JPH08291781A - エンジンの始動装置 - Google Patents

エンジンの始動装置

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JPH08291781A
JPH08291781A JP11927795A JP11927795A JPH08291781A JP H08291781 A JPH08291781 A JP H08291781A JP 11927795 A JP11927795 A JP 11927795A JP 11927795 A JP11927795 A JP 11927795A JP H08291781 A JPH08291781 A JP H08291781A
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JP
Japan
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engine
switch
manual switch
signal
contact
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Pending
Application number
JP11927795A
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English (en)
Inventor
Akio Nakayama
彰雄 仲山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPH08291781A publication Critical patent/JPH08291781A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のエンジンを始動するとき、車体前部
に障害物があるか否かを自動的に確認するとともに、車
体後部の確認を人為的に行わないと、エンジンが始動し
ないようにする。 【構成】 車体の前部に障害物がないときにオンとなる
障害物感知スイッチ15を取付けると共に、車体の後部
に手動スイッチ17を取付けた。そしてこれら両スイッ
チ15,17がともにオンのときスタータモータ7を作
動させる制御回路9を設けた。手動スイッチ17を操作
するとき、車体後部の確認ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に適用するエン
ジンの始動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車を運行するに当たっては、エンジ
ン始動の際に、いわゆる仕業点検として、ブレーキペダ
ルの踏み代やブレーキ液の確認、ランプ類やワイパー等
の保安設備の作動確認などを行い、次いで車体の周囲を
回ってタイヤの状態および周囲の状況を確認することが
義務付けられている。しかしながら、このように走行前
に車体の周囲を回るのが意外と面倒であり、つい怠って
しまい、そのために自動車を障害物に当ててしまう等、
思わぬ事故を招いてしまうことがある。また、仮に車体
の下部を覗いたとしても、覗き方が不十分で障害物の発
見ができないこともある。
【0003】このため、エンジンを始動させるために一
定の操作をしなければならないように構成すると、上記
のような不都合が生じないことになる。その観点からの
先行技術としては、自動二輪車の始動回路に関して特開
昭62−126272号公報に開示されたものがあり、
産業用車両に関するものとして実公昭62−41862
号公報に開示されたものがある。前者のものは、走行時
には昼間でもヘッドランプを点灯するようにした自動二
輪車において、その回路の簡略化を図ったものであり、
本発明とは趣旨を異にするものである。
【0004】一方、後者のものは、エンジンの始動条件
に運転者のシートへの着座を加えたものであり、運転者
が乗車していないとエンジンが始動せず、また運転者が
降車するとエンジンが自動的に停止するように構成した
ものであって、エンジンを始動するに当たって車体の周
囲を点検確認するための装置を得たいとする本発明とは
次元を異にするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの点に鑑み
てなされたものであり、エンジンを始動させる際に、必
ず車体の後部に回り、所定の操作を行わなければなら
ず、また車体前部の障害物は自動的に検知し、障害物が
存在しないときにのみエンジンが始動できる装置を提供
しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、車体の前部に障害物が無いと
きにオンとなる障害物感知スイッチを取付けると共に、
車体の後部に手動スイッチを取付け、両スイッチがとも
にオンの状態のときスタータモータを作動させる制御回
路を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】このような構成としたことにより、エンジンを
始動させるときには、障害物感知スイッチによって車体
前の障害物の有無が確認される。また手動スイッチを操
作するため車体の後方に回らなければならないことによ
り、手動スイッチの取付けかたに工夫をこらして、自然
に車体の点検ができるようにしておけば車体後部および
後方の確認をすることができる。そして車体の前後部に
支障がないときにのみエンジンの始動ができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1について
説明する。1は電源となるバッテリであり、図示しない
自動車のエンジンルームに搭載され、負極側は接地回路
(車体接地)に接続されているものである。このバッテ
リ1には充電用の発電機が整流器を介して接続される
が、本実施例では図示を省略する。バッテリ1の正極側
にはヒューズ2の一端が接続されている。
【0009】ヒューズ2の他端には、イグニッションス
イッチ(メインスイッチ)3の可動接点4とスタータリ
レー5の常開接点6の一極が接続されている。常開接点
6の他極と接地回路との間にはスタータモータ7が接続
されている。スタータリレー5のコイル8は一端が車体
接地され、他端は後述する制御回路9の出力端子9gに
