JPH08296230A - 軽量盛土工法 - Google Patents
軽量盛土工法Info
- Publication number
- JPH08296230A JPH08296230A JP10109195A JP10109195A JPH08296230A JP H08296230 A JPH08296230 A JP H08296230A JP 10109195 A JP10109195 A JP 10109195A JP 10109195 A JP10109195 A JP 10109195A JP H08296230 A JPH08296230 A JP H08296230A
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- Japan
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- asphalt
- asbestos
- foamed resin
- cement board
- asbestos cement
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- Pending
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 基礎基盤上1上に発泡スチロール2を敷き詰
め、更にその上面に石綿セメント板3を配設して基礎構
造体を構築し、該基礎構造体上にアスファルト5を舗装
する軽量盛土の施工方法。 【効果】 工程時間の短縮による作業性が改善され、ま
た、アスファルト舗装時の熱による基礎構造体の熱変形
を防止できる。
め、更にその上面に石綿セメント板3を配設して基礎構
造体を構築し、該基礎構造体上にアスファルト5を舗装
する軽量盛土の施工方法。 【効果】 工程時間の短縮による作業性が改善され、ま
た、アスファルト舗装時の熱による基礎構造体の熱変形
を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として土木、建築工
事等において、基礎構造体の上面にアスファルト舗装が
施工される場合、アスファルト舗装時の熱による基礎構
造体の変形を抑え、且つ簡単に施工できる工法に関する
ものである。
事等において、基礎構造体の上面にアスファルト舗装が
施工される場合、アスファルト舗装時の熱による基礎構
造体の変形を抑え、且つ簡単に施工できる工法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、鉄道駅プラットホーム等の構
築物の建設または舗装道路の改修工事においては人や車
の交通の激しい中で、限られた範囲の狭い場所を確保し
て、既存の施設を破壊し、その後に盛土を行ったり、鉄
筋を組み上げたりしながらコンクリートを主体とする新
たな構造の施設を建設していた。
築物の建設または舗装道路の改修工事においては人や車
の交通の激しい中で、限られた範囲の狭い場所を確保し
て、既存の施設を破壊し、その後に盛土を行ったり、鉄
筋を組み上げたりしながらコンクリートを主体とする新
たな構造の施設を建設していた。
【0003】従って、このような状況下での工事では、
大型の輸送機械等を使用することができず、そのため、
改修部分の土砂やコンクリートの破砕物の運搬、あるい
はコンクリート硬化用の型枠等の資材の運搬作業は人力
に頼らざるを得ない。また、従来のコンクリートで施工
する工法は、必要な強度のコンクリートを得るためには
数日間を必要とすることなどから、工事期間も長くな
り、その期間内の人や車の交通の整理や安全にも十分な
配慮をはらわなくてはならなかった。また、発泡樹脂ブ
ロック敷設後コンクリート打設までに時間が空くことに
より、発泡樹脂ブロックがむき出しになり、溶接の火や
タバコの火によりブロックが損傷を受ける懸念があっ
た。
大型の輸送機械等を使用することができず、そのため、
改修部分の土砂やコンクリートの破砕物の運搬、あるい
はコンクリート硬化用の型枠等の資材の運搬作業は人力
に頼らざるを得ない。また、従来のコンクリートで施工
する工法は、必要な強度のコンクリートを得るためには
数日間を必要とすることなどから、工事期間も長くな
り、その期間内の人や車の交通の整理や安全にも十分な
