JPH0829585B2 - パタ−ン形成装置 - Google Patents

パタ−ン形成装置

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JPH0829585B2
JPH0829585B2 JP30992286A JP30992286A JPH0829585B2 JP H0829585 B2 JPH0829585 B2 JP H0829585B2 JP 30992286 A JP30992286 A JP 30992286A JP 30992286 A JP30992286 A JP 30992286A JP H0829585 B2 JPH0829585 B2 JP H0829585B2
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forming body
surface pattern
pad
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峻 的場
健二 肆矢
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Nissha Printing Co Ltd
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Nissha Printing Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、合成樹脂製成型品等のパターン形成部材の
天面及び側面に文字・記号等のパターンを形成するパタ
ーン形成装置に関する。
従来の技術 従来、この種のパターン形成装置は、合成樹脂製成型
品等のパターン形成部材、例えば、プッシュ式電話機、
卓上電子計算機、タイプライター、ワードプロセッサ
ー、パーソナルコンピューター等のキーボード部におい
て使用されるキーキャップの天面及び側面に文字・記号
等のパターンを形成するために使用されている。上記パ
ターン形成装置の一例としては、第4,5図に示すよう
に、パターン形成部材としてのキーキャップ25を載置す
る基台(図示せず)に対して昇降体20を昇降自在に配置
し、該昇降体20に、昇降体20に対して上下動自在に支持
され下端に天面パッド23aを固定した天面パターン形成
体23と、くの字状板材の屈曲部22bが上記昇降体20に支
持軸26で初期位置Cと押圧位置Dとの間で回転自在に支
持されるとともに上端連結部22cが上記天面パターン形
成体23の上端23bに当接され、下端側面に側面パッド22a
を固定した側面パターン形成体22と、該側面パターン形
成体22を初期位置Cに復帰するように回転付勢するコイ
ルバネ21とを備えて構成される。そして、上記基台にキ
ーキャップ25を載置してキーキャップ25の上側に転写シ
ート24を配置したのち、昇降体20を下降させて天面パタ
ーン形成体23の天面パッド23aにより転写シート24の熱
移行性染料よりなる天面用パターン24aを上記キーキャ
ップ25の天面25aに押圧し、なおも昇降体20が下降する
ことにより昇降体20に対して天面パターン形成体23が相
対的に上昇し、側面パターン形成体22の連結部22cを上
方に押圧して支持軸回りに側面パターン形成体22を強制
的に初期位置Cから押圧位置D側に回転させ、側面パッ
ド22aにより転写シート24の熱移行性染料よりなる側面
用パターン24bをキーキャップ25の側面25bに押圧して、
キーキャップ25、天面パッド23a及び側面パッド22aの加
熱により各パターン24a,24bの熱移行性染料がキーキャ
ップ25の天面25a及び側面25bに夫々移行してパターンが
形成されるようにしている(特開昭61−200000号)。な
お、上記各パッド23a,22aは、シリコンゴム等の耐熱性
のある弾性体より構成している。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構造のものでは、天面パッド23a
