の材料により成形されており、その一部は撮影レン
ズやファインダ等の前面にて光学的機能を果しているの
で、この部分が白濁すると、撮影不可能になってしま
う。
【0003】また、防水型レンズ付きフィルムユニット
の外装部材は、光学的機能を有する部分も有しない部分
も同様に滑面に形成されているので、誤って光学的機能
を有する部分に触れても分からない。
【0004】一方、従来の防水型レンズ付きフィルムユ
ニットは、フィルム巻上げ部材とシャッタレリーズ部材
を別個に外装部材に設けていた。従って、個々に防水構
造に形成させなければならず、部品点数を多く必要とし
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の問題の対策とし
て、従来は、光学的機能を果たす部分を触らないように
注意書きを設けたり、触り難い形状にしたりしている
が、それでも触ってしまう場合が多く、抜本的な対策に
はなっていなかった。
【0006】また、その他の対策として、乳剤やオイル
に対して耐触性のある樹脂、例えばAS樹脂(アクリロ
ニトリル・スチレン)、PC樹脂(ポリ・カーボネー
ト)を用いることも考えられるが、従来のPS樹脂より
高価になるという問題があった。
【0007】従って、本願発明は上記問題に鑑み、低価
格のPS樹脂を従来通り使用したまま、上記問題を解決
することを第1の課題する。
【0008】一方、従来の防水型レンズ付きフィルムユ
ニットは、フィルム巻上げ部材とシャッタレリーズ部材
とは別個の操作部材であったので、その個々に防水構造
を施さなければならず、部品点数を多く必要とした。
【0009】従って、本願発明は上記問題に鑑み、部品
点数を削減させると共に、漏水の危険性を減少させるこ
とを第2の課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題は、外装
部材における少なくとも光学的機能を有する部分に、透
明の液状硬膜材を塗布すること、若しくは透明のシート
状硬膜材を貼着すること、又は光学的機能を有する部分
を除いてシボ若しくは荒らしを施すことの何れかにより
達成される。
【0011】上記第2の課題は、回転することによりフ
ィルム巻き上げを行い、直進することによりシャッタレ
リーズを行う兼用操作部材を、外装部材に設けたことに
より、達成される。
【0012】
【実施例】本願発明の実施例を図1乃至図4に基づき、
詳細に説明する。
【0013】図1は第1実施例の防水型レンズ付きフィ
ルムユニットの図であり、第1の課題を解決するもので
ある。
【0014】同図において、11及び12は夫々外装部材で
ある前カバーと後カバーであり、透明のPS樹脂等によ
り成形され、周知の如くフィルムを内蔵したレンズ付き
フィルムユニットの全面を覆い、水の浸入が無いように
構成されている。13はレリーズ釦、14は巻上げノブであ
り、共に作動時にも水の浸入を周知の手段で防いでい
る。
【0015】一方、撮影レンズ用窓11a、ファインダ用
窓11b及びカウンタ用窓11cが、前カバー11と一体に形
成されており、特に透明にて且つ平滑に形成された撮影
レンズ用窓11aを透過した光線が内部の撮影レンズへ入
射し、同様に形成されたファインダ用窓11bを透過した
光線が内部のファインダに入射する。また、カウンタ用
窓11cを通して内部のカウンタを確認できる。ここで、
前述の如く、乳剤やオイルが光学的機能を有する撮影レ
ンズ用窓11a、ファインダ用窓11b及びカウンタ用窓11
cに付着すると、白濁することにより光学的機能が喪失
され、使用不可能になる。本実施例はこの対策として、
撮影レンズ用窓11a、ファインダ用窓11b及びカウンタ
用窓11cに透明な液状硬膜材を塗布するものである。液
状硬膜材としては、協立化学産業株式会社製、ワールド
ロックXFL−06LE等があるが、このような液状硬膜
材を塗布することにより、白濁が生じることを防止でき
る。なおこの他に、透明度を失うことにより機能が損な
われる部材、例えば図示していないがストロボ発光窓、
充電ランプ窓、アイピース窓等にも同様に液状硬膜材を
塗布することが好ましい。また、光学的機能を有しない
部分にも塗布すれば、外観品位が損なわれることがな
い。
【0016】図2は第2実施例の防水型レンズ付きフィ
ルムユニットの図であり、第1実施例と同様に第1の課
題を解決するものである。
【0017】同図において、各部材は第1実施例と全く
同一であるが、本実施例においてはは液状硬膜材を塗布
するのでなく、透明なシート状硬膜材を貼着して、各光
学的機能を有する部材を保護するものである。撮影レン
ズ用窓用シート21、ファインダ用窓用シート22及びカウ
ンタ用窓用シート23は各々シート状硬膜材であり、透明
な接着剤若しくは両面テープにより接着される。他の透
明部材に関しても同様である。
【0018】図3は第3実施例の防水型レンズ付きフィ
