JPH08294425A - 家具固定具 - Google Patents

家具固定具

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JPH08294425A
JPH08294425A JP10103195A JP10103195A JPH08294425A JP H08294425 A JPH08294425 A JP H08294425A JP 10103195 A JP10103195 A JP 10103195A JP 10103195 A JP10103195 A JP 10103195A JP H08294425 A JPH08294425 A JP H08294425A
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JP
Japan
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furniture
screw shaft
pair
shaft portion
screw
Prior art date
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JP10103195A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Miyake
啓史 三宅
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COSMO BEAUTY KK
Cosmo Beauty Co Ltd
Original Assignee
COSMO BEAUTY KK
Cosmo Beauty Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】家具固定具の当接板部を当接させるための天井
面などの所望の部位が多少傾斜しているような場合であ
っても、家具の転倒防止を適切に行うことができるよう
にする。 【構成】支持杆1と、この支持杆1の長手方向両端部に
設けられた一対の雌ねじ部10に螺合可能なねじ軸部2
0の一端部に当接板部21が連設されている一対の当接
体2,2と、一対のロックナット3,3とを具備し、上
記一対の当接体2,2の少なくともいずれか一方は、こ
の当接体2のねじ軸部20が上記支持杆1の雌ねじ部1
0に螺合された状態において上記支持杆1の長手方向に
沿う軸心線に対して所定の角度範囲で揺動可能であると
ともに、上記一対のロックナット3,3の少なくともい
ずれか一方は、上記揺動可能な当接体2のねじ軸部20
に外嵌して螺合された状態においてこのねじ軸部20の
長手方向に沿う軸心線に対して所定の角度範囲で揺動可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、家具固定具、さらに
詳しくは、地震発生時にタンス、食器棚、本棚などの家
具類が転倒するのを防止するのに用いられる家具固定具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の家具固定具としては、た
とえば実開昭55−104950号公報に所載のものが
ある。この従来のものは、本願の図8に示すように、第
1のパイプ材6の両端部に互いに逆ねじとなる2つの雄
ねじ部60,60を形成した上で、これら2つの雄ねじ
部60,60のそれぞれに第2のパイプ材61,61を
螺合連結し、さらにこれら第2のパイプ材61,61に
は、フランジ状の当接板部62を備えた第3のパイプ材
63,63を螺合連結させたものである。
【0003】このような構成によれば、中央の第1のパ
イプ材6を回転させることにより、この第1のパイプ材
6の両端部において第2のパイプ材61,61を同時に
螺進退させることができるために、これらパイプ材全体
の寸法L2を任意に伸縮調整することが可能である。し
たがって、この家具固定具を、たとえばタンスなどの家
具8の上側に配置し、この家具固定具の全長寸法を調整
することにより、その上下両端に位置する当接板部6
2,62を家具8の上面80とその上方に位置する家屋
の天井面9とにそれぞれ当接させて家具8を突っ張るこ
とができ、家具8の転倒防止を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものは、実際の使用に際して次のような難点を生じ
ていた。
【0005】すなわち、上記従来のものは、家具固定具
の全長L2が伸縮調整できるように、単に複数本のパイ