が転写シート24を介してキーキャップ25の天面25aに接
触して当て止められたのち、昇降体20の下降に対して上
記天面パターン形成体23が相対的に上昇し、該上昇量だ
け天面パターン形成体23の上端23bで側面パターン形成
体22の連結部22cを上昇させることにより、側面パター
ン形成体22を支持軸回りに回転させて側面パッド22aを
上記転写シート24を介してキーキャップ25の側面25bに
押圧させるようにしているので、上記天面パッド23aが
使用中にその厚みが減少すると、天面パターン形成体23
の上昇量が減少し、上記側面パターン形成体22の回転角
度が小さくなって、キーキャップ25の側面25bに対する
側面パッド22aの押圧力が減少し、パターン形成が良好
に行えないといった問題があった。
この問題を解決する1つの方法としては、天面パッド
23aの劣化等による押圧力の低下分だけ予めキーキャッ
プ25に対する天面パッド23aの押圧力を大きくしてお
き、天面パッド23aが劣化等によりその厚みが減少して
も天面パッド23aによる押圧力は適性値を維持できるよ
うにすることが考えられる。
しかしながら、天面パッド23aに必要以上に大きな押
圧力を作用させると、天面パッド23aに過負荷が作用し
て該天面パッド23aの損傷が早まり、天面パッド23aの劣
化が激しいとともに、天面パッド23aよりキーキャップ2
5の天面25aに過負荷が作用してキーキャップ25の天面25
aが変形しやすいといった問題があった。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することに
あって、天面パターン形成体によりパターン形成部材に
対して必要以上の押圧力を作用させることなく、パター
ン形成部材の天面及び側面にパターンを確実に形成する
ことができる一方、天面パッドの寿命が向上するととも
にパターン形成部材の天面の変形を効果的に防止するこ
とができるパターン形成装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、天面パッドと
側面パッドとの間に付勢部材を備えて、天面パッドの厚
みの減少により天面パターン形成体の上昇量が減少して
も、上記付勢部材の付勢力により側面パターン形成体を
所定量だけ回転させて側面パッドを確実にパターン形成
部材の側面に押圧させるように構成した。すなわち、上
記天面パターン形成体の押圧部と上記側面パターン形成
体の連結部との間に付勢部材を介在させて、上記天面パ
ターン形成体の上記昇降体に対する上昇動作により上記
天面パターン形成体の押圧部が上記付勢部材を介して上
記側面パターン形成体の連結部を押圧して該側面パター
ン形成体を上記昇降体に対して回転駆動させる一方、上
記付勢部材の付勢力により、上記側面パターン形成体の
側面パッドを上記パターン形成部材の側面に上記転写シ
ートを介して押圧付勢可能とするように構成した。
発明の作用 上記構成においては、上記基台上の上記パターン形成
部材に対して上記昇降体が昇降し、該昇降体の上記天面
パターン形成体の天面パッドで転写シートの熱移行性染
料よりなる天面用パターンを上記パターン形成部材の天
面に押圧するとともに、上記昇降体の天面パターン形成
体が上記転写シートを介して上記パターン形成部材に接
触してその下降が規制されたのち上記昇降体に対して上
昇するとき、上記天面パターン形成体の押圧部が上記付
勢部材を押圧する。このとき、上記付勢部材がさほど撓
まずに上記側面パターン形成体の連結部を押圧して上記
側面パターン形成体を回転駆動させ、該側面パターン形
成体の側面パッドで上記転写シートの熱移行性染料より
なる側面用パターンを上記パターン形成部材の側面に押
圧する。天面パッドが使用により劣化するなどしてその
厚みが減少して、天面パターン形成体の上昇量が減少す
ると、上記付勢部材の付勢力を天面パターン形成体と側
面パターン形成体とに作用させて側面パターン形成体を
転写シートを介してパターン形成部材の側面に確実に押
