JP2001134798A - 製品品質管理情報システム - Google Patents

製品品質管理情報システム

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JP2001134798A
JP2001134798A JP31653899A JP31653899A JP2001134798A JP 2001134798 A JP2001134798 A JP 2001134798A JP 31653899 A JP31653899 A JP 31653899A JP 31653899 A JP31653899 A JP 31653899A JP 2001134798 A JP2001134798 A JP 2001134798A
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Yasuo Yamazaki
康夫 山崎
Masaki Majima
政紀 間島
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Institute of Japanese Union of Scientist Engineers
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Nippon Chemical Industrial Co Ltd
Institute of Japanese Union of Scientist Engineers
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    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
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    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/418Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM]
    • G05B19/41875Total factory control, i.e. centrally controlling a plurality of machines, e.g. direct or distributed numerical control [DNC], flexible manufacturing systems [FMS], integrated manufacturing systems [IMS] or computer integrated manufacturing [CIM] characterised by quality surveillance of production
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G05B2219/30Nc systems
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、分析頻度の異なる製品の品質を
ロット毎に総合的に合否判定することができる製品品質
情報管理システムを提供することを課題とする。 【解決手段】 製品検査結果入力装置1に検査項目毎の
製品検査結果と検査頻度が入力されると、品質規格管理
部2の検査項目マスタ2a及び検査頻度マスタ2bを介
して、検査項目の選定、検査項目毎に必要な製品検査結
果の入力の有無の判別、及び過去の製品検査結果の選定
が行われ、検査成績書の検査項目条件に応じて検査成績
書で不足する検査項目毎の不足データとして過去に測定
した他ロットの製品の製品検査結果を引用し、次いで、
検査項目毎に製品検査結果入力装置1から入力された製
品検査結果と他ロットの製品から引用した製品検査結果
とを、検査項目マスタ2aに記憶されている顧客毎の製
品の検査項目毎の製品規格及び公差と比較することによ
り製品規格の総合的な合否判定が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製造工程毎の品
質特性のバラツキが少ない製品に対して有効な製品品質
管理情報システムに関し、更に詳しくは、分析頻度の異
なる検査項目のある製品品質検査において、規格に定め
られた検査と無試験検査の結果から、製品ロットの製品
品質を総合的に合否判定をして製品品質を管理すること
ができる製品品質情報管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製造業等において、自社内で製造
される製品は、通常、定められた製品規格に従って検査
されている。こうした品質検査では、検査項目毎に統計
的バラツキが異なることがあり、バラツキの大きな検査
項目は全ロットをそれぞれ検査するのに対して、バラツ
キの小さな検査項目は検査頻度が少なくても、統計的に
品質を保証することができる。このため、各生産ロット