プ材6,61,63を螺合連結させたものに過ぎず、上
下両端に位置する当接板部62,62を傾斜させるよう
なことはできない。一方、家屋の天井面9などは、常に
正確な水平面に形成されているとは限らず、傾斜してい
る場合もある。
【0006】したがって、従来では、たとえば図9に示
すように、家屋の天井面9が傾斜している場合には、も
はやこの天井面9に対して上側の当接板部62の全面を
適切に当接させることができない。これでは、家具固定
具によって家具8を適切に突っ張ることができず、家具
8の転倒防止が適切に図れない。上記従来の家具固定具
は、結局、家具8の上面80と天井面9とがともに水平
面となっている場合にしか使用することができず、この
点で不便を生じていた。
【0007】なお、かかる難点を解消する手段として
は、たとえば当接板部62の面積を非常に小さすること
によって、当接板部62の全面をできる限り天井面9に
当接させるようにすることが考えられる。ところが、こ
のような手段を採用したのでは、天井面9や家具8の上
面80に対して当接板部62が滑りを生じ易くなる他、
これら天井面9や家具8の上面80に対して家具固定具
自体が傾斜して取付けられる可能性も高くなる。したが
って、天井面9と家具8の上面80との両者間から家具
固定具が不用意に外れ易くなるという不具合が生じる。
また、天井面9や家具8の上面80との接触面積が小さ
いと、この当接板部62と接触する天井面9や家具8の
上面80が破損し易くなる難点も生じる。このように、
結局、家具固定具の当接板部62の面積はある程度大き
くする必要があるために、当接板部62を小さくするこ
とによって天井面9の傾斜に対処することは事実上困難
である。
【0008】さらに、上記従来の家具固定具は、複数の
パイプ材どうしを単に螺合連結させているだけであるか
ら、これらの各連結部のねじ部に緩みが生じ易くなると
いう虞れもあった。すなわち、家具固定具を家具8と天
井面9との両者間で強く突っ張らせて取付けていても、
その後家具8の扉の開閉などに原因して家具8に振動が
繰り返して生じると、この振動によってパイプ材のねじ
部の連結が緩みを生じる虞れがあった。その結果、従来
では、このようなねじ部の緩みに原因し、家具の転倒防
止を適切に図ることができなくなるという難点もあっ
た。
【0009】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、家具固定具の当接板部を当接さ
せるための天井面などの所望の部位が多少傾斜している
ような場合であっても、家具の転倒防止を適切に行うこ
とができるようにすることをその課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0011】すなわち、本願の請求項1に記載の発明
は、互いに逆ねじとなる一対の雌ねじ部が長手方向両端
部に設けられているパイプ状の支持杆と、この支持杆の
上記一対の雌ねじ部にそれぞれ螺合可能な雄ねじを形成
したねじ軸部の一端部に、家具または天井面などの所望
の部位へ当接させるための当接板部が連設されている一
対の当接体とを備えた、家具固定具であって、上記一対
の当接体のそれぞれのねじ軸部に外嵌して螺合される一
対のロックナットを具備し、かつ、上記一対の当接体の
少なくともいずれか一方は、この当接体のねじ軸部が上
記支持杆の雌ねじ部に螺合された状態において上記支持
杆の長手方向に沿う軸心線に対して所定の角度範囲で揺
動可能であるとともに、上記一対のロックナットの少な
くともいずれか一方は、上記揺動可能な当接体のねじ軸
部に外嵌して螺合された状態においてこのねじ軸部の長
手方向に沿う軸心線に対して所定の角度範囲で揺動可能
であることを特徴としている。
【0012】本願の請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の家具固定具において、上記一対の当接体の
少なくともいずれか一方は、そのねじ軸部が上記支持杆
の雌ねじ部に対して緩く嵌合して螺合するように形成さ
れていることにより、上記支持杆の長手方向に沿う軸心
線に対して揺動可能であるとともに、上記一対のロック
ナットの少なくともいずれか一方は、上記ねじ軸部に緩
く外嵌して螺合するように形成されていることにより、
上記ねじ軸部の長手方向に沿う軸心線に対して揺動可能
であることを特徴としている。
【0013】本願の請求項3に記載の発明は、上記請求
項2に記載の家具固定具において、上記支持杆の各雌ね
じ部は、上記各当接体のねじ軸部よりも短い寸法に形成
されており、かつ、上記支持杆の各雌ねじ部よりも長手
