JPH0829625A - 面光源装置 - Google Patents
面光源装置Info
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- JPH0829625A JPH0829625A JP6183100A JP18310094A JPH0829625A JP H0829625 A JPH0829625 A JP H0829625A JP 6183100 A JP6183100 A JP 6183100A JP 18310094 A JP18310094 A JP 18310094A JP H0829625 A JPH0829625 A JP H0829625A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 導光板の全面に亙って限りなく均一な状態
で、高い輝度を得られるようにした面光源装置を提供す
る。 【構成】 導光板11の少なくとも一端に線光源12を
配するとともに導光板11の一面に複数条の溝21、3
1による乱反射パターンを設けた反射層41を形成した
エッジライト方式の面光源装置において、上記反射層4
1は、導光板11の内部を透過する線光源12からの光
の通過方向に沿う複数条の平行な第1の溝21と、前記
第1の溝にクロスする第2の溝31とにより構成し、前
記第1の溝21と第2の溝31とのクロス部分において
乱反射効果を高めるようにした。
で、高い輝度を得られるようにした面光源装置を提供す
る。 【構成】 導光板11の少なくとも一端に線光源12を
配するとともに導光板11の一面に複数条の溝21、3
1による乱反射パターンを設けた反射層41を形成した
エッジライト方式の面光源装置において、上記反射層4
1は、導光板11の内部を透過する線光源12からの光
の通過方向に沿う複数条の平行な第1の溝21と、前記
第1の溝にクロスする第2の溝31とにより構成し、前
記第1の溝21と第2の溝31とのクロス部分において
乱反射効果を高めるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導光板の全面に亙って
限りなく均一状態で、しかも高い輝度を得られるように
した面光源装置に関する。
限りなく均一状態で、しかも高い輝度を得られるように
した面光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置の発展は目覚まし
く、OA分野、自動車関連分野、通信機分野、その他広
い分野に亙って利用されている。そして、液晶は自発光
しないため、当初は反射光を利用して表示を視認してい
たが、極めて不鮮明であるため、透過光を利用して視認
する透過型の表示装置が主流となり、広く普及してい
る。このような透過型の表示装置における透過光の光源
としては、所謂バックライトが使用されている。このバ
ックライトには、拡散板の下方に線光源として蛍光管を
配し、種々の工夫をして均一な面光源を確保使用として
いるアンダーライト方式のものと、導光板の端面に線光
源として蛍光管を配し、種々の工夫をして導光板の端面
から入射する光を均一に上面へ投射させる面光源とする
エッジライト方式がある。一般にアンダーライト方式は
明るいが肉厚で、エッジライト方式は暗いが薄肉である
という特徴があり、用途により使い分けられている。
く、OA分野、自動車関連分野、通信機分野、その他広
い分野に亙って利用されている。そして、液晶は自発光
しないため、当初は反射光を利用して表示を視認してい
たが、極めて不鮮明であるため、透過光を利用して視認
する透過型の表示装置が主流となり、広く普及してい
る。このような透過型の表示装置における透過光の光源
としては、所謂バックライトが使用されている。このバ
ックライトには、拡散板の下方に線光源として蛍光管を
配し、種々の工夫をして均一な面光源を確保使用として
いるアンダーライト方式のものと、導光板の端面に線光
源として蛍光管を配し、種々の工夫をして導光板の端面
から入射する光を均一に上面へ投射させる面光源とする
エッジライト方式がある。一般にアンダーライト方式は
明るいが肉厚で、エッジライト方式は暗いが薄肉である
という特徴があり、用途により使い分けられている。
【0003】そして、導光板の表面には、均一な輝度を
