JPH08292539A - 感光材料の処理装置 - Google Patents
感光材料の処理装置Info
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- JPH08292539A JPH08292539A JP8095261A JP9526196A JPH08292539A JP H08292539 A JPH08292539 A JP H08292539A JP 8095261 A JP8095261 A JP 8095261A JP 9526196 A JP9526196 A JP 9526196A JP H08292539 A JPH08292539 A JP H08292539A
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- Japan
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- vessel
- processing
- solution
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03D—APPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
- G03D3/00—Liquid processing apparatus involving immersion; Washing apparatus involving immersion
- G03D3/02—Details of liquid circulation
- G03D3/06—Liquid supply; Liquid circulation outside tanks
- G03D3/065—Liquid supply; Liquid circulation outside tanks replenishment or recovery apparatus
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03D—APPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
- G03D2203/00—Liquid processing apparatus involving immersion; washing apparatus involving immersion
- G03D2203/02—Details of liquid circulation
- G03D2203/06—Liquid supply
- G03D2203/0608—Replenishment or recovery apparatus
- G03D2203/0675—Methods for supplying replenisher
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- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photographic Processing Devices Using Wet Methods (AREA)
- Photographic Developing Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理溶液の処理の活性を損なうことなく、容
器内の処理溶液が確実に規則正しく補給されることを可
能にする。 【解決手段】 感光材料の処理装置であって、容器へ送
給される、又は容器から収集される溶液に対するバッフ
ァ(緩衝機構)を与えるバッファ装置を備えている。該
バッファ装置18は柔軟性の有るコンチェルティーナ形
状の容器30でなり、該容器30の容量はそれが用いら
れる装置に合致するように選ばれる。容器30は、好ま
しくは、「通常時閉」に構成され、それを開くには一定
の液圧が必要とされる。容器30は、その上端部38が
固定される一方、下端部40は液体が流入した際に下方
へ自由に移動するようになっている。この下端部40に
は、位置センサと協働し、容器30が、「空でない」,
「満杯でない」あるいは「満杯」であるかを標示する標
示部材32が取り付けられている。
器内の処理溶液が確実に規則正しく補給されることを可
能にする。 【解決手段】 感光材料の処理装置であって、容器へ送
給される、又は容器から収集される溶液に対するバッフ
ァ(緩衝機構)を与えるバッファ装置を備えている。該
バッファ装置18は柔軟性の有るコンチェルティーナ形
状の容器30でなり、該容器30の容量はそれが用いら
れる装置に合致するように選ばれる。容器30は、好ま
しくは、「通常時閉」に構成され、それを開くには一定
の液圧が必要とされる。容器30は、その上端部38が
固定される一方、下端部40は液体が流入した際に下方
へ自由に移動するようになっている。この下端部40に
は、位置センサと協働し、容器30が、「空でない」,
「満杯でない」あるいは「満杯」であるかを標示する標
