JPH08295943A - 冷延表面性状の優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法 - Google Patents
冷延表面性状の優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法Info
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- JPH08295943A JPH08295943A JP10417795A JP10417795A JPH08295943A JP H08295943 A JPH08295943 A JP H08295943A JP 10417795 A JP10417795 A JP 10417795A JP 10417795 A JP10417795 A JP 10417795A JP H08295943 A JPH08295943 A JP H08295943A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄肉鋳造法を用いて表面性状の良好なCr系
ステンレス鋼薄板を製造する。 【構成】 重量%でCr:13.0〜18.0%を含有
し、(1)式で規定されるγpが25%以上であるフェ
ライト系ステンレス鋼を10mm以下の薄肉鋳片に鋳造
し、引続き前記鋳片に圧下率20%以上のインライン圧
延を施した後に巻き取って薄帯状コイルとし、続いて該
コイルを700〜900℃の範囲で4時間以上熱処理す
る。 γp=420×C+470×N+7×Mn+23×Ni−11.5×Cr− 11.5×Si−52×Al+189 ────────(1)式
ステンレス鋼薄板を製造する。 【構成】 重量%でCr:13.0〜18.0%を含有
し、(1)式で規定されるγpが25%以上であるフェ
ライト系ステンレス鋼を10mm以下の薄肉鋳片に鋳造
し、引続き前記鋳片に圧下率20%以上のインライン圧
延を施した後に巻き取って薄帯状コイルとし、続いて該
コイルを700〜900℃の範囲で4時間以上熱処理す
る。 γp=420×C+470×N+7×Mn+23×Ni−11.5×Cr− 11.5×Si−52×Al+189 ────────(1)式
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉鋳造法を用いたフ
ェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法に関する。
ェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ステンレス鋼薄板は、例えば特開昭55
−97430号公報に開示されているように、連続鋳造
プロセスによって得られた厚さ200mm前後の鋳片を、
直接粗圧延するか或は1200℃程度の温度に加熱した
後、熱間圧延して熱延板とし、これをベル型の焼鈍炉等
により熱延板焼鈍を施して、冷間圧延、仕上げ焼鈍を施
して製品とされている。
−97430号公報に開示されているように、連続鋳造
プロセスによって得られた厚さ200mm前後の鋳片を、
直接粗圧延するか或は1200℃程度の温度に加熱した
後、熱間圧延して熱延板とし、これをベル型の焼鈍炉等
により熱延板焼鈍を施して、冷間圧延、仕上げ焼鈍を施
して製品とされている。
【0003】しかし、このようにして製造されたCr系
ステンレス鋼冷延鋼板には、圧延方向と平行にローピン
グと呼称される表面凹凸が生じる。この現象は鋳片の凝
固組織、すなわち粗大な柱状晶に起因すると考えられて
おり、これを防止する方法として、成分組成、鋳造温
度、電磁攪拌などの手段により凝固組織を改善したり、
或は熱間圧延条件や熱処理条件を制御するなどの方法が
用いられてきた。
ステンレス鋼冷延鋼板には、圧延方向と平行にローピン
グと呼称される表面凹凸が生じる。この現象は鋳片の凝
固組織、すなわち粗大な柱状晶に起因すると考えられて
おり、これを防止する方法として、成分組成、鋳造温
度、電磁攪拌などの手段により凝固組織を改善したり、
或は熱間圧延条件や熱処理条件を制御するなどの方法が
用いられてきた。
【0004】一方、鋳造板厚を薄手化することにより凝
固組織を細粒化し、前記冷延板表面の粗さを改善する方
法が提案されている。例えば、特開昭62−54017
号公報では、板厚を30mmもしくは10mm以下に鋳造し
た後、所定の冷却或は加工、熱処理を施すことにより、
Cr系ステンレス鋼のリジング特性を向上させることが
提案されている。
固組織を細粒化し、前記冷延板表面の粗さを改善する方
法が提案されている。例えば、特開昭62−54017
号公報では、板厚を30mmもしくは10mm以下に鋳造し
た後、所定の冷却或は加工、熱処理を施すことにより、
Cr系ステンレス鋼のリジング特性を向上させることが
提案されている。
【0005】また、特開昭62−176649号公報で
