JPH0829208A - 測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の集中管理装置 - Google Patents

測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の集中管理装置

Info

Publication number
JPH0829208A
JPH0829208A JP24403494A JP24403494A JPH0829208A JP H0829208 A JPH0829208 A JP H0829208A JP 24403494 A JP24403494 A JP 24403494A JP 24403494 A JP24403494 A JP 24403494A JP H0829208 A JPH0829208 A JP H0829208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measurement
inspection
computer
value
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24403494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Okuda
憲一 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UNIE SYST KK
Original Assignee
UNIE SYST KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UNIE SYST KK filed Critical UNIE SYST KK
Priority to JP24403494A priority Critical patent/JPH0829208A/ja
Publication of JPH0829208A publication Critical patent/JPH0829208A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】異種多数の部品や製品毎の検査成績書や部品仕
様書等を準備することなく、部品や製品毎の各部の詳細
な実測値を全て記憶して実測値が規格値や公差を外れて
いた場合には、良品と不良品とを判別し、物品や製品の
品質の確認と保証を行う。 【構成】コンピュータ2に各種データからなる検査用基
準データベース11を入力すると共に、検査対象毎の物品
の検査測定項目及び測定手順を順次画面に表示し、その
後実際の製造物品の各部の実測値を測定機器3によって
測定して前記コンピュータ2へと出力し、その後該コン
ピュータ2に順次入力された実測値を全て測定データベ
ース記憶装置6に記憶させ、その後記憶された実測値
と、前記検査用基準データベース11に予め記憶された検
査対象毎の各種データとを測定データ比較判別装置7に
よって順次比較し、前記実測値データが許容範囲外の時
のみに所定の告知装置8を作動させて良品と不良品とを
判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は測定機器を用いた製造物
品毎の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の
集中管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製造業等に於いて、自社内にて製
造される部品や、自社内及び/又は自社外の各種部品を
用いて生産される製品等には、必ずある程度の寸法や重
量等の誤差が生じるものであり、よって製造側として
は、製造される部品や生産される製品に対して所定の検
査測定項目毎の規格値及び公差を設定し、生産ライン上
での全数検査や生産ロット毎の抜取検査又は出荷検査等
の各種検査を行うことで部品や製品の品質を納入先の業
者や一般消費者等に保証すると共に、部品や製品の受入
先の業者側でも所定の受入検査を実施する等してより確
実で、且つ万全な品質の確認と保証を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記の如
く、生産された部品や製品の品質を、納入先の業者や一
般消費者等に保証すべく所定の検査測定項目に従って検
査する場合に於いては下記の様な問題点があった。
【0004】即ち、上記の様に、製造業者や受入先の業
者等で検査される部品や製品は、通常、夫々の業者内に
設けられた品質保証部や品質管理部等の検査員が、該品
質保証部や品質管理部等で予め定められた所定の検査成
績書や部品仕様書等に開示された各部の測定手順に従い
ノギス等の各種の測定機器を用いて測定し、その後前記
検査成績書の検査測定項目の欄に各部の実測値を筆記具
を介して記入するという作業工程を繰り返すことで各部
の検査測定項目毎の規格値及び公差が許容値内にあるか
どうかが確認されて良品や不良品の判別がなされるもの
である。
【0005】よって、上記の様に、検査員は常に所定の
検査成績書や部品仕様書等に開示された各部の測定手順
に従って部品や製品の各部を測定し、その後検査成績書
の検査測定項目の欄に各部の実測値を筆記具を介して記
入することから、例えば、所定時間内に異種多数の部品
や製品を測定する場合には、その都度、異種多数の部品
や製品毎の検査成績書や部品仕様書等を準備しなければ
ならず、その為の準備作業が大変煩雑で、しかも非常に
多くのロス時間が発生するばかりか、検査員による測定
機器の実測値の読み間違いや検査成績書への記入間違い
等のミスが生じる場合もあり、よって規格値や公差内に
ある良品が不良品となったり、又規格値や公差を外れた
不良品が良品扱いされることもある。
【0006】更に、近年、特に製造物責任がメーカー側
に問われる様になり、よって製造された部品や製品の全
数に対しての品質記録が、万が一の事故発生の際のメー
カー側の無過失を立証する唯一の証拠となるが、如何せ
ん、検査員による測定機器の実測値の読み間違いや検査
成績書への記入間違い等のミスが生じていた場合には、
メーカー側の無過失を立証する決め手となる証拠となら
ないだけでなく、規格値や公差が許容値を外れた不良品
を出荷したり、又使用したといったメーカー側の一方的
な責任となる場合もあり、何れにしても何らかの緊急な
解決策が望まれていた。
【0007】更に、測定機器を用いて測定される部品や
製品の測定箇所も、必ずしも一次元とは限らず、二次元
や三次元の場合もあり、よって測定作業そのものが非常
に煩雑であるばかりか、測定による実測値を所定の計算
式等を介して演算処理しなければならない部品や製品も
存在し、何れにしても熟練の作業者でなければ容易に確
実な実測値や演算値を求めることが出来ないという問題
が生じていた。
【0008】然して、本発明は上記種々の問題を全て解
