JPH08297956A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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Publication number
JPH08297956A
JPH08297956A JP12564995A JP12564995A JPH08297956A JP H08297956 A JPH08297956 A JP H08297956A JP 12564995 A JP12564995 A JP 12564995A JP 12564995 A JP12564995 A JP 12564995A JP H08297956 A JPH08297956 A JP H08297956A
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JP
Japan
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recording
area
recorded
track
free area
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Withdrawn
Application number
JP12564995A
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English (en)
Inventor
Kazunori Araya
和範 荒谷
Yoshimichi Namikata
義道 南方
Toru Sumino
徹 角野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Management Or Editing Of Information On Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フリーエリア記録モードと上書き記録モード
の2つの記録モードが実行できる記録装置において、制
御手段の処理負担を軽減する。 【構成】 上書き記録モードで記録動作が行なわれる際
には、記録対象とされる既記録領域が管理情報上で未記
録領域とみなされるように処理を行なった後(F103,F10
7) 、管理情報から未記録領域を探してデータ記録を実
行させるように動作制御を行なうようにする。つまり上
書き記録モードであっても実際の記録動作処理はフリー
エリア記録モードと同一の、管理情報からフリーエリア
を探して記録を実行させるという処理を行なえばよいよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
などの記録媒体に対応した記録装置であって、未記録領
域のみに記録を行なう未記録領域記録モードと、既に記
録されているデータを消去しながら新たなデータの記録
を行なうことのできる上書き記録モードとしての記録動
作が可能な記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】各種記録媒体及びそれらに対応する記録
装置が開発されているが、特に近年ミニディスクシステ
ムとして知られているように、ユーザーが自由に音楽デ
ータ等を記録できるものも普及している。
【0003】例えばこのミニディスクシステムの場合
は、ディスク上でユーザーが録音を行なった領域や、ま
だ何も録音されていない領域を管理するために、音楽等
の主データとは別に、ユーザーTOC(以下U−TOC
という)という管理情報が記録されており、記録装置は
このU−TOCを参照しながら録音を行なう領域を判別
している。つまり、U−TOCには録音された各楽曲等
がトラックという単位で管理され、そのスタートアドレ
ス、エンドアドレス等が記される。また何も録音されて
いない未記録領域(フリーエリア)についても、そのス
タートアドレス、エンドアドレス等が記される。
【0004】そして、例えば或る楽曲の録音を行なおう
とする際には、録音装置はU−TOCからディスク上の
フリーエリアのアドレスを確認し、そこに音声データを
記録していったり、或はある曲(トラック)を消去しな
がら上書き録音をする場合は、そのトラックのアドレス
を確認してそこに音声データを記録していくことにな
る。
【0005】例えば今、ディスクに図42(a)のよう
にトラック(楽曲)M1 〜M3 として3曲が録音されて
いるとする。なお、この図はディスク半径方向を直線的
なイメージで示したもので、ディスク最内周側はリード
インエリアとされ、ここにはU−TOCその他の情報が
記録される。また最外周側はリードアウトエリアとして
録音には用いられない。図42(a)ではトラックM3
に続く外周側のエリアはフリーエリアFRAとされてい
る状態が示されている。
【0006】このようなディスクに対してミニディスク
システムの場合、大きくわけて2つの録音方式が可能と
なる。1つはフリーエリアのみに録音していく方式(フ
リーエリア録音モード)、もう1つは既にデータが記録
されているトラック部分であってもそれを消去しながら
録音を行なうことのできる方式(上書き録音モード)で
ある。
【0007】図42(a)のようなディスクに対してフ
リーエリア録音を行なう場合は、図42(b)のような
録音動作が行なわれる。即ち記録装置はフリーエリアF
RAのスタートアドレスに録音ヘッドをアクセスさせ、
録音を開始させる。そして図42(b)の矢印で示す区
間で録音を実行したとすると、その録音した音声は斜線
部として示す第4トラックM4 とされることになる。こ
のとき、それまでに既に記録されていたトラックM1
3 については変化はない。
【0008】この録音動作により、U−TOCにおいて
は、斜線部のスタートアドレス及びエンドアドレスはト
ラックM4 のスタートアドレス及びエンドアドレスとし
て管理され、またフリーエリアFRAは、斜線部を除い
た残りの部分のみが新たなフリーエリアFRAとして、
そのスタートアドレス及びエンドアドレスが記録されて
いる状態に更新される。
【0009】またディスクに対して上書き録音を行なう
場合の動作は図43に示される。図43(a)は図42
(a)と同様の記録状態を示している。今、ユーザーが
トラックM3 の先頭位置に記録ヘッドをアクセスさせた
状態で上書き録音操作を行なったとする。すると、それ
まで記録されていたトラックM3 (旧トラックM3 )の
データが記録されていた領域に新たなデータが新トラッ
クM3Nとして上書き録音されていく。また、この場合、
旧トラックM3 は最後のトラックであったため、新トラ
ックM3Nの録音中に旧トラックM3 の領域を使い切って
しまった場合は、そのまま後続するフリーエリアFRA
に録音が行なわれていく。そして図43(b)の矢印で
示す区間で録音を実行したとすると、その録音した音声
は斜線部として示す、新トラックM3Nとされることにな
る。もちろん旧トラックM3 としてのデータは消失され
る。
【0010】この録音動作により、U−TOCにおいて
は、斜線部のスタートアドレス及びエンドアドレスはト
ラックM3Nのスタートアドレス及びエンドアドレスとし
て管理され、またフリーエリアFRAは、新トラックM
3Nの録音に使われた部分を除いた残りの部分のみが新た
なフリーエリアFRAとして、そのスタートアドレス及
びエンドアドレスが記録されている状態に更新される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように2つの記録
モードを使い分けられることで、ユーザーは自分の都合
に合わせて好適な録音方式を選んで録音を行なうことが
できる。しかしながら記録装置としては、2つの記録モ
ードでは記録動作時の制御処理が大幅に異なるものとな
るため、制御部となるマイクロコンピュータは両方の記
録モードに対応した処理を実行できるように構成する必
要があり、これにより処理ソフトウエアとしてのプログ
ラム量や、動作時の処理負担が著しく大きくなってしま
うという問題があり、場合によっては他の各種動作性能
を低下させてしまうという悪影響を及ぼす場合もある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、未記録領域記録モード(フリーエリア記録
モード)と上書き記録モードの2つの記録モードが実行
できる記録装置において、制御手段の処理負担を軽減す
ることを目的とする。このため制御手段は、上書き記録
モードで記録動作が行なわれる際には、記録対象とされ
る既記録領域が管理情報上で未記録領域とみなされるよ
うに処理を行なった後、管理情報から未記録領域を探し
てデータ記録を実行させるように動作制御を行なうよう
にする。
【0013】
【作用】上書き記録モードで記録動作が行なわれる際
に、記録対象とされる既記録領域を予め管理情報上で未
記録領域とみなすようにすることで、上書き記録モード
であっても実際の記録動作処理はフリーエリア記録モー
ドと同一の処理を行なえばよい。即ち管理情報からフリ
ーエリアを探して記録を実行させるという処理を行なえ
ばよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明の記録装置の実施例を説明す
る。この実施例は光磁気ディスク(ミニディスク)を記
録媒体として用いる記録再生装置とする。説明は次の順
序で行なう。 1.記録再生装置の構成 2.クラスタフォーマット 3.U−TOCセクター 4.ディスク上の記録状態例 5.上書き記録動作例 6.上書き記録動作例に対応するU−TOCデータの遷
【0015】1.記録再生装置の構成 図1は実施例の記録再生装置の要部のブロック図を示し
ている。音声データが記録されている光磁気ディスク1
は、スピンドルモータ2により回転駆動される。そして
光磁気ディスク1に対しては記録/再生時に光学ヘッド
3によってレーザ光が照射される。
