JPH0829735B2 - 移動体使用の搬送装置 - Google Patents

移動体使用の搬送装置

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JPH0829735B2
JPH0829735B2 JP63186522A JP18652288A JPH0829735B2 JP H0829735 B2 JPH0829735 B2 JP H0829735B2 JP 63186522 A JP63186522 A JP 63186522A JP 18652288 A JP18652288 A JP 18652288A JP H0829735 B2 JPH0829735 B2 JP H0829735B2
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JP
Japan
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rail
cover
floor plate
upper covers
rails
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JP63186522A
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正利 宮崎
勇 松岡
善行 中井
雅美 村上
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Honda Motor Co Ltd
Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Daifuku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、たとえば自動車製作工場においてボディを
支持してなる移動体を処理室内で走行させながら、この
ボディに対して塗装や乾燥、または研磨などの処理を行
うときなどに採用される移動体使用の搬送装置に関する
ものである。
従来の技術 被処理物の一例である自動車のボディに対して塗装作
業を行う処理装置においては、たとえば実開昭63−3907
5号公報に見られる搬送装置が提供されている。この搬
送装置は、左右一対の台車用レールに支持案内されるト
ロリ装置を設け、このトロリ装置の上部に被処理物支持
装置を設けるとともに、前端に受動突起を設けている。
そして台車用レールの下方から側方に亘ってガイドレー
ルを配設するとともに、このガイドレールに支持案内さ
れるローラチエン形式の無端回動体を設け、この無端回
動体の複数箇所に前記受動突起に対して係脱自在な駆動
突起を設けている。上下で相対向する台車用レールとガ
イドレールとの側面間に亘ってはカバー板が取付けら
れ、さらにカバー板内で左右一対のガイドレールの下部
間に亘ってオイルパンが取付けられている。
発明が解決しようとする課題 上記の従来形式によると、カバー板は平板であるので
変形し易く、時に乾燥炉での搬送に利用したときには熱
変形が大きくなる。また垂直状のカバー板に対しては、
その外面上での流れが生じ難くて塗料や塵埃が付着し易
く、しかも剥離をし難くて清掃が面倒であるとともに、
腐食が発生し易い。
本発明の目的とするところは、カバー部分を、剛性が
高く、かつ変形し難いものとし、しかも塗料などが付着
し難くかつ剥離をし易くした移動体使用の搬送装置を提
供する点にある。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明における移動体使用
の搬送装置は、処理室の床を多孔性床板により形成する
とともに、この多孔性床板の下方に吸引路を形成し、前
記多孔性床板に形成した溝部内に左右一対の上部カバー
を配設するとともに、これら上部カバーは、上端間にス
リットを形成して外面側を多孔性床板側に固定し、両上
部カバーの下方に左右一対の第1レールを配設するとと
もに、これら第1レールに支持案内されて走行自在で、
かつ前記スリットを通った上部に被搬送物の支持装置を
有する移動体を設け、前記第1レールの下方に沿って第
2レールを配設するとともに、この第2レールに支持案
内される走行用駆動装置を設け、両レールを、所定間隔
置きのヨークを介して架台側で支持し、前記第1レール
の外面から第2レールの外方を覆う断面円形状のカバー
を設け、この断面円形状のカバーは、その左右方向の径
が両上部カバーの内面間隔よりも大であり、そして両上
部カバーの下端との間ならびに架台の上面との間に隙間
を置いて配設している。
作用 かかる本発明の構成によると、吸引力により、スリッ
トから両上部カバー内を通り、そして両上部カバーの下
端と断面円形状カバーとの間の隙間を通って吸引路へ至
る流れが生じており、したがって処理室内からスリット
を通る塗料や塵埃はこの流れに乗って移動し、両レール
側へ入ることはない。その際に断面円形状のカバーは、
両上部カバーの内面に対して左右方向においてそれぞれ
