JPS63247502A - 伝熱管 - Google Patents
伝熱管Info
- Publication number
- JPS63247502A JPS63247502A JP7869387A JP7869387A JPS63247502A JP S63247502 A JPS63247502 A JP S63247502A JP 7869387 A JP7869387 A JP 7869387A JP 7869387 A JP7869387 A JP 7869387A JP S63247502 A JPS63247502 A JP S63247502A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- heat exchanger
- porous metal
- inner tube
- outer tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 78
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 78
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 claims description 6
- 239000002826 coolant Substances 0.000 description 49
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 29
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 29
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M Ilexoside XXIX Chemical compound C[C@@H]1CC[C@@]2(CC[C@@]3(C(=CC[C@H]4[C@]3(CC[C@@H]5[C@@]4(CC[C@@H](C5(C)C)OS(=O)(=O)[O-])C)C)[C@@H]2[C@]1(C)O)C)C(=O)O[C@H]6[C@@H]([C@H]([C@@H]([C@H](O6)CO)O)O)O.[Na+] DGAQECJNVWCQMB-PUAWFVPOSA-M 0.000 description 1
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 1
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010931 gold Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 229910001338 liquidmetal Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 229910052708 sodium Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011734 sodium Substances 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Landscapes
- Thermal Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的コ
(産業上の利用分野)
本発明は、例えば、高速増殖炉プラントの蒸気発生器に
使用される伝熱管に係り、特に二重管型伝熱管であって
伝熱管破損の早期検出及び熱伝達性の向上を図ったもの
である。
使用される伝熱管に係り、特に二重管型伝熱管であって
伝熱管破損の早期検出及び熱伝達性の向上を図ったもの
である。
(従来の技術)
高速増殖炉、例えば二重冷却系を採用したタンク形高速
増殖炉は一般に以下のような構成をなしている。原子炉
容器内には冷却材(例えば液体金属ナトリウム)および
炉心が収容されている。
増殖炉は一般に以下のような構成をなしている。原子炉
容器内には冷却材(例えば液体金属ナトリウム)および
炉心が収容されている。
上記炉心は複数の燃料集合体および制御棒等から構成さ
れている。上記冷却材は炉心を上方に向って流通し、そ
の際炉心の核反応熱により昇温する。
れている。上記冷却材は炉心を上方に向って流通し、そ
の際炉心の核反応熱により昇温する。
昇温した冷却材は炉心の上方に流出して原子炉容器内に
設置された中間熱交換器内に流入する。この中間熱交換
器にて二次側冷却材と熱交換して、冷却され中間熱交換
器の外に流出する。そして再度炉心を上方に向って流通
する。
設置された中間熱交換器内に流入する。この中間熱交換
器にて二次側冷却材と熱交換して、冷却され中間熱交換
器の外に流出する。そして再度炉心を上方に向って流通
する。
一方中間熱交換器にて熱交換して昇温した二次側冷却材
は原子炉容器の外側に配置された蒸気発生器内に導入さ
れ、給水系と熱交換して冷却される。冷却された二次側
冷却材は再度中間熱交換器に移送される。又上記熱交換
により発生した蒸気はタービン系に移送されて発電に供
される。
は原子炉容器の外側に配置された蒸気発生器内に導入さ
れ、給水系と熱交換して冷却される。冷却された二次側
冷却材は再度中間熱交換器に移送される。又上記熱交換
により発生した蒸気はタービン系に移送されて発電に供
される。
蒸気発生器としては、通常縦形であって上下部に管板を
有するシェル・アンド・チューブ形の熱交換器が使用さ
れており、特に安全性の向上を図るべく二重管型の伝熱
管を採用したものが使用される。これを第9図乃至第1
1図を参照して説明する。第9図は蒸気発生器の全体構
成を示す断面図であり図中符号1は外胴である。この外
胴1内には二重管型伝熱管、?−が複数体配設されてい
る。
有するシェル・アンド・チューブ形の熱交換器が使用さ
れており、特に安全性の向上を図るべく二重管型の伝熱
管を採用したものが使用される。これを第9図乃至第1
1図を参照して説明する。第9図は蒸気発生器の全体構
成を示す断面図であり図中符号1は外胴である。この外
胴1内には二重管型伝熱管、?−が複数体配設されてい
る。
この二重管型伝熱管、2−は第10図及び第11図に示
すように、外管3及びこの外管3の内周側に微少隙間を
介して配設された内管5とから構成されている。上記内
管5はその上端及び下端を管板6及び7によって支持さ
れている。一方上記外管3はその上下端を中間管板8及
び上記管板7によって支持されている。又第9図に示す