方向内側の内部には、上記雌ねじ部の内径および上記ね
じ軸部の外径よりも大径の孔部が形成されていることを
特徴としている。
【0014】本願の請求項4に記載の発明は、互いに逆
ねじとなる一対の雌ねじ部が両端部に設けられているパ
イプ状の支持杆と、この支持杆の上記一対の雌ねじ部に
それぞれ螺合可能な雄ねじを形成したねじ軸部の一端部
に、家具または天井面などの所望の部位へ当接させるた
めの当接板部が連設されている一対の当接体とを備え
た、家具固定具であって、上記一対の当接体のそれぞれ
のねじ軸部に外嵌して螺合される一対のロックナットを
具備し、かつ、上記一対の当接体のうち少なくともいず
れか一方の当接体の当接板部は、この当接体のねじ軸部
の一端部に揺動可能に連結されていることを特徴として
いる。
【0015】本願の請求項5に記載の発明は、上記請求
項3または4に記載の家具固定具において、上記各当接
体の当接板部の外面には、この当接板部よりも軟質の合
成樹脂製またはゴム製の滑り止め部材が取付けられてい
ることを特徴としている。
【0016】
【発明の作用および効果】上記請求項1に記載の発明で
は、支持杆の両端部に設けられている雌ねじ部のそれぞ
れに一対の当接体の各ねじ軸部を螺合させて上記支持杆
の両端部に当接体を連結させた組立状態においては、上
記支持杆を回転させることによって上記各当接体のねじ
軸部をこの支持杆に対して螺進退させることができ、家
具固定具全体の寸法を任意に伸縮調整できる。したがっ
て、この家具固定具の伸縮調整することによって、この
家具固定具を家具とその上方の天井面などとの相互間に
突っ張り状態で配置させることにより、これら両者間に
家具固定具を固定させることができ、従前と同様に、こ
の家具固定具の突っ張り力によって家具の転倒防止を図
ることができる。
【0017】このような家具固定具の組立て使用時にお
いては、上記一対の当接体の少なくともいずれか一方
は、上記支持杆の長手方向に沿う軸心線に対して所定の
角度範囲で揺動可能であるために、たとえば家具の上方
に位置する天井面が傾斜している場合には、上記当接体
を揺動させることによって、この当接体の全面または略
全面を上記傾斜している天井面へ適切に当接させること
ができることとなる。すなわち、当接板部を当接させる
ための所望の部位が多少傾斜していても、当接板部の面
積を不当に小さくするような手段を採用することなく、
当接体の当接板部の全面または略全面を所望の部位へ適
切に当接させることが可能となる。したがって、従来と
は異なり、たとえば傾斜状の天井面の下方に家具を配置
したような場合であっても、この家具と天井面との相互
間に家具固定具を適切に突っ張らせて固定配置させるこ
とができ、この家具の転倒防止を図ることができる。
【0018】一方、上記当接体のねじ軸部には、ロック
ナットを外嵌して螺合させることができるが、このロッ
クナットは、上記ねじ軸部に外嵌螺合させた状態におい
てこのねじ軸部の長手方向に沿う軸心線に対して所定の
角度範囲で揺動可能であるために、上述したように当接
体を支持杆に対して傾斜させている場合であっても、こ
のロックナットを締付けることができ、このロックナッ
トの締付けによって上記ねじ軸部と支持杆とが不用意に
相対回転するようなことを防止することができる。
【0019】したがって、家具の扉の開閉などに原因
し、家具に頻繁な振動が発生するような事態を生じて
も、このような事態に原因して、家具固定具による家具
の固定状態が容易に解除されるようなことを防止でき、
傾斜状の天井面の下方に配置された家具の転倒防止を一
層確実に図ることができるという効果が得られる。
【0020】なお、上記一対の当接体の双方を支持杆の
長手方向に沿う軸心線に対して揺動可能にすれば、一つ
の当接体のみが揺動可能な場合に比べると、1つの当接
体が揺動し得る角度を実質的には2倍に拡大させること
が可能となる。したがって、天井面が大きな角度で傾斜
している場合に、より一層好適なものにできるという利
点が得られる。
【0021】請求項2に記載の発明では、当接体のねじ
軸部を支持杆の雌ねじ部に対して緩く嵌合して螺合する
ように形成することにより当接体の所定の揺動を可能に
しているとともに、ロックナットをねじ軸部に緩く外嵌
して螺合するように形成することによりこのロックナッ
トの所定の揺動を可能にしているために、これら当接体
やロックナットを揺動させるための操作は非常に容易で
あり、何ら特別な工具や操作を必要とすることなく、家
具固定具を所定の位置へセッティングすることができ
る。また、家具固定具の全体の構造が嵩張るようなこと
