JPH08294526A - 粒状消臭剤の製造方法および粒状消臭剤 - Google Patents

粒状消臭剤の製造方法および粒状消臭剤

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JPH08294526A
JPH08294526A JP7101271A JP10127195A JPH08294526A JP H08294526 A JPH08294526 A JP H08294526A JP 7101271 A JP7101271 A JP 7101271A JP 10127195 A JP10127195 A JP 10127195A JP H08294526 A JPH08294526 A JP H08294526A
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JP
Japan
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granular deodorant
deodorant
granular
cation exchange
exchange resin
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Pending
Application number
JP7101271A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Shirai
汪芳 白井
Tsutomu Okajima
勤 岡島
Kayoko Miyamoto
佳代子 宮本
Tadashi Tanaka
正 田中
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PANATSUKU KK
Original Assignee
PANATSUKU KK
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多くの金属イオンを安定して吸着することが
でき、消臭性能の高い粒状消臭剤の製造方法および粒状
消臭剤を提供する。 【構成】 粒状消臭剤の製造方法は、金属塩0.1〜1
0重量%を水溶液にして、カチオン交換樹脂90〜9
9.9重量%を混合し、沈殿する固形成分を濾別し、水
洗いしてから乾燥する。前記金属塩は、銅(II)塩であ
る。粒状消臭剤は、金属イオン0.04〜4.3重量%
がカチオン交換樹脂粒に吸着されている。前記金属イオ
ンは、銅(II)イオンである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、悪臭を消す消臭性能を
有する金属イオンを利用した粒状消臭剤の製造方法およ
び粒状消臭剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】悪臭を発する物質としてチオール系やア
ミン系の物質がある。これらの悪臭物質と錯塩を形成す
ることにより、吸着して脱臭する性質を持つ物質として
銅(II)イオンなどの金属イオンがある。金属イオンは
そのままでは安定して存在することができないため、金
属イオンを消臭剤として使用するには、繊維や樹脂に錯
体を形成することにより吸着させて使用することが多か
った。しかしながら、この錯体は著しく安定性が低く、
繊維や樹脂が金属イオンを吸着する量も少なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため繊維や樹脂に
低分子配位子を導入し、この配位子に重金属イオンを吸
着させて金属イオンの安定性を高め、多くの金属イオン
を吸着させていたが十分ではなかった。
【0004】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、多くの金属イオンを安定して吸着することが
でき、消臭性能の高い粒状消臭剤の製造方法および粒状
消臭剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の粒状消臭剤の製造方法は、金属塩
0.1〜10重量%を水溶液にして、カチオン交換樹脂
90〜99.9重量%を混合し、沈殿する固形成分を濾
別し、水洗いしてから乾燥する。前記金属塩は、銅(I
I)塩であることが好ましい。前記金属塩の量は、1〜
5重量%であるとさらに好ましい。
【0006】前記の目的を達成するためになされた本発
明の粒状消臭剤は、金属イオン0.04〜4.3重量%
がカチオン交換樹脂粒に吸着されている。前記金属イオ
ンは、銅(II)イオンであることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明の方法により粒状消臭剤を製造すると、
金属イオンとカチオン交換樹脂のカチオン交換基は化学
結合するため、一旦吸着された金属イオンは容易に脱離
することがなく、安定している。
【0008】
【発明の効果】本発明の方法により粒状消臭剤を製造す
ると、多くの金属イオンを安定して吸着することがで
き、消臭性能の高い粒状消臭剤を得ることができる。し
かも吸着剤としてカチオン交換樹脂を使用しているた
め、特に塩基性臭気に対する消臭性能が高い粒状消臭剤
を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0010】実施例 酢酸銅(II)二水和物0.1gを純水に溶解し、この水
溶液にカチオン交換樹脂としてアンバーライト200C
を1.5g加え、撹拌機で4時間室温下で撹拌混合し
た。この混合液を吸引濾過器で濾別し水洗いした後、沈
殿する固形成分を100℃で3時間乾燥し、粒状消臭剤
を得た。
【0011】得られた粒状消臭剤について消臭性能試験
を行った。2リットルのテドラーバック中に粒状消臭剤
0.1gを入れ、初期濃度200ppmの硫化水素ガス
またはアンモニアガスを満たし、定時間毎にこのガスを
僅かに取り出して、ガス検知管で残留ガス濃度を測定し
た。
【0012】まず初期濃度200ppmの硫化水素ガス
を使用して消臭性能試験を行ったところ、2時間後の濃
度は1.0ppm、3時間後にはほとんど検知されなか
った。さらに初期濃度200ppmのアンモニアガスを
使用して消臭性能試験を行ったところ、2時間後の濃度
は1.8ppm、3時間後にはほとんど検知されなかっ
た。
【0013】比較例 金属イオンを吸着していないカチオン交換樹脂に、実施
例と同様に消臭性能試験を行ったところ、初期濃度20
0ppmの硫化水素ガスを使用した3時間後の濃度は1
80ppm、初期濃度200ppmのアンモニアガスを
使用した3時間後の濃度は36ppmであった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属塩0.1〜10重量%を水溶液にし
    て、カチオン交換樹脂90〜99.9重量%を混合し、
    沈殿する固形成分を濾別し、水洗いしてから乾燥するこ
    とを特徴とする粒状消臭剤の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記金属塩が銅(II)塩であることを特
    徴とする請求項1に記載の粒状消臭剤の製造方法。
  3. 【請求項3】 金属イオン0.04〜4.3重量%がカ
    チオン交換樹脂粒に吸着されていることを特徴とする粒
    状消臭剤。
  4. 【請求項4】 前記金属イオンが銅(II)イオンである
    ことを特徴とする請求項3に記載の粒状消臭剤。
JP7101271A 1995-04-25 1995-04-25 粒状消臭剤の製造方法および粒状消臭剤 Pending JPH08294526A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200042142A (ko) * 2018-10-15 2020-04-23 이동희 폐기되는 양이온교환수지를 재활용하여 탈취제로 활용하는 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200042142A (ko) * 2018-10-15 2020-04-23 이동희 폐기되는 양이온교환수지를 재활용하여 탈취제로 활용하는 방법

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