JPH08291377A - 熱交換器用アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法 - Google Patents

熱交換器用アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法

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JPH08291377A
JPH08291377A JP11781295A JP11781295A JPH08291377A JP H08291377 A JPH08291377 A JP H08291377A JP 11781295 A JP11781295 A JP 11781295A JP 11781295 A JP11781295 A JP 11781295A JP H08291377 A JPH08291377 A JP H08291377A
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JP11781295A
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Toshiki Muramatsu
俊樹 村松
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Sky Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ろう付け前の熱交換器組立時におけるフィン
強度が高くしかもろう付け時の高温による座屈変形も少
ない、薄肉化可能な熱交換器用フィン材。 【構成】 重量%で、Mn:1.0〜2.0、Si:
0.2〜0.8を含有し、かつZr:0.03〜0.
3、Cr:0.03〜0.3の1種以上を含有し、しか
も、Fe:0.3%以下で、残部がAlおよび不可避的
不純物からなる合金の鋳塊を、400〜550℃で1〜
30時間均質化処理し、熱間圧延の開始温度400〜5
50℃、終了温度300℃以下で熱間圧延終了後50%
以上の圧延率で冷間圧延を施し、240℃以上300℃
未満で中間焼鈍し、さらに5〜50%の圧延率で冷間圧
延して、板厚が0.03〜10mmの範囲内で引張強さ
が200N/mmの、熱交換器用アルミニウム合金製
高強度高耐熱性フィン材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はベア材(裸材)あるい
はブレージングシートの芯材の形態で自動車用クーラの
コンデンサやエバポレータ等の各種の熱交換器のフィン
として、ろう付けして用いられるアルミニウム合金フィ
ン材に関するものであり、特に板厚を薄肉化した場合に
おける熱交換器組立時のフィンの変形、座屈を防ぐため
にろう付け前の強度(元板強度)を高め、しかもろう付
け時の高温による耐座屈性を高めた熱交換器用フィン材
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車のラジエータ、インターク
ーラ、エバポレータ、コンデンサ、オイルクーラ等の熱
交換器としては、従来からAl合金製の熱交換器が広く
使用されている。このようなAl合金製の熱交換器にお
いては、水等の温度媒体(作動流体)が流通する通路、
すなわちチューブもしくはコアプレートあるいはパイプ
にアルミニウム合金からなるフィン材をろう付けして組
立てるのが通常であり、この場合のフィン材としては、
ブレージングシート、すなわちアルミニウム合金芯材の
片面もしくは両面にアルミニウム合金ろう材からなる皮
材を予め被着させた合せ板として用いたり、あるいは裸
のままのベア材として用いることが行なわれている。
【0003】ところで前述のような熱交換器における作
動流体通路材としては、従来からAl−Cu系合金、A
l−Mn系合金、Al−Mn−Cu系合金、Al−Mn
−Cu−Ti系合金などが使用され、一方フィン材とし
てはAl−Mn系合金、Al−Mn−Zn系合金、Al
−Mn−Zn−Sn系合金、Al−Mn−Zn−In系
合金などが使用されている。なおこれらのフィン材合金
において、ZnやIn,Snは、作動流体通路構成材よ
りもフィン材の電位を卑にして作動流体通路構成材に対
する犠牲陽極効果を発揮して、作動流体通路を防食する
ために添加されている。
【0004】このような自動車用等の熱交換器フィン材
については、コルゲート成形などの成形時のフィン成形
性が良好であるばかりでなく、板厚が例えばブレージン
グシート芯材の場合0.16mm程度と薄肉であるとこ
ろから、熱交換器組立時のフィンの変形、座屈を招かな
いような強度が必要とされ、しかもろう付け時には60
0℃前後の高温に曝されるから、ろう付け時の高温によ
ってフィンに座屈変形が生じないような耐熱性を有する
こと、すなわち耐高温座屈性を有することなどが必要と
される。特に優れた耐高温座屈性を確保するための従来
のフィン材としてはH14テンパー材が推奨されてい
る。すなわち、溶解鋳造→均質化処理→熱間圧延→冷間
圧延→中間焼鈍→最終冷間圧延のプロセスを適用し、最
終冷間圧延の圧延率を15〜30%としてH14テンパ
ー材を得るプロセスを適用するのが通常である。なおこ
の場合の中間焼鈍は、一般には320〜450℃で0.
