JPH08297116A - ガスクロマトグラフ装置 - Google Patents
ガスクロマトグラフ装置Info
- Publication number
- JPH08297116A JPH08297116A JP10352495A JP10352495A JPH08297116A JP H08297116 A JPH08297116 A JP H08297116A JP 10352495 A JP10352495 A JP 10352495A JP 10352495 A JP10352495 A JP 10352495A JP H08297116 A JPH08297116 A JP H08297116A
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- Japan
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- insert
- sample
- vaporization chamber
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料気化室内でインサート内からセプタムパ
ージ流路等への逆流を抑えて定量性のよい試料の注入を
行うことができるガスクロマトグラフ装置を提供する。 【構成】 気化室本体1内部にインサート3を有し、こ
のインサート3の上部空間7にはセプタムパージ流路6
が接続され、前記上部空間7にキャリアガスを送り込む
キャリアガス流路5が気化室本体1に接続されており、
かつ、前記インサート3の上部空間7には、シリンジの
ニードルが挿入可能な孔を設けた中蓋9と、中蓋9を付
勢するバネ10とを備え、シリンジのニードル先端を前
記孔を通過させてインサート3内に挿入し、中蓋9がイ
ンサート3上部を閉塞するようにした状態で気化するよ
うにしたことを特徴とするガスクロマトグラフ装置。
ージ流路等への逆流を抑えて定量性のよい試料の注入を
行うことができるガスクロマトグラフ装置を提供する。 【構成】 気化室本体1内部にインサート3を有し、こ
のインサート3の上部空間7にはセプタムパージ流路6
が接続され、前記上部空間7にキャリアガスを送り込む
キャリアガス流路5が気化室本体1に接続されており、
かつ、前記インサート3の上部空間7には、シリンジの
ニードルが挿入可能な孔を設けた中蓋9と、中蓋9を付
勢するバネ10とを備え、シリンジのニードル先端を前
記孔を通過させてインサート3内に挿入し、中蓋9がイ
ンサート3上部を閉塞するようにした状態で気化するよ
うにしたことを特徴とするガスクロマトグラフ装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスクロマトグラフ装
置に関し、より詳しくは試料気化室を有するガスクロマ
トグラフ装置に関する。
置に関し、より詳しくは試料気化室を有するガスクロマ
トグラフ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】試料分析において液体試料をガスクロマ
トグラフ装置で分析する場合にはマイクロシリンジで採
取した一定試料を高温の試料気化室に注入して気化させ
た後、キャリアガスと共にキャピラリカラムに導入して
分析する。したがって、試料気化室にはキャピラリカラ
ムの端部の他に、キャリアガス流路、セプタムパージガ
ス流路が設けられている。図3に従来の試料気化室の構
成を示す。1は加熱ブロック8が取り付けてある試料気
化室本体、2はシリンジが突き刺されるセプタム、3は
インサート、4はキャピラリカラム、5はキャリアガス
導入流路、6はセプタムパージ流路である。試料気化室
本体1内には二重管形状となるようにインサート2が設
けられており、気化室本体1の下部側に接続されたキャ
リアガス流路5からキャリアガスが導入される。また、
気化室上部側にあるインサートの上部空間7にはセプタ
ムパージ流路6が接続されている。
トグラフ装置で分析する場合にはマイクロシリンジで採
取した一定試料を高温の試料気化室に注入して気化させ
た後、キャリアガスと共にキャピラリカラムに導入して
分析する。したがって、試料気化室にはキャピラリカラ
ムの端部の他に、キャリアガス流路、セプタムパージガ
ス流路が設けられている。図3に従来の試料気化室の構
成を示す。1は加熱ブロック8が取り付けてある試料気
化室本体、2はシリンジが突き刺されるセプタム、3は
インサート、4はキャピラリカラム、5はキャリアガス
導入流路、6はセプタムパージ流路である。試料気化室
本体1内には二重管形状となるようにインサート2が設
けられており、気化室本体1の下部側に接続されたキャ
リアガス流路5からキャリアガスが導入される。また、
気化室上部側にあるインサートの上部空間7にはセプタ
ムパージ流路6が接続されている。
【0003】この試料気化室により試料を注入するとき
は、液体試料を入れたシリンジのニードルがセプタム2
を貫通するように突き刺し、ニードル先端がインサート
3の内部にまで挿入された状態にして液体試料を注入す
