JPH08294120A - 動画像通信システム - Google Patents

動画像通信システム

Info

Publication number
JPH08294120A
JPH08294120A JP11789095A JP11789095A JPH08294120A JP H08294120 A JPH08294120 A JP H08294120A JP 11789095 A JP11789095 A JP 11789095A JP 11789095 A JP11789095 A JP 11789095A JP H08294120 A JPH08294120 A JP H08294120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom
image signal
circuit
moving image
pip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11789095A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Kondo
正宏 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP11789095A priority Critical patent/JPH08294120A/ja
Publication of JPH08294120A publication Critical patent/JPH08294120A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学的なズームアップ機能を備えていないシ
ステムであってもズームアップを可能とする。 【構成】 ズームアップ要求を行う場合は、ズームエリ
ア指定回路21に対してその指定を行う。画像信号入力
部12は画像を取得して符号化フォーマット変換回路2
2に出力する。ズームアップ制御部1aは、相手側の装
置からズームアップ要求があった場合は、そのズームア
ップ領域の指定を符号化フォーマット変換回路22に対
して行う。符号化フォーマット変換回路22は、画像信
号入力部12から入力した画像信号において、ズームア
ップ指定が行われた領域を、規格化されたフォーマット
の1画面分の画像信号となるようフォーマット変換し、
符号化回路3への入力信号として出力する。符号化回路
3は、相手側装置に送信する画像信号として符号化を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビ会議システム等
に用いられ、動画像を送受信する動画像通信システムに
関する。
【0002】
【従来の技術】今日、通信回線を介して双方の動画像を
送受信する動画像通信システムとして、テレビ会議シス
テム等が用いられている。この動画像通信システムで
は、双方に動画像入力のためのカメラや、動画像出力の
ためのモニタを備え、互いに相手側との画像のやり取り
を行っている。また、テレビ会議システムにおいては、
相手側画像における特定の領域をズームアップしたい場
合がしばしば発生する。このような場合、従来では、相
手側に対してズームアップを指示し、これによって相手
側のカメラがズームアップを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
動画像通信システムにおいては、ズームアップを行う場
合、相手側のカメラによるズーミングで行っていたた
め、例えば、相手側のカメラにズームアップ機能がない
場合は、ズームアップが不可能であった。また、画像入
力装置として、カメラ以外にもビデオ信号発生装置(V
TR等)を使用する場合があるが、このような場合もズ
ームアップが不可能であった。
【0004】このような点から、ズームアップ機能を備
えていないカメラやビデオ信号発生装置等であっても、
ズームアップを行うことのできる動画像通信システムの
実現が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1発明の動画像通信シ
ステムは、前述の課題を解決するために、ズームアップ
制御を行うズームアップ制御部と、画像信号入力部の画
像信号を入力し、その画像信号におけるズームアップ制
御部で指定された領域が規格化されたフォーマットの1
画面分の画像信号となるようフォーマット変換を行う符
号化フォーマット変換回路とを備えることにより、ズー
ムアップを行うようにしたものである。
【0006】また、第2発明の動画像通信システムは、
前述の課題を解決するために、画面のどの領域をどのく
らい拡大し、かつ、この拡大画像を画面中のどの位置に
表示するかが指定された場合、これら拡大領域と拡大倍
率と拡大した画面の表示位置との指定を行うズームアッ
プPIP制御部と、画像信号入力部の画像信号を入力
し、その画像信号におけるズームアップPIP制御部で