配慮をはらわなくてはならなかった。また、発泡樹脂ブ
ロック敷設後コンクリート打設までに時間が空くことに
より、発泡樹脂ブロックがむき出しになり、溶接の火や
タバコの火によりブロックが損傷を受ける懸念があっ
た。
【0004】そこで、これらの課題を解決すべく、例え
ば実開平5−83013号公報には基礎構造体の少なく
とも上層部を発泡ポリプロピレン成形体で形成し、発泡
ポリプロピレン成形体上に直接アスファルトを舗装する
軽量盛土工法が開示されている。
ば実開平5−83013号公報には基礎構造体の少なく
とも上層部を発泡ポリプロピレン成形体で形成し、発泡
ポリプロピレン成形体上に直接アスファルトを舗装する
軽量盛土工法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記実開平5
−83013号公報に記載された軽量盛土工法では、コ
ンクリート打設する従来工法に比べ、工事期間を短縮で
き、作業性を改善できるものの、アスファルトを敷設時
における熱により発泡ポリプロピレン成形体の変形は避
けられないものであった。
−83013号公報に記載された軽量盛土工法では、コ
ンクリート打設する従来工法に比べ、工事期間を短縮で
き、作業性を改善できるものの、アスファルトを敷設時
における熱により発泡ポリプロピレン成形体の変形は避
けられないものであった。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、軽量盛
土を構築する際の表層材としてのアスファルト舗装に当
たり、工程時間の短縮による作業性を改善できるだけで
なく、コンクリート打設等による床盤層を形成せず直接
基礎構造体にアスファルト舗装を実施しても、舗装時の
熱による基礎構造体の変形を抑制でき、盛土自体の変形
や破壊等を抑えられる軽量盛土工法を提供することにあ
る。
土を構築する際の表層材としてのアスファルト舗装に当
たり、工程時間の短縮による作業性を改善できるだけで
なく、コンクリート打設等による床盤層を形成せず直接
基礎構造体にアスファルト舗装を実施しても、舗装時の
熱による基礎構造体の変形を抑制でき、盛土自体の変形
や破壊等を抑えられる軽量盛土工法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、基礎基盤上に形成される基礎構造体において、
発泡樹脂ブロック上に石綿セメント板を配設させること
により上記課題を解決できることを見いだし本発明を完
成するに至った。
の結果、基礎基盤上に形成される基礎構造体において、
発泡樹脂ブロック上に石綿セメント板を配設させること
により上記課題を解決できることを見いだし本発明を完
成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、基礎基盤上に発泡樹脂ブ
ロックを敷き詰め基礎構造体を構築し、該基礎構造体上
にアスファルトを舗装する軽量盛土の施工方法におい
て、前記基礎構造体が、発泡樹脂ブロック上面に石綿セ
メント板を配設したものであることを特徴とする軽量盛
土の施工方法に関する。
ロックを敷き詰め基礎構造体を構築し、該基礎構造体上
にアスファルトを舗装する軽量盛土の施工方法におい
て、前記基礎構造体が、発泡樹脂ブロック上面に石綿セ
メント板を配設したものであることを特徴とする軽量盛
土の施工方法に関する。
【0009】本発明において、基礎構造体とは、プラッ
トホーム等の建築物や舗装道路などの盛土構造体の基礎
部分を云い、基礎基盤上に発泡樹脂ブロックを敷き詰
め、その上面に石綿セメント板を配設することによって
構成されるものである。また、該基礎構造体上にアスフ
ァルトを舗装することにより目的とする軽量盛土を得る
ことができる。
トホーム等の建築物や舗装道路などの盛土構造体の基礎
部分を云い、基礎基盤上に発泡樹脂ブロックを敷き詰
め、その上面に石綿セメント板を配設することによって
構成されるものである。また、該基礎構造体上にアスフ
ァルトを舗装することにより目的とする軽量盛土を得る
ことができる。
【0010】本発明で用いられる石綿セメント板は、特
に特定されるものではないが、例えば、石綿を主原料と
してセメントや石灰、硅酸カルシウム等を結合材として
加えプレス成形して得られる板が挙げられる。
に特定されるものではないが、例えば、石綿を主原料と