る。このとき気化室本体1に取り付けてある加熱ブロッ
ク8によりインサート3内を高温にすることにより液体
試料が気化し、気化した試料がキャリアガスとともにキ
ャピラリカラム4に送られる。キャピラリカラム4はガ
スクロマトグラフ装置本体10に接続されており、キャ
リピラリカラム4に導入された試料はガスクロマトグラ
フ装置の検知器によって分析が行われる。
は、液体試料を入れたシリンジのニードルがセプタム2
を貫通するように突き刺し、ニードル先端がインサート
3の内部にまで挿入された状態にして液体試料を注入す
る。このとき気化室本体1に取り付けてある加熱ブロッ
ク8によりインサート3内を高温にすることにより液体
試料が気化し、気化した試料がキャリアガスとともにキ
ャピラリカラム4に送られる。キャピラリカラム4はガ
スクロマトグラフ装置本体10に接続されており、キャ
リピラリカラム4に導入された試料はガスクロマトグラ
フ装置の検知器によって分析が行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】試料気化室では、イン
サートの上部に空間がある。この上部空間には、気化室
下部に接続されているキャリアガス流路から導入される
キャリアガスが、インサート外壁と気化室本体内壁との
間を通って送り込まれる。そして上部空間に導入された
キャリアガスがインサート内に流れ込むようになってい
るとともに、この上部空間にはセプタムパージ流路が接
続されていて上部空間のキャリアガスの一部が排出され
るようになっている。このようにすることで、キャリア
ガスの流れがインサート内部において上から下に向かう
ものとし、インサート内部で気化した試料がキャリアガ
スの流れを利用してなるべく逆流しないようにしてい
る。
サートの上部に空間がある。この上部空間には、気化室
下部に接続されているキャリアガス流路から導入される
キャリアガスが、インサート外壁と気化室本体内壁との
間を通って送り込まれる。そして上部空間に導入された
キャリアガスがインサート内に流れ込むようになってい
るとともに、この上部空間にはセプタムパージ流路が接
続されていて上部空間のキャリアガスの一部が排出され
るようになっている。このようにすることで、キャリア
ガスの流れがインサート内部において上から下に向かう
ものとし、インサート内部で気化した試料がキャリアガ
スの流れを利用してなるべく逆流しないようにしてい
る。
【0005】このような試料気化室では、試料の注入時
にもその前後にも常にインサートの上部空間が解放状態
となっている。ところが、試料気化室は高温に加熱され
るので、注入された液体試料は瞬間的に膨張して一次的
に高圧状態になる。そのため、インサート上部空間が解
放されていると、図4に示したように気化した試料の一
部はセプタムパージ流路やキャリアガス流路に逆流して
しまい、試料のすべてをキャピラリカラムに導入するこ
とができず、分析の定量性が悪化することとなった。ま
た、気化した試料が試料気化室内で広範囲に広がり分析
時のピークの広がりなどの原因ともなった。
にもその前後にも常にインサートの上部空間が解放状態
となっている。ところが、試料気化室は高温に加熱され
るので、注入された液体試料は瞬間的に膨張して一次的
に高圧状態になる。そのため、インサート上部空間が解
放されていると、図4に示したように気化した試料の一
部はセプタムパージ流路やキャリアガス流路に逆流して
しまい、試料のすべてをキャピラリカラムに導入するこ
とができず、分析の定量性が悪化することとなった。ま
た、気化した試料が試料気化室内で広範囲に広がり分析
時のピークの広がりなどの原因ともなった。
【0006】本発明は以上のような課題を解決し、試料
気化室内においての逆流を防止して気化した試料のほと
んどをキャピラリカラムに導入することができるように
して分析精度を高めたガスクロマトグラフ装置を提供す
ることを目的とする。
気化室内においての逆流を防止して気化した試料のほと
んどをキャピラリカラムに導入することができるように
して分析精度を高めたガスクロマトグラフ装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
になされた本発明のガスクロマトグラフ装置は、試料気
化室上方のセプタムにシリンジのニードルを突き刺して
試料を注入し、試料を気化室内で気化させて気化室内に
接続されているキャピラリカラムに導入し、分析を行う
ガスクロマトグラフ装置において、試料気化室は気化室
本体内部にインサートを有し、このインサートの上部空
間にはセプタムパージ流路が接続され、前記上部空間に
キャリアガスを送り込むキャリアガス流路が気化室本体
に接続されており、かつ、前記インサートの上部空間に
は、シリンジのニードルが挿入可能な孔を設けた中蓋
と、中蓋を付勢するバネとを備え、シリンジのニードル
先端を前記孔を通過させてインサート内に挿入し、中蓋
がインサート上部を閉塞するようにした状態で気化する
ようにしたことを特徴とする。以下、このガスクロマト
グラフ装置がどのように作用するかを説明する。
になされた本発明のガスクロマトグラフ装置は、試料気