は、単ロール、双ロール法を用いて板厚を5mm以下とし
て鋳造した後、焼鈍、冷延及び最終焼鈍を施すことによ
り、ローピングのないフェライト系ステンレス鋼冷延鋼
板を製造する方法が提案されている。また、特開平2−
166233では、圧延によるリジング改善、特開昭6
2−247029では冷延速度の制御によるリジングの
改善が提案されている。
は、単ロール、双ロール法を用いて板厚を5mm以下とし
て鋳造した後、焼鈍、冷延及び最終焼鈍を施すことによ
り、ローピングのないフェライト系ステンレス鋼冷延鋼
板を製造する方法が提案されている。また、特開平2−
166233では、圧延によるリジング改善、特開昭6
2−247029では冷延速度の制御によるリジングの
改善が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、連続
鋳造によって鋳片を作る際に冷却速度が遅いため、柱状
晶ならびに等軸晶の粗大化を十分に抑制することができ
ず、かかる板厚200mm程度の鋳片を用いた場合の冷延
時に発生するローピングを抑制することは困難であっ
た。
鋳造によって鋳片を作る際に冷却速度が遅いため、柱状
晶ならびに等軸晶の粗大化を十分に抑制することができ
ず、かかる板厚200mm程度の鋳片を用いた場合の冷延
時に発生するローピングを抑制することは困難であっ
た。
【0007】一方、鋳片を薄手化してローピングを抑制
する方法においては、単に板厚を薄くするだけでは、圧
減比が低下するために凝固組織の破壊が困難になり、か
えってローピング特性は劣化する。本発明は、薄肉鋳造
法を用いたCr系ステンレス鋼薄板の製造に際し、従来
の方法の問題点を解決し、表面性状の良好なCr系ステ
ンレス鋼薄板の製造方法を提供することを目的とするも
のである。
する方法においては、単に板厚を薄くするだけでは、圧
減比が低下するために凝固組織の破壊が困難になり、か
えってローピング特性は劣化する。本発明は、薄肉鋳造
法を用いたCr系ステンレス鋼薄板の製造に際し、従来
の方法の問題点を解決し、表面性状の良好なCr系ステ
ンレス鋼薄板の製造方法を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、重量%でC
r:13.0〜18.0%を含有し、下記(1)式で規
定されるγpが25以上であるフェライト系ステンレス
鋼を10mm以下の薄肉鋳片に鋳造し、引続き前記鋳片に
1200℃以下で圧下率20%以上のインライン圧延を
施こした後巻取って薄帯状コイルとし、続いて該コイル
を800℃±100℃の範囲で4時間以上熱処理するこ
とによって冷延表面性状の優れたフェライト系ステンレ
ス鋼板を製造することを特徴とする。
r:13.0〜18.0%を含有し、下記(1)式で規
定されるγpが25以上であるフェライト系ステンレス
鋼を10mm以下の薄肉鋳片に鋳造し、引続き前記鋳片に
1200℃以下で圧下率20%以上のインライン圧延を
施こした後巻取って薄帯状コイルとし、続いて該コイル
を800℃±100℃の範囲で4時間以上熱処理するこ
とによって冷延表面性状の優れたフェライト系ステンレ
ス鋼板を製造することを特徴とする。
【0009】 γp=420×C+470×N+7×Mn+23×Ni−11.5×Cr− 11.5×Si−52×Al+189 ────────(1) 以下に本発明を詳細に説明する。本発明の目的は、薄肉
鋳造法を用いたCr系ステンレス鋼薄板の製造方法を提
供することにある。
鋳造法を用いたCr系ステンレス鋼薄板の製造方法を提
供することにある。
【0010】先に述べた如く、従来の連続鋳造法による
Cr系ステンレス鋼薄板の製造においては、連続鋳造に
よって鋳片を作る際に冷却速度が遅いために、柱状晶な
らびに等軸晶の粗大化を十分に抑制することができず、
かかる板厚200mm程度の鋳片を用いた場合冷延板表面
のローピングの発生を抑制することは困難であった。一
方、鋳片を薄手化してローピングを抑制する方法は、単
に板厚を薄くするだけでは、圧減比が低下するために凝
固組織の破壊が困難になり、かえってローピング特性は
劣化する。
Cr系ステンレス鋼薄板の製造においては、連続鋳造に
よって鋳片を作る際に冷却速度が遅いために、柱状晶な
らびに等軸晶の粗大化を十分に抑制することができず、
かかる板厚200mm程度の鋳片を用いた場合冷延板表面
のローピングの発生を抑制することは困難であった。一
方、鋳片を薄手化してローピングを抑制する方法は、単
に板厚を薄くするだけでは、圧減比が低下するために凝
固組織の破壊が困難になり、かえってローピング特性は
劣化する。
【0011】本発明者等は、薄肉鋳造法を用いたCr系
ステンレス鋼薄板の製造方法について研究を重ねた結
果、Cr系ステンレス鋼薄板のローピング特性の改善の
ためには、冷延する前の薄板のコロニー(近似した方位
を有する結晶粒の集団)のサイズを小さくかつランダム