指定された拡大領域を指定された拡大倍率で拡大し、か
つ、その拡大画面を指定された表示位置となるようフォ
ーマット変換を行う符号化フォーマット変換回路とを備
えることにより、ズームアップピクチャ・イン・ピクチ
ャを行うようにしたものである。
【0007】
【作用】第1発明の動画像通信システムにおいて、ズー
ムアップ制御部は、ズームアップ指定を受けると、その
ズームアップ領域の指定を符号化フォーマット変換回路
に対して行う。符号化フォーマット変換回路は、画像信
号入力部の画像信号に対して、ズームアップ制御部より
指定された領域が1画面分の画像信号となるようフォー
マット変換を行う。符号化回路は、符号化フォーマット
変換回路でフォーマット変換された画像信号を、ネット
ワークを介して送信する画像信号として符号化する。
【0008】第2発明の動画像通信システムにおいて、
ズームアップPIP制御部は、画面のどの領域をどのく
らい拡大し、かつ、この拡大画像を画面中のどの位置に
表示するかの指定を受けると、これら拡大領域と拡大倍
率と拡大した画面の表示位置との指定を符号化フォーマ
ット変換回路に対して行う。符号化フォーマット変換回
路は、画像信号入力部の画像信号に対して、ズームアッ
プPIP制御部より指定された拡大領域を指定された拡
大倍率で拡大し、かつその拡大画面が指定された表示位
置となるようフォーマット変換を行う。符号化回路は、
符号化フォーマット変換回路でフォーマット変換された
画像信号を、ネットワークを介して送信する画像信号と
して符号化する。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明の動画像通信システムの一実施
例を示す構成図であるが、これに先立ち、一般的な動画
像通信システムの構成および動作を説明する。
【0010】図2は、この一般的な動画像通信システム
の構成図である。図の装置は、双方で動画像の通信を行
う場合の一方の動画像通信装置を示しており、制御回路
1、符号化フォーマット変換回路2、符号化回路3、そ
の他の送信データ回路4、多重化回路5、送信ネットワ
ークインタフェース回路6、受信ネットワークインタフ
ェース回路7、分離回路8、復号化回路9、復号化フォ
ーマット変換回路10、その他の受信データ回路11、
カメラ12、モニタ13からなる。
【0011】制御回路1は、各回路の制御や、装置間制
御信号(送信用)eの送信および装置間制御信号(受信
用)fの受信制御を行うと共に、これらの制御信号によ
る処理を行う回路である。符号化フォーマット変換回路
2は、カメラ12から入力されるビデオ信号aを符号化
方式に適応した入力信号フォーマットb、例えば、IT
U−T、H.261のCIF(Common Intermediate Fo
rmat)画面のフォーマットに変換して出力する回路であ
る。
【0012】符号化回路3は、入力されるフォーマット
化された信号を帯域圧縮(符号化)し、符号化方式に適
応した出力信号フォーマットcに変換して出力する回路
である。その他の送信データ回路4は、入力されるビデ
オ信号a以外の信号を処理し、出力する回路である。多
重化回路5は、符号化回路3からの符号化された動画像
データと、その他の送信データ回路4からのデータと、
制御回路1からの通信相手装置との間で、必要とする制
御信号(装置間制御信号e)を多重化した多重データd
を出力する回路である。
【0013】送信ネットワークインタフェース回路6
は、動画像通信装置を物理的に接続するネットワークに
対し、呼制御機能を有する回路であり、多重化回路5か
らの多重データdを通信相手装置に対して送信する。ま
た、受信ネットワークインタフェース回路7は、このネ
ットワークに対して呼制御機能を有する回路で、受信し
たデータを分離回路8に出力するものである。
【0014】分離回路8は、入力される多重データを復
号化回路9に渡す動画像データとその他の受信データ回
路11と、制御回路1に渡す装置間制御信号fを分離し
て出力する回路である。復号化回路9は、入力される復
号化方式に適応したフォーマットの信号を帯域伸長(復
号化)し、復号化方式に適応した出力信号フォーマット
に変換して出力する回路である。復号化フォーマット変
換回路10は、入力されるフォーマット化された信号
を、ビデオ信号a1に変換し出力する回路である。
【0015】また、カメラ12は、動画像を入力するた
めの画像入力装置、モニタ13は、動画像を出力するた
めの画像表示装置である。
【0016】次に、上記構成の動画像通信システムの動
作について説明する。カメラ12によって、動画像信号
が出力されると、符号化フォーマット変換回路2は、こ
のビデオ信号aを制御回路1により設定された符号化方
式に適応した入力信号フォーマットbに変換し出力す
る。即ち、入力されるビデオ信号aの1ライン当りの画
素数と1画面当りのライン数は符号化方式に適応した入
力信号フォーマットbのそれらとは異なるので、その変
換を行う。この変換方法として、画素データのフィルタ