圧させる。上記パターン形成部材の天面及び側面に夫々
転写シートの天面用パターン及び側面用パターンが押圧
されると、上記各パターンが夫々形成される。
実施例 以下に、本発明にかかる実施例を第1〜3図に基づい
て詳細に説明する。
本実施例にかかるパターン形成装置は、第1図に示す
ように、パターン形成部材として断面台形状の成型品か
らなるキーキャップ8の天面8a及び前側面8bに文字・記
号等所定のパターンを形成するものである。このパター
ン形成装置は、キーキャップ8を載置する基台12と、該
基台12の上方に上記基台12に対して昇降自在に配置され
た昇降体1とを備えるとともに、該昇降体1には、該昇
降体1に対して上下動する棒状天面パターン形成体2
と、該天面パターン形成体2により初期位置Aから押圧
位置Bまで回転駆動される前側面パターン形成体3と、
該前側面パターン形成体3を初期位置Aに復帰させるよ
うに回転付勢する復帰用付勢部材としての復帰用コイル
バネ5とを備えて大略構成する。そして、基台12上にキ
ーキャップ8を載置しかつ該キーキャップ8の上側に転
写シート9を配置したのち、昇降体1を基台12に向けて
下降させ、天面パターン形成体2の天面パッド2aにより
上記転写シート9の天面用パターン9aを上記キーキャッ
プ8の天面8aに押圧するとともに、上記昇降体1の下降
により上記キーキャップ8で下降が阻止された上記天面
パターン形成体2が昇降体1に対して上昇し、上記天面
パターン形成体2の係合突部2eが上記前側面パターン形
成体3の連結部3dに備えた付勢部材としての例えば金属
よりなる板バネ4を介して該前側面パターン形成体3を
初期位置Aから押圧位置Bに上記復帰用コイルバネの付
勢力に抗して回転させ、該前側面パターン形成体3の前
側面パッド3aにより上記転写シート9の前側面用パター
ン9bを上記キーキャップ8の前側面8bに押圧して上記転
写シート9のパターンを上記キーキャップ8に転写する
ようにしている。
上記転写シート9は、基台12上のキーキャップ8の上
方において図示しない固定枠で伸張状態に位置させられ
る。この転写シート9は、第3図に示すように、その基
体シート9cの基台12側の下面に、キーキャップ8の天面
用と前側面用に夫々文字・記号等のパターン9a,9bを備
えてなる。この基体シート9cとしては、転写シート9に
使用されるシート状物、例えば、中質紙、上質紙、クラ
フト紙等の非コート紙等の紙類、アルミニウム箔等の金
属箔、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム、塩化ビニルフィルム、ナ
イロンフィルム等の耐熱性合成樹脂フィルム、またはこ
れらの相互のラミネートフィルム物等が好ましい。上記
パターンは、熱移行性染料を含有するインキを使用して
印刷により形成する。この熱移行性染料としては、加熱
処理時に熱拡散しやすいものが良く、例えば、分散染
料、油溶性染料、塩基性染料等が好ましい。上記パター
ンは、天面用パターン9aと前側面用パターン9bとを1組
として形成し、前側面用パターン9bはその周囲を囲む四
角形の4辺のうち天面用パターン9aとの接辺を除く残り
の3辺に切断線11を形成する。この切断線11は、基体シ
ート9cの厚みの半分まで切り込みを形成したハーフカッ
ト、または基体シート9cを貫通したミシン目等の多数の
孔より形成して、転写印刷時に上記前側面パッド3aによ
り切断されることにより、前側面パターン9bをキーキャ
ップ8の前側面8bの所定位置に密着させることができる
ようにする。
上記キーキャップ8は、熱移行性染料で染色可能な材
料で形成する。すなわち、このキーキャップ8の材料と
しては、例えば、ポリブチレンテレフタレート、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリカーボネート、トリアセテ
ート、ジアセテート、ポリエーテルサルフォン、芳香族
ナイロン、66−ナイロン等の合成樹脂の他、金属等の表
面に上記合成樹脂をオーバーコートしたもの等が好まし