5〜6時間程度の条件(例えば特開平2−129347
号参照)を適用するのが通常であり、このような中間焼
鈍を適用した場合、材料の再結晶が完全に行なわれて、
均一な再結晶組織が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近の自動車
用の熱交換器においては軽量、小型化が強く要求され、
そこで熱交換器用フィン材についても従来よりもさらに
薄肉化すること、具体的には0.03〜0.10mm程
度まで薄肉化することが望まれている。そのためコルゲ
ート成形等の成形時における変形、座屈の発生を防止す
るべく、ろう付け前の元板強度について従来よりも一層
の高強度化を図ると同時に、高温のろう付け時の座屈変
形を防止するべく耐熱性(耐高温座屈性)をさらに向上
させることが望まれている。
【0006】しかしながら従来のフィン材として使用さ
れていたH14テンパー材では0.10mm以下に薄肉
化した場合、フィン材の元板強度が不足して成形時の不
良率が高くなり、また耐高温座屈性能も不足して、熱交
換器組立時の不良発生率も高くならざるを得なかった。
ここで、従来のフィン材製造方法の延長線上の考えとし
て、H14テンパー材製造の場合よりも最終冷間圧延の
圧延率を高くして元板強度を高めること、すなわちH1
6テンパー材あるいはH18テンパー材とすることも考
えられる。しかしながらこのように最終冷間圧延率の調
整だけで元板強度の向上を図った場合、耐高温座屈性が
低下してしまう。したがって従来は、フィン材のより一
層の薄肉化を目指した場合、熱交換器組立時におけるフ
ィン材の変形、座屈の発生防止とろう付け時の高温によ
る座屈の発生防止とを同時に図ることは難かしく、結局
0.03〜0.10mm程度までフィン材の薄肉化を図
ることは、実際上困難とされていた。
【0007】この発明は以上の事情を背景としてなされ
たもので、ろう付け前の熱交換器組立時におけるフィン
材強度(元板強度)が高く、しかも耐高温座屈性が優れ
ていてろう付け時の高温による座屈変形も少ないアルミ
ニウム合金製フィン材を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のような課題を解決
するため、本願発明者等が種々実験・検討を重ねた結
果、Al−Mn−Si系合金をベースとしてフィン材の
合金成分を適切に調整すると同時に、フィン材製造プロ
セスを適切に選択しかつ各工程の条件を適切に定めるこ
とによって、ろう付け前の強度が高くしかもろう付時の
高温による座屈変形も少なく、さらにはフィン材として
充分な犠牲陽極効果を有していて熱交換器に充分な耐食
性を与えることのできるフィン材が得られることを見い
出し、この発明をなすに至った。
【0009】具体的には、請求項1の発明の熱交換器用
アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法
は、Mn1.0〜2.0%、Si0.2〜0.8%を含
有し、かつZr0.03〜0.3%、Cr0.03〜
0.3%のうちの1種または2種を含有し、しかもFe
が0.3%以下に規制され、残部がAlおよび不可避的
不純物よりなる合金の鋳塊に対して400〜550℃で
1〜30時間均質化処理を施し、さらに熱間圧延を施す
にあたって、熱間圧延開始温度を400〜550℃とす
るとともに熱間圧延終了温度を300℃以下とし、熱間
圧延終了後50%以上の圧延率で冷間圧延を施してか
ら、240℃以上300℃未満の温度域で中間焼鈍を施
し、さらに5〜50%の圧延率で冷間圧延を行なって、
板厚が0.03〜0.10mmの範囲内でかつ引張強さ
が200N/mm2 以上のフィン材を得ることを特徴と
するものである。
【0010】また請求項2の発明の熱交換器用アルミニ
ウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法は、Mn
1.0〜2.0%、Si0.2〜0.8%を含有し、か
つZr0.03〜0.3%、Cr0.03〜0.3%の
うちの1種または2種を含有し、さらにMg0.05〜
0.5%、Cu0.05〜0.3%のうちの1種または
2種を含有し、しかもFeが0.3%以下に規制され、
残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金の鋳塊に
対して400〜550℃で1〜30時間均質化処理を施
し、さらに熱間圧延を施すにあたって、熱間圧延開始温
度を400〜550℃とするとともに熱間圧延終了温度
を300℃以下とし、熱間圧延終了後50%以上の圧延
率で冷間圧延を施してから、240℃以上300℃未満
の温度域で中間焼鈍を施し、さらに5〜50%の圧延率
で冷間圧延を行なって、板厚が0.03〜0.10mm
の範囲内でかつ引張強さが200N/mm2 以上のフィ
ン材を得ることを特徴とするものである。
【0011】そしてまた請求項3の発明の熱交換器用ア
ルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法
は、Mn1.0〜2.0%、Si0.2〜0.8%を含
有し、かつZr0.03〜0.3%、Cr0.03〜
0.3%のうちの1種または2種を含有し、さらにZn
0.2〜2.0%、Sn0.01〜0.1%、In0.