処理、間引きおよび挿入(ライン挿入)を用いる。尚、
入力信号フォーマットbの1ライン当りの画素数および
1画面当りのライン数は符号化方式により異なるが、い
ずれの符号化方式にもこの変換方法を使用する。
【0017】図3は、この変換処理の説明図である。こ
の例は、ビデオ信号aとしてNTSC、入力信号フォー
マットbとして、ITU−TのH.261のCIF画像
としたものを示している。即ち、NTSC1画面の構成
は、横方向が720画素、縦方向が480ラインであ
り、これを符号化フォーマット変換回路2は、H.26
1 CIF1画面の352画素×288ラインにフォー
マット変換する。
【0018】そして、このようなフォーマット化された
動画像信号を、符号化回路3は、制御回路1により設定
された符号化方式で帯域圧縮(符号化)し、符号化方式
に適応した出力信号フォーマットcに変換して出力す
る。また、その他の送信データ回路4は、ビデオ信号a
以外のその他のデータを処理し多重化回路5に出力す
る。
【0019】多重化回路5は、符号化回路3で符号化さ
れた動画像データと、その他の送信データ回路4からの
データと、制御回路1からの通信相手装置との間で必要
とする制御信号(装置間制御信号e)を多重して出力す
る。そして、送信ネットワークインタフェース回路6は
この多重データdに対して呼制御処理を行い、ネットワ
ークを介して送信する。
【0020】一方、相手側の動画像通信装置では、受信
ネットワークインタフェース回路7がネットワークを介
して動画像データを受信し、これが分離回路8に出力さ
れる。分離回路8では、入力される多重データを復号化
回路9に渡す動画像データと、その他の受信データ回路
11に渡すデータと、制御回路1に渡す装置間制御信号
fに分離して出力する。復号化回路9は、入力される復
号化方式に適応した出力信号フォーマットに変換して出
力し、復号化フォーマット変換回路10は、入力される
フォーマット化された信号を、ビデオ信号a1に変換し
出力し、モニタ13で表示する。
【0021】このように構成された動画像通信装置で
は、従来の技術の項で説明したように、カメラ12にズ
ームアップ機能がない場合は、ズームアップを行うこと
ができない。そこで、本実施例では、符号化フォーマッ
ト変換回路2におけるビデオ信号aを符号化フォーマッ
ト変換する場合にズームアップ処理を行うよう構成した
ものであり、以下、図1を用いて実施例1を説明する。
【0022】《実施例1》図1において、21はズーム
エリア指定回路であり、このズームエリア指定回路21
は、マンマシンインタフェースを有し、人為的なズーム
アップの要求およびズームアップエリアの座標(始点、
横の長さ、縦の長さ)の入力を可能とする。
【0023】また、制御回路1には、ズームアップ制御
部1aと送信制御部1bを備える。このズームアップ制
御部1aは、ズームエリア指定回路21によって、任意
の領域のズームアップが指定された場合、その領域の指
定を符号化フォーマット変換回路22に対して行う機能
を備えている。送信制御部1bは、ズームエリア指定回
路21の指定を受けて、送信側の動画像通信装置に対し
てズームアップの送信指示を装置間制御信号eによって
行う機能を備えている。
【0024】符号化フォーマット変換回路22は、画像
信号入力部としてのカメラ12の出力信号に基づき、ズ
ームアップ制御部1aによって指定されたズームアップ
領域の画像データを1画面分の入力信号フォーマットb
として出力する機能を備えている。
【0025】また、符号化回路3〜モニタ13は、上述
した各構成と同様であるため、ここでの説明は省略す
る。
【0026】次に、上記構成の動画像通信システムの動
作について説明する。先ず、カメラ12からの動画像信
号の相手側装置への送信動作および相手側装置から動画
像信号を受信しこれをモニタ13で表示するまでの動作
は上記の図2で示した動画像通信システムと同様であ
る。
【0027】次に、ズームアップの要求が発生した場
合、本実施例では、ズームエリア指定回路21に対し
て、ズームアップ要求およびズームアップエリアの入力
を行う。これにより制御回路1における送信制御部1b
は、この情報を装置間制御信号eとして多重化回路5に
送る。多重化回路5は、このズームアップ情報を含んだ
多重化を行い、この多重データdが送信ネットワークイ
ンタフェース回路6によって相手側装置に送信される。
【0028】相手側装置では、この多重データが受信ネ
ットワークインタフェース回路7によって受信され、更
に分離回路8によって分離されてズームアップ指令が制
御回路1に入力される。制御回路1では、このズームア
ップ指令が入力されると、ズームアップ制御部1aは、
そのズームアップエリア施行命令と共に、その座標、横
の長さ、縦の長さをズームアップ情報として符号化フォ
ーマット変換回路22に送出する。
【0029】符号化フォーマット変換回路22は、これ
を受けて、フィルタ処理、間引き、挿入等により、ズー