い。キーキャップ8の形状としては、天面8aが平面形状
のもののみならず、凹面形状や凸面形状のものでもよ
い。
上記天面パターン形成体2は略棒状体であって、上記
昇降体1の溝1b内に上下動自在に嵌合するとともに、昇
降体1の長穴1a内に天面パターン形成体2の側面に突出
させたピン2dを挿入して、該ピン2dが上記長穴1a内を移
動して天面パターン形成体2の上下動の範囲を規制す
る。上記天面パターン形成体2は、その下端に例えば硬
度5〜50度のシリコンゴム等の耐熱性のある弾性体から
なる天面パッド2aを備えて、該天面パッド2aで転写シー
ト9の天面用パターン9aをキーキャップ8の天面8aに押
圧して密着させるようにする。上記天面パターン形成体
2の上端面より軸方向沿いに形成した凹部2c内には天面
パターン形成体駆動用コイルバネ7を備えて、該駆動用
コイルバネ7の付勢力により天面パターン形成体2を常
時昇降体1に対して下向きに付勢する。この天面パター
ン形成体2の上端側近傍の外周面の所定箇所には押圧部
としての係合突部2eを形成して、上記前側面パターン形
成体3の連結部3dに係合しうるようにする。
上記前側面パターン形成体3は、略L字状のレバーよ
りなり、その屈曲部3fに上記昇降体1に固定された支持
軸6を貫通させて該支持軸回りに前側面パターン形成体
3を正逆回転自在に支持する。前側面パターン形成体3
の下端3cの側面には、例えば硬度5〜50度のシリコンゴ
ム等の耐熱性のある弾性体からなる前側面パッド3aを備
えて、該前側面パッド3aにより、転写シート9の前側面
パターン9bをキーキャップ8の前側面側に押圧し、転写
シート9をその天面パターン9aと前側面用パターン9bと
の間の接辺で折曲させるとともに前側面用パターン9bの
周囲の切断線11を切断して上記前側面用パターン9bをキ
ーキャップ8の前側面に押圧して密着させるようにす
る。上記前側面パターン形成体3の屈曲部3fと下端3cと
の間の所定箇所には突出したバネ係止部3bを形成する。
上記復帰用コイルバネ5は、その一端を上記バネ係止部
3bに係止するとともに他端を昇降体1の係止突起10に係
止して、前側面パターン形成体3を第2図に示す押圧位
置Bから第1図に示す初期位置Aまで復帰するように常
時回転付勢する。上記前側面パターン形成体3の上端連
結部3dには軸方向沿いにくぼんだ凹部3eを形成し、該凹
部3e内にU字状の上記板バネ4を嵌合する。この板バネ
4の一端は上記凹部3e内の上面に係止し他端は上記凹部
3eより外部に突出させて、上記天面パターン形成体2の
係合突部2eに係合しうるようにする。
上記構成によれば、基台12上にキーキャップ8を載置
し、該キーキャップ8上方に転写シート9を配置する。
そして、キーキャップ8、上記天面パッド2e及び前側面
パッド3aを夫々加熱したのち、第2図に示すように、昇
降体1を基台12側に下降させ、天面パターン形成体2の
天面パッド2aを上記転写シート9の天面用パターン9aを
キーキャップ8の天面8aに押し付けて、天面パッド2a自
体がその弾性変形範囲内で変形し始める。このとき、同
時に、前側面パターン形成体3の前側面パッド3aで転写
シート9の前側面用パターン9bを基台12側に押し付け
る。上記昇降体1がさらに下降して天面パターン形成体
2の天面パッド2aが弾性変形しつつ転写シート9を介し
てキーキャップ8の天面8aを押圧していて、天面パター
ン形成体2がキーキャップ8によりその下降を阻止され
るようになると、該天面パターン形成体2が昇降体1に
対して逆に上方に移動するようになる。この天面パター
ン形成体2の上方への移動により、天面パターン形成体
2の係合突部2eが上記前側面パターン形成体3の板バネ
4の突出した端部に係合する。この板バネ4は、前側面
パターン形成体3がキーキャップ8の前側面8bを押圧し
ていない状態すなわち自在に回転できる状態では天面パ
ターン形成体2が接触した程度ではほとんど撓むことが
ない。従って、上記天面パターン形成体2の上昇によ