005〜0.1%、Ga0.005〜0.1%のうちの
1種以上を含有し、しかもFeが0.3%以下に規制さ
れ、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金の鋳
塊に対して400〜550℃で1〜30時間均質化処理
を施し、さらに熱間圧延を施すにあたって、熱間圧延開
始温度を400〜550℃とするとともに熱間圧延終了
温度を300℃以下とし、熱間圧延終了後50%以上の
圧延率で冷間圧延を施してから、240℃以上300℃
未満の温度域で中間焼鈍を施し、さらに5〜50%の圧
延率で冷間圧延を行なって、板厚が0.03〜0.10
mmの範囲内でかつ引張強さが200N/mm2 以上の
フィン材を得ることを特徴とするものである。
【0012】さらに請求項4の発明の熱交換器用アルミ
ニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法は、M
n1.0〜2.0%、Si0.2〜0.8%を含有し、
かつZr0.03〜0.3%、Cr0.03〜0.3%
のうちの1種または2種を含有し、さらにMg0.05
〜0.5%、Cu0.05〜0.3%のうちの1種また
は2種を含有するとともに、Zn0.2〜2.0%、S
n0.01〜0.1%、In0.005〜0.1%、G
a0.005〜0.1%のうちの1種以上を含有し、し
かもFeが0.3%以下に規制され、残部がAlおよび
不可避的不純物よりなる合金の鋳塊に対して400〜5
50℃で1〜30時間均質化処理を施し、さらに熱間圧
延を施すにあたって、熱間圧延開始温度を400〜55
0℃とするとともに熱間圧延終了温度を300℃以下と
し、熱間圧延終了後50%以上の圧延率で冷間圧延を施
してから、240℃以上300℃未満の温度域で中間焼
鈍を施し、さらに5〜50%の圧延率で冷間圧延を行な
って、板厚が0.03〜0.10mmの範囲内でかつ引
張強さが200N/mm2 以上のフィン材を得ることを
特徴とするものである。
【0013】
【作用】先ずこの発明における合金の成分組成の限定理
由について説明する。
【0014】Mn:Mnはこの発明で用いるフィン材合
金の基本的な合金成分であり、Al−Mn系の微細な金
属間化合物析出物(Al−Mn、Al−Mn−Si、A
l−Mn−Fe、Al−Mn−Fe−Si等)を生成し
て、元板(ろう付け前の板)の強度およびろう付け後の
強度を向上させ、また成形性も向上させるに有効であ
る。またAl−Mn系の微細な金属間化合物は、ろう付
け時の再結晶粒を粗大化させることを通じて、耐高温座
屈性の向上にも寄与する。Mn量が1.0%未満ではこ
れらの効果が充分ではなく、一方2.0%を越えれば鋳
造時に粗大な金属間化合物が生成されて、圧延性が劣化
し、板材の製造が困難となる。したがってMn量は1.