もなく、その取扱いに優れるという利点も得られる。さ
らに、当接体のねじ軸部を支持杆の雌ねじ部に対して緩
く嵌合して螺合させたり、あるいはロックナットをねじ
軸部に緩く外嵌して螺合させるためには、たとえば相互
に螺合するねじのうち、一方の雌ねじ側のねじ径をたと
えば通常のねじ径よりも若干寸法だけ大きく形成するな
どの加工を行うだけでよいから、その製作も容易であ
り、家具固定具の製作コストが高価になるような難点も
適切に回避できるという利点も得られる。
【0022】請求項3に記載の発明では、支持杆の雌ね
じ部がこの雌ねじ部に螺合する当接体のねじ軸部よりも
短い寸法に形成されているために、当接体のねじ軸部の
全体が雌ねじ部に螺合する場合とは異なり、当接体のね
じ軸部の一部を支持杆によって支持するのと同様な構造
となり、当接体のねじ軸部と支持杆の雌ねじ部とのねじ
の遊びによって当接体のねじ軸部が揺動する寸法を大き
くすることが可能となる。また、上記支持杆の雌ねじ部
よりも長手方向内側の内部には、上記雌ねじ部の内径お
よび上記ねじ軸部の外径よりも大径の孔部が形成されて
いるために、当接体のねじ軸部が上記支持杆の雌ねじ部
に挿通し、このねじ軸部の先端部が上記支持杆の孔部内
に配置された場合であっても、このねじ軸部の先端部は
支持杆の長手方向と直交する方向へ移動可能な状態とな
り、当接体の揺動動作を適切に行わせることが可能とな
る。したがって、当接体のねじ軸部を支持杆の雌ねじ部
に対して緩く嵌合させて螺合させる場合に、さほどこれ
ら両者のねじの遊び量を大きく設定していない場合であ
っても、当接体の揺動量を大きくできることとなる。そ
の結果、当接体と支持杆との螺合連結を適切に図りつ
つ、当接体の揺動量を大きくできるという利点が得られ
る。
【0023】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載の本願発明に係る家具固定具の場合と同様に、支持杆
の両端部に設けられている雌ねじ部のそれぞれに当接体
のねじ軸部を螺合させ、上記支持杆の両端部に当接体を
連結させた組立て状態において、上記支持杆を回転させ
ることにより上記ねじ軸部をこの支持杆に対して螺進退
させることができ、家具固定具全体の寸法を任意に伸縮
調整できる。したがって、家具とその上方の天井面など
との相互間に突っ張り状態で固定配置させることによ
り、やはり家具の転倒防止が図れる。
【0024】このような家具固定具の組立状態におい
て、一対の当接体のうちいずれか一方の当接体の当接板
部は、ねじ軸部に対して揺動可能であるから、この当接
板部を当接させるための所望の部位が傾斜している場合
には、この当接板部を揺動させることによってその全面
または略全面を上記所望の部位に当接させることができ
る。したがって、たとえば傾斜状の天井面の下方に家具
を配置したような場合であっても、この家具の転倒防止
を図ることができる。
【0025】また、上記当接体のねじ軸部には、ロック
ナットを外嵌して螺合させることができるために、この
ロックナットをねじ軸部に締付けることにより、このね
じ軸部と支持杆との緩み止めを図ることもできる。した
がって、家具に扉の開閉などに原因して多少の振動が繰
り返して生じる場合であっても、やはりこのような事態
に原因して、家具固定具による家具の固定状態が容易に
解除されるようなことを防止でき、請求項1の場合と同
様に、傾斜状の天井面の下方に配置された家具の転倒防
止を図ることができるという効果が得られる。なお、請
求項1の場合とは異なり、当接体のねじ軸部は揺動させ
る必要がないため、ロックナットをねじ軸部に対して揺
動可能に形成する必要はないという利点が得られる。
【0026】請求項5に記載の発明では、各当接体の当
接板部の外面には、この当接板部よりも軟質の合成樹脂
製またはゴム製の滑り止め部材が取付けられているため
に、当接板部を家具の上面や天井面などの所望の部位に
当接させるときには、上記滑り止め部材によって滑り止
めを図ることができる。したがって、家具固定具の取付
けを安定させることができ、家具の転倒防止を一層確実
なものにできるという効果が得られる。
【0027】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0028】図1は、本願発明に係る家具固定具Aの第
1実施例を示す断面図である。図2は、その分解斜視図
である。
【0029】この家具固定具Aは、パイプ状の支持杆
1、この支持杆1の長手方向両端部に螺合連結される一
対の当接体2,2、これら一対の当接体2,2の各ねじ