ように上記外胴1の下端には水入口ブレナム9が形成さ
れており、この水入口プレナム9には水流入口10が形
成されている。この水流入口10には図示しない水流入
配管が接続される。また上記水入口ブレナム9にはマン
ホール11が設置されている。一方外胴1の上端には蒸
気出口ブレナム12が形成されており、この蒸気出口プ
レナム12には蒸気流出口13が形成されている。この
上記流出口13に図示しない蒸気流出配管が接続される
。また蒸気出口プレナム12にはマンホール14が設置
されている。
すように、外管3及びこの外管3の内周側に微少隙間を
介して配設された内管5とから構成されている。上記内
管5はその上端及び下端を管板6及び7によって支持さ
れている。一方上記外管3はその上下端を中間管板8及
び上記管板7によって支持されている。又第9図に示す
ように上記外胴1の下端には水入口ブレナム9が形成さ
れており、この水入口プレナム9には水流入口10が形
成されている。この水流入口10には図示しない水流入
配管が接続される。また上記水入口ブレナム9にはマン
ホール11が設置されている。一方外胴1の上端には蒸
気出口ブレナム12が形成されており、この蒸気出口プ
レナム12には蒸気流出口13が形成されている。この
上記流出口13に図示しない蒸気流出配管が接続される
。また蒸気出口プレナム12にはマンホール14が設置
されている。
外用1の前記管板8の下方側には冷却材入口ブレナム1
5が形成されており、この冷却材入口ブレナム15には
冷却材流入口16が形成されている。この冷却材流入口
16には図示しない冷却材流入配管が接続される。一方
外WA1の前記管板7の上方側には冷却材出口ブレナム
17が形成されており、この冷却材出口ブレナム17に
は冷却材流出口18が形成されている。この冷却材流出
口18に図示しない冷却材流出配管が接続される。
5が形成されており、この冷却材入口ブレナム15には
冷却材流入口16が形成されている。この冷却材流入口
16には図示しない冷却材流入配管が接続される。一方
外WA1の前記管板7の上方側には冷却材出口ブレナム
17が形成されており、この冷却材出口ブレナム17に
は冷却材流出口18が形成されている。この冷却材流出
口18に図示しない冷却材流出配管が接続される。
尚図中符号19は外胴1に介挿されたベローズであると
ともに、符号20は入口窓、符号21は出口窓である。
ともに、符号20は入口窓、符号21は出口窓である。
また第10図及び第11図中筒号23は多孔質金属であ
る。この多孔質金属23の充填は、以下のようにして行
なわれる。まず、外管3と内管5を二重管状態で配置す
る。その際内管5及び外管3との間の間隔を適正に保持
するべく内管5側からスペーサ23aが突設されている
。その状態で多孔質金属23の原料粉末を充填し、内管
5を拡管するとともに熱処理を施す。
る。この多孔質金属23の充填は、以下のようにして行
なわれる。まず、外管3と内管5を二重管状態で配置す
る。その際内管5及び外管3との間の間隔を適正に保持
するべく内管5側からスペーサ23aが突設されている
。その状態で多孔質金属23の原料粉末を充填し、内管
5を拡管するとともに熱処理を施す。
上記管板6と中間管板8との間には中間ブレナム24が
形成され、この中間ブレナム24にはリーク検出ノズル
25が設置されている。このり−り検出ノズル25には
図示しないリーク検出部が接続されている。
形成され、この中間ブレナム24にはリーク検出ノズル
25が設置されている。このり−り検出ノズル25には
図示しないリーク検出部が接続されている。
上記構成によると、まず高温の冷却材は冷却材流入口1
6を介して冷FJl材入ロブレナム15内に流入し、入
口窓20より伝熱管束部に流入する。
6を介して冷FJl材入ロブレナム15内に流入し、入
口窓20より伝熱管束部に流入する。
そして伝熱管2の外側を流下して出口窓21を介して冷
却材出口ブレナム17内に流出する。そこから冷却材流
出口18及び冷却材流出配管を介して蒸気発生器の外に
流出する。−力水は水流入配管及び水流入口10を介し
て水流入ブレナム9内に流入する。そこから伝熱管゛、
2−の内管5内に流入して上界する。その際伝熱管、?
−の外側を流下する冷却材と熱交換して昇温して蒸気と
なる。この蒸気は蒸気出口ブレナム12内に流出し、蒸
気流出口13及び蒸気流出配管を介しC図示しないター
ビン系に移送されて発電に供される。
却材出口ブレナム17内に流出する。そこから冷却材流
出口18及び冷却材流出配管を介して蒸気発生器の外に
流出する。−力水は水流入配管及び水流入口10を介し
て水流入ブレナム9内に流入する。そこから伝熱管゛、
2−の内管5内に流入して上界する。その際伝熱管、?
−の外側を流下する冷却材と熱交換して昇温して蒸気と
なる。この蒸気は蒸気出口ブレナム12内に流出し、蒸
気流出口13及び蒸気流出配管を介しC図示しないター
ビン系に移送されて発電に供される。
上記構成において、伝熱管、2−の破損検出は以下のよ
うにしてなされる。まず内管4にクラック等が発生して
水・蒸気がリークした場合であるが、この場合にはリー
クした水・蒸気は多孔質金属23を通って上方又は下方
に流通する。そして上方に流通した水・蒸気は管板6及
び8間に形成された中間ブレナム24内に流入し、リー
ク検出ノズル25より図示しないリーク検出装置に流通
していく。これによって圧力変動を検出するあるいはリ
ーク検出センサによりリークを検出することにより、内
管4の破損を検知する。
うにしてなされる。まず内管4にクラック等が発生して
水・蒸気がリークした場合であるが、この場合にはリー
クした水・蒸気は多孔質金属23を通って上方又は下方
に流通する。そして上方に流通した水・蒸気は管板6及
び8間に形成された中間ブレナム24内に流入し、リー
ク検出ノズル25より図示しないリーク検出装置に流通
していく。これによって圧力変動を検出するあるいはリ
ーク検出センサによりリークを検出することにより、内
管4の破損を検知する。
次に外管3が破損した場合について説明する。
この場合には中間ブレナム24内のガスが前記多孔質金
属23を通って外管3の破損部から冷却材側に流出する
。よって中間ブルナム24内のガス圧力が低下し、これ
を検出することにより外管3の破損を検知する。あるい
は冷却材側に設置されたガス検出器により流出したガス
を検出することにより外管3の破損を検知する。
属23を通って外管3の破損部から冷却材側に流出する
。よって中間ブルナム24内のガス圧力が低下し、これ
を検出することにより外管3の破損を検知する。あるい
