JPH08291048A - 浴用剤 - Google Patents

浴用剤

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Publication number
JPH08291048A
JPH08291048A JP9930095A JP9930095A JPH08291048A JP H08291048 A JPH08291048 A JP H08291048A JP 9930095 A JP9930095 A JP 9930095A JP 9930095 A JP9930095 A JP 9930095A JP H08291048 A JPH08291048 A JP H08291048A
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JP
Japan
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mica
bathing agent
titanium
fragrance
bath water
Prior art date
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Pending
Application number
JP9930095A
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English (en)
Inventor
Jun Nakajima
洵 中嶋
Mitsuaki Tanaka
光昭 田中
Koji Hashimoto
宏治 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Fine Chemical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Fine Chemical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9930095A priority Critical patent/JPH08291048A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】マイカ及び/又は雲母チタンを含有することを
特徴とする浴用剤。 【効果】 本発明により、色調豊かで、パール感のある
浴用剤が得られ、独特の色調豊かな入浴を楽しむことが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】入浴には、一日の疲れをとり、心身とも
にリラックスさせるという効果をはじめとし、種々の効
果があることが知られている。この入浴効果をより高め
るため、各種の入浴剤が開発され実用化されてきた。こ
の中には入浴による心理的効果(リラックス効果)等を
高めるため、香料や色素を配合したものも含まれてい
る。このうち、色については、サラ湯にない種々の色を
出すことによって、温泉の転地的効果と同様の心理的効
果を出そうとするものであるが、実際には使用できる色
素に限りがあり、より多くの色が楽しめるよう改善する
ことが望まれていた。
【0003】また、水不溶性の無機顔料または無機顔料
を高分子物質等で処理したものを使用する場合もある
が、何れも白濁または白濁したものに色素を加えた色調
となるため、より多くの色調が楽しめるよう改善するこ
とが望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来にない
色調を有する浴用剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題に
鑑み、鋭意研究を重ねた結果、マイカ及び/又は雲母チ
タンを使用することにより、独特のパール感のある豊か
な色調が楽しめる浴用剤が得られることを見い出した。
【0006】即ち、本発明は、マイカ及び/又は雲母チ
タンを含有することを特徴とする浴用剤である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】本発明に用いられるマイカは、一般に雲母
と呼ばれるものであり、天然及び合成のマイカのいずれ
でもよい。このうち、天然のマイカは、重要な造岩鉱物
の一つで、火成岩、水成岩及び変成岩のいずれにも存在
する。
【0009】殊に花崗岩、雲母片岩及び片麻岩などに多
く、全て同じような性質の結晶構造を持ち、同形置換に
よって化学組成が様々に変化し、それに応じての色、比
重及び光学的性質も変化する。
【0010】マイカは、極めて多種の鉱物種からなる総
称で、白雲母、ソーダ雲母、金雲母、黒雲母、鱗雲母、
リチア雲母、チンワルダイト、絹雲母等の名称で呼ばれ
ている。
【0011】マイカとしては、例えば一般式、
【0012】