【0016】光学ヘッド3は、記録時には記録トラック
をキュリー温度まで加熱するための高レベルのレーザ出
力を行ない、また再生時には磁気カー効果により反射光
からデータを検出するための比較的低レベルのレーザ出
力を行なう。このため、光学ヘッド3にはレーザ出力手
段としてのレーザダイオード、偏光ビームスプリッタや
対物レンズ等からなる光学系、及び反射光を検出するた
めのディテクタが搭載されている。対物レンズ3aは2
軸機構4によってディスク半径方向及びディスクに接離
する方向に変位可能に保持されている。
【0017】また、ディスク1を挟んで光学ヘッド3と
対向する位置に磁気ヘッド6aが配置されている。磁気
ヘッド6aは供給されたデータによって変調された磁界
を光磁気ディスク1に印加する動作を行なう。光学ヘッ
ド3全体及び磁気ヘッド6aは、スレッド機構5により
ディスク半径方向に移動可能とされている。
【0018】再生動作によって、光学ヘッド3によりデ
ィスク1から検出された情報はRFアンプ7に供給され
る。RFアンプ7は供給された情報の演算処理により、
再生RF信号、トラッキングエラー信号TE、フォーカ
スエラー信号FE、グルーブ情報(光磁気ディスク1に
プリグルーブ(ウォブリンググルーブ)として記録され
ている絶対位置情報)GFM等を抽出する。抽出された
再生RF信号はエンコーダ/デコーダ部8に供給され
る。また、トラッキングエラー信号TE、フォーカスエ
ラー信号FEはサーボ回路9に供給され、グルーブ情報
GFMはアドレスデコーダ10に供給される。
【0019】サーボ回路9は供給されたトラッキングエ
ラー信号TE、フォーカスエラー信号FEや、マイクロ
コンピュータにより構成されるシステムコントローラ1
1からのトラックジャンプ指令、アクセス指令、スピン
ドルモータ2の回転速度検出情報等により各種サーボ駆
動信号を発生させ、2軸機構4及びスレッド機構5を制
御してフォーカス及びトラッキング制御を行ない、また
スピンドルモータ2を一定線速度(CLV)に制御す
る。
【0020】アドレスデコーダ10は供給されたグルー
ブ情報GFMをデコードしてアドレス情報を抽出する。
このアドレス情報はシステムコントローラ11に供給さ
れ、各種の制御動作に用いられる。また再生RF信号に
ついてはエンコーダ/デコーダ部8においてEFM復
調、CIRC等のデコード処理が行なわれるが、このと
きデータとして再生RF信号に含まれているアドレス、
サブコードなども抽出され、システムコントローラ11
に供給される。
【0021】エンコーダ/デコーダ部8でEFM復調、
CIRC等のデコード処理された音声データ(セクター
データ)は、メモリコントローラ12によって一旦バッ
ファRAM13に書き込まれる。なお、光学ヘッド3に
よるディスク1からのデータの読み取り及び光学ヘッド
3からバッファRAM13までの系における再生データ
の転送は1.41Mbit/secで、しかも通常は間欠的に行なわ
れる。
【0022】バッファRAM13に書き込まれたデータ
は、再生データの転送が0.3Mbit/sec となるタイミング
で読み出され、エンコーダ/デコーダ部14に供給され
る。そして、音声圧縮処理に対するデコード処理等の再
生信号処理を施され、D/A変換器15によってアナロ
グ信号とされ、出力端子16から所定の増幅回路部へ供
給されて再生出力される。例えばL,Rアナログオーデ
ィオ信号として出力される。
【0023】光磁気ディスク1に対して記録動作が実行
される際には、入力端子17に供給された記録信号(ア
ナログオーディオ信号)は、A/D変換器18によって
デジタルデータとされた後、エンコーダ/デコーダ部1
4に供給され、音声圧縮エンコード処理を施される。エ
ンコーダ/デコーダ部14によって圧縮された記録デー
タはメモリコントローラ12によって一旦バッファRA
M13に書き込まれる。そしてバッファRAM13内に
所定量以上(例えば後述する1クラスタ分以上)のデー
タが蓄積された時点で後述するセクター分のデータ単位
でデータが読み出されてエンコーダ/デコーダ部8に送
られる。そしてエンコーダ/デコーダ部8でCIRCエ
ンコード、EFM変調等のエンコード処理された後、磁
気ヘッド駆動回路6に供給される。
【0024】そして磁気ヘッド駆動回路6はエンコード
処理された記録データに応じて、磁気ヘッド6aに磁気
ヘッド駆動信号を供給する。つまり、光磁気ディスク1
に対して磁気ヘッド6aによるN又はSの磁界印加を実
行させる。また、このときシステムコントローラ11は
光学ヘッドに対して、記録レベルのレーザ光を出力する
ように制御信号を供給する。バッファRAM13を介す
ることで、連続的に入力される音声データについての記
録動作は間欠的に行なわれることになる。
【0025】操作部19には、ユーザー操作に供される
各種キーが設けられている。例えば録音キー、再生キ
ー、停止キー、AMSキー、早送りキー、早戻しキー等
が設けられ、その操作情報はシステムコントローラ11
に供給される。また、この実施例の記録再生装置では録
音モードとしてフリーエリア録音モードと上書き録音モ
ードを選択できるが、その録音モード選択のための操作
も可能とされている。表示部20は例えば液晶ディスプ
レイによって構成され、動作状態、トラックナンバ、時
間情報等をシステムコントローラ11の制御に基づいて
表示する動作を行なう。
【0026】また、ディスク1に対して記録/再生動作
を行なう際には、ディスク1に記録されている管理情
報、即ちP−TOC(プリマスタードTOC)、U−T
OC(ユーザーTOC)を読み出す必要がある。システ
ムコントローラ11はこれらの管理情報に応じてディス
ク1上の記録すべきエリアのアドレスや、再生すべきエ
リアのアドレスを判別することとなる。この管理情報は
バッファRAM13に保持される。このためバッファR
AM13は、上記した記録データ/再生データのバッフ
ァエリアと、これら管理情報を保持するエリアが分割設
定されている。そして、システムコントローラ11はこ
れらの管理情報を、ディスク1が装填された際に管理情
報の記録されたディスクの最内周側の再生動作を実行さ
せることによって読み出し、バッファRAM13に記憶
しておき、以後そのディスク1に対する記録/再生動作
の際に参照できるようにしている。
【0027】また、U−TOCはデータの記録や消去に
応じて編集されて書き換えられるものであるが、システ
ムコントローラ11は記録/消去動作のたびにこの編集
処理をバッファRAM13に記憶されたU−TOC情報
に対して行ない、その書換動作に応じて所定のタイミン
グでディスク1のU−TOCエリアについても書き換え
るようにしている。
【0028】またシステムコントローラ11による管理
情報処理としては、P−TOC、U−TOCのうちの一
部又は全部をバッファRAM13からさらに内部のRA
M11に読み込んで、このRAM11内で管理情報に関
する処理を行なうこともできる。例えば後述する上書き
記録動作中でのU−TOCデータの更新処理はRAM1
1内で行ない、記録動作終了時点でバッファRAM13
内でのU−TOCデータを書き換え、さらにディスク排
出時や電源オフ時などにバッファRAM13内でのU−
TOCデータでディスク1におけるU−TOCデータを
書き換えるようにしてもよい。
【0029】2.クラスタフォーマット ミニディスクシステムにおける記録動作の単位となるク
ラスタのフォーマットは図2に示される。ミニディスク
システムでの記録トラックとしては図2のようにクラス
タCLが連続して形成されており、1クラスタが記録時
の最小単位とされる。1クラスタは2〜3周回トラック
分に相当する。そして1クラスタCLは、4セクターの
(1セクタ=2352バイト)サブデータ領域と32セ
クターのメインデータ領域から形成されている。4セク
ターのサブデータ領域はサブデータやリンキングエリア
としてなどに用いられ、TOCデータ、オーディオデー
タ等の記録は32セクターのメインデータ領域に行なわ
れる。なお、アドレスは1セクター毎に記録される。
【0030】また、セクターはさらにサウンドグループ
に細分化され、2セクターが11サウンドグループに分
けられている。そして、424バイトのサウンドグルー
プ内にはデータがLチャンネルとRチャンネルに分けら
れて記録されることになる。1サウンドグループは11.6
1msec の時間に相当する音声データ量となり、1クラス
タは再生時間として約2秒のデータ量となる。なお、L
チャンネル又はRチャンネルのデータ領域となる212
バイトをサウンドフレームとよんでいる。
【0031】3.U−TOCセクター 上記したように、ディスク1に対して記録/再生動作を
行なう際には、システムコントローラ11は、ディスク
1に記録されている管理情報としてP−TOC、U−T
OC(ユーザーTOC)を読み出し、これを参照するこ
とになる。ここで、ディスク1においてトラック(楽曲
等)の記録/再生動作などの管理を行なう管理情報とし
て、U−TOCセクターについて説明する。
【0032】なおTOC情報としてはU−TOCとP−
TOCが設けられているが、このP−TOCはディスク
1の最内周側のピットエリアに形成されるもので、読出
専用の情報である。そして、P−TOCによってディス
クの記録可能エリア(レコーダブルユーザーエリア)
や、リードアウトエリア、U−TOCエリアなどの位置
の管理等が行なわれる。なお、ミニディスクシステムで
は、全てのデータがピット形態で記録されている再生専
用の光ディスク(プリマスタードディスク)も使用でき
るが、プリマスタードディスクの場合は、P−TOCに
よってROM化されて記録されている楽曲の管理も行な
うことができるようにされ、U−TOCは形成されな
い。P−TOCについては詳細な説明を省略し、ここで
は記録可能な光磁気ディスクに設けられるU−TOCに
ついて説明する。
【0033】図3はU−TOCセクター0のフォーマッ
トを示すものである。なお、U−TOCセクターとして