ムアップ領域を拡大して入力信号フォーマットbにフォ
ーマット変換する。
【0030】図4は、その変換処理の説明図である。こ
の例は、図3で説明した例と同様に、ビデオ信号aとし
てNTSC、入力信号フォーマットbとして、ITU−
TのH.261のCIF画像としたものである。
【0031】図示のように、相手側装置から指定された
ズームアップエリアの座標が、始点:360(横)、2
00(縦)、横の長さ:250、縦の長さ:120であ
った場合、これらの値をズームアップ制御部1aは符号
化フォーマット変換回路22に対して出力する。符号化
フォーマット変換回路22は、これにより、ズームアッ
プエリアのビデオ信号aを、352画素、288ライン
の画面に拡大し、入力信号フォーマットbとして出力す
る。
【0032】これにより、符号化回路3は、拡大された
画像の符号化を行う。また、これ以降の動作は上記の基
本的な動画像通信システムの動作と同様である。
【0033】以上のように上記実施例1によれば、符号
化フォーマット変換回路22において、ズームアップエ
リアを拡大してフォーマット変換するようにしたので、
カメラ12に光学的なズームアップ機能を備えていない
システムであっても、任意の領域をズームアップするこ
とができる。
【0034】また、上記実施例1では、相手側装置に対
してズームアップを指定するズームエリア指定回路21
と、このズームエリア指定回路21で指定されたズーム
アップ情報を相手側装置に送信指示する送信制御部1b
を備えたので、テレビ会議システムといった双方の動画
像通信装置が離れている場合でも、互いに相手側の画像
の任意の領域をズームアップすることができる。
【0035】《実施例2》図5は、本発明の動画像通信
システムにおける実施例2の構成図である。この実施例
は、入力画像の任意の領域を、任意の位置で任意のサイ
ズで表示する、いわゆるピクチャ・イン・ピクチャ(P
IP)の例を示している。
【0036】図において、31はズームアップPIP指
定回路であり、このズームアップPIP指定回路31
は、マンマシンインタフェースを有し、人為的なズーム
アップPIPの要求、ズームアップエリアの座標(始
点、横の長さ、縦の長さ)、拡大の倍率および表示座標
(横座標、縦座標)の入力を可能とする。
【0037】また、制御回路1には、ズームアップPI
P制御部1cと送信制御部1dを備えている。ズームア
ップPIP制御部1cは、相手側(受信側)装置より受
信したズームアップPIP指定を受けて、画面中のどの
領域をどれくらい拡大し、かつ、この拡大画像を画面中
のどの位置に表示するかが指定された場合、これら拡大
領域と拡大倍率と拡大した画面の表示位置との指定を符
号化フォーマット変換回路32に対して行う機能を備え
ている。また、送信制御部1dは、ズームアップPIP
指定回路31の指定を受けて、相手側(送信側)装置に
対して拡大領域と拡大倍率と表示位置との送信指示を行
う機能を備えている。
【0038】符号化フォーマット変換回路32は、画像
信号入力部としてのカメラ12の出力画像信号を入力
し、その画像信号におけるズームアップPIP制御部1
cで指定された拡大領域を指定された拡大倍率で拡大
し、かつ、その拡大画面を指定された表示位置となるよ
うフォーマット変換を行う機能を備えている。
【0039】また、符号化回路3〜モニタ13は、上述
した実施例1および図2に示した構成と同様であるた
め、ここでの説明は省略する。
【0040】次に、上記構成の動画像通信システムの動
作について説明する。先ず、カメラ12からの動画像信
号の相手側装置への送信動作および相手側装置から動画
像信号を受信しこれをモニタ13で表示するまでの動作
は上記実施例1および図2で示した動画像通信システム
と同様である。
【0041】次に、画面表示のある部分を任意のサイズ
にズームアップし、画面の任意の位置に表示した場合、
本実施例では、ズームアップPIP指定回路31に対し
て、ズームアップPIPの要求、拡大エリアの座標、拡
大倍率および表示座標の入力を行う。ズームアップPI
P指定回路31は、これらの通信相手装置ズームアップ
PIP施行命令、拡大エリア座標(始点、横の長さ、縦
の長さ)、拡大倍率および表示座標(横座標、縦座標)
をズームアップPIP指定情報として制御回路1に送
る。
【0042】制御回路1の送信制御部1bは、これらの
ズームアップPIP指定情報を装置間制御信号eとして
多重化回路5に送る。多重化回路5は、このズームアッ
プPIP指定情報を含んだ多重化を行い、この多重デー
タdが送信ネットワークインタフェース回路6によって
相手側装置に送信される。
【0043】相手側装置では、この多重データが受信ネ
ットワークインタフェース回路7によって受信され、更
に分離回路8によって分離されてズームアップPIP指
定情報が制御回路1に入力される。制御回路1では、こ
のズームアップPIP指令が入力されると、ズームアッ
プPIP制御部1cは、そのズームアップPIP施行命