に分散させ、結晶粒径も比較的小さくすることが必要で
あり、そのためにはγp>25%に成分調整し、板厚を
10mm以下に鋳造した鋳片を、フェライト−オーステナ
イトの変態が始まってから1200℃以下で圧下率20
%以上の圧延加工を行った後巻取り、次いで巻き取った
薄板を800℃±100℃の範囲で4時間以上保定する
必要があることを見いだした。
ステンレス鋼薄板の製造方法について研究を重ねた結
果、Cr系ステンレス鋼薄板のローピング特性の改善の
ためには、冷延する前の薄板のコロニー(近似した方位
を有する結晶粒の集団)のサイズを小さくかつランダム
に分散させ、結晶粒径も比較的小さくすることが必要で
あり、そのためにはγp>25%に成分調整し、板厚を
10mm以下に鋳造した鋳片を、フェライト−オーステナ
イトの変態が始まってから1200℃以下で圧下率20
%以上の圧延加工を行った後巻取り、次いで巻き取った
薄板を800℃±100℃の範囲で4時間以上保定する
必要があることを見いだした。
【0012】すなわち、薄肉鋳造プロセスにおいては、
熱間圧延時に大きな圧減比を取れないために、再結晶に
よる凝固組織の破壊が充分に行われない。そのため析出
するγ相を有効に使いつつ熱間圧延し、巻取り後の保定
により圧延時の歪を有効的に薄板内に残存させ、その後
の熱処理によって再結晶を進行させようというものであ
る。
熱間圧延時に大きな圧減比を取れないために、再結晶に
よる凝固組織の破壊が充分に行われない。そのため析出
するγ相を有効に使いつつ熱間圧延し、巻取り後の保定
により圧延時の歪を有効的に薄板内に残存させ、その後
の熱処理によって再結晶を進行させようというものであ
る。
【0013】鋳片厚さを10mm以下とすることにより凝
固組織を比較的細粒化することができ、さらに熱間圧
延、巻取り後保定熱処理による再結晶で充分な細粒化が
図れる。鋳片厚が10mmを越えると凝固組織が粗大化
し、また熱間圧延に費やすエネルギーも多大になりメリ
ットが小さくなるために、鋳片厚は10mm以下が望まし
い。鋳造板厚は、希望する成品板厚と必要な熱間圧延率
及び冷間圧延率から決定される。また熱間圧延の圧下率
を20%以上としたのは、それ未満の圧下率では十分な
再結晶が起こらないためである。
固組織を比較的細粒化することができ、さらに熱間圧
延、巻取り後保定熱処理による再結晶で充分な細粒化が
図れる。鋳片厚が10mmを越えると凝固組織が粗大化
し、また熱間圧延に費やすエネルギーも多大になりメリ
ットが小さくなるために、鋳片厚は10mm以下が望まし
い。鋳造板厚は、希望する成品板厚と必要な熱間圧延率
及び冷間圧延率から決定される。また熱間圧延の圧下率
を20%以上としたのは、それ未満の圧下率では十分な
再結晶が起こらないためである。
【0014】熱間圧延温度を1200℃(オーステナイ
ト相析出開始温度)以下とした理由は、まず、フェライ
ト相内にオーステナイト相を分散させ、それにより粒界
面積を大きくした後、熱間圧延し、圧延歪を粒内に蓄積
するためである。熱処理は、800℃±100℃の温度
で4時間以上行う必要がある。これは、フェライト粒の
成長を行なわせずに、再結晶を行なわせるためである。
温度が、900℃超では粒成長が促進されるし、700
℃未満では再結晶が進まない。また、熱処理時間として
4時間未満ではフェライト相内に分散したオーステナイ
ト相が、分解しないで室温になるとマルテンサイト相に
変態して、薄板の靱性を著しく悪化させる。従って、上
記温度で4時間以上熱処理することにより析出したオー
ステナイト粒を分解するとともに巻き取り後変態生成し
たマルテンサイト組織を、フェライト組織に変態せし
め、薄板の靱性を向上せしめる。
ト相析出開始温度)以下とした理由は、まず、フェライ
ト相内にオーステナイト相を分散させ、それにより粒界
面積を大きくした後、熱間圧延し、圧延歪を粒内に蓄積
するためである。熱処理は、800℃±100℃の温度
で4時間以上行う必要がある。これは、フェライト粒の
成長を行なわせずに、再結晶を行なわせるためである。
温度が、900℃超では粒成長が促進されるし、700
℃未満では再結晶が進まない。また、熱処理時間として
4時間未満ではフェライト相内に分散したオーステナイ
ト相が、分解しないで室温になるとマルテンサイト相に
変態して、薄板の靱性を著しく悪化させる。従って、上
記温度で4時間以上熱処理することにより析出したオー
ステナイト粒を分解するとともに巻き取り後変態生成し
たマルテンサイト組織を、フェライト組織に変態せし
め、薄板の靱性を向上せしめる。
【0015】次に本発明の出発材の成分限定理由につい
て説明する。Crを13%以上としたのは、これ未満の
Cr量では耐食性が劣るためである。Crの添加量が増
すほど耐食性は向上するが18%を越えると効果が少な
く、かつJISで定めたSUS430のCr成分範囲の
上限値であり実用的である。一方、γpを25%以上と
することによって、フェライト粒が析出したオーステナ