軸部20に外嵌して螺合される一対のロックナット3,
3、および上記当接体2,2の各当接板部21に取付け
られる一対の滑り止め部材4,4などを具備して構成さ
れている。
【0030】上記支持杆1は、金属製などの硬質のパイ
プ11と、このパイプ11の両端開口部12,12のそ
れぞれに嵌入して固定された金属製のナット部材13,
13とから構成されている。各ナット部材13の内周面
には雌ねじ部10が形成されており、これにより上記支
持杆1の長手方向両端部には、雌ねじ部10,10が部
分的に設けられている。ただし、これら雌ねじ部10,
10のねじ方向は互いに逆方向であり、一方が右ねじで
あれば、他方は左ねじとなっている。したがって、これ
ら雌ねじ部10,10に当接体2,2の各ねじ軸部20
が螺合連結されている状態において、支持杆1を矢印c
方向に沿って回転させると、これら当接体2,2のそれ
ぞれを矢印d方向に沿って互いに逆方向へ同時に螺進退
させることができる。なお、本願発明は、上記雌ねじ部
10の形成手段としては、上記ナット部材13をパイプ
11に嵌入させる手段に代えて、パイプ11の開口部に
直接雌ねじ部10を加工してもよいことは勿論である。
【0031】上記各雌ねじ部10の寸法Lは、当接体2
のねじ軸部20の長さLaに比較してかなり短い寸法に
形成されている。たとえば上記当接体2のねじ軸部20
の長さLaが160mmであるのに対し、この雌ねじ部
10の寸法Lは15mm程度である。また、上記雌ねじ
部10よりも支持杆1内の長手方向内側には、孔部14
が形成されているが、この孔部14の内径Daは、上記
ねじ軸部20の外径ならびに上記雌ねじ部10の内径よ
りも大径である。したがって、ねじ軸部20が支持杆1
内に挿入されたときには、このねじ軸部20と支持杆1
の内周面との相互間には、後述のねじ軸部20の揺動動
作を許容するための適当な隙間Sが形成される。
【0032】上記一対の当接体2,2は、平板状に形成
された金属製などの硬質部材からなる当接板部21と、
この当接板部21の一側面の略中央部に一端部が固定し
て連結されたねじ軸部20とから構成されている。上記
当接板部21には、必要に応じて補強用のリブ22が形
成される。また、上記ねじ軸部20には、上記支持杆1
の雌ねじ部10に螺合可能な雄ねじがその全長または略
全長にわたって形成されている。ただし、このねじ軸部
20は、上記雌ねじ部10との相対関係において、上記
雌ねじ部10に対して緩く嵌合して螺合するように形成
されている。
【0033】このような関係は、たとえば図3に示すよ
うに、雌ねじ部10をいわゆるオーバータップ気味に形
成することによって、その谷の径D1や内径D2を、ね
じ軸部20の雄ねじの外径d1や谷の径d2よりも大き
くし、これら雌ねじと雄ねじとの両者間に遊びをもたせ
ることにより設定することが可能である。より具体的に
は、上記ねじ軸部20を雌ねじ部10に螺合させた状態
においては、図4に示すように、上記ねじ軸部20の軸
心線C2が支持杆1の長手方向軸心線C1を中心として
所望の角度αの範囲で任意に揺動し得るように、上記雌
ねじ部10とねじ軸部20との両者間にねじの遊びが設
けられている。むろん、このねじの遊びは、雌ねじ部1
0とねじ軸部20との螺合連結に支障を生じない範囲で
設けられている。
【0034】また、上記ねじ軸部20の最大揺動角度α
は、上記したねじの遊び寸法に左右されるだけではな
く、他の条件にも左右される。すなわち、上記ねじ軸部
20を支持する雌ねじ部10の寸法Lが小さいほど、雌
ねじ部10の揺動角度αを大きくとることができるが、
本実施例では、上記寸法Lを小さくしているために、上
記雌ねじ部10の揺動角度αを大きく設定することが可
能である。さらに、図3に示すように、ねじ軸部20が
雌ねじ部10内を挿通することにより、このねじ軸部2
0の下端先端部が支持杆1内の孔部14内に配置される
場合があるが、この孔部14の内周面とねじ軸部20と
の相互間には、隙間Sが形成されていることにより、こ
の孔部14内においてねじ軸部20の先端部が揺動し得
る空間を確保できることとなる。したがって、本実施例
では、ねじ軸部20と雌ねじ部10とのねじの遊びをさ
ほど大きくすることなく、当接体2の最大揺動角度αを
大きくすることが可能である。
【0035】上記一対のロックナット3,3は、上記一
対の当接体2,2の各ねじ軸部20に外嵌して螺合され
るものであり、その内周面にはねじ軸部20のおねじに
螺合する雌ねじ30が形成されている。また、各ロック
ナット3の外周面にはこのロックナット3を手で締付け
るときの滑り止めとなるローレット溝なども適宜設けら