り、上記板バネ4を介して前側面パターン形成体3を復
帰用コイルバネ5の付勢力に抗しつつ第1図中時計回り
に回転させて前側面パッド3aをキーキャップ8の前側面
8bに接近させる。天面パターン形成体2が昇降体1に対
して上昇するに従い上記前側面パターン形成体3が支持
軸回りに回転し、前側面パッド3aが転写シート9の前側
面用パターン9bの周囲の切断線11を切断して該前側面用
パターン9bをキーキャップ8の前側面側に押し付ける。
さらに、天面パターン形成体2が上昇することにより、
前側面パターン形成体3の前側面パッド3aが転写シート
9の前側面用パターン9bを介してキーキャップ8の前側
面8aを押圧する。これにより、前側面パッド3aがその弾
性変形範囲内で変形し始め、転写シート9をキーキャッ
プ8の前側面8bに押圧する力が徐々に大きくなる。この
押圧力が所定の大きさになり、前側面パターン形成体3
によりキーキャップ8の前側面8bに対して過負荷が作用
しそうになるか、または天面パターン形成体2により上
記キーキャップ8の天面8aに過負荷が作用しそうになる
と、上記板バネ4が撓み始め、上記キーキャップ8の天
面8aまたは前側面8bに過負荷が作用するのを防止する。
なお、上記板バネ4は前側面パターン形成体3の凹部3e
内で0.5〜2.0mm程度撓むことができるようにするのが好
ましい。これは、これだけ板バネ4が撓むことができれ
ば、各パッド2a,3aが経時変化によりその厚みが減少し
ても、この板バネ4の撓み量が減少することにより、そ
の付勢力を各パターン形成体2,3に使用させてキーキャ
ップ8の各面に対する押圧力を所定力まで高めることが
できるからである。すなわち、上記板バネ4の撓み量だ
け、キーキャップ8の各面に対して過負荷が作用しない
限りにおいてさらに余分に押圧力を作用させることがで
きるのである。
上記キーキャップ8の天面8a及び前側面8bに夫々転写
シート9の天面用パターン9a及び前側面用パターン9bが
押圧されて密着すると、キーキャップ8、天面パッド2a
及び前側面パッド3aは予め加熱されているので、転写シ
ート9の各パターン9a,9bが加熱され、該各パターン9a,
9bの熱移行性染料が活性化される。熱移行性染料の活性
化状態が一定時間持続されると、熱移行性染料がキーキ
ャップ8の天面8a及び前側面8bに夫々移行して所定のパ
ターンが各面8a,8bに形成される。
上記各パターンがキーキャップ8に夫々形成される
と、昇降体1を上昇させて天面パッド2a及び前側面パッ
ド3aをキーキャップ8から離し、前側面パターン形成体
3を復帰用コイルバネ5の付勢力により初期位置Aまで
回転させられる一方、キーキャップ8から転写シート9
を離す。これにより、キーキャップ8に対するパターン
形成作業が終了する。
上記実施例によれば、天面パターン形成体2がキーキ
ャップ8の天面8aに接触してその下降が規制されると、
昇降体1に対して天面パターン形成体2が上昇し、最初
は板バネ4をさほど撓ませることなく前側面パターン形
成体3を押圧位置B側に回転駆動させ、前側面パッド3a
を転写シート9を介してキーキャップ8の前側面8bに押
圧し、キーキャップ8の天面8a及び前側面8bに対する押
圧力が夫々所定の押圧力に達して各面8a,8bに過負荷が
作用しそうになると、上記板バネ4が撓み始めてこれを
吸収するようにした。そして、使用中に上記天面パッド
2aが劣化するなどしてその厚みが減少して天面パターン
形成体2の上昇量が減少しても、あるいは側面パッド3a
が劣化によりその厚みが減少してキーキャップ8の側面
8bに対する押圧力が低下しても、上記板バネ4の撓み量
が減少して両パターン形成体2,3に付勢力を作用させる
ことにより、天面パターン形成体2を下降させて天面パ
ッド2aをキーキャップ8の天面8aに所定圧で押圧するこ
とができる一方、側面パターン形成体3を回転駆動させ
て側面パッド3aをキーキャップ8の側面8bに所定圧で押
圧することができる。従って、キーキャップ8の天面8a
及び側面8に適性な押圧力を作用させることができて、