はセクター0〜セクター7まで設けることができるが、
セクター1,セクター4は文字情報、セクター2は録音
日時を記録するエリアとされる。ここでは、ディスク1
の記録/再生動作に必ず必要となるU−TOCセクター
0についてのみ説明を行なうこととする。U−TOCセ
クター0は、主にユーザーが録音を行なった楽曲や新た
に楽曲が録音可能なフリーエリアについての管理情報が
記録されているデータ領域とされる。例えばディスク1
に或る楽曲の録音を行なおうとする際には、システムコ
ントローラ11は、U−TOCセクター0からディスク
上のフリーエリアを探し出し、ここに音声データを記録
していくことになる。また、再生時には再生すべき楽曲
が記録されているエリアをU−TOCセクター0から判
別し、そのエリアにアクセスして再生動作を行なう。
【0034】U−TOCセクター0のデータ領域(4バ
イト×588 の2352バイト)は、先頭位置にオール0
又はオール1の1バイトデータが並んで形成される同期
パターンが記録される。続いてクラスタアドレス(Clust
er H) (Cluster L) 及びセクターアドレス(Sector)とな
るアドレスや、モード情報(MODE)が4バイト付加され、
以上でヘッダとされる。
【0035】セクターとは、上述のように2352バイ
トのデータ単位であり、36セクターが1クラスタとな
る。同期パターンやアドレスについては、このU−TO
Cセクター0に限らず、P−TOCセクターや、実際に
音声データが記録されるデータセクターでも、そのセク
ター単位に記録されている。クラスタアドレスは、上位
アドレス(Cluster H) と下位アドレス(Cluster L)の2
バイトで記され、セクターアドレス(Sector)は1バイト
で記される。続いて所定バイト位置に、メーカーコー
ド、モデルコード、最初のトラックのトラックナンバ(F
irst TNO)、最後のトラックのトラックナンバ(Last T
NO)、セクター使用状況(Used sectors)、ディスクシリ
アルナンバ、ディスクID等のデータが記録される。
【0036】さらに、ユーザーが録音を行なって記録さ
れているトラック(楽曲等)の領域やフリーエリア等を
後述する管理テーブル部に対応させることによって識別
するため、対応テーブル指示データ部として各種のテー
ブルポインタ(P-DFA,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TN
O255) が記録される領域が用意されている。
【0037】そしてテーブルポインタ(P-DFA〜P-TNO25
5) に対応させることになる管理テーブル部として(01h)
〜(FFh) までの255個のパーツテーブルが設けら
れ、それぞれのパーツテーブルには、或るパーツについ
て起点となるスタートアドレス、終端となるエンドアド
レス、そのパーツのモード情報(トラックモード)が記
録されている。さらに各パーツテーブルで示されるパー
ツが他のパーツへ続いて連結される場合があるため、そ
の連結されるパーツのスタートアドレス及びエンドアド
レスが記録されているパーツテーブルを示すリンク情報
が記録できるようにされている。なお本明細書において
『h』を付した数値はいわゆる16進表記のものであ
る。また、パーツとは1つのトラック内で時間的に連続
したデータが物理的に連続して記録されているトラック
部分のことをいう。
【0038】この種の記録再生装置では、1つの楽曲の
データを物理的に不連続に、即ち複数のパーツにわたっ
て記録されていてもパーツ間でアクセスしながら再生し
ていくことにより再生動作に支障はないため、ユーザー
が録音する楽曲等については、録音可能エリアの効率使
用等の目的から、複数パーツにわけて記録する場合もあ
る。
【0039】そのため、リンク情報が設けられ、例えば
各パーツテーブルに与えられたナンバ(01h) 〜(FFh) に
よって、連結すべきパーツテーブルを指定することによ
ってパーツテーブルが連結できるようになされている。
つまりU−TOCセクター0における管理テーブル部に
おいては、1つのパーツテーブルは1つのパーツを表現
しており、例えば3つのパーツが連結されて構成される
楽曲についてはリンク情報によって連結される3つのパ
ーツテーブルによって、そのパーツ位置の管理はなされ
る。なお、実際にはリンク情報は所定の演算処理により
U−TOCセクター0内のバイトポジションとされる数
値で示される。即ち、304+(リンク情報)×8(バ
イト目)としてパーツテーブルを指定する。
【0040】U−TOCセクター0の管理テーブル部に
おける(01h) 〜(FFh) までの各パーツテーブルは、対応
テーブル指示データ部におけるテーブルポインタ(P-DF
A,P-EMPTY ,P-FRA ,P-TNO1〜P-TNO255) によって、
以下のようにそのパーツの内容が示される。
【0041】テーブルポインタP-DFA は光磁気ディスク
1上の欠陥領域に付いて示しており、傷などによる欠陥
領域となるトラック部分(=パーツ)が示された1つの
パーツテーブル又は複数のパーツテーブル内の先頭のパ
ーツテーブルを指定している。つまり、欠陥パーツが存
在する場合はテーブルポインタP-DFA において(01h)〜
(FFh) のいづれかが記録されており、それに相当するパ
ーツテーブルには、欠陥パーツがスタート及びエンドア
ドレスによって示されている。また、他にも欠陥パーツ
が存在する場合は、そのパーツテーブルにおけるリンク
情報として他のパーツテーブルが指定され、そのパーツ
テーブルにも欠陥パーツが示されている。そして、さら
に他の欠陥パーツがない場合はリンク情報は例えば『(0
0h) 』とされ、以降リンクなしとされる。
【0042】テーブルポインタP-EMPTY は管理テーブル
部における1又は複数の未使用のパーツテーブルの先頭
のパーツテーブルを示すものであり、未使用のパーツテ
ーブルが存在する場合は、テーブルポインタP-EMPTY と
して、(01h) 〜(FFh) のうちのいづれかが記録される。
未使用のパーツテーブルが複数存在する場合は、テーブ
ルポインタP-EMPTY によって指定されたパーツテーブル
からリンク情報によって順次パーツテーブルが指定され
ていき、全ての未使用のパーツテーブルが管理テーブル
部上で連結される。
【0043】テーブルポインタP-FRA は光磁気ディスク
1上のデータの書込可能なフリーエリア(消去領域を含
む)について示しており、フリーエリアとなるトラック
部分(=パーツ)が示された1又は複数のパーツテーブ
ル内の先頭のパーツテーブルを指定している。つまり、
フリーエリアが存在する場合はテーブルポインタP-FRA
において(01h) 〜(FFh) のいづれかが記録されており、
それに相当するパーツテーブルには、フリーエリアであ
るパーツがスタート及びエンドアドレスによって示され
ている。また、このようなパーツが複数個有り、つまり
パーツテーブルが複数個有る場合はリンク情報により、
リンク情報が『(00h) 』となるパーツテーブルまで順次
指定されている。
【0044】図4にパーツテーブルにより、フリーエリ
アとなるパーツの管理状態を模式的に示す。これはパー
ツ(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) がフリーエリアとされて
いる時に、この状態が対応テーブル指示データP-FRA に
引き続きパーツテーブル(03h)(18h)(1Fh)(2Bh)(E3h) の
リンクによって表現されている状態を示している。なお
上記した欠陥領域や未使用パーツテーブルの管理形態も
これと同様となる。
【0045】ところで、全く楽曲等の音声データの記録
がなされておらず欠陥もない光磁気ディスクであれば、
テーブルポインタP-FRA によってパーツテーブル(01h)
が指定され、これによってディスクのレコーダブルユー
ザーエリアの全体がフリーエリアであることが示され
る。そして、この場合残る(02h) 〜(FFh) のパーツテー
ブルは使用されていないことになるため、上記したテー
ブルポインタP-EMPTY によってパーツテーブル(02h) が
指定され、また、パーツテーブル(02h) のリンク情報と
してパーツテーブル(03h) が指定され・・・・・・、というよ
うにパーツテーブル(FFh) まで連結される。この場合パ
ーツテーブル(FFh) のリンク情報は以降連結なしを示す
『(00h) 』とされる。なお、このときパーツテーブル(0
1h) については、スタートアドレスとしてはレコーダブ
ルユーザーエリアのスタートアドレスが記録され、また
エンドアドレスとしてはリードアウトスタートアドレス
の直前のアドレスが記録されることになる。
【0046】テーブルポインタP-TNO1〜P-TNO255は、光
磁気ディスク1にユーザーが記録を行なった楽曲などの
トラックについて示しており、例えばテーブルポインタ
P-TNO1では第1トラックのデータが記録された1又は複
数のパーツのうちの時間的に先頭となるパーツが示され
たパーツテーブルを指定している。例えば第1トラック
とされた楽曲がディスク上でトラックが分断されずに、
つまり1つのパーツで記録されている場合は、その第1
トラックの記録領域はテーブルポインタP-TNO1で示され
るパーツテーブルにおけるスタート及びエンドアドレス
として記録されている。
【0047】また、例えば第2トラックとされた楽曲が
ディスク上で複数のパーツに離散的に記録されている場
合は、その第2トラックの記録位置を示すため各パーツ
が時間的な順序に従って指定される。つまり、テーブル
ポインタP-TNO2に指定されたパーツテーブルから、さら
にリンク情報によって他のパーツテーブルが順次時間的
な順序に従って指定されて、リンク情報が『(00h) 』と
なるパーツテーブルまで連結される(上記、図4と同様
の形態)。このように例えば2曲目を構成するデータが
