JPH08290752A - 車両用乗員保護装置回路 - Google Patents

車両用乗員保護装置回路

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JPH08290752A
JPH08290752A JP7098441A JP9844195A JPH08290752A JP H08290752 A JPH08290752 A JP H08290752A JP 7098441 A JP7098441 A JP 7098441A JP 9844195 A JP9844195 A JP 9844195A JP H08290752 A JPH08290752 A JP H08290752A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
switch
vibration
housing
acceleration
Prior art date
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Pending
Application number
JP7098441A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kawakami
隆博 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
Priority to JP7098441A priority Critical patent/JPH08290752A/ja
Publication of JPH08290752A publication Critical patent/JPH08290752A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属製ハウジングと樹脂製蓋体との熱膨張率
の違いにより寸法変化を起こしても、また車両外からの
振動が加わっても蓋体が共振しづらくなるようにして異
音の発生を防止する。 【構成】 ケース内にリードスイッチを用いた加速度ス
イッチが収納されて車両のステアリングに取り付けられ
てなる車両用乗員保護装置回路において、加速度スイッ
チを全体的にゴム部材によって包囲し、かつその上端部
と蓋体の内壁面とを常時圧接させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機械式加速度スイッ
チ、電子回路、インフレータ、バッグ等が一体的に形成
されて、自動車のステアリング等に設けられてなる車両
用乗員保護装置回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用乗員保護装置回路
を図4及び図5に基づいて説明するが、まず図6及び図
7に基づいてその車両用乗員保護装置回路に用いられる
加速度スイッチAについて説明する。すなわち、その具
体的構造は、内筒部1aとその内筒部1aと同心状に形
成された外筒部1cと、内筒部1aと外筒部1cとの下
部に一体に形成された基部1bとからなり、例えば6ナ
イロンのような柔軟性を有する非磁性絶縁材料からなる
ケーシング1と、このケーシング1に一体形成されてそ
の軸心部に沿う円筒状の内筒部1a内に挿入されたリー
ドスイッチ2とを備え、このリードスイッチ2は、その
一方の端子2a(第2端子)と、回路基板に形成された
パターンにハンダ接続される一方のターミナル3a(第
1端子)とが電気溶着されると共に、他方の端子2bに
接続された引き回し線4(他方の端子2bと共に第2端
子を形成する)と、前記ターミナル3aと同様に回路基
板に形成されたパターンにハンダ接続された他方のター
ミナル3b(第1端子)とが電気溶着された後に、例え
ばエポキシ樹脂のような充填剤5で前記内筒部1a内に
固定される。
【0003】また、前記内筒部1aの外側には、車両衝
突等による加速度がマグネット6に作用したときにリー
ドスイッチ2の軸方向へ円滑に移動するように(マグネ
ット6がリードスイッチ2の軸に対して直交する方向に
多少の寸法誤差を有しているので)嵌挿されて、このマ
グネット6はリードスイッチ2のオフ方向に、すなわち
前記外筒部1c方向にスプリング7で常時付勢される構
成とされると共に、前記ケーシング1における前記外筒
部1cと反対側の開口端部は、Oリング8を介してキャ
ップ9が嵌着され封止されており、このキャップ9によ
って前記マグネット6とスプリング7の前記ケーシング
1からの抜け出し及び水滴の侵入を防止した構造とされ
ている。
【0004】このように構成された加速度スイッチA
は、図4及び図5に示す基板11にネジ穴12を介して
ネジ止されて固定されるが、この基板11は基板11に
衝突によらない外部振動が加えられた場合に基板自身が
片持ち梁状態で振動して加速度スイッチAが容易にオ
ン、オフしないように加速度スイッチAが基板11に固
定されている。また、前記基板11は通常よりも多い取
付ネジ13によってハウジング14にしっかりと固定さ
れ、さらにこのハウジング14は、蓋体19によって封
止されると共に、ステアリング軸16先端に形成され
て、図示されないホーンスイッチ等が設けられるベース
部にネジ穴15によって固定されて取り付けられてい