示部材32が取り付けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、写真処理装置あ
るいはその改良に関し、より詳しく言えば、専らという
訳ではないけれども、かかる処理装置における処理溶液
の補給に関係している。
るいはその改良に関し、より詳しく言えば、専らという
訳ではないけれども、かかる処理装置における処理溶液
の補給に関係している。
【0002】
【従来の技術】写真処理機においては、感光材料は、処
理薬品に湿潤させることによって処理される。通常、こ
の処理は、大きなタンクやトレイ内で行われ、これらに
は、処理の活性を一定に保つために頻繁に補充溶液の補
給が行われる。しかしながら、このようなタンクやトレ
イのサイズを小さくしようとする傾向があり、その結
果、処理溶液の量も減少させられることになる。このこ
とは、タンクやトレイが、短い期間に対してのみ、得ら
れる結果の精度を損なうことなく感光材料を処理するに
足る化学的な容量を備えていることを意味している。従
って、低容量のタンクやトレイが化学的な余力を有して
いないことは明白であり、その結果、処理の活性が所定
の限界内に維持されなければならない場合には、処理溶
液の補給はより重要なものとなる。
理薬品に湿潤させることによって処理される。通常、こ
の処理は、大きなタンクやトレイ内で行われ、これらに
は、処理の活性を一定に保つために頻繁に補充溶液の補
給が行われる。しかしながら、このようなタンクやトレ
イのサイズを小さくしようとする傾向があり、その結
果、処理溶液の量も減少させられることになる。このこ
とは、タンクやトレイが、短い期間に対してのみ、得ら
れる結果の精度を損なうことなく感光材料を処理するに
足る化学的な容量を備えていることを意味している。従
って、低容量のタンクやトレイが化学的な余力を有して
いないことは明白であり、その結果、処理の活性が所定
の限界内に維持されなければならない場合には、処理溶
液の補給はより重要なものとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】約20リットル(l)
までの容積を有する従来のタンクやトレイ内で処理され
るときに、処理溶液の活性や濃度の小さな変化の影響を
受け易い、新しい感光フィルムや感光紙の出現に伴っ
て、タンクあるいはトレイ内の処理溶液が規則正しく補
給されることを確かなものとする必要がある。
までの容積を有する従来のタンクやトレイ内で処理され
るときに、処理溶液の活性や濃度の小さな変化の影響を
受け易い、新しい感光フィルムや感光紙の出現に伴っ
て、タンクあるいはトレイ内の処理溶液が規則正しく補
給されることを確かなものとする必要がある。
【0004】そこで、この発明は、処理溶液の処理の活
性を損なうことなく、かかる補給が行われることを可能
にする設備を提供することを一つの目的としている。
性を損なうことなく、かかる補給が行われることを可能
にする設備を提供することを一つの目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明は、感光材料を
処理する処理装置であって、少なくとも一つの処理タン
クと、各一つの処理タンクに接続された少なくとも一つ
の入れ物と、各入れ物と各一つの処理タンクとの間の処
理溶液の流れを制御するための制御手段とを備え、上記
制御手段は、上記入れ物の状態の表示を与える緩衝(バ
ッファ:buffer)装置を含み、該緩衝装置は、入
れ物と各一つの処理タンクとの間に接続されていること
を特徴としたものである。尚、「入れ物」なる用語によ
り、処理タンクへ供給するための処理溶液を収容する密
封された柔軟性の有るいかなる貯留容器をも意味されて
いる。
処理する処理装置であって、少なくとも一つの処理タン
クと、各一つの処理タンクに接続された少なくとも一つ
の入れ物と、各入れ物と各一つの処理タンクとの間の処
理溶液の流れを制御するための制御手段とを備え、上記
制御手段は、上記入れ物の状態の表示を与える緩衝(バ
ッファ:buffer)装置を含み、該緩衝装置は、入
れ物と各一つの処理タンクとの間に接続されていること
を特徴としたものである。尚、「入れ物」なる用語によ
り、処理タンクへ供給するための処理溶液を収容する密
封された柔軟性の有るいかなる貯留容器をも意味されて
いる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一つの様相は、処理タン
クと補給液貯留容器との間に取り付けられる柔軟性のあ
る容器に関係している。特に、上記補給液貯留容器は、
密封された柔軟性のある容器を含んでいることが望まし
い。この補給液貯留容器が空のときには、それは、補給
液貯留容器から処理タンクへ補給溶液を吸い込むために
連結された定量ポンプによってぴったりと吸い込まれ
る。ポンプの運転が続くにつれて、上記柔軟性のある容
器からの吸い込みが始まり、それにより、該容器はへこ
み、処理タンクへの補給液の供給を続ける。そして、補
給液貯留容器が交換されなければならないことをオペレ