れている。上記各ロックナット3は、上記当接体2のね
じ軸部20との相対関係において、各ロックナット3が
上記ねじ軸部20に対して緩く外嵌して螺合するように
形成されている。これは、図3において、上記支持杆1
の雌ねじ部10とねじ軸部20との関係の場合と同様
に、たとえばロックナット3の雌ねじ30の谷の径D3
や内径D4を、ねじ軸部20の雄ねじの外径d1や谷の
径d2よりも大きくし、これら雌ねじと雄ねじとの両者
間に遊びをもたせることによって設定することが可能で
ある。
【0036】より具体的には、上記ロックナット3がね
じ軸部20が外嵌して螺合された状態においては、この
ロックナット3が、ねじ軸部20の軸心線C2に対して
所望の角度βの範囲で任意に揺動し得るように、ねじの
遊びが設けられている。したがって、たとえば図4に示
すように、ねじ軸部20が傾斜した状態では、本来なら
ば、このねじ軸部20に螺合しているロックナット3を
適切に締付けることは困難であるものの、本実施例にお
いては、上記ロックナット3をねじ軸部20に相対させ
て揺動させることによって、同図に示すように、このロ
ックナット3の側面31の全面がナット部材13の外側
面13aに当接するように充分に締付けることが可能と
なる。
【0037】図1および図2において、上記一対の滑り
止め部材4,4は、当接板部21を家具や天井面に当接
させるときの滑り止めの役割りを果たすものである。こ
れらの各滑り止め部材4は、上記当接体2の当接板部2
1よりも軟質の合成樹脂製またはゴム製であり、その平
面形状はたとえば上記当接板部21と同様な平面形状に
形成されている。各滑り止め部材4の一側面には、突起
部40が適宜設けられており、この突起部40を上記当
接板部21に形成されている孔部23に嵌入させるなど
して上記当接板部21への固定が図られている。また、
これら滑り止め部材4と当接板部21との固定手段とし
ては、接着剤などを用いることも可能である。
【0038】次に、上記構成の家具固定具Aの使用例な
らびに作用について説明する。
【0039】まず、この家具固定具Aは、たとえば図5
に示すように、タンスなどの家具8上に配置させること
によって、その転倒防止に用いる。具体的には、まずこ
の家具固定具Aを家具8上に配置してから、支持杆1を
回転し、その全長高さを調整する。支持杆1の両端部に
螺合連結された上下一対の当接体2,2は、支持杆1の
回転操作によって上下方向に沿って同時に螺進退し、こ
れによって家具固定具Aの全長高さを伸縮させることが
できる。また、この伸縮調整によって、家具8の上面8
0とその上方の天井面9との両者に当接板部21,21
の外面に装着されている滑り止め部材4,4をそれぞれ
当接させることができる。この家具固定具Aは、このよ
うに家具8の上面80とその上方の天井面9との相互間
に突っ張り状態で配置されることにより固定され、この
家具固定具Aの突っ張り力により家具8の浮き上がりが
防止され、その転倒防止が図られる。
【0040】上記のような家具転倒防止を図る場合にお
いて、天井面9が所定の角度θで傾斜している場合があ
るが、この家具固定具Aは、このような場合にも対処可
能である。すなわち、各当接体2は、図4で説明したよ
うに、そのねじ軸部20が支持杆1の雌ねじ部10に対
して緩く嵌合して螺合していることにより、支持杆1に
相対させて揺動させることができるために、上側の当接
体2を支持杆1に相対させて揺動させて傾斜させること
によって、この上側の当接体2を傾斜状の天井面9に沿
わせて適切に当接させることが可能である。
【0041】また、この上側の当接体2のねじ軸部20
に螺合している上側のロックナット3は、やはり図4で
説明したように、ねじ軸部20に相対させて揺動させる
ことができるために、上記ねじ軸部20が支持杆1に対
して多少傾斜していても、このロックナット3を適切に
締付けることが可能である。これにより、上記ねじ軸部
20とこれに螺合する支持杆1の上側の雌ねじ部10と
のねじの締付けの緩みを防止することができる。
【0042】一方、下側の当接体2については、通常ど
おり、家具8の水平な上面80に当接させることがで
き、また下側のロックナット3の締付けによって支持杆
1に対する下側の当接体2の締付けに緩みが生じること
も回避できる。
【0043】したがって、天井面9が多少傾斜している
場合であっても、天井面9と家具8との両者間に家具固
定具Aを適切に取付けて、家具8の適切な転倒防止を図
ることができる。家具8の扉が開閉され、この家具8に
頻繁に振動が生じても、支持杆1に対する当接体2,2