決するものであり、所定時間内に異種多数の部品や製品
の各部を測定する場合であっても、その都度、異種多数
の部品や製品毎の検査成績書や部品仕様書等を準備する
といった煩雑な作業も全く行うことなく、瞬時に、且つ
確実に、しかも測定機器の実測値の読み間違いや検査成
績書への記入間違い等のミスも全く生じることなく、部
品や製品毎の各部の詳細な実測値を全て記憶して保管す
ることが出来るだけでなく、実測値が規格値や公差を外
れていた場合には、瞬時に所定の告知手段を作動させて
良品と不良品とを判別し、万全な物品や製品の品質の確
認と保証を行うことが出来るだけでなく測定による実測
値のみならず所定の計算式等を介して該実測値を演算処
理しなければならない部品や製品であっても、熟練を要
する作業者を全く必要とせず、誰でも簡単に、且つ確実
に所定の演算値を記憶して保管することが出来る極めて
優れた測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中
管理方法及びその検査測定値の集中管理装置を提供する
ことを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、全く新しい測定機器を用いた製造物品毎
の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の集中
管理装置を発明し、以下の手段を講じたものである。
【0010】即ち、本発明は、コンピュータ2に検査対
象毎の物品の名称、検査測定項目及び該検査測定項目毎
の規格値及び公差等の各種データからなる検査用基準デ
ータベース11を入力して記憶させ、その後記憶された検
査用基準データベース11を介して検査対象毎の物品の検
査測定項目及び測定手順を順次画面に表示し、その後順
次画面に表示される検査対象毎の物品の検査測定項目及
び測定手順に従って実際の製造物品の各部の実測値を実
測値出力装置4を具備した測定機器3によって測定し、
その後各部の実測値を前記実測値出力装置4より前記コ
ンピュータ2へと所定のデジタル信号で順次出力し、そ
の後該デジタル信号を介してコンピュータ2に順次入力
された製造物品の各部の実測値を全て実測値データの測
定データベースとして測定データベース記憶装置6に記
憶させ、その後該測定データベース記憶装置6に記憶さ
れた製造物品毎の各部の実測値の実測値データと、前記
検査用基準データベース11に記憶された検査対象毎の物
品の各部の規格値及び公差等の各種データとを、測定デ
ータ比較判別装置7によって順次比較し、前記実測値デ
ータが許容範囲外の時のみに所定の告知装置8を作動さ
せて良品と不良品とを判別する方法にある。
【0011】更に、測定機器を用いた製造物品毎の検査
測定値の集中管理方法に於ける他の方法として、本発明
はコンピュータ2に入力された検査用基準データベース
11を介して検査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手
順を順次画面に表示し、その後順次画面に表示される検
査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手順に従って実
際の製造物品の各部の実測値を実測値出力装置4を具備
した一次元、二次元又は三次元の少なくとも何れか一つ
の測定機能を有する測定機器3を介して測定し、その後
各部の実測値を前記実測値出力装置4より前記コンピュ
ータ2へと所定のデジタル信号で順次出力した後、該デ
ジタル信号を介してコンピュータ2に順次入力された製
造物品の各部の実測値を、予め定められた条件に従って
演算装置14で演算処理し、その後演算処理された演算値
又は前記実測値の少なくとも何れか一方と、前記検査用
基準データベース11に記憶された検査対象毎の物品の各
部の規格値及び公差等の各種データとを、測定データ比
較判別装置7によって順次比較し、その後前記演算値又
は実測値の少なくとも何れか一方の値が許容範囲外の時
のみに所定の告知装置8を作動させて良品と不良品とを
判別すると共に、予め指定された前記演算値又は実測値
の少なくとも何れか一方の値のみを測定データベースと
すべく順次測定データベース記憶装置6に選択して記憶
する方法にある。
【0012】又、上記測定機器を用いた製造物品毎の検
査測定値の集中管理方法を実施するための装置として本
発明は、データ入力装置12によって入力された検査対象
毎の物品の名称、検査測定項目及び該検査測定項目毎の
規格値及び公差等の各種データを検査用基準データベー
ス11として記憶すると共に、該検査用基準データベース
11に記憶された前記検査対象毎の物品の検査測定項目及
び測定手順を順次画面表示するコンピュータ2と、該コ
ンピュータ2を介して順次画面表示される検査対象毎の
物品の検査測定項目及び測定手順に従って実際の製造物
品の各部の実測値を所定のデジタル信号を介して前記コ
ンピュータに順次出力可能な実測値出力装置4を具備し
た測定機器3と、該測定機器3の実測値出力装置4を介
して前記コンピュータ2に順次入力された製造物品の各
部の実測値を全て実測値データの測定データベースとし
て記憶する測定データベース記憶装置6とからなり、し
かも前記コンピュータ2には、該測定データベース記憶
装置6に記憶された製造物品毎の各部の実測値の実測値
データと、前記検査用基準データベース11に記憶された
検査対象毎の物品の各部の規格値及び公差等の各種デー
タを順次比較することにより前記実測値データが許容範
囲外の時のみに所定の告知装置8を作動させて良品と不
良品とを判別する測定データ比較判別装置7が設けられ
た点にある。
【0013】更に、測定機器を用いた製造物品毎の検査
測定値の集中管理方法を実施するための他の装置として
本発明は、所定の検査用基準データベース11を介して検
査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手順を順次画面
に表示するコンピュータ2と、該コンピュータ2を介し
て順次画面に表示される検査対象毎の物品の検査測定項
目及び測定手順に従って、実際の製造物品の各部の実測
値を、一次元、二次元又は三次元の少なくとも何れか一
つの測定機能を介して測定可能な測定機器3と、該測定
機器3を介して測定された実測値を、所定のデジタル信
号によって前記コンピュータ2に順次入力する実測値出
力装置4と、該実測値出力装置4を介してコンピュータ
2に順次入力された製造物品の各部の実測値を、予め定
められた条件に従って演算処理する演算装置14と、該演
算装置14を介して演算処理された演算値又は前記実測値
の少なくとも何れか一方と、前記検査用基準データベー
ス11に記憶された検査対象毎の物品の各部の規格値及び
公差等の各種データとを順次比較する測定データ比較判
別装置7と、該測定データ比較判別装置7を介して順次
比較された前記演算値又は実測値の少なくとも何れか一
方の値が許容範囲外の時のみに良品と不良品とを判別す