記録された全パーツが順次指定されて記録されているこ
とにより、このU−TOCセクター0のデータを用い
て、2曲目の再生時や、その2曲目の領域への上書き記
録を行なう際に、光学ヘッド3及び磁気ヘッド6をアク
セスさせ離散的なパーツから連続的な音楽情報を取り出
したり、記録エリアを効率使用した記録が可能になる。
【0048】4.ディスク上の記録状態例 以上のように、書換可能な光磁気ディスク1について
は、ディスク上のエリア管理はP−TOCによってなさ
れ、またレコーダブルユーザーエリアにおいて記録され
た楽曲やフリーエリア等はU−TOCにより行なわれ
る。
【0049】ここで、ディスク1のエリア構造を説明
し、P−TOC、U−TOCによる管理される記録状態
例を述べる。図5はディスク1のエリア構造をその半径
方向に模式的に示したものである。光磁気ディスクの場
合、大きくわけて図5にピットエリアとして示すように
エンボスピットによりデータが記録されているエリア
(プリマスタードエリア)と、いわゆる光磁気エリアと
されてグルーブ(溝)が設けられているグルーブエリア
に分けられる。
【0050】ここでピットエリアとしてはP−TOCが
繰り返し記録されており、このP−TOCにおいて、U
−TOCの位置がU−TOCスタートアドレスUSTA
として示され、また、リードアウトスタートアドレスL
A 、レコーダブルユーザーエリアスタートアドレスR
STA 、パワーキャルエリアスタートアドレスPC
A等、図6に示す各アドレス位置が示されていることに
なる。
【0051】このディスク1の最内周側のピットエリア
に続いてグルーブエリアが形成されるが、このグルーブ
エリア内のうちP−TOC内のリードアウトスタートア
ドレスLOA として示されるアドレスまでのエリアが、
記録可能なレコーダブルエリアとされ、以降はリードア
ウトエリアとされている。さらにこのレコーダブルエリ
アのうち、実際に音楽等のデータが記録されるレコーダ
ブルユーザーエリアは、レコーダブルユーザーエリアス
タートアドレスRSTA から、リードアウトスタートア
ドレスLOA の直前の位置までとなる。
【0052】そして、グルーブエリア内においてレコー
ダブルユーザーエリアスタートアドレスRSTA より前
となるエリアは、記録再生動作のための管理エリアとさ
れ、上記したU−TOCが記録され、またパワーキャル
エリアスタートアドレスPCA として示される位置から
1クラスタ分がレーザーパワーのキャリブレーションエ
リアとして設けられる。U−TOCはこの記録再生動作
のための管理エリア内においてU−TOCスタートアド
レスUSTA に示される位置から3クラスタ(1クラス
タ=36セクター)連続して記録される。
【0053】実際の音声データは例えば図5に例示する
ように、レコーダブルユーザーエリアに記録される。こ
の場合、4曲のトラック(楽曲)M1 〜M4 が記録され
ている場合を示している。まずアドレスA0 〜A1 のパ
ーツとして第1曲目となるトラックM1 が記録され、ま
た第2曲目となるトラックM2 はアドレスA2 〜A3
パーツに記録された前半部分M2(1)とアドレスA6 〜A
7 のパーツに記録された後半部分M2(2)にわかれて記録
されている。また、第3曲目となるトラックM3 はアド
レスA4 〜A5 のパーツに記録され、第4曲目となるト
ラックM4 はアドレスA8 〜A9 のパーツに記録されて
いる。この状態で、まだ楽曲の記録されていないフリー
エリアはアドレスA10〜A11のパーツとなる。
【0054】5.上書き記録動作例 以上のようなディスクに対して本実施例の記録再生装置
が上書き記録モードで記録を行なっていく場合の動作例
を説明する。上書き記録モードの場合のシステムコント
ローラ11による処理のフローチャートを図6〜図8に
示し、また上書き動作例によるディスク上での状態遷移
を図9〜図23に示す。
【0055】図9は図5のレコーダブルユーザーエリア
の記録状態と同一の記録状態として、ディスク1上にト
ラックM1 〜M4 が記録されている状態を示している。
以下、図6〜図8のフローチャートとともに、具体例と
して図9の状態からユーザーが上書き記録を行なう場合
を例にあげて上書き動作を説明する。なお、具体例にお
ける動作遷移に対応したU−TOCデータの遷移は後に
まとめて説明する。
【0056】図6に示されるように、上書き記録モード
で録音操作が行なわれると、システムコントローラ11
はまず現在のヘッド位置、即ち光学ヘッド3と磁気ヘッ
ド6aの位置を確認し(F101)、ヘッド位置が或るトラッ
クの先頭位置であれば、ステップF103のフリーエリア生
成処理に移る。一方、ヘッド位置が或るトラックの先頭
位置でなければ、ステップF102としてデバイド処理(ト
ラック分割処理)を行なってからステップF103のフリー
エリア生成処理に移る。
【0057】例えば今、図9のようなディスク1に対し
て、図10に示すようにユーザーがヘッド位置HDをト
ラックM1 の途中であるアドレスA20の位置に進めた状
態で上書き記録を実行させる操作を行なったとする。こ
の場合、ヘッド位置HDがトラックの先頭位置ではない
ため、ステップF102のデバイド処理が行なわれる。つま
り、ヘッド位置HDを境として、もともとのトラックM
1 を2つのトラックに分割する処理を行なう。なお、こ
の分割処理はU−TOCデータを書き換えるのみで実現
される。
【0058】つまり現在のヘッド位置HDであるアドレ
スA20を分割ポイントとし、図11に示すように、アド
レスA20から分割前のトラックM1 のエンドアドレスで
あるアドレスA1 までの領域を1つのトラックとし、ま
たアドレスA0 からアドレスA20の直前のアドレスであ
るアドレスA21までを1つのトラックとする。このよう
なデバイド処理によってトラックM1 がトラックM1
2 に分けられることに応じて、分割前のトラックM2
〜M4 は、それぞれトラックナンバがトラックM3 〜M
5 として繰り下げられることになる。
【0059】このデバイド処理は、上書き記録に際し
て、上書きを行なう対象となるパーツを生成するための
処理であり、つまりアドレスA20からアドレスA1 まで
の領域を記録対象パーツとして抽出するための動作とな
る。従ってヘッド位置がトラックの先頭に位置した状態
で上書き記録が行なわれる場合は、そのトラックとして
のパーツをそのまま記録対象パーツをして抽出できるた
め、デバイド処理は必要ないことが理解される(F101→
F103) 。
【0060】記録対象パーツを抽出できる状態とされた
らシステムコントローラ11はステップF103でフリーエ
リア生成処理に入る。このステップF103の処理は図7に
詳しく示される。まず、現在のヘッド位置HDがスター
トアドレスとされているパーツを記録対象パーツRRと
して取り出す(F201)。つまり図11の状態であった場合
は、図12のようにデバイド処理で生じたトラックM2
が記録対象パーツRRとして認識される状態となる。
【0061】このステップF103のフリーエリア生成処理
とは、取り出した記録対象パーツRRをU−TOCデー
タ上でフリーエリアとして組み込む処理であり、またそ
の際にトラッシュエリアの処理や、取り出した記録対象
パーツRRをフリーエリアとしての組み込み条件を満た
しているかなどのチェックを行なうことになる。まずト
ラッシュエリアの処理としてステップF202で記録対象パ
ーツRRの前又は後ろ又は両方にトラッシュエリアが存
在していた場合、ステップF203でトラッシュエリアのま
るめ込み処理を行なうことになる。
【0062】トラッシュエリアとはU−TOC上で管理
されていない微小な領域であり、もともとディスク上に
は存在しないが、記録や消去を繰り返したり、トラック
の分割、連結などの編集処理を行なうことによって、管
理フォーマット上の都合などからパーツの前後などに全
くU−TOCで管理されない領域が生じることがある。
これはU−TOC上では管理されないことからディスク
上で存在していない領域とみなされ、これがトラッシュ
エリアとなる。このようなトラシュエリアを放置してお
くことはディスク記録容量を削減することになり、無駄
であるため、記録の際に利用できるトラッシュエリアは
積極的に利用するようにするとよい。
【0063】このためには、記録対象パーツRRに隣接
してトラッシュエリアが存在する場合は、それを記録対
象パーツRRに組み込んでしまえばよいことになる。ス
テップF202,F203 の処理の具体例としては図25〜図2
8の4通りの場合がある。
【0064】まず或る記録対象パーツが取り出された際
として、その前後にトラッシュエリアが存在しない場合
がある。つまり図25のように記録対象パーツRRのス
タートアドレスARRS が、或るパーツMX のエンドアド
レスAXEと物理的に隣接し、また、記録対象パーツRR
のエンドアドレスARRE が、或るパーツMY のスタート
アドレスAYSと物理的に隣接している場合である。
【0065】システムコントローラ11はU−TOCデ
ータを参照することで、記録対象パーツRRのスタート
アドレスARRS より小さいアドレスでしかも最も近いエ
ンドアドレスをもったパーツMX を判別することがで
き、そのパーツMX のエンドアドレスAXEと記録対象パ
ーツRRのスタートアドレスARRS を比較することで、
これが隣接しているか否かを判別することができる。つ
まりアドレス値の差が『1』であれば隣接しており、つ
まりトラッシュエリアは存在せず、一方、差が『2』以
上であればその間にトラッシュエリアが存在すると判別
できる。
【0066】また同様にU−TOCデータを参照するこ
とで、記録対象パーツRRのエンドアドレスARRE より
大きいアドレスでしかも最も近いスタートアドレスをも
ったパーツMY を判別することができ、そのパーツMY
のスタートアドレスAYSと記録対象パーツRRのエンド
アドレスARRE を比較することで、これが隣接している