令、拡大エリア座標(始点、横の長さ、縦の長さ)、拡
大倍率および表示座標(横座標、縦座標)をズームアッ
プPIP情報として符号化フォーマット変換回路32に
送出する。
【0044】符号化フォーマット変換回路32は、これ
を受けて、フィルタ処理、間引き、挿入等により、ズー
ムアップ領域を拡大し、かつ、通常通りに変換した1画
面分の入力信号フォーマット内の表示座標で示されるエ
リアのデータを無効にして、拡大したデータを挿入し、
これを入力信号フォーマットbとして出力する。
【0045】図6は、その変換処理の説明図である。こ
の例は、図3で説明した例と同様に、ビデオ信号aとし
てNTSC、入力信号フォーマットbとして、ITU−
TのH.261のCIF画像としたものである。
【0046】図示のように、相手側装置から指定された
ズームアップPIPエリアの座標が、始点:660
(横)、20(縦)、横の長さ:40、縦の長さ:30
であり、その拡大倍率が2.5倍、かつ、表示座標(の
始点)が120(横)、80(縦)であった場合、これ
らの値をズームアップPIP制御部1cは符号化フォー
マット変換回路32に対して出力する。
【0047】符号化フォーマット変換回路32は、これ
により、ズームアップPIPエリアのビデオ信号aを、
100画素、75ラインの画面に拡大し、これを、通常
通りに変換した1画面分の入力信号フォーマット内の表
示座標で示されるエリアのデータと入れ換え、入力信号
フォーマットbとして出力する。
【0048】これにより、符号化回路3は、拡大された
画像の符号化を行う。また、これ以降の動作は上記実施
例1および基本的な動画像通信システムの動作と同様で
あるため、その説明は省略する。
【0049】以上のように、上記実施例2によれば、符
号化フォーマット変換回路32において、ズームアップ
PIPエリアを拡大し、かつ、これを表示座標で示され
る位置に入れ換えてフォーマット変換するようにしたの
で、実施例1の効果に加えて、任意の位置に任意のサイ
ズで表示することができる。
【0050】また、上記実施例2においても、相手側装
置に対してズームアップPIPを指定するズームアップ
PIP指定回路31と、このズームアップPIP指定回
路31で指定されたズームアップPIP情報を相手側装
置に送信指示する送信制御部1dを備えたので、テレビ
会議システムといった双方の動画像通信装置が離れてい
る場合でも、互いに相手側の画像の任意の領域をズーム
アップPIPすることができる。
【0051】尚、上記各実施例では、符号化回路3に入
力する入力信号フォーマットとして、H.261、CI
F画面のフォーマットとしたが、これに限定されるもの
ではなく、規格化されたフォーマットであれば、他のフ
ォーマットであってもよい。
【0052】また、上記各実施例では、符号化回路3お
よび復号化回路9において、帯域圧縮/伸長を行うシス
テムとしたが、これに限定されるものではなく、このよ
うな帯域圧縮/伸長を行わないシステムであっても同様
に適用可能である。
【0053】更に、上記各実施例では、動画像通信シス
テムをテレビ会議システムに適用した例を示したが、こ
れ以外にも、ネットワークを介して動画像を送信する構
成であれば種々のシステムに適用することができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明の動画像
通信システムによれば、画像信号からネットワークを介
して送信するための画像信号へのフォーマット変換を行
う符号化フォーマット変換回路において、ズームアップ
指定された領域が1画面分の画像信号となるようフォー
マット変換するようにしたので、ズームアップ機能を備
えていないシステムであっても、入力される画像信号か
ら任意のズームアップを行うことができる。
【0055】また、第2発明の動画像通信システムによ
れば、ズームアップピクチャ・イン・ピクチャが指定さ
れた場合、符号化フォーマット変換回路において、その
指定された拡大領域を指定拡大倍率で拡大し、かつ、こ
の拡大画面が指定された表示位置となるようフォーマッ
ト変換を行うようにしたので、第1発明の効果に加え
て、任意の位置に任意のサイズで表示することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の動画像通信システムにおける実施例1
の構成図である。
【図2】一般的な動画像通信システムの構成図である。
【図3】符号化フォーマット変換処理の説明図である。
【図4】本発明の動画像通信システムの実施例1におけ
る符号化フォーマット変換処理の説明図である。
【図5】本発明の動画像通信システムにおける実施例2
の構成図である。
【図6】本発明の動画像通信システムの実施例2におけ
る符号化フォーマット変換処理の説明図である。
【符号の説明】