べく作動する告知装置8と、予め指定された前記演算値
又は実測値の少なくとも何れか一方の値のみを順次選択
して測定データベースとして記憶する測定データベース
記憶装置6とが設けられた点にある。
【0014】更に、前記コンピュータ2には、実測値出
力装置4を具備した異種又は複数の測定機器3,3a…を
接続可能な測定機器接続装置5が設けられた点にある。
【0015】更に、前記測定機器接続装置5が、前記コ
ンピュータ2に接続された複数の端末コンピュータ2a,
2b…の夫々に設けられた点にある。
【0016】又、前記コンピュータ2には、実測値デー
タの測定データベースを基に、所定の検査成績書を作成
する検査成績書作成装置9が設けられた点にある。
【0017】更に、前記コンピュータ2には、演算装置
14を介して演算処理された演算値を基に所定の検査成績
書を作成する検査成績書作成装置9が設けられた点にあ
る。
【0018】更に、前記コンピュータ2には、検査成績
書作成装置9を介して作成された検査成績書を印刷する
印刷装置13が設けられた点にある。
【0019】
【作用】上記構成からなる測定機器を用いた製造物品毎
の検査測定値の集中管理方法に於いては、コンピュータ
2に検査対象毎の物品の名称、検査測定項目及び該検査
測定項目毎の規格値及び公差等の各種データからなる検
査用基準データベース11を入力して記憶させ、その後記
憶された検査用基準データベース11を介して検査対象毎
の物品の検査測定項目及び測定手順を順次画面に表示
し、その後順次画面に表示される検査対象毎の物品の検
査測定項目及び測定手順に従って実際の製造物品の各部
の実測値を実測値出力装置4を具備した測定機器3によ
って測定し、その後各部の実測値を前記実測値出力装置
4より前記コンピュータ2へと所定のデジタル信号で順
次出力し、その後該デジタル信号を介してコンピュータ
2に順次入力された製造物品の各部の実測値を全て実測
値データの測定データベースとして測定データベース記
憶装置6に記憶させ、その後該測定データベース記憶装
置6に記憶された製造物品毎の各部の実測値の実測値デ
ータと、前記検査用基準データベース11に記憶された検
査対象毎の物品の各部の規格値及び公差等の各種データ
とを、測定データ比較判別装置7によって順次比較し、
前記実測値データが許容範囲外の時のみに所定の告知装
置8を作動させて良品と不良品とを判別することから、
部品毎の各部を測定する場合であっても、その都度、異
種多数の部品や製品毎の検査成績書や部品仕様書等を準
備するといった煩雑な作業も全く行うことなく、順次画
面に表示される検査対象毎の物品の検査測定項目及び測
定手順に従って、瞬時に、且つ確実に、しかも測定機器
の実測値の読み間違いや検査成績書への記入間違い等の
ミスも全く生じることなく、部品や製品毎の各部の詳細
な実測値を全て記憶して保管することが出来るだけでな
く、実測値が規格値や公差を外れていた場合には、瞬時
に所定の告知手段を作動させて良品と不良品とを判別
し、万全な物品や製品の品質の確認と保証を行うことが
出来る。
【0020】更に、測定機器を用いた製造物品毎の検査
測定値の他の場合の集中管理方法に於いては、コンピュ
ータ2に入力された検査用基準データベース11を介して
検査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手順を順次画
面に表示し、その後順次画面に表示される検査対象毎の
物品の検査測定項目及び測定手順に従って実際の製造物
品の各部の実測値を実測値出力装置4を具備した一次
元、二次元又は三次元の少なくとも何れか一つの測定機
能を有する測定機器3を介して測定し、その後各部の実
測値を前記実測値出力装置4より前記コンピュータ2へ
と所定のデジタル信号で順次出力した後、該デジタル信
号を介してコンピュータ2に順次入力された製造物品の
各部の実測値を、予め定められた条件に従って演算装置
14で演算処理し、その後演算処理された演算値又は前記
実測値の少なくとも何れか一方と、前記検査用基準デー
タベース11に記憶された検査対象毎の物品の各部の規格
値及び公差等の各種データとを、測定データ比較判別装
置7によって順次比較し、その後前記演算値又は実測値
の少なくとも何れか一方の値が許容範囲外の時のみに所
定の告知装置8を作動させて良品と不良品とを判別する
と共に、予め指定された前記演算値又は実測値の少なく
とも何れか一方の値のみを測定データベースとすべく順
次測定データベース記憶装置6に選択して記憶すること
から、部品毎の各部を測定する場合であっても、その都
度、異種多数の部品や製品毎の検査成績書や部品仕様書
等を準備するといった煩雑な作業も全く行うことなく、
順次画面に表示される検査対象毎の物品の検査測定項目
及び測定手順に従って、瞬時に、且つ確実に、しかも測
定機器の実測値の読み間違いや検査成績書への記入間違
い等のミスも全く生じることなく、部品や製品毎の各部
の詳細な実測値を全て記憶して保管することが出来るだ
けでなく、実測値が規格値や公差を外れていた場合に
は、瞬時に所定の告知手段を作動させて良品と不良品と
を判別し、万全な物品や製品の品質の確認と保証を行う
ことが出来ると共に、測定による実測値のみならず所定
の計算式等を介して該実測値を演算処理しなければなら
ない部品や製品であっても、熟練を要する作業者を全く
必要とせず、誰でも簡単に、且つ確実に所定の演算値を
記憶して各種の測定データを保管することが出来る。
【0021】又、測定機器を用いた製造物品毎の検査測
定値の集中管理方法に使用される検査測定値の集中管理
装置に於いては、データ入力装置12によって入力された
検査対象毎の物品の名称、検査測定項目及び該検査測定
項目毎の規格値及び公差等の各種データを検査用基準デ
ータベース11として記憶すると共に、該検査用基準デー
タベース11に記憶された前記検査対象毎の物品の検査測
定項目及び測定手順を順次画面表示するコンピュータ2
と、該コンピュータ2を介して順次画面表示される検査
対象毎の物品の検査測定項目及び測定手順に従って実際
の製造物品の各部の実測値を所定のデジタル信号を介し
て前記コンピュータに順次出力可能な実測値出力装置4
を具備した測定機器3と、該測定機器3の実測値出力装
置4を介して前記コンピュータ2に順次入力された製造
物品の各部の実測値を全て実測値データの測定データベ
ースとして記憶する測定データベース記憶装置6とから
なり、しかも前記コンピュータ2には、該測定データベ
ース記憶装置6に記憶された製造物品毎の各部の実測値
の実測値データと、前記検査用基準データベース11に記
憶された検査対象毎の物品の各部の規格値及び公差等の
各種データを順次比較することにより、前記実測値デー
タが許容範囲外の時のみに所定の告知装置8を作動させ
て良品と不良品とを判別する測定データ比較判別装置7
が設けられてなることから、コンピュータ2にて算出可
能な項目については、演算させるための測定の省略が出