か否かを判別することができる。つまりトラッシュエリ
アの有無を確認できる。
【0067】図25(a)の場合は、記録対象パーツR
Rの前後にはトラッシュエリアは存在していないと判別
されるため、ステップF203には進まず、図25(b)の
ように記録対象パーツRRについては何も更新を行なわ
ない。
【0068】次に或る記録対象パーツRRが取り出され
た際に、その後ろにトラッシュエリアが存在する場合が
図26(a)に示されている。システムコントローラ1
1は記録対象パーツRRのエンドアドレスARRE と後方
のパーツMY のスタートアドレスAYSの比較結果から、
記録対象パーツRRとパーツMY が隣接していないと判
別し、図26(a)のようにトラッシュエリアが存在す
ると判別した場合は、ステップF203の処理としてこのト
ラッシュエリアのまるめ込みを行なう。即ちこの場合
は、図26(b)に示すように記録対象パーツRRのエ
ンドアドレスARRE を後方に移動したアドレス値に更新
することで、トラッシュエリアを記録対象パーツRRに
組み込む。更新後のエンドアドレスARRE は、パーツM
YのスタートアドレスAYSの直前の値となる。
【0069】また或る記録対象パーツRRが取り出され
た際に、その前にトラッシュエリアが存在する場合が図
27(a)に示されている。システムコントローラ11
は記録対象パーツRRのスタートアドレスARRS と前方
のパーツMX のエンドアドレスAXEの比較結果から、記
録対象パーツRRとパーツMX が隣接していないと判別
し、図27(a)のようにトラッシュエリアが存在する
と判別した場合は、ステップF203の処理としてこのトラ
ッシュエリアのまるめ込みを行なう。即ちこの場合は、
図27(b)に示すように記録対象パーツRRのスター
トアドレスARRS を前方に移動したアドレス値に更新す
ることで、トラッシュエリアを記録対象パーツRRに組
み込む。更新後のスタートアドレスARRS は、パーツM
X のエンドアドレスAYSの直後の値となる。
【0070】さらに、図28(a)のように、記録対象
パーツRRの前後両方にトラッシュエリアが存在する場
合もある。この場合はステップF203の処理として、図2
8(b)に示すように、記録対象パーツRRのエンドア
ドレスARRE をパーツMY のスタートアドレスAYSの直
前の値に更新し、さらに記録対象パーツRRのスタート
アドレスARRS をパーツMX のエンドアドレスAYSの直
後の値に更新して、両トラッシュエリアを記録対象パー
ツRRに組み込むことになる。
【0071】このようにステップF202,F203 でトラッシ
ュエリアに関する処理が行なわれた後、ステップF204で
は、その記録対象パーツRRを記録対象フリーエリアと
してよいか否かの判断が行なわれる。本実施例ではU−
TOCデータ上でフリーエリアとしてのリンクに組み込
むための条件として、そのパーツが6クラスタ以上ある
ことを設定している。
【0072】ここで、トラッシュエリアを組み込んだ後
の記録対象パーツRRが、図29(a)のように6クラ
スタに満たない場合がある。つまりシステムコントロー
ラ11は記録対象パーツRRのエンドアドレスARRE
らスタートアドレスARRS を減算し、そのアドレス量が
6クラスタに達しているか否かを判別し、図29(a)
のように6クラスタに達していなかった場合は、ステッ
プF205に進んで、図29(b)に示すようにその記録対
象パーツRRをU−TOCデータ上から抹消する。即
ち、トラッシュエリアとしてしまう。
【0073】そして、時間軸的にみてディスク1上で次
のパーツを記録対象パーツとして取り出し(F206)、ステ
ップF202に戻る。図12の例において、アドレスA20
1である記録対象パーツRRが6クラスタに満たない
サイズであった場合は、再生時間順でみて次のパーツで
ある、トラックM3 の前半パーツM3(1)を記録対象パー
ツRRとすることになる。
【0074】また、最初にステップF201で取り出した記
録対象パーツRR、もしくはステップF206で取り出した
記録対象パーツRRについて、トラッシュエリアに関す
る処理を行なった時点で、図30(a)のようにサイズ
が6クラスタ以上となっていた場合は、ステップF207に
進み、これを図30(b)のように記録対象フリーエリ
アFRA1 としてU−TOCデータ内でフリーエリアの
リンクに組み込むようにする。つまり、存在するフリー
エリアのうちでテーブルポインタP-FRA から最初に指定
される先頭のフリーエリアとして登録する。このように
記録対象パーツRRをフリーエリアとして組み込んだ時
点で図6のステップF103としての処理は終了する。
【0075】図12の例で、アドレスA20〜A1 である
記録対象パーツRRが6クラスタ以上であった場合は、
その記録対象パーツRRが図13のように記録対象フリ
ーエリア(第1のフリーエリアFRA1 )として管理さ
れることになる。また、このときもともとの第1のフリ
ーエリアとされていたアドレスA10〜A11のフリーエリ
アFRA1 は繰り下げられて第2のフリーエリアFRA
2 とされることになる。つまり、U−TOC上ではテー
ブルポインタP-FRA からアドレスA20〜A1 のパーツが
記録されたパーツテーブルが指定され、そのパーツテー
ブルのリンク情報によりアドレスA10〜A11のパーツが
記録されたパーツテーブルが指定された状態となる。
【0076】図6のステップF103のフリーエリア生成処
理を終えたら、実際の記録動作に入る(F104)。つまり、
入力された音声データをディスク1に記録していく動作
を開始する。ただし、この動作はフリーエリア録音モー
ドの場合と同様に、U−TOCデータからフリーエリア
となるアドレスを探して、その領域に記録を行なってい
くものである。
【0077】このとき、ステップF103のフリーエリア生
成処理で、図13のようにアドレスA20〜A1 のパーツ
が第1のフリーエリアとされているため、図13に示す
ようにディスク1上のアドレスA20から記録動作が実行
されていくことになる。つまり、記録位置の設定はフリ
ーエリア記録モードと同様の処理となるにもかかわら
ず、図10で示したヘッド位置HDからの上書き記録が
実行されることになる。
【0078】その後記録動作が続けられ、図14のよう
に記録動作がアドレスA1 まで進む状態となったとす
る。ここで、第1のフリーエリアが使い切られることに
応じて記録継続準備が行なわれることになり、ステップ
F106からF107に進んで、記録継続用のフリーエリア生成
処理が行なわれる。記録継続用のフリーエリア生成処理
とは、フリーエリア記録モードと同様の記録領域設定処
理を行なっても、実際上、上書き記録動作が続行される
ように、次に上書きされる領域を現在において使い切ら
れると判断されたフリーエリアに続くフリーエリアとし
て登録する処理となる。
【0079】なお、ディスク1への記録動作はバッファ
RAM13において所定量のデータが蓄積された時点
(例えば1クラスタ分)などで間欠的に実行されること
から、実際にディスク1上で或るフリーエリアが使い切
られた後に記録継続用のフリーエリア生成処理が行なわ
れるようにしても、タイミング的には問題はない。ま
た、逆にバッファRAM13への入力データから、ディ
スク1上で或るフリーエリアが使い切られる前の時点
で、そのフリーエリアが使い切られることが予測できる
ため、ディスク1上で或るフリーエリアが使い切られる
前の時点で記録継続用のフリーエリア生成処理が行なわ
れるようにすることもできる。
【0080】図6のステップF107での記録継続用のフリ
ーエリア生成処理は図8に詳しく示される。まず、現在
記録中もしくは使い切ってしまったフリーエリアとされ
ているパーツに時間的に続くパーツを記録対象パーツR
Rとして取り出す(F301)。つまり図14に示すように、
図13でのトラックM3 の前半パーツM3(1)が、記録対
象パーツRRとして取り出される。
【0081】そして、以後この記録対象パーツRRに隣
接するトラッシュエリアの処理及びフリーエリア化への
条件の判別処理が行なわれる (F302〜F306) 。つまりこ
のステップF302〜F306の処理は、図7におけるステップ
F202〜F206の処理と同様であり、即ち図25〜図28で
説明したように必要に応じてトラッシュエリアのまるめ
こみを行ない、また図29、図30で説明したように6
クラスタ以上という条件を満たすか否かという判別を行
なうことになる。
【0082】フリーエリア化の条件を満たす記録対象パ
ーツRRが得られたら (F304→YES)、その記録対象パー
ツRRが、現在のフリーエリア(=記録中もしくは使い
切ってしまったフリーエリア)とされているパーツと物
理的に隣接しているか否かを判別する(F307)。
【0083】そして隣接していた場合は、記録対象パー
ツRRを現在のフリーエリアに組み込むように、U−T
OCデータを更新する(F308)。一方、隣接していなかっ
た場合は、記録対象パーツRRを新規のフリーエリアパ
ーツとして設定する。つまりU−TOCデータ上で、現
在のフリーエリアからリンクされる別のフリーエリアと
して登録する。
【0084】このステップF307〜F309の処理を図31、
図32で具体的に説明する。現在のフリーエリアFRA
1 を使い切ることに応じて、次の記録対象パーツRRが
フリーエリア化される際に、図31(a)のようにフリ
ーエリアFRA1 と記録対象パーツRRがディスク1上
で隣接していたとする。このときのステップF308の処理
としては、図31(b)のように、現在のフリーエリア
FRA1 のエンドアドレスを、記録対象パーツRRのエ
ンドアドレスARRE の値に更新する。すると、フリーエ
リアFRA1 が拡大更新されたことになり、つまり、以
降も記録をフリーエリアFRA1 内で継続していくこと
ができる。
【0085】一方、図32(a)のように、新たに取り
出された記録対象パーツRRが、現在のフリーエリアF