0〜2.0%の範囲内とした。
【0015】Si:Siもこの発明に用いるフィン材合
金の基本的な合金成分であり、Al−Mn−Si系の微
細な金属間化合物析出物(Al−Mn−Si、Al−M
n−Fe−Si等)を生成して、元板強度およびろう付
け後の強度を向上させるとともに、前述のようにろう付
け時の再結晶粒の粗大化を通じて耐高温座屈性を向上さ
せるために有効な元素である。またSiは、Mnの固溶
量を減少させて熱伝導性を向上させ、さらに電位を卑に
してフィン材による犠牲陽極効果を高めるために有効で
ある。Si量が0.2%未満ではこれらの効果が充分に
得られず、一方0.8%を越えれば、ろう付け時におい
てろう材成分、特にSiのフィン材中への侵入(一般に
はこれをエロージョンと称す)によるフィンの溶損や耐
食性低下が発生してしまうおそれがある。したがってS
i量は0.2〜0.8%の範囲内とした。
【0016】Zr,Cr:ZrおよびCrは、Al−Z
r系金属間化合物、Al−Cr系金属間化合物を微細に
析出させ、ろう付け時の再結晶粒を粗大化させることを
通じて耐高温座屈性を向上させるに有効な元素であり、
いずれか一方または双方が添加される。いずれもその添
加量が0.03%未満では耐高温座屈性の向上効果が充
分に得られず、一方0.3%を越えれば、鋳造時に粗大
な金属間化合物が生成されて圧延性が低下し、板材の製
造が困難となる。したがってZr,Crはいずれも0.
03〜0.3%の範囲内とした。
【0017】Mg,Cu:Mg,Cuは元板強度および
ろう付け後の強度を向上させるに有効な元素であり、そ
こで請求項2および請求項4の発明においていずれか一
方または双方が添加される。これらのうちMgは、ろう
付け加熱後の冷却速度が通常はかなり高いために、Si
と共存することによって時効硬化を生じ、強度向上に寄
与する。Mg量が0.05%未満ではこの効果が充分で
はない。一方Mg量が0.5%を越えれば、ろう付け時
の再結晶粒が微細になって耐高温座屈性が低下し、また
弗化物系フラックスを用いたろう付けの場合、Mgとフ
ラックスとが反応してろう付け不良が生じ、一方真空ろ
う付けの場合、Mgの蒸発量が多くなってろう付け炉が
汚染されるためろう付け炉の清掃頻度が高くなり、生産
性が阻害される。したがってMg量は0.05〜0.5
%の範囲内とした。一方Cuは固溶強化を通じて強度向
上に寄与するが、Cu量が0.05%未満ではこれらの
効果が少なく、一方0.3%を越えて添加されればフィ
ン材の電位が貴になってフィン材による犠牲陽極効果が
低下する。したがってCu量は0.05〜0.3%の範
囲内とした。
【0018】Zn,Sn,In,Ga:これらの元素は
フィン材の電位を卑にして、犠牲陽極効果を高めるため
に有効であり、そこで請求項3、請求項4の発明におい
てこれらのうちの1種または2種以上が添加される。Z
n量が0.2%未満、Sn量が0.01%未満、In量
が0.005%未満、Ga量が0.005%未満では、
上述の効果が充分に得られず、一方Zn量が2.0%、
Sn量が0.1%、In量が0.1%、Ga量が0.1
%を越えれば自己耐食性および圧延加工性が低下するか
ら、Zn量は0.2〜2.0%、Sn量は0.01〜
0.1%、In量は0.005〜0.1%、Ga量は
0.005〜0.1%の範囲内とした。
【0019】Fe:Feは通常のアルミニウム合金にお
いても不可避的不純物元素あるいは積極添加元素として
含有される元素であるが、0.3%を越えて含有されれ
ば、Al−Mn−Fe系の粗大金属間化合物晶出物を形
成して、ろう付け時の再結晶粒が微細になり過ぎ、耐高
温座屈性が著しく低下する。そこでこの発明の場合、F
eは不純物として0.3%以下に規制する必要がある。
【0020】以上の各元素のほかはAlおよびFe以外
の不可避的不純物とすれば良い。
【0021】次にこの発明における製造プロセスについ
て説明する。
【0022】既に述べたように一般に熱交換器用フィン
材は、溶解鋳造→均質化処理→熱間圧延→冷間圧延→中
間焼鈍→最終冷間圧延のプロセスを適用して、H1nテ
ンパー状態の製品として製造されるのが通常であり、特
に耐高温座屈性の点ではH14テンパー材が優れている
とされていた。そしてこの場合の中間焼鈍は、一般には
320〜450℃で0.5〜6時間程度の条件を適用す