毎で行われる場合と、例えば、月1回、週1回、或いは
毎日といった具合に検査項目毎にそれぞれ分析検査頻度
が異なる場合がある。
【0003】検査成績書は、品質特性毎の分析試験結果
が記載されたもので、検査結果が一覧できると同時に、
顧客に対して当該製品ロットの表記質量(あるいは容
量)の製品が検査に合格していることを保証する証書で
もある。この検査成績書には、こうした分析頻度に応じ
てその製品規格を保証することも製造メーカーに要望さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来こうした分析頻度
の異なる製品の検査成績書を発行する場合には、その結
果の統計的計算上不要なデータ、即ち、同じデータで個
数が多いデータが記録されることにより、見かけ上よ
り、バラツキの小さな検査項目になってしまうという問
題点があった。近年、製造した製品に対する責任が製造
メーカー側に強く問われるようになり、製造した製品に
対しての検査成績書の記録が、万が一の事故やトラブル
が発生した際の製造メーカー側の無過失を立証する唯一
の証拠となるが、検査員による検査成績書への記入ミス
が生じた場合には、製造メーカー側の無過失を立証する
決め手となる証拠とならないだけでなく、規格値や公差
が許容値を外れた不良品を出荷した場合には、その不良
品を使用したことによる事故やトラブルに対して製造メ
ーカー側で一方的に責任を負わなければならない場合も
あり、こうした事態に備えてメーカー側として確固とし
た品質管理システムを構築する必要がある。この発明
は、分析頻度の異なる製品の製品品質を製品ロット毎に
総合的に合否判定をすることができる製品品質情報管理
システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る製品品質
情報管理システムは、入力された製品検査結果を製品規
格と比較して合否を判定するシステムにおいて、各製品
ロットに対して検査項目毎に製品検査結果と検査頻度と
を入力する入力装置と、入力装置から入力された製品検
査結果を記憶する検査結果記憶装置と、検査項目毎の製
品規格を記憶する製品規格記憶装置と、製品規格記憶装
置に記憶された製品規格及び入力装置から入力された検
査頻度に基づいて検査項目の選定、検査項目毎に必要な
製品検査結果の入力の有無の判別及び過去の他ロットの
製品検査結果の選定を行う検査項目判定手段と、入力装
置から入力された製品検査結果と検査項目判定手段で選
定された過去の製品検査結果を検査項目毎に製品規格と
比較して合否判定を行うと共に総合的判定を行って製品
の合否を判定する合否判定手段とを備えたものである。
【0006】さらに、合否判定手段により合格した製品
だけに対して検査成績書番号を付与して検査成績書を発
行する発行装置と、発行した検査成績書を電子データと
して記憶する検査成績書記憶装置と、検査成績書番号か
ら検査結果を検索する検索手段と、発行した検査成績書
を電子データとして1回性書き込み記録媒体に記憶する
1回性記憶装置とを備えることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1にこの発明の実施の形
態に係る製品品質管理情報システムの構成を、図2に製
品品質管理情報システムの作業フロー図をそれぞれ示
す。
【0008】製品検査結果入力装置1は、キーボード等
からなり、ロット毎の検査結果、サンプル毎の検査結
果、品質特性毎の検査結果等の実測された製品検査結
果、分析頻度等の入力、さらに、例えば、ロット番号、
サンプル番号、分析者コード、製造年月日、受付年月
日、報告年月日、所要日数、備考等を入力することが出
来る。通常、分析頻度は、例えばS、L、W、M、R等
の記号により入力される。製品検査結果入力装置1に検
査項目毎の製品検査結果及び分析頻度等が入力されると
(ステップS1)、品質規格管理部2の検査項目マスタ
2a及び検査頻度マスタ2bを介して、検査成績書の製
品規格に基づいて、検査項目の選定、検査項目毎に必要
な製品検査結果の入力の有無の判別、及び過去の製品検
査結果の選定が行われる(ステップS2)。
【0009】品質規格管理部2は、検査項目マスタ2a
と検査頻度マスタ2bとを有している。検査項目マスタ
2aは、この発明の製品規格記憶装置を形成し、製品
名、製品毎の検査項目、検査項目毎の製品規格等のデー
タからなるもので、この検査項目マスタ2aにより、検
査成績書の製品規格に基づいて、その製品の検査項目の
選定及び検査項目毎に必要な検査データの入力の有無の
判別が行われ、後の総合的製品規格判定においても、製
品規格の総合的な合否判定を行う。
【0010】一方、検査頻度マスタ2bは、製品検査結
果入力装置1で入力された検査頻度記号から演算子によ
り必要な検査項目についての入力データがないものにつ
いて、過去の検査結果データの選定を行う。例えば、検
査頻度の欄にS、L、W、M、Rの何れかを入力し、規
格値を入力するときに品質特性毎に設定する分析頻度を
分析頻度Aとし、検査結果を入力するときに検査毎に設
定する分析頻度を分析頻度Bとすると、分析頻度の大小