ータに知らせるアラーム(警報)を送出する。
クと補給液貯留容器との間に取り付けられる柔軟性のあ
る容器に関係している。特に、上記補給液貯留容器は、
密封された柔軟性のある容器を含んでいることが望まし
い。この補給液貯留容器が空のときには、それは、補給
液貯留容器から処理タンクへ補給溶液を吸い込むために
連結された定量ポンプによってぴったりと吸い込まれ
る。ポンプの運転が続くにつれて、上記柔軟性のある容
器からの吸い込みが始まり、それにより、該容器はへこ
み、処理タンクへの補給液の供給を続ける。そして、補
給液貯留容器が交換されなければならないことをオペレ
ータに知らせるアラーム(警報)を送出する。
【0007】今一つの様相においては、柔軟性のある容
器は、処理タンクと排出液容器の間に導管を用いて接続
されている。上記柔軟性のある容器は、排出液容器が一
杯で排出液が処理タンクへ向かって導管に逆流し始める
ときに、排出液に対する緩衝機構(バッファ:buff
er)を提供するように動作する。再び、排出液容器が
交換されなければならないことを知らせるアラームが与
えられる。
器は、処理タンクと排出液容器の間に導管を用いて接続
されている。上記柔軟性のある容器は、排出液容器が一
杯で排出液が処理タンクへ向かって導管に逆流し始める
ときに、排出液に対する緩衝機構(バッファ:buff
er)を提供するように動作する。再び、排出液容器が
交換されなければならないことを知らせるアラームが与
えられる。
【0008】各場合において、補給液貯留容器および排
出液容器には不滴下性(ノン・ドリップ:non−dr
ip)のコネクタが接続されており、該コネクタは、容
器がそれらを処理タンクに接続させる導管から接続を外
されたときに閉じるようになっている。処理タンクへの
入り口側では、このことにより供給ラインにおいて負圧
が維持される結果、溶液が柔軟性のある容器から汲み出
され続ける。新しい補給液の供給側が接続されると、上
記コネクタ内の不滴下性のバルブが開き、柔軟性のある
容器が膨張すること、および再び一杯になり、いつでも
次の交換ができることを許容する。
出液容器には不滴下性(ノン・ドリップ:non−dr
ip)のコネクタが接続されており、該コネクタは、容
器がそれらを処理タンクに接続させる導管から接続を外
されたときに閉じるようになっている。処理タンクへの
入り口側では、このことにより供給ラインにおいて負圧
が維持される結果、溶液が柔軟性のある容器から汲み出
され続ける。新しい補給液の供給側が接続されると、上
記コネクタ内の不滴下性のバルブが開き、柔軟性のある
容器が膨張すること、および再び一杯になり、いつでも
次の交換ができることを許容する。
【0009】以下、本発明の実施の形態を、添付図面に
基づいて詳細に説明する。まず、図1を参照するに、フ
ローセンサ14,バルブ16,本発明に係るバッファ装
置18,ある長さのフレキシブル(柔軟性の有る)チュ
ーブ20及びポンプ22を介して、補給液貯留容器12
に接続された処理タンク10が示されている。上記フロ
ーセンサ14は処理タンク10内への供給量を与えてお
り、そして、タンクへのダイレクト(直接)送給として
図示されているけれども、再循環システム(不図示)の
一部であってもよい。
基づいて詳細に説明する。まず、図1を参照するに、フ
ローセンサ14,バルブ16,本発明に係るバッファ装
置18,ある長さのフレキシブル(柔軟性の有る)チュ
ーブ20及びポンプ22を介して、補給液貯留容器12
に接続された処理タンク10が示されている。上記フロ
ーセンサ14は処理タンク10内への供給量を与えてお
り、そして、タンクへのダイレクト(直接)送給として
図示されているけれども、再循環システム(不図示)の
一部であってもよい。
【0010】上記バルブ16は、図に示されるように、
フローセンサ14を残りの補給システムから分離させて
いる。バルブ16の下方には、本実施の形態では通常時
閉じているバッファ装置18がある。該バッファ装置1
8に付設されているのは位置センサ24であり、該位置
センサは、光学式のエンコーダ,リニアポテンショメー
タあるいは適切なものであれば他のいかなる位置感知手
段であってもよい。上記バッファ装置18の下方には、
一定長さのフレキシブルチューブ20により、補給液貯
留容器12から溶液を吸い込むポンプ22が接続されて
いる。
フローセンサ14を残りの補給システムから分離させて
いる。バルブ16の下方には、本実施の形態では通常時
閉じているバッファ装置18がある。該バッファ装置1
8に付設されているのは位置センサ24であり、該位置
センサは、光学式のエンコーダ,リニアポテンショメー
タあるいは適切なものであれば他のいかなる位置感知手
段であってもよい。上記バッファ装置18の下方には、
一定長さのフレキシブルチューブ20により、補給液貯
留容器12から溶液を吸い込むポンプ22が接続されて
いる。
【0011】システムの制御は、独立して操作可能であ
っても良く、あるいは組み込まれたマイクロ・コントロ
ーラ(不図示)によって監視されるものであっても良