るのが通常であり、この場合、中間焼鈍で材料の再結晶
が完全に行なわれて、均一な再結晶組織が得られる。し
かしながらこのような従来のH1nテンパー材製造プロ
セスでは、ろう付け前の元板強度、耐高温座屈性の両者
を同時に満たすことは困難であった。そこでこの発明で
は、合金の成分組成を前述のように調整すると同時に、
製造プロセス条件、特に中間焼鈍条件および最終冷間圧
延条件を適切に設定することによって、元板強度、耐高
温座屈性をともに改善することができたのである。すな
わち、中間焼鈍温度を300℃未満240℃以上とし
て、完全な再結晶を起こさないように調整すると同時に
適度に微細な金属間化合物が析出されるようにし、さら
に圧延率5〜50%の適切な最終冷間圧延を施すことに
よって、元板強度向上および耐高温座屈性向上を図り得
たのである。さらに具体的に各プロセスについて説明す
る。
【0023】先ず溶解・鋳造工程は従来の通常の方法に
従ってDC鋳造法(半連続鋳造法)を適用すれば良い。
【0024】得られた鋳塊に対しては均質化処理(均熱
処理)を施す。この均質化処理は、単に鋳塊の組織の均
一化を図るためばかりでなく、Al−Mn系金属間化合
物(Al−Mn、Al−Mn−Fe、Al−Mn−Fe
−Si、Al−Mn−Si等)やAl−Zr系金属間化
合物、Al−Cr系金属間化合物を微細に析出させて、
ろう付け時における再結晶粒を粗大にし、もって耐高温
座屈性を改善するとともに、ろう付け後の強度を高める
ために必要な工程であり、耐高温座屈性向上、ろう付け
後強度の向上のためには均質化処理を400〜550℃
の範囲内で1〜30時間行なう必要がある。均質化処理
の温度が400℃未満では、Al−Mn系、Al−Zr
系、Al−Cr系の金属間化合物の析出が充分に行なわ
れないため、ろう付け時の再結晶粒が微細になり、耐高
温座屈性が著しく低下してしまう。一方550℃を越え
れば、析出するAl−Mn系、Al−Zr系、Al−C
r系の金属間化合物が粗大となってろう付け後強度が低
下し、また同時にろう付け時の再結晶粒が微細になり、
耐高温座屈性が低下する。また均質化処理の時間が1時
間未満では、Al−Mn系、Al−Zr系、Al−Cr
系の金属間化合物の析出が充分ではないため、耐高温座
屈性やろう付け後強度の向上に及ぼす均質化処理の効果
が少ない。一方30時間を越えて均質化処理を行なって
も、前述のような効果が飽和し、消費エネルギの点から
不経済となるだけである。なおこの均質化処理の後には
後述するように熱間圧延を行なうが、必要な熱間圧延開
始温度を得るための加熱と兼ねて均質化処理を行ない、
均質化処理に引続いて直ちに熱間圧延を行なっても良
く、あるいは均質化処理後に一旦冷却し、改めて熱間圧
延開始温度に加熱して熱間圧延を行なっても良い。
【0025】均質化処理後の熱間圧延は、良好な熱間圧
延性を得ると同時に良好な耐高温座屈性、ろう付け後強
度を得るために、その開始温度を400〜550℃の範
囲内とする必要がある。熱間圧延開始温度が400℃未
満では、熱間圧延時の耳割れが激しくなって圧延が困難
となり、一方熱間圧延開始温度が550℃を越えれば、
ろう付け後の強度が低下するとともに、ろう付け後の再
結晶粒が微細になって耐高温座屈性が低下する。さらに
この熱間圧延における終了温度は300℃以下とする必
要がある。熱間圧延終了温度が300℃を越える場合、
熱間圧延後の熱延コイルの冷却中にAl−Mn系析出物
が析出して粗大化するため、ろう付け後の強度が低下し
かつ耐高温座屈性が低下してしまう。
【0026】熱間圧延後には、中間焼鈍の前に冷間圧延
(一次冷間圧延)を行なって中間板厚とする。この一次
冷間圧延は、圧延率を50%以上とする必要がある。こ
の一次冷間圧延率が50%未満では、元板強度が充分に
向上せず、また耐高温座屈性が低下する。すなわち、冷
間加工によって転位を均一に導入・分布させて、その後
の中間焼鈍においてAl−Mn系金属間化合物の微細な
析出物を転位上に均一に析出させることが耐高温座屈性
の向上に有効であるが、そのためには50%以上の冷間
圧延率が必要であり、50%未満の冷間圧延率ではその
後の中間焼鈍での金属間化合物の析出が少なくかつ不均
一となり、耐高温座屈性が低下してしまう。
