JP2019066500A - 試料気化ユニット及びそれを備えたガスクロマトグラフ - Google Patents
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Abstract
Description
シールキャップ4は、上面に試料注入用のニードル6を挿通させるための試料注入口5と、当該試料注入口5を塞ぐセプタム7とを備えており、セプタム7はニードル6が挿通可能な弾性材料で形成されている。また、シールキャップ4の側面には、試料気化室2にキャリアガスを導入するための配管8と接続されるキャリアガス導入口10が設けられており、シールキャップ4とケーシング1との間隙には、弾性材料からなるシールリング9が挟み込まれている。
測定試料は、試料注入口5に挿通されたニードル6から高温の試料気化室2に注入されてインサート3内で気化し、気化した試料ガスはキャリアガス導入口10から導入されたキャリアガスによってガス流出口11から分析カラムBに送り込まれる。そして、分析カラムBで試料ガスが分離され、検出器Cにおいて分離成分ごとに検出される(特許文献1、2参照)。
シールキャップ4の着脱手段としては、例えば図4のように、ケーシング1側に設けられた外ネジ1aとシールキャップ4側に設けられた内ネジ4aとを螺合させて取り付けるようにした構造が一般的である。
インサート3を取り出すときは、図5に示すように、シールキャップ4を開放し、ケーシング1の上端開口部に露出するインサート3の上端部分3aをピンセット等の取出用工具で掴んでケーシング1から引き出している。しかし、ケーシング1の開口部は直径10mm程度と小さく、インサート3の上端部分3aはさらに小さいため、ピンセット等による取り出しは煩雑な作業となる。特に、シールリング9が圧縮と熱等によりインサート3周面に固着している場合には、インサート3の取り出し作業がさらに困難となる。
また、前記切り欠きは、前記シールリングの少なくとも一部が前記周縁の側方から視認可能な深さまで切り欠いて形成され、前記シールキャップの取り付け時には、当該シールキャップによって前記切り欠きが覆われるように形成されてもよい。
また、この切り欠きは、シールリングの一部が側方から視認可能な深さとなるように形成することで、シールリングが圧縮や熱によりインサートに固着している場合でも、切り欠きからシールリングごとインサートを掴んで取り出すことができ、インサートの着脱作業を容易に行うことができる。
これにより、インサート取り出し時に作業者の利き腕に応じて左右の切り欠きからシールリングの外周面を取出用工具で挟んでシールリングごとインサートを掴むことができ、容易にインサートを取り出すことができる。
本発明のガスクロマトグラフは、上記の試料気化ユニットを備えているので、試料気化ユニットのインサートの着脱作業が容易になり、メンテナンス作業の効率を向上させることができる。
試料気化ユニットAは、円筒状のケーシング1の内部に円筒状の試料気化室2が設けられており、試料気化室2の内部にガラスや石英等からなる円筒状のインサート3が収容されている。試料気化室2はヒータ(図示略)によって高温に加熱されるようになっている。ケーシング1の上面はインサート3を着脱するために開口されており、この開口部はシールキャップ4によって封止されている。ケーシング1の下端には、試料気化室2内で気化した試料ガスをキャリアガスとともに分析カラムBに送り込むためのガス流出口11が設けられている。
また、切り欠き12は、シールリング9の一部が側方から視認可能な深さまで切り欠いて形成されているので、シールリング9が圧縮や熱によりインサート3に固着している場合でも、左右の切り欠き12、12からシールリング9ごとインサート3を掴んで取り出すことができ、インサート3の着脱作業を容易に行うことができる。
その他本発明では、その目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正、変更することが可能である。
B 分析カラム
C 検出器
D カラムオーブン
1 ケーシング
1b 周縁
2 試料気化室
3 インサート
3a 上端部分
4 シールキャップ
5 試料注入口
7 セプタム
9 シールリング
12 切り欠き
Claims (4)
- 上面が開口された試料気化室を有し、前記試料気化室にインサートを収容するケーシングと、
前記試料気化室の上面開口部を封止するとともにセプタムで塞がれた試料注入口を上面に有する着脱自在なシールキャップと、
前記シールキャップと前記ケーシングとの間隙に装着され、前記試料気化室の内壁と前記インサートの上端部分との間隙を封止する弾性材料製のシールリングとを備えた試料気化ユニットであって、
前記ケーシングの上端開口部の周縁にインサート取出用工具が嵌まり込む切り欠きが設けられている試料気化ユニット。 - 前記切り欠きは、前記シールリングの少なくとも一部が前記周縁の側方から視認可能な深さまで切り欠いて形成され、前記シールキャップの取り付け時には、当該シールキャップによって前記切り欠きが覆われるように形成されている請求項1に記載の試料気化ユニット。
- 前記切り欠きは、互いに対向する位置に2箇所設けられている請求項1または請求項2に記載の試料気化ユニット。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の試料気化ユニットと、前記試料気化ユニットに注入された試料の分析を行う分析カラムと、前記分析カラムで分析された前記試料を検出する検出器とを備えたガスクロマトグラフ。
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Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
WO2022224294A1 (ja) * | 2021-04-19 | 2022-10-27 | 株式会社島津製作所 | 試料気化室、及びその試料気化室を備えたガスクロマトグラフ |
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2019
- 2019-02-06 JP JP2019019232A patent/JP6687140B2/ja active Active
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