関係は、S<L<W<Mであり、Rは他の分析頻度と比
較しないように設定する。また、分析頻度Aと分析頻度
Bを比較して、分析頻度A<分析頻度Bの品質特性につ
いては検査結果を入力し、一方、分析頻度A≧分析頻度
Bの品質特性については過去の検査結果を表示するよう
に設定し、過去の検査結果は、分析頻度Aと同じ分析頻
度Bの検査結果を表示するように設定する。
【0011】次いで、製品検査結果はデジタル信号とし
て検査結果データ記憶装置3に転送され電子データとし
て記憶される(ステップS3)。検査結果データ記憶装
置3に記憶された製品検査結果は、再び品質規格管理部
2の検査項目マスタ2a及び検査頻度マスタ2bを介し
て、製品規格に定められた検査と無試験検査の結果から
検査項目毎に製品規格に対する総合的な合否判定が行わ
れる(ステップS4)。ここで、無試験検査の結果と
は、過去に測定した他ロットの製品の製品検査結果を示
すものである。
【0012】すなわち、製品検査結果入力装置1に検査
項目毎の製品検査結果と検査頻度が入力されると、品質
規格管理部2の検査項目マスタ2a及び検査頻度マスタ
2bを介して、検査項目の選定、検査項目毎に必要な製
品検査結果の入力の有無の判別、及び過去の製品検査結
果の選定が行われ、検査成績書の検査項目条件に応じて
検査成績書で不足する検査項目毎の不足データとして過
去に測定した他ロットの製品の製品検査結果を引用し、
次いで、検査項目毎に製品検査結果入力装置1から入力
された製品検査結果と他ロットの製品から引用した製品
検査結果とを、検査項目マスタ2aに記憶されている顧
客毎の製品の検査項目毎の製品規格及び公差と比較する
ことにより製品規格の総合的な合否判定が行われる。
【0013】次いで、合格した製品検査結果のみが検査
成績書発行装置4にデジタル信号として送信され、ここ
で検査成績書が発行される。なお、合格した製品検査結
果とは、製品検査結果入力装置1から入力された製品検
査結果と他ロットの製品から引用した製品検査結果とを
合わせたものである。また、ステップS4で不合格とな
った製品検査結果は、検査結果データ記憶装置3内に不
合格品として記憶される。
【0014】検査成績書には、製品名、顧客名、出荷年
月日、出荷数量、ロット番号、検査測定項目、検査測定
項目毎の規格値、検査結果、合否等が記載される。検査
成績書発行装置4では、検査成績書の発行順に従って検
査成績書番号が顧客の製品規格に合格した製品検査結果
に自動的に付与された後(ステップS5)、検査成績書
番号が付与された製品検査結果が、検査成績書発行装置
4に接続された印書装置5aで顧客の所定の書式に合わ
せて合格製品の検査成績書が印字され、発行される(ス
テップS6)。あるいは、検査成績書発行装置4に接続
された電子媒体記憶装置5bで合格製品の検査成績書が
フロッピーディスクやハードディスクに記憶され、電子
メールに添付して検査成績書を出荷先に発行することが
できる。
【0015】また、検査成績書発行装置4により検査成
績書番号を付与された製品検査結果はデジタル信号とし
て検査成績書記憶装置6に記憶される(ステップS
7)。この検査成績書記憶装置6には、検査成績書番号
に関連づけて製品検査結果を検索することができる検査
成績書検索データベース7が具備されている。また、検
査成績書記憶装置6には、検査成績書一覧記憶装置8が
接続されている。検査成績書一覧記憶装置8は、CD−
R媒体、DVD−R媒体等の1回性書き込み記録媒体に
検査成績書を記憶するための装置で、例えばCD−R装
置、DVD−R装置等からなる。
【0016】検査成績書発行装置4により検査成績書番
号を付与された製品検査結果は、検査成績書記憶装置6
に記憶されると共に検査成績書一覧記憶装置8にて1回
性書き込み記録媒体にも記憶される(ステップS8)。
この製品品質管理情報システムにおいては、製品のユー
ザーへの出荷に際して、印書装置5aにより紙で発行さ
れた、または電子媒体記憶装置5bで電子データとして
発行された、またはこれら紙と電子データの双方で発行
された、検査成績書番号付きの検査成績書をユーザー側
で保管し、一方、自社側でも、その検査成績書を電子デ
ータとして検査成績書記憶装置6及び検査成績書一覧記
憶装置8に記憶しているので双方で実際の検査成績書の
保管ができる。また、検査成績書発行後に検査成績書デ
ータの改ざん等が万が一行われた場合には、検査成績書
記憶装置6に記憶されている検査成績書の電子データを
検査成績書番号に基づいて検査成績書検索データベース
7により検索抽出し、この検査成績書とユーザー側で保
管している検査成績書との内容を比較することにより、
容易に検査成績書データの改ざんを判明することができ
る。
【0017】さらに、検査成績書一覧記憶装置8で検査
成績書の内容を1回性書き込み記憶媒体に記憶して保存
管理することにより、検査成績書の信頼性がより向上す
る。この発明の製品品質管理情報システムは、製品を製
造する工程間にロット毎の品質特性のバラツキが少ない
安定した製品の品質管理において、検査頻度が少なく、
あるいは検査頻度が異なるものでも、総合的な製品規格
