JP3129007U - ガスクロマトグラフ - Google Patents

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Abstract

【課題】インサート交換を容易に行える試料気化室を提供し、以て、ガスクロマトグラフにおけるメンテナンス作業の能率向上を図る。
【解決手段】気化部1に係着された弾性押圧材15を用いて注入部2を気化部1に弾力で押圧することにより両者を連結するように試料気化室を構成する。これにより、専用工具を用いることなく迅速に注入部2と気化部1を連結し、また連結を解くことが可能となり、インサート交換等のメンテナンス作業の能率が向上する。
【選択図】 図1

Description

本考案はガスクロマトグラフに関し、特にガスクロマトグラフ用の試料気化室に関する。
通常のガスクロマトグラフは、注入された液体試料を気化してカラムへ送り込むための試料気化室を備えている。試料気化室の構造は、特許文献1に従来技術として詳しく記載されているが、以下に概略説明する。
図3に従来の一般的な試料気化室の構成例を断面図で示し、併せて、この試料気化室を含むガスクロマトグラフ全体の概略流路構成を示す。
同図に示すように、試料気化室10は頂部に試料注入口6を有する注入部2とヒータ11で加熱されている気化部1から成り、この両者は注入部2のフランジ2aを押さえるシールナット9を締めることにより気密に連結される。
注入部2と気化部1が連結された状態では、ボンベ等のキャリアガス源20からキャリアガス導入管21を経て注入部2に導入されたキャリアガスが気化部1内に保持されている管状ガラス製のインサート3内を通過し、底部のカラム接続部8に接続されたカラム22へ流れる。気化部1は、ヒータ11で所定温度に加熱され断熱ハウジング12で保温されているので、試料注入口6からシリンジ(図示せず)によりセプタム5を通してインサート3内に注入された試料はそこで気化し、キャリアガスの流れに運ばれてカラム22を通過する間に各成分に分離され、カラム22の末端に接続された検出器23で検出されることでガスクロマトグラフ分析が行われる。
なお、7はセプタム5を所定位置に固定するセプタムナット、4は注入部2と気化部1の間の気密を保つためのパッキンの役をするシールリングである。
インサート3は、試料に直接接触するものであるから、試料の気化残渣等の付着により汚れやすい。インサート3が汚れたときは、シールナット9を緩めて、図3のように上下に分割した状態にして、汚れたインサート3を抜き取り、新たなインサート3と交換する。
特開平11−101788号公報
インサート交換に際してシールナットを緩めるには、工具として専用のスパナを用いる。専用工具が手元にない場合は一般工具を用いても作業可能ではあるが、作業能率が著しく悪化する。また、専用工具を用いる場合でも、注入部周辺にはキャリアガス導入管等の配管がありスパナを回しにくいので、注入部と気化部との連結を解くのに手間取ることが多く、インサート交換作業の能率を低下させていた。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたものであり、インサート交換を容易に行える試料気化室を提供し、以て、ガスクロマトグラフにおけるメンテナンス作業の能率向上を図ることを目的とする。
本考案は、上記課題を解決するために、気化部に係着された弾性押圧材を用いて注入部を気化部に弾力で押圧することにより両者を連結するように試料気化室を構成した。
本考案は上記のように構成されているので、専用工具を用いることなく、迅速に注入部と気化部を連結し、また連結を解くことが可能となり、インサート交換等のメンテナンス作業の能率が向上する。
本考案が提供するガスクロマトグラフの特徴は、試料気化室を、気化部に係着された弾性押圧材を用いて注入部を気化部に押圧することにより両者を連結するように構成した点にあり、従って、最良の形態の基本的な構成は、そのような特徴的構成を具備する試料気化室を備えたガスクロマトグラフである。
図1に本考案の一実施例である試料気化室の外観を示す。なお、この試料気化室を含むガスクロマトグラフ全体の流路構成は従来と変わらず、また、図1では省略されている気化部1の下部の構造も従来と同じである。
同図において、図3と同符号を付したものは図3と同一物であるから再度の説明を省く。
本実施例が従来と相違する点は、図3におけるシールナット9の代わりに、バネ材から成る弾性押圧材15の弾力を利用して注入部2を気化部1に押圧することで、両者を連結するように構成した点である。即ち、注入部2のセプタムナット7の下方にセプタムナット7よりも径の大きいフランジ2aを設け、このフランジ2aを、一端が気化部1の上面に固定された板バネ(弾性押圧材15)で押さえ、他端を段付きネジ16で同じ気化部1の上面に止める。弾性押圧材15にはセプタムナット7とキャリアガス導入管21を避けるために中央部を切り抜いて窓が設けられている。このような構成により、注入部2と気化部1とが気密に連結される。
なお、図1の例ではフランジ2aは六角形であるが、この形状は円形、または四角形等でもよい。
図2は、本実施例の動作を説明する図であって、注入部2と気化部1との連結を解いて注入部2を持ち上げた状態を示す。
インサート3を交換するときは、図1における段付きネジ16を緩めて抜き取ると、弾性押圧材15はその弾力で跳ね上がり、注入部2と気化部1との連結は解かれる。注入部2を持ち上げると、図2に示すように、インサート3が露出するから、ピンセットなどでインサート3を取り出し交換することができる。
なお、段付きネジ16は、図1にも示すように、ネジ頭部側面にローレットを刻設しておけば、工具を使わずに作業でき、作業能率が向上する。ここで段付きネジ16を用いるのは、高温の気化部1表面からネジ頭部までの距離をあけて、ネジ頭部の温度上昇を抑えるためであり、特にネジ頭部の温度上昇について配慮する必要がない場合は、普通のネジを用いてもよい。
また、弾性押圧材15を段付きネジ16で留める代わりに、適当に設計された掛け金を用いて係着するように構成してもよい。これにより、さらに簡単に注入部2を取り外すことが可能となる。
本考案はガスクロマトグラフに利用できる。
本考案の一実施例を示す図である。 本考案の一実施例の動作を説明する図である。 従来の構成を示す図である。
符号の説明
1 気化部
2 注入部
2a フランジ
3 インサート
4 シールリング
5 セプタム
6 試料注入口
7 セプタムナット
8 カラム接続部
9 シールナット
10 試料気化室
11 ヒータ
12 断熱ハウジング
15 弾性押圧材
16 段付きネジ
20 キャリアガス源
21 キャリアガス導入管
22 カラム
23 検出器

Claims (1)

  1. 頂部に試料注入口を有する注入部とインサートを内蔵する加熱された気化部とが気密に連結されると共に、前記注入部と前記気化部との連結を解くことにより前記インサートの交換が可能となる試料気化室を備えたガスクロマトグラフにおいて、前記注入部を前記気化部に弾力で押圧して両者を連結する弾性押圧材と、該弾性押圧材を前記気化部に係着させる係着手段を設けたことを特徴とする試料気化室を備えたガスクロマトグラフ。
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