い。上記バッファ装置18が空のときには、それは閉じ
られ、位置センサ24はその状態をシステム制御側(不
図示)に表示するであろう。このことは、貯留容器12
からバッファ装置18へ溶液を送給するために、ポンプ
22の運転を開始させるであろう。この動作の過程を通
じて、バッファ装置18が膨張するであろう。二通りの
生じ得る結果がある:すなわち、位置センサ24によっ
て「満杯」状態が感知されるまでバッファ装置18が膨
張する場合と、あるいは、バッファ装置18が所定時間
内に「満杯」状態に達しない場合とである。
っても良く、あるいは組み込まれたマイクロ・コントロ
ーラ(不図示)によって監視されるものであっても良
い。上記バッファ装置18が空のときには、それは閉じ
られ、位置センサ24はその状態をシステム制御側(不
図示)に表示するであろう。このことは、貯留容器12
からバッファ装置18へ溶液を送給するために、ポンプ
22の運転を開始させるであろう。この動作の過程を通
じて、バッファ装置18が膨張するであろう。二通りの
生じ得る結果がある:すなわち、位置センサ24によっ
て「満杯」状態が感知されるまでバッファ装置18が膨
張する場合と、あるいは、バッファ装置18が所定時間
内に「満杯」状態に達しない場合とである。
【0012】第1の場合には、バッファ装置18が満杯
のときには、ポンプ22はスイッチが切られる。補給液
が必要とされるときには、バルブ16が開かれ、フロー
センサ14が規定の量を検出するまで、バッファ装置1
8の作動により、溶液がフローセンサ14を介して処理
タンク10内に押し込まれる。それから、バルブ16が
閉じられる。この動作を通じて、バッファ装置18は上
昇するであろう。もし、付設された位置センサ24が
「満杯でない(not full)」位置になると、ポンプ22
が駆動されてバッファ装置18が満たされるであろう。
この事象のシーケンスは供給側の貯留容器12が空にな
るまで継続されるであろう。
のときには、ポンプ22はスイッチが切られる。補給液
が必要とされるときには、バルブ16が開かれ、フロー
センサ14が規定の量を検出するまで、バッファ装置1
8の作動により、溶液がフローセンサ14を介して処理
タンク10内に押し込まれる。それから、バルブ16が
閉じられる。この動作を通じて、バッファ装置18は上
昇するであろう。もし、付設された位置センサ24が
「満杯でない(not full)」位置になると、ポンプ22
が駆動されてバッファ装置18が満たされるであろう。
この事象のシーケンスは供給側の貯留容器12が空にな
るまで継続されるであろう。
【0013】後者の場合には、貯留容器12が空である
と見做され、その結果に対するアラームが発せられ、オ
ペレータに対して該当する溶液の容器が交換される必要
があること知らせる。その期間中も、処理は継続でき、
補給の要求はバルブ16の開動作の継続的なサイクルに
よって満足させられ、そして、溶液は、バッファ装置1
8の収縮動作によってフローセンサ14を介してプロセ
スに押し込まれる。プロセスの補給の要求に関係するバ
ッファ装置18のサイズは、貯留容器12を交換するの
に許容される時間の長さを決定する。
と見做され、その結果に対するアラームが発せられ、オ
ペレータに対して該当する溶液の容器が交換される必要
があること知らせる。その期間中も、処理は継続でき、
補給の要求はバルブ16の開動作の継続的なサイクルに
よって満足させられ、そして、溶液は、バッファ装置1
8の収縮動作によってフローセンサ14を介してプロセ
スに押し込まれる。プロセスの補給の要求に関係するバ
ッファ装置18のサイズは、貯留容器12を交換するの
に許容される時間の長さを決定する。
【0014】上記バッファ装置18は、図2に示される
ように、柔軟性の有るプラスチック製のコンチェルティ
ーナ(concertina)形状の容器30でなり、位置感知手
段24(図2においては図示せず)と協働するように設
定された標示部材32を有している。該標示部材32
は、自ずと、採用された感知手段24の特定の形式に適
するように選ばれる。容器30の容量は、それが用いら
れるプロセス(処理)に合致するように選ばれる。容器
30は、図2に示されるように、「通常時閉」に構成さ
れることができ、それを開くには一定の液圧が必要とさ
れる。溶液は、上記容器30を通って、矢印の方向に流
れる。
ように、柔軟性の有るプラスチック製のコンチェルティ
ーナ(concertina)形状の容器30でなり、位置感知手
段24(図2においては図示せず)と協働するように設
定された標示部材32を有している。該標示部材32
は、自ずと、採用された感知手段24の特定の形式に適
するように選ばれる。容器30の容量は、それが用いら
れるプロセス(処理)に合致するように選ばれる。容器
30は、図2に示されるように、「通常時閉」に構成さ
れることができ、それを開くには一定の液圧が必要とさ
れる。溶液は、上記容器30を通って、矢印の方向に流
れる。
【0015】その替わりに、容器30が「通常時開」
で、図3に示されるように、それを閉じるのに外力を要
