JPH08296804A - 2重管球形管板蒸気発生器 - Google Patents

2重管球形管板蒸気発生器

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Publication number
JPH08296804A
JPH08296804A JP7098567A JP9856795A JPH08296804A JP H08296804 A JPH08296804 A JP H08296804A JP 7098567 A JP7098567 A JP 7098567A JP 9856795 A JP9856795 A JP 9856795A JP H08296804 A JPH08296804 A JP H08296804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
heat exchanger
heat transfer
cooling material
exchanger tube
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7098567A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoto Motooka
直人 本岡
Yukinori Usui
志典 碓井
Koichi Tamehira
浩一 為平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7098567A priority Critical patent/JPH08296804A/ja
Publication of JPH08296804A publication Critical patent/JPH08296804A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 製作、定期検査費用の低減と発生応力の減
少、伝熱管異常の検出、プラント規模の効率化をはか
る。 【構成】 1次冷却材(ナトリウム)が1次冷却材入口
ノズル9から胴16内へ流入して、1次冷却材出口ノズ
ル10から流出、2次冷却材(水)が2次冷却材入口ノ
ズル12から下部水室2へ流入、更に下部1重伝熱管1
4を経て2重伝熱管15に達し、ここで1次冷却材(ナ
トリウム)と熱交換し、蒸気になり、上部1重伝熱管1
3→上部水室1→2次冷却材出口ノズル11を経て蒸気
発生器へ流出する。上部管板3及び下部管板4は運転状
態変化による水温変化に対応するように半球形状であ
る。又上部平管板7及び下部平管板8は、製作性の良い
平管板とし、空間部17、18をヘリウムガスで満す。
この空間部17、18は2重伝熱管15の内管と外管と
の間の隙間に連通しており、運転中、内管もしくは外管
に欠陥が生じた時に、伝熱管の異常を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速増殖炉の蒸気発生
器、例えばシェルアンドチューブ型熱交換器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の高速増殖炉の蒸気発生器を図2に
より説明すると、19が上部水室、20が下部水室、2
1が上部管板、22が下部管板、23が上部鏡板、24
が下部鏡板、25が1次冷却材入口ノズル、26が1次
冷却材出口ノズル、27が2次冷却材出口ノズル、28
が2次冷却材入口ノズル、29〜31が伝熱管、32が
胴である。
【0003】上記蒸気発生器では、1次冷却材入口ノズ
ル25から胴32内を1次冷却材出口ノズル26に向か
い下降する1次冷却材(ナトリウム)と、下部水室20
から下部管板22を経て伝熱管30、31、29内を上
昇する2次冷却材(水)とを、伝熱管30、31、29
の管壁を介して熱交換し、2次冷却材(水)を加熱し、
蒸発させて、蒸気にする。
【0004】上部管板21は、上部水室19とともに上
部鏡板23に1個若しくは複数個設置され、下部管板2
2は、下部水室20とともに下部鏡板24に1個若しく
は複数個設置されており、上部管板21及び下部管板2
2は、形状が平板状で、ここに多数の伝熱管穴を設けら
れ、伝熱管29、30の端部が上部管板21及び下部管
板22の内面側に溶接により固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記図2に示す従来の
高速増殖炉の蒸気発生器では、伝熱管29〜31の管壁
を介して1次冷却材(ナトリウム)と2次冷却材(水)
との熱交換を行っているが、ナトリウムと水とが直接接
触した場合、これらが爆発的に反応するので、万一のナ
トリウム−水バウンダリ破損による両者の反応を考慮し
て、2次ナトリウム系が設けられている。
【0006】この場合には、原子炉で発生した熱が1次
ナトリウム系に伝えられ、この熱が2次ナトリウム系に
伝えられ、この熱が水系へ伝えられて、蒸気が発生する
ので、高速炉プラントは、全体規模が大きくなる上に、
熱伝達系統が複雑になっている。蒸気発生器におけるナ
トリウム−水バウンダリである伝熱管は、定期検査時に
は非破壊検査により、運転中には連続監視により、それ
ぞれ健全性を確認しており、この運転中の連続監視は、
ナトリウム−水反応が生じた初期の段階で検知し、プラ
ントを停止する等の処置を講じることにより、被害を最
小限にくい止めるようにしている。しかし運転中に伝熱
管内部の状況を調べることは不可能であり、蒸気発生器
の信頼性を向上させる場合、何らかの方法により、運転
中、ナトリウム−水反応の発生前に伝熱管の異常を検知
する方策が望まれている。
【0007】今後の高速増殖炉の実用化を考慮した場
合、プラント出力の上昇に伴い蒸気発生器の大型化が必
要であり、管板を前記のように平管板にした場合、管板
径が大きくなり、管板内外での圧力差に対する強度を確
保するためには、非常に大きな板厚の平管板が必要にな
って、製作コストか嵩む。また蒸気発生器の運転時、2
次冷却材の温度が急激に下がると、1次冷却材との間に
大きな温度差が生じて、管板内部に大きな熱応力が発生
する。この温度差は、管板の板厚が大きければ大きい
程、大きくなる傾向にあり、前記のように非常に大きな
板厚の平管板の場合には、健全性の確保が困難にるとい
う問題があった。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、製作コスト及び定期検
査費用の低減と運転中の発生応力の減少による機器の信
頼性の向上とを併せ達成でき、ナトリウム−水反応の
発生前に伝熱管の異常を検出でき、プラント規模を大
幅に効率化できる2重管球形管板蒸気発生器を提供しよ
うとする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の2重管球形管板蒸気発生器は、形状を球