化室上方のセプタムにシリンジのニードルを突き刺して
試料を注入し、試料を気化室内で気化させて気化室内に
接続されているキャピラリカラムに導入し、分析を行う
ガスクロマトグラフ装置において、試料気化室は気化室
本体内部にインサートを有し、このインサートの上部空
間にはセプタムパージ流路が接続され、前記上部空間に
キャリアガスを送り込むキャリアガス流路が気化室本体
に接続されており、かつ、前記インサートの上部空間に
は、シリンジのニードルが挿入可能な孔を設けた中蓋
と、中蓋を付勢するバネとを備え、シリンジのニードル
先端を前記孔を通過させてインサート内に挿入し、中蓋
がインサート上部を閉塞するようにした状態で気化する
ようにしたことを特徴とする。以下、このガスクロマト
グラフ装置がどのように作用するかを説明する。
【0008】
【作用】本発明のガスクロマトグラフ装置では、試料注
入時に中蓋によりインサート上部を閉塞する。この状態
でシリンジのニードルから試料を注入すると、気化した
試料は中蓋により高圧状態のままインサート内部に閉じ
込められており、インサートの上部空間を介してセプタ
ムパージ流路側などに逆流することはない。そのため、
ほとんどすべての試料がキャピラリカラムに送り込むこ
とができ、しかも試料気化室内での試料の拡散が抑えら
れるので、ヒークの広がりが起きにくくなる。
入時に中蓋によりインサート上部を閉塞する。この状態
でシリンジのニードルから試料を注入すると、気化した
試料は中蓋により高圧状態のままインサート内部に閉じ
込められており、インサートの上部空間を介してセプタ
ムパージ流路側などに逆流することはない。そのため、
ほとんどすべての試料がキャピラリカラムに送り込むこ
とができ、しかも試料気化室内での試料の拡散が抑えら
れるので、ヒークの広がりが起きにくくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を用いて説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すガスクロマトグラフ
装置の試料気化室の構成図である。図において従来例と
同じものは同符号を付すことにより説明を省略する。
る。図1は本発明の一実施例を示すガスクロマトグラフ
装置の試料気化室の構成図である。図において従来例と
同じものは同符号を付すことにより説明を省略する。
【0010】本発明の装置では、インサート3の上部空
間7に中蓋9が取り付けられている。中蓋9は中央に孔
が設けてあり、この孔にはセプタムから突き刺されるシ
リンジのニードルが嵌入されるようになっている。そし
てニードルが孔に嵌入された状態でこの孔が塞がれるよ
うに中蓋9の孔径がシリンジニードル外径とほぼ等しい
大きさにされている。なお、シリンジのニードル部分が
先端側は細く、末端側が太くなる2段径を有するもので
あればこの段部により孔を確実に塞ぐようにすることが
できるのでよりよいが、このような特殊なニードルを用
いないで、一部の気化試料が孔から上部空間に漏れたと
しても中蓋の存在がないときに比較して十分に本願の効
果は得られる。
間7に中蓋9が取り付けられている。中蓋9は中央に孔
が設けてあり、この孔にはセプタムから突き刺されるシ
リンジのニードルが嵌入されるようになっている。そし
てニードルが孔に嵌入された状態でこの孔が塞がれるよ
うに中蓋9の孔径がシリンジニードル外径とほぼ等しい
大きさにされている。なお、シリンジのニードル部分が
先端側は細く、末端側が太くなる2段径を有するもので
あればこの段部により孔を確実に塞ぐようにすることが
できるのでよりよいが、このような特殊なニードルを用
いないで、一部の気化試料が孔から上部空間に漏れたと
しても中蓋の存在がないときに比較して十分に本願の効
果は得られる。
【0011】中蓋9はコイルバネ10により付勢されて
いるため、通常状態ではインサート3の上端が上部空間
7に解放されている。そして、図2に示すようにシリン
ジのニードルが嵌入されることにより中蓋9がコイル1
0に抗して押し下げられ、インサート3の上部を塞ぐよ
うになっている。
いるため、通常状態ではインサート3の上端が上部空間
7に解放されている。そして、図2に示すようにシリン
ジのニードルが嵌入されることにより中蓋9がコイル1
0に抗して押し下げられ、インサート3の上部を塞ぐよ
うになっている。
【0012】次に本発明の装置の動作を説明する。最初
にシリンジを突き刺さない状態で、キャリアガス流路5
からキャリアガスを導入しておき、その一部がセプタム
パージ流路6から排出され、一部がインサートを通って
キャピラリカラム4に導入されるようにしておく。この
状態で、セプタム2からシリンジニードルを突き刺し、
中蓋9の孔を貫通してシリンジニードル先端をインサー
ト3の中央付近に入れて図2に示すような状態にする。
このとき、インサート3の上部は中蓋9により塞がれた
状態になる。そして、加熱ブロック8により加熱すると
ともに、シリンジニードルから液体試料を注入すること
により、液体試料は急激に気化して体積が膨張する。こ