1a ズームアップ制御部 1b、1d 送信制御部 1c ズームアップPIP制御部 12 カメラ(画像信号入力部) 21 ズームエリア指定回路 22、32 符号化フォーマット変換回路 31 ズームアップPIP指定回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して動画像を送信する
    動画像通信システムにおいて、 動画像信号を入力する画像信号入力部と、 前記画像信号入力部の画像信号に対して、任意の領域の
    ズームアップが指定された場合、この領域の指定を行う
    ズームアップ制御部と、 前記画像信号入力部の画像信号から、前記ネットワーク
    を介して送信するための画像信号へのフォーマット変換
    を行うと共に、前記ズームアップ制御部で任意の領域の
    指定が行われた場合、前記画像信号における前記ズーム
    アップ制御部で指定された領域が規格化されたフォーマ
    ットの1画面分の画像信号となるようフォーマット変換
    を行う符号化フォーマット変換回路とを備えたことを特
    徴とする動画像通信システム。
  2. 【請求項2】 送信側の動画像通信装置と、受信側の動
    画像通信装置とからなり、前記送信側から受信側にネッ
    トワークを介して動画像を送信する動画像通信システム
    において、 前記受信側は、 前記送信側に対して画面における任意の領域のズームア
    ップを指定するズームエリア指定回路と、 前記ズームエリア指定回路の指定を受けて、前記送信側
    に対してズームアップの送信指示を行う送信制御部とを
    備え、 前記送信側は、 動画像信号を入力する画像信号入力部と、 前記受信側より受信したズームアップ指定を受けて、前
    記画像信号入力部の画像信号に対するズームアップ領域
    の指定を行うズームアップ制御部と、 前記画像信号入力部の画像信号から、前記ネットワーク
    を介して送信するための画像信号へのフォーマット変換
    を行うと共に、前記ズームアップ制御部で任意の領域の
    指定が行われた場合、前記画像信号における前記ズーム
    アップ制御部で指定された領域が規格化されたフォーマ
    ットの1画面分の画像信号となるようフォーマット変換
    を行う符号化フォーマット変換回路とを備えたことを特
    徴とする動画像通信システム。
  3. 【請求項3】 ネットワークを介して動画像を送信する
    動画像通信システムにおいて、 画像信号を入力する画像信号入力部と、 前記画像信号入力部の画像信号に対して、任意の領域を
    どれくらい拡大し、かつ、この拡大画像を画面中のどの
    位置に表示するかを示すズームアップPIP指定がなさ
    れた場合、前記拡大領域と拡大倍率と拡大した画面の表
    示位置との指定を行うズームアップPIP制御部と、 前記画像信号入力部の画像信号から、前記ネットワーク
    を介して送信するための画像信号へのフォーマット変換
    を行うと共に、前記ズームアップPIP制御部でズーム
    アップPIP指定がなされた場合、指定された拡大領域
    を前記拡大倍率で拡大し、かつ、当該拡大画面を指定さ
    れた表示位置となるようフォーマット変換を行う符号化
    フォーマット変換回路とを備えたことを特徴とする動画
    像通信システム。
  4. 【請求項4】 送信側の動画像通信装置と、受信側の動
    画像通信装置とからなり、前記送信側から受信側にネッ
    トワークを介して動画像を送信する動画像通信システム
    において、 前記受信側は、 前記送信側に対して当該送信側の画面におけるどの領域
    をどのくらいの倍率で拡大し、かつ、この拡大画面を画
    面中のどの位置に表示するか示すズームアップPIP指
    定を行うズームアップPIP指定回路と、 前記送信側に対して前記ズームアップPIP指定回路の
    指定するズームアップPIP指定情報の送信指示を行う
    送信制御部とを備え、 前記送信側は、 動画像信号を入力する画像信号入力部と、 前記受信側よりズームアップPIP指定情報を受信した
    場合、前記画像信号入力部の画像信号に対するズームア
    ップPIP指定を行うズームアップPIP制御部と、 前記画像信号入力部の画像信号から、前記ネットワーク
    を介して送信するための画像信号へのフォーマット変換
    を行うと共に、前記ズームアップPIP制御部でズーム
    アップPIP指定がなされた場合、指定された拡大領域
    を前記拡大倍率で拡大し、かつ、当該拡大画面を指定さ
    れた表示位置となるようフォーマット変換を行う符号化
    フォーマット変換回路とを備えたことを特徴とする動画
    像通信システム。