得るために乱反射層が形成されるのであるが、この乱反
射層は、反射・拡散性を有するインクを用いてドットパ
ターンを印刷する方法により形成されることは良く知ら
れている。しかし、この印刷による方法では光束の一部
がインク自体に吸収されるため、光利用効率がその分だ
け低下する。また、印刷後にはインクの乾燥工程を必要
とする。さらに、印刷中或いは乾燥中に微細な塵埃が未
乾燥のインクに付着したり、あるいはインクの剥げ落ち
等が生ずると製品の品質を阻害してしまうという欠点が
ある。そこで、機械加工或いはモールディング加工等に
より光束の進行方向と直交する方向に複数条の溝を刻設
する方法が見出され、各種の提案がなされている。
得るために乱反射層が形成されるのであるが、この乱反
射層は、反射・拡散性を有するインクを用いてドットパ
ターンを印刷する方法により形成されることは良く知ら
れている。しかし、この印刷による方法では光束の一部
がインク自体に吸収されるため、光利用効率がその分だ
け低下する。また、印刷後にはインクの乾燥工程を必要
とする。さらに、印刷中或いは乾燥中に微細な塵埃が未
乾燥のインクに付着したり、あるいはインクの剥げ落ち
等が生ずると製品の品質を阻害してしまうという欠点が
ある。そこで、機械加工或いはモールディング加工等に
より光束の進行方向と直交する方向に複数条の溝を刻設
する方法が見出され、各種の提案がなされている。
【0004】例えば特開平2−165504号公報、米
国特許第5,079,675号明細書、特開昭59−1
94302号公報、並びに米国特許第4,765,70
1号明細書等には、断面形状がV状の溝を設ける構成が
記載され、導光板の一端に配した線光源からの光が、導
光板の内部を透過する途中で溝の内面である傾斜面で反
射させるようにしている。尚、特開平2−165504
号公報、米国特許第5,079,675号明細書に記載
の導光板の構成を図1に、特開昭59−194302号
公報に記載の導光板の構成を図2に、米国特許第4,7
65,701号明細書に記載の導光板の構成を図3にそ
れぞれ模式的に示した。図中、1a〜1cは線光源、2
a〜2cは導光板、3a〜3cは溝を示す。
国特許第5,079,675号明細書、特開昭59−1
94302号公報、並びに米国特許第4,765,70
1号明細書等には、断面形状がV状の溝を設ける構成が
記載され、導光板の一端に配した線光源からの光が、導
光板の内部を透過する途中で溝の内面である傾斜面で反
射させるようにしている。尚、特開平2−165504
号公報、米国特許第5,079,675号明細書に記載
の導光板の構成を図1に、特開昭59−194302号
公報に記載の導光板の構成を図2に、米国特許第4,7
65,701号明細書に記載の導光板の構成を図3にそ
れぞれ模式的に示した。図中、1a〜1cは線光源、2
a〜2cは導光板、3a〜3cは溝を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の面光源は、何れも導光板が厚肉であり、且つ線光
源から溝までの距離が小さい範囲(線光源に近い範囲)
では高い輝度が得られるが、肉薄で、且つ線光源から溝
までの距離が大きくなる条件では、線光源からの距離が
大きい範囲(線光源に遠い範囲)で低い輝度しか得られ
ない。この理由としては、図4に示す模式図により以下
のように理解することができる。即ち、線光源1dから
導光板2d内を平行直進する光は、溝3d1 の斜面4に
当り、それから先への進行が妨げられ、斜面4の傾斜角
度45°でほぼ直角に屈折(反射)して有効に導光板2
dの上方に放出される。したがって、それより遠くの溝
3d2 ,3d3 …に到達できる光束は、より遠くなるほ
ど減少することになる。特に、導光板2dの厚みが薄い
場合には、線光源1dから導光板2dに入る絶対光量が
少なく、しかも線光源1dにおける光束の通路(断)面
積が少なくなるので、線光源1dからの距離が大きい範
囲に到達する光束は甚だしく少ないものとなり、輝度が
低くなる。したがって、導光板の一端部若しくは対向す
る両端部に線光源を配したとしても、導光板の全面にお
いて均一な状態の輝度を確保することがきわめて困難で
ある。しかし、電子機器分野、通信機器分野等の精密機
械においては、導光板の出光面全面において、限りなく