の合否判定を行って、出荷先に信頼できる検査成績書を
発行することが出来る。また、この発明の製品品質管理
情報システムでは、検査結果データ記憶装置3に記憶さ
れた製品検査結果、あるいは、電子媒体記憶装置5bで
電子媒体に記憶された検査成績書は、容易にマイクロソ
フト社のエクセルやロータス社のロータス1−2−3等
の表計算ソフトへ変換し、顧客用の電子データとして品
質管理に利用することもできる。
【0018】
【実施例】ここでは、この発明に係るシステムが組み込
まれた品質情報データベースシステムをPQCS(製品
品質管理システム)と呼ぶことにする。工業化学薬品の
製品Pは連続的に生産される液体で、製品Pは、製品タ
ンク内に貯留され、同一の日に貯留された製品をロット
と呼ぶ。各ロットには、日付及び識別記号から構成され
た12桁の英数字からなるロット番号が付されている。
製品Pは、1日に1ロット生産され、異なるロット同士
が混ざり合うことがないように運用を工夫している。な
お、製品Pは、基本的に安定した化学物質であり、製品
タンクは製品品質に影響しない材質を用いているので、
貯留期間中に製品品質が変化することはない。
【0019】この製品Pの品質は、4つの品質特性を検
査することで表示することができ、特性1から特性4ま
での品質特性は、製品Pの濃度や不純物量やモル比等で
ある。製品Pの濃度は、製品Pの価格に比例するので規
格値を大きく上回るとコストアップになり、さらに顧客
の用途にも影響するため、できるだけ規格の範囲内で小
さい値としたい品質特性である。一方、不純物量は、不
検出すなわち実質的にゼロに近い方がよいとされる片側
規格である。多くの場合、不純物を分離する工程がある
ので、工程が管理状態にあるならば変化しない品質特性
であり、数十年の繰り返し生産の中で、このことは明ら
かである。また、不純物量は工業化学薬品にとって規格
の有無に拘わらず限りなくゼロにしたい品質特性であ
る。
【0020】また、化学反応で生成した物質であるか
ら、特定の元素と元素のモル比は分子の構成が単一の場
合は、理論的に一定となることが明らかな品質特性であ
る。そこで、製品Pにおいては、品質特性毎に検査頻度
を変えて合理的且つ統計的に品質管理が行われており、
ここでは、特性1の検査頻度をL、特性2の検査頻度を
W、特性3の検査頻度をM、特性4の検査頻度をRとし
て検査を行っている。ロットが完成するたびに、製造部
門から検査部門にサンプルが送付される。検査頻度Lの
特性1は、ロット毎に分析するので、PQCSに、ロッ
ト番号、特性1の分析結果を入力する。特性2は検査頻
度がWであるので、月曜日のサンプルについて分析し、
ロット番号、特性1、特性2の分析結果をPQCSに入
力する。特性3の検査頻度はMであるので、毎月1日の
サンプルについて分析し、ロット番号、特性1、特性
2、特性3の分析結果をPQCSに入力する。特性4の
検査頻度はRであるので、通常半年に1回サンプルの分
析を行って、ロット番号、特性1、特性2、特性3、特
性4の分析結果をPQCSに入力する。
【0021】なお、原料の切り替えや工程に改良を加え
たときなど品質問題の発生が考えられるときは、定めら
れた分析頻度に拘わらず、全ての検査項目を分析するこ
とがあり、その場合、PQCSに分析結果を入力するこ
とができる。検査結果は、製造部門にとって重要な情報
である。現在製造している化学薬品の品質がそれによっ
て影響されるかもしれないからである。PQCSに入力
されたデータは、特性1から特性4まで全て自社製品規
格が定められていて、合否判定が行われる。自社製品規
格は製造管理用の内部規格、顧客製品規格は顧客への納
品仕様に関わる外部規格で、自社製品規格は顧客製品規
格に比べて同等かより厳しい規格でなければならない。
【0022】製品の品質は、ロット間ばらつきを考慮し
て作り込まれている。この統計的処理を考えると、測定
した検査結果以外のデータが入力されることは問題であ
る。PQCSでは、分析頻度に応じて検査した結果のみ
を入力しているので、その心配はない。このようにし
て、検査頻度に応じて検査した結果を用いて製品の合否
が出荷時に総合判定され、合格品のみが出荷される。
【0023】検査頻度Lの特性1は、そのロットの分析
結果と顧客製品規格とを照合して合否が判定される。検
査頻度Wの特性2は、そのロットの分析結果もしくは直
近の月曜日のロットで分析した結果と顧客製品規格とを
照合して合否が判定される。検査頻度Mの特性3は、そ
のロットの分析結果もしくは当月1日のロットで分析し
た結果と顧客製品規格とを照合して合否が判定される。
検査頻度Rの特性4は、そのロットの分析結果もしくは
直近のロットで分析した結果と顧客製品規格とを照合し
て合否が判定される。
【0024】顧客製品規格と同等かより厳しい規格であ
る自社製品規格に合格しているのであるから、必然的に
顧客製品規格には合格するのであるが、このようにし
て、顧客製品規格で定められた全ての規格に合格したも
のを総合判定で「合格」とし、出荷することができる。
【0025】判定結果.製品Pは、1999年4月13