してセメントや石灰、硅酸カルシウム等を結合材として
加えプレス成形して得られる板が挙げられる。
【0011】この様な石綿セメント板としては、例えば
石綿スレート板、フレキシブルボード、硅酸カルシウム
板、アスベストラックス、パーライト板が挙げられる
が、なかでも軽量で作業性がより良好である点から硅酸
カルシウム板が好ましい。
石綿スレート板、フレキシブルボード、硅酸カルシウム
板、アスベストラックス、パーライト板が挙げられる
が、なかでも軽量で作業性がより良好である点から硅酸
カルシウム板が好ましい。
【0012】この石綿セメント板の石綿含有率は特に制
限されるものではないが、工事時における軽量化による
作業性改善効果が良好な点から10重量%以上であるこ
と、また、強度的な面から40重量%以下であること、
即ち、10〜40重量%であることが好ましい。
限されるものではないが、工事時における軽量化による
作業性改善効果が良好な点から10重量%以上であるこ
と、また、強度的な面から40重量%以下であること、
即ち、10〜40重量%であることが好ましい。
【0013】比重については、板の強度とのバランスを
考慮して、0.5〜2.0、なかでも0.5〜1.2であ
ることが好ましい。
考慮して、0.5〜2.0、なかでも0.5〜1.2であ
ることが好ましい。
【0014】この石綿セメント板の厚みは、特に制限さ
れるものではないが、アスファルト舗装時の熱の遮断効
果が良好である点から、1cm以上であることが好まし
く、また、盛土強度並びに作業性の点から20cm以下
であることが好ましい。即ち、両者の特性を兼備する点
から1〜20cmであることが好ましい。
れるものではないが、アスファルト舗装時の熱の遮断効
果が良好である点から、1cm以上であることが好まし
く、また、盛土強度並びに作業性の点から20cm以下
であることが好ましい。即ち、両者の特性を兼備する点
から1〜20cmであることが好ましい。
【0015】また、本発明においては、石綿セメント板
を発泡樹脂ブロック上に配設し基礎構造体とするもので
あるが、該石綿セメント板は複数重ね合わせて使用して
もよい。この場合、上記の石綿セメント板の厚みの好ま
しい範囲である1〜20cmは、複数枚重ね合わせた板
の合計の厚さである。
を発泡樹脂ブロック上に配設し基礎構造体とするもので
あるが、該石綿セメント板は複数重ね合わせて使用して
もよい。この場合、上記の石綿セメント板の厚みの好ま
しい範囲である1〜20cmは、複数枚重ね合わせた板
の合計の厚さである。
【0016】基礎構造体は、発泡樹脂ブロック上に直接
石綿セメント板を配設してもよいが、発泡樹脂ブロック
上に土砂を敷き、その上に石綿セメント板を配設するこ
とが、石綿セメント板の厚みを小さくすることができ好
ましい。土砂としては、特に限定されるものではなく、
たとえば砂、砂質土、粘性土が挙げられるが、中でもE
PSブロック上に一定の厚みを敷きならす作業性に優れ
る点から、砂が好ましい。また、砂の代わりにドライモ
ルタル、樹脂モルタル等の固化材のはいったものでもよ
い。
石綿セメント板を配設してもよいが、発泡樹脂ブロック
上に土砂を敷き、その上に石綿セメント板を配設するこ
とが、石綿セメント板の厚みを小さくすることができ好
ましい。土砂としては、特に限定されるものではなく、
たとえば砂、砂質土、粘性土が挙げられるが、中でもE
PSブロック上に一定の厚みを敷きならす作業性に優れ
る点から、砂が好ましい。また、砂の代わりにドライモ
ルタル、樹脂モルタル等の固化材のはいったものでもよ
い。
【0017】本発明で用いる発泡樹脂ブロックは、様々
な発泡樹脂によって形成することができ、例えば、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル等の発泡樹脂を発泡させたものが挙
げられるが、なかでもポリスチレンの発泡体であること
が成形性並びに強度に優れる点から好ましい。
な発泡樹脂によって形成することができ、例えば、ポリ
スチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタ
ン、ポリ塩化ビニル等の発泡樹脂を発泡させたものが挙
げられるが、なかでもポリスチレンの発泡体であること
が成形性並びに強度に優れる点から好ましい。
【0018】この発泡樹脂ブロックは、通常、密度0.