接続されている。
【0010】イグニッションスイッチ3には、固定接点
としてアクセサリ接点10、イグニッション接点11と
スタータ接点12が設けられており、図示しないキー孔
にキーを差し込んで回動させることにより、可動接点4
がこのアクセサリ接点10、イグニッション接点11と
スタータ接点12に順次接触するようになっている。こ
のイグニッションスイッチ3は従来周知の構造のもので
あり、アクセサリ接点10と接地回路との間にはインス
トルメントパネルのランプ、ラジオ等のアクセサリ負荷
13が接続され、イグニッション接点11と接地回路と
の間には点火回路14が接続されている。
【0011】制御回路9には、電源側の端子9a〜9
c、接地端子9d、信号端子9e,9fおよび出力端子
9gが設けられている。端子9aはイグニッションスイ
ッチ3のスタータ接点12に接続され、端子9bはイグ
ニッションスイッチ3の可動接点4に接続されている。
また端子9cは、障害物感知スイッチ15を介して可動
接点4に接続されている。接地端子9dは車体接地され
ている。
【0012】信号端子9eと接地回路との間にはリセッ
トスイッチ16が接続され、信号端子9fと接地回路と
の間には手動スイッチ17が接続されている。リセット
スイッチ16は押釦式のものであり、インストルメント
パネル等に設けられた押釦を瞬間的に押すことにより、
端子9b,9d間に常時印加されている電圧によって常
に作動状態となっている制御回路9を初期状態に復帰さ
せるものである。手動スイッチ17も押釦式のものであ
り、釦を押している間オンとなり、押すのを止めたとき
オフとなるものである。
【0013】図2は障害物感知スイッチ15の取付位置
を、また図3は手動スイッチ17の取付位置を示すもの
である。図2に示すように、障害物感知スイッチ15は
自動車18のフロントバンパ19の中央部に取付けられ
ており、フロントバンパ19の前方で、運転席の運転者
からは見えないところに障害物があったとき信号を発す
るようにしてある。この場合、取付位置と向きには十分
な注意を払い、交差点の信号待ち等で停車しても、前方
の自動車に対しては反応しないように取付ける。
【0014】図3は自動車18を後方から見た図であ
る。バックドア20の下部にはリヤバンパ21が設けら
れており、そのリヤバンパ21の片側に寄ったところの
内側に、外部からは目視できないように隠した状態で手
動スイッチ17が取付けられている。手動スイッチ17
の取付位置としては、運転者がこれを操作するためには
前かがみになり、そのときの視線で後輪および車体下部
の点検が行えるようなところとすることが望ましい。
【0015】図1の回路につき、図4のタイミングチャ
ート図と図5のフローチャート図とを用いて作用の説明
をする。まず、運転者が図示しないキー孔にキーを差し
込んで回動させることによりイグニッションスイッチ3
の可動接点4をアクセサリ接点10を経てイグニッショ
ン接点11に接触させると、バッテリ1から点火回路1
4に電流が流れ、エンジンは始動待機状態になる(図4
の、図5のステップS1,S2)。
【0016】イグニッションスイッチ3を操作したと
き、自動車18の停車位置によってフロントバンパ19
の付近に障害物が存在しないと障害物感知スイッチ15
がオンの信号を発する(図4の、図5のステップS
3)。障害物が存在するとオンの信号が出ずステップS
2に戻るので、運転者はその障害物を排除する。このよ
うにして障害物感知スイッチ15がオンになった状態で
運転者は自動車18より降車し、車体の後方に回って手
動スイッチ17の釦を押す(図5のステップS4)。手
動スイッチ17の釦が押されると図4ののようにオン
の信号が出る。これにより、制御回路9は図4ののよ
うに時間Tだけオンとなり、スタータモータ7への通電
待機状態となる(図5のステップS5)。
【0017】制御回路9がスタータモータ7への通電待
機状態になったところでイグニッションスイッチ3の可
動接点4をさらに回動させてスタータ接点12に接触さ
せる(図5のステップS6)。図4におけるの波形
は、可動接点4を短時間、2回にわたってスタータ接点
12に接触させたところである。この操作は制御回路9
がスタータモータ7への通電待機状態において行われる
ので、エンジンは始動する(図4の、図5のステップ
S7)。一度でエンジンが始動しなければ、時間Tの間
に、可動接点4を再度スタータ接点12に接触させれば
よい。エンジンが始動すると制御は終了する(図5のス
テップS8)。
【0018】上記のように作用するとき、手動スイッチ
17は釦を押している間オンとなり、押すのを止めたと
きオフとなるものであるが、制御回路9には適当なタイ
マ回路等が内蔵されており、一度釦が押されると電気的
にオンの状態を保持するようになっている。ただし、リ
セットスイッチ16が押されてオフになると(図4の
)、その瞬間に手動スイッチ17はオフになる。
【0019】以上説明したように本実施例においては、
エンジンを始動させるためには運転者が降車し、車体後
部に設けられた手動スイッチ17の釦を押さなければな
らないものである。したがって、その操作を行うときに
車体の後部ならびに後方を目視し、自動車18が走行す
るときの支障がないことを確認しないとエンジンが始動
しないことになる。また、自動車18の前方下部に障害
物が存在するときには障害物感知スイッチ15がオンの
信号を発しないから、このときにもエンジンは始動しな
い。
【0020】上記制御により、自動車の周囲を確認しな
いままに走行を開始して不測の事故を発生する可能性は
著しく減少する。なお、自動車の運行中、交差点で信号
待ちをしているときに、なんらかの原因でエンジンが停
止したときの再始動の操作については、リセットスイッ
チ16を押して操作を最初からやり直すことになるが、
このとき車体の後方に回って手動スイッチ17の釦を押
し直す必要があるからである。信号待ちの僅かの時間に
降車して手動スイッチ17の釦を押すことは好ましいこ
とではない。
【0021】図6に示すものは、この点を改良した本発
明の第2の実施例の回路である。この実施例において
は、制御回路9に信号端子9hを増設し、この信号端子
9hに信号が入ったときには、制御回路9が、手動スイ
ッチ17の釦を押したのと同様の状態になるようにして