のときインサート3の内部は高圧になるがインサートの
上部が塞がれているので、試料の逆流はほとんどない。
そしてインサート3内の試料がほとんどキャピラリカラ
ムに送られた段階でニードルを抜くとコイルバネ10の
付勢力により中蓋10が開いてインサート3内にキャリ
アガスが流れ込む。そして、インサート内およびインサ
ート上部の残留ガスはキャリアガスの押し出し作用によ
りセプタムパージ流路あるいはキャピラリカラムを通っ
て外部に出される。
にシリンジを突き刺さない状態で、キャリアガス流路5
からキャリアガスを導入しておき、その一部がセプタム
パージ流路6から排出され、一部がインサートを通って
キャピラリカラム4に導入されるようにしておく。この
状態で、セプタム2からシリンジニードルを突き刺し、
中蓋9の孔を貫通してシリンジニードル先端をインサー
ト3の中央付近に入れて図2に示すような状態にする。
このとき、インサート3の上部は中蓋9により塞がれた
状態になる。そして、加熱ブロック8により加熱すると
ともに、シリンジニードルから液体試料を注入すること
により、液体試料は急激に気化して体積が膨張する。こ
のときインサート3の内部は高圧になるがインサートの
上部が塞がれているので、試料の逆流はほとんどない。
そしてインサート3内の試料がほとんどキャピラリカラ
ムに送られた段階でニードルを抜くとコイルバネ10の
付勢力により中蓋10が開いてインサート3内にキャリ
アガスが流れ込む。そして、インサート内およびインサ
ート上部の残留ガスはキャリアガスの押し出し作用によ
りセプタムパージ流路あるいはキャピラリカラムを通っ
て外部に出される。
【0013】本実施例では、ニードルと中蓋との摩擦力
等により中蓋を開閉することとしたが、中蓋を電磁石を
用いて吸引することにより開閉するようにしてもよい。
すなわち、気化室本体の中蓋に対向する位置に電磁石を
取り付け、電磁石に通電することによりバネの付勢力に
抗して中蓋を吸引してインサートを塞ぐようにしてもよ
い。
等により中蓋を開閉することとしたが、中蓋を電磁石を
用いて吸引することにより開閉するようにしてもよい。
すなわち、気化室本体の中蓋に対向する位置に電磁石を
取り付け、電磁石に通電することによりバネの付勢力に
抗して中蓋を吸引してインサートを塞ぐようにしてもよ
い。
【0014】以下に、本発明の実施態様をまとめてお
く。 (1) 試料気化室上方のセプタムにシリンジのニード
ルを突き刺して試料を注入し、試料を気化室内で気化さ
せて気化室内に接続されているキャピラリカラムに導入
し、分析を行うガスクロマトグラフ装置において、試料
気化室は気化室本体内部にインサートを有し、このイン
サートの上部空間にはセプタムパージ流路が接続され、
前記上部空間にキャリアガスを送り込むキャリアガス流
路が気化室本体に接続されており、かつ、前記インサー
トの上部空間には、シリンジのニードルが挿入可能な孔
を設けた中蓋と、中蓋を付勢するバネと、中蓋を付勢力
に抗してインサート上面に当接する電磁石とを備え、シ
リンジのニードル先端を前記孔を通過させてインサート
内に挿入するとともに、電磁石の吸引力により中蓋がイ
ンサート上部を閉塞するようにした状態で気化するよう
にしたことを特徴とするガスクロマトグラフ装置。
く。 (1) 試料気化室上方のセプタムにシリンジのニード
ルを突き刺して試料を注入し、試料を気化室内で気化さ
せて気化室内に接続されているキャピラリカラムに導入
し、分析を行うガスクロマトグラフ装置において、試料
気化室は気化室本体内部にインサートを有し、このイン
サートの上部空間にはセプタムパージ流路が接続され、
前記上部空間にキャリアガスを送り込むキャリアガス流
路が気化室本体に接続されており、かつ、前記インサー
トの上部空間には、シリンジのニードルが挿入可能な孔
を設けた中蓋と、中蓋を付勢するバネと、中蓋を付勢力
に抗してインサート上面に当接する電磁石とを備え、シ
リンジのニードル先端を前記孔を通過させてインサート
内に挿入するとともに、電磁石の吸引力により中蓋がイ
ンサート上部を閉塞するようにした状態で気化するよう
にしたことを特徴とするガスクロマトグラフ装置。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のガスクロ
マトグラフ装置では、インサートの上部を閉塞しうる中
蓋を設けたので、試料気化時にセプタムパージ流路等に
逆流する試料を低減することができ、定量性のよい分析
が可能となり、ピークの広がりも抑えることができ測定
精度を向上させることができる。
マトグラフ装置では、インサートの上部を閉塞しうる中
蓋を設けたので、試料気化時にセプタムパージ流路等に
逆流する試料を低減することができ、定量性のよい分析
が可能となり、ピークの広がりも抑えることができ測定
精度を向上させることができる。
【図1】本発明の一実施例であるガスクロマトグラフ装
置の試料気化室部分の構成図。
置の試料気化室部分の構成図。
【図2】本発明の一実施例であるガスクロマトグラフ装
置の試料気化室部分の試料気化時の状態を示す図。
置の試料気化室部分の試料気化時の状態を示す図。