RA1 とはディスク1上で物理的に離れていたとする
と、その場合はステップF309の処理として、図32
(b)に示すように、記録対象パーツRRを現在のフリ
ーエリアFRA1 に続く新たなフリーエリア、つまり第
2のフリーエリアパーツFRA2 として登録することに
なる。この場合は記録動作としては、フリーエリアFR
1 としての領域を使い切った後は、続く第2のフリー
エリアFRA2 にアクセスし、記録が続行されることに
なる。もちろん、この処理は、U−TOCデータ上で次
のフリーエリアを探して記録を続けるという、フリーエ
リア記録モードの処理と同様な動作となる。
【0086】以降、図6の記録動作処理としては、記録
が終了されるまで必要に応じて記録継続用のフリーエリ
アが生成されていき、フリーエリア記録モードの場合と
同様の記録領域の設定処理で、実際には上書き記録が行
なわれていくことになる (F105,F106,F107) 。
【0087】具体例としては図14の状態では、記録継
続用のフリーエリア生成処理(F107)で取り出された記録
対象パーツRRは、現在のフリーエリアFRA1 と隣接
しているため、ステップF308の処理で、図15のように
フリーエリアFRA1 に組み込まれる。そして、そのま
ま拡大されたフリーエリアFRA1 内で記録が続行され
ていく。
【0088】図16のように拡大されたフリーエリアF
RA1 内が使い切られる際には、時間的に続く次のパー
ツとなるトラックM3 の後半パーツM3(2)が、記録対象
パーツRRとされる。そしてこの記録対象パーツRRに
ついて必要に応じてトラッシュエリアまるめこみ処理が
行なわれた後、6クラスタ以上であれば次のフリーエリ
アとして登録される。このとき、この記録対象パーツR
RはフリーエリアFRA1 と隣接していないため、ステ
ップF309の処理で、図17に示すように記録対象パーツ
RRは、フリーエリアFRA1 に続く第2のフリーエリ
アFRA2 とされることになる。なお、このとき第2の
フリーエリアFRA2 が発生されることで、それまで第
2のフリーエリアFRA2 とされていたアドレスA10
11の領域は第3のフリーエリアFRA3 に繰り下げら
れる。そして継続する記録動作は、第2のフリーエリア
FRA2 に対して行なわれていく。
【0089】さらに第2のフリーエリアFRA2 が使い
切られる時点でも記録動作が終了されなければ、図18
のように、時間的に続く次のパーツとなるトラックM4
とされているパーツが、記録対象パーツRRとされる。
【0090】そしてこの記録対象パーツRRについて必
要に応じてトラッシュエリアまるめこみ処理が行なわれ
た後、6クラスタ以上であれば図19のように次のフリ
ーエリアとして登録される。このとき、この記録対象パ
ーツRRはフリーエリアFRA2 と隣接していないため
(なお、ステップF307でいう隣接とは時間的に前のパー
ツのエンドアドレスと時間的に後ろのパーツのスタート
アドレスが隣接している場合のみをいう)、ステップF3
09の処理で、図19に示すように記録対象パーツRR
は、フリーエリアFRA2 に続く第3のフリーエリアF
RA3 とされることになる。またこれに応じてそれまで
第3のフリーエリアFRA3 とされていたアドレスA10
〜A11の領域は第4のフリーエリアFRA4 に繰り下げ
られる。
【0091】このように記録動作が継続されていった
後、例えば図20のように第3のフリーエリアFRA3
内とされた或るアドレス位置A22でユーザーによって記
録停止操作が行なわれたとする。ここでシステムコント
ローラ11による図6の処理はステップF105からF108に
進む。そしてそのときの記録対象となっていたフリーエ
リアのうちで、上書き記録が行なわれなかった領域を、
元の1つのトラックデータとして再生成し、さらに上書
き記録を行なった部分も1つのトラックとして登録する
処理を行なう。
【0092】即ち、図21に示すように記録が終了され
たアドレスA22の次のアドレスA23から、そのときのフ
リーエリアFRA3 のエンドアドレスであるアドレスA
5 までは、実際には上書きが行なわれなかったことにな
るため、この部分のみは元のトラックM4 として復活さ
せるようにU−TOCデータを書き換える。
【0093】また、今回の上書き記録はアドレスA20
3 、アドレスA6 〜A7 、アドレスA4 〜A22という
3つのパーツに渡って実行されたため、この3つのパー
ツを新たに記録された1つのトラックとして管理する。
この時点で、トラックは第5トラックM5 まで存在して
いるので、最後のトラックM6 として管理する。つまり
アドレスA20〜A3 は第6トラックの前半部分M6(1)
アドレスA6 〜A7 は第6トラックの中間部分M6(2)
アドレスA4 〜A22は第6トラックの後半部分M6(3)
する。
【0094】ところがこの状態ではトラックナンバが不
適切である。つまり今回の上書きによるトラックは、も
ともとの図9の状態における第1トラックM1 の途中か
ら行なわれたものであるため、時間的な順序としては2
番目のトラック、即ち第2トラックとすることが適当で
ある。また、図11の状態における第3トラックM3
(パーツM3(1)とパーツM3(2))は上書き記録動作によ
って既にデータは残されておらず、図21の時点では実
質上、第3トラックM3 は存在していない。ところが、
第4トラック、第5トラックがそのまま残されているの
は不適当である。
【0095】そこで、つづいてステップF109の処理とし
て、このような不適当なトラックナンバ状態を適切な状
態に整理する処理を行なう。まず今回の上書き記録によ
るトラックM6 を、図22に示すように第2トラックM
2 (パーツM2(1)、パーツM2(2)、パーツM2(3))とし
て管理されるようにする。
【0096】さらに、この時点で第3トラックM3 が存
在していないことになるため、図23のように第4トラ
ックM4 を第3トラックM3 に更新し、また第5トラッ
クM5 を第4トラックM4 に更新する。つまりトラック
ナンバの途中に空白が生じた場合は、それ以降のトラッ
クナンバを順番に繰り上げる処理を行なう。
【0097】以上の処理で上書き記録は終了し、即ち上
書き記録によりディスク1上は図9の状態から図23の
ように変化したことになる。なお、実際のディスク1で
のU−TOCの更新、つまりステップF110として示す記
録動作の最終的な動作は、ディスクが排出される際や電
源オフとされた際などに行なわれればよい。
【0098】記録前と記録後の状態を、ユーザーの認識
状態となる、再生時間軸上で示したものが図24であ
る。図24(a)は図9の状態に対応しており、ユーザ
ーは第1トラックM1 から第4トラックM4 が録音され
ていると認識している。ここで図24(b)のように第
1トラックM1 の途中から上書き記録が実行され、第3
トラックM3 の途中の位置で記録が終了されたとする。
【0099】ユーザーにとっては、この上書き記録によ
り、第1トラックM1 の後半、第2トラックM2 、第3
トラックの前半M3 が消去され、図24(c)のよう
に、その部分に新たな楽曲が第2トラックM2 として録
音されたと認識することになるが、上述した本実施例の
動作の場合、図23の状態は時間的にみれば図24
(c)の状態にほかならず、つまり、ユーザーの目的ど
おりの上書き録音が実現されていることになる。
【0100】6.上書き記録動作例に対応するU−TO
Cデータの遷移 ところで、以上の説明では上書き記録動作としての遷移
を見てきたが、ここで上記の具体例に沿って、U−TO
Cデータ上の遷移を図33〜図41で説明していく。
【0101】なお、上記の具体例に対応するU−TOC
データの各時点での更新箇所などの更新例は必ずしも1
通りではなく、ソフトウエアにより各種考えられるもの
であり、図33〜図41に示したものはあくまでも一例
に過ぎない。また図33〜図41のようなU−TOCデ
ータの更新は、逐次バッファRAM13内に保持されて
いるU−TOCデータ上で行なってもよいし、またシス
テムコントローラ11内のRAM11aにU−TOCデ
ータを読み込んでおき、そのRAM11a内で行なって
もよい。この場合は、記録動作終了時点などでバッファ
RAM13内でのU−TOCデータを更新する。またい
づれの場合でも、最終的にはディスク1上でU−TOC
データを更新しなければ記録動作は完結しないことはい
うまでもない。
【0102】まず記録前である図9の状態でのU−TO
Cデータ例を図33に示す。なお、図33から図41に
おいて、U−TOC内のテーブルポインタやリンク情報
としての1バイトデータが『00h』とされている部
分、及びスタートアドレス、エンドアドレスとしての3
バイトデータが『000000h』とされている部分に
ついては、『−』と表記して示している。また、各パー
ツテーブルが対応する図9〜図23でのパーツについて
は、各パーツテーブルの右側に記しておく。さらに、デ
ィスク1上でのレコーダブルユーザーエリアに欠陥は無
いものとし、従って図33から図41において、テーブ
ルポインタP-DFA はすべて『00h』とされている。
【0103】図9の記録状態では、テーブルポインタP-
FRA はフリーエリアを管理するため、例えばこの場合、
テーブルポインタP-FRA に(06h)というパーツテー
ブルが示されているとすると、これに対応してパーツテ
ーブル(06h)には、図9でのフリーエリアFRA1
となるパーツについての情報が示されている。つまりア
ドレスA10がスタートアドレス、アドレスA11がエンド
アドレスとして示される。なお、この場合他のフリーエ
リアパーツは存在しないため、パーツテーブル(06
h)のリンク情報は『00h』とされる。
【0104】また第1トラックM1 についてはテーブル
ポインタP-TNO1に示される(01h)のパーツテーブル
においてそのスタートアドレスA0 及びエンドアドレス