イト粒で分断され、インライン圧延での歪が、有効的に
フェライト粒内に蓄積される。
て説明する。Crを13%以上としたのは、これ未満の
Cr量では耐食性が劣るためである。Crの添加量が増
すほど耐食性は向上するが18%を越えると効果が少な
く、かつJISで定めたSUS430のCr成分範囲の
上限値であり実用的である。一方、γpを25%以上と
することによって、フェライト粒が析出したオーステナ
イト粒で分断され、インライン圧延での歪が、有効的に
フェライト粒内に蓄積される。
【0016】また、インライン圧延での圧下率を、20
%以上とすることによって再結晶に充分な歪が粒内に残
存する。また、圧延の温度はオーステナイト相の析出す
る900℃から1200℃の間であるが、低温であるほ
うが歪を蓄積する点から望ましい。
%以上とすることによって再結晶に充分な歪が粒内に残
存する。また、圧延の温度はオーステナイト相の析出す
る900℃から1200℃の間であるが、低温であるほ
うが歪を蓄積する点から望ましい。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。表1
に示す成分組成(重量%)のCr系ステンレス鋼を銅製
双ロールを用いて板厚5mmの薄肉鋳片に鋳造し、110
0℃で熱間圧延を行って巻き取った後、800℃×4時
間の焼鈍を行った。得られた熱延薄板を酸洗でデスケー
ルし80%冷延及び875℃×1分の焼鈍を行った後、
ローピング高さ測定を行った。
に示す成分組成(重量%)のCr系ステンレス鋼を銅製
双ロールを用いて板厚5mmの薄肉鋳片に鋳造し、110
0℃で熱間圧延を行って巻き取った後、800℃×4時
間の焼鈍を行った。得られた熱延薄板を酸洗でデスケー
ルし80%冷延及び875℃×1分の焼鈍を行った後、
ローピング高さ測定を行った。
【0018】表2に試験結果を示す。本発明例であるN
o.1〜6は優れたローピング値を示したが、熱延を行
わなかったNo.7および熱延圧下率が低いNo.8、
および焼鈍時間の短いNo.9および10、γpが低い
No.11、焼鈍温度が高いNo.12はローピング特
性が不良であった。
o.1〜6は優れたローピング値を示したが、熱延を行
わなかったNo.7および熱延圧下率が低いNo.8、
および焼鈍時間の短いNo.9および10、γpが低い
No.11、焼鈍温度が高いNo.12はローピング特
性が不良であった。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、ロ
ーピングの良好なCr系ステンレス鋼薄板を、薄肉鋳造
法を用いて極めて容易に低コストで製造することがで
き、工業的な効果は大きい。
ーピングの良好なCr系ステンレス鋼薄板を、薄肉鋳造
法を用いて極めて容易に低コストで製造することがで
き、工業的な効果は大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 38/00 302 C22C 38/00 302Z 38/18 38/18 (72)発明者 札軒 富美夫 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 竹下 哲郎 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 上島 良之 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%でCr:13.0〜18.0%を
含有し、(1)式で規定されるγpが25%以上である
フェライト系ステンレス鋼を10mm以下の薄肉鋳片に鋳
造し、引続き前記鋳片に1200℃以下で圧下率20%
以上のインライン圧延を施こした後巻取って薄帯状コイ
ルとし、続いて該コイルを800℃±100℃の範囲で
4時間以上熱処理することを特徴とする冷延表面性状の
優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法。 γp=420×C+470×N+7×Mn+23×Ni−11.5×Cr− 11.5×Si−52×Al+189 ────────(1)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10417795A JPH08295943A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 冷延表面性状の優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10417795A JPH08295943A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 冷延表面性状の優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08295943A true JPH08295943A (ja) | 1996-11-12 |