る。なお、上記蓋体19は、平坦カバー部19aと、そ
の平坦カバー部19aに設けられた窓部19cを塞ぐ山
状カバー部19bとから構成されている。
【0005】また、上記基板11には、マイクロコンピ
ュータを構成するCPU、大容量バックアップコンデン
サ17等も搭載されており、バックアップコンデンサ1
7は加速度スイッチAと共に、他の電子部品に比較して
高さ寸法が大きく、また電気配線の仕易さの関係で、前
記基板11の隅に配置され、前記バックアップコンデン
サ17、加速度スイッチAの双方は前記平坦カバー部1
9aの窓部19cから突き出しており、その突き出した
部分を山状カバー部19bが覆うように一体形成されて
いる。
【0006】次に動作について説明する。上述のように
構成された加速度スイッチAは、通常は、スプリング7
でマグネット6がリードスイッチ2のオフ位置に付勢さ
れた状態、すなわち図6において下側に押し下げられて
いるので、リードスイッチ2はオフ状態にある。このオ
フ状態では、電気回路の誤作動によって、点火電流がス
クイブ(雷管)に供給されないのでエアバッグの誤爆を
防止できる。
【0007】このようなオフ状態から、車両衝突によっ
て発生した加速度信号がステアリングを介してステアリ
ングの中央部に配置された電子ユニットに伝わると、そ
れによって加速度スイッチに加速度衝撃が作用する。そ
れによって、マグネット6がスプリング7の弾性力に抗
して移動し(図6では上方に移動して接触子2c,2d
付近に至る)、リードスイッチ2をオンさせることによ
り、エアバッグ点火用スクイブ(雷管)に点火電流が流
れてエアバッグが作動する。また、前記加速度衝撃が小
さくなると、マグネット6がスプリング7でリードスイ
ッチ2のオフ方向に移動することにより、リードスイッ
チ2がオフ状態に復帰する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た車両用乗員保護装置回路にあって、マグネット6の内
周部とリードスイッチ2の外周部との間に隙間が設けら
れているために、車両の振動が基板11を介して伝達さ
れた場合には、マグネット6が共振し、音を発生した
り、またその音に樹脂製蓋体19が共鳴したり、さらに
金属製ハウジング14と樹脂製蓋体19との熱膨張率の
違いにより寸法変化を起こし、ガタを発生したりすると
いう問題点があった。このことは、近年車両室内の静粛
さが高まるにつれて大きくクローズアップされるように
なってきた。
【0009】そこで、この発明は、上記のような問題点
に着目してなされたもので、金属製ハウジングと樹脂製
蓋体との熱膨張率の違いにより寸法変化を起こしても、
また車両外からの振動が加わっても蓋体19が共振しづ
らくなるようにして音の発生を防止することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用乗
員保護装置回路は、外力を受けてリードスイッチの軸方
向に移動するマグネットの作用により該リードスイッチ
がオン、オフされる加速度スイッチが、その加速度スイ
ッチに接続される電子素子と共に、回路基板に取り付け
られ、かつその回路基板が樹脂製蓋体によって開口部が
封止される金属板製ハウジングに収納されて、車両のス
テアリングに取り付けられてなる車両用乗員保護装置回
路において、前記加速度スイッチは全体的にゴム部材に
よって包囲され、かつその上端部、または前記樹脂製蓋
体の下端部の何れか一方に接触部を設けて、前記蓋体の
内壁面とゴム部材の上面とを常時接触されて配置されて
なる。
【0011】
【作用】上記の発明によれば、蓋体の内面中間部が加速
度スイッチの上面に常時接触するように構成されるの
で、蓋体の固有振動周波数が高くなり、マグネットとリ
ードスイッチとの間で発生する音に共鳴しづらくなり、
またガタ音にも共鳴しづらくなり音の発生を低減でき
る。
【0012】
【実施例】この発明による実施例の構成を図1乃至図3
に示すが、それらの図において従来例の図で説明したも
のと同一のもの、または均等なものには同一符号を付し
て、その詳細説明を省略する。
【0013】すなわち、図1及び図2において、20は
前記外筒部1c全体が嵌入される一端開口のゴム製の第
1防振カバー部材で、その上壁部には嵌入時の空気抜き
用の小穴が形成されている。21は基部1b全体が覆わ
れるように下方から嵌入される一端開口のゴム製の第2
防振カバー部材である。
【0014】これら第1及び第2防振カバー部材20、
21は、加速度スイッチAが基板11に取り付けられた
後に、加速度スイッチAに装着され、その第1防振カバ
ー部材20の上端部は蓋体19の山状カバー部19bの
内壁面に圧接するように設定され、また第2防振カバー
部材21の下端はハウジング14の内壁面に圧接するよ
に設定されている。なお、この圧接手段は前記山状カバ
ー部19bの内壁面を下方に突き出す凸部19dを設け
たり、また第2防振カバー部材21の一部に上方に突き
出す凸部14aを設けたりして形成されている。
【0015】なお、上記実施例では圧接手段として山状
カバー部19bの内壁面を下方に突き出す凸部19dを
設けたり、またハウジング14の一部に上方に突き出す
凸部14aを設けたりしていたが、圧接手段を第1及び
第2防振カバー部材20及び21の上面または下端面で