【数1】X2 4〜6 8 20(OH、F)4 〔但し、Xは、主にK、Na、Ca、時にBa、Rb、
Csであり、Yは、主にAl、Mg、Fe、時にLi、
Mn、Ti、Crであり、Zは、主にSi、Al、時に
Fe3+、Tiである。〕で示される組成の複雑な固溶体
鉱物群が例示される。
【0013】また合成のマイカとしては、1932年、
W.Nollによって初めて合成されたものが例示され
るが、これに限定されず、他の合成のマイカを広く利用
できる。
【0014】本発明において使用するマイカは、天然、
合成の何れでもよく、それぞれ単独又はセッケン、ポリ
エチレングリコール、ポリアクリル酸ソーダ、水溶性グ
リコールや各種界面活性剤等の水溶性物質等で表面処理
したマイカを適宜選択して使用することができる。
【0015】本発明における雲母チタンは、微細な薄片
状雲母の表面に二酸化チタン層を形成させたものであ
り、単独で又はセッケン、ポリエチレングリコール、ポ
リアクリル酸ソーダ、水溶性グリコールや各種界面活性
剤等の水溶性物質等で表面処理した雲母チタンを適宜選
択して使用することができる。
【0016】マイカ又は雲母チタンの粒子径は、平均粒
子径100μm以下であれば、独特のパール感のある豊
かな色調を高めることができ、好ましくは、50μm〜
0.5μmである。
【0017】平均粒子径が100μm以下のマイカ及び
/又は雲母チタンを使用した場合には、独特のパール感
のある豊かな色調を得ることができ、また、浴湯中での
マイカや雲母チタンの沈降も遅く、パール感を持続でき
る。
【0018】本発明におけるマイカ及び/又は雲母チタ
ンは、浴用剤中に任意の量が配合可能であり、色調を考
慮して配合を行うことができる。浴湯中の濃度として
は、マイカとして1〜1000ppm(浴湯200リッ
ターに対して、0.2〜200gに相当)の範囲になる
ように使用することで、豊かな色調を得ることができ、
好ましくは、1〜100ppm(0.2〜20g)であ
る。
【0019】次に本発明において、マイカとともに配合
する他の浴用剤成分としては、通常、浴用剤原料として
使用できるものなら全て使用し得るが、その浴剤の目的
とする効能、効果に応じて次に示すものの中から適宜選
択して使用すればよい。
【0020】無機塩類としては、塩化ナトリウム、硫酸
ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸ア
ルミニウム、硫酸アルミニウムカリウム、塩化カリウ
ム、塩化アンモニウム、ホウ砂、ホウ酸塩、リン酸水素
ナトリウム、リン酸水素カリウム、チオ硫酸ナトリウ
ム、硫化ナトリウム、硫化カリウム、炭酸カルシウム、
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、セスキ炭酸
カリウムが挙げられる。
【0021】無機酸類としては、ホウ酸、メタケイ酸、
無水ケイ酸が挙げられる。
【0022】有機酸類としては、クエン酸、フマル酸、
リンゴ酸、コハク酸、酒石酸、フタル酸、マレイン酸、
マロン酸、ピロリドンカルボン酸、アスコルビン酸が挙
げられる。
【0023】生薬・植物抽出成分としては、ソウジュ
ツ、ビャクジュツ、マロニエ、キッソウコン、カンゾ
ウ、ランタケ、ヤレンズラ、マツ、カバノキ、トチノ
キ、ノコギリソウ、ホップ、ローズマリー、ボダイジ
ュ、ヨロイグサ、スイカズラ、ビワ、オトギリソウ、ユ
ズ、ダイダイ、モモ、サイカチ、カノコソウ、ケイガ
イ、コウホウ、センキュウ、トウヒ、トウキ、ショウキ
ョウ、オウゴン、ケイヒ、ニンジン、アロエ、ガイウヨ
ウ、サイシン、シャクヤク、ハッカ、ブクリョウ、ショ
ウブ、マツグサ、ビャクシ、スギナ、サフラン、オウバ
ク、ウイキョウ、チンピ、カミツレ、ダイコン、ヤナ
ギ、クスノキ、ニワトコ、ヤツデ等が挙げられ、これら
の各種溶剤や水等の抽出液やチンキ類、抽出エキス粉末
にしたものが配合できる。
【0024】着色剤としては、厚生省令タール系色素別
表1及び2に記載される色素やクロロフィル、リボフラ
ビン、クチナシ抽出色素等の食品添加物用の色素が挙げ
られる。
【0025】保湿成分としては、乳酸ナトリウム、酒石
酸二ナトリウム、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、グ
ルタミン酸二ナトリウム等の有機酸塩類、プロピレング
リコール、1,3−ブチレングリコール、グリセリン、
ソルビトール、マンニトール等の多価アルコール類、ポ
リエチレングリコール、ポリビニルアルコール、アルギ
ン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、デキストリ
ン、デンプン等の水溶性高分子、グルコース、フルクト
ース、マルトース、ラクトース、スクロース等の糖類、
コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸等のムコ多糖類、コ
ラーゲンやその誘導体、核酸、エラスチン等の蛋白質、
ケラチン、ヒブロイン及びその加水分解物等が挙げられ
る。
【0026】香料としては、シトラス系香料、ジャスミ
ン系香料、フローラル系香料、シプレ系香料、オリエン
タル系香料、ミント系香料、フルーティ系香料、ローズ
系香料、ラベンダー系香料、グリーン系香料、フローラ
ルブーケ系香料、フローラルグリーン系香料、フローラ
ルアルデヒド系香料、フルーティフローラル系香料、ム
スク系香料、バルサム系香料、アニマルグリーン系香
料、シトラスグリーン系香料、レザー系香料、ハーバル
系香料、スパイシー系香料、フゼア系香料等が挙げられ
る。
【0027】本発明の浴用剤には、上述した各成分の他
に、浴湯を白濁させる白色顔料や、タンパク、脂肪等を
分解する酵素類、各種ビタミン類、界面活性剤、殺菌
剤、防腐剤、油脂類等の配合も可能である。
【0028】更に、本発明の浴用剤は、上記したもの以
外にも、必要に応じて殺菌防腐剤、金属封鎖剤、蛋白分
解酵素、その他の広い範囲の浴用剤原料を配合すること
ができる。
【0029】本発明の浴用剤は、上記の他の浴用剤配合
成分にマイカ及び/又は雲母チタンを加えた混合機に
て、均一に撹拌、混合することによって製造することが
できる。
【0030】尚、浴用剤の剤形としては、粉体、顆粒、
液体、錠剤等任意の形態とすることができる。
【0031】また、本発明の浴用剤は、マイカ及び/又
は雲母チタンと無機塩、水溶性高分子などを配合して、
顆粒状、細粒状などに製剤化した場合には、該顆粒等の
粒径は、100μmを越えていてもよい。
【0032】かくして得られる本発明浴用剤の使用によ
って、独特の色調豊かな入浴を楽しむことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明により、色調豊かで、パール感の
ある浴用剤が得られた。
【0034】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により具体
的に説明するが、本発明はこれらに制限されるものでは
ない。
【0035】〔実施例1〜3及び比較例1〜2〕本発明
の浴用剤50gを、表1に示す通りに、200Lの浴湯
に入れることにより、浴用剤を配合した浴湯を調製し
た。尚、配合量は、重量部である。
【0036】得られた浴湯について、調製直後の浴湯の
パール感の有無及び5時間後のパール感の持続の程度を
調べた。調査は目視により行った。尚、パール感に関し
て、“◎”は独特のパール感及び高級感のある豊かな色
調の浴湯が得られることを示し、“○”はパール感は十
分に認められるがやや弱い浴湯が得られることを示し、
“△”はパール感は少ししか見られないことを示し、
“×”はパール感が全くないことを示す。
【0037】また、パール感の持続に関し、“◎”は浴
湯調製直後と変化がないことを示し、“○”は浴湯調製
直後よりパール感が少し減少したことを示し、“×”は
パール感が消失し、浴槽の底にマイカ及び/又は雲母チ
タンが沈降したことを示す。
【0038】
【表1】
【0039】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイカ及び/又は雲母チタンを含有する
    ことを特徴とする浴用剤。
  2. 【請求項2】 マイカ及び/又は雲母チタンの平均粒子
    径が100μm以下である請求項1に記載の浴用剤。
JP9930095A 1995-04-25 1995-04-25 浴用剤 Pending JPH08291048A (ja)

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JP9930095A JPH08291048A (ja) 1995-04-25 1995-04-25 浴用剤

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JPH08291048A true JPH08291048A (ja) 1996-11-05

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JP9930095A Pending JPH08291048A (ja) 1995-04-25 1995-04-25 浴用剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100368914B1 (ko) * 2000-09-16 2003-01-24 김정자 다기능 목욕용재의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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