均一に近い輝度の面光源装置が要求される。
従来の面光源は、何れも導光板が厚肉であり、且つ線光
源から溝までの距離が小さい範囲(線光源に近い範囲)
では高い輝度が得られるが、肉薄で、且つ線光源から溝
までの距離が大きくなる条件では、線光源からの距離が
大きい範囲(線光源に遠い範囲)で低い輝度しか得られ
ない。この理由としては、図4に示す模式図により以下
のように理解することができる。即ち、線光源1dから
導光板2d内を平行直進する光は、溝3d1 の斜面4に
当り、それから先への進行が妨げられ、斜面4の傾斜角
度45°でほぼ直角に屈折(反射)して有効に導光板2
dの上方に放出される。したがって、それより遠くの溝
3d2 ,3d3 …に到達できる光束は、より遠くなるほ
ど減少することになる。特に、導光板2dの厚みが薄い
場合には、線光源1dから導光板2dに入る絶対光量が
少なく、しかも線光源1dにおける光束の通路(断)面
積が少なくなるので、線光源1dからの距離が大きい範
囲に到達する光束は甚だしく少ないものとなり、輝度が
低くなる。したがって、導光板の一端部若しくは対向す
る両端部に線光源を配したとしても、導光板の全面にお
いて均一な状態の輝度を確保することがきわめて困難で
ある。しかし、電子機器分野、通信機器分野等の精密機
械においては、導光板の出光面全面において、限りなく
均一に近い輝度の面光源装置が要求される。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、導光板の少なくとも一端に線光源を配す
るとともに導光板の一面に複数条の溝による乱反射パタ
ーンを設けた反射層を形成したエッジライト方式の面光
源装置において、前記反射層は、導光板の内部を透過す
る線光源からの光の通過方向に沿う複数条の平行な第1
の溝と、前記第1の溝にクロスする第2の溝とにより構
成し、前記第1の溝と第2の溝とのクロス部分において
乱反射効果を高めるようにしたこと、及び、第1の溝
は、線光源からの距離に対応して横幅、深さのいずれか
一方若しくは両方が調整され、第2の溝は、光源からの
距離に対応して横幅、深さ及び溝間ピッチのいずれか1
以上若しくは全部を調整するようにしたことを特徴とす
る面光源装置に関するものである。
されたもので、導光板の少なくとも一端に線光源を配す
るとともに導光板の一面に複数条の溝による乱反射パタ
ーンを設けた反射層を形成したエッジライト方式の面光
源装置において、前記反射層は、導光板の内部を透過す
る線光源からの光の通過方向に沿う複数条の平行な第1
の溝と、前記第1の溝にクロスする第2の溝とにより構
成し、前記第1の溝と第2の溝とのクロス部分において
乱反射効果を高めるようにしたこと、及び、第1の溝
は、線光源からの距離に対応して横幅、深さのいずれか
一方若しくは両方が調整され、第2の溝は、光源からの
距離に対応して横幅、深さ及び溝間ピッチのいずれか1
以上若しくは全部を調整するようにしたことを特徴とす
る面光源装置に関するものである。
【0007】上記本発明に使用する導光板は、光を透過
させるものであれば特に材質を限定するものではない。
そして、この導光板の一方の面、通常では下面に平行な
複数条の溝による乱反射パターンを表示した反射層が形
成されるのであるが、上記複数条の溝は、特に導光板の
内部を透過する線光源からの光の通過方向に沿う第1の
溝と、前記第1の溝にクロスする第2の溝からなって、
第1の溝においては横幅、深さ及び長さが調整されてい
るし、第2の溝においては線光源の距離に対応して横
幅、深さ及び溝間ピッチのいずれか1以上若しくは全部
を調整することにより、導光板の出光面全面を限りなく
均一な状態に、また高い照明輝度にすることが可能であ
る。
させるものであれば特に材質を限定するものではない。
そして、この導光板の一方の面、通常では下面に平行な
複数条の溝による乱反射パターンを表示した反射層が形
成されるのであるが、上記複数条の溝は、特に導光板の
内部を透過する線光源からの光の通過方向に沿う第1の
溝と、前記第1の溝にクロスする第2の溝からなって、
第1の溝においては横幅、深さ及び長さが調整されてい
るし、第2の溝においては線光源の距離に対応して横
幅、深さ及び溝間ピッチのいずれか1以上若しくは全部