1が示される。トラックM1 は1つのパーツとして記
録されているため、パーツテーブル(01h)のリンク
情報は『00h』とされている。
【0105】第2トラックM2 については、テーブルポ
インタP-TNO2に示される(02h)のパーツテーブルに
おいてそのスタートアドレスA2 及びエンドアドレスA
3 が示されている。ただしトラックM2 は2つのパーツ
(M2(1)とM2(2))に別れて記録されており、アドレス
2 及びアドレスA3 はトラックM2 の前半部分(M
2(1))のパーツを示すのみである。そこでパーツテーブ
ル(02h)のリンク情報として例えばパーツテーブル
(04h)が示され、パーツテーブル(04h)には後
半部分(M2(2))のパーツを示すべく、スタートアドレ
スA6 及びエンドアドレスA7 が記録されている。以降
リンクは不要であるためパーツテーブル(04h)のリ
ンク情報は『00h』とされている。
【0106】第3トラックM3 ,第4トラックM4 につ
いてもそれぞれテーブルポインタP-TNO3,P-TNO4を起点
として得られるパーツテーブルによってそのパーツ位置
が管理されている。なお、4曲しか録音されていないた
め、テーブルポインタP-TNO5〜P-TNO255までは使用され
ておらず『00h』とされている。また、使用していな
いパーツテーブルを示すテーブルポインタP-EMPTY は、
この場合パーツテーブル(07h)を示しており、パー
ツテーブル(07h)からパーツテーブル(FFh)ま
での全ての未使用のパーツテーブルがリンク情報によっ
てリンクされている。
【0107】上書きが開始されると、まず上述したよう
に図11の状態にデバイド処理が行なわれる。このとき
のU−TOCデータは図34に示される。なお、データ
更新部分には斜線を付している。
【0108】まずトラックM1 はアドレスA0 〜A21
領域とされるように、パーツテーブル(01h)のエン
ドアドレスがA21に更新される。また分割によりアドレ
スA20〜A1 の領域として新たなトラックが生じ、これ
を第2トラックM2 として管理するため、テーブルポイ
ンタP-TNO2の値が『07h』に更新されパーツテーブル
(07h)が指定される。そしてパーツテーブル(07
h)にはスタートアドレス及びエンドアドレスとしてア
ドレスA20,アドレスA1 が記録される。
【0109】さらに新たな第2トラックM2 が発生する
ことからそれまでの第2トラックM2 〜第4トラックM
4 は、第3トラックM3 〜第5トラックM5 とされなけ
ればならない。そこで、テーブルポインタP-TNO3は、そ
れまでテーブルポインタP-TNO2に記録されていた値『0
2h』に書き換えられ、同様に、テーブルポインタP-TN
O4は、それまでテーブルポインタP-TNO3に記録されてい
た値『03h』に、またテーブルポインタP-TNO5は、そ
れまでテーブルポインタP-TNO4に記録されていた値『0
5h』に書き換えられることになる。またパーツテーブ
ル(07h)が使用されたことに伴い、これがテーブル
ポインタP-EMPTY からのリンクから外される。つまりテ
ーブルポインタP-EMPTY が『08h』に書き換えられ
る。
【0110】さらに図12のように記録対象パーツRR
が取り出され、これが図13のように第1のフリーエリ
アとされることになるが、この図13の時点でU−TO
Cデータは図35のようになる。
【0111】即ち、トラックM2 を記録対象パーツRR
にし、これを仮に第1のフリーエリアとするため、使用
していないパーツテーブル(08h)を用いて記録対象
パーツRRのスタートアドレスとしてアドレスA20を、
またエンドアドレスとしてアドレスA1 を記述する。そ
して、テーブルポインタP-FRA によってパーツテーブル
(08h)を指定させ、このアドレスA20〜A1 を第1
のフリーエリアFRA1 とする。また、アドレスA10
11は第2のフリーエリアとするため、パーツテーブル
(08h)のリンク情報でアドレスA10〜A11が記述さ
れたパーツテーブル(06h)を指定させる。またパー
ツテーブル(08h)が使用されたことに伴い、これが
テーブルポインタP-EMPTY からのリンクから外される。
つまりテーブルポインタP-EMPTY が『09h』に書き換
えられる。
【0112】この状態で上書き記録が開始されることに
なるが、この記録動作はフリーエリア記録モードと同様
でよいことが理解される。つまり、フリーエリア記録モ
ードの場合と同様にU−TOCでの第1のフリーエリア
から記録を行なっていけば、この場合では図9でのトラ
ックM1 の後半部分となっていた位置から上書きが行な
われることになる。
【0113】その後、図14のように記録が進行した
ら、図15のように次のパーツ(M3( 1))をフリーエリ
アFRA1 に組み込むようにフリーエリアFRA1 を拡
大更新することになる。フリーエリアFRA1 を拡大更
新した状態が図36に示される。つまり、第1のフリー
エリアFRA1 を記述したパーツテーブルのエンドアド
レスが、アドレスA3 に更新される。
【0114】なお、この時点で図11において第2トラ
ックM2 とされたアドレスA20〜A1 の領域について
は、記録動作でもともとのデータは消失されたため、第
2トラックM2 は失われたことになる。そこでテーブル
ポインタP-TNO2は『00h』とされ、第2トラックM2
は抹消される。また、それまでテーブルポインタP-TNO2
が示していたパーツテーブル(07h)は使用されなく
なるため、パーツテーブル(07h)がテーブルポイン
タP-EMPTY からのリンクに組み込まれる。つまりテーブ
ルポインタP-EMPTY が『07h』に書き換えられ、また
パーツテーブル(07h)のリンク情報が『09h』と
され、次の未使用パーツテーブル(09h)をリンクさ
せることになる。
【0115】その後、図16のように記録が進行した
ら、図17のように次のパーツ(M3( 2))を第2のフリ
ーエリアFRA2 とすることになる。この状態でのU−
TOCは図37に示される。つまり、パーツM3(2)を記
録対象パーツRRにし、これを仮にフリーエリアとする
ため、使用していないパーツテーブル(07h)を用い
て記録対象パーツRRのスタートアドレスとしてアドレ
スA6 を、またエンドアドレスとしてアドレスA7 を記
述する。そして、テーブルポインタP-FRA によって指定
される第1のフリーエリアを記述したパーツテーブル
(08h)からリンクされる第2のフリーエリアとする
ため、パーツテーブル(08h)のリンク情報を『07
h』としてパーツテーブル(07h)を指定させる。ま
た、アドレスA10〜A11は第3のフリーエリアとするた
め、パーツテーブル(07h)のリンク情報でアドレス
10〜A11が記述されたパーツテーブル(06h)を指
定させる。またパーツテーブル(07h)が使用された
ことに伴い、これがテーブルポインタP-EMPTY からのリ
ンクから外される。つまりテーブルポインタP-EMPTY が
『09h』に書き換えられる。
【0116】さらにその後、図18のように記録が進行
したら、図19のように次のパーツ(M4 )を第3のフ
リーエリアFRA3 とすることになる。この状態でのU
−TOCは図38に示される。つまり、パーツM4 を記
録対象パーツRRにし、これを仮にフリーエリアとする
ため、使用していないパーツテーブル(09h)を用い
て記録対象パーツRRのスタートアドレスとしてアドレ
スA4 を、またエンドアドレスとしてアドレスA5 を記
述する。そしてこれを、第2のフリーエリアからリンク
される第3のフリーエリアとするため、パーツテーブル
(07h)のリンク情報を『09h』としてパーツテー
ブル(09h)を指定させる。また、アドレスA10〜A
11は第4のフリーエリアとするため、パーツテーブル
(09h)のリンク情報でアドレスA10〜A11が記述さ
れたパーツテーブル(06h)を指定させる。
【0117】また、この時点で図11において第3トラ
ックM3 とされたアドレスA2 〜A3 及びアドレスA6
〜A7 の領域については、上書き記録動作によりもとも
とのデータは消失されたため、第3トラックM3 は失わ
れたことになる。そこでテーブルポインタP-TNO3は『0
0h』とされ、第3トラックM3 は抹消される。また、
それまでテーブルポインタP-TNO3が示していたパーツテ
ーブル(02h)及びパーツテーブル(02h)からリ
ンクされていたパーツテーブル(04h)は使用されな
くなるため、これらはテーブルポインタP-EMPTY からの
リンクに組み込まれる。さらに、パーツテーブル(09
h)が使用されたことに伴い、これがテーブルポインタ
P-EMPTY からのリンクから外される。このためテーブル
ポインタP-EMPTY が『02h』に書き換えられてパーツ
テーブル(02h)が指定され、さらにそのままパーツ
テーブル(04h)がリンクされ、そしてパーツテーブ
ル(04h)のリンク情報が『0Ah』とされ、次の未
使用パーツテーブル(0Ah)をリンクさせることにな
る。
【0118】その後、図20のようにアドレスA22で記
録が終了されると、図21のように記録されたデータは
第6トラックとして登録され、また一旦フリーエリアに
組み込まれたが上書きされなかったアドレスA23〜A5
は第4トラックとして復活させられることになる。この
図21の時点でのU−TOCは図39のようになる。
【0119】まず今回記録した部分が第6トラックM6
とされるように、テーブルポインタP-TNO6の値が『08
h』とされ、パーツテーブル(08h)が指定される。
パーツテーブル(08h)からはそのまま上書きが行な
われたパーツを示しているパーツテーブル(07h),
パーツテーブル(09h)にリンクされているため、こ
れによって新たに録音した楽曲が第6トラックM6 とな
る。ただし、第6トラックM6 の後半パーツM6(3)はア
ドレスA22で終了しなければならないため、パーツテー