ルムユニットの図であり、第1実施例と同様に第1の課
題を解決するものである。
【0019】同図において、各部材は第1実施例と同様
であるが、本実施例においては前カバー31は、撮影レン
ズ用窓31a、ファインダ用窓31b及びカウンタ用窓31c
の光学的機能を有する部分を除いて、シボ若しくは荒ら
し処理が施されている。また、後カバー32も同様な処理
が施されている。従って、光学的機能を有する部分は滑
面であり、他は凹凸のある面なので、使用者は容易にそ
の差を判別でき、誤って光学的機能を有する部分に触れ
ることがない。なお、このシボ若しくは荒らし処理は成
形用金型に施しておくことが好ましい。
【0020】また、シボ若しくは荒らし処理を施した面
は、乳液やオイルにより白濁したときやキズが付いたと
き、目立たなくなるという利点もある。
【0021】なお、シボ若しくは荒らし処理を施すと、
滑面より大きな抜き勾配を必要とするため、前カバー31
と後カバー32の分割は、同図の如く前後で分割する方が
好ましいが、所定の抜き勾配が確保できれば、上下で分
割してもよい。
【0022】図4は第4実施例の防水型レンズ付きフィ
ルムユニットにおけるフィルム巻上げ及びシャッタレリ
ーズの操作部の図であり、第2の課題を解決するもので
ある。図4(A)は第4実施例の縦断面図であり、図4
(B)は軸41及びレリーズ板52の斜視図である。
【0023】図4(A)において、フィルム巻上げとシ
ャッタレリーズとを兼用する兼用操作部材であり軸41
は、図4(B)に示すように一端が回転を防止するため
二方摺41aに形成され、円筒状若しくは円錐状の巻上げ
ノブ42を嵌め込み、抜け止め43を止めネジ44により固定
する。従って、軸41は巻上げノブ42と一体に形成され
る。また、外装部材である外カバー45は軸受け46を嵌入
しているが、間隙からの防水のためOリング47が挿入さ
れ、軸受け46には軸41との間隙からの防水のため、Oリ
ング48が挿入されている。
【0024】また、内カバー51の内部にはパトローネP
が装填されているが、軸41の他端に形成された二股部41
bでパトローネPと係合している。従って、巻上げノブ
42を回転させると、軸41の二股部41bの回転によりパト
ローネP内に図示していないフィルムを巻き上げること
ができる。
【0025】一方、軸41の中央にはフランジ41cが設け
られ、巻上げノブ42の上部を押して軸41を直進させるこ
とにより、フランジ41cでレリーズ板52を押し下げ、端
末の突起52aでレリーズレバー53を押し下げることによ
り、周知の手段でシャッタレリーズが行われる。なおこ
のとき、軸41の二股部41bとパトローネPとの間にはパ
トローネPを押止することのない間隙を有している。ま
た、巻き上げノブから手を離すと、バネ49により巻上げ
ノブ42と共に軸41は元の位置に復帰する。
【0026】
【発明の効果】請求項1〜4の何れか1項によれば、日
焼け用や日焼け止め用の乳液やオイルが防水型レンズ付
きフィルムユニットの外装部材に付着しても、少なくと
も光学的機能を有している部分は保護されているので、
表面が白濁して撮影不可能になることがない。
【0027】請求項5又は請求項6によれば、光学的機
能を有する部分を除いて、シボ若しくは荒らし処理が施
されているので、使用者は容易にその差を判別でき、誤
って光学的機能を有する部分に触れることがない。
【0028】請求項7〜9の何れか1項によれば、フィ
ルム巻上げとシャッタレリーズとが同一の兼用操作部材
により操作されるので、部品点数が減少して低コストに
なる。また、Oリング等のパッキンの数も減少して漏水
する要因が減るので、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の防水型レンズ付きフィルムユニッ
トの図である。
【図2】第2実施例の防水型レンズ付きフィルムユニッ
トの図である。
【図3】第3実施例の防水型レンズ付きフィルムユニッ
トの図である。
【図4】第4実施例の防水型レンズ付きフィルムユニッ
トにおけるフィルム巻上げ及びシャッタレリーズの操作
部の図である。
【符号の説明】
11,31 前カバー 12,32 後カバー 11a,31a 撮影レンズ用窓 11b,31b ファインダ用窓 21 撮影レンズ用窓用シート 22 ファインダ用窓用シート 41 軸 42 巻上げノブ 52 レリーズ板 P パトローネ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な外装部材により水密状態に形成さ
    れた防水型レンズ付きフィルムユニットにおいて、前記
    外装部材における少なくとも光学的機能を有する部分
    に、透明硬膜材を付着させたことを特徴とする防水型レ
    ンズ付きフィルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記外装部材は、ポリスチレンから成形