【0027】一次冷間圧延後の中間焼鈍は、240℃以
上300℃未満の温度域で行なって、材料を完全再結晶
組織とさせない状態で焼鈍する必要がある。300℃以
上の高温で焼鈍した場合には、中間焼鈍時に材料が完全
再結晶するから、最終冷間圧延板で引張強さ200N/
mm2 以上の強度を得るためには最終冷間圧延率を50
%以上とする必要が生じるが、このように最終冷間圧延
率を高くすれば耐高温座屈性が低下してしまう。一方中
間焼鈍温度が240℃未満でも冷間圧延で導入された転
位上にAl−Mn系金属間化合物を析出させることがで
きるが、この場合析出物が微細過ぎて、耐高温座屈性を
向上させる効果が充分に得られない。なお中間焼鈍の保
持時間は特に限定しないが、通常は10時間以下0.5
時間以上が好ましい。10時間を越えて保持しても徐々
に軟化が進行するだけであって、耐高温座屈性向上に対
する著しい寄与はなく、したがって生産コストの上昇を
招くだけであるから、10時間以下の保持とすることが
好ましい。また中間焼鈍の保持時間が0.5時間未満で
は耐高温座屈性および冷間圧延性の向上が充分に図れな
いおそれがある。
【0028】中間焼鈍後には、0.03〜0.10mm
の最終板厚まで冷間圧延(最終冷間圧延)を行なう。こ
の最終冷間圧延の圧延率は5%以上50%以下とする必
要がある。最終冷間圧延率が5%未満では、元板強度と
して200N/mm2 以上の値を達成することが困難と
なる。一方最終冷間圧延率が50%を越えれば、ろう付
け時の再結晶粒が微細になって耐高温座屈性が低下して
しまう。
【0029】なお以上のようなプロセスを経て得られる
0.03〜0.10mmの板厚のフィン材は、元板強度
として200N/mm2 以上が必要である。元板強度が
200N/mm2 未満では、0.03〜0.10mmの
薄肉板においてはフィン材成形時における成形不良の発
生率が高くなり、また熱交換器の組立時のフィンの座屈
が発生しやすくなり、いずれも製品歩留りが低下してし
まう。
【0030】以上のようにして得られたフィン材は、そ
のままベア材として熱交換器に用いても良く、あるいは
Al−Si−Mg系、Al−Si系等のろう材とクラッ
ドしてブレージングシートとして用いても良い。なおこ
の発明の方法により得られたフィン材を用いて実際に熱
交換器を組立てるにあたってのろう付け法としては、真
空ろう付け法でも、あるいは非酸化性雰囲気ろう付け法
のいずれを用いても良い。
【0031】
【実施例】
実施例1:表1の合金No.1〜No.18に示す成分
組成の各合金について、常法に従って溶解鋳造し、得ら
れた鋳塊に対して均質化処理(均熱処理)を行ない、熱
間圧延を施して板厚2.0〜2.5mmの熱延板を得
た。その後、一次冷間圧延、中間焼鈍および最終冷間圧
延を施して、板厚0.070mmのベアフィン材とし
た。このような工程における均質化処理(均熱処理)の
温度、熱間圧延開始温度、熱間圧延終了温度、熱間圧延
上り板厚、中間焼鈍時の板厚(一次冷間圧延後の板
厚)、中間焼鈍までの一次冷間圧延率、中間焼鈍温度、
最終冷間圧延率を表2の製造条件A〜Mに示す。なおい
ずれの場合も均質化処理の加熱保持時間は10時間、中
間焼鈍の加熱保持時間は5時間とした。
【0032】各成分組成の合金No.1〜No.18を
用いて、それぞれ製造条件A〜Mのいずれかによって製
造した各フィン材につき、引張試験を行なって元板強度
(引張強さ)を測定した。またろう付け後の強度を調べ
るため、弗化物系フラックスを塗布して窒素ガス雰囲気
中で600℃×3分間のろう付けに相当する加熱処理を
行ない、引張試験を行なってろう付け後相当の引張強さ
を測定した。
【0033】さらに熱交換器としての耐食性評価、特に
フィン材による犠牲陽極効果評価のために、各フィン材
の孔食電位を調べた。すなわち、一般にフィン材は温度
媒体(作動流体)通路用のチューブやコアプレートとろ
う付けされて、温度媒体通路に対して犠牲陽極効果を作
用させ、チューブやコアプレートを防食しているが、そ
の場合、通常はフィン材の孔食電位が−700mVより
卑であれば犠牲陽極効果を発揮させることができる。そ
こでこの実施例では、フィン材の孔食電位が−700m
V以上の卑であるか否かで熱交換器としての耐食性を評
価した。なお孔食電位の測定は、2.67%AlCl3