01〜0.05g/cm3の密度を有するものが良い。この
大きさとしては、とくに限定するものではないが、たと
えば縦100〜200cm、横50〜100cm、厚さ50
〜100cmが良い。
01〜0.05g/cm3の密度を有するものが良い。この
大きさとしては、とくに限定するものではないが、たと
えば縦100〜200cm、横50〜100cm、厚さ50
〜100cmが良い。
【0019】また、このような発泡樹脂ブロックは、耐
水性の面、強度面から独立した気泡を有するものである
ことが好ましい。
水性の面、強度面から独立した気泡を有するものである
ことが好ましい。
【0020】上記の如く構築された、基礎構造体は、石
綿セメント板で上層部が構成されているので、直接表層
材としてのアスファルトを施工し軽量盛土を形成するこ
とができる。更に、本発明の如く基礎構造体上層部に石
綿セメント板を用いることにより、発泡樹脂ブロックへ
の上載荷重が分散化するため、該ブロックへの荷重負担
を軽減できる。
綿セメント板で上層部が構成されているので、直接表層
材としてのアスファルトを施工し軽量盛土を形成するこ
とができる。更に、本発明の如く基礎構造体上層部に石
綿セメント板を用いることにより、発泡樹脂ブロックへ
の上載荷重が分散化するため、該ブロックへの荷重負担
を軽減できる。
【0021】また、本発明の軽量盛土工法の一例を第1
図に基づき詳述すると、先ず、地盤1上に発泡樹脂ブロ
ック2を積み重ねて、さらにその上に板状の石綿セメン
ト板3を重ねて基礎構造体を構築し、次いで、適宜の手
段でその基礎構造体の側面を覆うようにセメント硬化物
層4により壁材を形成し、石綿セメント板上に表層材と
してアスファルト5を舗装することにより構築する方法
が挙げられる。
図に基づき詳述すると、先ず、地盤1上に発泡樹脂ブロ
ック2を積み重ねて、さらにその上に板状の石綿セメン
ト板3を重ねて基礎構造体を構築し、次いで、適宜の手
段でその基礎構造体の側面を覆うようにセメント硬化物
層4により壁材を形成し、石綿セメント板上に表層材と
してアスファルト5を舗装することにより構築する方法
が挙げられる。
【0022】この様にして得られる軽量盛土はコンクリ
ートを用いないので、全体が軽量であり、構造物自体の
変形や破壊あるいは地盤沈下を防止できる。
ートを用いないので、全体が軽量であり、構造物自体の
変形や破壊あるいは地盤沈下を防止できる。
【0023】
【実施例】次に本発明を実施例および比較例により具体
的に説明する。
的に説明する。
【0024】実施例1 発泡樹脂ブロックとして、嵩密度20g/lの発泡スチ
ロールを用い、500mm×500mm×500mmのブロッ
クを厚み50mmにカットした板を床面に設置した。その
上に500mm×500mm t=15mmの硅酸カルシウム
板(t=5の板3枚)を載せ、更にその上に木枠(30
0mm×180mm×45mm t=5mm)を設置する。ここ
で発泡樹脂ブロック上と硅酸カルシウム板上に熱電対を
はりつけた後、木枠内に約160℃に加熱した舗装用石
油アスファルトを、厚さ40mm(舗装に用いられる一般
的厚さ)になるよう入れてコテで圧力をかけた。アスフ
ァルトを入れる直前から各材料の温度変化を熱電対で計
測し、ブロックの表面温度がアスファルトの熱を受け上
昇した後平衡に達した時点でアスファルト及び硅酸カル
シウム板を取り除き、ブロックの表面状態を観察した。
その結果を第1表に示す。
ロールを用い、500mm×500mm×500mmのブロッ
クを厚み50mmにカットした板を床面に設置した。その
上に500mm×500mm t=15mmの硅酸カルシウム
板(t=5の板3枚)を載せ、更にその上に木枠(30
0mm×180mm×45mm t=5mm)を設置する。ここ
で発泡樹脂ブロック上と硅酸カルシウム板上に熱電対を
はりつけた後、木枠内に約160℃に加熱した舗装用石
油アスファルトを、厚さ40mm(舗装に用いられる一般
的厚さ)になるよう入れてコテで圧力をかけた。アスフ
ァルトを入れる直前から各材料の温度変化を熱電対で計
測し、ブロックの表面温度がアスファルトの熱を受け上
昇した後平衡に達した時点でアスファルト及び硅酸カル
シウム板を取り除き、ブロックの表面状態を観察した。
その結果を第1表に示す。
【0025】実施例2 実施例1で用いたt=15mmの硅酸カルシウム板の代わ
りに、10mm厚の砂敷設とt=5mmの硅酸カルシウム板
を用いる以外は実施例1と同様に行った。その結果を第
1表に示す。
りに、10mm厚の砂敷設とt=5mmの硅酸カルシウム板
を用いる以外は実施例1と同様に行った。その結果を第
1表に示す。
【0026】実施例3 実施例1で用いたt=15mmの硅酸カルシウム板の代わ
りに、t=15のフレキブルボード(t=6の板2枚+
t=3の板1枚)を用いる以外は実施例1と同様に行っ
た。その結果を第1表に示す。
りに、t=15のフレキブルボード(t=6の板2枚+
t=3の板1枚)を用いる以外は実施例1と同様に行っ
た。その結果を第1表に示す。
【0027】比較例1 実施例1で用いた発泡スチロールを床面に設置し、次い
で、該発泡スチロールの周囲に木枠を配し、セメント、