しても良い。ここでは、スプリング34が容器30を閉
じるのに使用されている。更にその上、容器30は、図
4に示されるように、「通常時閉」でも「通常時開」で
も、それを保つのを助勢するための、封入されたスプリ
ング36を含むことが可能である。各場合において、標
示部材32は、バッファ装置18が、「空でない(not
empty)」,「満杯でない(not full)」あるいは「満
杯(full)」であるかを標示する。各具体例において
は、バッファ装置18の上端部38が固定された位置に
保持される一方、底端部40が上下に移動できるように
なっている。
で、図3に示されるように、それを閉じるのに外力を要
しても良い。ここでは、スプリング34が容器30を閉
じるのに使用されている。更にその上、容器30は、図
4に示されるように、「通常時閉」でも「通常時開」で
も、それを保つのを助勢するための、封入されたスプリ
ング36を含むことが可能である。各場合において、標
示部材32は、バッファ装置18が、「空でない(not
empty)」,「満杯でない(not full)」あるいは「満
杯(full)」であるかを標示する。各具体例において
は、バッファ装置18の上端部38が固定された位置に
保持される一方、底端部40が上下に移動できるように
なっている。
【0016】典型的なグラフィックアート材料プロセス
においては、補給の必要量は、材料の単位面積(1
m2)当たり約420ml(つまり、約420ml/
m2)までであるかも知れない。材料の幅は760mm
まで、また、プロセスを通過する材料の搬送速度は83
0mm/min.までであるかも知れない。かかるプロ
セスでは、1分間当たりに約267mlの補給溶液が必
要であろう。この場合、1リットル(l)のバッファ装
置18であれば、貯留容器12を交換するのに4分間近
くまで許容するであろう。この時間は、もし、材料幅が
小さくなったり、知的な補給アルゴリズムや新しいより
低補給のプロセスで補給の必要量が減少すれば、延長さ
れ得る。
においては、補給の必要量は、材料の単位面積(1
m2)当たり約420ml(つまり、約420ml/
m2)までであるかも知れない。材料の幅は760mm
まで、また、プロセスを通過する材料の搬送速度は83
0mm/min.までであるかも知れない。かかるプロ
セスでは、1分間当たりに約267mlの補給溶液が必
要であろう。この場合、1リットル(l)のバッファ装
置18であれば、貯留容器12を交換するのに4分間近
くまで許容するであろう。この時間は、もし、材料幅が
小さくなったり、知的な補給アルゴリズムや新しいより
低補給のプロセスで補給の必要量が減少すれば、延長さ
れ得る。
【0017】図5に示されるように、バッファ装置50
はプロセスの排出側に見られる。処理タンク52は、排
出液収集容器54とバッファ装置50の間のフレキシブ
ルチューブ56及びバッファ装置50と処理タンク52
の間のパイプ58により、排出液収集容器54に接続さ
れている。上記バッファ装置50は、前述の場合と同じ
く、位置センサ62と協働する標示部材60を有してい
る。排出液バッファ装置50は、図2に示されたものと
類似した「通常時閉」の装置でなるが、より弱い閉じる
力しか有していない。バッファ装置50の上端部64が
固定された位置に保持される一方、底端部66はフレキ
シブルチューブ56を介して移動できるようになってい
る。排出液は、通常は、重力によりバッファ50を通っ
て少しずつしたたり落ち、そして、排出液収集容器54
内に少しずつ流れ込む。この通常の事象過程の間中、バ
ッファ装置50はへこんだ状態にとどまり、位置センサ
62がその状態を標示する。このことは、図6によりは
っきりと示されている。
はプロセスの排出側に見られる。処理タンク52は、排
出液収集容器54とバッファ装置50の間のフレキシブ
ルチューブ56及びバッファ装置50と処理タンク52
の間のパイプ58により、排出液収集容器54に接続さ
れている。上記バッファ装置50は、前述の場合と同じ
く、位置センサ62と協働する標示部材60を有してい
る。排出液バッファ装置50は、図2に示されたものと
類似した「通常時閉」の装置でなるが、より弱い閉じる
力しか有していない。バッファ装置50の上端部64が
固定された位置に保持される一方、底端部66はフレキ
シブルチューブ56を介して移動できるようになってい
る。排出液は、通常は、重力によりバッファ50を通っ
て少しずつしたたり落ち、そして、排出液収集容器54
内に少しずつ流れ込む。この通常の事象過程の間中、バ
ッファ装置50はへこんだ状態にとどまり、位置センサ
62がその状態を標示する。このことは、図6によりは
っきりと示されている。
【0018】排出液容器54が一杯になると、図7に示
すように、排出液は、上記バッファ装置50に達するま
でフレキシブルチューブ56を逆流する。この時点で、
バッファ装置50は、その回復力がより弱いので、液体
の重量で膨張し始める。上記標示部材60が、図に示さ
れるように、「空でない(not empty)」位置に達する