を調整することにより、導光板の出光面全面を限りなく
均一な状態に、また高い照明輝度にすることが可能であ
る。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。図
5は本発明の面光源装置の基本的な構成を示すもので、
導光板11の一端に線光源12を配置し、上記導光板1
1の一面(下面)に、複数条の第1の溝21と第2の溝
31とによる乱反射パターンを設けた反射層41を形成
した構成である。
5は本発明の面光源装置の基本的な構成を示すもので、
導光板11の一端に線光源12を配置し、上記導光板1
1の一面(下面)に、複数条の第1の溝21と第2の溝
31とによる乱反射パターンを設けた反射層41を形成
した構成である。
【0009】前記導光板11は、例えばポリメチルメタ
クリレート板で、厚さが1〜8mm程度、横幅が50〜
200mm程度、長さが100〜300mm程度が一般
的である。また、線光源12は、例えば2Wの冷陰極放
電管とリフレクターとからなるものである。
クリレート板で、厚さが1〜8mm程度、横幅が50〜
200mm程度、長さが100〜300mm程度が一般
的である。また、線光源12は、例えば2Wの冷陰極放
電管とリフレクターとからなるものである。
【0010】前記反射層41の複数条の第1の溝21
は、導光板11の内部を透過する線光源12からの光の
通過方向に沿って一致する方向、即ち、線光源12に対
し直交する方向であって断面がV字状で、複数条の第1
の溝21はそれぞれ平行に形成されている。
は、導光板11の内部を透過する線光源12からの光の
通過方向に沿って一致する方向、即ち、線光源12に対
し直交する方向であって断面がV字状で、複数条の第1
の溝21はそれぞれ平行に形成されている。
【0011】前記第2の溝31は、前記第1の溝21に
直交状にクロスする方向、即ち、線光源12に対してほ
ぼ平行な方向であって断面がV字状で、各第2の溝31
は平行である。
直交状にクロスする方向、即ち、線光源12に対してほ
ぼ平行な方向であって断面がV字状で、各第2の溝31
は平行である。
【0012】前記第1の溝21は、幅が5〜600μ
m、深さが5〜500μm程度で、望ましくは5μm〜
1mmである。また、隣り合う溝の間隔は、導光板11
の厚さによっても異なるが、0.2〜3mm、望ましく
は0.5〜1.5mm程度である。そして、第1の溝2
1は、導光板11の長さ方向の全長に形成してもよい
し、導光板の両端から1〜5mm程度内側に端部を位置
させてほぼ全長に形成してもよい。
m、深さが5〜500μm程度で、望ましくは5μm〜
1mmである。また、隣り合う溝の間隔は、導光板11
の厚さによっても異なるが、0.2〜3mm、望ましく
は0.5〜1.5mm程度である。そして、第1の溝2
1は、導光板11の長さ方向の全長に形成してもよい
し、導光板の両端から1〜5mm程度内側に端部を位置
させてほぼ全長に形成してもよい。
【0013】前記第2の溝31は、幅と深さは5〜60
0μm程度で、図5の実施例では導光板11の一面に等
間隔で、横幅の全長に形成されている。前記第2の溝3
1は、導光板を透過する光に対し直行する方向であるか
ら、導光板の光を乱反射させて出光面(表面)を照明す
る。
0μm程度で、図5の実施例では導光板11の一面に等
間隔で、横幅の全長に形成されている。前記第2の溝3
1は、導光板を透過する光に対し直行する方向であるか
ら、導光板の光を乱反射させて出光面(表面)を照明す
る。
【0014】各第1の溝21の内面に例えば塗料等を塗
布して反射処理したり、または粗破断面状の面をなした
岩山形状乃至岩台形状の微細な凹凸部を形成して、前記
線光源12の光を前記導光板11の一端に入射させて内
部を長さ方向に沿い透過させると、各第1の溝21及び
各第2の溝31により乱反射されて導光板11の出光面
(表面)が照明される。そして、特に第1の溝21と第
2の溝31とのクロス部分は、角錐形状であるから、乱
反射効果が著しく良好である。したがって、図5のよう
に第1の溝21及び第2の溝31を等間隔に形成する
と、原理的には導光板11の出光面(表面)がほぼ均一
な輝度で照明される。
布して反射処理したり、または粗破断面状の面をなした
岩山形状乃至岩台形状の微細な凹凸部を形成して、前記