来るだけでなく、生産工程等の現場のみならず、営業、
出荷、受入等の各現場等でリアルタイムに部品毎の規格
値や公差、又は該規格値や公差に対する実際の物品の実
測値の変化及び測定状況等を瞬時に知ることが出来るた
めに、物品の品質を常に安定させるべく一元化して管理
することが出来る。
【0022】更に、前記コンピュータ2には、実測値出
力装置4を具備した異種又は複数の測定機器3,3a…を
接続可能な測定機器接続装置5が設けられてなることか
ら、測定機器のメーカーや種類、数量を問わず物品毎の
測定値を所定のデジタル信号を介して確実にコンピュー
タ2に入力することが出来る。
【0023】更に、前記測定機器接続装置5が、前記コ
ンピュータ2に接続された複数の端末コンピュータ2a,
2b…の夫々に設けられてなることから、製造物品毎の検
査測定値の集中管理をネットワークによって構築するこ
とが可能となり、よって個々の端末コンピュータ2a,2b
…を介して複数の物品の検査の進行状況や良否等を何処
からでも瞬時に確認することが出来る。
【0024】更に、前記コンピュータ2には、実測値デ
ータの測定データベースを基に、所定の検査成績書を作
成する検査成績書作成装置9が設けられてなることか
ら、順次画面に表示される検査対象毎の物品の検査測定
項目及び測定手順に従って所定の測定を行うだけで検査
成績書への筆記作業を全く行うことなく検査成績書を作
成することが出来る。
【0025】更に、前記コンピュータ2には、演算装置
14を介して演算処理された演算値を基に所定の検査成績
書を作成する検査成績書作成装置9が設けられてなるこ
とから、順次画面に表示される検査対象毎の物品の検査
測定項目及び測定手順に従って所定の測定を行うだけで
正確な演算処理がなされた演算値を煩雑な演算作業や筆
記作業を全く行うことなく所定の検査成績書に記入して
検査成績書を作成することが出来る。
【0026】又、前記コンピュータ2には、検査成績書
作成装置9を介して作成された検査成績書を印刷する印
刷装置13が設けられてなることから、部品生産時や出荷
時のみならず、必要に応じて即時検査成績書を印刷して
出力することが出来る。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0028】図1に於いて、1は測定機器を用いた製造
物品毎の検査測定値の集中管理装置のブロック図を示
す。
【0029】2はキーボード等のデータ入力装置12によ
って入力された検査対象毎の物品の名称、検査測定項目
及び該検査測定項目毎の規格値及び公差等の各種データ
を検査用基準データベース11として記憶すると共に、該
検査用基準データベース11に記憶された前記検査対象毎
の物品の検査測定項目及び測定手順を順次モニター10に
表示するコンピュータを示す。
【0030】3,3a,3b…は上記コンピュータ2を介し
て順次画面表示される検査対象毎の物品の検査測定項目
及び測定手順に従って実際の製造物品の各部の実測値を
測定可能な異種の測定機器を示し、例えば、三次元測定
機、顕微鏡、投影器、ノギス及びマイクロメータ等から
なる。
【0031】4,4a,4b…は上記異種の測定機器3,3
a,3b…の夫々に取付けられ、且つ該測定機器3,3a,3
b…の夫々を介して測定された実際の製造物品の各部の
実測値を所定のデジタル信号を介して前記コンピュータ
に順次出力可能な実測値出力装置を示し、上記三次元測
定機、顕微鏡、投影器、ノギス及びマイクロメータ等の
異種の測定機器毎に直接取付けられ、且つ電池電源によ
って作動する構成からなる。
【0032】5は前記コンピュータ2に接続され、且つ
前記各実測値出力装置4,4a,4b…の夫々を接続可能な
所定の接続機構(図示せず)を有すると共に、該接続機
構を介して接続された複数の実測値出力装置4,4a,4b
…を介して測定された実際の製造物品の各部の実測値の
デジタル信号を、一体的に具備したRS−232C(図
示せず)で変換し直接前記コンピュータ2に入力するた
めの測定機器接続装置を示す。
【0033】6は上記測定機器3,3a,3b…の夫々に取
付けられた実測値出力装置4,4a,4b…を介して前記コ
ンピュータ2に順次入力された製造物品の各部の実測値
を全て実測値データの測定データベースとしてコンピュ
ータ2に記憶する測定データベース記憶装置を示す。
【0034】7は前記コンピュータ2に設けられ、且つ
前記測定データベース記憶装置6に記憶された製造物品
毎の各部の実測値の実測値データと、前記検査用基準デ
ータベース11に記憶された検査対象毎の物品の各部の規
格値及び公差等の各種データを順次比較することによ
り、前記実測値データが許容範囲外の時のみにブザーや
ランプ等の告知装置8を作動させて良品と不良品とを判
別する測定データ比較判別装置を示す。
【0035】9は前記コンピュータ2に設けられ、且つ
前記測定データベース記憶装置6に記憶された実測値デ
ータの測定データベースを基に、予め設定された書式に
従って所定の検査成績書を作成する検査成績書作成装置
を示し、13は該検査成績書作成装置9を介して作成され
た検査成績書を印刷する印刷装置を示す。
【0036】本実施例に於ける測定機器を用いた製造物
品毎の検査測定値の集中管理装置1は以上の構成からな
るために、部品毎の各部を測定する場合であっても、そ
の都度、異種多数の部品や製品毎の検査成績書や部品仕
様書等を準備するといった煩雑な作業も全く行うことな
く、順次モニター10に表示される検査対象毎の物品の検
査測定項目及び測定手順に従って、瞬時に、且つ確実
に、しかも測定機器の実測値の読み間違いや検査成績書
への記入間違い等のミスも全く生じることなく、部品や
製品毎の各部の詳細な実測値を全てコンピュータ2に記
憶させて保管することが出来るだけでなく、実測値が規
格値や公差を外れていた場合には、瞬時にブザーやラン
プ等の告知装置8を作動させて良品と不良品とを判別
し、万全な物品や製品の品質の確認と保証を行うことが
出来るだけでなく、コンピュータ2にて算出可能な項目
については、演算させるための測定の省略が出来るだけ
でなく、生産工程等の現場のみならず、営業、出荷、受
入等の各現場等でリアルタイムに部品毎の規格値や公
差、又は該規格値や公差に対する実際の物品の実測値の
変化等を瞬時に知ることが出来るために、物品の品質を
常に安定させるべく一元化して管理することが出来る。
【0037】更に、前記集中管理装置1のコンピュータ
2には、実測値出力装置4,4a,4b…を具備した異種又
は複数の測定機器3,3a,3b…を接続可能な測定機器接
続装置5が設けられてなることから、測定機器のメーカ
ーや種類、数量を問わず物品毎の測定値を所定のデジタ
ル信号を介して確実にコンピュータ2に入力することが
出来る。
【0038】更に、前記集中管理装置1のコンピュータ
2には、実測値データの測定データベースを基に、所定
の検査成績書を作成する検査成績書作成装置9が設けら
れてなることから、順次画面に表示される検査対象毎の