は冷却材側に設置されたガス検出器により流出したガス
を検出することにより外管3の破損を検知する。
上記構成によると以下のような問題がある。
■ いずれの破損の場合にも内管5及び外管3との間に
充填された多孔質金属23を介してり一りを検出するこ
とにより破損の検知をなしており、その意味では上記多
孔質金属23の品質は、直接伝熱管の信頼性に影響を与
える。しかしながら前述した伝熱管製造方法によると、
数十mの長さをもつ上記内管5及び外管3との間の間隙
に、多孔質金属23の原料粉末を均一に充填することは
困難であり、均一でない場合にはリーク検出特性に悪影
響を与えてしまう。一方、充填率により熱抵抗特性も変
化するため、所望の熱伝達性能を提供し得ない場合があ
る。このように所望のリーク検出特性及び熱抵抗特性を
得るためには上記多孔質金属23の製作に大きな困難が
伴う。
充填された多孔質金属23を介してり一りを検出するこ
とにより破損の検知をなしており、その意味では上記多
孔質金属23の品質は、直接伝熱管の信頼性に影響を与
える。しかしながら前述した伝熱管製造方法によると、
数十mの長さをもつ上記内管5及び外管3との間の間隙
に、多孔質金属23の原料粉末を均一に充填することは
困難であり、均一でない場合にはリーク検出特性に悪影
響を与えてしまう。一方、充填率により熱抵抗特性も変
化するため、所望の熱伝達性能を提供し得ない場合があ
る。このように所望のリーク検出特性及び熱抵抗特性を
得るためには上記多孔質金属23の製作に大きな困難が
伴う。
■ 次に多孔賃金1iK23の機能としては、内管5又
は外管3に発生したクラックの拡散を防止する機能があ
る。それと同時に前述した熱抵抗も考慮しなければなら
ず、金属組織的に内管5と外管3が一体ではなく、かつ
密着した状態を提供する必要がある。しかしながら前述
した伝熱管製造方法を用いると、熱処理をする際、「焼
きしまり」があり、密着性の点で問題がある。その意味
でも、上記多孔質金属23を充填した伝熱管の製作には
困難が伴う。
は外管3に発生したクラックの拡散を防止する機能があ
る。それと同時に前述した熱抵抗も考慮しなければなら
ず、金属組織的に内管5と外管3が一体ではなく、かつ
密着した状態を提供する必要がある。しかしながら前述
した伝熱管製造方法を用いると、熱処理をする際、「焼
きしまり」があり、密着性の点で問題がある。その意味
でも、上記多孔質金属23を充填した伝熱管の製作には
困難が伴う。
(発明が解決しようとする問題点)
このように従来の伝熱管にあっては、内管及び外管との
間の多孔質金属に関して種々の問題があり、本発明は、
まさにこのような点に基づいてなされたものでその目的
とするところは、伝熱性能に優れ、かつ伝熱管の破損検
出を早期に行なうことができる伝熱管を提供することに
ある。
間の多孔質金属に関して種々の問題があり、本発明は、
まさにこのような点に基づいてなされたものでその目的
とするところは、伝熱性能に優れ、かつ伝熱管の破損検
出を早期に行なうことができる伝熱管を提供することに
ある。
[発明の構成]
(問題点を解決するための手段)
すなわち第1の発明による伝熱管は、外管と、この外管
の内周側に隙間を存した状態で配設された内管と、これ
らの外管及び内管との間に予めリーク溝を形成された円
筒状の多孔質金属部を配置したことを特徴とするもので
ある。
の内周側に隙間を存した状態で配設された内管と、これ
らの外管及び内管との間に予めリーク溝を形成された円
筒状の多孔質金属部を配置したことを特徴とするもので
ある。
また第2の発明による伝熱管は、外管と、この外管の内
周側に隙間を存した状態で配設された内管と、これら外
管及び内管との間に予め製作された繊維状多孔質金属を
配置したことを特徴とするものである。
周側に隙間を存した状態で配設された内管と、これら外
管及び内管との間に予め製作された繊維状多孔質金属を
配置したことを特徴とするものである。
又第3の発明による伝熱管は、外管と、この外管の内周
側に隙間を存した状態で配設された内管と、これら外管
及び内管との間に予め製作された板状多孔質金属を配置
したことを特徴とするものである。
側に隙間を存した状態で配設された内管と、これら外管
及び内管との間に予め製作された板状多孔質金属を配置
したことを特徴とするものである。
(作 用)
まず第1の発明の場合には予め製作された円筒状の多孔
質金属部を使用することにより充填率等品質の均一化を
図るとともに、リーク溝を形成することによりリーク検
出能の向上を図るものである。
質金属部を使用することにより充填率等品質の均一化を
図るとともに、リーク溝を形成することによりリーク検
出能の向上を図るものである。
又第2の発明の場合には予め製作されたm雄状多孔質金
属を使用することにより、充填率等品質の均一化を図る
ものである。
属を使用することにより、充填率等品質の均一化を図る
ものである。
さらに第3の発明の場合には予め製作された板状多孔質
金属を使用することにより、充填率等品質の均一化を図
るものである。
金属を使用することにより、充填率等品質の均一化を図
るものである。
(実施例)
以下第1図乃至第4図を参照して第1の発明の一実施例
を説明する。第1図は、本実施例による伝熱管を用いた
蒸気発生器の全体構成を示す断面図であり、図中符号1
01は外胴である。この外胴101内には複数体の二重
管型伝熱管102が配設されている。この二重管型伝熱
管102は第2図乃至第4図に示すような構成となって
いる。
を説明する。第1図は、本実施例による伝熱管を用いた
蒸気発生器の全体構成を示す断面図であり、図中符号1
01は外胴である。この外胴101内には複数体の二重
管型伝熱管102が配設されている。この二重管型伝熱
管102は第2図乃至第4図に示すような構成となって
いる。
図中符号103は内管であり、この内管103の外周側
には隙間を介して外管104が配設されている。上記内
管103はその上下端を管板105及び106により支
持されている。又上記外管104はその上下端を中間管
板107及び108により支持されている。図中符号a
、b、c及びdはその溶接部を示す。
には隙間を介して外管104が配設されている。上記内
管103はその上下端を管板105及び106により支
持されている。又上記外管104はその上下端を中間管
板107及び108により支持されている。図中符号a
、b、c及びdはその溶接部を示す。
内管103及び外管105の間にはリーク溝129を備
え予め焼結された円筒状の多孔質金属111が装着され
ている。装着の方法としてはまず上記多孔質金属111
を上記内管103および外管104の間の間隙に配置し