日火曜日に製造され、そのロット番号は、「99041
3H02」であった。この製品Pの特性1は、製品濃度
を示す項目で、製品規格に85.5%以上86.0%以
下と定められているのに対し、測定結果が85.6%で
あったので、合格となる。
【0026】特性2は、製品中の不純物Aの量を示す項
目で、製品規格には10ppm以下と定められていて、
通常の検査結果が0.5ppm、標準偏差が0.2pp
mであるので、この項目は分析頻度Wである。この検査
対象となるロット「990413H02」の製造日の直
近の月曜日である4月12日に製造されたロット「99
0412H02」の分析値が0.5ppmであったの
で、合格となる。
【0027】特性3は、製品中の不純物Bの量を示す項
目で、製品規格には10ppm以下と定められていて、
通常の検査結果が0.05ppm、標準偏差が0.01
ppmであるので、この項目は分析頻度Mである。検査
対象となるロット「990413H02」の製造日の当
月1日である4月1日に製造されたロット「99040
1H02」の分析値が0.05ppmであったので、合
格となる。
【0028】特性4は、製品中の不純物Cの量を示す項
目で、製品規格には1ppm以下と定められていて、通
常の検査結果が不検出であるので、この項目は分析頻度
Rである。特性4について検査した直近のロット「99
0410H02」の分析値が不検出であったので、合格
となる。なお、この特性4における不検出とは、0.0
01ppm以下である。この製品Pは自社製品規格に合
格しており、また顧客製品規格にも合格しているので、
出荷することができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、検査頻度が異なる製品を、製品規格に定められた検
査と無試験検査の結果から、当該製品ロットの製品品質
を総合的品質規格の合否判定をすることが出来、製造工
程の品質特性のバラツキが少ない製品の品質管理に利用
できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態に係る品質管理情報シ
ステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 品質管理情報システムの作業フロー図であ
る。
【符号の説明】
1 製品検査結果入力装置、2 品質規格管理部、2a
検査項目マスタ、2b 検査頻度マスタ、3 検査結
果データ記憶装置、4 検査成績書発行装置、5a 印
書装置、5b 電子媒体記憶装置、6 検査成績書記憶
装置、7 検査成績書検索データベース、8 検査成績
書一覧記憶装置。
フロントページの続き (72)発明者 間島 政紀 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目10番11号 株 式会社日本科学技術研修所内 Fターム(参考) 3C042 RJ00 3E038 AA20 BA20 BB05 CC01 HA05 5B049 AA06 BB07 CC23 DD05 EE05 FF09 9A001 JJ45 KK54

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された製品検査結果を製品規格と比
    較して合否を判定するシステムにおいて、 各製品ロットに対して検査項目毎に製品検査結果と検査
    頻度とを入力する入力装置と、 前記入力装置から入力された製品検査結果を記憶する検
    査結果記憶装置と、 検査項目毎の製品規格を記憶する製品規格記憶装置と、 前記製品規格記憶装置に記憶された製品規格及び前記入
    力装置から入力された検査頻度に基づいて検査項目の選
    定、検査項目毎に必要な製品検査結果の入力の有無の判
    別及び過去の他ロットの製品検査結果の選定を行う検査
    項目判定手段と、 前記入力装置から入力された製品検査結果と前記検査項
    目判定手段で選定された過去の製品検査結果を検査項目
    毎に製品規格と比較して合否判定を行うと共に総合的判
    定を行って製品の合否を判定する合否判定手段とを備え
    たことを特徴とする製品品質管理情報システム。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記合否判定手段により合格した製品だけに対して検査
    成績書番号を付与して検査成績書を発行する発行装置
    と、 発行した検査成績書を電子データとして記憶する検査成
    績書記憶装置と、 検査成績書番号から検査結果を検索する検索手段と、 発行した検査成績書を電子データとして1回性書き込み
    記録媒体に記憶する1回性記憶装置とを備えたことを特
    徴とする請求項1に記載の製品品質管理情報システム。
JP31653899A 1999-11-08 1999-11-08 製品品質管理情報システム Pending JP2001134798A (ja)

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