の螺合連結の締付けが緩みを生じる虞れも少なくでき、
家具8の転倒防止を長期間にわたって図ることが可能で
ある。
【0044】また、上記の例では、天井面9のみが傾斜
し、家具8の上面80が水平面である場合を説明した
が、上記家具固定具Aは、これに限定されず、たとえば
これとは逆に、家具8の上面80が傾斜し、かつ天井面
9が水平面の場合にも適用できることは言うまでもな
い。さらに、この家具固定具Aでは、上下2つの当接体
2,2の双方を支持杆1に対して揺動させて傾斜させ、
かつロックナット3,3による締付けを行うことができ
るため、家具8の上面80と天井面9の双方が傾斜して
いる場合にも適切な家具転倒防止が図れることとなる。
【0045】むろん、この家具固定具Aは、図6に示す
ように、天井面9および家具8の上面80の双方が水平
面である場合にも用いることが可能である。この場合で
あっても、各当接体2のねじ軸部20に螺合されている
ロックナット3を締付けることにより、支持杆1と各当
接体2との螺合連結の締付けが容易に解除されることが
防止される。
【0046】なお、上記実施例では、2つの当接体2,
2の双方を支持杆1に相対して揺動可能にしているが、
本願発明は必ずしもこのように形成する必要はない。2
つの当接体2,2のうちいずれか一方のみが揺動可能で
あってもかまわない。
【0047】図7は、本願発明に係る家具固定具Aaの
第2実施例を示す断面図である(なお、第1実施例と同
一部位は同一符号で示す)。
【0048】この家具固定具Aaは、上記第1実施例の
家具固定具Aと同様に、長手方向両端部に雌ねじ部10
A,10Aを形成した支持杆1A、この支持杆1Aに螺
合連結される一対の当接体2A,2A、一対のロックナ
ット3A,3A、および滑り止め部材4,4などを具備
して構成されているが、上記各当接体2Aのねじ軸部2
0Aと当接板部21Aとは、揺動自在なコネクタ7を介
して相互に連結されている。このコネクタ7は、球面体
70とこの球面体70の球状外面71に球面摺動可能に
嵌合する球状凹面体72とから構成されたものであり、
これら両者70,72のうち一方が当接板部21Aに取
付けられているとともに、他方がねじ軸部20Aに取付
けられている。この結果、上記当接板部21Aは、矢印
aに示すように、ねじ軸部20Aに相対して揺動自在で
ある。
【0049】上記構成の家具固定具Aaにおいては、一
対の当接板部2A,2Aの各当接板部21Aが各ねじ軸
部20Aに相対して揺動自在であるから、家具の上面ま
たは天井面が傾斜していても、当接板部21Aを揺動さ
せることによってこの当接板部21Aに装着されている
滑り止め部材4を家具の上面または天井面に適切に当接
させることができる。
【0050】一方、上記家具固定具Aaでは、各当接体
2Aのねじ軸部20Aは、支持杆1Aの矢印c1方向の
回転操作によって支持杆1Aの長手方向(矢印d1方
向)に沿って螺進退するだけでよく、第1実施例の場合
とは異なり、各当接体2Aのねじ軸部20Aを支持杆1
Aに対して揺動可能に設ける必要がない。さらに、これ
に伴い、ロックナット3Aをねじ軸部20Aに対して揺
動可能に設ける必要もない。したがって、当接体2Aの
ねじ軸部20Aと支持杆1Aの雌ねじ部10Aとの両
者、ならびにねじ軸部20Aとロックナット3Aとの両
者を緩く嵌合させる必要はなく、これら各部のねじの嵌
め合いは一般のねじの嵌め合い関係と同様にすればよ
い。各当接板部21A,21Aを家具の上面や天井面に
当接させた状態において、ロックナット3A,3Aを締
付けることにより、支持杆1Aの雌ねじ部10A,10
Aに対するねじ軸部20A,20Aの緩み止めが図れる
ため、やはり第1実施例の場合と同様に、家具の転倒防
止を適切に図ることができる。
【0051】なお、上記家具固定具Aaでは、2つの当
接体2A,2Aの双方の当接板部21A,21Aを揺動
可能に設けているが、本願発明はこれに限定されず、い
ずれか一方の当接体2Aのみが揺動可能であってもよ
い。また、当接板部21Aをねじ軸部20Aに相対して
揺動可能とするための手段も、決して上記コネクタ7を
用いる連結手段に限定されず、これとは異なる手段を用
いてもよい。
【0052】その他、本願発明に係る家具固定具の各部
の具体的な構成は上記各実施例のものに限定されず、種
々設計変更自在である。本願発明は、転倒防止対象とな
る家具はタンスに限らず、その他の種々の家具の転倒防
止用途に用いることが可能であり、また当接板部を当接
させる対象についても必ずしも家具の上面や天井面に限