、合せ引きにより上記多孔質金属111を密着させる。
え予め焼結された円筒状の多孔質金属111が装着され
ている。装着の方法としてはまず上記多孔質金属111
を上記内管103および外管104の間の間隙に配置し
、合せ引きにより上記多孔質金属111を密着させる。
この場合、装着する円筒状多孔黄金R111に予めリー
ク溝が軸方向に設けであるため、内管103の外周およ
び外管104の内周に、伝熱管軸方向にリーク検出用の
通路が提供される。又上記リーク溝129は第3図及び
第4図にも示すように多孔質金属111の内周側、外周
側に交互に形成されている。
ク溝が軸方向に設けであるため、内管103の外周およ
び外管104の内周に、伝熱管軸方向にリーク検出用の
通路が提供される。又上記リーク溝129は第3図及び
第4図にも示すように多孔質金属111の内周側、外周
側に交互に形成されている。
従来、リーク検出用の通路は多孔質金属111の多数の
孔により提供したが、上記接続部で形成される通路は、
上記多孔質金属111の多数の孔により提供される通路
に比べ、圧損が小さく、リークが発生した際、従来より
すみやかな検出が可能となる。また、予め製作された多
孔質金属を使用するためリーク溝129の大きさの調整
も可能となる。さらに、従来の充填方法と比較すると燻
きしまりがないため良好な密着性が得られる。一方、予
め製作したものを装着するため、充填率の調整が容易に
おこなえる。このため、密着性の不良や、不均一な充填
率による熱抵抗の増大は回避される。
孔により提供したが、上記接続部で形成される通路は、
上記多孔質金属111の多数の孔により提供される通路
に比べ、圧損が小さく、リークが発生した際、従来より
すみやかな検出が可能となる。また、予め製作された多
孔質金属を使用するためリーク溝129の大きさの調整
も可能となる。さらに、従来の充填方法と比較すると燻
きしまりがないため良好な密着性が得られる。一方、予
め製作したものを装着するため、充填率の調整が容易に
おこなえる。このため、密着性の不良や、不均一な充填
率による熱抵抗の増大は回避される。
又第1図に示すように前記胴体101の下端部には水入
口ブレナム112が形成されており、この水入口ブレナ
ム112には水流入配管113が接続されている。一方
上記外胴101の上端には蒸気出口ブレナム114が形
成されており、この蒸気出口プレナム114には蒸気流
出配管115が接続されている。外胴101の前記管板
107の下方側には冷却材入口ブレナム116が形成さ
れており、この冷却材入口プレナム116には冷却材流
入配管117が接続されている。一方外胴101の前記
管板108の上方側には冷却材出口ブレナム118が形
成されており、この冷却材出口プレナム118には冷却
材流出配管119が接続されている。尚図中符号120
は上記外胴101に介挿されたベローであるとともに、
符号121は入口窓、符号122は出口窓である。また
前記管板105と中間管板107どの間、及び管板10
6と中間管板108との間には夫々中間プレナム123
及び124が形成されている。上記中間ブレナム123
にはリーク検出ノズル125が接続され、又中間ブレナ
ム124にはリーク検出ノズル126が接続されている
。これらリーク検出ノズル125及び126には図示し
ないリーク検出部が接続されている。
口ブレナム112が形成されており、この水入口ブレナ
ム112には水流入配管113が接続されている。一方
上記外胴101の上端には蒸気出口ブレナム114が形
成されており、この蒸気出口プレナム114には蒸気流
出配管115が接続されている。外胴101の前記管板
107の下方側には冷却材入口ブレナム116が形成さ
れており、この冷却材入口プレナム116には冷却材流
入配管117が接続されている。一方外胴101の前記
管板108の上方側には冷却材出口ブレナム118が形
成されており、この冷却材出口プレナム118には冷却
材流出配管119が接続されている。尚図中符号120
は上記外胴101に介挿されたベローであるとともに、
符号121は入口窓、符号122は出口窓である。また
前記管板105と中間管板107どの間、及び管板10
6と中間管板108との間には夫々中間プレナム123
及び124が形成されている。上記中間ブレナム123
にはリーク検出ノズル125が接続され、又中間ブレナ
ム124にはリーク検出ノズル126が接続されている
。これらリーク検出ノズル125及び126には図示し
ないリーク検出部が接続されている。
以上の構成を基にその作用を説明する。まず通常の熱交
換作用であるが、これは従来と略同じである。まず冷却
材は冷却材流入配管117を介して冷却材入口プレナム
116内に流入する。冷却材入口ブレナム116内に流
入した冷却材は入口窓121を介して伝熱管束部に流入
して伝熱管mの外側を流下する。外側を流下した冷却材
は出口窓122を介して冷却材出口ブレナム118内に
流出し、冷却材流出配管119を介して蒸気発生器の外
に流出する。
換作用であるが、これは従来と略同じである。まず冷却
材は冷却材流入配管117を介して冷却材入口プレナム
116内に流入する。冷却材入口ブレナム116内に流
入した冷却材は入口窓121を介して伝熱管束部に流入
して伝熱管mの外側を流下する。外側を流下した冷却材
は出口窓122を介して冷却材出口ブレナム118内に
流出し、冷却材流出配管119を介して蒸気発生器の外
に流出する。
一方水は水流入配管113を介して水入口プレナム11
2内に流入する。この水入口プレナム112内に流入し
た水は伝熱管102の内管103内に流入する。内管1
03内に流入した水は内管103内を上昇する。その際
伝熱管102の外側を流下する冷却材と熱交換して昇温
し蒸気となる。
2内に流入する。この水入口プレナム112内に流入し
た水は伝熱管102の内管103内に流入する。内管1
03内に流入した水は内管103内を上昇する。その際
伝熱管102の外側を流下する冷却材と熱交換して昇温
し蒸気となる。
この発生した蒸気は内管103から蒸気出口ブレナム1
14内に流出し、さらに蒸気流出配管115を介して図
示しないタービン系に移送され発電に供される。
14内に流出し、さらに蒸気流出配管115を介して図
示しないタービン系に移送され発電に供される。
次に多孔質金属111を内管103および外管104の
間に介在させた二重管型伝熱管102の作用について説
明する。まず内管103にクラックが発生した場合につ
いてであるが、この場合には内管103の破損箇所より
水・蒸気が漏洩し、一部は内管103および外管104