線光源12の光を前記導光板11の一端に入射させて内
部を長さ方向に沿い透過させると、各第1の溝21及び
各第2の溝31により乱反射されて導光板11の出光面
(表面)が照明される。そして、特に第1の溝21と第
2の溝31とのクロス部分は、角錐形状であるから、乱
反射効果が著しく良好である。したがって、図5のよう
に第1の溝21及び第2の溝31を等間隔に形成する
と、原理的には導光板11の出光面(表面)がほぼ均一
な輝度で照明される。
【0015】しかし、線光源12からの光が導光板11
の内部において、線光源に近い部分で乱反射が大きく、
遠い部分で乱反射が少ない場合には、導光板11の表面
において照明される輝度が変化する。したがって、各第
1の溝21を、線光源12に近い部分を幅狭に、遠い部
分を幅広となる様にして調整したり、または第1の溝2
1の深さを線光源12に近い部分が浅くて、線光源12
に遠い部分が深くなるように調整すれば、導光板11の
ほぼ全面の輝度が限りなく均一に近い状態になる。この
場合には、各第1の溝を線光源12に近い部分から遠い
部分に向って連続的に幅広にしたり深くしてもよいが、
段階的に及び間欠的に幅広にしたり深くしてもよい。ま
た、一般的に蛍光灯等の線光源12は、中央部分の輝度
が高くて左右部分の輝度が低いので、線光源の輝度に対
応して導光板11の左右に位置する第1の溝を幅広にし
たり深くし、中央に位置する第1の溝を幅狭にしたり浅
くしてもよい。
の内部において、線光源に近い部分で乱反射が大きく、
遠い部分で乱反射が少ない場合には、導光板11の表面
において照明される輝度が変化する。したがって、各第
1の溝21を、線光源12に近い部分を幅狭に、遠い部
分を幅広となる様にして調整したり、または第1の溝2
1の深さを線光源12に近い部分が浅くて、線光源12
に遠い部分が深くなるように調整すれば、導光板11の
ほぼ全面の輝度が限りなく均一に近い状態になる。この
場合には、各第1の溝を線光源12に近い部分から遠い
部分に向って連続的に幅広にしたり深くしてもよいが、
段階的に及び間欠的に幅広にしたり深くしてもよい。ま
た、一般的に蛍光灯等の線光源12は、中央部分の輝度
が高くて左右部分の輝度が低いので、線光源の輝度に対
応して導光板11の左右に位置する第1の溝を幅広にし
たり深くし、中央に位置する第1の溝を幅狭にしたり浅
くしてもよい。
【0016】したがって、線光源の長さ方向の輝度の状
態、及び導光板を透過する光の乱反射の状態により、複
数の第1の溝を、幅と深さを調整することにより、導光
板の全面において限りなく均一な状態の輝度を生じさせ
るのである。そして、図示していないが、線光源によ
り、導光板の両側部分の輝度が低くて中央部分の輝度が
高い場合、隣り合う第1の溝のピッチを、導光板の側部
では幅狭に、中央部分では幅広にすると、導光板の輝度
むらが発生するのを防止することができる。
態、及び導光板を透過する光の乱反射の状態により、複
数の第1の溝を、幅と深さを調整することにより、導光
板の全面において限りなく均一な状態の輝度を生じさせ
るのである。そして、図示していないが、線光源によ
り、導光板の両側部分の輝度が低くて中央部分の輝度が
高い場合、隣り合う第1の溝のピッチを、導光板の側部
では幅狭に、中央部分では幅広にすると、導光板の輝度
むらが発生するのを防止することができる。
【0017】図8は本発明の他の実施例で、前記導光板
11に形成した反射層32の乱反射パターンを、第1の
溝21を線光源12からの距離に対応して長さを調整す
るとともに、第2の溝31の間隔を、線光源12から遠
くになるほど狭くすることにより、導光板11の出光面
ほぼ全面の照明輝度を限りなく均一に近い状態にしたも
のである。図面の実施例では、導光板11の全長に形成
した第1の溝21と、線光源12から離れた部分に形成
した他の第1の溝22とを交互に設けた場合である。そ
して、第2の溝31は、線光源12に近い位置では間隔
が粗であるが、遠い位置ではしだいに密にして、第1の
溝21、22と第2の溝31とのクロス部分を、線光源
12の距離に対応して調整することにより、導光板の全
面において照明される輝度を限りなく均一な状態にする
様にしたものである。そして、各第1の溝21、22の
深さや幅を調整したり、多種類の長さの第1の溝を適正