物品の検査測定項目及び測定手順に従って所定の測定を
行うだけで検査成績書への筆記作業を全く行うことなく
検査成績書を作成することが出来る。
【0039】又、前記コンピュータ2には、前記検査成
績書作成装置9を介して作成された検査成績書を印刷す
る印刷装置13が設けられてなることから、部品生産時や
出荷時のみならず、必要に応じて即時検査成績書を印刷
して出力することが出来るのである。
【0040】尚、上記実施例に於いて、集中管理装置1
のコンピュータ2には、測定機器接続装置5が設けられ
てなるが、例えば、図2に示す様に、該測定機器接続装
置5が、前記コンピュータ2に接続された複数の端末コ
ンピュータ2a,2b,2c…の夫々に設けられていてもよ
く、この場合には、製造物品毎の検査測定値の集中管理
をネットワークによって構築することが可能となり、よ
って個々の端末コンピュータ2a,2b,2c…を介して複数
の物品の検査の進行状況や良否等を何処からでも瞬時に
確認することが出来る利点がある。
【0041】更に、上記実施例に於いて、測定機器接続
装置5には、実測値出力装置4,4a,4b…を具備した異
種の測定機器3,3a,3b…が接続されてなるが、決して
これに限定されず、例えば、同種の測定機器3…が複数
接続されていてもよく、又必ずしも異種又は複数の測定
機器が測定機器接続装置5に接続される必要もなく、一
台の測定機器接続装置5に一台の測定機器が接続された
だけでもよいのは言うまでもない。
【0042】更に、上記実施例に於いて、コンピュータ
2には、検査成績書作成装置9及び印刷装置13が夫々設
けられてなるが、必ずしも本発明の必須の要件でないの
は言うまでもなく、又実施例に於いて、検査測定値の集
中管理装置1のコンピュータ2には、測定データベース
記憶装置6、測定データ比較判別装置7及び検査成績書
作成装置9が夫々設けられてなるが、コンピュータ2そ
のものが測定データベース記憶装置6、測定データ比較
判別装置7及び検査成績書作成装置9と同じ処理動作を
行う構成であってもよく、この場合には、集中管理装置
1をよりコンパクトにして省スペースの装置とすること
が出来る利点がある。
【0043】更に、上記実施例に於いて、コンピュータ
2には、告知装置8が設けられてなるが、例えば、該告
知装置8が、前記コンピュータ2に設けられた測定デー
タ比較判別装置7側に直接取付けられていてもよく、こ
の場合には、測定データ比較判別装置7を一つの判別ユ
ニットとすることが出来る利点がある。
【0044】更に、上記実施例に於いて、例えば、図3
に示す様に、コンピュータ2に入力された検査用基準デ
ータベース11を介して検査対象毎の物品の検査測定項目
及び測定手順を順次モニター10の画面に表示し、その後
順次モニター10の画面に表示される検査対象毎の物品の
検査測定項目及び測定手順に従って実際の製造物品の各
部の実測値を実測値出力装置4を具備した、例えば顕微
鏡や投影器等の様な一次元、二次元又は三次元の少なく
とも何れか一つの測定機能を有する測定機器3を介して
測定し、その後各部の実測値を前記実測値出力装置4よ
り前記コンピュータ2へと所定のデジタル信号で順次出
力した後、該デジタル信号を介してコンピュータ2に順
次入力された製造物品の各部の実測値を、予め定められ
た条件に従って演算装置14で演算処理し、その後演算処
理された演算値又は前記実測値の少なくとも何れか一方
と、前記検査用基準データベース11に記憶された検査対
象毎の物品の各部の規格値及び公差等の各種データと
を、測定データ比較判別装置7によって順次比較し、そ
の後前記演算値又は実測値の少なくとも何れか一方の値
が許容範囲外の時のみに所定の告知装置8を作動させて
良品と不良品とを判別すると共に、予め指定された前記
演算値又は実測値の少なくとも何れか一方の値のみを測
定データベースとすべく順次測定データベース記憶装置
6に選択して記憶してもよく、この場合には上記同様
に、その都度、異種多数の部品や製品毎の検査成績書や
部品仕様書等を準備するといった煩雑な作業も全く行う
ことなく、更に測定による実測値のみならず所定の計算
式等を介して該実測値を演算処理しなければならない部
品や製品であっても、熟練を要する作業者を全く必要と
せず、誰でも簡単に、且つ確実に所定の演算値を記憶し
て各種の測定データを保管することが出来るだけでな
く、前記演算値又は実測値の少なくとも何れか一方が規
格値や公差を外れていた場合には、瞬時に所定の告知手
段を作動させて良品と不良品とを判別し、万全な物品や
製品の品質の確認と保証を行うことが出来る利点があ
る。
【0045】尚、上記測定機器3が一次元、二次元又は
三次元の少なくとも何れか一つの測定機能を有し、且つ
測定を行う部品や製品が所定の計算式等を介して実測値
を演算処理しなければならない場合に於いて、図4に示
す様にキーボード12、検査成績書作成装置9、印刷装置
13が夫々接続されていてもよく、この場合には特に製造
業での万全な物品や製品の品質の確認及び保証体制を構
築することが出来るという大きな利点がある。
【0046】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は、コンピュータに
検査対象毎の物品の名称、検査測定項目及び該検査測定
項目毎の規格値及び公差等の各種データからなる検査用
基準データベースを入力して記憶させ、その後記憶され
た検査用基準データベースを介して検査対象毎の物品の
検査測定項目及び測定手順を順次画面に表示し、その後
順次画面に表示される検査対象毎の物品の検査測定項目
及び測定手順に従って実際の製造物品の各部の実測値を
実測値出力装置を具備した測定機器によって測定し、そ
の後各部の実測値を前記実測値出力装置より前記コンピ
ュータへと所定のデジタル信号で順次出力し、その後該
デジタル信号を介してコンピュータに順次入力された製
造物品の各部の実測値を全て実測値データの測定データ
ベースとして測定データベース記憶装置に記憶させ、そ
の後該測定データベース記憶装置に記憶された製造物品
毎の各部の実測値の実測値データと、前記検査用基準デ
ータベースに記憶された検査対象毎の物品の各部の規格
値及び公差等の各種データとを、測定データ比較判別装
置によって順次比較し、前記実測値データが許容範囲外
の時のみに所定の告知装置を作動させて良品と不良品と
を判別することから、部品毎の各部を測定する場合であ
っても、その都度、異種多数の部品や製品毎の検査成績
書や部品仕様書等を準備するといった煩雑な作業も全く
行うことなく、順次画面に表示される検査対象毎の物品
の検査測定項目及び測定手順に従って、瞬時に、且つ確
実に、しかも測定機器の実測値の読み間違いや検査成績
書への記入間違い等のミスも全く生じることなく、部品
や製品毎の各部の詳細な実測値を全て記憶して保管する
ことが出来るだけでなく、実測値が規格値や公差を外れ
ていた場合には、瞬時に所定の告知手段を作動させて良