形若しくは半球形に形成した管板と、2重管の伝熱管と
を組み合わせて構成している。
【0010】
【作用】
(1)伝熱管を二重構造にしており、内側管と外側管と
の隙間の雰囲気変化を監視して、内側管若しくは外側管
の何れかに貫通欠陥が生じたときに、伝熱管の異常を検
出するので、運転中でも、ナトリウムと水とが直接接触
する前に伝熱管の異常を検出可能である。(2)また管
板を球形若しくは半球形に形成しており、管板内径に対
する管板板厚が減少し且つ急激な構造不連続部がなくな
るので、強度が大幅に向上する。また管板面の表面積が
平管板に比べて約2倍になるので、小さな管板径でもよ
り多くの伝熱管が設置可能になる。
【0011】
【実施例】次に本発明の2重管球形管板蒸気発生器を図
1に示す一実施例により説明すると、1が上部水室、2
が下部水室、3が半球形の上部管板、4が半球形の下部
管板、5が上部鏡板、6が下部鏡板、7が上部平管板、
8が下部平管板、9が1次冷却材入口ノズル、10が1
次冷却材出口ノズル、11が2次冷却材出口ノズル、1
2が2次冷却材入口ノズル、13が上部1重伝熱管、1
4が下部1重伝熱管、15がこれらの上部1重伝熱管1
3及び下部一重伝熱管14に接続した2重伝熱管、16
が胴、17が上部鏡板5と上部平管板7との間の空間
部、18が下部鏡板6と下部平管板8との間の空間部で
ある。
【0012】上記伝熱管は、上部平管板7と下部平管板
8との間の15の部分が2重伝熱管になり、上部半球形
管板3と上部平管板7との間の13の部分が上部1重伝
熱管になり、下部半球形平管板4と下部平管板8との間
の14の部分が下部1重伝熱管になっている。次に前記
図1に示す2重管球形管板蒸気発生器の作用を具体的に
説明する。
【0013】1次冷却材(ナトリウム)が1次冷却材入
口ノズル9から胴16内へ流入して、1次冷却材出口ノ
ズル10から流出する一方、2次冷却材(水)が2次冷
却材入口ノズル12から下部水室2へ流入し、さらに下
部1重伝熱管14を経て2重伝熱管15に達し、ここで
管外を流れる1次冷却材(ナトリウム)と熱交換し、加
熱されて、蒸気になり、上部1重伝熱管13→上部水室
1→2次冷却材出口ノズル11を経て蒸気発生器外へ流
出する。
【0014】上部管板3及び下部管板4の管板は、内部
を水が流れるため、運転状態の変化による水の温度変化
に対応するように半球形状にしている。また上部平管板
7及び下部平管板8は、内圧が低くて応力が厳しくない
ため、製作性の良い平管板にしている。そして上部鏡板
5と上部平管板7との間の空間部17、及び下部鏡板6
と下部平管板8との間の空間部18をヘリウムガスで満
たしている。この空間部17、18は、2重伝熱管15
の内管と外管との間の隙間に連通しており、運転中、内
管若しくは外管の何れか一方に貫通欠陥が生じたとき
に、雰囲気の変化を検知して、ナトリウム−水反応の発
生前に伝熱管の異常を検出する。
【0015】
【発明の効果】本発明の2重管球形管板蒸気発生器は前
記のように構成されており、(a)全ての伝熱管を上下各
1個の半球形管板に集積でき、(b)これら管板内部に発
生する応力を大幅に軽減でき、(c)水室サイズを小径化
でき、(d)管板が上下各1個の半球形管板になったの
で、定期検査時、検査装置を別の水室へ移設する作業を
不要にできて、定期検査時間を短縮化できて、以上の
(a) 〜(d)により、製作コスト及び定期検査費用の低減
と運転中の発生応力の減少による機器の信頼性の向上と
を併せ達成できる。
【0016】また運転中、2重伝熱管の内管若しくは外
管の何れか一方に貫通欠陥が生じたとき、雰囲気の変化
を検知するので、ナトリウム−水反応の発生前に伝熱管
の異常を検出できる。また伝熱管が2重であり、ナトリ
ウムと水との直接の接触を回避するので、2次ナトリウ
ム系を不要にできて、プラント規模を大幅に効率化でき
る。
【0017】また運転中、管板の強度を確保できるし、
ナトリウム−水反応の発生前に伝熱管の異常を検出でき
るので、この点からも信頼性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の2重管球形管板蒸気発生器の一実施例
を示す縦断側面図である。
【図2】従来の蒸気発生器を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 上部水室 2 下部水室 3 上部半球形管板 4 下部半球形管板 5 上部鏡板 6 下部鏡板 7 上部平管板 8 下部平管板 9 1次冷却材入口ノズル 10 1次冷却材出口ノズル 11 2次冷却材出口ノズル 12 2次冷却材入口ノズル 13 上部1重伝熱管 14 下部1重伝熱管 15 2重伝熱管 16 胴 17 上部空間部 18 下部空間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形状を球形若しくは半球形に形成した管
    板と、2重管の伝熱管とを組み合わせて構成したことを
    特徴とする蒸気発生器。
JP7098567A 1995-04-24 1995-04-24 2重管球形管板蒸気発生器 Withdrawn JPH08296804A (ja)

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JP7098567A JPH08296804A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 2重管球形管板蒸気発生器

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JP7098567A JPH08296804A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 2重管球形管板蒸気発生器

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JPH08296804A true JPH08296804A (ja) 1996-11-12

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ID=14223262

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JP7098567A Withdrawn JPH08296804A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 2重管球形管板蒸気発生器

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Effective date: 20020702