まで底部66と共に下方へ移動する。そのとき、当該排
出液容器54が満杯で交換される必要があることをオペ
レータに知らせるアラームが発せられるであろう。バッ
ファ装置50が排出液を注がれ続けているとき、該装置
50は柔軟性が有るので、排出液容器54に対する溶液
ヘッドの増加はごく僅かだけである。
すように、排出液は、上記バッファ装置50に達するま
でフレキシブルチューブ56を逆流する。この時点で、
バッファ装置50は、その回復力がより弱いので、液体
の重量で膨張し始める。上記標示部材60が、図に示さ
れるように、「空でない(not empty)」位置に達する
まで底部66と共に下方へ移動する。そのとき、当該排
出液容器54が満杯で交換される必要があることをオペ
レータに知らせるアラームが発せられるであろう。バッ
ファ装置50が排出液を注がれ続けているとき、該装置
50は柔軟性が有るので、排出液容器54に対する溶液
ヘッドの増加はごく僅かだけである。
【0019】本願発明は、同時に出願され、引用するこ
とによりここに組み入れられる、本願出願人の同時係属
英国特許出願(「溶液の取り扱いにおける改良またはそ
れに関するもの」と題する、1995年4月18日に出
願された、英国特許出願第9507845.7に対応す
る)に記載されているように、「バッグ・イン・ボック
ス(bag-in-box)」装置を利用した処理(プロセス)にお
いて、プロセスへの溶液の供給およびプロセスからの排
出液の収集の両方に有用である。
とによりここに組み入れられる、本願出願人の同時係属
英国特許出願(「溶液の取り扱いにおける改良またはそ
れに関するもの」と題する、1995年4月18日に出
願された、英国特許出願第9507845.7に対応す
る)に記載されているように、「バッグ・イン・ボック
ス(bag-in-box)」装置を利用した処理(プロセス)にお
いて、プロセスへの溶液の供給およびプロセスからの排
出液の収集の両方に有用である。
【0020】尚、本発明が、写真処理装置における利用
に限定されるものではなく、いかなる目的であれ、装置
への溶液の供給に密封された柔軟性の有る容器が必要と
される、他のいかなる装置においても手段を提供し得る
ものであることが、自ずと理解されよう。また、本発明
は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計
上の変更が可能であることは言うまでもない。
に限定されるものではなく、いかなる目的であれ、装置
への溶液の供給に密封された柔軟性の有る容器が必要と
される、他のいかなる装置においても手段を提供し得る
ものであることが、自ずと理解されよう。また、本発明
は、以上の実施態様に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において、種々の改良あるいは設計
上の変更が可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】本願発明によれば、処理溶液のバッファ
(緩衝機構)を設けることにより、使い尽くされた薬液
補給側が交換されている間も写真処理を続けることがで
きる。このことは、プロセス感受性が高い(process-se
nsitive)材料の処理および低用量の処理タンクにおい
ては特に重要である。また、本願発明は、面積の大きい
感光材料を処理しなければならず、補給溶液の供給が尽
きるか若しくは使い尽くされる公算がある場合にも有用
である。このことは、材料全面にわたる感光度測定上の
偏差が処理されることにつながることであろう。
(緩衝機構)を設けることにより、使い尽くされた薬液
補給側が交換されている間も写真処理を続けることがで
きる。このことは、プロセス感受性が高い(process-se
nsitive)材料の処理および低用量の処理タンクにおい
ては特に重要である。また、本願発明は、面積の大きい
感光材料を処理しなければならず、補給溶液の供給が尽
きるか若しくは使い尽くされる公算がある場合にも有用
である。このことは、材料全面にわたる感光度測定上の
偏差が処理されることにつながることであろう。
【図1】 本発明に係る溶液バッファ装置を用いたプロ
セスの模式的な説明図である。
セスの模式的な説明図である。
【図2】 本発明に係る溶液バッファ装置の一つの実施
形態の模式的な説明図である。
形態の模式的な説明図である。
【図3】 本発明に係る溶液バッファ装置の第2の実施
形態の模式的な説明図である。
形態の模式的な説明図である。
【図4】 本発明に係る溶液バッファ装置の第3の実施
形態の模式的な説明図である。
形態の模式的な説明図である。
【図5】 写真プロセスの排出側に接続された溶液バッ
ファ装置の模式的な説明図である。
ファ装置の模式的な説明図である。
【図6】 図5に類似しているが、その通常状態におけ
る装置を示す説明図である。
る装置を示す説明図である。
【図7】 図5に類似しているが、その満杯状態におけ
る装置を示す説明図である。
る装置を示す説明図である。