水溶液中で行なった。
【0034】さらに、ろう付け時における耐高温座屈性
能を評価するため、フィン材ろう付け時に相当する条件
でのサグ量を調べた。すなわち、試料を幅20mm、長
さ70mmに切断して弗化物系フラックスを塗布し、そ
の一端を治具で固定して60mmの長さに水平に突き出
し、窒素ガス雰囲気中で600℃×3分間の加熱を行な
い、突き出した先端の垂下量(サグ量)を測定した。
【0035】また、フィン材をコルゲート加工し、芯材
として3003合金を用いかつろう材とて4045合金
を用いた厚さ0.6mmのブレージングシート上に載置
して、弗化物系フラックスを用いて窒素ガス雰囲気中で
600℃×3分間のろう付け加熱を行なった後、ろう付
け状況をミクロ観察してろう付け時の溶融ろうによるフ
ィン材へのエロージョン性を調べた。
【0036】以上の各調査結果を表3に示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】表3から、この発明で規定する成分組成条
件、製造プロセス条件を満たして得られたフィン材(本
発明例)では、元板の強度が200N/mm2 を大幅に
越えるとともにろう付け後の強度も確実に100N/m
2 を越え、しかもサグ量も14mm以下で耐高温座屈
性が優れ、さらに孔食電位が−700mVよりも確実に
卑であって犠牲陽極効果を充分に有していて、熱交換器
としての耐食性にも優れており、さらにろう付け時のろ
う材のエロージョンもほとんどないことが判明した。こ
れに対し成分組成条件、製造プロセス条件のいずれかが
この発明で規定する範囲を外れた比較例は、上記のいず
れかの性能が劣っていた。
【0041】
【発明の効果】前述の各実施例から明らかなように、こ
の発明の方法により得られた熱交換器用フィン材は、ろ
う付け前の強度(元板強度)が高く、板厚が0.10m
m以下と薄肉であっても、熱交換器組立時において変
形、座屈するおそれが極めて少なく、しかも耐高温座屈
性も優れていて、ろう付け時の高温によって座屈するお
それも少ない。そのほか、この発明の方法により得られ
たフィン材は、ろう付け後の強度も高く、また熱交換器
としてコアプレートやチューブとろう付けした後におけ
るこれらのチューブやコアプレートに対する犠牲陽極効
果も充分に発揮することができるとともに、ろう材によ
るろう付け時のエロージョンも極めて少ない。したがっ
てこの発明の方法によって得られたフィン材を熱交換器
に用いれば、フィン材や熱交換器自体に要求される諸性
能を損なったりあるいは高コスト化を招いたりすること
なく、実際に0.10mm以下にフィン材を薄肉化し
て、熱交換器の軽量化、低コスト化を図ることができ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Mn1.0〜2.0%(重量%、以下同
    じ)、Si0.2〜0.8%を含有し、かつZr0.0
    3〜0.3%、Cr0.03〜0.3%のうちの1種ま
    たは2種を含有し、しかもFeが0.3%以下に規制さ
    れ、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金の鋳
    塊に対して400〜550℃で1〜30時間均質化処理
    を施し、さらに熱間圧延を施すにあたって、熱間圧延開
    始温度を400〜550℃とするとともに熱間圧延終了
    温度を300℃以下とし、熱間圧延終了後50%以上の
    圧延率で冷間圧延を施してから、240℃以上300℃
    未満の温度域で中間焼鈍を施し、さらに5〜50%の圧
    延率で冷間圧延を行なって、板厚が0.03〜0.10
    mmの範囲内でかつ引張強さが200N/mm2以上の
    フィン材を得ることを特徴とする、熱交換器用アルミニ
    ウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法。
  2. 【請求項2】 Mn1.0〜2.0%、Si0.2〜
    0.8%を含有し、かつZr0.03〜0.3%、Cr
    0.03〜0.3%のうちの1種または2種を含有し、
    さらにMg0.05〜0.5%、Cu0.05〜0.3
    %のうちの1種または2種を含有し、しかもFeが0.