ある平坦面に凸部を設けて、山状カバー部19bの内壁
面やハウジング14の内壁面に形成してもよいことはい
うまでもないことである。
【0016】それによって、蓋体19、ハウジング14
に外部振動が加えられた場合にはこれら蓋体19、ハウ
ジング14の外周縁部P1,Q1が振動の節となると共
に、その間のP2点、Q2点が節となって振動するため
に固有周波数が、従来の物に比べて高くなり、加速度ス
イッチAのマグネット6とリードスイッチ2との間で発
生する音の周波数に対して共振点がズレることになるの
で、蓋体19が共鳴しなくなる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、この発明よれば、
車両外から振動が加速度スイッチに加わってマグネット
6とリードスイッチ2が共振しても防振ゴムによって外
部に漏れずらくなり、かつたとえ漏れてもその音の周波
数に対してハウジング、蓋体の共振周波数がずれている
ので共振することが防止できるという効果が発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す加速度スイッチAの側面
の断面説明図である。
【図2】図1における加速度スイッチAを下方から上方
を見た場合の説明図である。
【図3】図1における加速度スイッチAが搭載された電
子回路をハウジングに収納し、かつ上下両端面が蓋体と
ハウジングの内壁面の圧接されて設けられた状態を説明
するための要部断面説明図である。
【図4】図3に示したもの、すなわち車両用乗員保護装
置回路と、ステアリング軸との取付関係を示した平面説
明図である。
【図5】従来の車両用乗員保護装置回路において、加速
度スイッチAが搭載された電子回路がハウジングに収納
された状態を説明するための要部断面説明図である。
【図6】従来の加速度スイッチAの側面の断面説明図で
ある。
【図7】図6における加速度スイッチAを下方から上方
を見た場合の説明図である。
【符号の説明】
A 加速度スイッチ 14a,19d 凸部 20,21 防振カバー部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外力を受けてリードスイッチの軸方向に
    移動するマグネットの作用により該リードスイッチがオ
    ン、オフされる加速度スイッチが、その加速度スイッチ
    に接続される電子素子と共に、回路基板に取り付けら
    れ、かつその回路基板が樹脂製蓋体によって開口部が封
    止される金属板製ハウジングに収納されて、車両のステ
    アリングに取り付けられてなる車両用乗員保護装置回路
    において、前記加速度スイッチは全体的にゴム部材によ
    って包囲され、かつその上端部、または前記樹脂製蓋体
    の下端部の何れか一方に接触部を設けて、前記蓋体の内
    壁面とゴム部材の上面とを常時接触されて配置されてな
    ることを特徴とする車両用乗員保護装置回路。
JP7098441A 1995-04-24 1995-04-24 車両用乗員保護装置回路 Pending JPH08290752A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7098441A JPH08290752A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 車両用乗員保護装置回路

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JP7098441A JPH08290752A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 車両用乗員保護装置回路

Publications (1)

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JPH08290752A true JPH08290752A (ja) 1996-11-05

Family

ID=14219858

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7098441A Pending JPH08290752A (ja) 1995-04-24 1995-04-24 車両用乗員保護装置回路

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JP (1) JPH08290752A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072510A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Daicel Chem Ind Ltd キャップ付きインフレータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003072510A (ja) * 2001-08-31 2003-03-12 Daicel Chem Ind Ltd キャップ付きインフレータ

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