ある。そしてこの信号端子9hには、次に説明する信号
発生回路22の信号出力端子22aが接続されている。
【0022】23は発電機であり、図示しないエンジン
に駆動されるものである。すなわち、エンジンが作動中
のときに発電し、エンジンが停止すると発電しないこと
になる。発電機23の出力側には整流器24が接続され
ている。整流器24の負側出力端は接地回路(車体接
地)に接続され、正側出力端は信号発生回路22を介し
てバッテリ1の正極とヒューズ2の一端に接続されてい
る。その他の部分は図1のものと同様であるので、説明
を省略する。
【0023】信号発生回路22は、整流器24からバッ
テリ1側に流れる充電電流の有無を検出するとともに、
充電電流が所定時間(たとえば10分間)以上継続して
流れた後にゼロとなったとき、信号出力端子22aに短
時間(たとえば数秒間)オンの信号を発するものであ
る。自動車18が交差点で信号待ちをしているときに
は、充電電流は所定時間(たとえば10分間)以上は継
続して流れているから、このときエンジンが停止する
と、信号出力端子22aに出力信号が生ずることにな
る。
【0024】信号発生回路22の信号出力端子22aに
出力信号が発生することにより、自動車18の後部に取
付けられた手動スイッチ17の釦を押さなくてもエンジ
ンを始動(再始動)させることができることになる。図
7のステップS9はその状態を示す。ところで信号発生
回路22の信号出力端子22aに出力信号が発生するの
は、あくまで整流器24からバッテリ1に向かう充電電
流が所定時間(たとえば10分間)以上継続して流れる
のが条件であるから、これから自動車18を運行しよう
とするときには出力信号は発生しない。したがって本来
の目的である仕業点検のための機能を損なうものではな
い。
【0025】第2の実施例においては、交差点等におい
てエンジンが停止したときの再始動に手動スイッチの釦
を押さなくてよいようにするために、バッテリ1に向か
って流れる充電電流と時間との関係を利用するようにし
たが、これに限られるものではない。他の手段、たとえ
ばエンジンの冷却水温度を検出し、その値がある温度以
上であったら手動スイッチ17の釦を押さなくてもエン
ジンの始動ができるようにすることも考えられる。しか
しながらこの場合には、長時間走行してエンジン冷却水
の温度が十分に高くなった状態で一時停車し、温度が低
下しないうちに再び運行しようとしたときに、手動スイ
ッチ17の釦を押さなくてもエンジンが始動する可能性
がある。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たエンジンの始動装置であるから、自動車の前後部の確
認がなされないままに走行を開始して不測の事故を発生
する可能性を著しく減少することができる。手動スイッ
チが車体の後部に取付けられていることにより、天候等
に関わりなく仕業点検を行うことになるので、運転者に
これを習慣付けることができる。手動スイッチを外部か
ら容易には見えない位置に設けることにより、盗難防止
の効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の回路図である。
【図2】障害物感知スイッチの取付位置を示す自動車の
前部斜視図である。
【図3】手動スイッチの取付位置を示す自動車の後部斜
視図である。
【図4】各スイッチの作動タイミングを示すタイムチャ
ート図である。
【図5】第1の実施例の作動を説明するフローチャート
図である。
【図6】本発明の第2の実施例の回路図である。
【図7】第2の実施例の作動を説明するフローチャート
図である。
【符号の説明】
1 バッテリ 3 イグニッションスイッチ 4 可動接点 5 スタータリレー 6 常開接点 7 スタータモータ 8 コイル 9 制御回路 12 スタータ接点 15 障害物感知スイッチ 16 リセットスイッチ 17 手動スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前部に障害物が無いときにオンと
    なる障害物感知スイッチを取付けると共に、車体の後部
    に手動スイッチを取付け、両スイッチがともにオンの状
    態のときスタータモータを作動させる制御回路を設けた
    ことを特徴とするエンジンの始動装置。
JP11927795A 1995-04-20 1995-04-20 エンジンの始動装置 Pending JPH08291781A (ja)

Priority Applications (1)

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JP11927795A JPH08291781A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 エンジンの始動装置

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JP11927795A JPH08291781A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 エンジンの始動装置

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JPH08291781A true JPH08291781A (ja) 1996-11-05

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JP11927795A Pending JPH08291781A (ja) 1995-04-20 1995-04-20 エンジンの始動装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042043A (ja) * 2001-07-26 2003-02-13 Toyota Motor Corp 車載内燃機関の始動制御装置及び始動制御方法
CN103010025A (zh) * 2012-12-21 2013-04-03 浙江吉利汽车研究院有限公司杭州分公司 一种车辆安全起步控制方法及实现该方法的装置

Cited By (3)

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