    3%以下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物
    よりなる合金の鋳塊に対して400〜550℃で1〜3
    0時間均質化処理を施し、さらに熱間圧延を施すにあた
    って、熱間圧延開始温度を400〜550℃とするとと
    もに熱間圧延終了温度を300℃以下とし、熱間圧延終
    了後50%以上の圧延率で冷間圧延を施してから、24
    0℃以上300℃未満の温度域で中間焼鈍を施し、さら
    に5〜50%の圧延率で冷間圧延を行なって、板厚が
    0.03〜0.10mmの範囲内でかつ引張強さが20
    0N/mm2 以上のフィン材を得ることを特徴とする、
    熱交換器用アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 Mn1.0〜2.0%、Si0.2〜
    0.8%を含有し、かつZr0.03〜0.3%、Cr
    0.03〜0.3%のうちの1種または2種を含有し、
    さらにZn0.2〜2.0%、Sn0.01〜0.1
    %、In0.005〜0.1%、Ga0.005〜0.
    1%のうちの1種以上を含有し、しかもFeが0.3%
    以下に規制され、残部がAlおよび不可避的不純物より
    なる合金の鋳塊に対して400〜550℃で1〜30時
    間均質化処理を施し、さらに熱間圧延を施すにあたっ
    て、熱間圧延開始温度を400〜550℃とするととも
    に熱間圧延終了温度を300℃以下とし、熱間圧延終了
    後50%以上の圧延率で冷間圧延を施してから、240
    ℃以上300℃未満の温度域で中間焼鈍を施し、さらに
    5〜50%の圧延率で冷間圧延を行なって、板厚が0.
    03〜0.10mmの範囲内でかつ引張強さが200N
    /mm2 以上のフィン材を得ることを特徴とする、熱交
    換器用アルミニウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 Mn1.0〜2.0%、Si0.2〜
    0.8%を含有し、かつZr0.03〜0.3%、Cr
    0.03〜0.3%のうちの1種または2種を含有し、
    さらにMg0.05〜0.5%、Cu0.05〜0.3
    %のうちの1種または2種を含有するとともに、Zn
    0.2〜2.0%、Sn0.01〜0.1%、In0.
    005〜0.1%、Ga0.005〜0.1%のうちの
    1種以上を含有し、しかもFeが0.3%以下に規制さ
    れ、残部がAlおよび不可避的不純物よりなる合金の鋳
    塊に対して400〜550℃で1〜30時間均質化処理
    を施し、さらに熱間圧延を施すにあたって、熱間圧延開
    始温度を400〜550℃とするとともに熱間圧延終了
    温度を300℃以下とし、熱間圧延終了後50%以上の
    圧延率で冷間圧延を施してから、240℃以上300℃
    未満の温度域で中間焼鈍を施し、さらに5〜50%の圧
    延率で冷間圧延を行なって、板厚が0.03〜0.10
    mmの範囲内でかつ引張強さが200N/mm2 以上の
    フィン材を得ることを特徴とする、熱交換器用アルミニ
    ウム合金製高強度高耐熱性フィン材の製造方法。
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JP2016148071A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 三菱アルミニウム株式会社 アルミニウム合金フィン材
JP2020510760A (ja) * 2017-03-08 2020-04-09 ナノアル エルエルシー 高性能3000系アルミニウム合金

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