な間隔や状態で配置し、しかも第2の溝31の深さや幅
を調整することにより、導光板の出光面全面における照
明がほとんど均一な状態の輝度にすることが可能であ
る。
11に形成した反射層32の乱反射パターンを、第1の
溝21を線光源12からの距離に対応して長さを調整す
るとともに、第2の溝31の間隔を、線光源12から遠
くになるほど狭くすることにより、導光板11の出光面
ほぼ全面の照明輝度を限りなく均一に近い状態にしたも
のである。図面の実施例では、導光板11の全長に形成
した第1の溝21と、線光源12から離れた部分に形成
した他の第1の溝22とを交互に設けた場合である。そ
して、第2の溝31は、線光源12に近い位置では間隔
が粗であるが、遠い位置ではしだいに密にして、第1の
溝21、22と第2の溝31とのクロス部分を、線光源
12の距離に対応して調整することにより、導光板の全
面において照明される輝度を限りなく均一な状態にする
様にしたものである。そして、各第1の溝21、22の
深さや幅を調整したり、多種類の長さの第1の溝を適正
な間隔や状態で配置し、しかも第2の溝31の深さや幅
を調整することにより、導光板の出光面全面における照
明がほとんど均一な状態の輝度にすることが可能であ
る。
【0018】図9は導光板11の対向する両端部に線光
源12、12を配置した実施例を示すもので、この実施
例では導光板11の両端から線光源12の光が入射して
透過するので、反射層42の乱反射パターンを、高い輝
度である導光板11の両端部においては、導光板全長の
長さの第1の溝21のみとし、低い輝度である導光板1
1の中央部分に短い他の第1の溝22を、第1の溝21
と交互に形成するとともに、第2の溝31を導光板11
の中央部分では密に、両端部分では粗に形成した構成を
示す。このような構成であれば、導光板11の両端近傍
の高い輝度の部分と、中央部分の低い輝度の部分とが、
各溝やクロス部分の乱反射作用により調整されて、導光
板11の出光面全面における照明の輝度が、限りなく均
一な状態にすることができる。この実施例においても、
各第1の溝21、22、及び第2の溝31の長さを多種
類に変化させたり、幅や深さ、及び間隔等を調整するこ
とにより、完全に近い均一な輝度を確保することができ
る。
源12、12を配置した実施例を示すもので、この実施
例では導光板11の両端から線光源12の光が入射して
透過するので、反射層42の乱反射パターンを、高い輝
度である導光板11の両端部においては、導光板全長の
長さの第1の溝21のみとし、低い輝度である導光板1
1の中央部分に短い他の第1の溝22を、第1の溝21
と交互に形成するとともに、第2の溝31を導光板11
の中央部分では密に、両端部分では粗に形成した構成を
示す。このような構成であれば、導光板11の両端近傍
の高い輝度の部分と、中央部分の低い輝度の部分とが、
各溝やクロス部分の乱反射作用により調整されて、導光
板11の出光面全面における照明の輝度が、限りなく均
一な状態にすることができる。この実施例においても、
各第1の溝21、22、及び第2の溝31の長さを多種
類に変化させたり、幅や深さ、及び間隔等を調整するこ
とにより、完全に近い均一な輝度を確保することができ
る。
【0019】前記各実施例において、導光板の各第1の
溝、第2の溝はバイト等による研削(切削)加工等の機
械的手段により形成してもよいし、モールディング等に
よる導光板成形時に一体に形成することができる。そし
て、線光源を一端若しくは両端に位置させた導光板の、
第1の溝、第2の溝を形成した面に反射シートを配設
し、他の面に光拡散シートを配設して面光源装置を構成
するのである。
溝、第2の溝はバイト等による研削(切削)加工等の機
械的手段により形成してもよいし、モールディング等に
よる導光板成形時に一体に形成することができる。そし
て、線光源を一端若しくは両端に位置させた導光板の、
第1の溝、第2の溝を形成した面に反射シートを配設
し、他の面に光拡散シートを配設して面光源装置を構成
するのである。
【0020】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は前記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