Family
ID=14373743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10417795A Withdrawn JPH08295943A (ja) | 1995-04-27 | 1995-04-27 | 冷延表面性状の優れたフェライト系ステンレス鋼薄板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08295943A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0881305A1 (fr) * | 1997-05-29 | 1998-12-02 | Usinor | Procédé de fabrication de bandes minces d'acier inoxydable ferritique, et bandes minces ainsi obtenues |
FR2792561A1 (fr) * | 1999-04-22 | 2000-10-27 | Usinor | Procede de coulee continue entre cylindres de bandes d'acier inoxydable ferritique exemptes de microcriques |
JP2013512347A (ja) * | 2009-12-28 | 2013-04-11 | ポスコ | 双ロール式薄板鋳造工程により製造されたマルテンサイト系ステンレス鋼及びその製造方法 |
JP2017534761A (ja) * | 2014-10-22 | 2017-11-24 | ポスコPosco | 高強度、高延性のフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-04-27 JP JP10417795A patent/JPH08295943A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0881305A1 (fr) * | 1997-05-29 | 1998-12-02 | Usinor | Procédé de fabrication de bandes minces d'acier inoxydable ferritique, et bandes minces ainsi obtenues |
FR2763960A1 (fr) * | 1997-05-29 | 1998-12-04 | Usinor | Procede de fabrication de bandes minces d'acier inoxydable ferritique, et bandes minces ainsi obtenues |
US6106638A (en) * | 1997-05-29 | 2000-08-22 | Usinor | Process for manufacturing thin strip of ferritic stainless steel, and thin strip thus obtained |
FR2792561A1 (fr) * | 1999-04-22 | 2000-10-27 | Usinor | Procede de coulee continue entre cylindres de bandes d'acier inoxydable ferritique exemptes de microcriques |
WO2000064613A1 (fr) * | 1999-04-22 | 2000-11-02 | Usinor | Procede de coulee continue entre cylindres de bandes d'acier inoxydable ferritique exemptes de microcriques |
US6622779B1 (en) | 1999-04-22 | 2003-09-23 | Usinor | Method for continuously casting ferritic stainless steel strips free of microcracks |
JP2013512347A (ja) * | 2009-12-28 | 2013-04-11 | ポスコ | 双ロール式薄板鋳造工程により製造されたマルテンサイト系ステンレス鋼及びその製造方法 |
JP2017534761A (ja) * | 2014-10-22 | 2017-11-24 | ポスコPosco | 高強度、高延性のフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法 |
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