品と不良品とを判別し、万全な物品や製品の品質の確認
と保証を行うことが出来る。
【0047】更に、他の場合の集中管理方法に於いて、
コンピュータに入力された検査用基準データベースを介
して検査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手順を順
次画面に表示し、その後順次画面に表示される検査対象
毎の物品の検査測定項目及び測定手順に従って実際の製
造物品の各部の実測値を実測値出力装置を具備した一次
元、二次元又は三次元の少なくとも何れか一つの測定機
能を有する測定機器を介して測定し、その後各部の実測
値を前記実測値出力装置より前記コンピュータへと所定
のデジタル信号で順次出力した後、該デジタル信号を介
してコンピュータに順次入力された製造物品の各部の実
測値を、予め定められた条件に従って演算装置で演算処
理し、その後演算処理された演算値又は前記実測値の少
なくとも何れか一方と、前記検査用基準データベースに
記憶された検査対象毎の物品の各部の規格値及び公差等
の各種データとを、測定データ比較判別装置によって順
次比較し、その後前記演算値又は実測値の少なくとも何
れか一方の値が許容範囲外の時のみに所定の告知装置を
作動させて良品と不良品とを判別すると共に、予め指定
された前記演算値又は実測値の少なくとも何れか一方の
値のみを測定データベースとすべく順次測定データベー
ス記憶装置に選択して記憶することから、部品毎の各部
を測定する場合であっても、その都度、異種多数の部品
や製品毎の検査成績書や部品仕様書等を準備するといっ
た煩雑な作業も全く行うことなく、順次画面に表示され
る検査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手順に従っ
て、瞬時に、且つ確実に、しかも測定機器の実測値の読
み間違いや検査成績書への記入間違い等のミスも全く生
じることなく、部品や製品毎の各部の詳細な実測値を全
て記憶して保管することが出来るだけでなく、実測値が
規格値や公差を外れていた場合には、瞬時に所定の告知
手段を作動させて良品と不良品とを判別し、万全な物品
や製品の品質の確認と保証を行うことが出来ると共に、
測定による実測値のみならず所定の計算式等を介して該
実測値を演算処理しなければならない部品や製品であっ
ても、熟練を要する作業者を全く必要とせず、誰でも簡
単に、且つ確実に所定の演算値を記憶して各種の測定デ
ータを保管することが出来る。
【0048】更に、本発明の検査測定値の集中管理装置
によれば、コンピュータにて算出可能な項目について
は、演算させるための測定の省略が出来るだけでなく、
生産工程等の現場のみならず、営業、出荷、受入等の各
現場等でリアルタイムに部品毎の規格値や公差、又は該
規格値や公差に対する実際の物品の実測値の変化及び測
定状況等を瞬時に知ることが出来るために、物品の品質
を常に安定させるべく一元化して管理することが出来
る。
【0049】更に、コンピュータには、実測値出力装置
を具備した異種又は複数の測定機器を接続可能な測定機
器接続装置が設けられてなることから、測定機器のメー
カーや種類、数量を問わず物品毎の測定値を所定のデジ
タル信号を介して確実にコンピュータに入力することが
出来る。
【0050】更に、測定機器接続装置が、コンピュータ
に接続された複数の端末コンピュータの夫々に設けられ
てなることから、製造物品毎の検査測定値の集中管理を
ネットワークによって構築することが可能となり、よっ
て個々の端末コンピュータを介して複数の物品の検査の
進行状況や良否等を何処からでも瞬時に確認することが
出来る。
【0051】又、コンピュータには、実測値データの測
定データベースを基に、所定の検査成績書を作成する検
査成績書作成装置が設けられてなることから、順次画面
に表示される検査対象毎の物品の検査測定項目及び測定
手順に従って所定の測定を行うだけで検査成績書への筆
記作業を全く行うことなく検査成績書を作成することが
出来る。
【0052】更に、前記コンピュータには、演算装置を
介して演算処理された演算値を基に所定の検査成績書を
作成する検査成績書作成装置が設けられてなることか
ら、順次画面に表示される検査対象毎の物品の検査測定
項目及び測定手順に従って所定の測定を行うだけで正確
な演算処理がなされた演算値を煩雑な演算作業や筆記作
業を全く行うことなく所定の検査成績書に記入して検査
成績書を作成することが出来る。
【0053】更に、前記コンピュータには、検査成績書
作成装置を介して作成された検査成績書を印刷する印刷
装置が設けられてなることから、部品生産時や出荷時の
みならず、必要に応じて即時検査成績書を印刷して出力
することが出来る。
【0054】従って、所定時間内に異種多数の部品や製
品の各部を測定する場合であっても、その都度、異種多
数の部品や製品毎の検査成績書や部品仕様書等を準備す
るといった煩雑な作業も全く行うことなく、瞬時に、且
つ確実に、しかも測定機器の実測値の読み間違いや検査
成績書への記入間違い等のミスも全く生じることなく、
部品や製品毎の各部の詳細な実測値を全て記憶して保管
することが出来るだけでなく、実測値が規格値や公差を
外れていた場合には、瞬時に所定の告知手段を作動させ
て良品と不良品とを判別し、万全な物品や製品の品質の
確認と保証を行うことが出来るだけでなく、測定による
実測値のみならず所定の計算式等を介して該実測値を演
算処理しなければならない部品や製品であっても、一切
の熟練を要することなく煩雑な測定手順、規格値及び公
差等をも全く覚えることもなく誰でも簡単に、且つ確実
に所定の演算値を記憶して保管することが出来、しいて
は不良品の発生をも未然に予知して防止することも出来
るという種々の格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の測定機器を用いた製造物品毎の検査測
定値の集中管理方法に使用される検査測定値の集中管理
装置のブロック図。
【図2】本発明の検査測定値の集中管理装置の他の実施
例を示すブロック図。
【図3】本発明の検査測定値の集中管理装置の他の実施
例を示すブロック図。
【図4】本発明の検査測定値の集中管理装置の他の実施
例を示すブロック図。
【符号の説明】
1…測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管
理装置 2…コンピュータ 3…測定機器 4…実測値出力装置 5…測定機器接続装置 6…測定データベース記憶装置 7…測定データ比較判別装置 8…告知装置 9…検査成績書作成措置 10…モニター 11…検査用基準データベース 12…データ入力装置 13…印刷装置 14…演算装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ(2) に検査対象毎の物品の
    名称、検査測定項目及び該検査測定項目毎の規格値及び
    公差等の各種データからなる検査用基準データベース(1