との間の多孔質となっている多孔質金属111を通り、
大部分はリーク溝129を通って上部中間ブレナム12
3または下部中間ブレナム124内に流入する。さらに
そこからリーク検出ノズル125または126を介して
リーク検出部まで流通し、そこでリークセンサ等により
検出される。
間に介在させた二重管型伝熱管102の作用について説
明する。まず内管103にクラックが発生した場合につ
いてであるが、この場合には内管103の破損箇所より
水・蒸気が漏洩し、一部は内管103および外管104
との間の多孔質となっている多孔質金属111を通り、
大部分はリーク溝129を通って上部中間ブレナム12
3または下部中間ブレナム124内に流入する。さらに
そこからリーク検出ノズル125または126を介して
リーク検出部まで流通し、そこでリークセンサ等により
検出される。
次に外管104が破損した場合について説明する。外管
104にクランクが発生した場合には中間ブレナム12
3又は124内の高圧ガスが内管103及び外管104
との間の多孔質金属111を介して流出し、外管104
の破損箇所から冷却材側に流出する。このとき上気中間
ブレナム123又は124における圧力低下を検出する
ことにより、上記高圧ガスのリークひいては外管104
の破損を検知する。又は冷却材冷却材側にてリークした
ガスを検出することにより検知する。
104にクランクが発生した場合には中間ブレナム12
3又は124内の高圧ガスが内管103及び外管104
との間の多孔質金属111を介して流出し、外管104
の破損箇所から冷却材側に流出する。このとき上気中間
ブレナム123又は124における圧力低下を検出する
ことにより、上記高圧ガスのリークひいては外管104
の破損を検知する。又は冷却材冷却材側にてリークした
ガスを検出することにより検知する。
以上本実施例によると以下のような効果を奏することが
できる。
できる。
■ まず内管103あるいは外管104にクラックが発
生した場合に、内管103及び外管104との間に介在
させた多孔質金属111によりリーク検出が容易になる
。これはリーク溝129を備えた円筒状の多孔質金属を
装着したことにより、各多孔質金属の内管軸方向に形成
されたリーク溝129によってリーク流路が充分に確保
されるためである。
生した場合に、内管103及び外管104との間に介在
させた多孔質金属111によりリーク検出が容易になる
。これはリーク溝129を備えた円筒状の多孔質金属を
装着したことにより、各多孔質金属の内管軸方向に形成
されたリーク溝129によってリーク流路が充分に確保
されるためである。
■ また熱抵抗の増大も効果的に防止されることはもと
より、低減させることができる。すなわち多孔質金属1
11は、予め製作したものを装着し、内管を拡管し密着
するため、密着性が良好となり、かつ均一な充填率を提
供できるため、熱抵抗は従来と比べ小さくなる。
より、低減させることができる。すなわち多孔質金属1
11は、予め製作したものを装着し、内管を拡管し密着
するため、密着性が良好となり、かつ均一な充填率を提
供できるため、熱抵抗は従来と比べ小さくなる。
尚本発明は、前記一実施例に限定されるものではなく、
例えば、リーク溝を円筒状の多孔質金属の内周側のみ、
あるいは外周側のみに設ける構成でもよい。又リーク溝
形状も直線状以外に、螺旋状に形成してもよい。
例えば、リーク溝を円筒状の多孔質金属の内周側のみ、
あるいは外周側のみに設ける構成でもよい。又リーク溝
形状も直線状以外に、螺旋状に形成してもよい。
次に第5図及び第6図を参照して第2の発明の一実施例
を説明する。内管103及び外管104との間には、予
め製作された繊維状多孔質金属131が内管軸方向に螺
旋状に取付けられている。
を説明する。内管103及び外管104との間には、予
め製作された繊維状多孔質金属131が内管軸方向に螺
旋状に取付けられている。
該取付方法はまず上記1!雑状多孔質金属131を、上
記内管103および外管104の間の間隙に装着し、合
せ引きにより密着させる。そして各隣り合った!IN状
多孔質金属131どうしは、内管軸方向に螺旋状の接続
部132を形成する。この接続部132により、管軸方
向にリーク検出用の通路を提供する。従来、リーク検出
用の通路は多孔質金属の多数の孔により提供したが、上
記接続部132により形成される通路は、多孔質金属の
多数の孔により提供される通路に比べ、圧損が小さく、
リークが発生した際、従来よりすみやかな検出が可能と
なる。また、予め製作されたm雄状多孔質金属131を
使用するため接続部132に形成される通路の大きさの
調整も可能となる。さらに、従来の充填方法と比較する
と焼きしまりがないため良好な密着性が得られる。一方
、予め製作したものを装着するため、充填率の調整が、
容易におこなえる。このため、密着性の不良や、不均一
な充填率による熱抵抗の増大は回避される。また、多孔
質金属の形状をIll状状したため、多孔質金属の製造
が円筒状などの他の形状と比べ容易であり、信頼性に優
れた安価な伝熱管を、提供できる。
記内管103および外管104の間の間隙に装着し、合
せ引きにより密着させる。そして各隣り合った!IN状
多孔質金属131どうしは、内管軸方向に螺旋状の接続
部132を形成する。この接続部132により、管軸方
向にリーク検出用の通路を提供する。従来、リーク検出
用の通路は多孔質金属の多数の孔により提供したが、上
記接続部132により形成される通路は、多孔質金属の
多数の孔により提供される通路に比べ、圧損が小さく、
リークが発生した際、従来よりすみやかな検出が可能と
なる。また、予め製作されたm雄状多孔質金属131を
使用するため接続部132に形成される通路の大きさの
調整も可能となる。さらに、従来の充填方法と比較する
と焼きしまりがないため良好な密着性が得られる。一方
、予め製作したものを装着するため、充填率の調整が、
容易におこなえる。このため、密着性の不良や、不均一
な充填率による熱抵抗の増大は回避される。また、多孔
質金属の形状をIll状状したため、多孔質金属の製造
が円筒状などの他の形状と比べ容易であり、信頼性に優
れた安価な伝熱管を、提供できる。
上記構成によるとまず内管103にクラックが発生した
場合についてであるが、この場合には内管103の破損
箇所より水・蒸気が漏洩し、一部は内管103および外
管104との間の多孔質となっている多孔質金属111
を通り、大部分は接続部132を通って上部中間ブレナ
ム123または下部中間ブレナム124内に流入する。
場合についてであるが、この場合には内管103の破損