定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る家具固定具の第1実施例を示す
断面図。
【図2】図1に示す家具固定具の分解斜視図。
【図3】図1に示す家具固定具の要部拡大断面図。
【図4】図1に示す家具固定具において当接体のねじ軸
部を揺動させた状態を示す要部拡大断面図。
【図5】家具固定具の一使用例を示す説明図。
【図6】家具固定具の他の使用例を示す説明図。
【図7】本願発明に係る家具固定具の第2実施例を示す
断面図。
【図8】従来の家具固定具の一例を示す説明図。
【図9】従来の家具固定具の使用状態を一例を示す説明
図。
【符号の説明】
1,1A 支持杆 2,2A 当接体 3,3A ロックナット 4 滑り止め部材 7 コネクタ 8 家具 9 天井面 10,10A 雌ねじ部 11 パイプ 12 両端開口部 13 ナット部材 14 孔部 20,20A ねじ軸部 21,21A 当接板部 80 上面(家具の) C1,C2 軸心線 A,Aa 家具固定具

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに逆ねじとなる一対の雌ねじ部が長
    手方向両端部に設けられているパイプ状の支持杆と、 この支持杆の上記一対の雌ねじ部にそれぞれ螺合可能な
    雄ねじを形成したねじ軸部の一端部に、家具または天井
    面などの所望の部位へ当接させるための当接板部が連設
    されている一対の当接体とを備えた、家具固定具であっ
    て、 上記一対の当接体のそれぞれのねじ軸部に外嵌して螺合
    される一対のロックナットを具備し、かつ、 上記一対の当接体の少なくともいずれか一方は、この当
    接体のねじ軸部が上記支持杆の雌ねじ部に螺合された状
    態において上記支持杆の長手方向に沿う軸心線に対して
    所定の角度範囲で揺動可能であるとともに、 上記一対のロックナットの少なくともいずれか一方は、
    上記揺動可能な当接体のねじ軸部に外嵌して螺合された
    状態においてこのねじ軸部の長手方向に沿う軸心線に対
    して所定の角度範囲で揺動可能であることを特徴とす
    る、家具固定具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の家具固定具において、
    上記一対の当接体の少なくともいずれか一方は、そのね
    じ軸部が上記支持杆の雌ねじ部に対して緩く嵌合して螺
    合するように形成されていることにより、上記支持杆の
    長手方向に沿う軸心線に対して揺動可能であるととも
    に、 上記一対のロックナットの少なくともいずれか一方は、
    上記ねじ軸部に緩く外嵌して螺合するように形成されて
    いることにより、上記ねじ軸部の長手方向に沿う軸心線
    に対して揺動可能であることを特徴とする、家具固定
    具。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の家具固定具において、
    上記支持杆の各雌ねじ部は、上記各当接体のねじ軸部よ
    りも短い寸法に形成されており、かつ、 上記支持杆の各雌ねじ部よりも長手方向内側の内部に
    は、上記雌ねじ部の内径および上記ねじ軸部の外径より
    も大径の孔部が形成されていることを特徴とする、家具
    固定具。
  4. 【請求項4】 互いに逆ねじとなる一対の雌ねじ部が両
    端部に設けられているパイプ状の支持杆と、 この支持杆の上記一対の雌ねじ部にそれぞれ螺合可能な
    雄ねじを形成したねじ軸部の一端部に、家具または天井
    面などの所望の部位へ当接させるための当接板部が連設
    されている一対の当接体とを備えた、家具固定具であっ
    て、 上記一対の当接体のそれぞれのねじ軸部に外嵌して螺合
    される一対のロックナットを具備し、かつ、 上記一対の当接体のうち少なくともいずれか一方の当接
    体の当接板部は、この当接体のねじ軸部の一端部に揺動
    可能に連結されていることを特徴とする、家具固定具。
  5. 【請求項5】 請求項3または4に記載の家具固定具に
    おいて、上記各当接体の当接板部の外面には、この当接
    板部よりも軟質の合成樹脂製またはゴム製の滑り止め部
    材が取付けられていることを特徴とする、家具固定具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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