砂、砂利を当量用いて水と混合したコンクリートを前記
木枠内に流し込み、厚さ30mmのコンクリート層を形
成させる以外は実施例1と同様に行なった。結果を第1
表に示す。
で、該発泡スチロールの周囲に木枠を配し、セメント、
砂、砂利を当量用いて水と混合したコンクリートを前記
木枠内に流し込み、厚さ30mmのコンクリート層を形
成させる以外は実施例1と同様に行なった。結果を第1
表に示す。
【0028】尚、コンクリートを流し込んでから乾燥さ
せるまでまる一日要した。
せるまでまる一日要した。
【0029】比較例2 上記実施例及び比較例で用いた発泡樹脂ブロックとアス
ファルトの間の断熱層を用いず、発泡樹脂ブロックとし
て発泡ポリプロピレンを用いる以外は実施例1と同様に
行った。その結果を第1表に示す。
ファルトの間の断熱層を用いず、発泡樹脂ブロックとし
て発泡ポリプロピレンを用いる以外は実施例1と同様に
行った。その結果を第1表に示す。
【0030】
【表1】
【0031】表1より、石綿セメント板を基礎構造体に
用いた場合は、コンクリートを30mm厚に打設する従来
工法と同等の耐熱性能を有することが分かる。
用いた場合は、コンクリートを30mm厚に打設する従来
工法と同等の耐熱性能を有することが分かる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、基礎構造体の上層部を
石綿セメント板で形成しているため、コンクリート打設
の工程を省略できるため、工程時間の短縮による作業性
が改善され、更に、コンクリート打設等による床盤層を
形成せず直接基礎構造体にアスファルト舗装を実施して
も、舗装時の熱による基礎構造体の変形を招来すること
なく、盛土自体の変形や破壊等を抑制できる。
石綿セメント板で形成しているため、コンクリート打設
の工程を省略できるため、工程時間の短縮による作業性
が改善され、更に、コンクリート打設等による床盤層を
形成せず直接基礎構造体にアスファルト舗装を実施して
も、舗装時の熱による基礎構造体の変形を招来すること
なく、盛土自体の変形や破壊等を抑制できる。
【0033】また、コンクリートを用いないので、全体
が軽量であり、構造物自体の変形や破壊、あるいは、地
盤沈下を起こさないという効果をも奏する。
が軽量であり、構造物自体の変形や破壊、あるいは、地
盤沈下を起こさないという効果をも奏する。
【図1】 軽量盛土の断面図
1:地盤 2:発泡樹脂ブロック 3:石綿セメント 4:セメント硬化物層(壁材) 5:アスファルト
Claims (6)
- 【請求項1】 基礎基盤上に発泡樹脂ブロックを敷き詰
め基礎構造体を構築し、該基礎構造体上にアスファルト
を舗装する軽量盛土の施工方法において、 前記基礎構造体が、発泡樹脂ブロック上面に石綿セメン
ト板を配設したものであることを特徴とする軽量盛土の
施工方法。 - 【請求項2】 基礎構造体が、発泡樹脂ブロック上に土
砂を敷き、その上に石綿セメントを配設したものである
請求項1記載の施工方法。 - 【請求項3】 石綿セメント板が、厚さ1〜20cmの
ものである請求項2の施工方法。 - 【請求項4】 石綿セメント板が、石綿含有率10〜4
0重量%のものである請求項1、2、または3記載の施
工方法。 - 【請求項5】 石綿セメント板が、比重0.5〜2.0の
ものである請求項4記載の施工方法。 - 【請求項6】 発泡樹脂ブロックが、発泡ポリスチレン
である請求項1〜5のいずれか1つに記載の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10109195A JPH08296230A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 軽量盛土工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10109195A JPH08296230A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 軽量盛土工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08296230A true JPH08296230A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14291431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10109195A Pending JPH08296230A (ja) | 1995-04-25 | 1995-04-25 | 軽量盛土工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08296230A (ja) |
-
1995
- 1995-04-25 JP JP10109195A patent/JPH08296230A/ja active Pending
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