    されていることを特徴とする請求項1に記載の防水型レ
    ンズ付きフィルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記透明硬膜材が、液状硬膜材であり、
    該液状硬膜材を塗布したことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の防水型レンズ付きフィルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記透明硬膜材が、シート状硬膜材であ
    り、該シート状硬膜材を貼着したことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の防水型レンズ付きフィルムユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 透明な外装部材により密閉された防水型
    レンズ付きフィルムユニットにおいて、前記外装部材に
    おける光学的機能を有する部分を除いて、シボ若しくは
    荒らしを施したことを特徴とする防水型レンズ付きフィ
    ルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記外装部材は、ポリスチレンから成形
    されていることを特徴とする請求項5に記載の防水型レ
    ンズ付きフィルムユニット。
  7. 【請求項7】 外装部材により水密状態に形成された防
    水型レンズ付きフィルムユニットにおいて、回転するこ
    とによりフィルム巻き上げを行い、直進することにより
    シャッタレリーズを行う兼用操作部材を、前記外装部材
    に設けたことを特徴とする防水型レンズ付きフィルムユ
    ニット。
  8. 【請求項8】 前記外装部材の外面側に位置する前記兼
    用操作部材が円筒状若しくは円錐状の巻上げノブを有
    し、該巻上げノブの上部を押圧することによりシャッタ
    レリーズを行うことを特徴とする請求項7に記載の防水
    型レンズ付きフィルムユニット。
  9. 【請求項9】 前記外装部材の内面側に位置する前記兼
    用操作部材の先端がパトローネと係合して回転し、前記
    兼用操作部材を直進させたときに前記パトローネを押止
    することのないことを特徴とする請求項7又は請求項8
    に記載の防水型レンズ付きフィルムユニット。
JP16538494A 1994-07-18 1994-07-18 防水型レンズ付きフィルムユニット Pending JPH0829852A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16538494A JPH0829852A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 防水型レンズ付きフィルムユニット

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Publication Number Publication Date
JPH0829852A true JPH0829852A (ja) 1996-02-02

Family

ID=15811370

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JP16538494A Pending JPH0829852A (ja) 1994-07-18 1994-07-18 防水型レンズ付きフィルムユニット

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JP (1) JPH0829852A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8148298B2 (en) 2006-03-29 2012-04-03 Ricoh Company, Ltd. Method for cleaning reversible thermosensitive recording medium, and image processing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8148298B2 (en) 2006-03-29 2012-04-03 Ricoh Company, Ltd. Method for cleaning reversible thermosensitive recording medium, and image processing method

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