箇所より水・蒸気が漏洩し、一部は内管103および外
管104との間の多孔質となっている多孔質金属111
を通り、大部分は接続部132を通って上部中間ブレナ
ム123または下部中間ブレナム124内に流入する。
さらにそこからリーク検出ノズル125または126を
介してリーク検出部まで流通し、そこでリークセンサ等
により検出される。
介してリーク検出部まで流通し、そこでリークセンサ等
により検出される。
次に外管104が破損した場合について説明する。外管
104にクラックが発生した場合には中間ブレナム12
3又は124゛内の高圧ガスが内管103及び外管10
4との間の繊維状多孔質金属131を介して流出し、外
管104の破損箇所から冷却材側に流出する。このとき
上記中間ブレナム123又は124における圧力低下を
検出することにより、上記高圧ガスのリークひいては外
管104の破損を検知する。又は冷却材側にてリークし
たガスを検出することにより検知する。
104にクラックが発生した場合には中間ブレナム12
3又は124゛内の高圧ガスが内管103及び外管10
4との間の繊維状多孔質金属131を介して流出し、外
管104の破損箇所から冷却材側に流出する。このとき
上記中間ブレナム123又は124における圧力低下を
検出することにより、上記高圧ガスのリークひいては外
管104の破損を検知する。又は冷却材側にてリークし
たガスを検出することにより検知する。
以上本実施例によると以下のような効果を秦することが
できる。
できる。
■ まず内管103あるいは外管104にクラックが発
生した場合に、内管103及び外管104との間に介在
させた繊維状多孔質金属131によりリーク検出が容易
になる。これは繊維状多孔質金属131を装着したこと
により、各多孔質金属の内管軸方向に形成された螺旋状
の接続部132によりリーク流路が充分に確保されるた
めである。
生した場合に、内管103及び外管104との間に介在
させた繊維状多孔質金属131によりリーク検出が容易
になる。これは繊維状多孔質金属131を装着したこと
により、各多孔質金属の内管軸方向に形成された螺旋状
の接続部132によりリーク流路が充分に確保されるた
めである。
■ また熱抵抗の増大も効果的に防止されることはもと
より、低減させることができる。すなわち、予め製作し
たものを装着し、内管を拡管し密着するため、密着性が
良好となり、かつ均一な充填率を提供できるため、熱抵
抗は従来と比べ小さくなる。
より、低減させることができる。すなわち、予め製作し
たものを装着し、内管を拡管し密着するため、密着性が
良好となり、かつ均一な充填率を提供できるため、熱抵
抗は従来と比べ小さくなる。
■ 多孔質金属形状を繊維状としたため、円筒状など他
形状と比較し、製作が容易となる。このため、信頼性に
優れた伝熱管を比較的安価に提供することが可能である
。
形状と比較し、製作が容易となる。このため、信頼性に
優れた伝熱管を比較的安価に提供することが可能である
。
尚本発明は、前記一実施例に限定されるものではなく、
例えば、第6図に示したように、予め繊維状に形成した
多孔質金属131を内管103及び外管104との間に
管軸方向に複数直線状に装着して、内管103を拡管す
ることにより製作してもよい。
例えば、第6図に示したように、予め繊維状に形成した
多孔質金属131を内管103及び外管104との間に
管軸方向に複数直線状に装着して、内管103を拡管す
ることにより製作してもよい。
以下第7図及び第8図を参照して第3の発明の一実施例
を説明する。
を説明する。
内管103及び外管104との間には予め製作された板
状多孔質金属141が内管軸方向に複数装着されている
。装着の方法としてはまず上記板状多孔質金属141を
上記内管103および外管104の間に配置し、合せ引
きにより密着させる。
状多孔質金属141が内管軸方向に複数装着されている
。装着の方法としてはまず上記板状多孔質金属141を
上記内管103および外管104の間に配置し、合せ引
きにより密着させる。
その際、各板状多孔質金属141相互間には、内管軸方
向に接続部129が形成される。この接続部142によ
り、管軸方向にリーク検出用の通路を提供する。従来、
リーク検出用の通路は多孔質金属の多数の孔により提供
したが、上記接続部142により形成される通路は、上
記多孔質金属の多数の孔により提供される通路に比べ、
圧損が小さく、リークが発生した際、従来よりすみやか
な検出が可能となる。また、予め製作された板状多孔質
金属141を使用するため、接続部142に形成される
通路大きさの調整も可能となる。さらに、従来の充填方
法と比較すると焼きしまりがないため良好な密着性が得
られる。一方、予め製作したものを装着するため、充填
率の調整が容易におこなえる。このため、密着性の不良
や、不均一な充填率による熱抵抗の増大は回避される。
向に接続部129が形成される。この接続部142によ
り、管軸方向にリーク検出用の通路を提供する。従来、
リーク検出用の通路は多孔質金属の多数の孔により提供
したが、上記接続部142により形成される通路は、上
記多孔質金属の多数の孔により提供される通路に比べ、
圧損が小さく、リークが発生した際、従来よりすみやか
な検出が可能となる。また、予め製作された板状多孔質
金属141を使用するため、接続部142に形成される
通路大きさの調整も可能となる。さらに、従来の充填方
法と比較すると焼きしまりがないため良好な密着性が得
られる。一方、予め製作したものを装着するため、充填
率の調整が容易におこなえる。このため、密着性の不良
や、不均一な充填率による熱抵抗の増大は回避される。
また多孔質金属の形状を板状としたため、多孔質金属の
製造が円筒状などの他の形状と比べ容易であり、信頼性
に優れた安価な伝熱管を提供できる。
製造が円筒状などの他の形状と比べ容易であり、信頼性
に優れた安価な伝熱管を提供できる。
上記構成によると、まず内管103にクラックが発生し
た場合についてであるが、この場合には内管103の破
損箇所より水・蒸気が漏洩し、一部は内管103および
外管104との間の多孔質となっている多孔質金属14
1を通り、大部分は接続部142を通って上部中間ブレ
ナム123または下部中間ブレナム124内に流入する
。さらにそこからリーク検出ノズル125または126
を介してリーク検出部まで流通し、そこでリークセンサ
等により検出される。
た場合についてであるが、この場合には内管103の破
損箇所より水・蒸気が漏洩し、一部は内管103および
外管104との間の多孔質となっている多孔質金属14
1を通り、大部分は接続部142を通って上部中間ブレ