【図3】従来のガスクロマトグラフ装置の試料気化室部
分の構成図。
分の構成図。
【図4】従来のガスクロマトグラフ装置の試料気化室部
分の試料気化時の状態を示す図。
分の試料気化時の状態を示す図。
1:試料気化室本体 2:セプタム 3:インサート 4:キャピラリカラム 5:キャリアガス流路 6:セプタムパージ流路 7:上部空間 8:加熱ブロック 9:中蓋 10:バネ 11:ガスクロマトグラフ装置本体
Claims (1)
- 【請求項1】試料気化室上方のセプタムにシリンジのニ
ードルを突き刺して試料を注入し、試料を気化室内で気
化させて気化室内に接続されているキャピラリカラムに
導入し、分析を行うガスクロマトグラフ装置において、
試料気化室は気化室本体内部にインサートを有し、この
インサートの上部空間にはセプタムパージ流路が接続さ
れ、前記上部空間にキャリアガスを送り込むキャリアガ
ス流路が気化室本体に接続されており、かつ、前記イン
サートの上部空間には、シリンジのニードルが挿入可能
な孔を設けた中蓋と、中蓋を付勢するバネとを備え、シ
リンジのニードル先端を前記孔を通過させてインサート
内に挿入し、中蓋がインサート上部を閉塞するようにし
た状態で気化するようにしたことを特徴とするガスクロ
マトグラフ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352495A JPH08297116A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | ガスクロマトグラフ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10352495A JPH08297116A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | ガスクロマトグラフ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08297116A true JPH08297116A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14356315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10352495A Pending JPH08297116A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | ガスクロマトグラフ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08297116A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20107702U1 (de) | 2001-05-07 | 2001-07-26 | SIM Scientific Instruments Manufacturer GmbH, 45478 Mülheim | Gaschromatograph mit im Injektorunterteil angeordneter Gaseinlaß- und Septumspülleitung |
JP2006105992A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Agilent Technol Inc | 改良されたインレットシール機構を備えているガスクロマトグラフシステム |
JP2019066500A (ja) * | 2019-02-06 | 2019-04-25 | 株式会社島津製作所 | 試料気化ユニット及びそれを備えたガスクロマトグラフ |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP10352495A patent/JPH08297116A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20107702U1 (de) | 2001-05-07 | 2001-07-26 | SIM Scientific Instruments Manufacturer GmbH, 45478 Mülheim | Gaschromatograph mit im Injektorunterteil angeordneter Gaseinlaß- und Septumspülleitung |
JP2006105992A (ja) * | 2004-09-30 | 2006-04-20 | Agilent Technol Inc | 改良されたインレットシール機構を備えているガスクロマトグラフシステム |
JP2019066500A (ja) * | 2019-02-06 | 2019-04-25 | 株式会社島津製作所 | 試料気化ユニット及びそれを備えたガスクロマトグラフ |
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