    1)を入力して記憶させ、その後記憶された検査用基準デ
    ータベース(11)を介して検査対象毎の物品の検査測定項
    目及び測定手順を順次画面に表示し、その後順次画面に
    表示される検査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手
    順に従って実際の製造物品の各部の実測値を実測値出力
    装置(4) を具備した測定機器(3)によって測定し、その
    後各部の実測値を前記実測値出力装置(4) より前記コン
    ピュータ(2) へと所定のデジタル信号で順次出力し、そ
    の後該デジタル信号を介してコンピュータ(2) に順次入
    力された製造物品の各部の実測値を全て実測値データの
    測定データベースとして測定データベース記憶装置(6)
    に記憶させ、その後該測定データベース記憶装置(6) に
    記憶された製造物品毎の各部の実測値の実測値データ
    と、前記検査用基準データベース(11)に記憶された検査
    対象毎の物品の各部の規格値及び公差等の各種データと
    を、測定データ比較判別装置(7) によって順次比較し、
    前記実測値データが許容範囲外の時のみに所定の告知装
    置(8) を作動させて良品と不良品とを判別することを特
    徴とする測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集
    中管理方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータ(2) に入力された検査用基
    準データベース(11)を介して検査対象毎の物品の検査測
    定項目及び測定手順を順次画面に表示し、その後順次画
    面に表示される検査対象毎の物品の検査測定項目及び測
    定手順に従って実際の製造物品の各部の実測値を実測値
    出力装置(4) を具備した一次元、二次元又は三次元の少
    なくとも何れか一つの測定機能を有する測定機器(3) を
    介して測定し、その後各部の実測値を前記実測値出力装
    置(4) より前記コンピュータ(2)へと所定のデジタル信
    号で順次出力した後、該デジタル信号を介してコンピュ
    ータ(2) に順次入力された製造物品の各部の実測値を、
    予め定められた条件に従って演算装置(14)で演算処理
    し、その後演算処理された演算値又は前記実測値の少な
    くとも何れか一方と、前記検査用基準データベース(11)
    に記憶された検査対象毎の物品の各部の規格値及び公差
    等の各種データとを、測定データ比較判別装置(7) によ
    って順次比較し、その後前記演算値又は実測値の少なく
    とも何れか一方の値が許容範囲外の時のみに所定の告知
    装置(8) を作動させて良品と不良品とを判別すると共
    に、予め指定された前記演算値又は実測値の少なくとも
    何れか一方の値のみを測定データベースとすべく順次測
    定データベース記憶装置(6) に選択して記憶することを
    特徴とする測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の
    集中管理方法。
  3. 【請求項3】 データ入力装置(12)によって入力された
    検査対象毎の物品の名称、検査測定項目及び該検査測定
    項目毎の規格値及び公差等の各種データを検査用基準デ
    ータベース(11)として記憶すると共に、該検査用基準デ
    ータベース(11)に記憶された前記検査対象毎の物品の検
    査測定項目及び測定手順を順次画面表示するコンピュー
    タ(2) と、該コンピュータ(2) を介して順次画面表示さ
    れる検査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手順に従
    って実際の製造物品の各部の実測値を所定のデジタル信
    号を介して前記コンピュータ(2) に順次出力可能な実測
    値出力装置(4) を具備した測定機器(3) と、該測定機器
    (3) の実測値出力装置(4)を介して前記コンピュータ(2)
    に順次入力された製造物品の各部の実測値を全て実測
    値データの測定データベースとして記憶する測定データ
    ベース記憶装置(6)とからなり、しかも前記コンピュー
    タ(2) には、該測定データベース記憶装置(6) に記憶さ
    れた製造物品毎の各部の実測値の実測値データと、前記
    検査用基準データベース(11)に記憶された検査対象毎の
    物品の各部の規格値及び公差等の各種データを順次比較
    することにより、前記実測値データが許容範囲外の時の
    みに所定の告知装置(8) を作動させて良品と不良品とを
    判別する測定データ比較判別装置(7) が設けられてなる
    ことを特徴とする測定機器を用いた製造物品毎の検査測
    定値の集中管理装置。
  4. 【請求項4】 所定の検査用基準データベース(11)を介
    して検査対象毎の物品の検査測定項目及び測定手順を順
    次画面に表示するコンピュータ(2) と、該コンピュータ
    (2) を介して順次画面に表示される検査対象毎の物品の
    検査測定項目及び測定手順に従って、実際の製造物品の
    各部の実測値を、一次元、二次元又は三次元の少なくと
    も何れか一つの測定機能を介して測定可能な測定機器
    (3) と、該測定機器(3) を介して測定された実測値を、
    所定のデジタル信号によって前記コンピュータ(2) に順
    次入力する実測値出力装置(4) と、該実測値出力装置
    (4) を介してコンピュータ(2) に順次入力された製造物
    品の各部の実測値を、予め定められた条件に従って演算
    処理する演算装置(14)と、該演算装置(14)を介して演算
    処理された演算値又は前記実測値の少なくとも何れか一
    方と、前記検査用基準データベース(11)に記憶された検
    査対象毎の物品の各部の規格値及び公差等の各種データ
    とを順次比較する測定データ比較判別装置(7) と、該測
    定データ比較判別装置(7) を介して順次比較された前記
    演算値又は実測値の少なくとも何れか一方の値が許容範
    囲外の時のみに良品と不良品とを判別すべく作動する告
    知装置(8)と、予め指定された前記演算値又は実測値の
    少なくとも何れか一方の値のみを順次選択して測定デー
    タベースとして記憶する測定データベース記憶装置(6)
    とからなることを特徴とする測定機器を用いた製造物品
    毎の検査測定値の集中管理装置。
  5. 【請求項5】 前記コンピュータ(2) には、実測値出力