ナム123または下部中間ブレナム124内に流入する
。さらにそこからリーク検出ノズル125または126
を介してリーク検出部まで流通し、そこでリークセンサ
等により検出される。
次に外管104が破損した場合について説明する。外管
104にクラックが発生した場合には中間ブレナム12
3又は124内の高圧ガスが内管103及び外管104
との間の多孔質金属141を介して流出し、外管104
の破損箇所から冷却材側に流出する。このとき上記中間
ブレナム123又は124における圧力低下を検出する
ことにより、上記高圧ガスのリークひいては外管104
の破損を検知する。又は冷却材側にてリークしたガスを
検出することにより検知する。
104にクラックが発生した場合には中間ブレナム12
3又は124内の高圧ガスが内管103及び外管104
との間の多孔質金属141を介して流出し、外管104
の破損箇所から冷却材側に流出する。このとき上記中間
ブレナム123又は124における圧力低下を検出する
ことにより、上記高圧ガスのリークひいては外管104
の破損を検知する。又は冷却材側にてリークしたガスを
検出することにより検知する。
以上本実施例によると以下のような効果を秦することが
できる。
できる。
■ まず内管103あるいは外管104にクラックが発
生した場合に、内管103及び外管104との間に介在
させた板状多孔質金属141によりリーク検出が容易に
なる。これは複数の板状多孔質金属141を装着したこ
とにより、各多孔質金属の内管軸方向に形成された接続
部142によってリーク流路が充分に確保されるためで
ある。
生した場合に、内管103及び外管104との間に介在
させた板状多孔質金属141によりリーク検出が容易に
なる。これは複数の板状多孔質金属141を装着したこ
とにより、各多孔質金属の内管軸方向に形成された接続
部142によってリーク流路が充分に確保されるためで
ある。
■ また熱抵抗の増大も効果的に防止されることはもと
より、低減させることができる。すなわち板状多孔質金
属141は、予め製作したものを装着し、内管を拡管し
密着するため、密着性が良好となり、かつ均一な充填率
を提供できるため、熱抵抗は従来と比べ小さくなる。
より、低減させることができる。すなわち板状多孔質金
属141は、予め製作したものを装着し、内管を拡管し
密着するため、密着性が良好となり、かつ均一な充填率
を提供できるため、熱抵抗は従来と比べ小さくなる。
■ 多孔質金属形状を板状としたため、円筒状など俵形
状と比較し、製作が容易となる。このため、信頼性に優
れた伝熱管を比較的安価に提供することが可能である。
状と比較し、製作が容易となる。このため、信頼性に優
れた伝熱管を比較的安価に提供することが可能である。
尚本発明は、前記一実施例に限定されるものではなく、
例えば、第8図に示すように、予め板状に形成した多孔
質金属141を内管103及び外管104との間に螺旋
状に装着して、内管103を拡管することにより製作し
てもよい。この場合には螺旋状のリーク検出流路142
が形成される。
例えば、第8図に示すように、予め板状に形成した多孔
質金属141を内管103及び外管104との間に螺旋
状に装着して、内管103を拡管することにより製作し
てもよい。この場合には螺旋状のリーク検出流路142
が形成される。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明による伝熱管によると、内管
又は外管の破損を早期に検出することができるとともに
、熱抵抗を低減させて、信頼性を向上させることかでき
る等その効果は大である。
又は外管の破損を早期に検出することができるとともに
、熱抵抗を低減させて、信頼性を向上させることかでき
る等その効果は大である。
第1図乃至第4図は第1の発明の一実施例を示す図で、
第1図は蒸気発生器の断面図、第2図は伝熱管の断面図
、第3図は第2図の■−■断面図、第4図は多孔質金属
部の斜視図、第5図は第2の発明の一実施例による伝熱
管をその一部を切欠いて示す斜視図、第6図は第2の発
明の別の実施例を示す斜視図、第7図は第3の発明の一
実施例による伝熱管を一部切欠いて示す斜視図、第8図
は第3の発明による伝熱管をその一部を切欠い102・
・・伝熱管、103・・・内管、104・・・外管、1
11・・・多孔質金属部、129・・・リーク溝、13
1・・・繊維状多孔質金属、132・・・接続部、14
1・・・板状多孔質金属、142・・・接続部。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦會 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第8図 第9図 第1O図 第11図
第1図は蒸気発生器の断面図、第2図は伝熱管の断面図
、第3図は第2図の■−■断面図、第4図は多孔質金属
部の斜視図、第5図は第2の発明の一実施例による伝熱
管をその一部を切欠いて示す斜視図、第6図は第2の発
明の別の実施例を示す斜視図、第7図は第3の発明の一
実施例による伝熱管を一部切欠いて示す斜視図、第8図
は第3の発明による伝熱管をその一部を切欠い102・
・・伝熱管、103・・・内管、104・・・外管、1
11・・・多孔質金属部、129・・・リーク溝、13
1・・・繊維状多孔質金属、132・・・接続部、14
1・・・板状多孔質金属、142・・・接続部。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦會 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第8図 第9図 第1O図 第11図
Claims (11)
- (1)外管と、この外管の内周側に隙間を存した状態で
配設された内管と、これら外管と内管との間に予めリー
ク溝を形成された円筒状の多孔質金属部を配置したこと
を特徴とする伝熱管。 - (2)上記リーク溝は、上記内管外周面に接する上記多
孔質金属部の内周面に周方向等間隔で上記伝熱管軸方向
に複数本形成されていることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の伝熱管。 - (3)前記リーク溝は、上記外管内周面に接する上記円
筒状多孔質金属部の外周面に周方向等間隔で伝熱管軸方
向に複数本形成されていることを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載の伝熱管。 - (4)前記リーク溝は、上記内管外周面に接する上記多
孔質金属部の内周面及び上記外管内周面に接する上記円