が、本発明は前記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限りど
のようにでも実施することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の面光源装
置は、導光板の少なくとも一端に線光源を配するととも
に導光板の一面に複数条の溝による乱反射パターンを設
けた反射層を形成したエッジライト方式の面光源装置に
おいて、上記反射層は、導光板の内部を透過する線光源
からの光の通過方向に沿う複数条の平行な第1の溝と、
前記第1の溝にクロスする第2の溝とにより構成し、前
記第1の溝と第2の溝とのクロス部分において乱反射効
果を高めるようにしたこと、及び第1の溝は、線光源か
らの距離に対応して横幅、深さのいずれか一方若しくは
両方が調整され、第2の溝は、光源からの距離に対応し
て間隔を調整するようにしたことにより、導光板の出光
面全面において照明の輝度が限りなく均一な状態にする
ことができる。したがって、肉薄な導光板でも高くて均
一な輝度になるので、利用分野の機器の薄型軽量化を図
ることができ、実用的価値の高いものとなる。
置は、導光板の少なくとも一端に線光源を配するととも
に導光板の一面に複数条の溝による乱反射パターンを設
けた反射層を形成したエッジライト方式の面光源装置に
おいて、上記反射層は、導光板の内部を透過する線光源
からの光の通過方向に沿う複数条の平行な第1の溝と、
前記第1の溝にクロスする第2の溝とにより構成し、前
記第1の溝と第2の溝とのクロス部分において乱反射効
果を高めるようにしたこと、及び第1の溝は、線光源か
らの距離に対応して横幅、深さのいずれか一方若しくは
両方が調整され、第2の溝は、光源からの距離に対応し
て間隔を調整するようにしたことにより、導光板の出光
面全面において照明の輝度が限りなく均一な状態にする
ことができる。したがって、肉薄な導光板でも高くて均
一な輝度になるので、利用分野の機器の薄型軽量化を図
ることができ、実用的価値の高いものとなる。
【0022】また、導光板の厚みを薄肉化することがで
きることは、材料費の削減につながり、製品コストを大
幅に軽減することができる。尚、現在、導光板としては
ポリメチルメタクルレート(PMMA)板が使用されて
いるが、このPMMA板はポリスチレン(PS)板、ポ
リプロピレン(PP)板、ポリエチレン(PE)板等の
約3倍にもおよぶ高価格の素材であるため、上記の効果
は極めて実用的価値が高いものである。
きることは、材料費の削減につながり、製品コストを大
幅に軽減することができる。尚、現在、導光板としては
ポリメチルメタクルレート(PMMA)板が使用されて
いるが、このPMMA板はポリスチレン(PS)板、ポ
リプロピレン(PP)板、ポリエチレン(PE)板等の
約3倍にもおよぶ高価格の素材であるため、上記の効果
は極めて実用的価値が高いものである。
【図1】従来技術における導光板の溝の状態を模式的に
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】他の従来技術における導光板の溝の状態を模式
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
【図3】他の従来技術における導光板の溝の状態を模式
的に示す断面図である。
的に示す断面図である。
【図4】従来技術における導光板による光の導光状況を
模式的に示す断面図である。
模式的に示す断面図である。
【図5】本発明の一実施例における導光板の反射層の基
本的乱反射パターンを示す概略図である。
本的乱反射パターンを示す概略図である。
【図6】導光板における溝のクロス部分を示す拡大した
斜視図である。
斜視図である。
【図7】導光板における溝のクロス部分の拡大した平面
図である。
図である。
【図8】本発明の反射層の乱反射パターンの他の実施例
を示す概略平面図である。
を示す概略平面図である。
【図9】本発明の反射層の乱反射パターンの他の実施例
を示す概略平面図である。
を示す概略平面図である。
11 導光板 12 線光源 21、22 第1の溝 31 第2の溝 41、42 乱反射層
Claims (2)
- 【請求項1】 導光板の少なくとも一端に線光源を配す