各パターンを夫々確実に形成することができる。また、
上記天面パターン形成体2をキーキャップ8の天面8aに
押圧して該押圧力が所定値以上になり過負荷が作用しそ
うになると、上記板バネ4が撓むようにしたので、上記
キーキャップ8の天面8a及び前側面8bに過負荷が作用す
るのを効果的に防止することができる。さらに、天面パ
ターン形成体2の天面パッド2a及び前側面パターン形成
体3の前側面パッド3aにも過負荷が作用せず各パッドの
劣化を効果的に防止することができる。また、上記天面
パターン形成体2による押圧力がキーキャップ8の天面
8aに対して大きすぎる場合には上記板バネ4が撓むこと
によりこれを吸収することができるので、上記天面パッ
ド2aのシリコンゴム層を、厚みが小さくかつ硬度の高い
もの、すなわち寿命が長くかつ熱伝導性の高いものにす
ることができるとともに、天面パッド2aのキーキャップ
8の天面8aに対する押圧力の微調整が不要となり、調整
手間を省くことができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、その他種々の態様で実施できる。例えば、上記前側
面パターン形成体3の復帰機構として復帰用コイルバネ
5に限らず、ネジリバネで上記と同様な作用を行わせる
ようにしてもよい。また、上記前側面パターン形成体3
は、L字状板に限らず、支持軸6に嵌合する部分が円形
に形成された一定寸法の細長い板体でもよい。また、上
記板バネ4は、U字状に湾曲したもの限らず、単なる板
体で形成したり、あるいはコイルバネを上記天面パター
ン形成体2の係合突部2eと前側面パターン形成体3の連
結部3dとの間に縮装して同様な作用を行わせるようにし
てもよい。
発明の効果 上記構成によれば、天面パターン形成体がパターン形
成部材の天面に接触してその下降が規制されると、昇降
体に対して天面パターン形成体が上昇し、付勢部材を介
して前側面パターン形成体を押圧位置側に回転駆動さ
せ、上記前側面パッドを転写シートを介してパターン形
成部材の前側面に押圧し、パターン形成部材の天面及び
前側面に対する押圧力が夫々所定の押圧力に達して各面
に過負荷が作用しそうになると、上記付勢部材が撓み始
める一方、例えば、上記天面パッド等が劣化するなどし
てその厚みが減少して天面パターン形成体の上昇量が減
少し、側面パッドの押圧力が低下しても、上記付勢部材
の付勢力が両パターン形成体に作用することにより側面
パターン形成体を回転駆動して側面パッドをパターン形
成部材の側面に押圧させることができる。従って、天面
パッドによりパターン形成部材の天面に適性圧以上の大
きな押圧力を作用させることなく、パターン形成部材の
天面及び側面に適性な押圧力を作用させることができ
て、各パターンを夫々確実に形成することができる。ま
た、上記天面パターン形成体をパターン形成部材の天面
に押圧して該押圧力が所定値以上になり過負荷が作用し
そうになると、上記付勢部材が撓むようにしたので、上
記パターン形成部材の天面及び前側面に過負荷が作用す
るのを効果的に防止することができる。さらに、天面パ
ターン形成体の天面パッド及び前側面パターン形成体の
前側面パッドにも過負荷が作用せず各パッドの劣化を効
果的に防止することができる。また、上記天面パターン
形成体による押圧力がパターン形成部材の天面に対して
大きすぎる場合には上記付勢部材が撓むことによりこれ
を吸収することができるので、上記天面パッドを、厚み
が小さくかつ硬度の高いもの、すなわち寿命が長く熱伝
導性の高いものにすることができるとともに、天面パッ
ドのパターン形成部材の天面に対する押圧力の微調整が
不要となり、調整手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は夫々本発明の一実施例にかかるパターン形成
装置において昇降体が初期位置に位置した状態を示す一
部断面正面図及び昇降体がパターンを形成する押圧位置
まで下降した状態を示す正面図、第3図は転写シートの