突出しており、そして外面が円弧状であることから、こ
の外面上において十分な速度の流れが円滑に生じること
になり、以って塗料や塵埃は付着し難くなる。また付着
した塗料や塵埃は、外面が円弧状であることから剥離し
易く、さらに下部分では架台の上面との間に形成した隙
間を利用して容易に行える。
実施例 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
1は囲壁体2によって形成される乾燥室(処理室)で、
その床は多孔性床板3により形成され、また多孔性床板
3の下方には吸引路4が形成される。5は左右一対の上
部カバーで、前記多孔性床板3に形成した溝部6内に配
設され、その上端間にスリット7を形成する状態で外面
側がアングル材8を介して多孔性床板3に固定される。
この上部カバー5の下方には、台車(移動体の一例)
10を支持案内する第1レール11が配設される。すなわち
12は左右一対の第1レール11に支持案内されるトロリ装
置で、フロントトロリ13と、前後一対のロードトロリ1
4,15と、リヤトロリ16と、フロントトロリ13とロードト
ロリ14との間を相対揺動自在に連結する前記連結杆17
と、ロードトロリ15とリヤトロリ16との間を相対揺動自
在に連結する後部連結杆18と、両ロードトロリ14,15間
の連結杆を兼ねる被処理物の支持装置19とにより構成さ
れる。
なお各トロリ13〜16は、本体20,21,22,23の両側にそ
れぞれ前後一対のトロリホイール24,25,26,27を有し、
これらトロリホイール24〜27は前記第1レール11に支持
案内される。また本体20〜23は、第1レール11の上部内
端に案内されるガイドローラ28,29,30,31を有する。
前述した連結杆を兼ねる支持装置19は、上面側の複数
箇所に受け具32を有する枠体33と、この枠体33の前、後
部から垂設したブラケット34,35とからなり、これらブ
ラケット34,35の下部が、トラニオン36,37を介して前記
本体21,22の上部に連結される。その際にトラニオン36,
37が前記スリット7を通るように構成されている。上記
したトロリ装置12と、支持装置19と、ブラケット34,35
と、トラニオン36,37とにより台車10を構成する。
前記第1レール11の下方には、この第1レール11に沿
って配設した左右一対の第2レール40と、この第2レー
ル40に支持案内される無端回動体41からなる走行用駆動
装置42が設けられる。前記無端回動体41は、第2レール
40間の上方に位置するチエン43と、このチエン43上に所
定ピッチ置きに取付けたプッシャ本体44と、前記チエン
43からのブラケット45の下端に取付けられ、かつ第2レ
ール40に支持案内されるローラ46とにより構成される。
そしてフロントトロリ13の下面側には、前記プッシャ本
体44に対して係脱自在な受動突起47が横ピン48を介して
上下揺動自在に取付けられ、この受動突起47は自重によ
って係合(下動)方向に付勢されている。またリヤトロ
リ16からは、前記受動突起47の前端にカム作用する操作
板49が後方に連設される。
前記第1レール11と第2レール40とは、ヨーク50によ
り長さ方向所定間隔置きに一体化され、これらヨーク50
は取付け具51を介して架台52側に取付けられる。なおヨ
ーク50の上部と前記上部カバー5とはサポートブラケッ
ト53などを介して一体化される。
前記ヨーク50間において、前記第1レール11の外面か
ら第2レール40の外方を覆う断面円形状のカバー55を設
けている。この断面円形状のカバー55は、たとえばパイ
プ体の上部を第1レール11の外面間の距離に応じて切断
除去し、そして下部を切断することで左右一対の半円状
体55A,55Bを形成したのち、これら半円状体55A,55Bの遊
端に取付けたフランジ56A,56Bをボルトなどの固定具57
A,57Bでヨーク50に固定させることによって配設され
る。
その際に断面円形状のカバー55は、その左右方向の径
(直径に相当する。)が両上部カバー5の内面間隔より
も大であり、そして両上部カバー5の内面に対して左右
方向においてそれぞれ突出された状態で配設されてい
る。さらに断面円形状のカバー55は、両上部カバー5の
下端との間ならびに架台52の上面との間に隙間を置いて
配設されている。
なお第1図において走行用駆動装置42は、台車10を移
動させる往経路と、空の復経路とが並列して示されてい
る。この復経路においても無端回動体41は、ヨーク60や
取付け具61を介して配設したレール62に支持案内され、
そして外側は筒状カバー63にて覆われている。64は被搬
送物の一例である自動車のボデイ、65は一定経路を示
す。前記乾燥室1内には乾燥装置(処理装置の一例)が
配設されている。
以下に、上記実施例の作用を説明する。ボデイ64を支
持してなる台車10は、その受動突起47がプッシャ体44に
係合することによって無端回動体41の動力を受ける。こ
れにより台車10は乾燥室1内に入り、乾燥室1内を走行
中に乾燥装置によりボデイ64に対する所期の乾燥処理が