    装置(4) を具備した異種又は複数の測定機器(3) ,(3a)
    …を接続可能な測定機器接続装置(5) が設けられた請求
    項3又は4記載の測定機器を用いた製造物品毎の検査測
    定値の集中管理装置。
  6. 【請求項6】 前記測定機器接続装置(5) が、前記コン
    ピュータ(2) に接続された複数の端末コンピュータ(2
    a),(2b)…の夫々に設けられた請求項5記載の測定機器
    を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理装置。
  7. 【請求項7】 前記コンピュータ(2) には、実測値デー
    タの測定データベースを基に、所定の検査成績書を作成
    する検査成績書作成装置(9) が設けられた請求項3乃至
    6何れかに記載の測定機器を用いた製造物品毎の検査測
    定値の集中管理装置。
  8. 【請求項8】 前記コンピュータ(2) には、演算装置(1
    4)を介して演算処理された演算値を基に、所定の検査成
    績書を作成する検査成績書作成装置(9) が設けられた請
    求項4乃至6何れかに記載の測定機器を用いた製造物品
    毎の検査測定値の集中管理装置。
  9. 【請求項9】 前記コンピュータ(2) には、検査成績書
    作成装置(9) を介して作成された検査成績書を印刷する
    印刷装置(13)が設けられた請求項3乃至8何れかに記載
    の測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理
    装置。
JP24403494A 1994-05-13 1994-10-07 測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の集中管理装置 Pending JPH0829208A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24403494A JPH0829208A (ja) 1994-05-13 1994-10-07 測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の集中管理装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9965594 1994-05-13
JP6-99655 1994-05-13
JP24403494A JPH0829208A (ja) 1994-05-13 1994-10-07 測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の集中管理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0829208A true JPH0829208A (ja) 1996-02-02

Family

ID=26440767

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24403494A Pending JPH0829208A (ja) 1994-05-13 1994-10-07 測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の集中管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0829208A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02184721A (ja) * 1989-01-11 1990-07-19 Mitsutoyo Corp 測定データ処理装置
JPH0436820A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Yokogawa Electric Corp 電子装置のガイド装置
JPH0642987A (ja) * 1992-07-27 1994-02-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オンライン知識編集装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02184721A (ja) * 1989-01-11 1990-07-19 Mitsutoyo Corp 測定データ処理装置
JPH0436820A (ja) * 1990-05-31 1992-02-06 Yokogawa Electric Corp 電子装置のガイド装置
JPH0642987A (ja) * 1992-07-27 1994-02-18 Mitsubishi Heavy Ind Ltd オンライン知識編集装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110929112B (zh) 一种计量检定、校准系统及方法
CN109344981A (zh) 一种基于物联网的检测设备管理系统
CN105164685A (zh) 简化的零件核准过程
JP5587258B2 (ja) 作業誘導システム
JP7456111B2 (ja) 生産可視化システム
JPH0829208A (ja) 測定機器を用いた製造物品毎の検査測定値の集中管理方法及びその検査測定値の集中管理装置
JP2001134798A (ja) 製品品質管理情報システム
CN108279036A (zh) 一种集成式检测系统
JP3131456B2 (ja) プリント板搭載電子機器の品質情報管理システム
CN113865681A (zh) 智能化物料称重方法及系统
JP4484561B2 (ja) 分析装置
KR20180000829A (ko) 공장 자동화 라인의 풀 프루프 시스템 및 이의 동작방법
TWM538181U (zh) 用於cnc加工之監控設備
JP6767786B2 (ja) 測定支援システム及び測定支援方法
JPH07178654A (ja) 製造プロセス工程の生産管理システム
CN111290334A (zh) 一种基于物联网的机械加工测量系统及方法
JPH04369099A (ja) プロセス監視装置
Kletti et al. HYDRA for Quality Assurance
JP2003161647A (ja) 測定装置
JPH04145575A (ja) 品出し商品の検品方法とその検品装置
Luke WHAT IS FIRST ARTICLE INSPECTION?
CN117557156A (zh) 盖板玻璃产线质量控制erp辅助系统
JP2008257679A (ja) 生産情報管理装置
JP2023079052A (ja) 処理状況表示装置、処理状況表示方法、制御プログラム、および記録媒体
Krishnamoorthi Process control