筒状多孔質金属部の外周面に周方向等間隔であつて交互
に伝熱管軸方向に夫々複数本形成されていることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の伝熱管。 - (5)前記リーク溝はスパイラル状に形成されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の伝熱管。 - (6)外管と、この外管の内周側に隙間を存した状態で
配設された内管と、これら外管と内管との間に予め製作
された繊維状多孔質金属を配置したことを特徴とする伝
熱管。 - (7)上記繊維状多孔質金属は、上記内管軸方向に螺旋
状に装着されていることを特徴とする特許請求の範囲第
6項記載の伝熱管。 - (8)前記繊維状多孔質金属は、上記内管外表面に軸方
向に複数装着されていることを特徴とする特許請求の範
囲第6項記載の伝熱管。 - (9)外管と、この外管の内周側に隙間を存した状態で
配設された内管と、これら外管と内管との間に予め製作
された板状多孔質金属を装着したことを特徴とする伝熱
管。 - (10)上記板状多孔質金属は上記内管軸方向に複数装
着されていることを特徴とする特許請求の範囲第9項記
載の伝熱管。 - (11)上記板状多孔質金属は上記内管外表面に螺旋状
に装着されていることを特徴とする特許請求の範囲第9
項記載の伝熱管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7869387A JPS63247502A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 伝熱管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7869387A JPS63247502A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 伝熱管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63247502A true JPS63247502A (ja) | 1988-10-14 |
Family
ID=13668945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7869387A Pending JPS63247502A (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 伝熱管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63247502A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01159596A (ja) * | 1987-09-09 | 1989-06-22 | Toshiba Corp | 蒸気発生器用伝熱管およびその製造方法 |
JPH02171595A (ja) * | 1988-12-26 | 1990-07-03 | Toshiba Corp | 熱交換器 |
-
1987
- 1987-03-31 JP JP7869387A patent/JPS63247502A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01159596A (ja) * | 1987-09-09 | 1989-06-22 | Toshiba Corp | 蒸気発生器用伝熱管およびその製造方法 |
JPH02171595A (ja) * | 1988-12-26 | 1990-07-03 | Toshiba Corp | 熱交換器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5107287B2 (ja) | ナトリウム冷却高速炉用蒸気発生器の伝熱管の破損感知装置 | |
US3941187A (en) | Consolidated nuclear steam generator | |
CN105289440A (zh) | 一种翅片与螺旋盘管式热交换器耦合的储氢反应器及系统 | |
US4134195A (en) | Method of manifold construction for formed tube-sheet heat exchanger and structure formed thereby | |
CA1080691A (en) | Helical coil steam generator | |
US4245696A (en) | Apparatus for cooling hot gas | |
JPH0250398B2 (ja) | ||
US4124064A (en) | Consolidated nuclear steam generator | |
US4289196A (en) | Modular heat exchangers for consolidated nuclear steam generator | |
US4174123A (en) | Vessel penetration apparatus | |
JPS63247502A (ja) | 伝熱管 | |
CN115116633B (zh) | 高温气冷堆氦气分流装置 | |
US4612976A (en) | Steam generator for a nuclear reactor cooled with liquid metal | |
KR100286518B1 (ko) | 분리된 관류식 나선형 증기발생기 | |
CN112944956A (zh) | 一种具有高温高压管程结构的u形管式换热器 | |
US4664876A (en) | Fast breeder reactor | |
JPH063289B2 (ja) | 蒸気発生器 | |
US4147208A (en) | Heat exchanger | |
JPH01193595A (ja) | 溶射金属入り伝熱管 | |
CN217248805U (zh) | 反应器 | |
CN110869688A (zh) | 用于恶劣工作条件的热交换器 | |
CN218155672U (zh) | 一种多股流固定管板换热器 | |
JPS63153302A (ja) | 蒸気発生器 | |
CN206897368U (zh) | 一种反应器内部组合式换热器 | |
CN212320475U (zh) | 一种换热器 |