遂行され、その後、乾燥室1から出て行く。乾燥作業中
においては、吸引路4側の吸引力が多孔性床板3に作用
し、以って乾燥室1内で発生した塵埃などが吸引除去さ
れる。
また吸引力により、第1図で示すようにスリット7か
ら吸引路4へ至る流れAが生じている。すなわちスリッ
ト7から両上部カバー5内を通り、そして両上部カバー
5の下端と断面円形状のカバー55との間の隙間を通って
吸引路4へ至る流れAが生じており、したがって乾燥室
1内からスリット7を通る塵埃はこの流れAに乗って移
動し、両レール11,40側へ入ることはない。
なお塗装室での搬送も同様であって、塗料などは流れ
Aに乗って断面円形状のカバー55の外側を通ることにな
る。
このような流れAが生じる状態において、断面円形状
のカバー55は、両上部カバー5の内面に対して左右方向
においてそれぞれ突出された状態で配設されていること
と、外面が円弧状であることから、この外面上において
十分な速度の流れAが円滑に生じることになり、以って
塗料や塵埃は付着し難くなる。また付着した塗料や塵埃
は、断面円形状のカバー55は外面が円弧状であることか
ら剥離し易く、さらに下部分では架台52の上面との間に
形成した隙間を利用して容易に行える。
発明の効果 上記構成の本発明によると、断面円形状のカバーであ
ることから、剛性が高く、かつ変形しにくいものにで
き、特に乾燥炉での搬送のように熱変形しやすい場所で
有効に採用できる。また処理室側からの塗料や塵埃など
は、断面円形状のカバーの円弧外面に沿って十分な速度
で円滑に流れることになり、この断面円形状のカバーの
外面に塗料や塵埃を付着し難くできる。また付着した塗
料や塵埃の清掃は、外面が円弧状であることから容易に
剥離でき、さらに下部分では架台の上面との間に形成し
た隙間を利用して容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は縦断背面図、
第2図は一部切欠き側面図、第3図は全体の概略側面図
である。 1……乾燥室(処理室)、3……多孔性床板、4……吸
引路、5……上部カバー、6……溝部、7……スリッ
ト、10……台車(移動体)、11……第1レール、12……
トロリ装置、19……支持装置、40……第2レール、41…
…無端回動体、42……走行用駆動装置、43……チエン、
44……プッシャ体、47……受動突起、50……ヨーク、52
……架台、55……カバー、55A,55B……半円状体、60…
…ヨーク、62……レール、63……筒状カバー、64……ボ
デイ(被搬送物)、65……一定経路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/52 101 A 49/00 A (72)発明者 村上 雅美 大阪府大阪市西淀川区御幣島3丁目2番11 号 株式会社ダイフク内 (56)参考文献 実開 昭62−135685(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理室の床を多孔性床板により形成すると
    ともに、この多孔性床板の下方に吸引路を形成し、前記
    多孔性床板に形成した溝部内に左右一対の上部カバーを
    配設するとともに、これら上部カバーは、上端間にスリ
    ットを形成して外面側を多孔性床板側に固定し、両上部
    カバーの下方に左右一対の第1レールを配設するととも
    に、これら第1レールに支持案内されて走行自在で、か
    つ前記スリットを通った上部に被搬送物の支持装置を有
    する移動体を設け、前記第1レールの下方に沿って第2
    レールを配設するとともに、この第2レールに支持案内
    される走行用駆動装置を設け、両レールを、所定間隔置
    きのヨークを介して架台側で支持し、前記第1レールの
    外面から第2レールの外方を覆う断面円形状のカバーを
    設け、この断面円形状のカバーは、その左右方向の径が
    両上部カバーの内面間隔よりも大であり、そして両上部
    カバーの下端との間ならびに架台の上面との間に隙間を
    置いて配設したことを特徴とする移動体使用の搬送装
    置。
JP63186522A 1988-07-26 1988-07-26 移動体使用の搬送装置 Expired - Lifetime JPH0829735B2 (ja)

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JP63186522A JPH0829735B2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26 移動体使用の搬送装置

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JPH0234488A JPH0234488A (ja) 1990-02-05
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