JP11789095A 1995-04-19 1995-04-19 動画像通信システム Pending JPH08294120A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11789095A JPH08294120A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 動画像通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11789095A JPH08294120A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 動画像通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08294120A true JPH08294120A (ja) 1996-11-05

Family

ID=14722763

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11789095A Pending JPH08294120A (ja) 1995-04-19 1995-04-19 動画像通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08294120A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004282762A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Fr Telecom 遠隔映像処理回路の制御方法およびそのシステム
JP2007208741A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Fuji Xerox Co Ltd 遠隔指示システム及び遠隔指示方法
JP2008011224A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Fujitsu Ltd 画像処理装置、画像送受信システムおよび画像処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004282762A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Fr Telecom 遠隔映像処理回路の制御方法およびそのシステム
JP2007208741A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Fuji Xerox Co Ltd 遠隔指示システム及び遠隔指示方法
JP2008011224A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Fujitsu Ltd 画像処理装置、画像送受信システムおよび画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3125552B2 (ja) テレビ会議システム
US5917470A (en) Communication conference method and communication conference terminal
JP3207651B2 (ja) 多地点通信システムおよび通信端末
EP1521465B1 (en) Method and apparatus of transferring the desktop of pc to video communication terminal
JPH08294120A (ja) 動画像通信システム
JPH05328342A (ja) 映像信号処理装置および多地点間映像通信装置
JPH099220A (ja) 通信装置および通信システム
JPH06253298A (ja) 映像合成表示装置
JPH07250322A (ja) 画像符号化装置とそれを用いた遠隔監視システム
JP2007221362A (ja) データ通信装置およびテレビ会議システム
JPH11243508A (ja) 画像表示装置
JP3787568B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JPH08275137A (ja) 画像通信装置
JPH08274961A (ja) 画像伝送方法及び装置並びに解像度制御装置
JPH07131771A (ja) テレビ会議システム
JPH08265717A (ja) テレビ電話装置
JPH06153191A (ja) Tv会議システム
JP3122445B2 (ja) 通信装置
JP2552503Y2 (ja) テレビ電話装置
KR100312746B1 (ko) 영상통신 시스템에서 표시영역의 선택적 전송 장치 및 방법
JPH06209470A (ja) 映像伝送処理装置
JPH0715708A (ja) 画像伝送システム
JPH06189303A (ja) テレビ電話装置
JPH05130598A (ja) テレビ会議システム
JPH07322231A (ja) テレビ会議システム、端末装置及び共有画面表示制御装置