ブル(09h)のエンドアドレスはA22とされる。また
パーツテーブル(09h)でリンクが終了するため、パ
ーツテーブル(09h)のリンク情報は『00h』とさ
れる。
【0120】また、アドレスA23〜A5 は第4トラック
として復活させられるように、パーツテーブル(03
h)のスタートアドレスがA23に更新される。さらに、
フリーエリアはアドレスA10〜A11の領域のみとなるた
め、テーブルポインタP-FRA の値が『06h』とされ、
アドレスA10〜A11が記述されたパーツテーブル(06
h)を指定する。これによりアドレスA10〜A11が第1
のフリーエリアFRA1 となる。
【0121】さらにつづいてトラックナンバの整理が行
なわれ、まず図22に示すように今回録音された楽曲が
第6トラックM6 から第2トラックM2 に移動されるこ
とになる。このためにU−TOCでは図40に示すよう
にテーブルポインタP-TNO2に、それまでテーブルポイン
タP-TNO6に記述されていた値『08h』を記述し、テー
ブルポインタP-TNO6は『00h』とする。
【0122】さらに図23のようにトラックナンバの不
連続が生じないようにトラックナンバの繰り上げが行な
われる。これは図41のようにU−TOCが更新されて
実現される。即ち、テーブルポインタP-TNO3にはそれま
でテーブルポインタP-TNO4に記述されていた値『03
h』が記述され、テーブルポインタP-TNO4にはそれまで
テーブルポインタP-TNO5に記述されていた値『05h』
が記述され、さらにテーブルポインタP-TNO5は『00
h』とされる。
【0123】この図41のU−TOC状態は、即ち上書
き記録としての処理が完全に終了した時点の管理状態で
あり、その後所定タイミングでこのU−TOCがディス
ク1上で新たなU−TOCデータとして書き換えられる
ことになる。
【0124】なお、以上の実施例の説明では、上書き記
録動作のために新たにフリーエリアとして組み込んでい
くのはパーツ単位で行なわれるようにしたが、これ以外
の単位でフリーエリアにくみ込んでいくようにしてもよ
い。例えば数クラスタ単位で行なったり、もしくはトラ
ック単位で、つまり複数パーツのトラックの場合はその
複数パーツを一度にフリーエリアに組み込むような処理
も考えられる。さらには、上書き記録の際に記録開始位
置より時間的後方となる部分は全て最初にフリーエリア
に組み込んでしまうということも考えられる。もちろん
上書きされなかった部分については、上記実施例と同様
にトラック(楽曲)として復帰させればよい。
【0125】
【発明の効果】以上説明したように本発明の記録装置
は、上書き記録モードで記録動作が行なわれる際には、
記録対象とされる既記録領域が管理情報上で未記録領域
とみなされるように処理を行なった後、管理情報から未
記録領域を探してデータ記録を実行させるように動作制
御を行なうようにしているため、フリーエリア記録モー
ドと上書き記録モードの2つの記録モードが実行できる
記録装置において、制御手段は、記録時の記録位置設定
処理については、いづれのモードであっても常にフリー
エリアを探すという処理を行なえばよく、処理負担やソ
フトウエア量は著しく軽減されるという効果がある。ま
た、一旦フリーエリアに組み込んだ後であっても、上書
き記録されなかった領域についてはトラックとして復活
させることで、不適切なトラック消去は行なわれず、ユ
ーザーにとって使用性の良い記録装置を実現できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の記録再生装置のブロック図で
ある。
【図2】ミニディスクシステムのクラスタフォーマット
の説明図である。
【図3】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0
の説明図である。
【図4】ミニディスクシステムのU−TOCセクター0
のリンク形態の説明図である。
【図5】ディスク上のエリア構造及び記録状態例の説明
図である。
【図6】実施例の上書き記録動作処理のフローチャート
である。
【図7】実施例のフリーエリア生成処理のフローチャー
トである。
【図8】実施例の記録継続用のフリーエリア生成処理の
フローチャートである。
【図9】実施例の上書き記録動作例の記録前の状態の説
明図である。
【図10】実施例の上書き記録動作例の記録開始時の状
態の説明図である。
【図11】実施例の上書き記録動作例の記録開始時のデ
バイド処理の説明図である。
【図12】実施例の上書き記録動作例の記録対象パーツ
抽出処理の説明図である。
【図13】実施例の上書き記録動作例のフリーエリア生
成状態の説明図である。
【図14】実施例の上書き記録動作例の記録進行状態の
説明図である。
【図15】実施例の上書き記録動作例のフリーエリア拡
大状態の説明図である。
【図16】実施例の上書き記録動作例の記録進行状態の
説明図である。
【図17】実施例の上書き記録動作例の第2のフリーエ
リア生成状態の説明図である。
【図18】実施例の上書き記録動作例の記録進行状態の
説明図である。
【図19】実施例の上書き記録動作例の第3のフリーエ
リア生成状態の説明図である。
【図20】実施例の上書き記録動作例の記録終了時の状
態の説明図である。
【図21】実施例の上書き記録動作例の記録終了後の状
態の説明図である。
【図22】実施例の上書き記録動作例の記録終了後のト
ラックナンバ整理動作の説明図である。
【図23】実施例の上書き記録動作例の記録終了後の状
態の説明図である。
【図24】実施例の上書き記録動作例による記録前後の
状態の説明図である。
【図25】実施例の記録対象パーツのトラッシュエリア
処理の説明図である。
【図26】実施例の記録対象パーツのトラッシュエリア
処理の説明図である。
【図27】実施例の記録対象パーツのトラッシュエリア
処理の説明図である。
【図28】実施例の記録対象パーツのトラッシュエリア
処理の説明図である。
【図29】実施例の記録対象パーツのフリーエリア化処
理の説明図である。
【図30】実施例の記録対象パーツのフリーエリア化処
理の説明図である。
【図31】実施例のフリーエリア拡大更新処理の説明図
である。
【図32】実施例の新規フリーエリア生成処理の説明図
である。
【図33】実施例の動作例の図9時点でのU−TOC管
理状態の説明図である。
【図34】実施例の動作例の図11時点でのU−TOC
管理状態の説明図である。
【図35】実施例の動作例の図13時点でのU−TOC
管理状態の説明図である。
【図36】実施例の動作例の図15時点でのU−TOC
管理状態の説明図である。
【図37】実施例の動作例の図17時点でのU−TOC
管理状態の説明図である。
【図38】実施例の動作例の図19時点でのU−TOC
管理状態の説明図である。
【図39】実施例の動作例の図21時点でのU−TOC
管理状態の説明図である。
【図40】実施例の動作例の図22時点でのU−TOC
管理状態の説明図である。
【図41】実施例の動作例の図23時点でのU−TOC
管理状態の説明図である。
【図42】フリーエリア記録モードの説明図である。
【図43】上書き記録モードの説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク 3 光学ヘッド 6a 磁気ヘッド 11 システムコントローラ 12 メモリコントローラ 13 バッファRAM 19 操作部 20 表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体上の領域に関する管理情報か
    ら、記録媒体上における未記録領域を探して未記録領域
    のみにデータを記録していく未記録領域記録モードと、
    記録媒体上で既にデータが記録されている既記録領域で
    あってもデータを消去しながら新たなデータを記録して
    いくことができる上書き記録モードとを選択的に実行で
    きる記録装置において、 上書き記録モードで記録動作が行なわれる際には、記録
    対象とされる既記録領域が管理情報上で未記録領域とみ
    なされるように処理を行なった後、管理情報から未記録
    領域を探してデータ記録を実行させるように動作制御を
    行なう制御手段を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、上書き記録モードによ
    る動作時に、記録対象とされて管理情報上で未記録領域
    とみなされた領域のうち、上書き記録モードによる記録
    動作が終了した時点で上書き記録が実行されていなかっ
    た領域部分については、再び既記録領域として管理され
    るように管理情報の更新処理を行なうことを特徴とする
    請求項1に記載の記録装置。
JP12564995A 1995-04-27 1995-04-27 記録装置 Withdrawn JPH08297956A (ja)

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JP12564995A JPH08297956A (ja) 1995-04-27 1995-04-27 記録装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11259980A (ja) * 1998-03-09 1999-09-24 Pioneer Electron Corp 情報記録装置
KR100711864B1 (ko) * 2005-07-18 2007-04-25 엘지전자 주식회사 광디스크 장치에서의 녹화 데이터 기록 위치 선택 방법
JP2007293946A (ja) * 2006-04-21 2007-11-08 Sony Corp 記録制御装置および記録制御方法、並びにプログラム

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