るとともに導光板の一面に複数条の溝による乱反射パタ
ーンを設けた反射層を形成したエッジライト方式の面光
源装置において、 上記反射層は、導光板の内部を透過する線光源からの光
の通過方向に沿う複数条の平行な第1の溝と、前記第1
の溝にクロスする第2の溝とにより構成し、前記第1の
溝と第2の溝とのクロス部分において乱反射効果を高め
るようにしたことを特徴とする面光源装置。 - 【請求項2】 第1の溝は、線光源からの距離に対応し
て横幅、深さのいずれか一方若しくは両方が調整され、
第2の溝は、光源からの距離に対応して横幅、深さ及び
溝間ピッチのいずれか1以上若しくは全部を調整するよ
うにしたことを特徴とする請求項1に記載の面光源装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6183100A JPH0829625A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 面光源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6183100A JPH0829625A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 面光源装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0829625A true JPH0829625A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=16129773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6183100A Pending JPH0829625A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 面光源装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0829625A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003279753A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 導光板およびそれを用いた面光源装置 |
CN101483111A (zh) * | 2008-01-08 | 2009-07-15 | 邱亮 | 背光源式发光键盘 |
JP2011240029A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Kyoraku Sangyo Kk | イルミネーションユニット、遊技盤ユニット及びパチンコ遊技機 |
KR20140146904A (ko) * | 2013-06-18 | 2014-12-29 | 주식회사 엘지화학 | 조명용 광지향 필름 및 이를 이용한 led조명장치 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP6183100A patent/JPH0829625A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003279753A (ja) * | 2002-03-25 | 2003-10-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 導光板およびそれを用いた面光源装置 |
CN101483111A (zh) * | 2008-01-08 | 2009-07-15 | 邱亮 | 背光源式发光键盘 |
JP2011240029A (ja) * | 2010-05-20 | 2011-12-01 | Kyoraku Sangyo Kk | イルミネーションユニット、遊技盤ユニット及びパチンコ遊技機 |
KR20140146904A (ko) * | 2013-06-18 | 2014-12-29 | 주식회사 엘지화학 | 조명용 광지향 필름 및 이를 이용한 led조명장치 |
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