底面図、第4,5図は夫々従来のパターン形成装置におい
て昇降体が初期位置に位置した状態を示す一部断面正面
図及び昇降体がパターン形成用押圧位置まで下降した状
態を示す正面図である。 1……昇降体、1a……長穴、1b……溝、2……天面パタ
ーン形成体、2a……天面パッド、2c……凹部、2d……ピ
ン、2e……係合突部、3……前側面パターン形成体、3a
……前側面パッド、3b……バネ係止部、3c……下端、3d
……連結部、3e……凹部、3f……屈曲部、4……板バ
ネ、5……復帰用コイルバネ、6……支持軸、7……天
面パターン形成体駆動用コイルバネ、8……キーキャッ
プ、8a……天面、8b……前側面、9……転写シート、9a
……天面用パターン、9b……前側面用パターン、9c……
基体シート、10……係止突起、11……切断線、12……基
台、A……初期位置、B……押圧位置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台(12)上のパターン形成部材(8)の
    上方に転写シート(9)を配置して、上記パターン形成
    部材(8)に対して昇降自在な昇降体(1)を下降さ
    せ、該昇降体(1)に上下動自在に支持された天面パタ
    ーン形成体(2)を下降させて、該天面パターン形成体
    下端の天面パッド(2a)で転写シート(9)の熱移行性
    染料よりなる天面用パターン(9a)を上記パターン形成
    部材(8)の天面(8a)に押圧するとともに、上記昇降
    体(1)の天面パターン形成体(2)が上記転写シート
    (9)を介して上記パターン形成部材(8)に接触して
    その下降が規制されたのち上記昇降体(1)に対して上
    昇するとき、上記天面パターン形成体(2)の押圧部
    (2e)が、上記昇降体(1)に回転自在に支持された側
    面パターン形成体(3)の連結部(3d)を押圧すること
    により上記昇降体(1)の復帰用付勢部材(5)の付勢
    力に抗して上記側面パターン形成体(3)を回転駆動し
    て、該側面パターン形成体(3)の下端側面の側面パッ
    ド(3a)で上記転写シート(9)の熱移行性染料よりな
    る側面用パターン(9b)を上記パターン形成部材(8)
    の側面(8b)に押圧し、上記パターン形成部材(8)の
    天面(8a)及び側面(8b)に上記各パターン(9a,9b)
    を夫々形成するようにしたパターン形成装置において、 上記天面パターン形成体(2)の押圧部(2e)と上記側
    面パターン形成体(3)の連結部(3d)との間に付勢部
    材(4)を介在させて、上記天面パターン形成体(2)
    の上記昇降体(1)に対する上昇動作により上記天面パ
    ターン形成体(2)の押圧部(2e)が上記付勢部材
    (4)を介して上記側面パターン形成体(3)の連結部
    (3d)を押圧して該側面パターン形成体(3)を上記昇
    降体(1)に対して回転駆動させる一方、上記付勢部材
    (4)の付勢力により、上記側面パターン形成体(3)
    の側面パッド(3a)を上記パターン形成部材(8)の側
    面(8b)に上記転写シート(9)を介して押圧付勢可能
    にしたことを特徴とするパターン形成装置。
  2. 【請求項2】上記付勢部材は板バネ(4)よりなる特許
    請求の範囲第1項に記載のパターン形成装置。
  3. 【請求項3】上記付勢部材の板バネ(4)は、上記側面
    パターン形成体(3)の連結部(3d)の凹部(3e)内に
    収納され、かつ上記板バネ(4)の一端が上記凹部内面
    に係止されるとともに他端が上記凹部(3e)より外方に
    突出して上記天面パターン形成体(2)の押圧部(2e)
    に接触可能とした特許請求の範囲第2項に記載のパター
    ン形成装置。
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