10,52…処理タンク 12…補給液貯留容器 18,50…バッファ装置 24,62…位置センサ 32,60…標示部材 54…排出液収集容器
Claims (1)
- 【請求項1】 感光材料を処理する処理装置であって、 少なくとも一つの処理タンクと、 各一つの処理タンクに接続された少なくとも一つの入れ
物と、 各入れ物と各一つの処理タンクとの間の処理溶液の流れ
を制御するための制御手段とを備え、 上記制御手段は、上記入れ物の状態の表示を与える緩衝
装置を含み、該緩衝装置は、入れ物と各一つの処理タン
クとの間に接続されていることを特徴とする処理装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9507846 | 1995-04-18 | ||
GBGB9507846.5A GB9507846D0 (en) | 1995-04-18 | 1995-04-18 | Improvements in or relating to photographic processing apparatus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08292539A true JPH08292539A (ja) | 1996-11-05 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8095261A Pending JPH08292539A (ja) | 1995-04-18 | 1996-04-17 | 感光材料の処理装置 |
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Country | Link |
---|---|
US (1) | US5694635A (ja) |
JP (1) | JPH08292539A (ja) |
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GB (2) | GB9507846D0 (ja) |
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GB0211611D0 (en) * | 2002-05-21 | 2002-07-03 | Eastman Kodak Co | Photographic processing |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE2361150B2 (de) * | 1973-12-07 | 1980-12-11 | Agfa-Gevaert Ag, 5090 Leverkusen | Fotografisches Gerät zur Naßbehandlung fotografischer Schichtträger |
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IT218679Z2 (it) * | 1989-06-01 | 1992-06-23 | Tecnoray Srl | Contenitore per liquidi per il trattamento di pellicole radiografiche e fotografiche o liquidi chimici in genere ad obbligatorio recupero controllato |
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JPH0737850A (ja) * | 1993-07-20 | 1995-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | 洗浄装置 |
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- 1996-04-16 US US08/633,146 patent/US5694635A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-04-16 GB GB9607869A patent/GB2300277B/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-04-17 JP JP8095261A patent/JPH08292539A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5694635A (en) | 1997-12-02 |
GB2300277A (en) | 1996-10-30 |
DE19614205A1 (de) | 1996-10-24 |
GB9507846D0 (en) | 1995-05-31 |
GB9607869D0 (en) | 1996-06-19 |
GB2300277B (en) | 1998-11-11 |
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